銀「諸克亮…逝ったわね…全軍突撃。ショク軍をつぶしてしまいなさぁい」
翠「諸克亮が逝ってしまったですぅ!」
翠「>>110ごめん・・・です・・・ これから夜まで出かける用事が・・・」
翠「あっ、でも、翠星石の事、嫌いにならないで欲しい・・・です。」
調理実習
蒼「じゃあコレ切ってくれる?翠星石」
翠「翠星石にまかしとけですぅ!」
ザクッ
翠「痛っ!」
蒼「翠星石!?」
翠「う~。指切っちまったですぅ・・・」
蒼「たまに君は簡単なことでミスするよね・・・」
ぱくっ
女子A「!?」
女子B「いやー!!蒼様が!」
女子C「うう、翠星石羨ましい・・・」
女子D「時代は蒼×翠ね」
翠「むぅ。やっちまったもんはしょうがねぇですぅ!」
蒼「ん・・・。はい、消毒完了。絆創膏つけたら調理続行できる?」
翠「あったりまえですぅ!とびきりおいしいのつくるですよー」
蒼「ふふ、期待してるよ」
紅「・・・・・・・・・」
翠「・・・何です真紅?人の顔じーっと見て」
紅「別に何でもないわ・・・(ナチュラルにイチャつくのヤメテ欲しいのだわ・・・。でないと・・・)」
ザクッ
銀「ちょ!?大丈夫薔薇水晶!」
薔「・・・・・・・・・痛い」
銀「当たり前よぉ!何で自分からきっt「舐めたら治るかも・・・」はぁ!?」
薔「・・・・・・ダメ?」
銀「~~っ!もう仕方ないわねぇ」
ぱくっ
薔「・・・・・・ん。くすぐったい(///」
紅「(・・・・・・レベルアップしちゃうのだわ。)」
紅「はぁ・・・。まったくやりきれないわ、JUM・・・」
~それでも歩いて行こう~
J「はぁ・・・・」
JUNは悩んでいた。勉強など友人との交流などに疎外感を感じ始め、このまま生きていても仕方が無いなど考えていた
翠星石「チビ人間、今日も学校に行かなかったですかぁ!ちゃんと来ないとみんな心配するですよぉ!」
翠星石はJUNが引きこもりを始めてから毎日学校が終わった後にJUNに学校であった出来事を話したり、配られたプリンドなどを届けていたのである
J「なぁ、性悪人形。僕ってこのまま居なくてもいいんじゃないかな?」
JUNは翠星石を真剣な目で見つめで自分の存在を聞いた
翠星石「今さらそんな事を悟るなんてほーっんとにチビ人間は使えないですぅ」
翠星石はJUNが言った事を冗談に受け取りそんな何時も通りの毒舌を吐き出したが、いつものJUNの態度が違う事に気づき慌てて
翠星石「ま、まぁそれでも翠星石以外のみんなはそんな事思ってるか分からないですけど・・」
JUNは「はぁ・・」と軽いため息をつきベットに横になり、天井を見つめた
JUN「どうせみんなも僕なんか居なくなってもいいと思ってるに決まってるよ・・・」
翠星石「JUN・・・」
パチンッ!
部屋には乾いた音が鳴り響いた。JUNの頬には手形がくっきりと残り赤くなった
J「くっ・・痛いじゃないか!何するんだよこの性悪女!」
JUNは怒りに任せ怒声を上げ、翠星石をキッと睨んだ
J「翠星石・・・?」
翠星石はJUNの頬を叩き、振り下ろした手を降ろさずぽろぽろと涙を流していた
翠星石「チビ人間!翠星石はそんなチビ人間の姿なんか見ていたくねぇです!」
彼女は涙を流しながらむせた声を張り上げJUNに言い放った
そんな姿を見てJUNは自分が叩かれたのも忘れ、翠星石がなんでそんな事を言い、なんで泣いているんだろうと混乱した頭の中で思った
翠星石「JUNはどこかの偉い人なんですか?別に何もなくてもいいじゃねーですか!」
翠星石「不安になるなら翠星石に何でも言えばいいじゃないですか!翠星石はいつもいつもこうやってJUNから何か話してくれるのを待ってていつもこうやって通ってるのに・・・」
JUNはそんな真剣な目で見てくる翠星石の視線に目を逸らし地面を見つめる
翠星石「JUN・・・人間って何で生きてるんだろうって思わないですか・・?」
翠星石は声のトーンを落とし、そんな禅問答の様な難しい質問を聞いてきた
J「何の為にって・・・そんな事僕が分かるわけないだろ・・・。それが分かってたらこんなに鬱にもなってないよ」
JUNも真剣にその頭で自分は何故生きているんだろうと自分に問いかけていた
翠星石「人間はいつかは死ぬですぅ・・・何の為に生きてるかも分からないままその生涯を終わる人がいるです」
翠星石「けど何の為に生きるなんて結局誰にもわからないです。それだったら今を必死に生きてみるですぅ・・・寂しかったら翠星石がいるです。いつも隣に居てやるです・・」
翠星石はJUNをその小さな体で抱きしめJUNを包み込んだ
翠星石「来年も、10年後も、100年後までもずっとしゃーないからずっとJUNの傍に翠星石は居てやるです・・
だからJUNはこんな所で足を止めないで欲しいですぅ・・」
J「翠星石・・・翠星石の体ってあったかいな・・」
JUNも翠星石をギュッと抱きしめる
翠星石「もーこれでおしまいですぅ。チビ人間をずっと甘やかすのも控えるですよぉ」
そんな事を言いながらスッっと後ろに下がりJUNから一歩下がった
翠星石「JUNはまだまだ可能性を秘めてるですぅ。だからそんな頑張ってるJUNの姿を翠星石に見せてほしいですぅ」
顔を少し赤らめながら翠星石はJUNにそんなお願い事を1つ
J「そっか・・・僕にもこんなどうしようもなく性格が悪い奴でも見てくれる人がいるんだ・・・翠星石、ありがとう。僕まだ頑張ってみるよ」
JUNの胸には希望が宿り、瞳にも迷いは無くなっていた。
翠星石「ちょっと!その性悪な性格って誰の事言ってやがるですかぁ!」
翠星石はJUNの言葉に怒りを覚えコロコロと顔の表情がよく変わる
J「ははは、それはお前の事だろ~!」
部屋に笑い声が響き渡る
そんなある変わった日常
生きているのって不思議な事。けど誰にしも誰かがかならず見てくれてる
それはとても幸せな事
~END~
~朝~
J「さて、今日はどんな一日になるかな・・・」
翠星石「チビ人間!早くするですよぉ!」
騒々しい朝、JUNと翠星石は本来ならいつもより早く登校する。いや、今日はいつもよりも30分も遅い
J「お前が朝からあんなにバクバク食うから遅くなったんだろ!翠星石、最近太ってきてないか・・?」
プッツン・・
J「あっ・・・・」
そう思った時には時すでに遅し。
翠星石「な、な、なんですって~~~!」
翠星石の攻撃。高速平手打ちが飛んできたっ。
J「モルスァッ!」
JUNに80のダメージ
翠星石「レディにそんな事言う馬鹿はもう知らねーです!それよりさっさと走るですよ」
J「痛いじゃないかよ!この性悪!」
本当の理由は2人は朝から妙に熱っぽく、今日学校へ行くかどうかで争って遅くなっていた
JUNは叩かれた頬を気にしながらも翠星石と全力疾走で走った
翠星石・JUN「はぁ・・はぁ・・・」
二人とも息切れを起こしながらもなんとかいつもの登校時間に間に合い教室へ向かう
翠星石「まだ安心できないですぅ!周りに人が居ないですぅ!」
J「もうこうなったら教室まで走っていかないと・・・・」
2人は休む暇もなく教室まで全力疾走をした
ガラガラッ・・・自分の教室まで来てドアを開けたがそこには
翠星石・JUN「あれ・・・・?」
そこにはベジータが一人教室の自分の机にポツンと座っているだけで他にみんなの姿が見えない
梅「おーい、お前ら。今日はインフルエンザで学級閉鎖だぞー。何とかは風邪引かないって言うしなー、気をつけて帰れー」
翠星石・JUN「・・・・」
ベ「俺だけが風邪を引かないだと・・・・!?ここからが本当の地獄だ・・・!」