16名・終盤

 

 

 

声優相撲2016年名古屋場所・13日目(2016/07/22)

 

声優相撲は終盤、13日目の土俵を迎えています。
「各段優勝力士」も決まりつつある今日ですが、
幕内の優勝争いは全くまだ分かりません。

直接対決をいずれも残して「12勝」の全勝が3人。
それぞれが直接対決を前に、全勝で明日以降に望めるか。
結び3番が非常に今から楽しみです。

各段優勝力士のインタビューと共に、お伝えしてまいります。
幕内の中継は、

正 面解説 : 春日山親方(元横綱・伊藤静)

向正面解説 : 楯 山親方(元小結・遠藤綾)

このお2人にお願いして参ります。よろしくお願いします。
では、早速今日13日目の取組を見てまいります。

 

声優名 対戦成績 西 声優名
東横綱 佐倉綾音 12 11-4  東大関 悠木碧 9
西大関 日笠陽子 12  6-28 西横綱 花澤香菜 10
東横綱2 茅野愛衣 12 4-1 西前04 水瀬いのり 8
東関脇 M・A・O 4 3-2 西関脇 東山奈央 8
東小結 雨宮天 5 1-2 西前07 小松未可子 7
東前13 戸松遥 9 初顔合わせ 西小結 上田麗奈 6
東前01 種田梨沙 7 1-0 西前13 三森すずこ 7
東前10 山本希望 5 1-2 西前01 井上麻里奈 4
東前02 田村睦心 4 1-1 東前15 大久保瑠美 6
東前03 竹達彩奈 6 5-4 西前02 瀬戸麻沙美 4
東前05 久野美咲 5 初顔合わせ 西前03 上坂すみれ 7
東前04 潘めぐみ 4 初顔合わせ 西前10 高橋李依 4
西前08 喜多村英梨 7 初顔合わせ 西前05 小澤亜李 5
東前06 内田真礼 5 5-0 東前17 日高里菜 2
東前09 沼倉愛美 4 1-1 西前06 加隈亜衣 8
東前07 諏訪彩花 5 1-0 西前15 小清水亜美 6
東前08 小林ゆう 5 2-1 東前12 石上静香 5
西前14 佐藤利奈 4 1-9 西前09 早見沙織 7
東前11 高垣彩陽 6 4-1 西前12 赤崎千夏 6
西前16 井口裕香 3 2-7 西前11 内山夕実 5
東前14 洲崎綾 6 3-0 東前16 木戸衣吹 3

東から土俵に上がる3人が全勝の3人。
それに対するのが今日の対戦相手です。

結びでは優勝争いからは脱落の「悠木碧」。
西大関・日笠陽子に対するは、2敗の横綱・花澤香菜
そして、「がっこうぐらし!」「ご注文はうさぎですか?」対決となる、
水瀬いのりの挑戦を受ける茅野愛衣の3番です。

春日山
「勝ち星では上回っていますけど、
 このプレッシャーの中、全員が勝てるか微妙ですよね。
 特に
(日笠)陽子ちゃんは、横綱相手ですからねー。」

 

<十両優勝争い>(13日目)

12-1 金元寿子豊崎愛生

11-2 朝井彩加、大西沙織

十両は優勝争いがこの4人です。
実力者が順当に…とは思いますが、この中でも、
十両西筆頭まで自身最高位に番付をあげた
「朝井彩加」関が11勝2敗と大勝ちしています。

 

今日は13日目ということで、
「各段優勝」の決まった所がありますので、ご案内します。

 

<各段優勝力士(13日目現在)>

取組間を利用して、インタビューをしていきたいと思います。
まずは各段優勝力士をまとめましたので、こちらをご覧下さい。

段位 番付 声優名 部屋名 出身地 生年 初土俵 キャラクター
幕内              
十両              
幕下 西下47 本渡楓 佐渡ヶ嶽 愛知県 1996年 2015夏 レガリア(ユインシエル・アステリア)
三段目 西三44 生田善子 アプトプロ 岡山県 1988年 2010春 バッテリー(永倉節子)
序二段 西二03 衣川里佳 WITH LINE 東京都 1993年 2013秋 orange(茅野貴子)
序ノ口              

各段優勝のうち、幕下、三段目、序二段は決まりました。
序ノ口は全勝がおらず、6勝1敗で同点優勝決定戦となります。

「衣川里佳」さんは初の各段優勝ですが、
幕下・三段目の両力士は、去年「序二段」優勝を果たして以来2回目です。
では、取間の時間を見ながらインタビューをしてまいりましょう。

 

幕下優勝 : 本渡楓

放送席、放送席。
各段の優勝力士をお招きして、インタビュー。
まずお越し頂いたのは、「幕下優勝」の本渡楓(ほんど・かえで)さんです。

本渡(西幕下47枚目)
「本渡楓です。 よろしくお願いします!」

本渡さん、去年の秋場所「序二段」優勝以来、
約1年ぶり2回目の各段優勝、しかも「幕下」優勝です。

本渡
「嬉しいですねー、初場所は勝ち越せたんですが、
 ここ2場所負け越しちゃってたんで、気合入れて場所に臨みました!」

 
2015年
19歳
  前相撲
 
東口35
東二85
東二69
西三73
2016年
20歳
西下45
東下30
東下40
西下47
   

あ、こちらに出てますね、初土俵からの成績。
入幕が去年の夏場所、そして3場所目となる去年の秋場所、
圧倒的な強さで全勝優勝。

そこから2場所合計14連勝で、三段目優勝決定戦・・・。
この時は「おざなり」でも共演し、
同じ「佐渡ヶ嶽部屋(アイムエンタープライズ)」の先輩でもある、
「長縄まりあ」さんとの優勝決定戦に負けましたが、初の幕下昇進。

 ~小澤亜李 関、長縄まりあ さんとのラジオ共演~

本渡
「はい、去年までは良かったんですが、
 今年に入ってから成績があと一歩だったんで、

 稽古を今場所も頑張って、その結果が出たと思います。」

個人的には、「おざなり」の2人の、
特に小澤さん、長縄さんの、「本渡楓」さんのものまねがいつも凄い上手だと、
そして本渡さんの「長縄まりあ」さんものまねが、
本当に上手だと思っているんですがww

本渡
“長縄まりあでしゅっ”
 文字じゃ伝わらないんじゃないですか、これww」

 

しかし、幕下に上がっても大負けしない理由には、
出演作品数の増加があり、
「かみさまみならい ヒミツのここたま」の“四葉こころ”ちゃん役の安定。

そして、昨年お話伺った時の「おざなり」出演を経て、
一気に今年「ラジオ」でブレイクというか、出演が増えた印象があります。

本渡
「ありがとうございますー。
 色んな仕事を幕下に上がってからさせていただいてー。」

 

まずは、もうだいぶ前のような気がしてしまいますが、
今年のお正月から始まった、伝統の「登竜門」。

< ラジオどっとあい 本渡楓のめいっぷるんっ! >

一人喋りで、じっくりと稽古を積んできました。

本渡
「一人喋りのラジオって経験が無かったので、
 最初は緊張してたんですけど、スタッフさんやリスナーさんにも助けられて、
 終わったら1クールがあっという間でした。
 “公開録音”で多くのリスナーさんにも来て頂きましたしー。」

そして、その番組が終わると、
今度は「業界の先輩」との“ラジオ番組”での本格的な「稽古」が始まります。
その名も

本渡・Rx

本渡
「あれ?天津向さんじゃないwww」

まず、ネーミングセンスから流石だなぁー、
と思ったラジオ番組「本渡(ほんど)上陸作戦」

新人声優・本渡楓さんが、
あの、「天津向」さんを教官に迎えての「稽古」です。

本渡
「色んな実践的な稽古をして下さっていて、
 ラジオでは言いませんけど、土俵上で今場所その稽古が、
 ずばり生きてきたので、本当に感謝しかないです。」

 

本渡さん、ご出身が「愛知県」ですよね。ご当所。

本渡
「そうなんですー、地元なんで、
 まずは幕下で相撲を取りたいって去年の目標。
 去年は序二段でギリギリ勝ち越しだったんで、
 目標を最高の形で達成できて良かったです!」

「Project 758」でもお馴染みの本渡楓さんですから、
どうでしょう、来年の名古屋場所の目標は?

本渡
「ちょっと大きい夢ですが、“関取”です!」

大きくて、最大のまずは目標ですよね。
しかし、来場所既にもう幕下上位まで番付をあげると思います。
自身最高位に昇進するのはまず間違いないですよ?

本渡
「そこで慌てちゃ行けないってのは、
 色んな方から言われてるので、まずは一番いちばん、
 一場所
一場所に集中して行きたいです。」

今度の「本渡上陸作戦」では、
向(むかい)教官にも褒めて頂けるんじゃないですか?

本渡
「いや、また
『インタビューのここがダメやった』とか、
 
『あの発言は要らんかったんちゃうかなー』とか、
 色々と稽古してもらいたいと思いますが、自分としては頑張りました。」

本場所もそうですが、インタビューも、ってことですよねww
ありがとうございます。
幕下優勝の「本渡楓」さんでした、おめでとうございました。

 

春日山(元横綱・伊藤静)
「前よりも伸び伸びと相撲取れてますよね。
 負ければ6勝1敗の優勝決定戦だった所、
 冷静に勝って幕下優勝。この子、将来楽しみですねー」

 

< 三段目優勝インタビュー : 生田善子 >

 ツイッターアカウント(@lunchpackgirl

放送席、続いて、三段目優勝です。
「アプトプロ」の「生田善子」さんです、おめでとうございます。

生田善子(西三段目44枚目)
「はい、生田善子です、ありがとうございます。」

去年の初場所で「序二段」優勝して以来、
2回目の各段優勝となりました、如何ですか?

生田
「いやぁー、なかなか思うように白星が伸びなかったので、
 今場所は良い形で相撲が取れて良かったですねー。」

 
2010年
22歳
前相撲
 
序ノ口
序二段
三段目
序二段
序二段
2011年
23歳
序二段
序二段
序二段
序二段
三段目
三段目
2012年
24歳
三段目
幕下
幕下
幕下
幕下
幕下
2013年
25歳
三段目
三段目
三段目
三段目
三段目
三段目
2014年
26歳
序二段
序二段
三段目
三段目
三段目
序二段
2015年
27歳
東二43
西三36
東下40
東三17
東三32
東三66
2016年
28歳
西三22
西三34
西三27
西三44
   

初土俵からの番付の推移をご紹介しています。

2010年の初土俵が、「苑樹雪菜」(閃光のナイトレイド)

セクシーでしたが、初土俵の序ノ口としては、
非常に難しい役どころ、硬派なアニメだった印象があります。

そして、岡山県津山市のご出身なんですよね?
生田
「あっ、はい、そうですー。」

岡山県の山沿いの方では中心的な都市ですが、
ご出身ということで、
「金元寿子」関につづいて、序二段の時に、
「岡山犬」を担当されたりもしています。

そして、昨年の序二段優勝は、
「ユリ熊嵐」の“百合ヶ咲るる”役でしたね。ガウー↑っ。

生田
「それぞれの作品が、かなり前のことのような気が、
 してきちゃいますけど、こうして番付のこれまで見てると
 色々と面白いですね。 あれがそうです、序二段優勝でした。」

 

そして、何よりも。 ついに今場所は、

「 アンジュ・ヴィエルジュ 」がテレビアニメ化!

本当に豪華声優陣が出演されていまして。
親方衆、関取達の中で、素晴らしい稽古ができていますね?

生田
「本当に関われているのが、幸せなぐらいの皆さんと共演出来てー、
 長く
『L.I.N.K.s』やってきて良かったな、って思いましたwww」

3人だったメンバーに、4人目として加わったのが今から丁度2年前。
山本希望関も加えて、5人で現在、L.I.N.K.sとして活動されていらっしゃいますね。

生田
「その当時からご存知なんだから、凄いですねww
 そうです。 あのニコ生から参加して・・・」

東下08・相坂優歌
西口30・石原舞 
西前10・高橋李依
西三44・生田善子
東前10・山本希望

この5人で「L.I.N.K.s」なんですが・・・、
当時はまだ番付下の方だった「高橋李依」さんが、一気に番付を挙げて!

生田
「そ、そう! そうなんですよ!
 三段目だった頃から、あれよあれよという間に、
 関取になって、
幕内で優勝争いとかしちゃってて!!」

山本希望関は、加入時から関取でしたけど、
後輩の出世に、先輩としては“プライド”に火が付いたんじゃないですか?
生田
「あそこまでは無理でも、さすがにwww
 でも、三段目優勝出来たので、幕下で勝ち越したいです。」

去年夏に近い所、自身最高位近くまで、番付をあげると思います。
来場所は、2012年以来、幕下での「勝ち越し」を狙いたいですね。
生田
「もちろんです! アンジュ・ヴィエルジュもそうですし、
 『バッテリー』でも先輩方と稽古に精進します!」

そうだ、ツイッターでは、
半分、今日配信の「ポケモンGO」の話題が多かったですがww
昨日から今日にかけて放送された、
ノイタミナ枠の『バッテリー』にご出演中ですからね。

女房役(意味深w?)の「永倉豪」君のお母さん役!
永倉節子」さん役ですね。

生田
「さすがにこういう役どころって、
 あんまり経験が無かったので、
 良い勉強、稽古になると思って、演じています!
 ぜひ皆さん、ご覧下さい!」

注目度も高い作品、昔から人気のある原作ですからね、
ぜひこれからも来場所はまずは、幕下での勝ち越し目指して、
頑張ってください。

生田
「はい、来場所も頑張ります、応援お願いします!」

三段目優勝、生田善子さんでした、放送席どうぞー。

 

< 序二段優勝インタビュー : 衣川里佳 >

放送席、放送席。序二段優勝です。 
WITH LINEの「衣川里佳(きぬがわ・りか)」さんです。
おめでとうございまーす!

衣川
「はい、初めまして、衣川里佳です。よろしくお願いします。」

2013年に、わたモテ、
「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」が初土俵だったんですね。
衣川
「あ、はい、そうです。3年前に一度・・・」

当時はまだ“東京アニメーター学院”の“声優タレント科”に在学中。
で、一度、番付外に退いた後、昨年「再出世」を果たされて
衣川
「そうです。去年、また番付に乗って、
 今場所が最高の番付でした。」

あ、番付が出ていますね。

 
2013年
20歳
      前相撲
 
序ノ口
序ノ口
2014年
21歳
序二段
序二段
序ノ口
番付外
 
番付外
 
番付外
 
2015年
22歳
前相撲
 
西口11
西二62
東二89
東二50
西二23
2016年
23歳
西二59
東口05
東二43
西二03
   

昨年、「新妹魔王の契約者」と「城下町のダンデライオン」にモブで出演。

そして、今年春場所、序ノ口に下がった所で、
リディ・スタインバーグ(ハンドレッド)役を演じられて、6勝1敗

衣川
「そうなんですー、念願の「初レギュラー」を、
 リディ役で演じさせて頂いて、楽曲も歌わせて頂いて。」

ちなみに、今日、緊張されています?
衣川
「はい・・・ww
 こういうインタビューも全然経験なくて、何喋ったら良いかー」

実は、幕内の取組の前に、
「ハンドレッド」で共演されていた、大久保関、
大久保瑠美さんにお話伺っていた時に、
大久保
「きぬりえちゃん

(衣川さん、大久保関から「きぬりえちゃん」って呼ばれてるんですよね?)
 きぬりえちゃん、ラジオとかも初体験で緊張してたんで、
 あんまり緊張してる風に見えないかも知れないけど、
 色々不安だと思うんで、優しくしてあげてくださいね!」

って言われてますんで、あんまり大久保関に怒られないようにww

衣川
「あっ、大久保さん、そうだったんですか、ありがとうございます!
 ちょっと緊張が溶けたような気がします。」

でも、大久保関も仰ってましたけど、
十分、落ち着いて居らっしゃるように感じます。

ちなみに、特技欄に「合気道」初段とありますけど、
それも声優相撲に活きているようですね。
衣川
「そうだと思います。 稽古の時にも、色んな所で経験が活きてますね。」

 

今期のアニメで言うと、

“飛弾怜悧”役(魔装学園H×H」

“茅野貴子”役(「orange」

と、どちらかと言うと、重心低く、「カッコいい」役どころが、
ここまで多いのかな?という印象ですね。

衣川
「それぞれキャラクターが全然違いますし、
 新人の私が、2つも作品にレギュラーで関われて、
 本当に嬉しいですし、今場所は本当に嬉しかったです。」

さあ、来場所は初めて、
「三段目」に初めて出世が決まりました。
来場所に向けての「意気込み」をお聞かせ下さい。

衣川
「はい!

 一番一番、相撲を大切にとって、大切に演技をして行きます。
 一生懸命がんばりますので、応援して下さい!」

序二段優勝、衣川さんをお迎えしました。
以上、各段優勝インタビューでした!

 


 

<13日目幕内前半の結果>

東前05 久野美咲 5 押し倒し 西前03 上坂すみれ 8
東前04 潘めぐみ 5 寄り切り 西前10 高橋李依 4
西前08 喜多村英梨 8 押し出し 西前05 小澤亜李 5
東前06 内田真礼 6 はたき込み 東前17 日高里菜 2
東前09 沼倉愛美 4 突き倒し 西前06 加隈亜衣 9
東前07 諏訪彩花 5 引き落とし 西前15 小清水亜美 7
東前08 小林ゆう 6 寄り切り 東前12 石上静香 5
西前14 佐藤利奈 4 上手投げ 西前09 早見沙織 8
東前11 高垣彩陽 7 はたき込み 西前12 赤崎千夏 6
西前16 井口裕香 3 引き落とし 西前11 内山夕実 6
東前14 洲崎綾 7 突き落とし 東前16 木戸衣吹 3

 

「加隈亜衣」が勝って9勝4敗。残り全て勝てば、或いは「返り三役」の可能性も出てきます。
また、上坂すみれも8勝と勝ち越して、三役争いが今場所も熾烈となりそうです。

小澤亜李は先場所に続く負け越し。
喜多村英梨が勝って勝ち越しを決めました。

 

<幕内後半の取組>

東前01・種田梨沙(8勝)押し出し ●西前13・三森すずこ(7勝)

7勝5敗、勝った方が勝ち越しという一番。
番付差12枚、種田梨沙が勝って筆頭で勝ち越し。

一度三役を掴んで吹っ切れたか、
種田梨沙、返り三役に向けて、非常に強い成績となりました。

春日山
「今日は廻しを狙いに行かず、一気に攻めましたね。
 こういう相撲も増えていくとバリエーションが増えて、
 本当に怖い存在になっていくと思いますよー」

 

東前13・戸松遥(10勝)うっちゃり ●西小結・上田麗奈(6勝)

上田麗奈が懐深く潜り込み、
一気に持って行こうとしたところを、戸松遥が、
強引な腕力で豪快に「うっちゃり」が決まって、10勝到達。

去年夏場所、大関時代に12勝あげて以来、
1年以上ぶりに「2桁」に乗せてきました。

楯山(元小結・遠藤綾)
「もういっそ、全部勝っちゃう勢いで行くべきですね。
 地元を盛り上げる意味でも、今場所、一番健闘してますよ!」

一方、新三役・上田麗奈関は、後がなくなって6勝7敗です。

 

東横綱2・茅野愛衣(13勝)押し出し ●西前04・水瀬いのり(8勝)

ごちうさ対決、モカさんがチノちゃんを、
一気に「押し出し」て、ここは無傷まずは勝って13連勝

春日山
「思ったより、苦にしませんでしたね。
 もっと水瀬関を嫌うかと思いましたが・・・、集中してましたねーww」

 

西大関・日笠陽子(13勝)寄り切り ●西横綱・花澤香菜(10勝)

過去の対戦「6対28」、35回目の対戦です。
日笠陽子、勝ってこちらも13連勝、
花澤香菜は優勝争いから完全に脱落の10勝3敗。

春日山
「いやぁー、強いね、今場所のひよっちは。
 一番安定した時よりも爆発力があるっていうか。」

去年秋場所、あの優勝を争った場所以来、
「綱取り」も去年は騒がれた日笠陽子関、
結婚から間もなく1年、31歳での優勝賜杯へ、重要な残り2日です。

春日山
「私ほら、引退したの
6年前の名古屋で、
 その時まだ
30歳だったから、ひよっちの活躍は、
 本当に見ていて凄いなって思うよね。
 当然30台になってから、優勝争いなんか出来てなかったから。」

 

先場所引退した「沢城みゆき」親方と同じく、
「1985年組」の日笠陽子関、引退を聞いて思う所もあるようです。

勝って日笠陽子も13連勝で、さあ、
後輩の横綱に力水を付けます。 こちらも「13連勝」を目指す、
横綱・佐倉綾音が東土俵です。

 

東横綱・佐倉綾音(13勝)突き倒し ●東大関・悠木碧(9勝)

まさに抜群の切れ味!
「ひと月半」で突き倒しました!!

悠木碧は、弾かれるとそのまま何も出来ず、
防戦一方、一気に土俵下まで「突き倒」されました!

大丈夫でしょうか? 今・・・
立ち上がりました、土俵に戻ります、
大丈夫なようです。 勝って佐倉綾音も13連勝。

さあ、役者は揃いました。
「3人」が13連勝で、明日から直接対決が組まれます!

では、今日の結果と、現時点での優勝争いです。

 

<幕内後半の結果>

声優名 決まり手 西 声優名
東横綱 佐倉綾音 13 突き倒し 東大関 悠木碧 9
西大関 日笠陽子 13 寄り切り 西横綱 花澤香菜 10
東横綱2 茅野愛衣 13 押し出し 西前04 水瀬いのり 8
東関脇 M・A・O 4 突き落とし 西関脇 東山奈央 9
東小結 雨宮天 5 寄り切り 西前07 小松未可子 8
東前13 戸松遥 10 うっちゃり 西小結 上田麗奈 6
東前01 種田梨沙 8 押し出し 西前13 三森すずこ 7
東前10 山本希望 5 押し出し 西前01 井上麻里奈 5
東前02 田村睦心 5 寄り切り 東前15 大久保瑠美 6
東前03 竹達彩奈 6 寄り切り 西前02 瀬戸麻沙美 5

今日13日目の結果です。
お伝えした通り、種田梨沙が勝って勝ち越し。返り三役濃厚、
戸松遥は10勝に載せました、豪快なうっちゃりの決まり手。
上田麗奈は後がなくなって6勝7敗。

小松未可子が勝って勝ち越し、雨宮天5勝8敗の負け越し。
関脇同士の一番は、東山奈央勝って9勝4敗。
残り全て勝って11勝とすると、「大関取り」の足固めとなりそうです。

「ごちうさ」対決は茅野が押し出し、日笠も危なげなく勝って寄り切り。
そして結びの一番、佐倉綾音が悠木碧を「突き倒し」で下して、
さあこれで。

< 優勝争い >(13日目現在)

13-0 佐倉綾音、茅野愛衣日笠陽子

 

優勝争いは、全くこの3人に絞られました。
続く力士が「10勝3敗」で星3つついています。
いよいよ明日から「直接対決」が組まれます。

春日山
「そっか、気づいたら、もう2敗も居ないのか・・・、
 本当に今場所この3人が抜きん出てましたね。」

上位3人が他の力士を「寄せ付けない」
そんな相撲が、今日の取り口からも見えたような気がします。

では、14日目の取組をご覧頂きながら、お別れです。

 


 

声優相撲2016年名古屋場所・14日目(2016/07/23)

 

声優相撲名古屋の14日目。
十両の解説は、元幕内・「広橋涼」の「間垣」親方です。

<十両の結果>(14日目)

東十01 村川梨衣 5 はたき込み 西十06 伊藤かな恵 5
東十02 大橋彩香 5 押し出し 西十05 大原さやか 9
東十13 鈴木絵理 9 引き落とし 西十02 徳井青空 10
東十03 金元寿子 13 押し出し 東十05 大西沙織 11
西十11 藤田咲 7 引き落とし 西十03 白石涼子 7
東十04 加藤英美里 5 押し出し 東十06 藤村歩 8
西十09 芹澤優 6 はたき込み 西十04 釘宮理恵 9
東十07 千菅春香 7 寄り切り 東十14 松井恵理子 3
東十08 明坂聡美 7 寄り切り 西十13 藤井ゆきよ 3
西十14 山村響 3 押し出し 西十08 牧野由依 5
東十09 津田美波 7 寄り切り 東十11 内田彩 5
東十10 橘田いずみ 7 上手投げ 東十12 夏川椎菜 4
西十12 Lynn 5 押し出し 西十10 安野希世乃 6

これで、1敗を金元寿子が守りました。
ここまで2敗だった大西沙織が敗れて3敗に後退。
この後、豊崎愛生が幕内で相撲を取りますが、
明日まで優勝争いは十両も分かりません。

間垣(元幕内・広橋涼)
「今場所は、金元関、好調ですね。
 そして、明日、大事な相撲になる力士が沢山居ますね。
 こんなに7勝7敗力士が多いのも、珍しい気がしますねww」

今場所もそうでしたが、
幕内、十両、幕下の争いも非常に激しいですね。

間垣
「幕下で好調だった新十両の皆の中で、
 勝ち越しているのが、鈴木絵理関だけなのが、
 十両の壁の高さを感じますね。 また、幕下から出直しですね。」

まずは、金元寿子が勝って1敗を守りました。
この後の「豊崎愛生」が1敗を守れるか、注目。
では、放送席を後退します。

 

今日14日目の取組です。
大注目は、ついに14日目にして組まれた、
「13連勝」対決、「NEW GAME!」対決です!
過去「25回」の対戦は、14対11です。

<14日目の取組>

声優名 対戦成績 西 声優名
東横綱 佐倉綾音 13  4-15 西横綱 花澤香菜 10
東横綱2 茅野愛衣 13 14-11 西大関 日笠陽子 13
東大関 悠木碧 9 5-2 西関脇 東山奈央 9
東関脇 M・A・O 4 2-0 西前07 小松未可子 8
東前01 種田梨沙 8 0-1 西小結 上田麗奈 6
東小結 雨宮天 5 0-1 西前04 水瀬いのり 8
西前08 喜多村英梨 8 16-16 西前01 井上麻里奈 5
東前02 田村睦心 5 1-2 西前02 瀬戸麻沙美 5
東前03 竹達彩奈 6 11-5  東前11 高垣彩陽 7
西前06 加隈亜衣 9 1-0 西前03 上坂すみれ 8
東前04 潘めぐみ 5 5-1 西前11 内山夕実 6
東前05 久野美咲 5 初顔合わせ 西前15 小清水亜美 7
東前07 諏訪彩花 5 0-1 西前05 小澤亜李 5
東前06 内田真礼 6 7-0 東前16 木戸衣吹 3
東前08 小林ゆう 6 1-4 東前17 日高里菜 2
東前09 沼倉愛美 4 1-1 西前14 佐藤利奈 4
東前13 戸松遥 10 13-7  西前09 早見沙織 8
東前10 山本希望 5 3-0 東前15 大久保瑠美 6
西前16 井口裕香 3 初顔合わせ 西前10 高橋李依 4
東前12 石上静香 5 初顔合わせ 西前12 赤崎千夏 6
西十01 朝井彩加 11 --- 西前13 三森すずこ 7
東前14 洲崎綾 7 --- 西十07 豊崎愛生 12

 

14日目の放送席をご紹介します。

正 面解説 : 時津風親方(元横綱・能登麻美子)

向正面解説 : 熊ヶ谷親方(元大関・井上喜久子)

両理事をお迎えしての「14日目」の土俵です。
お2方、よろしくお願いします。

まず、時津風さん、部屋の横綱がここまで無傷13連勝です。

時津風
「ここ1年半、優勝から遠ざかっているんですが、
 今場所はかなり調子が良いみたいで、充実してますね。」

今日は、ついに大関・日笠陽子戦が、結び前に組まれました。

時津風
「いやぁー、
日笠ちゃんも好調ですからねー。
 そりゃあ、親心というか、立場からしたら、茅野ちゃんに勝ってほしいけど・・・、
 良い相撲を見せてほしいですね、2人とも力を尽くした。」

そして向正面からは、お熱い中、ありがとうございます。
声優相撲協会・事業部長、井上喜久子の「熊ヶ谷」親方です。

熊ヶ谷
「いやぁー、
熱気が凄いです。やっぱりww
 でもこうして向正面から解説すると、臨場感があって、
 仕事を忘れて・・・ってこんな場で言ったら不味いんでしょうけどww
 普通に声優相撲を楽しめそうで今からワクワクしてます。」

こちらからも、周りの皆さんが、
うちわなどで風を送っている姿が見えますが、
お客様がほとんど埋まっていますもんね。

熊ヶ谷(周りを見渡しつつ)
「そうですねー。 まだ中入りの時間なんですけど、
 マス席はほとんど空席が見つけられませんね。
 やっぱりお休みってこともあって、
 家族連れとか、普段とお客さんの感じも違って、賑わってますね。」

そして、結びの一番が師匠注目ですね。
全勝の佐倉綾音が、横綱対決として、西横綱・花澤香菜との相撲が、
14日目に先に組まれるという。

熊ヶ谷
「本来ならば、
先に東張出横綱・・・
 あっ、もうこの言い方古いんですよねww つい癖でww
 茅野ちゃんが先に14日目に組まれるはずですよね、番付順としては。」

しかし、14日目が東西横綱対決。
審判部、そして相撲協会も「盛り上がり」を期待して、
ということでしょうね。

熊ヶ谷
「まあ、
私が割を決めてるんじゃないんで、何とも言えませんがww、
 やっぱりでも、千秋楽に横綱対決が結びの一番で組まれて、
 それで優勝の行方が決まるってのが、一番見応えがありますよね。
 だから、今日は両横綱、どういう相撲を取るか、
 どういう結果になるかが、注目される所なんじゃないかなーって思います。」

今日は、お2人の解説をお迎えして、
優勝争いを左右する、結び2番を中心にご紹介して参ります。
14日目、幕内の土俵が始まります。

十両の優勝争いも、幕内と同じく注目されます。
1敗の「豊崎愛生」が西土俵に上がってきました。
7勝6敗と勝ち越しが掛かる、幕内・洲崎綾との一番です。

 

東前14・洲崎綾(8勝)寄り切り ●西十07・豊崎愛生(12勝)

豊崎、腰高になってしまって、洲崎に潜られました!
これで豊崎愛生は痛い2敗で優勝争いから後退!
金元寿子が1敗で明日、優勝争い単独トップです。

<十両優勝争い>(14日目)

13-1 金元寿子
12-2 豊崎愛生

元三役力士同士の「十両優勝争い」。
2人とも幕内で優勝同点以上を経験していますから、
十両では本調子になれば、間違いない所でしょうが・・・。

時津風
「もう直接対決は組まれてるんですよね?
 金元ちゃんは、後は自分の相撲を取るだけですよ。」

まだ、明日の取組は決まっていません。
14日目は、幕内も、その日の取組結果を見つつになります。
豊崎が勝って、金元が負けた場合のみ、「優勝決定戦」
それ以外は、金元寿子の初の十両優勝が決まります。

 

●西前16・井口裕香(3勝) 寄り切り ○西前10・高橋李依(5勝)

高橋李、寄り切って5勝目!
これで、何とか、「幕内」の座を来場所も守れそうです!
膝をかばいながらの勝ち名乗り、今場所5回目です。

熊ヶ谷さん、膝の大怪我をおしての出場です。
熊ヶ谷
「うーん、
心配の一言ですね。
 5勝しましたから、とりあえず出場した意味はあるかもしれませんが、
 怪我が後々に響かないことを祈るばかりです。」

このように、土俵を降りる時も、相撲が終わると、
少しを足、膝を庇う素振りを見せます。

熊ヶ谷
ほっちゃん(堀江親方)とも話しましたけど、
 
全治2ヶ月の大怪我って言うことなんで、
 本人の強い意思があるとはいえ、やっぱり・・・。
 だって、まだ入幕して間もなくって、将来有望じゃないですか。
 難しいですけど、早く治って元気に相撲取って欲しいですね。」

 

<前半注目の一番・「あの花」対決>

東前13・戸松遥(10勝) 13-7  西前09・早見沙織(8勝)

これまで20回戦って、戸松が「13対7」という、
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の、
あなるつるこ」の「あの花」対決です。
前半、楽しみな一番に、館内大きな盛り上がりを見せています。

 

時津風
「やっぱりこの2人、長く相撲取ってますし、人気ありますねー。
 特に、とまっちゃんはご当所だから声援が一際大きいですね。」

何よりも、戸松関は今場所、良い相撲が出てますよね。
時津風
「本当に、調子がようやく戻ってきたなって感じの。
 前に出る、出足が本当に良くなってきました。」

しかし、熊ヶ谷さん。
早見関も、8勝5敗ですが、星勘定以上に好調ですよね?
熊ヶ谷
「そうですね。 今年に入ってから、ちょっと成績が
 伸び悩んでたので、早見関も・・・
 
やっぱり上位と戦う位置で見たい2人ですから、
 ひとつでも多く勝って来場所に向かってほしいですね。
 でも、戸松関への声援、凄いですよ。
 うちわとか、オレンジのペンライトとかー」

同じ、2007年初土俵、ですから、今年で10年目。
歳の差1つ違いで、10代の頃から、幕内、そして三役で活躍してきました。
少しずつ、若手から幕内での「中堅」に近づいている両者の対戦です。

注目の「あの花」対決、前半楽しみな一番です。

 

戸松、鋭い出足だ! 突き放した!
早見もそれを弾いて・・・、両者見合う格好になった!

早見が前廻しを取りに頭を付けた!
これを嫌って戸松が引く、早見もついていきます。
少し足が流れ・・・、大丈夫です。早見も食らいつきます。

戸松が逆に今度は右上手を取りに行った。
胸が合って・・・、左四つがっぷりの体勢!

戸松の方から廻しを取りに行きました。
しかし、早見にとっては右四つの方が取りやすい・・・。
ここで両者動きが止まりました。

< 888888888

館内から自然と拍手が湧き上がります。

< はい、はっけよい、はい!

行司の掛け声も、両者動けないか?
廻しの位置を探る動きの戸松を、早見が必死に制しています。

 

戸松が廻し取って、引き付けた!
しかし早見の重い腰、堪えます。

早見、巻き替えた! 少し脇が開いたか、戸松。
ここで早見が左、左上手の右四つの体勢になった!

一瞬の早業、体を逆にして、
一気に投げる、左からの「上手投げ」~!

東前13・戸松遥(10勝)上手投げ ○西前09・早見沙織(9勝)

 

戸松遥、4敗目、早見沙織は9勝目に達しました。

時津風
「お互い、攻める姿勢を見せた良い相撲でしたね。
 見ていて、
思わず手に汗握っちゃいましたww

 

<幕内前半の結果>

東前05 久野美咲 5 寄り切り 西前15 小清水亜美 8
東前07 諏訪彩花 5 突き落とし 西前05 小澤亜李 6
東前06 内田真礼 7 はたき込み 東前16 木戸衣吹 3
東前08 小林ゆう 7 はたき込み 東前17 日高里菜 2
東前09 沼倉愛美 5 寄り切り 西前14 佐藤利奈 4
東前13 戸松遥 10 上手投げ 西前09 早見沙織 9
東前10 山本希望 6 寄り切り 東前15 大久保瑠美 6
西前16 井口裕香 3 寄り切り 西前10 高橋李依 5
東前12 石上静香 5 突き落とし 西前12 赤崎千夏 7
西十01 朝井彩加 11 押し出し 西前13 三森すずこ 8
東前14 洲崎綾 8 寄り切り 西十07 豊崎愛生 12

今日の相撲で、洲崎、三森、小清水が勝ち越し。
大久保は負け越しとなりました。

 

<幕内後半の取組>

西前06・加隈亜衣(10勝)引き落とし ●西前03・上坂すみれ(8勝)

加隈亜衣、2桁到達。あと一つ勝って、11勝とすると、
番付にも寄りますが、或いは、三役返り咲きの可能性もあります!
去年ご当所・九州場所以来の「11勝」を目指します。

 

東前01・種田梨沙(8勝)押し出し ○西小結・上田麗奈(7勝)

「三役入れ替え戦」の様相、
上田麗奈が取り直しの相撲を制して、
7勝7敗、新三役にして勝ち越しの可能性を残しています。
種田梨沙は東筆頭ながら、後1つ勝ちたい所。

時津風
「今日は消極的な相撲でしたね。
 もっと自分から攻めて行かないと、やっぱり。」

東関脇 M・A・O 4 寄り切り 西前07 小松未可子 9
東前01 種田梨沙 8 押し出し 西小結 上田麗奈 7
東小結 雨宮天 5 寄り切り 西前04 水瀬いのり 9
西前08 喜多村英梨 9 上手投げ 西前01 井上麻里奈 5
東前02 田村睦心 5 寄り切り 西前02 瀬戸麻沙美 6
東前03 竹達彩奈 6 寄り倒し 東前11 高垣彩陽 8
西前06 加隈亜衣 10 引き落とし 西前03 上坂すみれ 8
東前04 潘めぐみ 6 はたき込み 西前11 内山夕実 6

 

東大関・悠木碧(9勝) 5-2 西関脇・東山奈央(9勝)

さあ、9勝4敗同士の一番を迎えます。
1992年3月生まれ同士です。

 

東山奈央にとっては、念願の「大関」に向けての、
「足固め」にしたいこの名古屋場所。
最低限、2桁、可能なら11勝として、審判部へのアピールもしたい所です。

 

悠木も、これ以上格下に星を落とす訳には行きません。
綱取りも全く降り出しに戻った大関2場所目、
1桁の白星で終わることは、関脇なら許されても、大関では決して許されません。

時津風
「これまで5対2なんですね。
 とにかく良い相撲を心掛けてほしいです。
 次に繋がる相撲を取って欲しいです。」

さあ、これで制限時間いっぱいです!
是が非でもほしい、2桁の白星。
今日手にするのはどちらか!?

 

東大関・悠木碧(10勝)押し出し ●西関脇・東山奈央(9勝)

大関一蹴! 関脇・東山奈央を寄せ付けませんでした!
これで悠木碧が10勝目。 東山奈央は9勝5敗と変わります。

時津風
「本来なら、上位戦でこの相撲を出して欲しかった所ですけどww
 でも、碧ちゃんも次に繋がる相撲でしたね。」

東山奈央は、明日2桁を目指します。
明日の対戦相手は「10勝4敗」の平幕・加隈亜衣との一番です。

さあ、そして注目の「全勝対決」を迎えます!
名古屋場所14日目、結び前の一番です。

 

< 名古屋場所注目の全勝対決 >

東横綱2・茅野愛衣(13勝) 14-11 西大関・日笠陽子(13勝)

過去の対戦は「14対11」。25度の対戦ですが、
ほぼ同じ時期に大関になった両者、茅野が先に横綱になり、
対戦成績では3つリードしています。

 

茅野愛衣 14-11 日笠陽子
  すくい投げ
  すくい投げ
- -  - - 
  素首落とし
下手投げ  
  送り出し

去年の夏場所まで「茅野」が8連勝していました。
ですからそこまでは「13対7」でした。
しかし、昨年名古屋場所を優勝して以来、
過去1年では「1対4」と大関・日笠陽子が大きく勝っています。

時津風
日笠ちゃんを意識した稽古をしてましたね。
 多分、支度部屋でもそうだと思います。
 あんまり番付の差、自分が横綱だとか、相手が大関だとか、
 そういう風な考え方をしないんじゃないでしょうかね。

先日の「ノーゲーム・ノーラジオ」の公開録音で、
「映画化」
が決まっている「ノーゲーム・ノーライフ」など、
土俵外でも「共演」も多い両者です。

時津風
年も近いですし、番付も境遇も近い所でしたから、
 良く仲良くというか、積極的に稽古をして来ましたよね。
 2人とも良い相撲を取って欲しいですよね。
 まあ、師匠としては勿論、部屋の茅野ちゃんに勝ってほしいですけど。」

大沢事務所の師匠であります、
時津風部屋の「時津風親方」からのコメントでした。

向正面の元大関・井上喜久子の「熊ヶ谷」さん。
大関が横綱を下すとしたら、どういった相撲でしょうか?

熊ヶ谷
「寧ろ、不十分な形で組みたいですね、逆に。
 真正面から打つかってがっぷり四つだと、
 流石に横綱が良いでしょうから、押して行くか、
 或いは組んでも相手不十分にしないと、
 一瞬で投げられちゃうかも知れません。」

 

「NEW GAME!」の大人組で、共演の両者。

年齢も、芸歴も、そして「番付」も、
後輩を「指導」する立場になっています、両者。

大部屋を引っ張っていく存在になっています。

「fourfolium」の4人、特に主人公である、
“涼風青葉”ちゃんを優しく、時に厳しく指導するという、
似た役回りで「同期」という作中でのキャラクターが、
まさに今の声優としての2人を「キャラクター化」したものでしょう。

「 八神コウ 対 遠山りん 」

という、作中では「25歳」の同期同士。
仲良しなのは、作中のキャラクターも声優も同じですが、
そこは「土俵上」では真剣勝負。
ましてや、今場所の「優勝争い」トップを、
そして全勝を守る、14連勝をかけるという、
「名古屋場所」の大一番です!

さあ、制限時間いっぱい!
全ての声が、大歓声に消えていきました!

時津風さん、横綱に一言!

時津風
「とにかく慌てないこと、何があっても。
 立ち合いに集中して、自分の信じた取り口を貫くこと!
 普段から言っていることですけど、
 今日と明日は特にそれが重要だと思います。」

さあ、師匠の言葉は届いたでしょうか。
タオルを渡して、今、土俵に戻ります、横綱。
対する西から何時も通り、塩をたっぷりと掴んでまきました。

東、賜杯から遠ざかる横綱・茅野愛衣!

西、名古屋場所連覇を目指す大関・日笠陽子!

制限時間いっぱい、仕切りです。
両者同時に腰を割りまして・・・
立ち合いです!

 

横綱、踏み込んだっ!
茅野が廻しを取らず、一気に出て行く!

日笠、苦しい、が、左に動いて行く。
構わず出る茅野! 横綱一気に出て行くー!

押し出し、押し倒し、決まったー!

日笠陽子が横にズレて行きましたが・・・?
これは横綱、残っています。
もたれこむように、一気に持って行きました、横綱!

 

東横綱2・茅野愛衣(14勝)押し倒し ●西大関・日笠陽子(13勝)

 

さあー、これで、横綱・佐倉綾音の、
横綱同士の一番の結果を待ちます。

日笠陽子は自力優勝の可能性は全く無くなりました。
まずは、茅野愛衣が大きく優勝を近づける、
全勝対決を制しました、無傷14連勝!

 

これで20度目の対戦、
佐倉綾音4勝、花澤香菜15勝で迎える、
「結びの一番」です。

東横綱・佐倉綾音(14勝)すくい投げ ●西横綱・花澤香菜(10勝)

 

<14日目、結び3番の結果>

声優名 決まり手 西 声優名
東横綱 佐倉綾音 14 すくい投げ 西横綱 花澤香菜 10
東横綱2 茅野愛衣 14 押し倒し 西大関 日笠陽子 13
東大関 悠木碧 10 押し出し 西関脇 東山奈央 9

 

さあ、これで・・・
優勝争いはこうなりました!

<優勝争い>(14日目現在)

14-0 佐倉綾音、茅野愛衣

 
最終更新:2016年07月24日 17:05