林檎様


裏喧嘩界最強の女帝にあらせられる人物。
素性は謎に包まれておられるが、とりあえず性別は女性であられる。
自らを頂点となされる強大な組織を手駒としてお持ちになられており、
庭園を守護する"御庭番"や、君主護衛集団である"闇執事"などを擁されている。
下界に御姿を顕現なされたことはないが、配下である庭園管理者"刻苦"の発言から、
林檎庭園の奥"摩天楼"と称される館の最上階にあらせられることが判明している。
しかし、拝謁するためには各階で待ち構える屈強な番人を打倒しなければならないこと、
加えて最強の精鋭である御庭番や闇執事といった護衛衆とも対峙しなければならないため、
実質お目にかかるのは不可能である。

名実ともに裏喧嘩界に君臨していた林檎様であったが、その栄華はつい先日崩壊する。
かつて御庭番の末席に名を連ねていた"塾長"と名乗る地上最悪のペテン師に騙され、
所有するすべての財産を奪われてしまったのだ。
贅の限りを尽くした絢爛たる屋敷は即日引き払われ、跡地である喧嘩界の超一等地には塾長の新たなる根城「平成喧嘩塾 ver2」が聳え立つこととなった。
失意にくれる林檎様は庭園に実っていた最高級のリンゴとともに段ボールに梱包された後、
ロシアのウラジオストックに輸出され、代価は塾長の小銭となった。
闇執事たちは人知れず無職となり、現在は求職中である。
最終更新:2012年02月11日 00:13