ニュースとか

これまでに、北京オリンピックに関するニュースのうち、チベットとかに関係のありそうなニュースとかの一覧です。
変更には、ソースをつけてください。
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聖火リレー、出発式・到着式会場から一般市民締め出しへ

 長野市で26日に行われる北京五輪聖火リレーは、警備の都合が最優先され、出発式、到着式の両会場から一般市民はシャットアウトされる。

 五輪選手ら著名人の聖火ランナーが走る区間も一部は公表されない見通し。市民からは「これじゃあ聖火護送」という声も上がっている。

 新たな出発式会場の県勤労者福祉センター跡地は、舗装部分だけで約1800平方メートル。辞退した善光寺会場の2倍程度の広さだが、市実行委員会は「混乱を避けるため」と、関係者以外の立ち入りを禁止。聖火のトーチ点火を市民が見ることはできない。

 会場前の県道は、車道と会場側の歩道が通行止め。反対側の歩道も、県警は「支障があるような場合は規制もありうる」。そうなると、市民の声援は第1走者に届かない。

 到着式会場の若里公園も、聖火コースや会場はフェンスで仕切られ、市民は園内の丘から大型映像を眺めるしかない。途中区間も、機動隊員の「壁」に囲まれて走るため、沿道の市民が目にする機会はほとんどなさそうだ。
(後略)

ソース:読売新聞

聖火リレーに各種団体集結?長野、不測事態に不安も

 北京五輪聖火リレーが長野市で行われる26日、中国人留学生や華僑らが現地に集結して声援を送る計画をたてている。

 一方で、元チベット難民や支援団体などは「中国による人権弾圧」を沿道でアピールする。各団体は「平和的に訴える」と強調するが、様々な団体が入り乱れることも予想され、沿道の商店主らは不測の事態を恐れている。

 「全日本中国留学生学友会」は、日中の国旗、五輪旗を持って声援を送るようネットで呼びかけている。

 貸し切りバスで都内を出発して26日未明に長野入りする計画で、約600人が参加を表明。他地域からも鉄道などで集まるといい、東京工業大に留学中の李光哲会長は「日本人にも参加を呼びかけ、2000人を目指したい」と話す。

 各地の華僑団体も「歓迎」と書いた横断幕を掲げる予定で、中国大使館は留学生組織や華僑団体に、応援用の中国国旗を用意するという。

 元チベット難民、支援者らで組織する「スチューデンツ・フォー・ア・フリー・チベット(SFT)」などのメンバー約40人は、「チベットに自由を」と書かれた横断幕を掲げる。地方議員で作る「草莽(そうもう)全国地方議員の会」(世話人代表=松浦芳子・東京都杉並区議)の約40人も現地入りし、「中国の人権侵害に抗議する」という。

 また、人権団体「アムネスティ・インターナショナル日本」は、「自由を奪われた人」を象徴する黒い布で目隠しをした約10人を沿道に並べる計画だ。

 長野市内では、北京五輪の開催反対などを訴える政治団体の街宣車も目立ち始めた。関係者によると、26日には、数十団体が長野市入りするとの予測もある。
(後略)

ソース:読売新聞


聖火リレー、日本でも抗議 「国境なき記者団」事務局長

【パリ=国末憲人】中国での人権侵害に対する抗議活動を続ける市民団体「国境なき記者団」(RSF)のロベール・メナール事務局長(54)は21日、パリの本部で朝日新聞記者と会見し、長野で26日に予定される北京五輪聖火リレーでも横断幕を掲げるなどの抗議運動を展開する方針を明らかにした。

 メナール氏は聖火について「不幸にも平和や調和といった五輪の理想の象徴ではもはやない。中国の独裁を体現する存在になった」と指摘。長野の聖火リレーでは「象徴的な効果がある非暴力的な手法で、中国の人権状況をアピールしたい」と語った。

 聖火リレーの出発式会場を辞退した善光寺について「勇気ある行動だ。筋の通った態度に敬意を表したい」と称賛。一方、日本政府には「人権問題に慎重すぎる。世界第2の経済大国としての立場を生かして発言してほしい」と要求した。

 同氏は他のメンバーとギリシャで先月、五輪採火式を妨害し、取り押さえられた。22日に日本に出発する予定で、同氏の入国許可について法務省が情報収集をしていると伝えられることについて「日本は民主国家で、何の問題もないはずだ」と述べた。
(後略)
ソース:asahi.com

マレーシアで聖火リレーに抗議の日本人3人に中国系住民が暴行

北京五輪の聖火リレーが21日にマレーシア・クアラルンプールで行われ、開始前の出発地点近くで、チベットの旗を掲げた日本人3人が中国支持派グループに囲まれ、警察に保護された。目撃者によると、1人は「フリー・チベット(チベットに自由を)」と叫び、約100人に飛び掛られてボコボコに。聖火をめぐる騒動は、ますます混迷の度を深めている。

 混乱が予想される長野での聖火リレー5日前。日本人の“警察沙汰第1号”は意外な場所で出現した。

 マレーシアの警察当局によると、クアラルンプール中心部にあるリレーの出発地点、独立広場の近くで、日本人3人がチベット独立の象徴「雪山獅子旗」を掲げたところ、中国系とみられるグループに次々と取り囲まれた。

 リレーがスタートする約2時間前で、赤いシャツを着て中国国旗を振る中国人留学生や市民らが約2000人が集まっていた。3人が取り囲まれてもみ合いとなっていたため、警察が割って入り保護した。3人にけがはなく、事情を聴かれた後、同日夜に警察署を出た。

 目撃者によると、うち男性が英語で「フリー・チベット」と叫んだところ、グループは男性の体を中国国旗で覆い、殴ったりけったりしたという。目撃者の1人はNHKの取材に「彼は1人だったのに100人ぐらいが飛び掛かって殴った。彼らは『チベットは中国のものだ』と言っていた」と証言した。

 3人はマレーシア在住の男性と姉、姉の息子(5)。男性は「チベット情勢のニュースを見て行動を思い立った」と報道陣に語ったが、名前は明らかにしなかった。

 クアラルンプールの日本大使館は、組織的行動ではなく、個人的な抗議行動だったとみている。聖火リレーではロンドンやパリなどの抗議行動で拘束者や逮捕者が出ているが、日本人が騒動に巻き込まれたのは初めて。
(後略)


長野聖火、出発地は県施設跡地に…善光寺辞退で新コース

 長野市で26日に行われる北京五輪聖火リレーで、市実行委員会は21日、善光寺が辞退した出発式会場を、寺の参道から約500メートル西にある長野県勤労者福祉センター跡地とすることを正式決定した。

 跡地は、県道沿いにある市所有の更地。善光寺が辞退を表明した18日夜、4か所の候補地の中から「コース変更が最小限に抑えられる」「市有地のため使いやすい」「十分な広さがある」として、代替地に内定していた。

 新コースでは、善光寺が辞退した3区間(550メートル)より、やや長い780メートルを走り、当初のコースに合流する。全体の距離は18・5キロから18・7キロに増える。残りのルートに変更はなく、走者80人は、予定通り200~300メートルずつ走ることになる。

 また、午前8時から30分間予定していた出発式は、午前8時15分からの15分間に短縮する。

(2008年4月21日13時59分 読売新聞)
ソース:読売新聞


NHK青山アナが聖火リレー走者“降板”

 26日に北京五輪の聖火リレーが行われる長野市で聖火ランナーに選ばれていたNHK青山祐子アナ(35)が、同僚の一橋忠之アナ(31)と交代した。聖火リレーは、チベット問題をめぐり世界各地で混乱したが、NHKは「一連の騒動とは関係なく、青山アナが新年度から『ニュースウオッチ9』のスポーツキャスターからメーンキャスターに転身した番組体制変更によるもの」と説明。

 青山アナは、長野の聖火ランナー80人のうちIOC枠で選出され、自らも番組で「わたしも走ります」と話していた。一橋アナは「土曜スポーツタイム」のキャスター。

 [2008年4月17日6時27分 紙面から]


長野の聖火リレー、スポンサー企業が広告車参加を辞退

 長野市の聖火リレー実行委員会は17日、長野市で26日に行われる北京五輪の聖火リレーで、スポンサーの日本コカ・コーラとレノボ・ジャパンが、自社企業の広告を付けた車両の、リレー車列への参加を辞退していたことを明らかにした。

 実行委によると、同じくスポンサーのサムスンは当初から参加を見合わす方針で、スポンサーによる広告車は、一台も出ないことになる。

 リレー実行委などによると、辞退が正式に決まったのは約2週間前で、レノボは広告車両の規格などが合わなかったことが主な理由としている。聖火リレーは、チベット問題をめぐる中国の人権問題への抗議対象となり、各地で混乱が続いている。

(2008年4月17日23時07分 読売新聞)
ソース:読売新聞


善光寺が五輪聖火出発式を辞退、長野市は出発点変更へ

2008年4月18日13時49分

長野市で26日に行われる北京五輪聖火リレーで、出発式会場に予定されていた善光寺は18日、市に対し、「一般の参拝客への影響が懸念される」として、会場の辞退を申し入れた。市側は意向を尊重し、出発地点の変更を決めた。

 市の実行委員会は本番まで1週間余りとなるなか、ルートと警備態勢の見直しを迫られることになった。

 聖火リレーをめぐっては、各国で妨害行動やコースの変更が相次いでいた。

 市への申し入れ後に記者会見した同寺の若麻績(わかおみ)信昭・寺務総長は「善光寺は開かれた寺で、どこからでも境内に入ることができるため、警備が非常に難しい」と述べ、参拝客の安全確保が辞退の主な理由と説明した。

 同寺は「三門」(山門)の修復が終わり、今月23日に竣工(しゅんこう)式が予定されている。26日は大型連休の初日にあたり、増加が見込まれる参拝客に対し、「迷惑をかける訳にはいかないと考えた」という。チベット問題をめぐり、欧米でリレーへの妨害があったことに関しては、「仏教、宗教の場として、チベットに対する人権問題も考慮した。チベットの宗教者に対する弾圧を憂慮している。国宝や国の重要文化財も多く、それを守る必要もある」と語った。

 長野市側では申し入れを受け入れ、日本オリンピック委員会(JOC)や北京の組織委員会に報告した上で、改めてスタート地点を決定する。

 長野市の実行委員会事務局長の篠原邦彦教育次長は「衝撃を感じている。出発地点は今週中に決めないと間に合わないと思う。コースの変更はできるだけ少なくしたい」と話した。

 善光寺では17日に僧職や事務局役員ら約25人が出席し、局議を開催。「チベット人と同じ仏教徒なのに、中国側に協力していると受け取られないか」などとする意見が出る一方、「宗派と関係なく、だれにも開かれた寺が受け入れを断ることは望ましくない」とする声もあったという。幹部が18日午前、再度協議し、辞退を決めたという。

 当初の計画では、聖火リレーは善光寺の本堂前を出発。参道を通って中央通りなどを経由し、市内の若里公園までの18・5キロを予定していた。

 長野市側はこれまで、イベントの一部中止を決めたが、コースはそのまま実施する考えだった。


ソース:読売新聞



聖火リレーの混乱・緊張、長野市長が「迷惑千万」

2008年04月17日21時14分

 北京五輪の聖火リレーを26日に迎える長野市の鷲沢正一市長は17日、市内であった経済団体の会合のあいさつで、海外での混乱を受け、国内でも緊張が高まっていることについて、「迷惑千万」と述べた。

 鷲沢市長は「聖火リレーが決まった昨年春は大喜びだった。こういう状況になるとは全く想定外だった」と述べた。長野五輪時に自身が聖火ランナーを務めた経験も披露し、「当時は警備なんてほとんどおらず、みんなが祝福する中で走ることができた。これがこんな状況になってしまって、大変実は迷惑千万」と明かした。

 市は日本オリンピック委員会などとともに実行委員会を組織してリレーを運営する。市長は名誉副会長を務める。あいさつの中では「市としては粛々とやる。騒ぎが起きるか起きないかは予測がつき難いが、優しく見守って頂きたい」とも述べた。

 「迷惑千万」発言について、市秘書課は「リレーそのものではなく、あくまで騒動や混乱などに対しての発言」としている。



善光寺 リレーの境内使用反対

 今月26日に長野市で行われる北京オリンピックの聖火リレーで、スタート地点となっている善光寺は、世界各地の聖火リレーで中国政府への抗議活動が続いていることから、善光寺の境内をスタート地点にしないよう長野市に求める方針を固めました。

 北京オリンピックの聖火リレーは、日本では今月26日に長野市で行われ、善光寺境内の本堂の前をスタートして、80人のランナーが市内中心部の18.5キロのコースを聖火をつないで走ることになっています。
 スタート地点となっている善光寺では、世界各地の聖火リレーでチベット問題での中国政府の対応を批判する抗議行動が続いたことから、境内がスタート地点となることに反対する意見が出始めたため17日、幹部会を開いて対応を協議しました。
 関係者によりますと、協議の結果、善光寺の境内をスタート地点にしないよう長野市の聖火リレー実行委員会に求める方針を固めました。
 長野市の実行委員会では、善光寺側の意向を確かめたうえで、スタート地点を境内の外に移すことや出発式などのセレモニーを縮小することなどを検討することにしています。
[4月18日 0時0分]

ソース:NHK


在日中国人2000人聖火リレーの長野へ

在日中国人2000人聖火リレーの長野へ
 在日中国人留学生でつくる全日本中国留学生学友会は17日、北京五輪の聖火リレーが26日に長野市で行われるのに合わせて、日本各地の留学生ら約2000人の中国人を長野市入りさせる計画を進めていることを明らかにした。

 李光哲会長は「平和的な歓迎活動。抗議行動が起きた場合は日本の警察当局(の取り締まり)にゆだねる」と述べ、衝突や暴力行為を起こさないよう参加者に呼び掛けていると強調した。

 参加するのは全国の100近い大学の留学生や日本で働く中国人ら。東京中心部から26日未明にバス30~40台をチャーターして長野市に向かうほか、地方からは直接長野市入りする。

 沿道で振る中国国旗を中国から大量に取り寄せる一方、「長野から北京へ」や「1つの世界、1つの夢」などの統一したスローガンを準備、声援で「中国人の愛国や平和のイメージ」(同学友会)をアピールしたいとしている。

[2008年4月17日17時11分]



26日の長野聖火リレー、機動隊員の伴走で実施

 長野市で今月26日に行われる北京五輪の聖火リレー(18・5キロ)で、長野県警は機動隊員が聖火ランナーを取り囲んで伴走する形でガードすることを決めた。

 沿道には制服警察官を一定間隔で配置し、ランナーに合わせて順次移動させるが、動員される警察官は、応援の管区機動隊員らを含めて2000人規模に膨れ上がる。

 県警は当初、交通部を中心とした交通規制などを行う予定だった。しかし、欧米各国で聖火リレーへの妨害が相次いだため、各国と同様にランナーを取り囲んでガードすることを決めた。

 一時は機動隊員5人程度の伴走を考えていたが、警察庁が警備態勢を増強する方針を示したことなどもあり、さらに人数を増やす方針だ。

 一方、中国側は“聖火警備隊”として6人を派遣する計画で、常時2人を聖火と並走させる。県警は伴走する機動隊員の内側に2人を入れ、ランナーの直近を走らせるが、混乱時に火を一時消すなど聖火の管理のみを任せ、警備には直接関与させないことにしている。石井隆之・県警本部長も伴走車に乗り、現場で指揮を執る。

 また、聖火リレーの出発式が行われる善光寺について、長野市実行委員会は、本堂前の会場への立ち入りを関係者だけに限定する方針。参拝客は脇道から入ってもらう方向で検討している。

 善光寺近くの長野清泉女学院高校(西沢善明校長、生徒646人)は、生徒の安全を確保するため、当日を臨時休校とすることを決めた。


ソース:読売新聞


リレー後に予定されていた「聖火リレー記念イベント」、中止

4月26日(土)14時から長野オリンピックスタジアム前で予定しておりました「聖火リレー記念イベント」は、都合により中止になりました。
ソース:長野市

混乱聖火リレー、善光寺一般客入場禁止へ


 世界各地で大混乱となっている北京五輪の聖火リレーで、今月26日に予定される長野市では8日、出発地・善光寺の一般客入場を禁止する措置も検討され始めた。警備対策ではコース約18・5キロに300のポイントを設けて、民間ガードマンを配置する徹底した態勢をとる。また、パリで聖火を消した北京五輪組織委員会直轄の「聖火防衛隊」の情報がなく「どのように対処したらよいのか」と長野市では頭を抱えている。

 10年前の冬季五輪で日本ジャンプ陣らの活躍で盛り上がった長野市が、17日後の聖火リレーで困惑している。ロンドンやパリ、さらにサンフランシスコでもチベット暴動に対する中国の対応に抗議する行動が活発化し、リレーの最中に火が消え、中断される事態にまで発展した。

 8日、約1300人のボランティアの担当となる市職員約200人にリレー実施に関連する説明会が行われた。その裏で聖火リレー長野市実行委員会は結論の出ない会議に頭を悩ませた。スタート地点の善光寺に一般客を入れない方針だけがまとまった。

 コースとなる善光寺参道は両側に出店が並ぶ細い道で、第1走者に有名人を配することから、実行委では「万が一、けがなどがあったら大変。不審者がまぎれる可能性もあり、一般客は入れられない」との判断を下した。聖火リレースタートの生観戦の代替案として、善光寺境内に巨大モニターを設置して映像公開する案が浮上している。

 さらに23日に予定されていた第1走者の発表も現段階では白紙になった。「世界各地の情勢を見ないと危険と判断しました。県警と検討して、有名な方に走っていただくことなので、発表時期は未定」と実行委広報担当は説明した。

 警備態勢でも万全を期す。8日時点では、まだ警備会社と契約していないが、実行委は18・5キロのコースに300カ所の警備ポイントを設定した。泉信也国家公安委員長も「大切なリレーなので、無事にバトンを渡さないといけない。県警を中心に、態勢のあり方について検討する」と警備の増強を約束した。頭を悩ます長野県警では「98年長野五輪では考えられない事態。周辺県からの応援要請を視野にいれて警備を考えていきたい」と気を引き締めている。

 警備面では不安要素もある。北京五輪組織委員会が各地に派遣している「聖火防衛隊」と称する屈強な中国人約40人の集団について、実行委ではまったく情報がないという。パリでは聖火を消してバスで走者を移動させ、3度もリレーを中断させた。「中国からは何も言ってこない。どのような配置になるのか当日まで分からない可能性がある」と実行委では不安を募らせている。

 [2008年4月9日8時13分 紙面から]



パリの聖火リレー大混乱、抗議・妨害で途中打ち切り


【パリ=若水浩】北京五輪の聖火リレーが7日、パリで行われた。

 沿道では、チベット問題をめぐり、中国政府を非難する人権団体などによる抗議・妨害活動が相次ぎ、パリ市など主催者側は28キロの行程中、6キロを残してリレーを打ち切り、残り区間をバスで搬送する異例の措置を取った。

 警察当局はリレーを妨害した28人を一時拘束するなど、前日のロンドンに続き、大混乱となった。

聖火リレーに抗議し、警察官に拘束される男性=AP 同日正午過ぎ、エッフェル塔展望台を出発した聖火リレーは、道路に横たわって抗議する団体メンバーの妨害に遭い、警官隊がランナーを避難用バスに退避させるなど、たびたび中断。また、パリ市警は安全のためとして、途中、聖火を4度消し、その都度点火した。主催者側は、聖火には予備の火があり、問題ないとしている。

 リレー・コースは、凱旋(がいせん)門やシャンゼリゼ通りを通る約28キロ。仏政府は3000人以上の警察や機動隊員を投入、約250人がランナーの前後を警備する厳戒態勢を敷いた。拘束者のうち3人は、抗議活動を予告していた国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(本部・パリ)のメンバーだった。

エッフェル塔に掲げられた、手錠をあしらった“五輪旗”=AP また、80人の聖火ランナーのうち、一部のランナーが抗議の意味として「より良い世界のために」と記したバッジを胸につけて走行。パリ市当局も「パリは人権を擁護する」という横断幕を市庁舎に掲げた。

 一方、聖火リレーを歓迎する中国系住民も中国国旗を持って詰めかけ、人権団体との間で小競り合いも起きた。

 聖火リレーはこの後、9日に米サンフランシスコで行われる。



中国が“聖火防衛隊”をロンドンに出動、パリにも同行へ


 【ロンドン=本間圭一】ロンドンで6日始まった北京五輪の聖火リレーは同日夕(日本時間7日未明)、約80人が約50キロをつないで終了した。

 中国のチベット政策に反発する人権活動家らの妨害行為が続出したが、中国側は全国から集めた精鋭の警備員を投入し、聖火防衛に躍起となった。

 当地の中国メディアなどによると、北京五輪組織委員会は聖火ランナーを守るため、中国全土から国外担当の警備員約30人を選抜。警備員は、1日に40~50キロ走れるほど高い身体能力を持ち、24時間体制で聖火を守ることが任務という。

 青と白の帽子とトレーニングウエア姿の中国人警備員たちはロンドンでは約10人が投入され、ランナーを妨害しようとした活動家らを排除。英国人タレントのコニー・ハクさんが、沿道から飛び出した男にトーチを奪われそうになった際も、いち早く撃退した。聖火リレーの舞台は7日、パリに移るが警備員も同行する見通しだ。

 また、沿道では中国人が五輪支持のデモを展開。聖火が通った大英博物館前で、在英チベット団体のデモ隊約1000人が「中国は恥を知れ」などと怒声を上げると、中国人デモ隊約300人は負けじと、「北京五輪」と繰り返した。中部マンチェスターから駆けつけた会社員、郭爾瀚氏(30)は「英国人は反中国の偏向報道に影響されている。沿道で声を張り上げ聖火を守りたい」と語った。

 英国内の中国人は30万人前後とされる。関係者によると、西欧諸国の聖火リレーでは妨害が予想されたため、学生組織などの呼びかけで中国人がロンドンに結集。傅瑩駐英中国大使が、聖火リレーでロンドンの中華街を走った際にも、周囲に陣取り、抗議デモをほとんど寄せ付けなかった。

(2008年4月7日11時40分 読売新聞)
ソース:読売新聞


聖火リレー、妨害次々 ロンドン騒然

2008年04月06日20時41分

 季節はずれの雪が舞うロンドンで6日、北京五輪に向けた聖火リレーが行われた。12年の次の夏季五輪開催地だが、祝福ムードはほとんどなく、開始直後から、リレーを阻もうと沿道から次々と飛び出す人たちをかわし続けながら走る異様な展開となった。
 聖火は午前10時半に西部ウェンブリー・スタジアムをスタートしたが、抗議はその直後から。チベットの旗を掲げた3人と警官隊がもみ合う騒ぎを皮切りに、抗議者たちは聖火を消そうとしたり奪おうとしたり。消火器を持ち出す人もいた。

 ランナーには中国からの10人余りの警備要員と英国の警官数十人が伴走する物々しさで、断続的に現れる抗議者を阻みながらのリレーはさながら障害物レースとなった。スタートから3時間余りで、10人以上が身柄を拘束された。

 大英博物館前やトラファルガー広場を聖火が通過すると、待ちかまえていた「フリー・チベット!」と叫ぶ抗議デモ隊の怒号やブーイングがわき起こる一方、別の場所では、中国学生らの聖火歓迎デモもあり、騒然としたイベントに。

 リレー参加者は金メダリストや児童、著名人ら約80人。中華街やトラファルガー広場などを通る約50キロのコースにロンドン警視庁は約2千人を配置して警備にあたった。

 警視庁によると、在英や欧州のチベット人や人権団体など少なくとも6団体が抗議デモを計画。リレーには傅瑩駐英中国大使も参加したが、抗議の的になるのを恐れ公表されず、ルートも変更された模様だ。

 次期開催国という立場から、ブラウン首相も首相官邸前で聖火ランナーを出迎えた。しかし野党や人権団体からは「世界に誤ったメッセージを送る」と批判の声があがった。

 聖火リレーは7日、やはり抗議行動が予想されるもう一つの「危険地帯」パリに舞台を移して続けられる。

ソース:asahi.com

現地の様子:


チベット鎮圧に抗議、インド選手が聖火リレー辞退


 【ニューデリー=永田和男】サッカーのインド代表チームの主将を務めるバイチュング・ブーティア選手(31)が1日、中国によるチベット暴動鎮圧に抗議し、内定していた北京五輪の聖火リレー走者を辞退すると発表した。

 ブーティア選手は、チベット自治区との国境にあるシッキム州出身。英国などでプレー経験もあり、印サッカー界を代表する選手として知られる。1日の声明で「チベットの人々との連帯を示すため」として、印五輪委員会あてに、17日に行われるリレーへの不参加を伝えたと明らかにした。
(以下略)




勝谷誠彦氏、「長野聖火リレーでチベット国旗を振る運動」に言及、参加呼びかけ


長野県民でもあるジャーナリスト・勝谷誠彦氏が、自身の有料配信メール『勝谷誠彦の××な日々。』2008年3月31日分の中で長野での聖火リレーに中国側が注文をつけた件に触れた。それに関連して聖火リレーでチベット国旗を振る運動が起きていることに言及し、配信メールの読者に参加を呼びかけた。
(有料配信メールのため、内容の引用は控えさせていただきます)

ソース配信元:勝谷誠彦公式サイト


北京五輪開催は「誤りだった」


 ペロシ米下院議長(民主党)は28日、中国はチベット自治区など自国の人権状況改善に取り組んでおらず、国際オリンピック委員会(IOC)が2008年夏季五輪の開催地を北京に決定したのは「誤りだった」とする声明を発表した。
 しかし、五輪ボイコットの要求については、米選手団を「不当に傷付ける」と反対。ライス国務長官も28日付米紙ワシントン・タイムズとのインタビューで、米国は冷戦下の1980年にモスクワ五輪をボイコットしたが効果はなかったと述べた。
 ペロシ議長の声明は一方で、北京五輪を機に「これまで以上に(中国に)自由に物を言う場が与えられるべきだ」と指摘。聖火リレーが4月、自身の選挙区であるサンフランシスコを通過する際には、中国への抗議行動を支持するとした。




中国がポーランド大使を呼び出し 五輪開会式欠席で


 ポーランド外務省当局者は28日、トゥスク首相が北京五輪開会式欠席を表明したと報じられた直後の27日、中国外務省がポーランドのシュムスキ駐中国大使を呼び出したことを明らかにした。不快感を示すための事実上の抗議とみられる。
 トゥスク首相は欧州連合(EU)加盟国の首脳としては初めて、チベット情勢を理由に欠席を表明。外務省高官は人権弾圧に抗議するため、EUとしての対応策を練るよう働きかける意向を示している。
 当局者によると、中国側は大使に「チベット情勢に関する中国政府の公式な立場」を説明した。
 ポーランド下院は先に、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世をポーランドに招待したが、当局者は、今回の大使呼び出しはダライ・ラマ招待と無関係だとしている。
(共同)
ソース
 msn産経2008.3.28 23:56



聖火リレーの警備強化へ チベット情勢を考慮

4月26日に長野市で実施される北京五輪聖火リレーをめぐり、長野市の実行委員会は27日、チベット情勢などを考慮して警備態勢を当初の計画よりも強化することを決めた。
 リレーは4月26日午前8時半に善光寺をスタート。野球日本代表の星野仙一監督やタレントの萩本欽一さんら計80人が約18・5キロを走る。
 警備については、沿道や式典会場にスタッフ、ボランティアのほか、警備員を配置。当初、沿道の警備委託費450万円を計上していたが、警備員増員のため600万円に増額した。
 長野県警も警備の詳細について検討を進めている。
 ランナーが走る順番や区間については「警備上の問題」から3日前の4月23日に実行委が発表する方針。



2008/03/27 18:20 【共同通信】

長野の聖火リレーに中国側が“注文”

要約 中国の北京五輪組織委員会が、長野市のリレー実行委員会に対し、中国政府を批判するメッセージなどの掲出を排除するように要求したと3月24日実行委員会が発表。
これに対し、実行委員会は、「危害のない場合は「五輪に反対する横断幕を出すことまでは排除できない。日本の法律にのっとって可能な限り対応する」と、中国側の要求に困惑している。」
 ソース http://www.sponichi.co.jp/olympic/flash/KFullFlash20080324051.html
 関連スレッドとか 【北京五輪】 中国、“日本の長野での聖火リレーで、中国批判活動を排除するように”と要求★8

崔天凱・駐日中国大使、長野で聖火リレーの走者の予定

長野市で行われる北京五輪聖火リレーについて、崔天凱・駐日中国大使が6日東京で、北京電視台取材班の取材に応じた。
(中略)
五輪聖火を掲げ、長野での北京五輪聖火リレーの走者となることを、大変光栄に思うとともに、その責任の重大さを痛感している。自分自身真剣に準備し、しっかりとリレーをこなしたい。
(後略)
 ソース:共同通信

チベット問題、妨害の中… 聖火リレー、愛知・稲沢の中学生も力走

 【オリンピア(ギリシャ南西部)=牧真一郎】北京五輪の聖火リレーがスタートした24日、オリンピア市と姉妹都市の愛知県稲沢市の中学2年生男女9人が第4走者としてオリンピア市内の目抜き通り約200メートルを走り、沿道を埋めた観衆から拍手を浴びた。
 9人は稲沢市内の9校の代表。明治中2年、服部勇希君(14)が抽選でトーチを持って走る先導役に選ばれ、他の8人は伴走役を務めた。
 服部君は市中心部の広場前でギリシャ人女性からトーチを渡されると、ボディーガードのギリシャ人の若者に両横を守られながらゆっくり走った。途中、チベット暴動で中国政府に抗議する運動家らに進路を妨害される場面が何度もあったが、次の走者に冷静に引き継いだ。残りの8人はオリーブの葉を手に、同市のマスコットキャラクター「いなッピー」が描かれたそろいのTシャツを着て2列になって走った。
 バスケットボール部で活躍する服部君は大役を終えた後、「チベット問題で妨害もあったけど、感動的な体験だった」と笑顔。しかし、妨害によるパニックで恐怖から泣きだす女子生徒も。
 「国府宮はだか祭」で知られる稲沢市と、裸で行われていた古代オリンピック競技の発祥地オリンピアは1987年、「裸」の縁で姉妹都市となった。
ソース:中日新聞


チベット支持者を狙うサイバー攻撃が発生

 何者かがチベット支持をうたう電子メールを利用して、マルウェア付きの添付ファイルをチベット支持者に送りつけている。
 フィンランドのセキュリティ企業F-Secureは3月21日、攻撃は世界中のチベット支持団体を標的に、メーリングリストやフォーラム、個人あてに不正なファイルを添付した電子メールを送る形で行われている。1カ月の間に何度もこうしたメールを受け取ったという人もいる。
 攻撃メールはヘッダを偽造し、信頼できる組織や人物からのメッセージを装っている。添付ファイルはWord、Excel、PowerPoint、PDF文書などで、実際のチベット支持団体の声明文などを再利用して、マルウェアを組み込んでいる。
 例えばF-Secureが入手した攻撃メールは、発信元が国連のUNPO(諸国家諸民族連合)に似た「Unpresented Nations and Peoples Organization(UNPO)」という組織になっている。メールはチベット住民の団結宣言となっており、PDF文書が添付されている。このPDF 文書はAdobe Acrobatの脆弱性を悪用した細工が施されており、開くとキーロガーが実行される。「何者かがチベット支持をうたう電子メールを利用して、チベット支持団体のメンバーのコンピュータに感染して、その行動をスパイしようとしている」と同社は指摘している。
 ソース http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/24/news047.html


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最終更新:2008年04月23日 15:34
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