GUILTY GEAR

GUILTY GEAR

part39-24~45


24 :ギルティギア(PS)・その1:2008/05/07(水) 01:41:11 ID:Ht7FRygo0
前スレで依頼があったのでまとめ
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(基本ストーリー:説明書や公式ページから転載)

.....人類は、科学から離れた超自然的な力を手に入れた。

22世紀――
人類は、無限のエネルギーを生産する超自然的な制御法の理論化に成功した。
……魔法文化の幕開けである。
もはや旧テクノロジとなった科学は、環境破壊と殺戮兵器制御の観点から、
全世界的な禁止事項となり、人類は一切の科学的作業の停止を宣言した。
ここに、ひとつの歴史が終わりを告げるのである。

しかし、人類同士の紛争は止まることなく続き、
魔法理論に基づく殺傷行為は熾烈を極めた。
そしてついに人類は、命を持った禁断の兵器を生み出してしまったのである。
動物やその他の生命を素材とした、強靭な生命と攻撃力とを備える、異形の生物兵器…
 「GEAR」の誕生。

某先進国は「GEAR」の市場を独占し他国を制圧しようとした。
しかし、本来従順であったはずのこの兵器の中から、ある日
ひときわ強力な戦闘能力と確固たる意志を持った一体が出現する。
それは、自らを「ジャスティス」を名乗り、種の存在意義を唱え、
全世界の「GEAR」を従えて人類に宣戦を布告した。
対して人類は急遽団結、対GEAR組織「聖騎士団」を結成。
ここに人類対GEARの戦い「聖戦」の火蓋が切って落とされたのである。

.......大戦は、百年の長きに渡った。
しかし幾多の壮絶な戦いの末、ジャスティスは「次元牢」深くへと封印された。
そして司令塔を失ったGEARたちはなす術もなく次々と駆逐されていった。
こうして人類は勝利を収め、再び平穏な日々を取り戻したかに思えた。
…しかし、その平穏が束の間であることに、気付いている者たちもいた。
数年後の悪夢を予測する、ほんのわずかの者たちが。


…聖戦終結から5年後、封印結壊の疲労からか、
ジャスティス復活を懸念される妖気が世界を包んだ。
事態を重く見た国際連合は「第二次聖騎士団」の結団に向け、人員選考の為、
世界規模の武道大会の開催を決定した。
強者を切望するあまりか、優勝者には如何なる望みのものでも与えられることが約束されていた。
しかし、その大会の内容は、罪人の出場、ついには試合中の殺人を認めるといった過酷なものであった.....

※補足
要するに他のゲームでは「謎の力」として扱われるような魔法が理論化され科学化した世界が舞台
後のシリーズでは専ら「法力」と呼ばれています
登場キャラがみんなやたらと二段ジャンプしたり空中ダッシュしたりするのはこの設定が基本だからと思われる
この世界では従来の機械工学とかそういった科学はタブー扱いされています

25 :ギルティギア(PS)・その2:2008/05/07(水) 01:42:17 ID:Ht7FRygo0
○キャラ説明(その1)
・ソル=バッドガイ
野放しになっているギアその他賞金首を狩って暮らしている一匹狼の賞金稼ぎ。
ギアの破壊を執拗に求める。
ジャスティス復活の気配を読み取り大会に参加する。
元聖騎士団員だが、糞真面目なカイと騎士団に嫌気が差して離脱。
手に持っている武器、神器「封炎剣」もその時に強奪したもの。

・カイ=キスク
元聖騎士団団長。
幼少時に聖戦により家族を失い、その後聖騎士団に拾われ青春のほとんどを戦争の中で過ごした。
剣術と法力の天才、さらに性格も良く実直で、人間として出来過ぎているぐらいの真面目人間。
しかしそのためにだいぶ視野が狭く、あまり柔軟な考えが出来ない。
正義感が強すぎるあまりに、正義というものをなかば盲目的に信じている。
ソルをライバル視している。
聖戦後は警察機構の一員として過ごしていたが、今回ソルと同じくジャスティスの気配を感じ参加。

・メイ
聖戦時に孤児となり、その後「ジェリーフィッシュ快賊団」に拾われた少女。
怪力。
リーダーである「ジョニー」が捕まってしまったため、釈放を望んで大会に出場。

・チップ=ザナフ
元ドラッグ中毒者のアメリカ人忍者。
ドラッグ中毒から救ってくれさらに生きるための技を教えてくれた毅という名の日本人にたいへん恩義を感じており、
アサシン組織に殺されてしまった師匠(毅)の復讐にと大会に参加。
また、師匠の遺志を継ぎ、弱者にも救いの手を差し伸べられるようになろうと、大統領の地位も望んでいる。
ただし元々が短気で暴力的な性格のためにあまり勝利台詞等からはその意思を感じ取ることは出来ない。

・Dr.ボルドヘッド
技量においても患者を想う心においても世界最高の名医とまで言われた外科医。
だがある時、するはずの無いようなミスにより手術に失敗。
助かるはずだった少女を死なせてしまったショックにより気がふれ、狂気の殺人鬼と化してしまった。
メイ戦後の勝利台詞においては少しだけ、善良だった時の意識が垣間見える。
ちなみに手術のミスは彼を妬んだ同僚の策略とされている。
今回の大会には、捕まって投獄中だったところを謎の男にそそのかされて出場することになる。

26 :ギルティギア(PS)・その3:2008/05/07(水) 01:43:01 ID:Ht7FRygo0
○キャラ説明(その2)
・ポチョムキン
聖戦末期のごたごたに乗じて誕生した、タブーとされているはずの科学を復興させた浮遊国ツェップ。
ポチョムキンはそこの奴隷兵士であり、異常なまでに発達した体格を見込まれ、
「大会に勝利し無血で他国の領土を奪う」という名目で半ば強制的に大会に参加させられた。
その見た目に反し誇り高く優しい人間で、友の自由と国の平和を望もうと教官のその命令に乗る。

・ザトー=ONE
ミリアの裏切りにより投獄されているアサシン組織の長。
謎の男に「ミリアに復讐したくはないか?」と持ちかけられ大会に参加。
昔はそのへんに居るようなただのチンピラだったが、ある時禁呪と呼ばれる違法な法術を使い、
視力と引き換えに周囲の気配を察知する能力と影を操る力を手に入れ、アサシン組織の長にまで上り詰めた。
尊大で冷酷な性格を装ってはいるがその実は小心の臆病者。禁呪を使用したのも無力な自分が嫌だったため。
疑心の人生の中で唯一信じたミリアに裏切られたため、ミリアに対し尋常ではない執着を抱いている。

・クリフ=アンダーソン
カイの前代の元聖騎士団団長。
幼少時にギアに襲われ死に掛けていた所を颯爽と現れた男に救われて以来、
その記憶を糧に戦い続け、ついには一騎当千と謳われるまでに至った戦士。
しかし聖戦終結後の現在はめっきり老け込んで隠居生活を送っている。
今回の参加理由は「若い者に喝を入れるため」。だがジャスティス復活にもうすうす感づいていた様子。

・アクセル=ロウ
原因不明のタイムスリップ体質により20世紀から飛んできた男。
表面は軽いが他人の死を人一倍嫌う性格。
元の時代に残してきた彼女と再会するために元に戻る手がかりを探している。
大会に参加した理由も何か手がかりが掴めそうな気配がしたため。

・ミリア=レイジ
聖戦時に孤児となった後、アサシン組織に引き取られた女性。
そこで徹底的に暗殺者としての知識と髪を使う特殊技能(禁呪)を叩き込まれたものの、
そんな生活と自分が嫌だった彼女は、組織の幹部も参加するほどの大掛かりな任務の途中で組織を裏切り逃亡。
それによりザトー含む幹部が軒並み逮捕されてしまったため、現在は制裁を加えようとする組織からの逃亡生活を続けている。
大会の出場理由は組織の主要であるザトーを殺すため。

この10人がメインプレイヤーキャラ。

27 :ギルティギア(PS)・その4:2008/05/07(水) 01:44:10 ID:Ht7FRygo0
○大体の大筋
9人勝ち抜いた後、黒幕である人型ギア・テスタメントが登場。(ザトー、ボルドヘッドをそそのかした謎の男はこいつ)
テスタメントは語り始める。

「この大会はジャスティス復活のための、儀式に過ぎない。
  オマエ達は、その贄となるために、
  人間同士仲良く、闘気と血を、大量に流し合ってくれたわけだ。
  ククク……そう、国民も、大会実行委員も、国連の上層部すら、
  私の手の中で踊らされていたのさ。
  そして、機は熟した。さあ、残るは一人……。
  オマエの血をもって、この喜劇に幕を降ろそうじゃないか。」



そして勝利後、ジャスティス復活を免れたと思い一安心するプレイヤーキャラ(ソル以外ほぼ全員)に向かってテスタメントは勝ち誇る。

「この戦いによる巨力の衝突、私の血……ククク……!
  『残る一人』と言ったろう?
  贄の対象は、この私とて例外ではないのだよ!
  これでジャスティスは完全に復活する!!
  オマエ等、人類は今度こそ、確実に死滅するんだ!!!
  ハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」


…短いデモの後、復活するジャスティス。
そしてそれに立ち向かって行くプレイヤーキャラ。
各々思うところはあるものの、自分の意志を貫く為に。
泣きそうなぐらい鬼性能だけど。ジャスティス。


これがだいたい全員共通の流れ。

28 :ギルティギア(PS)・その5:2008/05/07(水) 01:47:49 ID:Ht7FRygo0
○ソル編
(9人倒すところまでは大体みんな同じなので略)
この大会の仕組みにはとっくに気づいていたソル。
テスタメントを倒したのち、勝ち誇るテスタメントに向かって言い放つ。
「イチイチうっとうしいことをしてくれやがる。
  こっちも始めっから、野郎は消すつもりだったんだよ。
  それが俺の役目だからな。」

…激昂するテスタメント。
「『背徳の炎』が……。貴様とて我々と同じギアだろうが!!!―――

29 :ギルティギア(PS)・その5:2008/05/07(水) 01:48:32 ID:Ht7FRygo0
――ソル・ジャスティス撃破後――
ジャスティス「……あの時と……あの時と同じ……。
  またしても貴様に敗れるのか……「背徳の炎」よ!」

ソル「この世のギアは、一匹足りとも見逃すわけにはいかねぇからな」

ジ「貴様とて、ギアであろう!その額の刻印こそ、我が同胞の証!
  何故……何故、私の命令を聞かぬ!?」

…激闘の末にソルのヘッドギアは壊れ、その下にはジャスティスと同じ、ギアの刻印が浮かぶ。

ソ「何故ってのは、こっちのセリフだ。
  テメェの言うことを聞く義理が何処にある」

ジ「私は……壱号……完成型ギアの壱号だ。
  全てが完全故に、私だけが……意思を持っていた。
  そして……いや、だからこそ、全てのギアを指揮する力を手に入れたのだ!
  私の命令は絶対のはずなのだ!!」

ソ「完成型だからだ……。
  テメェの後に造られたシリーズは、意思を持ち得ることの無い、ある意味、真の完成型。
  だから、テメェの言うことを聞く」

ジ「何……?」

ソ「……プロトタイプがいるとは思わなかったのか?」

ジ「!!     ……ククク、そういうことか」

ソ「ギアは、欲望で汚れた、人間達の意志から産まれた。
  だから、俺達が存在する限り、また、別の欲望を産む。
  今回のテメェの復活も、そんな、下らねぇ意思が実現させた」

ジ「……それで、ギアを……滅ぼすの……か?
  ギア……ギア・プロジェクト…………何か……懐かしい……な…………遥か……以前……
  ……!?…………そうか……そうか…………ククク……
  …………ソル……また……語り合おう……3人で……な……」

何かを思い出したようにソルに語りかけるジャスティス。
薄笑いともとれる表情で、孤高のギアは、息を引き取った。

ソ「……ジャスティス……?
  ……ああ……確かに、まだ絶対に叩いとかなきゃならねぇ野郎がいる。
  俺達、ギアの産みの親、野郎だけはな!!」

そう言うと、ソルは血塗られた手を見る様に、自らの手を見つめ、
目の前に横たわる犠牲者の冥福を祈った。
<ソル編終>

30 :ギルティギア(PS)・その7:2008/05/07(水) 01:50:25 ID:Ht7FRygo0
○カイ編
(略)
ソルと同じように大会の仕組みには気付いていたカイ。
しかしテスタメントの真の企みまでは見抜けずジャスティス復活。
自分の信じる正義のため、世界に生きる人類のため、カイはジャスティスに立ち向かう。


 

31 :ギルティギア(PS)・その8:2008/05/07(水) 01:50:51 ID:Ht7FRygo0
――カイ・ジャスティス撃破後――
ジャスティス「またしても……私は敗れるのか……」

カイ「そうだ!悪しきが滅び逝くは世の常!!」

ジ「悪しき……貴様は、私を悪しきと呼ぶか。
  ……しかし、私は、自らを存在させる為に、戦っているに過ぎぬ……」

カ「……その為に人類を滅ぼすなど、そんな道理が通じると思うのか!?」

ジ「…………   見るがいい、この姿を。
  人を殺すことのみを目的に、人によって産み出された。……私は兵器だ。
  人間にとっては、私の意思、私の心など、問題ではない。
  私を利用するか、処分するかの、どちらかしか考えていない。……違うか?」

カ「……そんなことは……」

ジャスティス「現に、こうして、私は彼奴の企みによって復活し……
  そして、貴様は、この私を殺しに来ている……。
  ……いずれにせよ、人間達が、ワタシを否定していることには、変わりなかろう。
  しかし、私は生きなくてはならぬ。自己を否定することだけは、避けねばならぬ。
  ……では、私は、何が為に生きる?
  私の存在する意義は、人を殺すこと。それは、私に……ギアに定められた、正しい道義……正義だ」

カ「……それは詭弁だ!!
  社会の調和と秩序の実現、それこそが神の願いであり、正義であると、私は信じている!!
  それゆえ、もしも何者かが……人や自然を愛し、平和を望んで止まぬ人々の、
  ささやかな幸せすら奪うと言うならば、私は、命を懸けて、彼らを守る!!」

ジ「そうか……。
  ならば、私を産み出した男に、会ってみるがいい。
  あの男に会ってなお、貴様は、その、自らの信じる正義を語ることができるのか……?」

カ「な……何者だ、そいつは!」

ジ「……ククク……どうやら、滅びの刻が来たようだ……。
  だが、覚えておくがいい。私が死んだところで、この世からギアは消えぬ……。
  あの男がいる限り……な……」

薄笑いともとれる表情で、孤高のギアは、息を引き取った。
悪と信じて疑わなかったギア。正義と信じて疑わなかった自らの信念。しかしジャスティスの言葉により、カイの心は揺らぐ。

カ「ま、待て!
  ……くっ……あの男……とは……?
  私は……正しいことをしていたのでは……ないのですか……?
  神よ……」

<カイ編終>

32 :ギルティギア(PS)・その9:2008/05/07(水) 01:52:59 ID:Ht7FRygo0
○メイ編
テスタメントの思惑とかそんなもんガン無視で突き進むメイ。
なんかもうジャスティスもついでで倒すメイ。

――メイ・ジャスティス撃破後――
メイ「僕の勝ちだね!」

ジャスティス「……に、人間が、これ程の力を持つというのか……!?
  …………!?……まさか、この子供は…………ジャパニーズ!!?」

謎の声「おぉーっとぉ!!それ以上、その口を動かすってんなら
  残り少ないオマエの寿命が、光速で終わりを迎えることになるゼ!?」

ジャ「……貴様は……?…………そうか……。
  まだ、生き残りがいたとはな……。…………ゴフッ!!」

そう言うと、ジャスティスは息を引き取った。

謎の声「…………忘れるんだ……オレ達のことはナ……」

メイ「この声は……っ!?
  ジョニィーッ!!!みんなぁ!!」

ジョニー「ヨゥ!!ヨロシクしてたかい!?ベイベェ!」

メイ「逢いたかった!!ずっと逢いたかったよー!!!
  ……でも……どうして、ここに?」

(容量の都合で分割・続く)

33 :ギルティギア(PS)・その10:2008/05/07(水) 01:53:59 ID:Ht7FRygo0
(続き)
ジョ「どうしてもこうしてもないゼ!
  このオレが真面目にオリの内でジッとしてたってのに、
  気が付いたら、シャバで凄まじい闘気が発生してっからヨ、
  これはコトだっつーんで、慌てて飛び出してきたんだヨ」

メイ「自力で?」

ジョ「オフコース!!
  オレにかかれば、どんな堅固な警備だろうとケツの穴だゼ(意味不明)!!」
 (↑原文のままです)

メイ「そ、それじゃ、何で、すぐに出てきてくれなかったのよー!?」

ジョ「悪かった、悪かった。そんなに怒るなヨ、ベイベェ。
  ちょっとの間くらい、大人しくしてた方がいいと思っただけだゼ」
  (……こいつぁ、警備のネェチャンがゲキマブだったから、なんて言った日にゃあ、殺されかねないナ……)

メイ「ところで、ジョニ-?ジャパ……何とかって、何?」

ジョ「……!!
  ……さ、さあ?オレも良く判んねぇナ?
  そ、そんなことより、久々のシャバだゼ!御馳走は用意してあんだろうナ!?」

クルー一同「もちろん!!」


結局自力で脱獄してくるジョニー。
X以降と比べてなんだか性格も違う気がするがまあご愛嬌。
メイの出生に関する秘密はここでほんの少しだけ明かされるが、そのストーリーはまだ先。
<メイ編終>

34 :ギルティギア(PS)・その11:2008/05/07(水) 01:55:02 ID:Ht7FRygo0
○チップ編
(略)
自分の望みのために戦うチップ。だが途中から何かがおかしいことに気付く。

「さて……これでオレの優勝ッて訳だが、
  まだ終わりッてコトはなさそうだな。」
『フッ、チンピラの分際で、私の気配を感じ取っていたか。
  激戦を勝ち抜いてきただけの、実力はあるようだな。
  だが、この大会の目的までは、気付いていないと見える。』
「あァあん?」

…そして復活するジャスティス。
だがチップは怒っていた。

――チップ・ジャスティス撃破後――
ジャスティス「……何故……私は死なねばならぬのだ……?
  私はただ……生き延びるために……闘っているだけに過ぎぬ……。
  人間よ……何故、私を殺す……?」

チップ「理由なんざ無ェ!
  目の前に気に入らねェ奴が居れば、斬る。……それだけの話だ」

ジ「……ただ、それだけの意思に……私は敗れたのか……?
  各々が持つ、生きるための信条……それが正義であると……私は考える。他にどう思われようとも……な……。
  そして、貴様にとっては、それが……自らの正義……なのか……?」

チ「正義……?そんなもんは関係無ェ!
  師匠の仇討ちの為に出場したはずが、バケモン共に踊らされてた……それが、胸くそ悪いッてんだよ!!」

ジ「……フッ……故人への……想い……か。
  兵器である……私には……縁のない……感……情……だ……な……」

そう言うとジャスティスは息を引き取った。
チップは、横たわる、その哀しげな亡骸と、
周りが見えず、ガムシャラに荒れ、それをマフィアに利用されていた頃の自分とを、
重ねて見ていた。そして、この狂戦士もまた、
一時の欲望に踊らされていた自分と、大して変わらなかった、ということを悟ったのだった。

毅(復讐心に囚われるものは、大儀を見失うぞよ)

…師匠の仇討ちにばかり気を取られ、一番肝心な志に気付けなかったチップ。

チ「……こんな、チャチな裏方も見破れなかッたとは……
  師匠!!オレは結局、バケモノ一匹の魂も救ッてやれやしなかッた……。
  ……チッ!オレも、まだまだ修行が足りねェな!」

<チップ編終>

35 :ギルティギア(PS)・その12:2008/05/07(水) 01:55:55 ID:Ht7FRygo0
○ボルドヘッド編
テスタメントの企みを知るも相変わらず狂気の中に居続けるDr.ボルドヘッド。
すべての者に診察を、みんな、手術しなければ…

――ボルドヘッド・ジャスティス撃破後――
ボルドヘッド「ふう……厄介な患者さんでしたが、今度こそ、
  皆さん、診察完了ですね」

ボルドヘッドの眼鏡に、崩れ落ちるジャスティスの姿が映り込んだ、その時、

「きゅ、救世主だ!!」「凄い奴だ!」
「ありがとう!ありがとう!」「世界は救われたんだぁ!!」

湧き上がる、狂喜乱舞の大歓声!!
突然のジャスティス復活に怯え震えていた観衆の、飾りない喜びの声。

ボ「何と!まだ、こんなに患者が残っていたのですか!?
  ……仕方ありませんね。病に悩む全ての人を、幸せにすることこそ、医師たるものの至福!!
  みぃ~んな、手術して、あげましやう!!イーヒヒヒヒヒヒヒ!!!」

しかし、世界を救った英雄とばかりに、心から彼を慕う民衆の歓声は、
在りし日の天才医師、Dr.ボルドヘッドの記憶を、徐々に呼び覚ましていった。

ボ「こ……この声は……私を……呼ぶ声……?」

<……………………><……んせい?><…………ねえ、先生!>
<……先生…………私、元気になれるのかな?……そうしたら、私……>

「私……?……私は何をした……?……あの娘に……何を…………私は…………殺した!!
 メス……注射針……冷たくなっていく……身体…………イ……イヒヒヒヒィ!!」

<先生!!!!>
<……先生、もういいの……。自分を……責めないで……。
 みんなは、待ってるの。先生のこと、待ってるんだよ……>

「う……?
 うおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

ボルドヘッドは苦悩の表情を浮かべ、闇夜へと姿を消していった。
その後……狂気の殺人鬼ボルドヘッドが現れることは、二度と無かった。
ただ、神業の如き腕を持つ、流浪の闇医者の噂が、絶えることなく続いたという。

<ボルド編終>

36 :ギルティギア(PS)・その13:2008/05/07(水) 01:56:54 ID:Ht7FRygo0
○ポチョムキン編
(略)
友の為にと勝ち進んだポチョムキンの前にテスタメントが現れる。

「 何者だ!!」
『今大会の主催者だよ。
  オマエの望みは知っている。……某国の領土だろう?
  しかし、オマエの本心は、死を覚悟した別の何かだ。……違うか?』
「その通りだ!私はどうなっても構わない!!
  我が祖国ツェップに対し、全世界から干渉を掛け、
  友たちを助けて欲しいのだ!!」

だがそんなポチョムキンに対し、テスタメントは自分の企みを説く。
『良かろう、貴様の国を破壊するところまでは叶えてやろう。』
『まだ気付かないのか?この大会自体が茶番なのだ。』
『案ずるな、友ともすぐ再会できるだろう、あの世でな。』

…自らの誇りと決死の覚悟を踏みにじられたポチョムキンの心に、怒りの炎がともり始める。

「おのれ……謀りおったなぁぁぁ!!」


そして復活するジャスティス。
しかし友のため、祖国のため、既に死する覚悟を決めているポチョムキンにとって、
相手が誰であろうと問題ではなかった。

37 :ギルティギア(PS)・その14:2008/05/07(水) 01:58:54 ID:Ht7FRygo0
――ポチョムキン・ジャスティス撃破後――
ポチョムキン「か、勝った……。私が……世界を救ったのか……?」

教官「そうだ、よくやった!……と、言いたいところだが、
  貴様の任務はまだ終わってはいないハズだ」

今回の任務の直接の命令を下したガブリエル教官。
その細身からは想像も付かぬような格闘術の達人であり、奴隷兵士たちの、ポチョムキンの師。
…そして同時にツェップの主要人物でもある、憎々しい教官。

ポ「教官……?来ていたのか……フン。 見ての通りの有様だ。この期に及んで、まだ任務などと言うつもりか?」

教「その通り! 今の貴様の言うことならば、皆、喜んで協力するハズだからな。
  さあ、本来の任務を遂行するのである!」

ポ「っ……貴様という奴はァ!!」

教「但し!攻撃目標を!我等がツェップ皇国へと変更する!」

ポ「な、何!?」

…突然の言葉に混乱するポチョムキン。
何を言っている?
そうだ、この任務はいったい何なのだ?教官の目的は…?

教「今大会に、貴様を参加させたのは、
  我が国の兵士共のミリタリ・レベルを測る為……
  クーデターを起こすに足るか否かを調べる為!
  これは我が輩の独断である!!」

ポ「……一体、何を……?」

教「そもそも、禁じられた科学文明を残さんと、
  夢と理想に燃え、集った我々ではあるが、
  軍事国家と成り果てた現体制に批判的なのは、貴様だけではない!」

教官の真意。
こんな所に居た、志を同じくする、こんなにも頼もしい仲間。

ポ「ガ、ガブリエル教官……!」

ガブリエル「さあ!案ずることはない、
  縛めを解くがいい!その首輪は、もう爆発などせん!
  これからは、平和的科学国家ツェップを創る為に、その拳を振るうのだ!!
  同志……同志ポチョムキンよ!!!」

ポ「は、はい!!!!!!!!!!!!」
<ポチョ編終>

38 :ギルティギア(PS)・その15:2008/05/07(水) 02:00:09 ID:Ht7FRygo0
○ザトー編
(略)
8人の出場者、そしてミリアを倒し、優勝の座にこぎつけた。
ようやく自由になれる。
しかしその前に、ザトーに出場を勧めた男、テスタメントが現れる。

「優勝……か。
  これで良いのだろう?私は自由なのだな?」
『ああ、よくやった。だが、もう一戦だけ、してもらおうか。』
「貴様は……私に出場を勧めた……。
  しかし、選手は全て、倒したはずだが?」
『申し訳ないが、後一人……私と戦ってもらおうか。』
「は、は、話が違うぞ! 」

全てを話すテスタメント。
ザトーは自分が騙されていた事を知り、ちっぽけな怒りを燃やし、怯える。

…死に物狂いでテスタメントを倒すザトー。
「私が……勝ったのか?
  ふ、ふふ、ふはははは!!
  そうだ!私が負けることなど無いのだ!!私が世界一なのだぁぁぁ!!」
『ククク……私を倒したことは誉めてやるが、随分と狭い世界なのだな。』
「ハッ、負け犬が!精々そうやって、ホザいているがいい!
  今、トドメを刺してくれる!!」
ジャスティス復活失敗の安心による興奮と、ハッタリの自尊心で自分を塗り固める。
しかしテスタメントは語る。
『……愚かな人間を見ること程、愉快なことは無いが……
  オマエは格別だな。
  この戦いによる巨力の衝突、私の血……ククク……!
  (略)』
「は、ハッタリを言うな!!
  私が世界一なんだ!!我が影技が完全なんだぁ!!」

39 :ギルティギア(PS)・その16:2008/05/07(水) 02:00:31 ID:Ht7FRygo0
――ザトー・ジャスティス撃破後――
ザトー「ふはははははは!!ど、どうだ!!
  勝ったぞ!私が世界一なのだ!!はははは!!!
  無敵!私は無敵なのだ!!ははははははは!!!
  …………は?」

ザトーは勝利に酔っていた。陶酔した意識の中、しかし、
自らの影が、慟哭ともとれる歓声を上げていることに気が付いた。

ザ「ば、馬鹿な!これはどういうことだ!?
  か、影が!登ってくる!?  こんな指示はしてはいないぞ!!戻れ!!戻れぇ!!!」

影「……もう遅い。オマエは、俺を使うに過ぎたのだ……。
  まあ、ここまで俺を成長させてくれたことには、礼を言っておくがな」

ザ「か、影が……喋る……!?」

影「馬鹿な奴だ。物質的な影などが存在すると、本気で思っていたのか?
  増長を極めた軍事技術によって産み出されたのは、何も、奴等、ギアばかりではない
  不定の形態と独立した意思を持つ、俺達の様な生命体の創造にも、成功していたのさ」

ザ「何だと!?私は、禁呪を用い、光と引き替えに、
  この力を得たのではないのか!?それが……貴様の様な、バケモノだと言うのか!?」

影「……失敬だな。俺達は、人間などより遥かに洗練された生物だ。
  そう……確かに俺達は、忌まわしき……禁獣……などと、呼ばれもしたがな!!」

今さら気付く力の真相。
自分の力だと信じて疑わなかった、この影。

ザ「……は?……ははは……そうか……私は……騙され……ははは……
  これは、大笑いだ……ははは……は……は……
  嫌だ!死にたくない!!だ……誰かッ!!助けてくれぇ!!」

影「ケケケケケ……安心しろ。殺しはしない。
  俺達は、素体を源泉としない代わり、精神の弱い人間の身体が、寄人として必要だからな
  ただ、これからは、俺が、オマエの身体を自由にするってだけのことさ!!」

ザ「ぐわぁぁぁぁぁ!!!」

影「ケケケケケケケケー!!!」

<ザトー編終>

40 :ギルティギア(PS)・その17:2008/05/07(水) 02:01:12 ID:Ht7FRygo0
○クリフ編
(略)
楽勝とばかりに勝ち進むクリフの前に突如現れる、見覚えのある顔。

『老体のくせに良くやってくれた。』

「お、御主は!!」
『覚えていてくれたか。40年振りかな?』
「テスタメント!……確かにトドメを刺したはずじゃ!」
『あの時、私はまだ、中級程度のギアだったからな。
  今の私の力を、見たくはないか?』

どこか面識のあるような2人の会話。
テスタメントの話す計画に、クリフは嘆き悲しむ。
「っ……この、タワケが!!」



「……また……ワシの勝ちじゃな……。」
『いや、今回こそは、私の勝ちだ!』
「何じゃと!? 」
『(略)』
「自らを犠牲にしてまで……!!全て……ワシの責任じゃな……」

…悲しむクリフ。
それを見た、死に行くテスタメントに、人間だったころの記憶が蘇る。

『よしてくれ……私が見たいのは、アンタの喜ぶ顔……だ……
  義父……さ……ん……ククク……。』

「……特兵に志願したばかりに……!!
  ……安心せい。ワシも後からイクじゃろう。
  だが、その前に、やらねばならんことがある様じゃ。」

41 :ギルティギア(PS)・その18:2008/05/07(水) 02:01:53 ID:Ht7FRygo0
――クリフ・ジャスティス撃破後――
クリフ「どやら、ケリが着いた様じゃな、ジャスティスよ」

ジャスティス「何故だ……その老体の何処に、私を倒すだけの力が、在ると言うのだ?」

ク「……これはケジメじゃよ。
  息子のしでかした、コトの責任は親がとる。……当然のことじゃろう?」

ジ「息子……だと?
  ……テスタメント……あのギアは、貴様の息子……だったのか?」

ク「義理の息子じゃがな。
  ……彼奴は、動物や自然の好きな、それは優しい子じゃった。争い事など、人一倍嫌っていたのに、
  ワシの……あんな思い出の為に……ワシなんぞを喜ばそうと、特兵に志願しおって……
  それきり、あの、やさしい息子は……帰っては……来んかった……」

人間だったころのテスタメント。
心優しいクリフの息子。
クリフの憧れた、あの戦士、父の子供のころの思い出を、もう一度父に思い出させてあげたい。
そう想って特兵に志願した。
…そして、ギアに改造された。

ジ「……そうか。
  奴は、私の命こそ守ってはいたが、私以外の何かの為に……動いていたことには、気付いていた。
  親への、貴様への想い…………愛情……が、こんな形で残っていたのか……。
  私こそ、奴に踊らされていた……のかも……知れん……。
  私の……力に……制限が……掛かって……いたことの……訳が……やっと……判っ……た……」

ジャスティスは、そう言い、崩れ落ちた。

ク「……済まんかったの……ジャスティスよ……。
  ……これでワシの役目も終わったかの……。
  いやはや、しかし……少し、張り切りすぎた様じゃ。
  眠くなって……きた……わい……」

<クリフ編終>

42 :ギルティギア(PS)・その19:2008/05/07(水) 02:02:36 ID:Ht7FRygo0
○アクセル編
全ては元の時代に帰るため、と奮闘し優勝したアクセル。
そんなアクセルの前にテスタメントが現れネタばらし。
突然のジャスティス復活を前にアクセルはぼやく。
「笑えねぇよ、バカ。」

――アクセル・ジャスティス撃破後――
ジャスティス「グアアアアアアァァァァァァァ!!」
アクセル「……え……え、え?お、俺の勝ち、なの?
  無我夢中で、良く判らなかったけど…………俺……世界を救っちゃったんだよね?」

自分でも信じられぬ程の偉業を果たしたにも関わらず、
しかし、アクセルの心中は、決して明るいものではなかった。

ア(……取り敢えず、まだ命があるのは、スゲ-、一安心だけどねぇ……。
  ……結局、また、元の時代に戻る手掛かりは、掴めず終いか……
  彼奴等、今頃、何やってんのかなぁ……。俺が居なくても、仲良くやってんのかなぁ……)

元の時代の仲間達を思い浮かべ、傷心極まるアクセル。
しかし、次の瞬間、

「きゅ、救世主だ!!」「凄い奴だ!」
「ありがとう!ありがとう!」「世界は救われたんだぁ!!」

沸き上がる、狂喜乱舞の大歓声!!

ア「こ、これは……!?」
 (……そうか。いつまでも、ウジウジしてたってしょうがねぇよな。
  この時代だって捨てたモンじゃない。それに……俺には、こいつらがいる!!
  帰る方法なんて、いつだって、いくらでも、探せるってモンよ!!
  そうと決めたら……よーし!!)

 「イヤッホーッ!!皆の衆!!」

アクセルが皆に駆け寄ろうとした、その時……、

ア「あ、あれ?この感触はっ……!?まさか!?
  …………あ~れ~!!!!」

アクセルはまた、何処の時代へと、旅立った。

<アクセル編終>

43 :ギルティギア(PS)・その20:2008/05/07(水) 02:04:24 ID:Ht7FRygo0
○ミリア編
(略)
全てに打ち勝ち優勝したミリア。
しかしザトーを倒すという目的は既に果たしたミリアは、
テスタメントの企みにも笑みを浮かべつつどこか感慨無げにつぶやく。
「…自由はお預けのようね。
  ……さて、乗りかかった船、ってガラじゃないんだけどね……。」

――ミリア・ジャスティス撃破後――
数ヶ月後……。
自由と栄誉を手に入れたはずのミリアだったが、未だに逃亡生活は続いていた。

ミリア「はぁ、はぁ……ここまで来れば、彼奴も追っては来ないでしょ」

追手「ミリアさん?」

ミリア(見つかった!!)

ファンの男「あ、やっぱりミリアさんだ!!
  あ、あの大会での、ミリアさんの闘い振り、本当に、凄く感動したんですよ!!
  憧れたんです!!き、今日こそ弟子にして下さい!!」

栄光故の逃亡であった。

(容量の都合で分割・続く)

44 :ギルティギア(PS)・その20:2008/05/07(水) 02:04:45 ID:Ht7FRygo0
(続き)
ミリア「わ、私は人にモノを教えられるようなガラじゃないと言ったでしょ?
  大体、髪を使って攻撃する女なんて、気持ち悪いだけじゃない!
  何だって、そんなに熱心に私を追い回すの!?」

ファンの男「気持ち悪いだなんて、そんな!?とってもチャーミングですよ!!
  ほ、惚れました!!!」

ミリア「な!?……ば、馬鹿じゃないの!?貴方!」

ファンの男「本気っス!!」

幼少の頃から、暗殺術だけを学んで育ってきたミリアにとって、
初めて受ける愛の告白は、余りにも衝撃的だった。

ミリア「あ、あ…………アッ!?後ろでジャスティスが復活してる!」

ファンの男「えぇえ!?」

バサッ

ミリアは、羽織っていたマントを男に被せ、彼の視界から姿を消した。

ファンの男「わぁ!また逃げられた!!
  ……僕ァ諦めませんよ!!ミリアさーん!!!」

男の声を背に、まだまだ続きそうな、自分の逃亡生活を呪うミリアだったが、
その面影に、もはや闇は無かった。
<ミリア編終>

45 :ギルティギア(PS)・その22:2008/05/07(水) 02:06:41 ID:Ht7FRygo0
○補足1
ボスキャラ説明
・テスタメント
ジャスティス復活を謀った人型ギア。
クリフの養子であったが、孤児であった自分を育ててくれた父に恩返しをしようと特兵に志願した先でギアに改造される。
元々は他人想いの優しい青年であったが、ギアに改造された際にその人格の全てを失ってしまった。
聖戦時に一度クリフに殺されているが、ちょっとぐらい外傷で死んだ程度なら蘇れるのか、復活を果たしている。
余談だが、ギアに改造された際に「人間を超越した者」という意味で両性具有にされたという話もある。(不確定)

・ジャスティス
史上最凶と恐れられた最強のギア。
人類に宣戦布告をした理由、その出自等、一切が不明。
ソルとのエンディングにおいて何か関わりのあるような言葉を遺す。
素体は女性らしい。

・梅喧
ソルかカイでノーコンティニュークリアすると参戦する隠しボス。
隻眼隻腕のジャパニーズ。
この頃はX以降と違い特にストーリーは無い。

○補足2
まだ子供だったクリフを助けた男の正体はソル。
既に一世紀半以上生きているためにクリフの記憶の中の姿とほとんど外見の変化は無いと思われ、
クリフがソルを聖騎士団にスカウトしたのもその記憶が大きいのではないかと思われる。

○補足3
ソルの本名はフレデリック。
ソルとカイの持つ神器を製作したのはフレデリックという科学者。
つまりソル。

最終更新:2008年05月09日 00:15