シン総合クロススレのまとめ

シンとチンクを閉じ込めてみた-02

4

チンク「………」
シン「………」

結局、ドアの修理の人は来ず丸一日シンの部屋に泊まる事になったチンク。
晩御飯と風呂を済ませたもののする事が無くなったので今日は早めに寝ようという事になったのだが、
昼寝をしたため眠気はやってこなかった。そんな中、チンクはもぞもぞとシンの隣で動いては
寝るベストポジションを探している。
そして、シンはというと…

シン(頼む、チンク。あまり動かないでくれぇ…)

必死で理性と戦っていた。
動くたびにはらはら動く綺麗なチンクの長髪はシンの鼻腔を甘い匂いでくすぐり。
びったりとつけられた体からかすかに感じるチンクの柔らかな胸の感触。そして触れ合う
お互いの脚の温かみがシンの理性をがしがしと削る。とはいってもこういった事はスカのラボ
でも割とあるので慣れたと思っていたのだが、ここは勝手知ったる我が家、あっちは出向先の家。
緊張度が抜けるここはいわばホームにしてアウェーと化していた。
さらに追い討ちをかけるかのごとく、チンクの服装がヤバイ。
というのも、これは風呂を入れる際にチンクが入れに行った時の事。ちょっと足を滑らせて転んでしまった時
掴んだところがシャワーの調節コックで水量を全開にしてしまい。それを浴びてしまったのだ。
もちろん、一気にずぶ濡れになるチンク。駆けつけるシン。えへへ、転んじゃったと恥ずかしがりながら言うチンク。
透ける服、下着とともにあきらかになる体のライン。理性を保つために壁に頭を打ち付けるシン。
といった事があり現在のチンクはシンのTシャツにハーフパンツというラフな格好である。
当然サイズはブカブカなので風呂上りにTVを見ているときに膝に乗られるとその膨らみかけの胸は
チラリズムと合わせたガン見一本。危うく狼になるところであった。
就寝時も、ラボで寝ているときとは違いノーランジェリー状態でありひっつかれると嫌がおうでもその温もりと
柔らかさは感じる事になった。さらには今回は生足というおまけつき。
昨日、ヴァイスから借りたバカAVでここ数日溜まった穢れを抜いておかなければ狼と化していたかもしれない、
とシンは思った。

シン「あのー、チンクさん?」
チンク「?」

とはいえ、こうもそもそ動かれてはならずに済んだ狼もその牙を再び剥き始めかねない。
エリートクラスのサイヤ人は月がなくても自力で大猿になれるみたいなものである。

シン「そ、その。あまり動かないでくれないかな」
チンク「あ、すまん。落ち着かないか」
シン「あ、う、うん」
チンク「…よし、じゃあ」

と、これでなんとかなるとホッとしたのも束の間。チンクはシンに密着、ほぼ抱きついている体勢をとった。

シン「dftgyふjこ」
チンク「シン、ダメか?」

どうしても体格上、シンを見上げるように見つめるチンク。そんな、断れるはずないじゃありませんか。
それにしても、何故この娘はこう自分には無防備なんだろうか?あまりに無防備すぎて最近ではチンクが隣にいる事が普通になりすぎている。
まぁ、こちらとしても当初は体格上妹的な扱いで構っていたかもしれないが。それでもやはりマユはマユ、チンクはチンクであって。
最近ではどうも違う目線でチンクを見ている事にシンは気付いた。普段の職場が普段なので、一種の癒しにはなっているには違いないが…
シンはキュっと絡むチンクを軽く抱きしめた。

シン「寒くないか?」
チンク「ううん、暖かい」

チンクはそういうと、少し体を乗り出し潤んだ瞳でシンの顔を見つめた。シンはそれに気付くとずっと自分の
顔をチンクに近づけそして………



はやて「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」
ティアナ「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」

ボロボロのはやてとティアナがお互いを見詰め合う。傍らにはすでに力つきたなのはとフェイトが倒れていた。

はやて「よぉ…やるわ…」
ティアナ「へへ…はやて…さんもね…」

二人はそう言うとお互いに向けて拳を突き放った。交差する一瞬、動きがスローモーションになる。
お互いを目掛けて撃った拳は…お互いを撃つ事なく空を切った。そして、それと同時に二人はどさっとその場に倒れた。

シグナム「ドローーーーーーーーッ!!」

シグナムの一声があたりに響く。観衆はそしてシグナムもこれまでの激闘を演じた四人に対し涙を流した。
スバル「よくやった…。よくやったよティア…」
シャマル「はやてちゃん…あんなに立派になって」
ヴィータ「なのはよぉ…私の守りはもういらねぇみたいだなぁ…」
エリオ「フェイトさん…これが…真の闘いなんですね」

四人のバトルロイヤルは新人も古参も関係なく、その心を打った。
輝く汗、立ちはだかる壁を突き破る努力と根性。それらは確かに素晴らしく美しいかもしれない。
しかし、それと同時にこびりつく泥、湧き出る血飛沫もまた美しかった。
気がつくと観衆達は惜しみない拍手をしていた。ありがとう…ありがとうっ…!!
瓦礫の山と化した六課の寮前にてその拍手はしばらく止む事がなかったと言う。

5

yagami達のおかげで閉じ込められてしまったシンとチンク。
(シンにとって)緊張の夜が明け、次の日を迎えた。
昨夜では自分の中でのチンクの存在に気がついてしまったシンだったが…。

朝、昨日のyagami達の激闘のせいかすっかり荒れた玄関前を背景にかろうじて残った木に止まった
小鳥達が囀っていた。
シンはそんな小鳥達の囀りを目覚ましに眼を覚ました、すると自分の隣に暖かな温もりを感じた。
チンクである、静かな寝息を立てシンに抱きつくように寝ていた。シンはそんなチンクを見ると、そのまま
軽く抱き返した。ちなみに服は………着ていた。昨夜、一線を越えそうになってしまったものの結局押し留まったのだ。
まだ正式に付き合うとかいう話は(シンの中で)していないうちには手を出したら何を言われるかたまったものではないと
判断したせいである。それでも、すでに両手で数え切れないくらいのキスはしたのではあるが。

チンク「ん…、あ、おはよう…シン」

チンクが眼を覚まし、少しはにかみながら朝の挨拶をした。

シン「ん、おはよう」
チンク「………んっ」
シン「んっ」

シンも朝の挨拶を終えると、二人はしばらく見つめ合うと顔を寄せ合い軽くキスをした。
そして、チンクは顔を離すとそのままシンの胸へと顔をうずめ擦りつけた。ふとシンは鼻に
かかったチンクの髪からフローラルないい匂いを感じた。そしてそのまま二人は抱き合うとその余韻を
楽しむかのごとくじっと動かなかった。

シン「…朝ご飯、食べようか」
チンク「うん」

しばらく、お互いの温もりを感じあったあとはベッドから起き出し、朝食の準備に取り掛かった。

シン「よし、これで外に出られるぞ」

昼になると業者がやってきて、なんとか部屋から出られるようになった。
部屋からでるとyagami達に付けられた被害の後を見て絶句したのは言うまでも無かった。

チンク「それじゃあ、私は一度部屋に戻って着替えてくるから」
シン「ああ、またな」
チンク「ねぇ、シン?」
シン「なんだ?」
チンク「また…きてもいい…かな」
シン「…毎週日曜は食堂休みなんだ。日曜だったら」

チンクはシンの話を聞くと顔を赤らめながら「それじゃ…日曜に…また」と言った。
その様子を見て、シンはそのまま抱きしめてしまおうかとしたがすんでの所で思いとどまった。
まだ帰らない業者の視線が痛かったせいだ、ちなみに業者はこの後泣きながら『バカップルは死ねばいいのに』
と言い残している。
ともかく、チンクとの一夜が明け職場に戻ると案の定ヴァイスがからかいにやってきた。
が、一通りからかい終えるとヴァイスは隊長達の呼び出しを喰らってしまい、結局その日中ヴァイスの姿を見ることはなかった。

シン「なぁ、チンク。今度…出向とかそういうの関係なしにどっか遊びにいかないか?」
チンク「え…?うん、私は…シンが一緒ならどこでもいい」

シンが復讐に燃えるきっかけとなったあの日以来、ようやく彼の心の平穏が取り戻されようとしていた。



スカ「うーん、どうやら良い方向に進んでいるようだね」

ここはスカのラボ、六課の出向となったチンクを心配してあの手この手を使って彼女の様子を監視していたのである。
しかし、スカの心配をよそに現在愛娘は意中の人物と大分仲を深めていっているようだ。
その様子を見てスカはにやり、と笑った。

ウーノ「良い報告が期待できそうですね」
スカ「ああ、私も…あと何年かでお爺ちゃんなのかな」
ウーノ「さすがにそれは早すぎでしょう、ドクター」
スカ「はっはっは、そうかねそうかね」

乱雑に並べられたスカの机に何故か何冊か育児書と名前辞典が転がっていた。

6

今までとれなかった夏休みの休暇を利用してシンはチンクを誘って温泉旅行に出かけた。

「なんかごめんな、本当はプールやら海やらいきたかったんだけど」
「いい、温泉も行ったことなかったから」

どこぞのマッドサイエンティストな親のせいで競泳水着かスクール水着しかもってないという
チンクに対し、デパートで水着を買いに行ったのが無駄になったのは残念だったなとシンは思った。
まぁ、競泳でもスクール水着でも可愛かったのだから良いのだが。

「これからどうする?」
「ん、ちょっと散歩してみたいかも。景色もいいし」

部屋は同じなので、シンは一旦窓側に行きそこで戸を閉め浴衣に着替える。
ふすま一枚隔てた向こうではするするとチンクの衣づれの音が聞こえてくる。
心情的にはこのまま開けてしまいたいところではあったが、それはぐっとこらえた。
やがて、チンクから合図があったのでふすまをあけるとそこには当然浴衣姿のチンクがいた。
恋人というひいき目でみてもチンクはどの服でも似合うなぁとシンは思った。
ちなみに最近シンのツボにはまったのはメイド姿のチンクだ、オーソドックスかもしれないが
それだけに破壊力は大きかった。

「ちょっと足場悪いから気をつけろよ」
「うん」

手をつなぎ、しっかりとチンクに歩幅を合わせ。まだ緑のこる森をゆっくりと歩く。
普段の喧噪とは切り離された空間はなんともいえなくなった。
散歩から帰ると、とりあえず風呂というわけで晩飯まで軽く浴びる事にした。
別段、混浴ではないので一緒になる事はなかったが。普段一緒に入ってる慣れもあってか。
別々で入るのは少し新鮮でもあった。風呂から上がると道具を置いて、指定された食堂へ向かう。
食堂にはすでに食事の用意がされており、シンとチンクはそこそこ豪勢な料理に舌鼓を打った。
食事が終わると、そのまま部屋に戻らずにシン達は旅館の屋上を目指した。
この旅館は屋上が解放されており、夜間では都市部の煌びやかな光に消された星たちが夜空を彩っており。
隠れ家としてこの旅館の名所の一つとなっていた。

「綺麗…」
「ああ、そうだな…」

普段見慣れぬその光景にチンクは感嘆の声を挙げ、シンもそれに続いた。
とはいえ、シンにとってはこの夜空を見上げるという行為は少々感慨深いものがある。
なんせ、ここに来る前は実際にあの夜空の中でMSという機械を与えられ多くの人を殺してきたのである。
戦争だから、守るものがあるからしょうがなかったとはいえ。シンの手はすでに真赤に染められている。
こっちでは非殺傷設定というありがたいものがあるおかげでこちらでは手を汚したことはないが、それだけに
時折今までやってきた自分の行いにシンは自責の念に囚われる事がある。

「シン…泣いているの?」
「え?あ、あれ?俺、なんで泣いているんだろう」
「…泣きたいなら、思い切り泣くと良い。ほら、姉が胸を貸してやる」

付き合い当初は、こちらに甘えっぱなしだったチンクも最近では距離感が掴めてきたのかシンが弱いところを
見せればこのように『姉』を主張し、主導権を握ろうとする。とはいえ、シンはこういう時は別段抵抗もせずに
チンクに甘えるようにしていた。
小柄なチンクの体に埋めるようにぎゅっとシンは抱きついた、風呂上がりの石鹸のいい匂いと発育度合いでいえば
少々宜しくないが柔らかい胸の感触が浴衣ごしにシンに伝わった。自分の胸に顔を埋めるシンの頭をチンクは聖母
のような表情をしてゆっくりと優しくシンの頭を撫でていた。

「寒くなってきたし、そろそろ部屋に戻ろう」
「ああ」

シンが落ち着いたところで二人は部屋に戻った。すると部屋には大きな布団が一つ、敷かれていた。
わかっていた事とはいえ、やはり少々気恥しさは隠せない。二人はしばらく頬を紅潮させ、抱き合ったまま布団の上に
座っていた。

「チンク…」
「ん…」

やがて、シンの方からチンクを促し。チンクをゆっくりと押し倒しながら唇を合わせていく。
息苦しさなのは時折、二人の鼻息が漏れてくるも二人は唇を離そうとはしなかった。
そして、堪能し終わったのか。シンは顔をチンクから離した。

「チンク、愛してるよ」
「ああ、私もだ…シン」

そういうと、二人はお互いの帯に手をかけていった。


時計の時刻はちょうど0:00分を差した頃、布団の中で裸になったままチンクと抱き合っているシンの唇が動いた。

「あのさ、チンク」
「うん、なんだ」

ちょうど、愛しい男の胸の中に抱かれながらうつらうつらしていたチンクが眠そうな声で答えた。

「結婚…しないか、俺の嫁さんになって欲しい」
「え、そ、それって」

突然のシンの申し出にチンクの意識は一気に覚醒していく。

「最近さ、部屋に帰ってお前がいない時。なんかこう耐えられなくなってきたんだよ」
「そう…か」
「だから、その、ずっと一緒に…」
「ば、馬鹿…そんなの断るわけないじゃないか」

チンクは顔を赤く染め、気づくと涙が止まらなかった。

「馬鹿、嬉しいんなら泣くなよ」
「馬鹿、嬉しいから泣いているんじゃないか」

そして、二人は再び顔を近づけ唇を重ねた。




「くっ、シンがおらん。ダミーを掴まされたか!」
「声をかけてくる男にバスター打つのも飽きてきたの」
「やっぱり山の幸コースに便乗しておけば良かった!!」

シンとチンクがお互いの道を共に歩むことを決めている時、ご存じ三馬鹿は海へとやっていた。
というか最早、クラゲのシーズンであり海にはサーファーしかいない時期に思春期の男女が海を
選ぶのであろうか。後ろでカットバックドロップターンを決めるも見向きもされないヴァイスを
尻目に三馬鹿は海に吼えた。

「ふふ、あちらさんは見事に策に嵌まってくれたね」
「さすがドクターですわ」

将来の孫が眠るであろうゆりかごを自身のもちうる知識を活かした設計図を作りつつ、ドクター
スカリエッティは勝利の笑いを浮かべた。