水「ヤクルトあげるわぁ」
J「お、ありがとう」
蒼「(む・・最近水銀燈とジュン君が仲いいな・・嫉妬しちゃうよ・・)」ソワソワ
べ「恋する乙女はソワソワする物です、貧乏ゆすりと言わないようにしましょう・・か、なるほど」
↓
べ「なあ、蒼嬢。大事な話があるんだが」
蒼「(あ、もう邪魔だな・・二人の様子が見れないよ)」ソワソワ
べ「(ソワソワだ!食いついた!!!)実を言うと今度の土曜日暇なんだが・・・その・・」
水「口移しで飲ませてあげるわよぉ」
J「いやいや、ここ教室だって!」
べ「だから、さ。もし蒼嬢が暇なら、その・・・」
蒼「もう、何してるのさ二人とも、ここは学校だよ!」
水「もぉ、やきもち焼いちゃってぇ」
J「こ、これは。す、水銀燈が!」
ベジータ「ジュン、今の俺ならスーパーベジータになれるぜ・・!」
朝5時
蒼「(ん、ジュン君まだ寝てる・・起きるまで、寝顔見とこうw)」
↓
J「・・蒼星石」
蒼「(え、な。何?)」
J「・・・夢か。まだ、5時半だし大丈夫かな」
蒼「(な、何の夢見てたんだろ?・・え、大丈夫?)」
J「シュシュシュシュシュシュシュ・・・ハァ、蒼星石・・ハァハァ・・(そろそろテッシュを」
蒼「(なななななな、何しだしてるんだよジュン君!・・でも、僕の名前を・・)」
J「(ん?テッシュの箱がなんで、柔らかいんだ・・?あれ?)」
J「そ、蒼星石・・?何で、いつから、ここに?」
蒼「ごめんね、ジュン君も男の子だもんね。さ、最初から何て見てないから・・」
J「(おれ、しっかり名前呼んじゃったよ・・もう、だめだ・・)」
蒼「・・そ、その。ジュン君は続きしないの・・?」
J「え・・見たいの、俺のオナニー?」
蒼「う、うん・・・」
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蒼星石「うわっ、なんだこれ・・・」
翠星石「大量のラブレターですぅ!まったく蒼星石は罪作り!ですぅ」
雛苺「でもこれみんな女の子からのラブレターなのー」
JUM「お、青星石!今帰りか?」
蒼「え?そうだけど・・・。」
JUM「ゲーセンで脱麻雀やって帰ろうぜ!」
蒼「え?ジュン君・・・?」
JUM「いやぁー楽しかったなぁ、青星石。」
蒼「・・・あのさ、ジュン君。」
JUM「ん?」
蒼「僕、女なんだけど・・・。」
JUM「・・・・・」
蒼「・・・・・・」
×薔薇水晶
蒼「・・・なんでだろう。僕だって女の子なのになぁ・・・」
薔薇「・・・・・・ワタシモ・・・」
蒼「・・・そ、そうだね」
蒼「はぁ・・・僕だってたまには男の子に告白されてみたいよ」
(・・・あ、でも実際されても困るなあ)
薔薇「・・・スキ・・・ヨ?」
蒼「・・・・・・あ、ありがとう」
(さっき「女の子」に対して「私も」って言ってなかったっけ!?)
薔薇「・・・・・・フフ」
蒼「・・・・」
(わらいやがったーー!!)
ジュン「今年もゼロ…か」
今日はバレンタイン。
オタクなジュンは当然貰えない。
しかし…
蒼「僕は一応、女の子なんだけどな…」
ジュンとは対称的に、紙袋一杯のチョコと
両手いっぱいのチョコを抱えて右往左往する蒼星石。
蒼「ん?…やぁ、ジュン君じゃないか。まいるよね、僕は女子なのに」
男子が言えば、羨ましさを通り越して殺意が湧くところだろう。
しかし、発言者は蒼星石。なんとなく安心してしまう。そして、それと同時に「秘密の花園」的なモノを想像してしまい、
ジュンはちょっと赤面してしまった。
蒼「どうしたの?何だか顔が赤いね?」
ジュン「な、何でもない…」
蒼「と、ところで…ジュンくん。君は誰かから…その、チョコを貰ったりはしたのかな…?」
顔を赤らめつつ、うつむき加減でジュンに尋ねた。
ジュン「見りゃ判るだろ…ゼロさ」
蒼「そうなんだ…じぁあ、全部は食べきれないから…
ジュンくん、この紙袋を貰ってくれるかな…?」
言うまでもない。
その紙袋の中には、彼女の手作りチョコが紛れこんでいる。そして、彼女の目は真剣そのものだ。
目的は判らないが、必死な眼差しに気付いたジュンは、紙袋を受け取る事にした。
ジュン「…分かった。貰ってやるよ」
蒼「!…フフ、ありがとう、ジュンくん。それは僕からのバレンタインチョコだね」
微笑みながら言うと、蒼星石は上機嫌で去っていった。
なんだか複雑な気分のジュンだったが、そんな気分も数時間後には蒼空になるだろう。
ウッカリ者のお姉ちゃんが、お赤飯を炊くかもしれない。