GOD OF WAR III(ゴッドオブウォー3)

GOD OF WAR III(ゴッドオブウォー3)

part69-139、141~146


139 :GOW3 2016/04/09(土) 22:33:19.88 ID:N4cKMTlN0
未解決リストに入っていたのでPS3『GOD OF WAR III(ゴッドオブウォー3)』投下します。
最後まで書けてはいるのでできれば最後まで一気に行きたいところですが、
諸事情により少し中断するかもしれません。

――――


ストーリーは前作のエンディングの直後のシーンから始まります。
ご存じない方はあらかじめそちらの方を先に見ておくとよいです。


過去の世界から救出したタイタン族と共に、
ゼウスをはじめとする神々をぶっ殺すべく断崖絶壁の
オリュンポス山を登るクレイトス。


神々の応戦によって戦況は劣勢であったが、海の神ポセイドンを惨殺して
タイタンの長であるガイアたんと一緒に何とか頂上へと辿り着く。
ポセイドンが死んだせいで世界の海が大荒れだが気にしない。


いよいよ最終決戦の始まりかと思いきや、
ゼウスの放った雷の矢に撃たれ二人は仲良く落下。
ガイアはギリギリで難を逃れるもクレイトスは駄目だった。
しかもガイアに駒呼ばわりまでされる。絶対に許さない。


この世を通り越して落下した先は冥界の川。
亡者達に力を奪われ初期レベルに戻されたクレイトス。
するとそこにクレイトスが殺したはずの戦の女神アテナが幽霊となって現れ、
オリュンポスの聖火を探してゼウスを殺れと雑な指示を出す。


とりあえず冥界を探索し、山から落ちたときに無くした
オリュンポスの剣を拾ったり、世界の調和を保つとかいうクソでかい鎖を
見つけたり、そこら中に置かれた喋る銅像に亡き娘の面影を感じたり、
のちに何度かお世話になる鍛冶の神ヘファエストスと知り合ったりする。


そうこうしてる内に冥界の神ハデスの宮殿に招かれ、
ハデスの嫁の棺で部屋のドアを壊し、ハデスと戦い、殺し、得物を没収する。
ハデスが死んだせいで死者の魂が脱走しまくりだが気にしない。

141 :GOW3 2016/04/09(土) 22:34:52.22 ID:N4cKMTlN0
娘のパンドラを探してくれと頼むヘファエストスをスルーして冥界を脱出。
山の途中あたりにあるオリンピアの町にワープし、ガイアとばったり再開。
駒呼ばわりされた件を根に持ってたクレイトスは逆にガイアを駒呼ばわりし、
オリュンポスの剣で手首を斬って山から落とした。


街の中に入ると、太陽の神ヘリオスがタイタンの生き残りと
戦っていたのでとりあえずタイタンに手を貸し、
見事な連携プレイで致命傷を負わせた。


トドメを刺しに行ったらしぶとく抵抗された上に、
嘘をついてクレイトスを嵌めようとしたので、
頭を引っこ抜いてアイテムとして没収した。
ヘリオスが死んだせいで太陽が厚い雲に覆われてしまったが気にしない。


街を出ると物凄い上昇気流を出す大穴があったので、
前作入手したイカロスの羽を利用して上へと飛ぶ。
その途中で、ガイアのついでとばかりにさっきのタイタンの目を突き刺す。


上へ上へと飛んだ先には、巨大な箱がいくつもぶら下がった
謎の洞窟があった。雑魚と戦いながらもお得意の筋肉立体起動を駆使して
箱や足場を飛び移り、先ほど冥界で見た巨大な鎖を見つける。
そこで待っていたのは伝令の神ヘルメス。クレイトスを煽りに煽って
鎖の上を物凄いスピードで走って逃げた。


クレイトスは鎖を登り、気付いたら山の頂上の神殿に侵入していた。
そこには頑丈な檻と聖火に包まれた大きな箱。
それはクレイトスが戦の神アレスとの戦いで開けたパンドラの箱だった。


かつてクレイトスはパンドラの箱に封印されていた
災いの力を開放してアレスを倒したのだが、
アテナによると実は箱の中にもう一つ凄い力がまだ眠ってるらしいので、
パンドラという少女を探して聖火を消してもらい、
その力を使ってゼウスを殺せばめでたく復讐完了と説明してくれた。
パンドラとはもちろん、あのヘファエストスの娘の事だ。


アテナの話が終わり、適当に部屋をうろつくとまたヘルメスが現れ、
命がけの鬼ごっこが始まる。何とかこれを制したクレイトスは
命乞いをするヘルメスをスルーして脚ごと彼の靴を没収した。
ヘルメスが死んだせいで無数のハエが疫病をバラまいたが気にしない。

142 :GOW3 2016/04/09(土) 22:35:51.70 ID:N4cKMTlN0
そうして、忍者ごっこや音ゲーを楽しむうちに
闘技場のような場所へと迷い込む。そこで待ち受けていたのは
ギリシャ神話随一の英雄ヘラクレス。来賓席にはゼウスの嫁のヘラがいた。


世紀のアウェー戦に勝利したクレイトスは奪った鈍器で
彼の顔面を破壊するが、勢い余って地下水道に落ちてしまう。
水道を抜けた先には宮殿があり、そこにはポセイドンの娘と
喋る銅像ことパンドラの分身が。


パンドラはラビリンスを探せと伝えるも、ゼウスの介入によって
その後の連絡は途絶える。ポセイドンの娘は殺・・・事故死した。


宮殿を出るとカラクリ仕掛けの橋に差し掛かるが、壊れていて動かない。
仕方なく近くの入れそうな扉に入ってみると、
今度は愛の女神アフロディーテがいた。欲求不満を募らせ、
侍女とのメスプレイに興じていた彼女を満足させると
橋を直す手段として別居状態の旦那であるヘファエストスを紹介してくれる。


彼女の部屋の端にあったワープゾーンから彼の仕事場に入るクレイトス。
一瞬気まずい空気になるが、彼は悪びれもせず自分がラビリンスを
探している旨を伝える。はじめは疑問に思ったヘファエストスだったが、
クレイトスの目的がパンドラである事を悟り、態度を一変させる。


パンドラはかつてヘファエストスが聖火の力を借りて作った人形であり、
いわば生命を持つ鍵であった。彼はパンドラが自分の命と引き換えに
聖火を消す事を知っていたので、何としてもクレイトスを止めたかったのだ。


ところが、彼は急に手のひらを返しクレイトスへの全面協力を表明。
そして彼に新たな武器を提供するとして、その材料となるオンパロスの石の
調達を依頼。その石があるという冥界の奥地タルタロスへと道を開いてくれる。


嫌な予感はしたが、とりあえずタルタロスを探索するクレイトス。
そこにいたのはかつてのタイタンの長にしてゼウスの父クロノスだった。
彼はパンドラの箱を守る役目を果たせなかったとして、ゼウスの手によって
タルタロスに追放されており、その事からクレイトスを恨んでいた。


危うく殺されそうになるクレイトスだったが、
神の武器やアイテムを駆使して見事これを撃破。
ついでに彼の胃の中にあった石も入手した。


無事に石を持ち帰ったクレイトスはヘファエストスを詰問するが、
彼が実際に武器を作った事でひとまずは矛を収めた。
・・・が、ヘファエストスは油断したクレイトスを殺そうと襲い掛かり、
あえなく返り討ちとなる。最後の最後まで娘の身を案じていた。

143 :GOW3 2016/04/09(土) 22:38:02.79 ID:N4cKMTlN0
再び橋の前まで戻り、新武器に宿る電撃の力で橋を動かすと、
その先にあった迷路のような庭園で徹夜明けのようにフラフラのヘラと再開。
クレイトスのせいで無茶苦茶になっていく世界にすっかり打ちのめされていた。


さすがのクレイトスも不憫に思ったのか一度は彼女を見逃そうとしたが、
パンドラを侮辱する捨て台詞を吐いたのでやっぱり絞め殺した。
ヘラが死んだせいで見渡す限りの植物が全て枯れてしまったが気にしない。


神のアイテムとヘラの死体を利用して庭園を脱出すると、
再びあの謎の洞窟へと辿り着いた。以前のように箱や足場を渡っていくと
巨大なサソリが現れたので殴り殺す。サソリの死骸から
ラビリンスの攻略に必要なアイスストームというアイテムを入手する。


アイスストームの力で箱を動かし、操作していくと、
超巨大な正立方体の構造物が完成した。これがラビリンスだ。
設計者のダイダロスとかいう爺さんがいたが、たぶん箱に挟まって死んだ。


ラビリンスの中はトラップとモンスターの巣窟だったが何とか突破し、
中心部にてようやく本物のパンドラとご対面する。


パンドラは出口を探しつつクレイトスと世間話をするが、
ハゲの発言がいちいちネガティブだったので、希望は大事だよと励ます。


何とか二人でラビリンスを脱出したが、箱を解き放つには
冥界に行って鎖を壊す必要があるとパンドラが言うので、
仕方なくまた冥界に行く事にした。自由落下で。


降り立った先には超強いケルベロスとかがいた。思い出したくない。
何とかこれを倒し、鎖を守る巨大なおっさん達の後頭部を殴って気絶させ、
その間に鎖を破壊する。


その直後、パンドラの悲鳴が聞こえたので
タイミングよく発生した上昇気流に乗ってラビリンスに戻る。
アテナが保護していたので大丈夫だった。


今度は山の頂上へ伸びる鎖を登り、パンドラの箱と再開。
部屋にあるレバーを回すとラビリンスごと鎖が上昇し、
それと連動して箱を囲む檻が引っ込んでいく。


部屋の床が壊れるまでラビリンスを持ち上げると
檻は完全に引っ込み、あとは火を消すだけとなった。
そのままためらいなく火に飛び込もうとするパンドラだったが、
すっかり情が移っていたクレイトスはこれを止めようとする。

144 :GOW3 2016/04/09(土) 22:38:55.32 ID:N4cKMTlN0
パンドラと親子喧嘩のような押し問答を続けていると
突如ゼウスが現れ、彼女を壊れた床に放り投げてしまう。
運よく瓦礫に引っかかり落下は免れたが、
これに激怒したクレイトスはゼウスに掴みかかり、
格ゲーめいた激闘の末にゼウスを瓦礫の底に沈める。


すぐさまパンドラの元に向かうクレイトスだったが、
既にパンドラは箱の前に立っていた。
聖火がパンドラを吸い込もうとしたその瞬間、
クレイトスは彼女の手を掴んだ。
凄まじい引力に耐え、かろうじてその場に踏みとどまる。


パンドラは火を消してと訴え、ゼウスは彼女を止めよと説く。
究極の選択に苦しむクレイトスだったが、ゼウスの言葉が彼を動かした。


『家族を失ったように、その子を失っていいのか?』


クレイトスは絶叫し、パンドラを掴んでいた手を離して
ゼウスに殴りかかった。それと全く同時に箱から凄まじい衝撃が拡散し、
クレイトスは刹那に気を失う。


目を覚ましてパンドラの名を呼ぶも返事はなく、
彼女は炎とともに跡形もなく消えていた。
神をも殺せる力・・・そう呟きクレイトスは箱に手を伸ばしたが、
中身は空だった。


困惑を隠せないクレイトスをゼウスは容赦なく挑発し、
彼の怒りは頂点に達する。


部屋の外の広場へと移動した二人は再び激突するが、そこにガイアが乱入。
広場もろとも握り潰されそうになるが、いち早く彼女の体内へと逃げ込み、
勝負はほんの少しの間お預けとなった。


やがて二人はガイアの心臓部に辿り着き、最後の決戦が始まった。
両者は死力を尽くして戦い、最後はクレイトスがガイアの心臓もろとも
ゼウスの身体をオリュンポスの剣で貫いた。


ゼウスは倒れ、ガイアも崩壊し、全てが終わったかに見えたが、
突如ゼウスが真っ黒な怨霊のような姿に変わり、クレイトスに襲い掛かる。
その強大な力にクレイトスは手も足も出せず倒されてしまう。


気付いたとき、クレイトスは暗闇の中にいた。
そこでは自分が過去に殺した者の幻影が現れ、
怨嗟の声が絶え間なく響いている。

145 :GOW3 2016/04/09(土) 22:39:49.97 ID:N4cKMTlN0
過去の悪夢の再現に苦しめられるクレイトスだったが、
パンドラの声に導かれ、暗闇の中で小さな灯を得る。


その灯を頼りに闇の中を進むと、そこには妻子の姿が。
自分自身を許し、過去の悪夢を忘れよと妻は語りかける。
消え行く家族の幻影を抱きしめ、彼は先へと進む。


次に現れたのはアテナだった。心の闇を作る恐怖を払えと彼女は言う。
その幻影もまた灯に変わり、進むべき道を示す。


先へ進むごとにパンドラの声は鮮明となり、怨嗟の声は遠のいていく。
小さな灯かりを頼りに暗黒の海を泳ぐクレイトス。
やがて岸にたどり着くと、そこにはパンドラの箱があった。
追いかけてきた灯が箱の中へと消える。


クレイトスが再び箱を開けた瞬間、走馬灯のように過去の記憶が駆け巡る。
最後に見たのは、ラビリンスでクレイトスに希望を説いたパンドラの姿・・・


クレイトスは復活した。その両目には青い炎が灯っていた。
喉笛を掴むゼウスの手を振り払うと、使い慣れた双剣を振るい彼を圧倒する。
やがてその双剣さえもかなぐり捨て、素手でゼウスを叩きのめす。
画面が返り血で見えなくなる程に。


一人の人間の容赦ない暴力によってついにゼウスは息絶え、爆発した。
残されたクレイトスは超然と荒れ果てた世界を見つめている。


そこにアテナが現れ、ゼウスに代わってこの世界を統治するので
箱の中にあった力を返せと言い出す。箱には何もなかったと言う
クレイトスだが、それは違うとアテナは反論する。


アテナはパンドラの箱に眠る災いの力が解き放たれた時、
世界に与える影響は計り知れないだろうと危機感を抱いていた。
そこで彼女は箱の中にもう一つの力を入れ、一緒に封じたのだという。


クレイトスが最初に箱を開けた時、彼女の不安は的中した。
箱を飛び出した災いの力は神々の心を冒し、
ゼウスでさえも息子(クレイトス)に殺されるという
恐怖に支配され、数々の蛮行を行うに至ったのだ。


アテナはクレイトスが災いの力を使って
アレスを倒したと考えていたが、実際はそうではなく、
はじめから彼にその力が宿っていたことに気が付いた。希望の力が。


改めてアテナは自分にその力を返せと命じるが、
クレイトスはこれを一蹴。アテナは食い下がるがクレイトスは当然折れない。
もう一度自分を殺すつもりかと問う彼女にクレイトスは答えた。


『私の復讐が、今終わる。』

146 :GOW3 2016/04/09(土) 22:42:16.19 ID:N4cKMTlN0
オリュンポスの剣を握るクレイトスを見て身構えるアテナ。
だがクレイトスがその刃を向けた先は、自分自身だった。
剣がクレイトスの体を貫くと、彼の中に宿っていた希望の力は
空高く舞い上がり、無数の光となって拡散した。


予想外の事態に激しく狼狽するアテナだったが時すでに遅し。
冷静さを取り戻しクレイトスに冷酷な言葉を浴びせるも、
クレイトスは最後の力を振り絞るように彼女を鼻で笑う。


アテナはクレイトスの身体から剣を抜き、どこかへと立ち去っていく。
残されたクレイトスは傷口から大量の血を流し倒れる。
その地面には、ゼウスのシンボルである鷲の意匠が刻まれていた。


(スタッフロール)


場面はクレイトスが倒れた場所に戻るが、
そこに彼の姿はなかった。血痕だけが崖の縁に続いており、
彼がどうなったのかは誰にも分からない。
荒れ果てた世界だけを映し、画面は暗転する。


END


―――――

投下はここまでです。
別の方と微妙に被ってしまい申し訳ないです。

 

最終更新:2016年04月26日 02:19