ブログに容疑者の様子など掲載、司法修習生に守秘義務違反の疑いも
ブログに容疑者の様子など掲載、司法修習生に守秘義務違反の疑いも : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
- 長崎市内の法律事務所で実務修習をしている20歳代の男性司法修習生が、取り調べや刑務所内の見学など修習内容をインターネット上のブログに掲載していたことがわかった。
- 長崎地裁は、裁判所法に基づく守秘義務違反の疑いもあるとして調べている。
- 同地裁などによると、男性は2月15日付で、検察の実務修習で80歳の女性を取り調べたとして「途中から説教しまくり。おばあちゃん泣きまくり」と記載。同29日付では、取り調べ中の容疑者について、刑務所の出所後5日目の犯行だったとし、「刑務所でしかうまく生きていけないんじゃないか」と書いていた。
- 裁判所法の司法修習生規則では「修習にあたって知った秘密を漏らしてはならない」と定めている。
- 同地裁は最高裁司法研修所から情報提供を受けて調査し、男性は事実関係を認めているという。
- (2008年6月19日11時25分 読売新聞)
ブログ情報
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(削除済み)
ブログのログ
(写真は省略)
28
- 2008-06-05 | 修習
- 28歳になりました。
- ありがとうございます。
- 完全におっさんです。
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- 弁護修習。楽しいです。
- 福岡行ったり、佐世保行ったり、運転手になったり。
- 仕事もわりとちゃんとやってます。
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-
- 思い出に残る28歳にしたいです。
弁護修習
- 2008-05-30 | 修習
- 第4クール。弁護修習です。
-
- まだ始まって1週間弱だが、弁護修習が一番自分にあってる。
- そう感じました。
- 弁護修習が、というより、弁護士の仕事が。
-
- 担当の弁護士はかなりお気楽です。テキトーな感じで。
- 高田純次なみ。ちょっと言い過ぎだが。
-
- さっそくいろんなことやらしてもらってるし、経験値積んでる感があります。
死刑判決に立ち会う
- 2008-05-27 | 修習
- 「被告人を死刑に処する」
-
- 文字では何度も読んだことがあるし,主文が後回しにされ,さらに量刑の理由の中でも「極刑はやむを得ない」などと言っていたので,その結論は頭の中ではわかっていたけれど,法廷に響き渡ったその言葉に鳥肌が立った。
-
- 長崎市長銃殺事件の判決公判に立ち会いました。
- テレビに映るとか言っていたけど,午前中のテレビ撮影が入っている時間帯はジャンケンに負けて修習生席に座れませんでした…。
- けれど,午後は法廷にいたので,主文の瞬間に立ち会いました。
-
- この事件,自分は公判を見たわけでもないし,記録もほとんど読んでいないので,その判決が妥当かどうかなど,語れるわけもないので語りません。
- ただ,この事件がどうとかはさておき,やっぱり死刑って違うなと思った。
- この被告がやったことは許されないし,選挙期間中に候補者を射殺することは,まさに民主主義に対するテロ行為。それはそのとおり。
- だけど,本当にこの被告人を殺していいのか。
- 死んじゃったら全て終わりだよと。
- 偶然にも今日,某アナウンサーの自殺の報道があったけれど,
- 自ら死を選ぶ人もいれば,殺される人もいる。そして裁判によって殺される人がまた1人。
- 自分の頭では整理できないな。
-
-
- 判決を全て言い渡した後の裁判官室は異様な静寂に包まれてました。
- なんとも言葉では言い表しようのない空気。
- なにはともあれ,死刑判決に立ち会うという貴重な経験をしました。
東京に想う
- 2008-05-26 | 修習
- ロースクールのOB会ということで東京に行ってきた。
- 久しぶりのメンツに会ってじつに楽しかった。
- 意外とこのブログが東京と長崎という距離を埋めているということを知る。
-
- 今回東京には久しぶりに行ったが,なんとなく「上京」感を感じた。
- 生まれてから18年間田舎で育って,18の時に東京に出たが,その時は東京が嫌いで,けれど勉強のためだと思っていた。その後も東京嫌いは直らず,むしろその思いを強くし,いずれは東京を離れようということをよく考えていた。
- ところが,今回修習で10ヶ月というなんとも微妙な期間,東京を離れて長崎に来て,不思議と東京に戻りたい気分になった。東京が好きになったわけではないけれど,やっぱりとりあえず仕事をがんばるのには東京なのかなと。東京にいることが当たり前になっていたが,この10ヶ月間でそれをいったんリセットできたような気がする。
- そういうわけで,すごく前向きな気持ちで2度目の上京をします。9月末に。
-
-
- 修習は明日で刑裁も終わり。次は弁護です。かなり気楽です。のんびりがんばります。
- 刑裁修習はいろんな意味で,いろんなことを考えたけれど,それはまた別の日に書こう。
おつかれさま
- 2008-05-19 | 修習
- 今年の新司法試験。今日終わったみたい。
- 夜,打ち上げ会場にいた人たち何人かと電話で話したが,
- みんなすっきりしたいい声をしていた。
-
- 懐かしくもあり,新鮮でもあり。
-
- また東京に戻りたい気分になった。
- そんなわけで来週東京戻ります。
-
- 試験受けた人たち,おつかれさま。
- よい結果で出ることを祈るのみ。
- 思う存分遊んでください。
- 九州にきた際にはぜひ声をかけてください。
- お供させていただきます。
かなりどうでもいい話
- 2008-05-14 | 修習
- 最近毎日のように法廷で見かける新聞記者がT1にマジで似てる。
- 色といい体格といい。
- 最初見たときほんとびっくりした。
- 特に横顔がほとんど一緒。
-
-
- それはそうと,個人的に刑事弁護人のマスコミ対応についてすごく興味があるが,
- 今月号の「自由と正義」は実にアツい。
- そして,その記事にも出てきました。PLL弁護士。
幸運を祈る
- 2008-05-11 | 修習
- 今週は司法試験。
- 1年前を思い起こすと言葉では言い表せない気分になる。
- 今年も受験する仲間・同志がたくさんいる。
- 今,自分は修習生という立場にいるけれど,文字通りまさに紙一重。
- 少なくとも今の自分は大した努力もしてないし,みんなの力にもなれていないし,何も言えないけれど,今年も努力を続けたみんながほんとにすごいと思う。
- ぜひぜひがんばってほしい。
- いや,ここまでがんばってきた人たちに向かって,「がんばれ」はもう必要ない。
- 自分の力を出せるよう,幸運を祈るのみ。
天草と屋久と磯
- 2008-05-09 | 長崎・九州
- GW。大満喫。
- 今回は言葉よりも写真で。
-
- (※以下略)
GW突入
- 2008-04-30 | 長崎・九州
- 先週末は長崎で帆船祭り。
- ヨットに乗って海の上から見ちゃいました。
-
- 明日からは熊本・天草で釣りをして,屋久島行っちゃいます。
-
- 最近休みのたびに疲れていっているけれど,GWはかなり疲れてきやす。
- 楽しみ楽しみ。
ビデオリンク
- 2008-04-22 | 修習
- 今日ビデオリンクの証人尋問を傍聴した。
- それで思ったこと。
-
- やっぱりビデオリンク+遮へいの合わせ技は違憲だ。
-
- 別室にいる証人に修習生の姿が見えると心理的に影響があるとかいう理由で
- 傍聴席から傍聴した。つまり被告人と全く同じ感覚。
-
- 仲間はずれにされている感じがした。
- あんなもの公開でもないし,被告人が反対尋問できるわけがない。
-
- 刑事裁判って,当然のことだが,被告人が主役のはずなのに,
- なぜ,その主役の被告人には何も見せずに,他の脇役である
- 検事とか弁護士とか裁判官だけ画面を見てるのか。
-
- 違和感ありまくり。
-
- 刑事裁判って,被告人に刑罰を科す手続であって,真実を明らかにする場ではない。
- 敢えて強く言うならば,刑事裁判なんかで真実なんてわかるわきゃない。
- 過去にどのようなことがあったかについて,第三者つまり他人である
- 検事だとか弁護士だとか裁判官がいくらあーだこーだ言っても,
- 100%真実にたどり着けるなんてことがあるわけがない。
- 訴訟で明らかになる真実なんて,擬制された真実であり,
- それで真実にたどり着けたと思っているならば,そんなのは賢いとされている人たちの思い上がりでしかない。
-
- つまり,何が言いたいかというと,真実を明らかにすることを目指すことと,
- 被告人にどのような刑罰を科すのが相当かを考えることとは時に矛盾する。
- そのような時に,何を優先して考えるべきかという時に,
- あまりにも真実を明らかにすることを優先しすぎなのではないかと。
- 裁判官も修習生もそう考えている人が多いような気がしてならない。
-
- それが行き過ぎると,本来主役であるはずの被告人が,訴訟の中で仲間はずれにされるということになるのではないか。
-
- ビデオリンク+遮へいという荒技を見ながらそんなことを考えた。
-
-
- このあたり,木谷先生の刑事裁判の心シリーズとか,事実認定本のはしがきを読むと,非常にすっきりする。
-
-
- 刑裁修習,確かにストレスたまるかも。
- 同じ感覚で話し合える人が欲しくなる気持ちがよくわかってきた。
-
地殻変動
- 2008-04-19 | 修習
- 裁判員効果が早くも出ていると感じる。
- 明らかに刑事裁判が変わり始めている。
- 検事がパワポを使い,わかりやすい言葉で冒頭陳述をし,
- それに対して弁護人もすばらしい冒頭陳述をやり返す。
-
- まだ裁判員裁判が始まる前で,裁判官相手の裁判だが,
- 検事も弁護士も裁判員を見据えて試行錯誤している。
-
- 長崎みたいな田舎だと,検事は組織だからいろんな準備をできるし,
- パワポとかもかなり手の込んだものを披露している。
- 一方で,弁護士は,1人とか2人とかの事務所の人ばっかりで,
- とても手の込んだことはできず,そこに明らかに差がある。
-
- けれど,検事が手の込みまくったパワポを駆使して,丁寧すぎるくらい
- 冗長な冒頭陳述をした後に,弁護人のビジュアル装置はないものの,
- コンパクトにまとまっていて,けれどしっかりしたアナザーストーリーを
- 提示した冒頭陳述を聞くと,説得力があって,何が説得力を持たせるのか,考えさせられる。
-
- 話し方もうまく,思わず聞き入るような陳述をされていたからこそ,
- 事前に書面を配ってしまったのが残念ではあったが。
-
- いずれにせよ,法廷がアクティブになっていると感じる。
-
-
- 早く裁判員裁判が始まってほしいと思う。
-
-
- 話は変わって,最近読んでいる本の話を。
- 「裁判の中の在日コリアン」
- 今までの戦後の在日の歴史を裁判から紐解いたものであるが,
- 心というか魂が揺さぶられる。
- この本を読んでると,自分が社会から託された役割は何なのか。
- 自分が進もうとしている道でいいのか,等と考えさせられる。
- けれど,間違ってないはずだ。人生は長いのだ。
- 様々な思いを胸に秘めつつ,いつかその思いをぶつけよう。
- ぜひkappa氏とかゲタあたりに読んでほしい本。
-
- 裁判の中の在日コリアンー中高生の戦後史理解のために
- 在日コリアン弁護士協会
- 現代人文社
-
43
- 2008-04-09 | 修習
- すごい人がいました。
-
-
- 前科43犯。
-
-
- この人70歳そこそこ。
- そのうち37年くらい刑務所暮らし。
- 20歳以降で言えば,37/50くらい。
-
- 43もいくということは,しょぼい犯罪ばかり繰り返してるということ。
- ぜひ45目指してほしい。
-
-
- それはそうと,こういう人見てると,刑事司法とか何の意味があるんだろうと感じる。
花見と刑事裁判修習と
- 2008-04-07 | 長崎・九州
- 週末を利用して京都に花見に。
- 相変わらず日本を飛び回ってます。
- 京都修習の人たちがいろいろ用意をしてくれて楽しい時間でした。
- すばらしい。
-
-
- 刑裁修習は,今の時期異動が多いから公判期日が入ってなくて,
- 基本的にヒマ。
- そういうわけで裁判官室にある本をひたすら読む。
- 最近読んでるのは
- 「法廷弁護技術」
- そう。あれです。
- 裁判修習に読むとは思わなかったが,本棚にあったから読むしかないでしょと。
-
- 非常におもしろい。
ちょっといい話
- 2008-03-30 | 長崎・九州
- この前,1人でフリー雀荘に行ったときの話。
-
- メンツは,自分と店のメンバーと中年オヤジと高校~大学くらいの少年。
- どうやらオヤジと少年は親子らしい。
- 少年はオヤジのことを「お父さん」と呼び,オヤジは子どもに話す口調で少年と接している。
- 親子であることは間違いなさそう。
-
- ところが,このオヤジと少年の苗字が違う。
-
- 親子であることは間違いないから,ということは,多分離婚して離れ離れになった親子なのだろう。
- 少年はお母さんのところに引き取られたのだろう。
- 久しぶりにお父さんと会って,2人でマージャンをしに来たのだろう。
-
- この2人,よそよそしいところとかなくて,かなりいい感じの親子に見えた。
-
- 横でマージャン打ちながら,微笑ましい感じがした。
-
-
- まぁ,全部自分の勝手な想像だから,全然違うオチなのかもしれないけどね。
-
-
- ちなみにこの日やっちゃいました。
- リー即ヅモスーアンコ赤ウラウラ。
- あの伝説の夜の村さんマージャン以来です。
-
- それにしても阪神強すぎ。
最初で最後
- 2008-03-27 | 修習
- 検察修習も終了。
-
- 修習中に自分のところに配点され,取調べをした事件の公判があったから,
- 検察席から公判に出ました。
- おそらく,いや,間違いなく最初で最後。
-
- 今日から刑事裁判修習。
- 今日はチラっと傍聴しただけだったが,
- 自白事件ばっかりで,なんとなく続けられる情状弁護に
- なんだかなぁ…
- 言葉に言いあらわし難いけれど,すごく消化不良。
-
- お説教大会みたいだった。
- 裁判ってなんなんだ。
-
- 2ヶ月間考えてみますか。
sit by me
- 2008-03-21 | 修習
- 読売新聞より。
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- -----
- 裁判員裁判、予断排除のため被告のネクタイを容認
-
- 2009年に始まる裁判員制度で、法務省は、拘置中の被告に法廷でのネクタイ着用などを条件付きで認める方針を固めた。
-
- 保釈されていない被告は、自殺や逃走を防止するため、ノーネクタイ、サンダル履きで出廷しているが、こうした服装が裁判員に「犯罪者のように見える」との予断を与えかねないと指摘されていた。同省は、被告が公判中に弁護士の隣に座ることも認める方針だ。
-
- 拘置中の被告が出廷する場合、服装は原則自由だが、ネクタイは「自殺に使われる恐れがある」、靴は「逃走が容易になる」との理由で拘置所が認めていない。しかし、日本弁護士連合会は、拘置所を所管する法務省に対し、「裁判員が『やはり犯罪者なのか』という予断を抱けば、無罪推定の原則が揺らぐ」として、ネクタイ着用などを認めるよう要求していた。
-
- このため同省は、裁判員が参加する裁判に限定して服装の規制を緩める方針を固め、日弁連と最高裁に伝えた。ネクタイは「結び目がほどけない取り付け式のもの」、靴は「革靴に見えるが実際にはかかとの部分がない形状のもの」に限って容認。資力のない被告もいるため、拘置所が一定数を購入し、希望者に貸し出す案が有力だという。
-
- 一方、日弁連は被告の座る位置についても、「刑務官に挟まれて弁護士の前のベンチに座るため、コミュニケーションが取りづらい」とし、弁護士の隣に座れるよう要請。同省は、刑務官が後ろに控えていれば、裁判員裁判では隣に座ることを認めることにした。
- (2008年3月20日03時05分 読売新聞)
- http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080319-OYT1T00897.htm
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- -------
- ん~,なんだか感慨深い。
- まだまだ不十分ではあるが,一歩ずつというところか。
-
- 最近思うのは,法廷に入ってくるときに腰縄手錠はやめたほうがいい。
- 入ってきた瞬間に有罪の心証を抱くと思う。
- 法廷に入る前に腰縄手錠を解くべきだ。
-
- せっかくスーツとか革靴もどきのものを履いても,
- 腰縄手錠を裁判員に見せた瞬間に,スーツを着た意味がなくなると思う。
-
- sit by me だとか,法廷での服装だとか,なんとなく刑クリやってたときには
- 認められるわけはないけど,大切なことだから主張するという感覚だったが,
- 少しずつ変えていく事ができるということを感じれるだけで,モチベーションが上がる。
司法解剖
- 2008-03-20 | 修習
- 司法解剖に立ち会ってきました。
-
-
- 事件性のある死体が発見されたということで,事件なのか事故なのかもわからない状況で見てきたわけだが,死因が何かとかそういうことは別にして,なかなかいろいろ考えさせられた。
-
- 死後数日経っていたから,もっと腐敗してるのかと思ったが,死体はきれいなもんで,それを直視することはどうってことなかった。が,死体を切り刻んで内臓とかを全部出して全部調べると臭いはきついもんで,人間ってこういう臭いするものかと感じる。
-
- 自分は,人間臭い話とかが大好きだけど,ほんとの人間の臭いは知らなかった。
-
- まぁそれはそうと,事件で人が死ぬと,ほんとスミからスミまで全部取り出して,頭蓋骨も切って脳みそも全部出して,それを調べて…という光景を見て,うまく言葉では言い表し難いけれど,単純に,人が死ぬってこういうことなのかなぁなんて感じた。
-
- 今後司法解剖に立ち会うこととかもうないだろうし,いい経験をまた一つ積んだ気がする。
北極星を目指す
- 2008-03-16 | 修習
- しばらく更新怠り。
-
- その間もいろいろありまくり。
-
- 先週種子島&鹿児島行ってきました。
-
- 今回はツバサが登場。
- 金曜の夜におれとゲタが鹿児島着いたときには
- 既にツバサがいた。
- テンション高め。
- 横浜にいる哲ちゃんという人の話で盛り上がる。
- 夜中3時から黒豚食いまくる。
- またもや哲ちゃん。
- 同じ話しすぎですよ。ツバサさん。
- 3回は同じ話聞いた。
-
- 翌昼,銭湯に入って種子島に向かったが,
- ツバサ吐きまくり。
-
- 種子島では,まず民宿に荷物置いて,きれいな海をながめながら宇宙センターに向かったが,
- ツバサ吐きまくり。
- 宇宙センターすごい。宇宙への興味を持った。
-
- 日も落ち始めて,宿に帰ろうとしたが,
- 種子島の道は難しすぎ。種子島真っ暗。
- ひたすら北に向かえばよかったが,いつのまにやら南に向かってることも。
- 頼りになるのは北極星のみ。
- 種子島の星空,最高です。
- 個人的には星より月派なんだが,種子島の星空すごかった。
- 北極星のほうに向かって車を進めれば,なんとか宿まで帰ってこれた。
-
- 民宿では,じいちゃんばあちゃんと一緒に,囲炉裏を囲みながら
- 焼酎飲んで,つまみを食べて,ほのぼの楽しかった。
- みんな家族のようでした。
-
- 次の日は,火縄銃で楽しんで,鹿児島戻って,黒豚食いまくって
- 長崎帰ってきました。
-
- なんだか九州満喫しすぎだわ。
-
-
- 今週の土日は,ほんと久しぶりに全く予定なし。
- これはこれで楽しい。
-
- 検察修習もあと少し。
- 修習としては楽しいけれど,職業にはできないとの結論に至る。
- 検事の立場に対しての疑問もあるし,なんだか仕事の幅が狭いとも感じた。
- 検事が言ってたけれど,社会のゴミ掃除ばっかりやってると視野が狭くなると。
九州会@二日市温泉
- 2008-03-03 | 長崎・九州
- 2週間ほど前,ゲタが長崎に遊びに来てたときに,
- 受話器の向こうのkappa氏が叫んでた。
-
-
- 「なんでおれを九州に呼ばないんだ!!!」
-
-
- そんなわけで,急な温泉企画をしました。
- 本州からのお客様を迎えて,九州会@二日市温泉。
-
- いつもの九州メンバーに加えて,今回は
- kappaさん,ムラさん,Kンドゥ,382さん,KY富士山
- が来九。
-
- 九州勢は金曜の夜に博多に前夜入りして飲んでいたわけだが,
- そこに本州勢から気合い十分のお方が1人,前夜入り。
- もちろんKY富士山。
-
- その日は博多で,武雄温泉,湯布院のお湯につかり,
- 土曜日はみんなで大宰府へ。
- 梅がきれいでした。
- みんなの合格祈願をしてきました。
- 日本酒の試飲会をしていたので,堪能してきました。
-
- そして,温泉へ。
- みんなで集まって,酒飲みながら,飯食って,都の西北歌って,風呂入って,
- マージャンして,チンチロして…
-
- やっぱ楽しいわ。
-
- けれど,kappa氏も言ってたように,九州会も,早稲田ローの集まりも,
- 内向きなだけではダメで,外に向かっていかないと。
- いろんな人を引き込んで,増殖していかなければ。
-
- けれど,みんなも感じているように,なかなか難しいんですよね。
- あまりにマインドが違いすぎるというか。
- けれど,そこで止まってしまってはダメで,ザビエルのように布教しなければ。
-
- 日々努力あるのみ。
-
-
- 382さんからいただいた写真を。
諫早プリズン
- 2008-02-29 | 修習
- 刑務所に行ってきました。
- 検察修習の一環で。
-
-
- 工場作業をしているところや,独房,雑居房,保護房などいろいろ見て回ったが,
- ぼくらが工場に足を踏み入れたときの,受刑者たちの視線が痛かった。
-
-
- 自分たちの縄張りに土足で外の者が入るな。と。
-
-
- ただ,工場で作業をしている受刑者たちは,なんだかロボットのようで,
- 彼らの心が読めなかった。何を考え生きているんだろうか。
-
-
- なんか,刑務所って,やたらめったら厳しくて,そりゃ,犯罪者たちの
- 刑罰として,彼らを立ち直らせるための場所だから,緩くてはダメなんだろうが,
- なんか,世間と離れすぎていて,受刑者を刑務所社会の中でしか
- 生きていけない人間に育てているようにも感じる。
-
-
- 偶然にも,いま自分が取り調べ中の被疑者は,刑務所出所後5日目に,
- また犯罪行為に出た人で,なんかその被疑者を見ていると,
- この人は刑務所でしかうまく生きていけないんじゃないかと感じた。
-
-
- ただ,そうは言っても,刑務所の中では,受刑者は塀の中にはいるが,
- 身柄の拘束はなく,それと比較すると,未決の取調べ中の被疑者が
- 腰縄に結ばれて,手錠をはめられて,調べ室に来たり,裁判所に来たりする姿を
- 見ると,その姿があまりにも人間扱いされていない感じがするので,
- 刑務所のほうがまだ人間扱いされているのかなぁなんて感じた。
-
-
- 悪いことをしたら,捕まる。
-
- これは自然な発想かもしれないが,腰縄に手錠というのは,最近違和感を感じまくる。
-
- 人間に対する仕業か?と。
トスマー
- 2008-02-25 | その他
- 先週末は,ゲタとリーくんとマージャン。
- 福岡と熊本と長崎の人が集まるのは,もちろん鳥栖。
-
- 鳥栖でマージャンしました。
-
- マンションの1室みたいな雀荘にはなんとKンドゥが。
- いや,正確にはKンドゥじゃなくて,Kンドゥみたいなキャンキャン鳴く犬がいた。
-
- で,配パイをとってびっくりしたのが,5だけじゃなく,3も赤い。
-
- どうやら九州ではこれが普通らしい。
-
-
- で,昼から夜まで鳥栖でマージャンし,
- 夜から夜中まで博多でモツ鍋を食べて,
- 夜中から朝まで博多でマージャンしました。
続・しらべ
- 2008-02-21 | 修習
- 何度か取り調べをやっているが、自分がたどり着いた結論。
-
-
- わたくしには検事はムリだ。
-
-
- いろいろな事件のヒギシャを見てるが、なんかその人たちがかわいそうに思えてくる。
-
- もちろんやったことは悪いんだけど、
-
-
- いろいろ事情があったんだよね。
-
- とか
-
-
- ほんの出来心でやっちまったんだよね。
-
-
- とか思ってしまう。
- どうやら自分優しすぎるみたいです。
- 言い訳じみてはいるが、みんなそれぞれ生活が苦しかったり、いろいろ話してくる。ウソもあるだろうし、騙されてることもあるだろうけど、自分もそんな出来た人間じゃないから、犯罪者と紙一重だと思う。
-
- そんな人に向かって、正論をぶつけ、正論で攻め倒して、反省させて、裁判にかけて…なんてことできないなぁと思う。
-
- もちろん検事にはそういう役割もあるだろうから、それを否定するわけではないけれど、仕事にするにはあまりにも自分の心にウソをつき続けなければいけないような気がする。
-
- まぁ修習期間くらいは割りきって演じられるし、実際そうやって頑張っているが。
-
-
- そんな話を仲間としてたら、修習生版OKETA氏が
-
- 「検事は勘違いヤロウか割りきりヤロウかのどっちかだ」
-
- と。言いえて妙。
-
-
- 割りきりヤロウになれればそれは素晴らしいが、勘違いヤロウ、自分と犯罪者は別の星の人間だ、なんて思ってる人が検事になると危ないんだろうと思う。
-
-
- それにしても検察修習は修習生にいろいろやらしてくれるので、勉強になる。
出会い
- 2008-02-17 | 長崎・九州
- 最近いろんな出会いを経験してるような気がする。
-
-
- 長崎という辺境にいても、これからずっと活かせそうな出会い。
-
-
- じつにおもしろい。
-
-
- いまじゃっかん酔いながら日記を書いてるけど、いまの酔いぐあい、テンションなら誰とでも楽しく酒を飲めそうな気がする。
しらべ
- 2008-02-15 | 修習
- 今日,はじめて取調べやりました。
-
-
- 相手は80歳のばあちゃん。
-
-
- 最初はいろいろ話を聞いてたけど,
- 途中から説教しまくり。おばあちゃん泣きまくり。
-
-
- おばあちゃん,涙は出てなかったけど。
-
-
- けど,なんで20代の若造が80歳のばあちゃんを説教してるのか。
- それに対してなんで80歳のばあちゃんが泣いて謝ってるのか。
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-
- なんとなく,権力というか,自分の力じゃない力を背後に感じた。
らんたん
- 2008-02-14 | 長崎・九州
- 長崎はいまランタン祭り真っ最中ですよ。
-
-
- そういうわけで,今日は仕事後,中国雑技団を見てきました。
-
-
-
- すごかった。
-
-
- 明日は取り調べです。
日本半横断
- 2008-02-11 | その他
- 3連休を利用して日本を半横断してきました。
-
-
- 木曜日からゲタが長崎に来てたから金曜日の仕事後一緒に福岡へ。
-
- リーくん、1色くん、Hラグチ、Oカリと合流。ロー時代を懐かしむトーク炸裂。
-
-
- 土曜日。
-
- リー、Hラグチはなぜか2人でプサンへ。
-
- おれとゲタは京都へ。
-
- 福岡空港から伊丹行きの飛行機に乗る。
-
-
- おれ、寝る。
-
-
- 着陸の衝撃で起きる。
-
-
- 時計見ると予定時刻より50分オーバー。
-
-
- おれ「けっこう遅れたね。」
-
- ゲタ「いや。遅れたどころじゃねぇよ。ここ伊丹じゃねぇよ。」
-
-
- え??
-
-
- 伊丹が雪で着陸できずに関空に着いたらしい。
-
-
- どうせならもっと遠いところに着陸してくれてよかったのに。
-
-
- お詫びにANAから2千円いただいて大阪ミナミへGO
-
- Mツイさんと合流して、食い倒れる。
-
- お好み焼き→焼きそば→たこ焼き。
-
- 新世界に移動して、異国情緒に興奮し、通天閣を上り、ビリケンさんの足の裏をこすり、串揚げに。
-
- 二度づけ禁止ルールをちゃんと守ったよ。
-
-
-
-
- 大阪で小麦粉食いまくり、大麦飲みまくり。
-
-
- その後京都に移動するわけだが、旅の途中に急遽、次の日に、福井で友達の結婚パーティに参加することに。
-
-
- 私、Tシャツとジーンズしか持ってきてません。
-
-
- はい。京都でパーティ衣装一式ご購入。
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- 店に着いたのが、閉店5分前。5分でシャツにネクタイにジャケットを選びました。まさにぷっすまの罰ゲーム状態。店員さんの言いなりで買いましたよ。
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- その後、24と合流して4人で飯食う。24とゲタ、Mツイは初対面だが、24、ゲタに突っ込みまくり。
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- で、翌日福井へ。
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- 結婚パーティには同級生が100人くらい大集合。このパーティ、主役には当日まで極秘のサプライズパーティ。よくここまで集めたもんだわ。本人は大喜び。おれらはめちゃめちゃ同窓会。10年ぶりの友達もたくさんいて、「懐かしい」連発しまくり。
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- で、日曜日。
- 福井→京都→(ゲタ合流)→博多とはるばる九州へ帰ってくる。
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- ところが素直に長崎まで帰ってこれないのが、九州会。
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- 博多で、リーくん、1色くん、Hラグチと再会を祝して飲み始める。
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- そして今回はちゃんと終電で長崎に帰ってきました。
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- なんかいろいろありすぎたけど、今回のテーマは「懐」かな。フトコロじゃなく、ナツかしむ。
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- ローの仲間もしかり、高校時代の仲間もしかり。
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- 楽しかった。
検察近況
- 2008-02-06 | 修習
- 検察修習2週目。
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- 検事も一緒に飲むといい人が多い。
- 人間的におもしろそうな人もたくさんいる。
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- けれど,みんな自分の仕事に誇りを持ちすぎているというか,
- もう少し他の視点から考えてもいいのではないかと感じること多々。
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- そろそろ取調べとかもするみたい。
- もうちょっと様子見てきます。
検察庁というところ
- 2008-01-28 | 修習
- 今日から検察修習。
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- 検察庁というところ。
- まさにお役所。
- The組織
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- 上下関係きっちりしすぎ。
- あいさつとか礼儀にうるさすぎ。
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- 裁判所は自由だったなぁなんていう
- すごい感覚に陥った。
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- まぁ,取調べとか始まったら楽しくなるでしょう。
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- 最近思うこと。
- 気が合う仲間のもとへ早く戻りたい。
- それが東京だとするなら,それもやむなし。
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- この「やむなし!」とかいう言葉
- 懐かしいことこの上なし。
民裁終了
- 2008-01-25 | 修習
- 今日で民裁修習が終了。
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- 民裁は正直全然期待していなかったけれど,実際のところなかなかおもしろかった。
- いろんな事件を見れたし,尊敬できる裁判官も見つけられたし。
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- で,今晩は打ち上げ兼,新しく来た所長の歓迎飲み会があった。
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- 所長といろいろお話をしていて,その後自分の名前を名乗ったら,
- 「あ~,きみがCョウくんか。ウチの娘の友達がロースクールで
- Cョウさんという人に大変お世話になったと聞いてるよ。」
- みたいなことを言われ,世の中なんて狭いんだと思った。
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- ちなみに,そのCョウさんという人にお世話になった後輩が誰なのかは
- いまだによくわかっていない。
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- それはそうと,
- 今日,私,裁判官から役満あがりました。
おねえ結婚式
- 2008-01-19 | その他
- おねえの結婚式が東京であった。
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- さすがに今までの友達とかとの結婚式とは感じるものが違ったかな。
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- うちのオヤジはちゃんとバージンロードを歩けるのか?
- とか,
- オヤジが変なことを言い出さないか?
- とか,
- オカンがワンワン泣き出すんじゃないか?
- とか,
- 弟の目から涙が止まらなくなるんじゃないか?
- とか。
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- ま,オヤジはちゃんと歩いてたし,
- 花嫁の父なので,マイクを持つこともなかったし,
- オカンは泣くどころか,うるさいくらい笑ってたし,
- 弟はなんとか泣くのをこらえたし,
- 無事に終わりました。
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- まぁ,でも,特別に感慨深いわけではないけれど,
- なんとなく自分たち家族が一歩ステージを上がったような気がする。
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- で,日曜日に東京から長崎に帰ってきたんだけど,
- 今までは東京って,勉強しに行く場所で,
- 福井やら京都は休む場所だったから,
- 例えば休みの時に東京を離れることに寂しさなんて感じたことはなかったけど,
- 今回初めて,東京から長崎に仕事というか勉強をしに来て,
- なんとなく東京に戻ってきたいなぁなんて感じてしまった。
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- 大嫌いだった,いや,今でも大嫌いな東京なのに・・・。
一歩
- 2007-11-28 | 修習
- 昨日からいよいよ修習が始まりました。
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- といっても、昨日はいろいろ式があったり、事務作業ばっかりで、
- 今日も午後から即日起案とやらで、まだそんなに実務修習っぽくないですが。
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- とはいっても、生の事件はやはりおもしろいとさっそく感じてます。
- 今は民裁修習中で、正直言って一番期待していなかったところだけど、
- これはこれで楽しいなぁなんて感じちゃってます。
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- 裁判官も、いわゆる裁判官っぽくない人が多くて、
- それもまた自分好みな感じです。
-
-
- ん~、なんかいいことばっかり書いてるけど、
- たぶん検察に行ったら行ったで、楽しいと感じるだろうし、
- 弁護修習はそれはそれで楽しいと感じそう。
- 自分の性格的に。
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- みんな元気にやってるかな?
いよいよ
- 2007-11-24 | 修習
- きのうの昼の飛行機で長崎にやって来ました。
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- 長崎天気よすぎ。
- 昼間はちょっとあったかい。
- Yシキの旭川と同じ日本とは思えない。
- 日本広し。
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- 昨日から家の周りをちょこちょこ散策してるが、長崎狭し。
- どこでも歩いていける。
- 路面電車使うまでもない。
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- 写真は我が家からの眺め。
- ちょっとわかりづらいが正面の海の対岸に船が見える。
- 重工の造船場らしい。
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- とりあえず今日荷物が届くので久かたぶりに布団で寝れる…。
いってきます
- 2007-11-20 | 修習
- 長崎行きを3日後に控えて、今日いま住んでる部屋の荷物を全部出しました。
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- すっからかんです。
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- テレビもコンポもネット環境もなく静か極まりない、今の悩みはこの2,3日どうやって寝るかです。当然布団も持っていったので、コートにでもくるまって寝るしかない。幸いにしてエアコンはつくから凍死はしないでしょう。
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- そして、何もない部屋に残されたのは自分と手書き40枚の事前課題。さすがにやるしかないが、寝そべって書くのもしんどいし、どっかスタバでも行きますか。
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- このブログも、最初はロースクール生活の日記代わりに始めて、ロースクール終わったらやめようと思いつつ、ここまできて、修習始まったらいろいろ書けないこともあるだろうからやめようと思ってた。が、自分ひとり長崎なんていう僻地に行くことになって、みんなとバラバラになるからこそ、近況報告の意味があるだろうと。幸いにして更新頻度が落ちてもアクセス数はそんなに減ってなくて、覗いてくれてる人がいてくれるんだし、長崎行っても続けることにしました。修習内容ってよりかは、それ以外の長崎ライフを中心に。
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- では、ちょっと早いですが行ってきます~。
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長崎は今日も雨だった
- 2007-11-08 | 修習
- 修習ガイダンス&住むところを決めるために長崎に行ってきた。
- もちろん長崎は雨。
- 聞いたところ1ヶ月近く雨は降ってなかったらしいが…。
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- 長崎は坂が多く、海と山に囲まれて、かなりいい感じだった。
- 期待通りの町並み。
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- けど、土地が狭いから家賃は高めだそう。
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- 長崎と言えば出島ということで、出島に住むことにしました。
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- で、ガイダンス。
- ガイダンス自体は特にどうってことなかったが、
- 長崎の裁判所は小さく、全員の裁判官が座談会・飲み会に参加してくれた。
- かなりおもしろそうな裁判官もいた。
- 修習生も、まぁいろんなタイプの人がいたけれど、楽しくやっていけそう。
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- それに先立って刑事裁判の傍聴があったんだが、これが衝撃だった。
- 何にって、弁護人に。
- 飲酒運転&当て逃げの自白事件だったわけだが、
- いくつか珍場面が。
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- (場面1:証拠への意見)
- 証拠への意見を聞かれた弁護人
- 「あの~、検察官から開示されたものの中に甲5号証がなかったんですけど、
- 甲5号証は被告人の戸籍謄本ということですか?」
- 検察官
- 「はい。今手元にあるので、弁護士さん、ご覧になりますか??」
-
- まぁここまではたまにあるのかなと。
- ところが弁護人は…
- 「いえいえ。見なくて結構です~」
-
- いいんかい!と。
- いらんのなら言うなと。
-
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- (場面2:弁護人からの証拠申請)
- 弁護人
- 「被告人が働いていた会社のオーナーさんからの聴取報告書です。
- どうやら被告人が働いていた会社はもう店をたたむそうで…。
- これが被告人に有利になるか不利になるかはよくわかりませんが、
- とりあえずありのままを報告するということで…提出します」
-
- おいおい!何のためにそんなもの出すのよ!立証趣旨はなんなのよ!
- と思っていたら裁判官が
- 「ということは…被告人は車を運転する機会が減るということですかね…」
- とすかさずフォローを入れる。
- 弁護人も「まぁ、そういうことですね」と。
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- まさに茶番。
-
-
- (場面3:被告人質問)
- 弁護人「飲酒運転を今後やらないためにどうするつもりですか?」
- 被告人「もうお酒をやめます」
- まぁ被告人質問ならこんな感じなのかと思っていたら、
- なんと弁護人が
- 「あなたほんとにやめられるの??お酒を全く飲まないってこと??」
- と追及を始めた。
- 被告人はしどろもどろに。
-
- その後検察官からの反対尋問になり、
- 検察官「あなた車の修理代はどこから出すつもりですか?」
- 被告人「えーと…。」
- このとき、自分を含めた修習生はさっきの主尋問で車の修理代は被告人のお姉さんが
- 払ったということを、弁護人が聞いていたはずなのに、何を言ってるんだろうと
- みんなが疑問に思っていた。
- けど、弁護人は何も言わず…
-
- すると、突然傍聴席にいたお姉さんが
- 「修理代は私が払いましたよ!!」
- と叫び始めた。
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- そして、質問は修正されていった。
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- 傍聴席から叫ぶのもありらしい。
-
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- (場面4:閉廷後の外の廊下)
- 傍聴席から叫んでいた被告人のお姉さんと弁護人がソファーに座って話していたのだが、
- なんとお姉さんが弁護人を説教している。
- 「なんでもう飲酒運転をしないように努力することをフォローせずに、
- 追及するんですか!!」
- と。
- お姉さん、ごもっとも。
-
-
- まぁ、こんな感じでひどい裁判だったわけだが、
- 他の修習生もさすがに弁護人に対していろいろ疑問を持っていたようで、
- 懇親会ではあの弁護人についての話題で盛り上がっていた。
-
- 裁判官には、あの弁護人を平均点だと思うと、みんな満点以上とってしまうから、
- 今日の弁護人は0点だと思ってがんばりなさいと言われた。
-
- そんなもの見せるなよ。
-
-
- けど、弁護士なんてほんとピンキリで、いろんな人がいるんだろうと思わされた。
- ロースクールに教えに来られていた弁護士はほんと熱心で優秀は人たちばっかりだったから
- それとのギャップが激しすぎた。
-
-
- 下を見ずに、上を見てがんばりましょう。
続き→司法修習生のブログ2
最終更新:2008年06月20日 00:36