文化祭で忠臣蔵の演劇をやることになった。蒼星石の提案だ。
「アリス蔵」
幕府にローゼン皇帝陛下の勅使がくることになった。
それを迎えるのは水銀燈の役目だ。以前にも一度経験がある。
無礼なことがないように、真紅の指導を受けねばならなかった。
そして勅使の薔薇水晶がやってくる。水銀燈と真紅は準備をしていた。しかし
真「水銀燈、この前いれてもらった紅茶だけど、本当に不味かったわ。
どうやればああなるのかしら。まったく困ったジャンクね」
それを聞いた水銀燈は堪えられなかった。真紅に斬りかかっていった。
雛「との!殿中でござるなのー!」
水「放しなさい雛苺!真紅は、真紅はぁ!」
結局これが原因で水銀燈は切腹を命じられた。
翠「真紅のやつ、許せねーです。水銀燈様の仇を討つですよ」
蒼「まあまあ、仕方がないことだよ。残念だけど……」
そして蒼星石や翠星石たちは、水銀燈なきあとの桜田藩を何とかしようとした。
だが、幕府は桜田藩を取り潰すことに決めたという。
金「どう考えても不公平かしらー」
翠「なんで真紅は罰せられねーですか。うち(桜田藩)ばっかり」
蒼「僕ももう黙っていられないよ。江戸に行こう」
その日は寒い夜だった。
どーん、どーん。
蒼星石が叩く太鼓の音がこだまする。
真「まったく、こんな夜中になにかしら」
べ「殿、討ち入りです。どこかにお隠れください」
真「なんてこと!きっとジャンクの家来どもだわ」
翠「こっちにはいねーです」
金「分かったかしらー。井戸の中に隠れているのかしらー」
蒼「いたぞ!こっちだみんな!」
物置小屋だった。
真「あなたたち、こんなことしても水銀燈は生き返らないわ」
雛「だからどうだと言うのー」
真「きっと幕府に切腹を命じられるだけよ。彼女の二の舞ね。もうやめなさい」
蒼「僕たちは殿のもとへ行くんだ。真紅、覚悟ー!」
真「くんくん!助けてくんく……」
水銀燈の墓の前に全員集合した。
翠「殿、仇は討ったです」
蒼「水銀燈さま……これが真紅の首です。ジャンクにしてやりました」
あっぱれ、桜田藩の4人こそ本当のアリスである。終わり。
J「なんで僕は蒼星石に叩かれる太鼓の役なんだよ」
蒼「でも気持ちよかったんでしょ?」
J「なぁ皆、あさきって言うアーティスト知ってるか?」
真「誰なのそれは?」
翠「気持悪い名前ですぅ 知るわけねぇですぅ」
雛「しらないの~」
金「知らないかしら~」
銀「なにぃ、その変な名前のアーティスト~」
蒼「僕、知ってるよ」
一同「えぇ!!!」
蒼「こんな感じに歌う人だよね?」
蒼「あろうことか!あろうことか!」
蒼「ふりふり ふりふり ふりふり あ~~~れ~~~~」
一同「………」
蒼「これ歌うの恥ずかしいよ(////)」
一同「(変わり者だなコイツ)」
JUM「うはっwwwキタコレwwwあさきストwwwww」
ベ「これからが本当の地獄だ…」
~あらすじ~
今回の学祭はクラスで変え歌を歌うことになった、いつものメンバーはカラオケに行き変え歌を考えることにした
水「まずは真紅ねぇ」
真「分かったわ」
金「これは…」
水「ワンナイトカーニバルね」
真「くんくんは天才よ」
~前奏~
水「全然駄目だねぇ」
金「次は私かしら」
雛「ハイジなの」
金「玉子焼きはなぜ~こんなにも美味しいの、玉子焼きはなぜ~わた~しを待ってるの、おしえ~てみっちゃんおしえ~てみっちゃん」
水「真紅のよりよかったわぁ」
真「そんなことないのだわ」
終わり
翠星石がのりに買ってきた花言葉の本を横目で見ながらも、
私には、関係ないのだわ。と、一人で違う本を読む真紅。
その横では、翠星石がその本を見つつ、JUMに質問をしていた。
翠「JUMの分かる範囲でいいですから、翠星石たちに似合う花を教えやがれですぅ!!」
J「んーとなぁ、難しいなぁ。真紅はとりあえず真っ赤な薔薇かな。なんていうか、我侭そうだし」
JUMの言葉が気に入らないので、一応
真紅「・・・口の悪い下僕だこと」と言っておく。
JUMは毎度の事だと思い、追求はしなかった。
どうせ、反撃されるのは目に見えていたし。
J「まー、雛苺は元気だから、向日葵かなぁ・・・」
雛「うにゅー、ひまわりとかいいお花なのー」
翠「おばかいちごはいいですから、早く翠星石にあう花を言いやがれです!!」
J「はいはい、えーとなお前はスミレっぽいな」
JUMのスミレっぽいという言葉を聞いて、すかさずスミレの花言葉を調べる翠星石。
翠「えー、えーと・・・スミレ・・・なんか貧相なお花ですぅ・・・」
J「お前の全体見たら、なんとなくなんだけどな」
翠「えーと、貞節・・・誠実って、翠星石はそんなにお堅い奴じゃないですよ!!チビ人間の目は節穴ですか?」
花言葉の本を投げ出して、JUMに取り付いて「もっと違う花を選びやがれです!!」とか
言いながら、逃げるJUMを追ってリビングから出て行く翠星石。
机の上には、花言葉の本。
ちょっと気になった真紅は、薔薇の花言葉を調べてみる。
薔薇・・・愛。
その部分を、何回も読み返しながら顔を少し火照らせる。
かなり気分がよくなった真紅だったが、雛苺のひまわりの花言葉もついでに調べてみた。
向日葵・・・熱愛。
一文字ついてたのが許せなかったのか、雛苺の頭を一発ポカリと殴る。
その日は、雛苺は意味不明の真紅の怒りに悩ませられた。
雛「真紅は、どうして雛苺をなぐるのー!」
真「そのマヌケな顔が気に入らなかったの・・・それだけなのだわ」
終わり
その日珍しく蒼星石は風邪を引いて学校を休み寝込んでいた。
蒼「ゴホッ、ゴホッ・・・・」
翠「大丈夫ですか蒼星石?」
翠星石が心配そうにその顔を覗き込みながら氷嚢を交換する
蒼「うん、ゴホッ・・・翠星石が看病してくれたお陰でだいぶよくなったよ」
翠「あ、当たり前です、だからさっさと良くなってまた一緒に学校にいくです」
蒼「・・・そうだね」
そういって蒼星石は翠星石に微笑んで見せた。
銀「はぁい、お見舞いにきてあげたわよぉ、はぁいお見舞いの品の林檎」
突如二人の部屋に乱入する水銀燈
みればその後ろには他の薔薇乙女達の姿も見える。
真「来てあげたのだわ二人とも」
翠「頼んでねえです」
真「ずいぶんな言いようね」
雛「ひなはね~、お見舞いにうにゅ~持ってきたの~」
翠「病人になってものもって来るですかバカ苺」
金「まったくなのかしら、カナはちゃんとお薬持ってきたのかしら」
銀「金糸雀それ、鼻炎の薬よぉ」
真「そういえば薔薇水晶もなにか買っていたわね」
薔薇「・・・葱・・・これ首に巻くと・・・風邪治るよ・・・・」
蒼「・・・いや、ゴホ、その気持ちだけ受け取っておくよゴホォ」
薔薇「・・・残念・・・・・」
雛「蒼星石むりしちゃだめなの」
真「そうなのだわ」
翠「病人のそばでさわぐなです」
金「翠星石が一番うるさいのかしら」
真「まったく、騒がしいわね」
蒼「でも、みんなが来てくれて嬉しいよ」
薔薇「・・・蒼星石・・・なおったら・・・また一緒にカラオケ行こう・・・」
銀「あらぁいいわねぇ」
蒼「うん」
そう言って蒼星石は笑って見せた。
没バージョン
薔薇「・・・葱・・・これ首に巻くと・・・風邪治るよ・・・・」
蒼「・・・いや、ゴホ、その気持ちだけ受け取っておくよゴホォ」
金「薔薇水晶、それは違うのかしら」
薔薇「・・・?」
金「葱は首じゃなくてお尻にいれるのかしら」
雛「そうなの?」
金「この前読んだ本に書いてあったのかしら」
銀「ちょうど、いいわ試してみましょう」
翠「やめるです水銀燈」
真「あら、その話なら私も本で読んだのだわ」
翠「真紅までなに言い出すです」
雛「ならひながやってあげるの~」
蒼「ちょっと、雛苺、薔薇水晶ゴホッやめて・・・」
薔薇「・・・おとなしくして・・・・・・」
蒼「うわあああぁぁぁぁぁ」
・
・
・
・
蒼「ううう・・・JUMくんごめんね、僕もう君のお嫁さんにはなれないよ」
終われ
翠「いつまでメソメソしてやがるです!元気出しやがれです!」
蒼「みんなが悲しい気持ちだと、僕まで悲しくなるよ……?」
水「ほらぁ、いつものみんなは、どこに行ったのよぉ?」
金「物語はまだ始まっていないかしらぁ~」
雛「泣いてる顔なんて見たくないのぉ……。もっと笑うのぉ!」
真「私たちを生かすも殺すも、全てあなた達次第なのよ?」
薔薇「……物語を作るのは、ここにいるみんなだよ?……」
『ある日の晩餐』
一同「「「いただきま~す!」」」
雛「うゆー!はなまるハンバーグなの~!」
金「卵焼きもあるのかしらー♪」
水「あらあら、雛苺に金糸雀ったらぁ。あわてなくてもまだまだお代わりあるわよぉ」
蒼「ふふふっ。母さんの卵焼きは絶品だものね。あ、もちろんハンバーグも、だよ♪」
水「うふふっ。今日も蒼星石はお手伝いしてくれたものねぇ~。いつでもお嫁に行けるわよぉ」
蒼「か…母さん…からかわないでくれよ…///」
真「あっ…あのっ…お母さん?」
水「ん?どうしたのぉ真紅」
真「こんど…私にも料理を…教えて欲しいのだわ…///」
水「真紅ったら…。いいわぁ。今度のお休みの日にでも教えてあげるわぁ」
翠「真紅~和食だったら私に任せなさいです」
水「あらぁ、洋食だったら私も負けないわぁ」
翠「…フフッ…あはははっ…」
水「…プッ…アハハハ…」
薔「…わたしは…シウマイが好き…」
水.翠(…そうだった)
雛「うゆー!お代わりなのー!」
金「かっ…カナも~かしらー」
水「はぁい。わかったわぁ♪」
蒼「あ、僕がやるよ。
…………よしっ。ほら、二人ともどうぞ」
雛「ありがとなのー」
金「サンキューかしらー」
薔「…水銀燈。いつも美味しい。
…蒼星石。お料理上手くなったね」
蒼「そ…そんな…。てれるな…」
真(私だってそのうち……!!!)
一同「「「ごちそうさまー!」」」
水「みんなぁ!今日はデザートあるわよぉ」
雛「もしかしてうにゅー?」
水「うふふっ。正解よぉ。蒼星石ぃ、お皿出してくれる?真紅はお茶を淹れてもらえるぅ?」
蒼「うん。わかった」
真「おやすいご用なのだわ」
雛「わぁ♪うにゅーだぁ!」
金「おいしそうかしらー!」
翠「縁寿屋の苺大福ですぅ♪これおいしいですよねぇ~♪」
薔「…おいしそ♪」
水「用意できたわねぇ~。さ、召し上がれぇ」
パクパク…モグモグ…
雛「おいし~い~なのー!」
金「絶品かしらー♪」
蒼「苺大福おいしいね。真紅の紅茶もおいしいよ」
真「ほ…ほめても何も出ないのだわ…////」
薔「…ふふふっ。みんな将来が楽しみだなぁ♪気だてのいい素敵なお嫁さんになれるぞ」
蒼「とッ…父さんまで…/////」
真(素敵な…お嫁さん…////)
蒼「真紅も何か言ってやってよぉ」
真「え?あ、そうね。そうなるといいのだわ」
水(幸せな家庭…。これが私たちの帰る場所。そして…私の守るべきものなのね…)
おしまい
-Rozen Maiden-
彼女達は様々な思いを秘め「生きている」
誰かを救うため、自分の存在を認めてもらうため
今の幸せを凍らせないため、大事な姉妹のため
そんな思いのすれ違いで大事な者を失っていく悲しみ
そんな彼女達だけれどもの幸せの場もある
それはこの
~ローゼンメイデンが女子高生だったら~
彼女達はそこで様々な人の思いや、味わえなかった学校生活がある
色んな人の愛情や思いが綴られ彼女達は「生きている」
例え本来の世界での彼女らに何があっても彼女達はここで束の間の幸せを感じている
時には寂しい結末になったり、狂気に駆られる時もあるけど
このスレの住人達のおかげで彼女達は幸せです。
~薔薇乙女一同~
~追伸~
真紅「ちょっとでも私達の事を思ったら貴方の思いをSSに書き込むのだわ」
雛苺「雛もねー、みんなといっぱいうにゅー食べながらお話するの~」
水銀燈「あらぁ、私の話書いてみて損は無いと思うわぁ」
翠星石「しゃ、しゃーねーから翠星石の話も書いていいですぅ」
蒼星石「いつも皆に応援してもらってるから僕嬉しいよ」
金糸雀「貴方の作品は絶対大丈夫かしら~」
薔薇水晶「みんな・・・貴方の作品・・待ってるよ」
ベジータ「お前達がナンバーワンだっ・・・」
昼休み
翠「ちょっとお前ら来るです」
J「あ? なんだよ」
翠「真紅が寝てるです。暇だから夢の中に入ってやろうぜです」
蒼「そういうのはよくないよ」
銀「あらぁ、面白そうじゃない。行きましょう」
べ「雛苺、金糸雀、ばらしー、こっちで面白そうなことやってるぞ」
真紅の夢の中
く「真紅、君は僕の助手になりたいんだね?」
真「ええそうよ、くんくん。私を弟子にしてちょうだい」
く「それならテストを受けなくちゃいけないよ」
真「分かったわ。絶対に受かってみせる…!」
J「なんて夢を見てんだお前は」
真「あらJUM、それにみんなも」
翠「くんくんの弟子に相応しいのは誰か、はっきりさせるです」
く「君たちも助手になりたいのかい?」
銀「そうよぉ」
真「くっ、負けられない!」
く「テストはこうだ。君たちの中に一人だけ仲間はずれがいる。
それは誰か当ててほしい」
真「そんなの簡単よ。それはくんくん、あなただわ。
この中で名探偵はあなただけ」
く「残念だけど外れ」
真「そ、そんな……この真紅が間違えるなんて」ボッシュート
べ「分かったぞ。それはJUMだ。JUMだけモテない」
く「残念だけど」
べ「な、なんだと!」スーパーひとしくんボッシュート
翠「モテねえのはお前ですべジータ」
金「分かったかしらー。翠星石に違いないかしらー。口調が変だからかしらー」
く「残念だけど」
銀「あなたも十分へんよぉ」
蒼「やっぱりここは僕が。答えはべジータ。彼はこの作品のキャラじゃない」
く「ファイナルアンサー?」
蒼「ファイナルアンサー」
く「バーローwww正解だぜ」
真「覚えてらっしゃい蒼星石!」
ディンドン、ディンドン♪ ディンドン、ディンドン♪
翠「授業です。戻るですよ」
真「なんだか変な夢を見た気がするわ」
先「笹塚、廊下に立ってろ」
おわり
銀「突然だけど、バンドやりましょうよぉ」
翠「なに言い出すですかこいつは」
銀「昨晩の夢で、燃えるハンバーグに乗った雛苺が言ったのよ」
翠「はあ?」
銀「お前たちはシルヴァーウォーターズだって。eをaにしたwatarsだって」
翠「深夜だからって誰にも分からんネタをやるなです!」
銀「コンサートの時の言葉も考えたのよぉ」
翠「言ってみろです」
銀「安い席の人はアニメをnyで見たのかしら? 高い席の人はDVD買ったのよね?ってね」
翠「もういいですよ」
銀「デビュー曲はロイ・オービソン風の曲を書いたのよぉ」
翠「オープリティウォマン♪じゃなくて、ちんたらした曲は嫌れぇーです。テンポを早くしろです」
銀「解散コンサートは学校の屋上でやりましょうねぇ」
翠「そもそも結成しないですよ!」
ちゅん、ちゅんと小鳥のさえずりが聞こえてくる朝。そこに大きく、不快?な声が混ざる。
翠「こぉぉぉらぁぁ!!さっさと起きるですぅ!このおバカぁ!」
ジュン「う~ん…。もう少し寝かせてくれよ……」
翠「何言ってるです、遅刻するですよ?って…きゃあああ!」
パチンという音と、激痛に目が覚める。
ジュン「痛いなぁ……朝なんだからしょうがないだろ」
翠「そんなところを、元気にしなくて良いです!さっさと行くです!」
翠「ジュンのせいで、遅刻しちゃうです!もし遅刻したら責任を取れです」
ジュン「お前が勝手に起こしにくるんだろ?」
水「はあ、はあ、遅刻しちゃう~急がないとぉ」
ドカーン★
水「いたたた……。誰よぉ?きゃあ、今パンツ見たでしょぉ?」
ジュン「み、見てねぇーよ(くまさん…)」
水「エッチ!ばか!変態!もうやだぁ~」
いろいろありましたが、無事に学校に到着。
薔薇「……え~席について下さい。120ページを開いて…」
梅「薔薇水晶、先生のまねは良いから、席につきなさい」
べ「蒼壌、見てくれ。やっとスーパーサイヤ人になれたよ。これで君を守る!」
蒼「ベジータくん、金髪にしたの?僕は不良が大嫌いなの知ってる?」
べ「(みんなもっと凄い色なのに…)」
雛「眠たいのぉ~.。うにゅ~……くぅzzzz」
金「この学校は、この天才女子高生、カナリアが支配するかしらぁ~!」
真「はあ……。落ち着きのない子達ね」
薔薇学園。それは、無限の可能性という名の妄想から作られたハッピーな世界。
『ローゼンメイデンが女子高生になったら』
麻雀分からん人には楽しめないかも&分かっても楽しめないかも。
[JUM~天和通りの甲斐男児~]
J(このごろ薔薇姉妹に睡眠時間をゴッツリ奪われてもう体力の限界だよ。俺はお前らのオモチャじゃないっつーの。)
真「JUM、夜伽の時間だわ。」
J(ほら来た、丁度7人だからって一週間で一回りをエンドレスじゃたまんないよ…)
真「何をグズグズしているの?早くなさい!」
J「もう我慢の限界だっ!しばらく一人で寝させてもらうからなっ!」
翠「なっ!?折角おまえが寂しくないように、翠星石達が一緒に寝てやってるのに酷い言い草ですぅ!」
J「うるさいっうるさいっ!僕は疲れてるんだっ!」
真「…」
真「いいでしょう、あなたがゲームに勝てたら少なくとも明後日までは一人で寝ても結構よ。」
J「なに!?本当かっ!約束は守れよ?」
真「その代わり貴方が負けたら…分かってるでしょうね?」
薔・雛「真紅勝手に決めないで(なの~)!」
真「勝てばいいのだわ。簡単なことでしょう?」
J「で?なにで勝負するんだ?」
真「そうね…賭けの対象は私から薔薇水晶までの3人との予定なのだから、JUMを含めて4人で出来るゲームがいいわね。」
真「水銀燈、なにかいい案はあるかしら?」
水「勝手に話を進められてるのは気に入らないけど・・・そうねぇ、麻雀とかどうかしらぁ?」
真「良いわね、私たち3人もお互いの手が読み難くて連携できないし、フェアな戦いが出来そうね。」
J(よしっ!麻雀なら俺の〈手先の器用さ〉が活かされる!)
真「JUM良いわね?」
J「ああ、但しイカサマや通し使ったら速効退場だからな。」
真「当たり前でしょう?楽してズルするなんて私の性に合わないもの。」
金「……」
蒼「金糸雀、あんまり気にしないほうがいいよ。」
そしてゲームスタート 東場一局目0本場:起親はJUM
JUMは高速の積み込みとツバメ返しを使い一気に勝負に出る。
J(よしっ!ばれてないな?初っ端から僕が混一一通をテンパってるとは思わないだろ!)
そしてJUMの最初の捨牌は余っていた發。
J(さすがに天和は止めといたけど、これならあっさり決まりそうだな。)
J「リー「「「ロン。」」」チ?」
真「人和と国士無双の發待ちでダブル役満ね。」
J「え?」
雛「人和と緑一色でダブル役満なの~!ツいてるの~!」
薔「人和と四暗刻単騎發待ちでトリプル。」
J「はぁっ!??」
真「さあ、JUM覚悟はいいかしら?」
J「ちょっおまっ イカサマだろっ!?ズルしないって言ってたくせに!」
真「あら?先にイカサマしたのはJUMではなくて?やられたらやり返すのは当然よ。」
J「くっ、ばれてたのかよ。分かった、今夜は予定通り真紅でいいんだな。」
真「違うわ。」
J「え?じゃあ一番得点の高い薔薇水晶か?」
薔「ううん、違う。」
J「も、もしかして三人ともですかぁ~っ!」
雛「NO!NO!NO!なの。」
J「もしかして一気(に)通姦ですかぁー!」
全員「YES!YES!YES!」
J「うわぁぁぁぁ助けてくれぁぁぁ・・・ぁっ。」
とあるカラオケボックス
水「…わた~しは~ここにいるよ~…♪」
翠「ひゅーひゅー流石ですぅ!」
水「あたりまえよぉ…田中理○は十八番だものぉ…」
蒼「………」
翠「どうしたですか…蒼星石…歌わないですか…?」
蒼「…む~…」
翠「大丈夫ですか?顔真っ赤ですぅ…。」
蒼「大丈夫…平気。」
ピピポパ…
蒼「蒼星石うたいま~す♪」
真「蒼星石!?どうしたの急に!?」
水「それより…この音楽…」
蒼「ん~~~~~~~~キッス!」
翠「!?」
蒼「あれれおかしいなこのドキドキは~♪」
水「ちょっとちょっとちょっとぉ…!」
蒼「君の腕の中であふ~れだす~♪」
真「蒼…星石…?」
蒼「ポロリこぼれた涙さくらんぼ~♪もぉっとぎゅっっと~ずっとし~てて~♪」
翠「!何いきなり抱きついて…って酒臭いです…!」
水「これ…アルコールよぉ!?」
蒼「スキスキスキッスーキスキスキッスーキスキスキッスーキスキス…」
薔「ハイハイ!」
水「ちょっと…薔薇水晶まで…」
蒼「スキスキスキッスーキスキスキッスーキスキスキッスーキスキス…」
蒼&薔「キュンキュン!!」
翠「あ…」
部屋で勉強していた翠星石の耳に楽器の音が届く
翠「金糸雀…?」
金「久しぶりに弾くのかしら~…。」
金糸雀はゆっくりと音を奏でる…
その旋律はどこまでも美しい
翠「やっぱりですぅ…。」
金「翠星石…。」
翠「そのままでいいです。」
金糸雀はクスリと微笑み音を奏でる…
翠「お前のヴァイオリンを聴くのも久しぶりですぅ…。」
ゆっくりと瞼を閉じ聞き入る…
金「…(そう言えば…)」
自分の弾くヴァイオリンを一番気に入ってくれたのは翠星石だった…
暫く弾いていなかったせいかすっかり忘れていた…
翠「お前のせいで勉強にならんですぅ…。」
そう言いながらも、ちゃんと聴いてくれたのはいつも翠星石だった…。
翠「次はパッヘルベルのカノンを頼むです…。」
金糸雀は返事の代わりに笑顔を返す…
金「翠星石のためなら何だって弾いてあげるのかしら…♪」
雛苺「みんなでバンド組むなのー!」
真紅・翠星石・蒼星石・金糸雀「は?」
雛苺「金糸雀はバイオリンで、みんなはそれぞれ出来る楽器なのー!」
蒼星石「いや雛苺、話がよくわからないよw」
水銀燈「あら、皆さんバンド組むのぉ?だったら当然ボーカルはわtぐぼるぁがらぁ!」
雛苺「ヤクルト女は放置しておいて、とりあえずはグループ名考えるなのー!」
蒼星石「全く雛苺は唐突だなあwていうかみんなそんな楽器なんか弾けるわけ・・・」
真紅「私はドラムなら叩けるわ。」
翠星石「ベースとギターならいけるです。」
蒼星石「・・・あう。雛苺。キミは何か出来る楽器でも・・・」
真紅「あら蒼星石。知らなかったの?このコのピアノの腕前は天才的よ?」
雛苺「みんな決定なのー!」
真「のり、今日の晩ご飯はなにかしら?」
雛「雛ははなまるハンバーグがいいの~♪」
翠「まぁはなまるハンバーグなら食べてやらんこともないですぅ♪」
蒼「僕もそれがいいなぁ…」
のり「はいはい、じゃあ今日ははなまるハンバーグにしましょうね」
一同「わーい♪」
ベ「今から楽しみだぜ!」
真・翠・蒼「!!!!」
雛「あ~!ベジータ」
ベ「のりさん!俺もご馳走になるぜ!」
のり「だめ」
ベ「………」
~バンド練習1回目~
蒼星石「・・・で、何で僕がボーカルなんだい?」
真紅「しかたないんじゃない?あなた楽器が苦手だそうだし。」
蒼星石「いや、そういう問題では・・・
で、今日練習する曲は考えてきてるのかい?」
真紅「勿論よ。雛苺!」
雛苺「はーいなのw」雛苺が全員にコピー紙を渡す。
真紅「このコの作曲センスはまさに神がかってるわ。
そこに私の作詞センスが入れば、それはもう
ミリオンセラーが約束されたも同然。
この曲を聴いたらエイ●ックスが飛んでやってくるわ。」
蒼星石「・・・そうなのか・・・って!」
真紅「それでは蒼星石。思い切ってやっちゃって頂戴。
私たちの夢の第一歩を飾る為に!」
蒼星石「・・・はいはい。わかりましたよ。」
体育祭 二話 ~玉いれ~
~A part Go!~
『ルールを説明します。この競技『玉いれ』は自分の組と同じ色の玉を同じ色の「籠」に入れる「だけ」です。
ただ、籠と玉は二種類あります。軽い玉は一つ一点です。重い玉は一つ5点です。2.5Mの低い籠は入ってる玉の点数×1の計算です。4.5Mの高い籠は玉の点数×2の点数計算です。では張り切っていきましょう』
よーい、パン!
「よし、じゃあボチボチ玉を投げるか』
ジュンは手元にあった玉を拾いだす。二種類の玉がある。布で出来た玉と鉄で出来た玉だ。鉄の玉は鈍く光っている。
「おいなんだよこれは。まるで砲丸じゃないか!」
砲丸よりは軽いがこんな重い鉄球を投げ合うなんてなんて危ないんだと思っていると地面にいくつか黒い斑点ができた。
「ジュンくん危ない!」
蒼星石は軽い玉を手で払い、重い玉を足でなぎ払う。ブレイクダンスさながらの動きでジュンの隣に着地した。
「大丈夫?」
「あ、うん」
蒼星石の息がジュンの顔にかかる。短くまとめられているサラサラの髪からほのかに石鹸の香りがした。
どこか哀愁を漂わせる瞳に見つめられたジュンは単純に蒼星石をかっこいいと思ってしまった。
(・・・蒼星石って吸い込まれそうな瞳をしてるよな)
『キャー!!蒼さまカッコイイー!!』
場外から黄色い声が飛ぶ。男の自分ですら蒼星石をカッコイイと思ってしまうのだから女子にはたまらないだろうと
ジュンは思いながら軽い玉を低い籠に着実にいれていく。
「くっ!やたらジュンくんの周りに重い玉が飛んでくると思ったら翠星石の仕業か。・・・容赦しないぞ」
蒼星石は軽い玉を掴むと、ぐん、と体を沈める。膝と体が伸び上がり、もう片方の足を天高くり上げる。
「ずえい!」
翠星石目がけて思い切り投げた。キリモミ状に飛んでいく先で翠星石が倒れ、彼女に鉄球の雨が降りかかる。
翠星石、玉いれ再起不能(リタイヤ)
「そんなヌルいことじゃだめよぉ。蒼星石」
「水銀燈!鉄球をあんなに投げるなんて・・・」
「私のジュンに酷いことをしようとしたのよ!あれくらいの報いは受けて当然よ」
「今は『私たち』のでしょ」
「・・・そうね」
(なに話してんだ?)
水銀燈と蒼星石のやりとりを横目で見つつ、ジュンは玉を投げる。
「!もう残っている玉は鉄球しかない」
ジュンは辺りを見渡す。いや軽い玉は残ってはいる。残ってはいるが、敵陣地の中にある。だが、敵陣地内に侵入した同胞ははからずも医務室送りになっている。
「どうすれば・・・。赤組の籠のほうが玉が多い」
「・・・任せて」
「ば、薔薇水晶!だってもう鉄球しかないよ。僕だって重いのに薔薇水晶にとっては・・・」
「大丈夫。回転の力を使うわ・・・」
「か、回転?」
薔薇水晶は飛んでくる玉を華麗にスルーしながら、流れる動作で鉄球を一つ掴む。
「そう、回転は大地を蹴ることにより、体内に発生するエネルギーを体の外に逃すことなく、膝のバネを通りその力を増幅し、腰の回転を得て加速し、肘で方向性を決め、指先で・・・放つ!」
薔薇水晶の指を離れた鉄球はものすごい速度で回転しながら高い籠目指して飛んでいく。そう、籠の下から。
「あ・・・」
強大なエネルギーを得た鉄球は籠にヒットしてもその回転力を殺すことなく飛行し、籠を突き破って、校舎の向こう側へ消えた。
ドサドサドサ。
「薔薇水晶。泣かなくていいよ」
「・・・ウッ・・・でも、ヒック・・・でも私のせいで・・・」
薔薇水晶の涙を指でぬぐったジュンは優しくかいぐりしてやる。
「まだ始まったばっかりじゃないか!挽回していこう!」
「・・・うん!」
顔をごしごしと拭いた薔薇水晶は力強く立ち上がった。
結果発表
白組 58点 赤組 236点
~A part END~
『冬のきもだめし』
翠星石と、蒼星石の二人は、家でレンタルビデオ店で借りてきた『呪いのビデオシリーズ』
を見ていた。怖いくせに見たがり。それが彼女。翠星石。
翠「きゃああ!なんですかこいつは!」
蒼「幽霊なんじゃないかな。怖いの?」
翠「怖くなんかないです!こんなのはやらせに決まってるです!」
蒼「じゃあ静かに見ようよ」
翠「……そうですね。(なんでこんなに落ち着いてるですかこの子は)」
約一時間程度の、『呪いのビデオ』を見終わり、翠星石は半泣きだった。
蒼星石はやけに落ち着いている。
蒼「ちょっとトイレに行ってくるね」
翠「わかったです……。(一人にしないで欲しいです)」
蒼星石がトイレに行ったことに、そわそわし始める翠星石。たまらず、トイレ
の方に行くと、トイレのドアが開いていた。
翠「ちょっと、なんでドアを開けっぱなしにしてるですか?」
蒼「あっ!止めて、閉めないでよ……」
翠「もしかして……怖くて閉められないのですか?」
蒼「……そうだよ。だって、トイレのドアを閉めた瞬間にお化けが出たらどうするのさ!?」
翠「なんですかぁ?さっきまで冷静だと思ったら、やっぱりびびってたんですねぇ」
この一言にカチンときた蒼星石は、言い返す。それに反応する負けず嫌いの
翠星石も言い返す。そして、話はどっちが本当の臆病者か対決して決める
ことになった。
場所は、とある山奥にある神社。その神社にお賽銭を入れたらそこで終了。
どちらが怖がっているかは、レフェリーとして呼ばれた水銀燈が決めることに。
水「こんな寒いのにきもだめしなんて…。頭おかしいんじゃないのぉ?」
翠「きもだめしに、季節は関係ないです。水銀燈はどっちがチキンか決めれば良いのです」
蒼「公平に頼むよ、水銀燈」
水「めんどくさぁい…。へくちゅ!」
翠「(ビクッ!)水銀燈、くしゃみしないでくださいです」
蒼「あれぇ?もう足が震えてるよ?翠星石」
翠「これは、寒いからに決まってるです!ほら、早く行くです!」
二人のどうでも良い争いに巻き込まれた水銀燈だが、実はオカルト好きなので
自分も楽しむことにしていた。
水「この辺ってさぁ、出るらしいわよぉ?ブルマを履いたおっさんが…」
翠「それは、ただの変態です!」
水「…蒼星石ぃ、足の裏に変なものがついてるわよぉ?」
蒼「あっ、犬のうんち踏んじゃってた。水銀燈、怖がらすなら真面目にしてよ?」
水「えぇ~つまんなぁい。どうせ何も出やしないわよぉ」
ガサガサ!
翠「きゃあああああああ!!出やがったですぅ!」
蒼「本当にお化け……?だ、だ、大丈夫だよ、し、心配ないよ」
水「あれは……」
三人の前に現れたのはお化けか!?それとも、変態か?
三人の前に現れた謎の黒い影の正体は…。
薔薇「……おっす、みんな」
水「薔薇水晶じゃなぁい。何してるのぉ?こんなところでぇ…」
翠「そうです!心の臓がぶっ壊れるかと思ったです!」
蒼「薔薇水晶か…。驚かさないでよ」
薔薇「……いや、ちょっとね」
薔薇水晶の手を見ると、何かをつかんでいる。暗くてはっきりとは見えないが
人間の首に見えなくもない。嫌な予感がする。
水「ちょっとそれ、何を持ってるのぉ?」
蒼「もしかして……それって…」
薔薇「……なんか、よくわからないんだけど見つけたの…。いる?」
差し出されたそれは、人間の……。
ぎゃああああああああああああああああああ!!というみんなの悲鳴。
どうやら、この不思議娘は、人間の死体をたまたま見つけたらしい。
水銀燈は薔薇水晶を抱き、蒼星石は気絶した翠星石を抱いて、山から下りていった。
死体は無事に、警察の方で引き取られた。
水「はぁ…まったく、いつもいつも…。トラブルメイカーね、あんたは」
薔薇「……とらぶりゅめいくぅあ?」
蒼「ふうぅ…。ねえそういえば、結局一番のチキンは誰なのさ?」
水「……もう良いでしょぉ?引き分けで…」
蒼「……ごめん、それもそうだね」
腰を抜かした蒼星石と、気絶したままの翠星石。どっちも怖がりだよ。
だからこそ、助け合って生きなきゃね…。
…完。
薔薇「・・・・・お空が・・・青いね。」
紅「ええ・・・・澄んだ青だわ。」
蒼「胸がすくような青って・・・こういうモノなんだね。」
銀「何だか・・・・眠たくなってきたわぁ・・・」
翠「そうですね・・・・私も・・眠たい・・・です・・・」
雛「うゆ~・・・・ヒナもぉ・・・」
金「・・・・・すぅ・・・すぅ・・」
紅「紅茶の時間だけど・・・・私も・・・ふぁぁ・・・眠・・・い。」
澄んだ青、春の穏やかで優しい旋律に包まれ乙女は夢を見る
桜舞い散る木の下で