太陽系の中でどれが一番ツンデレなの? @Wiki
ショートストーリー11
最終更新:
匿名ユーザー
その25
<コトの始まり>
金星「…太陽君、どうしたの?」
太陽「あぁ、金星か…俺、もうダメだ」
金星「な、何言ってるのよ」
太陽「ダメだ…レポートが終わらねぇ」
金星「なぁんだ。何かと思ったら」
太陽「ひでぇなぁ。コレ、終わらないの大問題だぜ」
金星「確かにね。ねぇ、何をまとめてる…」
太陽「金星の受けてる授業じゃないんだよ」
金星「そっか。分からないや。ごめん」
太陽「謝るなよ!…俺こそ、愚痴ばっかりで悪い」
金星「私は役に立てないけど。図書室行ってみたら?
資料はあるし、気分が変わっていいかもよ」
太陽「そうだな。ちょっと行ってくるか」
金星「ほらー。時間は残り少ないわよ!
いっていらっしゃい!」
太陽「はいはい。いってくるよ。ありがとう」
金星「もぉ。…ありがとう、か」
<図書室>
かちかちかちかちかちかちかちかちかちかち…
冥王星「太陽くん…」
太陽「あぁ?…っと、冥王星!ごめん!考え事してたから!」
冥王星「(ちょっと怖かった…)
あのぉ。ペンを"かちかち"するの、止めた方がいいよ」
太陽「うわっ。いつもの癖。悪ぃ悪ぃ」
冥王星「しーっ。…困ってるみたいね」
太陽「レポート。やっぱ、勉強は性に合ってないや。ダメだなぁ俺」
冥王星「た、太陽くんは、ダメじゃないもん!」
冥王星「ごめんなさい。大声出しちゃって…」
太陽「そ、それは俺のセリフだよ。
あんな風に言ってくれて、まぁ、ちょっと嬉しかったけど」
冥王星「でも、私のせいでレポートが!
それじゃ、お手伝いさせて。レポートのお手伝い」
太陽「え??」
冥王星「太陽くんの都合が悪いなら…」
太陽「って言うか、まず冥王星は家が遠いだろ?もう帰らないとまずいじゃん」
冥王星「そ、それじゃぁ!分からない所があったら、ケータイにかけて!
コレ番号!」
太陽「悪いよ。…でも、そう言ってくれるなら聞いちゃうかも。
じゃ、コレ。俺の番号」
冥王星「ありがとぅ。ずっと起きてるから、いつでもかけていいよ。いつでも…」
<翌日のランチ>
地球「た、太陽君!!」
太陽「ふぁ~~~ぁ、地球、何?」
地球「あのね!これ!!」
太陽「ん?お弁当…」
よみがえる悪夢。
太陽「あー、また今度頂く…」
地球「今日はリベンジなの!
この間は嫌いな物知らなかったから、迷惑かけちゃった。
今日こそなの」
太陽「…。じゃぁ、とりあえず中見せて?」
地球「…(こくり)…」
太陽「おー、おにぎりか。自信ありそうだしな。じゃ頂くよ。
いただきまーす」
地球「…どう?」
太陽「うまい!この塩加減!ちょうどいいよ!!」
地球「良かったぁ。お塩は自信があるのよ」
太陽「でも、具が欲しかったな。食堂で味噌汁頼んでもいい?」
地球「…(こくり)…」
<土星だった場合(ショートストーリー9、その21改変)>
太陽「ふぁ~~~」
土星「どうしたの、太陽くん?」
太陽「徹夜でレポート書いてたから・・・こんな陽気な日に
ベンチで昼メシ食べたら眠くて…」
土星「うわぁ。大変だったねぇ。土星だったら徹夜無理。寝てるよぉ」
太陽「うん…ダメだ少し、寝る…」
土星「ちょ!…太陽くん? もぉぉ~」
太陽「すぅ・・・すぅ…」
土星「…太陽くんの寝顔、かわいー…。それに…太陽くん、暖かい…」
太陽「うーん、むにゃむにゃ…っ!!!!!い、今何時だ!?」
土星「うーん、むにゃむにゃ…っ?んん?」
太陽「あぁぁぁ。二人で寝ちゃってるし。午後の講義、始まってんじゃん。
この時間からじゃ入りにくいなぁ…土星は大丈夫なのかよ?」
土星「えーえー。んー、多分」
太陽「多分って…。ま、しょうがない。もうちょっと日向ぼっこするか」
土星「うん♪」