fumi-ka
[05年3月] お題は「( )離( )」
最終更新:
匿名ユーザー
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流 離
新天地いよいよ移るわくわくと目映る景色変わる寂しさ
由(ユ)
距離
良い人間関係を続けるには何が必要だろうか?
逆説に聞こえるかもしれないが、少し”離れてみる”ことではないか。
たとえば、四六時中一緒にいるカップル。
初めはラブラブで楽しいかもしれないが、
常にべったりでは新鮮さがなくなり、
物足りなさを感じるようになるかもしれない。
初めはラブラブで楽しいかもしれないが、
常にべったりでは新鮮さがなくなり、
物足りなさを感じるようになるかもしれない。
趣味やネットワークなど
お互い別々の世界を持ち、刺激し合うことで、
魅力的な「男」と「女」でいられる気がする。
お互い別々の世界を持ち、刺激し合うことで、
魅力的な「男」と「女」でいられる気がする。
自宅で肉親を介護している人も、そうだ。
たとえ「思い」があったとしても、
24時間一緒にいたら、精神的にも肉体的にもまいってしまう。
24時間一緒にいたら、精神的にも肉体的にもまいってしまう。
ホームヘルパーに来てもらうなど
介護から離れて、少しでも自分の時間が持てれば、
肉親に対してもっともっと優しくいられると思う。
介護から離れて、少しでも自分の時間が持てれば、
肉親に対してもっともっと優しくいられると思う。
愛しいわが子でさえも、1日中一緒にいたら息が詰まってしまう。
10分でも15分でも誰かに見てもらって
子どもと離れる時間を持てれば、
気分がリフレッシュでき、
よりいっそう子どもを思う気持ちが深まるのではないか。
子どもと離れる時間を持てれば、
気分がリフレッシュでき、
よりいっそう子どもを思う気持ちが深まるのではないか。
少し「距離」を置くこと。これがウマくいく秘訣だろう。
大ちゃん
距 離
のぞみは2週に1度位の割合で、
好きな先輩と街で会うようになった。
好きな先輩と街で会うようになった。
とは言っても会ってする事はといえば、
いつものCafeでお茶か食事をして、後は
渋谷の街をぶらーっと歩いたらそれでおしまい。
いつものCafeでお茶か食事をして、後は
渋谷の街をぶらーっと歩いたらそれでおしまい。
いまどきありえないほど奥手なのぞみは、
手をつなぐどころか、横に付いて歩く事さえ満足にできない。
気が付くといつも先輩から50センチくらい離れて歩いている。…おいおい…。
手をつなぐどころか、横に付いて歩く事さえ満足にできない。
気が付くといつも先輩から50センチくらい離れて歩いている。…おいおい…。
今日ものぞみと先輩の距離は50せんちめーとる。
先輩はさっき食べた海鮮丼の話をしているみたいなのだが
正直いまいち聞き取れない。
気が付くと線路の上の夜の公園。いつもならぼちぼち帰りの時刻。
のぞみにとってはちょっと寂しい時間帯。
先輩はさっき食べた海鮮丼の話をしているみたいなのだが
正直いまいち聞き取れない。
気が付くと線路の上の夜の公園。いつもならぼちぼち帰りの時刻。
のぞみにとってはちょっと寂しい時間帯。
『なんか…いつも…離…なあ~!』
急に先輩が話し出したので聞き逃してしまった…。
急に先輩が話し出したので聞き逃してしまった…。
『えっ、なに…?』
『離れすぎー!』
先輩がのぞみを掴まえて引き寄せた。
先輩がのぞみを掴まえて引き寄せた。
2人の距離が一気に近づいた。
というか唇がくっついた……。
SAKA