Y 離断性骨軟骨炎
99A46
14歳の男子。右肘部痛を主訴に来院した。8歳から野球のリトルリーグに所属し,1日4時間の投球練習を毎日行ってきた。6か月前からボールを投げる動作時に右肘部の痛みを自覚していた。疼痛が改善しないため近医を受診し,右肘関節エックス線単純写真で異常陰影を指摘されていた。身長 165cm,体重 64kg。右肘関節外側に軽度の腫脹と圧痛とを認める。関節可動域は,屈曲 105°,伸展 -20°である。屈曲伸展運動で,ひっかかり感がある。右肘関節エックス線単純写真正面像を別に示す。
最も考えられるのはどれか。
a 疲労骨折
b Ewing肉腫
c 慢性骨髄炎
d 離断性骨軟骨炎
e 上腕骨顆上骨折
× a
× b
× c
○ d
× e
正解 d
診断 離断性骨軟骨炎
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