蒼「(あれは、ジュン君。何を急いでるんだろう?)」
J「や、やっと見つけたぞ。蒼星石!ぜひとも頼みたいお願いがあるんだ、いいか?」
蒼「まあ、お願いを聞いてみない事には、なんとも」
J「抱きしめさせてくれないか?」
蒼「い、今?(な、何言ってるんだろ?」
J「そう、今、ここで!」
蒼「う、うん。いいけど・・(人通りが無いって言っても、ここ廊下なのに////」
ダキィ
J「・・・ああ、癒される」
蒼「あ、あの。そろそろ人来るかも・・(あああ、もう。こんな所だと恥ずかしいよ/////」
J「あと、3分だけ・・」
蒼「う、うん////」
蒼星石・自室
蒼「んージュン君のアグラの上は座り心地悪いな」
J「そう言われましても、当社としては最良の座り心地をご提供できるよう、日夜努力しておりますので・・」
蒼「ごたくは聞きたくないなー。それに胸板も結構硬いし・・」スリスリ
蒼「・・・ほら、僕の頭を撫でてくれないかな。・・チョップは駄目だよ?」
J「ああ、分かった分かった」ナデナデ
蒼「うーん、気持ちがいいよ・・膝枕ってのも、中々いいね」
J「こらこら、膝枕は良いけど。くすぐったいからそんなに暴れるなってw」ナデナデ
蒼「やだよーんー気持ちいなー」
ガチャ
翠「二人ともクッキーが出来たですよ、一緒に食うで・・・・す・・・」
蒼・J「!!!!!!!」
修学旅行
J「ほら、蒼星石。もう消灯だぞ。部屋に帰らなくてもいいのか…?」
蒼「けど……いつもならこの時間まだジュン君といるのに…むぅ…」
J「ほら、そんなにほっぺた膨らますなよ…子供みたいな奴だな…」
蒼「だって……」
J「そりゃ俺だって蒼星石とずっと…朝までいつもみたいに居たいけど…」
蒼「折角の旅行なのに…いつもより一緒にいれないなんて…おかしいよ…」
J「……そんな事言われても…」
蒼「そうだ!僕がジュン君の部屋に行けばいいんだね。僕男の子みたいだから、きっとバレないよ♪」
J「………いいいいいやそれは駄目だ!!」
蒼「どして?」
J「だってもし梅岡に見つかったら…」
蒼「僕は別に構わないよ♪」
J「…それに……お前の事…僕は男っぽいなんて思ってないから…男部屋になんて…連れて行けない…」
蒼「……本当…?」(すりすり)
J「もちろんだよ…ってそんなに甘えるなよ…」
蒼「だって今日の分が…足りないよ…。」
J「はいはい…旅行終わったらいっぱいさせたげるよ…ったくもう…」
蒼「本当?絶対だよ?!わーい。」
J(あれ…何かおかしいな…?
「ほら、蒼星石。もう消灯だぞ。部屋に帰らなくてもいいのか…?」
ベタベタとストロベリーしている中、ふと気づきたずねる。
「けど……いつもならこの時間まだジュン君といるのに…むぅ…」
非常に不満そうな顔。いやいや乍ら、体を離す。
「ほら、そんなにほっぺた膨らますなよ…子供みたいな奴だな…」
「だって……」
目の前の寂しそうな表情に思わず心揺さぶられるジュン。
頬を膨らませる目の前の少女は可愛い以外の何物でもない。
「そりゃ俺だって蒼星石とずっと…朝までいつもみたいに居たいけど…」
思わず本音が飛び出る。…二人きりなのだから問題はないが、何か違う気がした言葉。
「折角の旅行なのに…いつもより一緒にいれないなんて…おかしいよ…」
―これが本音か、建前かジュンにはわからない。むしろ本音であってほしいと思うほうが強い。
「……そんな事言われても…」
流石に一緒に寝るというのは抵抗があった。―この場でなければ望んだのだが。
「そうだ!僕がジュン君の部屋に行けばいいんだね。僕男の子みたいだから、きっとバレないよ♪」
とんでもない提案にかなりの動揺。
「………いいいいいやそれは駄目だ!!」
「どして?」
そして拒否。尋ねられたところで今言えることとしてはひとつしかない。
「だってもし梅岡に見つかったら…」
流石に修学旅行でそれはまずいだろう。スキャンダルに近い。が、
「僕は別に構わないよ♪」
非常に強い。拒絶する要素はなく仕方がないと言った感じで言葉を返した。
「…それに……お前の事…僕は男っぽいなんて思ってないから…男部屋になんて…連れて行けない…」
「……本当…?」
ジュンの言葉に嬉しそうな笑顔。一度は離れたが、また頬をよせ甘えだす。
「もちろんだよ…ってそんなに甘えるなよ…」
「だって今日の分が…足りないよ…。」
今日の分、という言葉に何か疑問を感じるが、無意識に返事を返してしまった。
「はいはい…旅行終わったらいっぱいさせたげるよ…ったくもう…」
「本当?絶対だよ?!わーい。」
本気で嬉しそうな表情を見てふと我に返る。
(あれ…何かおかしいな…?)
気づいても後の祭りだが。
修学旅行~バス移動~
蒼「いやー窓際使わせて貰って悪いね、ジュン君」
J「ああ、気にするなって。それよりポッキー食う?」
蒼「あ、ありがとー。・・・これって、僕とポッキーゲームがしたいって事?」
J「いやいやいやいや、ここバスの中だし。多分皆に見られちゃうし!」
蒼「ムキにならないでよ、流石に冗談だよ」
J「だ、だよね・・(蒼星石はいつも本気で言うから安心出来ないんだよ・・」
~20分後~
J「いや、やっぱり羊を数えるアレは見張り役がしてるんだよ」
蒼「僕は違うと思うな、あれはそこら辺の子供が見てると思うんだけど」
~30分後~
蒼「ははは、そうだよね、、痛っ」
J「ど、どうした?」
蒼「め、目にゴミか何かが・・痛い・・」ゴシゴシ
J「あーいかんいかん!目を擦ったら駄目だよ」
蒼「でも、目痛いし・・涙が、出てくるよ」
J「ああ、分かったから。ちょと動くなよ(キョロキョロ)誰も見てないよな・・」ペロ、コリュコリュ
蒼「わ、わわ(ジュ、ジュン君の舌が僕の目を)」
J「・・・ん、これでどうだ。もう痛くないだろ?」
蒼「ホントだ、ありがとう・・チュッ」
J「ちょ!誰かに見られてたら困るってw」
蒼「大丈夫大丈夫、誰も見てないよ。それにジュン君はもっと凄い事してたんだよ?」
J「いや、まあ。否定できない訳でして・・」
inネズミーランド
蒼「今日は一日自由行動だね、ジュン君♪」
J「うん…」(何か凄く嬉しそう…意外だな…)
蒼「ジュン君、耳、耳!!一緒に着けようよ!!」
J「えっ……!!」(勘弁してくれよ…)
蒼「わーい。お揃いお揃い!!」
J「……」(泣きたい……)
蒼「……どうしたの…?僕とお揃い…嫌だった…?」(泣きそうな顔をして耳を外そうとする)
J「えっ…そ、そんな…お前とお揃いが嫌なわけ無い!!」(男一人で耳着けるのテラハズカシス!!)
蒼「そっかぁ…良かった。じゃあ今日は一日中お揃いだねっ!!」
J「あ、あぁ…」(ってあれ…?また…)
J「って僕もう疲れたよ…ネズミーランドって何でこう広いし、何処に言っても人が多いんだ…」
蒼「う~ん…まぁ仕方ないよ。あっ、パレードやってる!!ミッキーだミッキーだ…」(ぴょんぴょん飛び跳ねるがよく見えないらしい。」
J「っしょっと…これでちょっと見える?」(腰を持って抱き上げ)
蒼「うん!!あっミッキー格好良い~僕ミッキー大好き!!」
J「えっ?!僕よりも…?」(身体を降ろして目線を合わせて)
蒼「………どっちだと思う?」(じぃっと目を見て…)
J「えっ……」(絶対僕って言ってくれると信じてたのに…ミッキーめ…)
蒼「……僕…ミッキー好きだよ…」
J「…ガーン」(マジデ?)
蒼「……でもジュン君も好き…だからミッキーの耳付けてるジュン君大好き!」
J「良かったホッとした…」(って更に外せない状態に追い込まれてません?」
ベ「くそぅ…あいつら仲良さそうに耳なんか付けやがって…」
銀「納豆っておいしいわよねぇ~♪」
紅「私はあんまり好きじゃないわ」
翠「ご飯に良く合うから好きですぅ」
雛「あんまり好きじゃないの~」
テクテク
ベ「ん?この声は銀嬢達?何を話してるんだ?」
蒼「ボクも好きだなぁ。あのねばねばして舌にねっとりからみつく感じが」
ベ「(ねばねば・・?舌に絡みつく?)」
雛「でもとっても臭いのぉ~雛臭いの嫌いなの~」
ベ「(く、臭い・・!?いやいや・・・まさか・・・)」
蒼「あの匂いがいいんじゃないか!・・・そそられるよ・・・」
ベ「(そ、蒼嬢がそんなことを!?)」
銀「そして何より口に入れると広がるあの苦味・・・いいわぁ・・・」
ベ「(お、女だけになるとこんな話をするのかぁ!?)」
シコシコシコシコシコシコシコ
ベ「蒼嬢があんのが好きだったなんて・・・待ってろ蒼嬢!今飲ませてやるからな・・ハァハァ」
ガラッ
蒼「なっ・・・何してるんだい?ベジータ・・・」
ベ「待ってろ今だして・・・ウッ!」
ドピュ ピチャ
蒼「何これ・・・・」
ベ「さっき蒼嬢達が話してたじゃないか。これが好きなんだろう?」
銀「あらぁ、それって納豆の話よぉ・・・・やっちゃったわねぇ、ベジータ・・・ウフフ♪」
ベ「え・・・」
蒼「ベジー・・・・タ?」
ベ「これからが本当の地獄だ・・・」
ー修学旅行ー
(旅館にて)
蒼「JUM君は明日の京都市内の自由見学誰といくの?僕かい?僕はまだ決まってないよ」
J「ん~、一応笹塚とベジータで一緒に見学する」
蒼「そっか…笹塚君とベジータ君ね」
J「どうかしたのか?」
蒼「ぃ、いや!何でも無いいぃよ!」
(翌日)
J「あいつら二人おせえなぁ、もう出発時間だぞ、何やってんだ?」
レイザーラモンHG「おーい桜田、昨日の夜遅く救護室にベジータと笹塚が運び込まれたんだ」
J「…え?」
レイザーラモンHG「そういうわけで他の人とテキトーに組んでくれ。見学、楽しんでこいよフォオオオオオオオオオオ!」
蒼「JUM君、余ったのかい?偶然だね、僕もそうなんだ」
J「…まさか」
蒼「どうしたのJUM君、そんなに見つめないでよ」
J「……」
蒼「あ、タクシー来た。さぁ行こうかJUM君」
修学旅行~最終日・夜~
J「流石のベジータと笹塚も最終日まで有線放送を見る体力は残ってなかったか・・」
J「まあ、俺も。寝ようかな・・(最後の日ぐらい、何かしたかったな」
ピリリリリリリ(着信:蒼星石)ピッ
J「どうした?蒼星石、もしかして寂しくなって俺の声でも聞きたかった?(今日は先手を打つ!」
蒼「ははは、その通りだよ。よく分かったねw」
J「ところで、何の用なのかな?もう消灯時間過ぎてるぞ?(先手打っても負ける訳ですね」
蒼「今から、会えないかな?屋上が使えるんだけど・・」
J「いや、流石に。今から出歩くのは・・無謀くないですか?」
蒼「・・・そう、だよね・・ごめんね、変な事言って・・・じゃ、又明日ね・・」
J「いやいやいや、ごめん。今すぐ行くから!ちょと、待ってて」
蒼「ほ、ほんと?ジュン君は優しいね、屋上で待ち合わせしようよ。鍵は開けてるから。遅れちゃやだよ?」
J「わかった、じゃ、又あとで!」
ガチャ ギー パタン
ヒュオオオオオウ
J「結構、寒いな・・。おーい蒼星石ー、何処に居るんだ?」
蒼「えいっ、ジュン君捕まえた!もう、遅いよ2分も待っちゃった」
J「ごめんごめん。これでも急いだんだけど・・それと、首に絡みついた腕とってくれない?結構絞まってる」
蒼「わ、ごめんよ。ジュン君に会えたのが嬉しかったんだ・・ごめんね」
J「い、いや、いいよ。むこうの椅子の方に行かないか?(上目使いが、可愛いなw」
J「よっと。ほら、蒼星石も寒いだろ?もっと近づけよ」
蒼「うん(スリヨリスリヨリ)んージュン君温かい、今度から僕の専属湯たんぽだねw」
J「俺で良かったら、構わないよ。ところで、何の話があるんだ?(可愛いなーくそ」
蒼「話はないよ?」
J「え、じゃあ何の用だったの?」
蒼「用って・・僕はただジュン君と一緒に居たかっただけだよ、だめ?」
J「あーいや、駄目じゃない。むしろ良いよ、凄く」
蒼「ジュン君もそう思っててくれたんだ、嬉しいw」スリスリ
J「俺も最後の夜ぐらい蒼星石と一緒に居たかったしね」ナデナデ
蒼「もう、くすぐったいよ。僕も最後の夜ぐらいジュン君の耳を噛みたかったし・・」カミハミ
J「ん、今日は優しいな。(俺を跨ぐ形で座られるのは、エロイよなw」
蒼「一晩中噛んむから・・・強くしたら耳が駄目になっちゃうよ・・」ハミハミ
J「はは、そいつは気合入れないと大変だ」
↓
バスの中
翠「蒼星石、ポッキー食べないですか? って、二人とも寝てるです」
真「旅行中の疲れが出たのよ、寝かしといてあげなさい」
翠「二人とももたれ掛かる形で寝やがって気持ち良さそうです」
真「ふふ、そうね・・」
J「zzz」
蒼「zzz」
登校中
蒼「ジュン君、手繋いで行こうよ」
J「えーでも登校中だし・・」
蒼「でも、ほら。温かいよ?繋いでたら」
J「まあ、それはそうだけど・・皆に見られたら・・」
蒼「'僕の'ジュン君なのに・・僕の言う事何でも聞くって言ったジュン君なのに・・」
蒼「・・そうだよね。'足を舐めろ'とか言う男女の事なんて聞けないよね・・」
J「あーほんと、勘弁してください。手繋ぎますんで」
蒼「ほんと?悪いなー、なんか催促したみたいで」
J「まったく、教室に入るまで放さないからな、この手」
蒼「ふふ、望む所だよ(何だかんだ言って、僕の事嫌わないのがジュン君の良い所だよ」
枕を持った蒼星石。少しモジモジしながら。
蒼「ねぇ、今日 一緒に寝ちゃ駄目かな?」
蒼「うん、ありがとう。君って優しいんだね。」
蒼「久しぶりだね一緒に寝るの。(////)」
※わざと行を空けています。
翠「蒼星石ー、もう寝たらどうですかぁ?」
蒼「ま、まだ大丈夫だよ……それに絶えず保守しなくちゃ、VIPPERがガッカリするでしょ」
翠「そんなの放っとけですよ、早く寝ないと体に毒――」
蒼「――スー……スー……」
翠「あーあ、寝ちまったですぅ。……しょうがないですねぇ」
翠「保守ですぅ」
蒼「ほら、もう朝だよ起きなよ」ユサユサ
蒼「もう仮面ライダーも終わったよ?」ユッサユッサ
J「・・・」
蒼「ねえ、ほら。僕一人起きてても寂しいじゃないか」ユッサユッサユッサ
J「・・・zzz」
蒼「・・・・」ガリィ!
J「痛っ!!!・・・あ、ああ。おはよう蒼星石」
蒼「おはようジュン君、やっと起きたね」
J「その、起こして貰っておいて言うのもアレなんですが。俺の耳噛んだ?」
蒼「さあ、どうかなー(起きないジュン君が悪いんだよ」
J「あー髪伸びたな。そろそろ切りに行かないと(あの親父下手なんだよな、店変えてみるか・・」
蒼「あ、それなら僕が切ってあげようか?」
J「蒼星石が切ってくれるのか?(まあ、ちょうど良かったかな」
蒼「うん。なんなら噛んでカットしてあげても良いよ?」
J「あ、いや。普通でお願いします」
↓
蒼「はい、じゃあ行きますよ」
チャチャチャチャ、チャキチャキチャキチャキ
J「(す、凄い。完全に職人の手つきや!)」
蒼「(はあ、本当は歯で切りたかったんだけどな・・)」
チャキチャキチャキチャキチャキ、チチチチ、チョキン
蒼「はい。出来たよ」
J「おお、凄い上手だよ!(あの床屋の親父より上手いじゃないか!」
蒼「そりゃ、毎日ジュン君の顔を見てるから。似合う髪型も分かるよ」
J「じゃ、お代をお支払いしますわ」
蒼「お金は良いから。耳を噛ませてね」
カミカミカミカミカミ、ハムッ、チュチュ、レロッ
J「(は、激しい!ま、まるで職人のようだ!)」