梅「最近この近辺で万引きをしている生徒がいたと聞いたんだが・・」
梅「まあ、このクラスにはそんなことする生徒はいないと思うが・・・」
屋上
水「ちょろいわぁ・・・。もう少しであの店つぶれちゃうんじゃないのぉ」
蒼「水銀燈、どういうことだい?それは」
水「あらぁ・・・いつからいたのぉ?まあ良いわぁ。あなたも欲しい?」
蒼「いらないよ、それより、その盗んだもの返したほうが良いよ・・・」
水「別に良いじゃな~い。それに、一度盗んだものを返しに行くおばかさんなんていないわよぉ」
蒼「・・・・でも・・・・」
そこに、蒼星石のうしろに隠れていた薔薇水晶が顔を出した。
水「あらぁ・・・薔薇水晶までいたのぉ?」
薔薇水晶は、ゆっくりと水銀燈に近づいていった。
薔薇「・・・・・・返した方が良いよ・・・・・」
水「薔薇水晶までそんなこと言うのぉ?」
薔薇「・・・・・・・水銀燈がおまわりさんに捕まるとこ・・・・見たくない・・・」
水「大丈夫よぉ・・・私はそんなへましないわぁ・・・・」
薔薇水晶は、ギュッと強く水銀燈の手を握る。
薔薇「・・・こんな綺麗な手を・・・・犯罪で汚くしないで・・・・・」
じっと見つめるその瞳は、なによりも純粋だった・・・。
水「・・・・わかったわよぉ・・・・返せば良いんでしょぉ返せばぁ・・・」
薔薇「・・・・・・・・・うん・・・・・そうして・・・・約束」
蒼「やっぱりあの二人は特別な何かで結ばれてるんだな・・・」
万引きは、軽犯罪のように見えて、重罪です。あなたの大切な人が悲しむ前に止めましょう。
水「ただいま~・・・ん?誰かの靴?メグ~、新しい靴買ったの~??」
メグ&?「!!!???」
水「え!?・・・そんな・・・嘘・・・ジュン?」
ジュン「お、おかえり・・・。」
水「そんな・・・いや!!!!」
水「帰りに新しいヤクルト屋によっていかない?」
J「あ、いいよ。じゃ、放課後ね」
↓
真「ほんと、ジャンクの癖に私のミーディアムにちょこちょこ手を出さないでくれる?」
水「ちょと、いきなり何よぉ」
真「煩いわね、ジャンクと話す時間はないの、くんくん再放送が始ってしまうわ ごきげんよう」
水「うっ・・うぅ・・何よ、私はジャンクなんかじゃないわょ・・」
J「水銀燈・・」
水「こっちに来ないでよぉ、今取り込んでるんだからぁ・・ぐす」
J「だけどね、これから水銀燈とヤクルトを飲むって言う先約があるんだし・・」
J「と、言うか1億と2千年前から好きだ結婚しよう」
水「やっぱり、あんたが一番やぁー(飛びつく」
ベジータ「やれやれ、俺が入る隙間は微塵もないようだな」
水銀燈「あらぁ?こんな朝早くにどうしたのぉ?」
メグ「今日は具合が良いからお弁当でも・・・と思ってね。いつもコンビニ弁当じゃ飽きちゃうでしょ?」
↓昼食の時間
水銀燈「うわぁ・・・おかずがこんなにいっぱぁい・・・メグ頑張ったのねぇ。」
カ゛タンッ
真紅「あら、ごめんなさい。机に足が引っかかって倒してしまったわ。」
水銀燈「うぅっ・・・あぁぁ・・・メグのお弁当がぁ・・・」
下校時・雨
真「困ったわね、置き傘してる傘が壊れてるわ・・あら?この傘なら・・」
水「あらぁ?私の傘がないわぁ?」
真「水銀燈、あなたみたいなジャンクの子には、その壊れた私の傘がお似合いよ では、さようならーフ゜フ゜ッ」
ー昇降口で雨が止むのを待つ水銀燈ー
水「何よぉ・・この雨ぜんぜん止まないじゃなぃ・・」
水「私が、ジャンクの子じゃなかったら・・うぅ・・」
?「俺と一緒にt(ry」
J「あれ、水銀燈じゃないか?もしかして傘忘れたのか?」
水「そうなのよぉ、途中までいれてくれなぁい?」
J「ああ、いいよ。帰り道同じだしな」
水「あらぁ、もしかしてこれって相合傘なんじゃなぁい?(すりよる」
J「ちょ、近寄るなよw胸あた(ry」
水「ジュン君は私に濡れろって言うのぉ?いじわるぅ♪」
ベジータ「とちゅうまで、一緒にいきませんよね・・」
マラソン大会
紅「水銀燈。あなたは一番最後にゴールしなさい。決して走ってはダメよ」
銀「えぇ。でもぉ・・・」
翠「でももへったくれもねぇです!お前は一人さびしくゴールするです!」
紅「もしも歩いてない所を見かけたらあなたのヤクルト、全て捨てるわよ」
翠「お前はジャンクなんだから目立っちゃダメなのです!」
銀「・・・わかったわよぉ・・・」
競技開始
銀「・・・・何でいつも私ばっかりぃ・・・ジャンクだからなのぉ・・・」
J「あれ。水銀燈、何で走らないんだ?」
銀「え・・・あ、ジュン・・・ちょっと調子が悪いのよぉ・・・心配しないでぇ」
J「大丈夫か?走れないんだったら先生に・・」
銀「だ、大丈夫よぉ・・・それより貴方、早く行かなくていいのぉ?」
J「・・・あぁ、俺はずっと引きこもってて体力無いから・・・そうだ。一緒に歩いていくか」
銀「え・・・」
J「マラソン大会なんて必要ないよな~。疲れるだけだし」
銀「そ、そうねぇ~」
J「それならこうやって歩いたほうが楽しいし、ゆっくり行こうぜ」
銀「ジュン・・・愛してるわぁ」
J「わ・・・バカ、やめろ」
蒼「あんまり水銀燈いじめない方がいいんじゃない?」
翠「蒼星石はあんなやつの肩を持つですかぁ~!」
蒼「いや、あれ見てみなよ」
銀「ウフフゥ♪」
J「ハハハハ・・・」
紅「・・・ジュン・・・」
翠「なぁ~んでチビ人間と水銀燈が一緒にいるですか~!」
紅「この状況、やばいわね」
翠「ムキィー!」
水「ジュンは勉強ばっかりするけどぉ将来の夢とかあるのぉ?」
J「昔は、パイロットとかになりたかったけど、今は大切な人を守るだけの力が欲しいかな」
水「ふぅーん、ジュンも色々考えてるのねぇ」
J「そう言う、水銀燈は何なんだよ」
水「私は・・ないわねぇ。そうだわぁジュンの大切な人になって守って貰おうかしらぁ♪」
J「ちょww何言ってんだよww恥ずかしいなww」
水「あらぁ、私は本気よぉ?ふふ」
そのやり取りを横目で見ながら、進路希望用紙に目を落とす蒼星石
蒼「(将来の希望が”お嫁さん”、か)」
小学生A「あ、じゃんくが来たぞ~。」
小学生B「水銀燈にさわったらじゃんくがうつるぞ~。」
小学生C「じゃんくは教室に入れたら駄目だぞぉ。」
銀「開けてよぉ。あたしじゃんくじゃないわぁ。あたしじゃんくじゃないもん!中にいれてよぉ!」
小学生A「駄目だぞ。お前カラスみたいに真っ黒だもん。」
銀「・・うっ・・ひっぐ・・開けてぇ・・ひっぐ。」
私はこうやってずっといじめられていた。ジャンクジャンクと言われ続ける毎日、何度も学校に行くのを止めようかと思った。
だけど
ガッ!!
小学生A「あっ!何ドア開けてるんだよジュンじゃんくが入って来るだろ!!」
ジ「うるさいなお前達、いつまでも水銀燈いじめたりして・・・。みっともない真似すんなよな!
水銀燈、早く入って来いよ!」
銀「いいのぉ?あたしカラスみたいなのよぉ?」
ジ「カラスは賢い生き物なんだ。そんな事言ってやるなよ。ほら手ぇ貸してやるよ。」
銀「ジュン君・・・ありがと・・。」
一同「わ~ジュンもじゃんくになった~。」
ジ「うるさい!!」
そう、貴方はいつも私をかばって守ってくれた。ずっと助けてくれた。だからイジメもなくなったし
学校にも行けるようになった。
そんな貴方は私のヒーロー、同じ薔薇学園に通う今でもそう。私は貴方が好き。
銀「おはよぉジュン」
携帯<マッタ゛ーイワナーイテ゛ー
JUM「なんだ?」
From:水銀燈
title:おっはよぉ
本文
今日は私がお弁当作ってあげて来たからぁ。
あーんってさせてねぇ。
携帯<ヨッミカ゛ーエルーキ゛ンイローノハーネ
水銀燈「きたー!」
From:JUM
title:件名なし
本文
うるっせえ。
うぜえから二度とメール寄こすなジャンク。
真紅「(これであの子は心に傷を負うはず・・・そうすればJUMは私のもの・・・。)」
JUM「おい真紅、今何送ったんだよ。」
真紅「そんなことを僕<しもべ>に教えるわけがなくてよ?(・・・教えたら私が危ないもの。)」
水銀燈「↑のが事実ってことなのよぉ
JUMがそんなひどい事、私にするわけないわぁ」
JUM「・・・と想像できるから送ってみるか。」
銀「ジュ~ン、今日何の日か知ってる?」
J「ああバレンタインだろ?さっき翠星石と雛苺からもらったよ」
銀「正解~じゃあご褒美にこれあげるわぁ」
J「ああ、サンキュ」
紅(いくなら今しかないのだわ)
紅「ジュン、チョコをあげるわ」
J「え?・・・ちょ」
紅「べ、べつに好きとかそんなんじゃなくて、えっと
そう、下僕に対する情けみたいなものだわ」
J「・・・・・・」
紅「どうしたの?嬉しすぎて何もいえないの?」
J「医者から甘いものとめられてて・・・・」
銀「そんなことも知らなかったのぉ?私たちがあげたのは煎餅よぉ」
紅「あ・・・・ちょ・・・・・・」
銀「ふふ、おばかさん♪」