不思議のダンジョン 風来のシレンGB ~月影村の怪物~

不思議のダンジョン 風来のシレンGB ~月影村の怪物~
part1-338


338 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:03/11/20 00:29ID:KsvU1quh
風来のシレンGB(月影村の怪物)いきます。GB2のほうをご所望だったらすまぬ。


あてもない旅の途中でシレンが立ち寄った月影村。その村は、いけにえに
子供を求めるオロチという怪物に苦しめられていた。
シレンは村人のためにオロチを退治することを決意する。

まず最初に、いけにえの少女を助けようとして1人で飛び出していった
幼馴染みの少年を助け出すシレン。彼を村に連れ帰ることにより、
よそよそしかった村人もシレンに協力するようになる。

オロチは、山の奥深く、竜の顎(あぎと)とよばれる洞窟にいるという。
しかし、そこへ通じる道は固く閉ざされていた。仕方なく村へ戻る。
村長は、竜の顎のことは寄り合いで話し合って決めるという。日が暮れて
村の主な者たちが戻ってきたところで村長の家を訪ねる。

すると寄り合いがモンスターハウスになっていた!が、そのモンスターが
村人の声でシレンに話しかける。彼らが語るところによると、月影村の民は、
月の光のもとではモンスターの姿になってしまうのだという。呪われた
宿命のために人目から隠れなければならない村人たちは、重ねてシレンに
オロチの打倒を頼み、竜の顎への道を開く巻物のありかを打ち明ける。
しかし、その場所に巻物はなかった。巻物のありかを知る何者かが
先に竜の顎へ向かったのではないかと村長はいう。

前に行き止まりだったところに行くと、竜の顎へと続く道が開いている。
やはり何者かが先にここに来ているのだ。

洞窟の最深部にたどりついたシレンの前に姿を現したのは、月影村で
一度見かけている流れ者の薬売りだった。薬売りは語る。自分こそが
オロチなのだということ。人目を避けてこそこそ生きるよりも
大っぴらに怪物として生きる道を選んだのだということ。そして、
これまでの道中に現れたモンスターは、これまでいけにえにされた子供が
薬によってモンスターの姿に固定されたものであること。薬売りはそこまで語ると
自らその薬を飲み、オロチの姿になってシレンに襲いかかる。

オロチを倒し、いけにえの少女を助け出して村に連れ帰ったシレンは、
村人たちに見送られながら月影村を後にするのだった。

最終更新:2010年04月26日 01:57