外貨預金



「外貨預金」とは、日本円を外国通貨に交換して外貨で預金する投資方法です。
基本的なしくみは日本円で預金する場合と同様で、普通預金と定期預金があり、預けたお金には一定の利息が付きます。普通預金はお金の出し入れが自由で、定期預金は原則として満期日前にお金の引き出しや中途解約ができないという点も、円預金と同じです。
預けるタイミングを誤ると損をしてしまいます。為替動向には注意が必要です。

「外貨預金」は大手銀行、イーバンク銀行で取り扱っており、大手銀行で往復1ドルあたり2円の為替手数料 (イーバンク銀行は大手銀行よりも安い)がかかります。


「外貨預金」のリスク

外貨預金の元本(投資した額)・利息は外貨ですから、円から外貨に交換した時の為替レートと、外貨を再び円に戻して受け取る為替レートとの差によって、為替差損益が生じる可能性があります。
為替差損が発生すると外貨預金を円に戻したときに、当初預け入れた円貨額を下回り円ベースで見た場合は元本割れ(投資した額より少ない金額)となる場合もあります。
また、外貨預金は預金保険の対象外です。銀行が破綻すれば、その金融機関の支払い能力により補償額が変化することになります。従って、外貨預金をはじめる時は金融機関を選ぶことも重要です。



「為替差益」と「為替差損」

たとえば、1米ドルを110円で買い、米ドル外貨預金で運用後に円に戻す時1米ドル=120円に(ドル高・円安)なっているとすると、110円で買った米ドルが今では120円で売れますので、10円の利益が生じます。これを「為替差益」(円を売って外貨を買った場合、円安になった時に外貨を売って円に戻したときの利益のこと)といいます。
また逆に、1米ドルを110円で買い、米ドル外貨預金で運用後に円に戻す時1米ドル=100円に(ドル安・円高)なっているとすると、110円で買った米ドルが今では100円でしか売れませんので、10円の損失が生じます。これを「為替差損」(円を売って外貨を買った場合、円高になった時に外貨を売って円に戻したときの損益のこと)といいます。
最終更新:2008年04月04日 21:52