ショートストーリー２ - 太陽系の中でどれが一番ツンデレなの？ @Wiki

その８

土星「たいたーん、早く早くぅ」

タイタン「・・・む、わかった」

土星「えーと、じゃあ、さっき言ったとおり、たいたんが鬼さんね。
　　　で、わたしがお豆を投げるから、うわーやられたーって言ってね！」

タイタン「うむ」

土星「じゃあ、いくよう。それ！まっくのうちー！まっくのうちー！」

タイタン「（何か違う気もするが・・）う、うわ・・・やられた・・・」

土星「ちょっとー、真面目にやってよー」

タイタン「・・・す、すまん」

土星「まーいいかあ、楽しかったし。ところでさ、セツブンってなに？」

タイタン「し、知らずにやってたのか・・・？」

土星「うん！だって地球ちゃんが鬼にお豆を投げるんだよって言ってたから！」

タイタン「・・・そうか。私も詳しくはないんだが・・マキズシを食べる日らしい・・・」

土星「マキムシを食べるために、お豆を投げるの？」

タイタン「・・・いや、違うと思う・・・。あと、「マキズシ」だ・・」

土星「ふーん、ま、いいや！マキムシ食べに行こう！」

タイタン「・・・うむ。それより、「マキズシ」だ・・・」

その９

水星「だっはっはっはっは!まぁ、太陽もじゃんじゃん呑めってば!!」

太陽「うわっと…!!てか、おまえさぁ、そんなに呑んで平気なの？」

水星「だいじょーぶ、だいじょーぶ。今日は何たってぶれーこーですよー」

太陽「答えになってないしwww」

数時間後

太陽「おーい、すいせーさーん？」

水星「あーたしのぉ、おしゃけがぁ、のめにゃいってかぁ～？」

太陽「うーん、参ったなぁ……他のみんなは節分とかで忙しいらしいし、
　　　かと言って、水星の家に上がり込むのもアレだし」

太陽「………しゃーない、うちで寝かすか」

ﾁｭﾝﾁｭﾝﾁｭﾝ

水星@ベッド「……うぅぅん、頭痛い」

太陽@床「ZZZZ………ZZZZZZ………」

水星@ベッド「………お?おぉっ!?」
　　　　　　　……まだ眠いし、寝よ……」

その１０

土星「あ、ハレーさんだ☆　ハ～レ～さ～ん」

ハレー「おー、土星じゃん。久しぶり。
　　　　　見ないうちにまた大きくなったねー？」

土星「えへー　そうかなぁ？
　　　あっ、この外側のリング天王星ちゃんから貰ったんだよー
　　　かわいいでしょー」

ハレー「うん、あんたによく似合ってるよ」

土星「やったぁ☆」

ハレー「ところであんた、何でこんなところにいるの？」

土星「へ？」

ハレー「ここ木星の軌道だよ」

土星「えーーーー！！！！
　　　木星ちゃんにまた怒られちゃうよぉ」（ぐすん）

その１１

木星「えっと、あと、これと、あれと…」

太陽「なぁ、木星…まだ買うの？」

木星「まだまだこれからが本番よ。それとも、その程度の荷物も持てないのかしら？
　　　そんなことじゃ、他の娘たちに嫌われちゃうわよ？」

ガニメデ「これはこれはお嬢様。お買い物ですかな？」

木星「あら、ガニメデ。奇遇ね」

ガニメデ「おや、こちらの方は………新しい下男ですか？」

木星「ちょ、ちょっと、ガニメデ!!太陽に失礼ですわよっ！！」

ガニメデ「え？違うのですか……となると、ぼぉいふれんどですかな？」

木星「な、何を言うのですか!!こ、こんな男が私の彼氏のはずないじゃない!!」

ガニメデ「ハッハッハッハッハ、わかっておりますとも、わかっておりますとも。
　　　　　この私め、きちんと理解しております故。
　　　　　それでは、邪魔者はこの辺でおいとま致しますかな」

木星「ちょ、ガニメデ待ちなさい!ガニメデ!!」

太陽「あーあ、行っちゃった…」

木星「……………」

太陽「えっと……俺、全然気にしてないからさ」

木星「……な、なによ、そんな真っ向から否定しなくたっていいじゃない!
　　　私の彼氏に見間違われるのが、そんなに嫌なの!?」

太陽「え、いや、俺が下男だって言われたのを気にしてないよってことだけど？
　　　それとも、木星は俺が下男の方がいいの？」

木星「!!……べ、べつにあなたが下男だろうとなかろうと、
　　　わ、私には関係のないことだものっ!!
　　　あなたのことがどうとかこうと……バカッ………うっ、んくっ」

太陽「わ、わ、泣くなって!俺が泣かせたみたいで、バツが悪いじゃないか」

木星「ぜんぶ…全部あんたが悪いんじゃないっ!太陽のバカー!!…うっ、うっ」

太陽「ほ、ほら、俺、まだまだ元気だしこんくらいの荷物持ちなんて朝飯前だからさ、
　　　買い物続けようぜ？だからさ、泣くのはやめろって、な？
　　　そんな顔じゃ買い物できないだろ？だから、な？」

木星「………………うん」

ガニメデ「┬┴┬┴┤ω＾) 青春よのぉ…」