米州機関とは
1951年発足。米州における唯一の汎米国際機関で、同地域の諸問題の解決にあたり中心となる機関。近年は米州各国での選挙監視活動等に重要な役割を果たす等、特に域内の民主化の確立、維持に取り組んでいる。
つまり、完全な公的機関である。
『ラテンアメリカとカリブ海から日本への人身売買についての報告書』にWaiWai記事が引用
この公的機関の日本の人身売買に関する報告書でコネルの記事は引用された。
- 『ラテンアメリカとカリブ海から日本への人身売買についての報告書』
- http://www.oas.org/atip/PDFs/Rapid%20Assessment%20(English).pdf
- 上から9番目の文書
- http://www.oas.org/atip/atip_Reports.asp
30ページにコネルがアニータのチリ人売春疑惑について書いた記事が以下の形式で引用されている。
Ryann Connell, Staff Writer of the Mainichi Daily News, reported on two women accusing Anita Alvarado of bringing them to Japan to serve as sex slaves. July 10, 2003
honey potとは女性器の隠語なので、やはり例の変態記事の一つと思われる。
文書に記事のタイトルとURLが載っていないのは、この卑猥な名前が原因かもしれない。
報告書に関与した日本人
ちなみにこの報告書の作成には日本人及び日本をよく知る以下の4名が関わっている。
- 九州女子大学・九州女子短期大学教授 堤 要
- http://www.kwuc.ac.jp/kyoin/0163.html
- アジア女性センター福岡 Honda Sumiko 本田 澄子(漢字は不正確)
- http://www1.plala.or.jp/AWCenter/
- 横浜国大准教授 小ヶ谷 千穂
- http://kenkyu-web.jmk.ynu.ac.jp/Profiles/0002/0001085/profile.html
- 御茶ノ水女子大講師 Brenda Tenegra
- ttp://www.nottingham.ac.uk/sociology/people/Tenegra.php
注意点
これはコネルの記事を元に作られた報告書ではない。
しかし、コネルの記事が海外の公的機関に信頼されていた、引用されていたという証拠である。
この報告書は基本的には日本のヤクザ等による人身売買についての報告書である。
コネルの記事が引用されている箇所は、国籍別日本への渡航状況の表で、チリ人の渡航状況についての備考である。
あくまで備考であり、他の箇所には人身売買で有罪判決がでた人物の話もあり、更にはこの報告書の作成には数人の日本人が携わっている。
従って、この報告書全体がコネルの記事を鵜呑みにし、これに立脚して作られたものであるとは考えづらい。
しかしながら、備考欄とはいえ、タイトルから卑猥で信憑性に欠けるゴシップ記事を引用したことの影響は否定できない。
なにより、毎日新聞社から配信されたコネルの記事が信頼されていたということを裏付けている。
- レポートにはアニータ記事以外のものもMainichi Dairy Newsから引用されています。
- 記事が海外に影響を与えた検証を行うためには、レポートの報告内容も翻訳と検証が必要です。
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最終更新:2008年09月28日 10:14