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*《天才》クリム・ニック&ランサー◆MQZCGutBfo ―――戦争は終わった。 戦艦サラマンドラが轟沈したことで、アメリア軍での私の扱いは生死不明ということにさせた。 思った通り父は悲しむでもなく、私を戦死英雄扱いし、国威発揚の道具にしたのだ。 その父に、クレッセント・シップを文字通りぶつけることで、彼とは決別できた。 驚愕の表情になったところを直接見られなかったのは残念ではあるが。 アメリアのほとんどの艦船を失い、ああして直接の恐怖を植えつけられたからには、 まあしばらくは姫様の邪魔をすることはあるまい。 私自身が父を打倒し大統領になる、という道も当然あった。 政治というものに興味はないが、確かに大統領という職は私にピッタリではある。 だがまだ、腰を落ち着けるのは早いと感じた。 大統領の息子という立場も。 アメリア軍の大尉という地位も。 クリムトン・ニッキーニという名さえ。 全てを捨てて、『クリム・ニック』として生きてみるのも面白い。 動かないままなら、始まらないというワケだ。 「どうしたんです? ぼーっとして」 ハワイにあるホテルの部屋。 隣に座っていたミック・ジャックが、コーヒーカップを手に問いかけてきた。 「ああ、すまない。少し考えごとをしていた」 「考えごと? ……お父様のことですか?」 「鋭いな、ミックは。……まあ、近いようなことだ」 私はコーヒーを飲み干し、立ち上がる。 「少し浜辺でジョギングをしてくる。戦争が無いからと怠けているのは性に合わんからな」 「クリムのお腹にお肉が付くのは嫌ですしねぇ」 「そーゆーことだ。行ってくる」 「行ってらっしゃい」 ひらひらと手を振るミックに片手を上げて応え。 銀色のカードキーを通し、部屋の扉を開いた。 ◆ アーカムの街並みは、アメリアの宇宙世紀時代の遺産が残る街並みと、少しだけ雰囲気が似ていた。 勿論、辺りを這う蔦などは存在しないが。 リギルド・センチュリーより数千年も前の西暦という時代らしい。 「物が溢れ、科学が日々進化していく時代、か」 ノースサイドの高層マンションの一室から街を見下ろす。 道には車が溢れ、スーツを着たビジネスマンが忙しなく行き来していた。 その車ひとつとっても、各国各会社で操縦仕様が異なり。 ユニバーサル・スタンダードのようなものはなく、販売に関して競争に競争を重ねた弱肉強食の時代であるという。 強き者、優れた者が勝ち残る世界。 成程、私が呼ばれるに相応しい場所、といったところか。 「フ、フフフ……ヒャッヒャッヒャッ!!」 「ちょっと! いきなり気持ち悪い声を出さないでくれるかしら」 「おっと。これは失礼、戦姫さま」 青い髪を白いリボンで纏め、腕組みをしてツリ目でこちらを睨んでいる青き少女に、恭しく手を広げて礼を行う。 ―――槍の英霊、リュドミラ=ルリエ。 人と人とが武器を持って直接戦う時代。彼女はその戦場を駆けた英雄なのだという。 「フン。ま、いいわ」 リュドミラも同じようにガラス越しに街を見下ろす。 「豊かな時代、というワケよね。  民は盗賊に怯えることも、他国の略奪に怯えることもない。  民は王を求めず、むしろ民自身が王に代わり執政の代表者を決める。  ……そんな時代だったら、私も」 彼女は街並みを暫く見つめた後。 「……それで? 聖杯に賭ける貴方の願いっていうのは何なのかしら。  差し支えなければ教えてくださらない?」 視線をこちらに戻して訊ねてくる。 「残念ながら他者に叶えてもらう願いなどありませんよ。  願いというのは、自分の手で掴み取るものでしょう」 「……あら、そう。  顔に似合わず良い心掛けね。じゃあもしかして戦わずに降りるの?  残念だけど、その方法を私は知らないのだけど」 「ハッ! まさか!」 彼女の戯言を否定し。 私は片手を振って街全体が見える方向に広げる。 「これが戦争であるならば!!  この天才に避ける道などない。この手に勝利を掴んで見せる!」 広げた手を握る。 そして怪訝な顔でこちらを見つめてくる戦姫。 はて、上手く伝わらなかっただろうか。 「……願いが無いのに戦うの?  一体貴方は何のために戦うのかしら」 「愚問だな! 無論、私の誇りのためだ!」 「……ふーん」 やはりじっと見つめてくる姫。 値踏みするかの如く、上から下まで見られているようだ。 「アンタ、よく馬鹿だって言われない?」 「いや。よく天才だとは言われるが」 諦めたように彼女は深く溜息をつく。 「ま、いいわ。その心意気は買ってあげる。  誇りの為に戦う、という言葉、信じましょ」 リュドミラは手に青き槍を現出させた。 「―――槍の英霊、リュドミラ=ルリエ。  私の誇りに賭けて、この戦いに力を尽くしましょう!」 ―――青き姫の槍を掲げる姿は、とても神々しく見えた。 【マスター】 クリム・ニック@ガンダム Gのレコンギスタ 【マスターとしての願い】 掴めプライド 【weapon】 なし 【能力・技能】 『天才』  自称。  モビルスーツパイロットとしての腕は一流であるが、そのことを我褒めするため、他の人物からは「天才」を揶揄の言葉として使われる。  常識通りではない行動・作戦を行う場合、運命を手繰り寄せ成功率を上昇させる能力。 【人物背景】 本名クリムトン・ニッキーニ。愛称で呼ばせているのは大統領の息子として偉ぶりたくないから。 オーバーアクション気味で演技掛かった立ち振舞が目立ち、また自らを天才と評しながらも抜けた部分があるなど、お調子者や三枚目という印象を与える。 自意識過剰で突飛な言動が目立つため、敵からも味方からも天才と揶揄されるが、 敵の判断力を誉めたりベルリの技量を評価する等、立場や偏見等のフィルターをかけず他者を分析できる。また、兵の統率力も高い。 常に強い上昇志向を胸に抱き、パイロットとしてモンテーロ、ジャハナム、ダーマ、ダハックと新型モビルスーツを次々乗りこなし確実に戦果を上げている。 『誰が死んでもおかしくない戦闘』であったギアナ高地戦において、その天才力を遺憾なく発揮する。 白旗作戦での醜態など、天才であることに度々疑問符が付くような行動を取るが、宇宙に上がり戦争の中に身を埋めていくことで、 戦いの経験を自信の裏打ちに変え、レコンギスタ作戦を見抜き、ビーナス・グロゥブの戦力を圧倒し、父に鉄鎚を下す本物の天才へと成長していく。 余談ではあるが、本人への公式インタビューにおいて、初期機体のモンテーロに未練はないのかという質問に対し、 「機体に未練はあまり無いが、ジャベリンだけは持っていってもよかったな」 と、物への割り切りと他者へのリップサービスという、とても彼らしい回答を行っている。 【方針】 これが戦争であるならば、様々な手を駆使して勝利を掴む。 【クラス】 ランサー 【真名】 リュドミラ=ルリエ@魔弾の王と戦姫 【パラメーター】 筋力C 耐久C 敏捷C 魔力B 幸運C 宝具B 【属性】 秩序・中庸 【クラススキル】 対魔力:C  第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。  氷槍の真名開放中は1ランク上昇する。 【保有スキル】 凍漣の雪姫(ミーチェリア):C  戦場の英雄。軍を率いて多くの敵兵を屠った、一騎当千の戦姫(ヴァナディース)の二つ名。  同ランク相当の『カリスマ』(団体戦闘の自軍の能力向上)と、『軍略』(戦術的直感力、対軍宝具の有利補正)を併せ持つ。  また、防衛に長けた勇名から、防衛戦時においては有利補正が付く。 氷風の盾:C  槍から氷と風の衝撃波を展開し、遠距離攻撃(広範囲含む)のダメージを軽減、同ランク以下の場合無効化する。 仕切り直し:B  戦闘から離脱する能力。冷静に戦局を見極め、適切に速やかに撤退行動に移ることが可能。 気配感知:B  敵の接近をラヴィアスが感知し、冷気を放出して所持者へ伝達する。同ランクまでの気配遮断を無効化する。 単独行動:E-  マスターからの魔力供給を断ってもわずかなら自立できる能力。ランクE-ならば、マスターを失っても最大で30ターン現界可能。  政務、軍務の合間に単騎で各所へ気晴らしに出ていた逸話より。 【宝具】 『雪姫放つ破邪の穿角(ラヴィアス)』 ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:- 最大捕捉:-  世界に七つ存在する『竜具(ヴィラルト)』の一つ。  氷槍の真名の開放時、数々の敵兵を屠ってきたその畏怖力が対象の戦場全体に伝播する。  また、真名開放中において、筋力・耐久・対魔力が1ランクアップし、下記『竜技(ヴェーダ)』を使用可能になる。  ・『空さえ穿ち凍てつかせよ(シエロ・ザム・カファ)』   レンジ:1~40 最大捕捉:100人   槍を中心に大気中や物体の水分を凍結・爆発させ、そこから生じた無数の氷を槍に変じさせ、周囲の全てを貫く大技。   全周を攻撃しつつ、任意の場所への攻撃を避けることも可能。  ・『静かなる世界よ(アーイズビルク)』   レンジ:1~40 最大捕捉:-   ラヴァイスの柄が突き立てられた地点を中心に、地面に付いた物質を凍結させることができる。 『心安らぐ戦場の紅茶』 ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:-  オルミュッツ公が戦場においても常に茶葉とジャムを持ち歩いた逸話により宝具化したもの。  その紅茶の香りと甘みは、振舞われた者の心を安らげる効果があり、対象の精神ダメージを少しだけ回復する。  なお、正気度がマイナス方向に変動するまでは、連続して使用しても効果はない。 【weapon】 ・氷槍ラヴィアス  凍気を操る力を備える、伸縮自在の柄と透き通った刃を持つ槍。  真名開放中でなければ竜技は使用できない。 【人物背景】  ジスタート七戦姫の1人で、オルミュッツ公国の公主。  操氷の槍「ラヴィアス」を持ち『凍漣の雪姫(ミーチェリア)』という異名を持つ。  生真面目な性格で、戦姫という立場に自負と責任意識を持ち、また格式や礼儀作法にもかなりうるさい。  基本的に物言いは上品ながら、上記の理由から品位や礼儀に欠ける相手には侮蔑の態度を露わにする。  性格は高慢だが、自分に非があればそれを素直に認め、誰が相手でも謝罪する潔さも持っている。  また戦場においては、窮地においても聡明さを失わず、冷静かつ適切な判断が出来る人物でもある。 【サーヴァントとしての願い】  誇りを持って戦を行う。 【基本戦術、方針、運用法】  戦場の英雄がサーヴァントとして現界する典型的なタイプ。  パラメータとしては最上位層ではないが、その分通常運用において魔力消費量は少なく、魔力の無い天才クリムにとっては適したサーヴァントではあるだろう。  また、高めの魔力値とわずかながらも単独行動がついているため、宝具の開放についても問題なく行える。  『軍略』に相当するスキル持ちのため、対軍宝具であるラヴィアスの使いどころを間違うことはないだろう。効果的に宝具を使っていくべき。  槍兵ながら守りにおいて効果を発揮するスキルが多く、防衛戦を得意とするタイプ。  また、盟を重んじるタイプのサーヴァントであり、マスターであるクリムも政・戦において柔軟に対応できるため、同盟相手を探すのが常道か。  同盟相手のマスターにすら精神ダメージを与える『邪神聖杯戦争』で組める相手がいるのならば、だが。  その邪神戦争において精神ダメージを少量ながらも回復できるのは貴重。  実力的に勝ち抜くのは中々困難だが、クリムの天才的なムーブに期待してこの聖杯戦争に覇を唱えよう。 |BACK||NEXT| |Archer02:[[《イグジスト》真壁一騎&アーチャー]]|投下順|Lancer02:[[《心理分析》プレシア・テスタロッサ&ランサー]]| |Archer02:[[《イグジスト》真壁一騎&アーチャー]]|時系列順|Lancer02:[[《心理分析》プレシア・テスタロッサ&ランサー]]| |BACK|登場キャラ|NEXT| ||[[クリム・ニック]]&ランサー([[リュドミラ=ルリエ]])|OP:[[運命の呼び声~Call of Fate~]]|
*《天才》クリム・ニック&ランサー◆MQZCGutBfo ―――戦争は終わった。 戦艦サラマンドラが轟沈したことで、アメリア軍での私の扱いは生死不明ということにさせた。 思った通り父は悲しむでもなく、私を戦死英雄扱いし、国威発揚の道具にしたのだ。 その父に、クレッセント・シップを文字通りぶつけることで、彼とは決別できた。 驚愕の表情になったところを直接見られなかったのは残念ではあるが。 アメリアのほとんどの艦船を失い、ああして直接の恐怖を植えつけられたからには、 まあしばらくは姫様の邪魔をすることはあるまい。 私自身が父を打倒し大統領になる、という道も当然あった。 政治というものに興味はないが、確かに大統領という職は私にピッタリではある。 だがまだ、腰を落ち着けるのは早いと感じた。 大統領の息子という立場も。 アメリア軍の大尉という地位も。 クリムトン・ニッキーニという名さえ。 全てを捨てて、『クリム・ニック』として生きてみるのも面白い。 動かないままなら、始まらないというワケだ。 「どうしたんです? ぼーっとして」 ハワイにあるホテルの部屋。 隣に座っていたミック・ジャックが、コーヒーカップを手に問いかけてきた。 「ああ、すまない。少し考えごとをしていた」 「考えごと? ……お父様のことですか?」 「鋭いな、ミックは。……まあ、近いようなことだ」 私はコーヒーを飲み干し、立ち上がる。 「少し浜辺でジョギングをしてくる。戦争が無いからと怠けているのは性に合わんからな」 「クリムのお腹にお肉が付くのは嫌ですしねぇ」 「そーゆーことだ。行ってくる」 「行ってらっしゃい」 ひらひらと手を振るミックに片手を上げて応え。 銀色のカードキーを通し、部屋の扉を開いた。 ◆ アーカムの街並みは、アメリアの宇宙世紀時代の遺産が残る街並みと、少しだけ雰囲気が似ていた。 勿論、辺りを這う蔦などは存在しないが。 リギルド・センチュリーより数千年も前の西暦という時代らしい。 「物が溢れ、科学が日々進化していく時代、か」 ノースサイドの高層マンションの一室から街を見下ろす。 道には車が溢れ、スーツを着たビジネスマンが忙しなく行き来していた。 その車ひとつとっても、各国各会社で操縦仕様が異なり。 ユニバーサル・スタンダードのようなものはなく、販売に関して競争に競争を重ねた弱肉強食の時代であるという。 強き者、優れた者が勝ち残る世界。 成程、私が呼ばれるに相応しい場所、といったところか。 「フ、フフフ……ヒャッヒャッヒャッ!!」 「ちょっと! いきなり気持ち悪い声を出さないでくれるかしら」 「おっと。これは失礼、戦姫さま」 青い髪を白いリボンで纏め、腕組みをしてツリ目でこちらを睨んでいる青き少女に、恭しく手を広げて礼を行う。 ―――槍の英霊、リュドミラ=ルリエ。 人と人とが武器を持って直接戦う時代。彼女はその戦場を駆けた英雄なのだという。 「フン。ま、いいわ」 リュドミラも同じようにガラス越しに街を見下ろす。 「豊かな時代、というワケよね。  民は盗賊に怯えることも、他国の略奪に怯えることもない。  民は王を求めず、むしろ民自身が王に代わり執政の代表者を決める。  ……そんな時代だったら、私も」 彼女は街並みを暫く見つめた後。 「……それで? 聖杯に賭ける貴方の願いっていうのは何なのかしら。  差し支えなければ教えてくださらない?」 視線をこちらに戻して訊ねてくる。 「残念ながら他者に叶えてもらう願いなどありませんよ。  願いというのは、自分の手で掴み取るものでしょう」 「……あら、そう。  顔に似合わず良い心掛けね。じゃあもしかして戦わずに降りるの?  残念だけど、その方法を私は知らないのだけど」 「ハッ! まさか!」 彼女の戯言を否定し。 私は片手を振って街全体が見える方向に広げる。 「これが戦争であるならば!!  この天才に避ける道などない。この手に勝利を掴んで見せる!」 広げた手を握る。 そして怪訝な顔でこちらを見つめてくる戦姫。 はて、上手く伝わらなかっただろうか。 「……願いが無いのに戦うの?  一体貴方は何のために戦うのかしら」 「愚問だな! 無論、私の誇りのためだ!」 「……ふーん」 やはりじっと見つめてくる姫。 値踏みするかの如く、上から下まで見られているようだ。 「アンタ、よく馬鹿だって言われない?」 「いや。よく天才だとは言われるが」 諦めたように彼女は深く溜息をつく。 「ま、いいわ。その心意気は買ってあげる。  誇りの為に戦う、という言葉、信じましょ」 リュドミラは手に青き槍を現出させた。 「―――槍の英霊、リュドミラ=ルリエ。  私の誇りに賭けて、この戦いに力を尽くしましょう!」 ―――青き姫の槍を掲げる姿は、とても神々しく見えた。 【マスター】 クリム・ニック@ガンダム Gのレコンギスタ 【マスターとしての願い】 掴めプライド 【weapon】 なし 【能力・技能】 『天才』  自称。  モビルスーツパイロットとしての腕は一流であるが、そのことを我褒めするため、他の人物からは「天才」を揶揄の言葉として使われる。  常識通りではない行動・作戦を行う場合、運命を手繰り寄せ成功率を上昇させる能力。 【人物背景】 本名クリムトン・ニッキーニ。愛称で呼ばせているのは大統領の息子として偉ぶりたくないから。 オーバーアクション気味で演技掛かった立ち振舞が目立ち、また自らを天才と評しながらも抜けた部分があるなど、お調子者や三枚目という印象を与える。 自意識過剰で突飛な言動が目立つため、敵からも味方からも天才と揶揄されるが、 敵の判断力を誉めたりベルリの技量を評価する等、立場や偏見等のフィルターをかけず他者を分析できる。また、兵の統率力も高い。 常に強い上昇志向を胸に抱き、パイロットとしてモンテーロ、ジャハナム、ダーマ、ダハックと新型モビルスーツを次々乗りこなし確実に戦果を上げている。 『誰が死んでもおかしくない戦闘』であったギアナ高地戦において、その天才力を遺憾なく発揮する。 白旗作戦での醜態など、天才であることに度々疑問符が付くような行動を取るが、宇宙に上がり戦争の中に身を埋めていくことで、 戦いの経験を自信の裏打ちに変え、レコンギスタ作戦を見抜き、ビーナス・グロゥブの戦力を圧倒し、父に鉄鎚を下す本物の天才へと成長していく。 余談ではあるが、本人への公式インタビューにおいて、初期機体のモンテーロに未練はないのかという質問に対し、 「機体に未練はあまり無いが、ジャベリンだけは持っていってもよかったな」 と、物への割り切りと他者へのリップサービスという、とても彼らしい回答を行っている。 【方針】 これが戦争であるならば、様々な手を駆使して勝利を掴む。 【クラス】 ランサー 【真名】 リュドミラ=ルリエ@魔弾の王と戦姫 【パラメーター】 筋力C 耐久C 敏捷C 魔力B 幸運C 宝具B 【属性】 秩序・中庸 【クラススキル】 対魔力:C  第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。  氷槍の真名開放中は1ランク上昇する。 【保有スキル】 凍漣の雪姫(ミーチェリア):C  戦場の英雄。軍を率いて多くの敵兵を屠った、一騎当千の戦姫(ヴァナディース)の二つ名。  同ランク相当の『カリスマ』(団体戦闘の自軍の能力向上)と、『軍略』(戦術的直感力、対軍宝具の有利補正)を併せ持つ。  また、防衛に長けた勇名から、防衛戦時においては有利補正が付く。 氷風の盾:C  槍から氷と風の衝撃波を展開し、遠距離攻撃(広範囲含む)のダメージを軽減、同ランク以下の場合無効化する。 仕切り直し:B  戦闘から離脱する能力。冷静に戦局を見極め、適切に速やかに撤退行動に移ることが可能。 気配感知:B  敵の接近をラヴィアスが感知し、冷気を放出して所持者へ伝達する。同ランクまでの気配遮断を無効化する。 単独行動:E-  マスターからの魔力供給を断ってもわずかなら自立できる能力。ランクE-ならば、マスターを失っても最大で30ターン現界可能。  政務、軍務の合間に単騎で各所へ気晴らしに出ていた逸話より。 【宝具】 『雪姫放つ破邪の穿角(ラヴィアス)』 ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:- 最大捕捉:-  世界に七つ存在する『竜具(ヴィラルト)』の一つ。  氷槍の真名の開放時、数々の敵兵を屠ってきたその畏怖力が対象の戦場全体に伝播する。  また、真名開放中において、筋力・耐久・対魔力が1ランクアップし、下記『竜技(ヴェーダ)』を使用可能になる。  ・『空さえ穿ち凍てつかせよ(シエロ・ザム・カファ)』   レンジ:1~40 最大捕捉:100人   槍を中心に大気中や物体の水分を凍結・爆発させ、そこから生じた無数の氷を槍に変じさせ、周囲の全てを貫く大技。   全周を攻撃しつつ、任意の場所への攻撃を避けることも可能。  ・『静かなる世界よ(アーイズビルク)』   レンジ:1~40 最大捕捉:-   ラヴァイスの柄が突き立てられた地点を中心に、地面に付いた物質を凍結させることができる。 『心安らぐ戦場の紅茶』 ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:-  オルミュッツ公が戦場においても常に茶葉とジャムを持ち歩いた逸話により宝具化したもの。  その紅茶の香りと甘みは、振舞われた者の心を安らげる効果があり、対象の精神ダメージを少しだけ回復する。  なお、正気度がマイナス方向に変動するまでは、連続して使用しても効果はない。 【weapon】 ・氷槍ラヴィアス  凍気を操る力を備える、伸縮自在の柄と透き通った刃を持つ槍。  真名開放中でなければ竜技は使用できない。 【人物背景】  ジスタート七戦姫の1人で、オルミュッツ公国の公主。  操氷の槍「ラヴィアス」を持ち『凍漣の雪姫(ミーチェリア)』という異名を持つ。  生真面目な性格で、戦姫という立場に自負と責任意識を持ち、また格式や礼儀作法にもかなりうるさい。  基本的に物言いは上品ながら、上記の理由から品位や礼儀に欠ける相手には侮蔑の態度を露わにする。  性格は高慢だが、自分に非があればそれを素直に認め、誰が相手でも謝罪する潔さも持っている。  また戦場においては、窮地においても聡明さを失わず、冷静かつ適切な判断が出来る人物でもある。 【サーヴァントとしての願い】  誇りを持って戦を行う。 【基本戦術、方針、運用法】  戦場の英雄がサーヴァントとして現界する典型的なタイプ。  パラメータとしては最上位層ではないが、その分通常運用において魔力消費量は少なく、魔力の無い天才クリムにとっては適したサーヴァントではあるだろう。  また、高めの魔力値とわずかながらも単独行動がついているため、宝具の開放についても問題なく行える。  『軍略』に相当するスキル持ちのため、対軍宝具であるラヴィアスの使いどころを間違うことはないだろう。効果的に宝具を使っていくべき。  槍兵ながら守りにおいて効果を発揮するスキルが多く、防衛戦を得意とするタイプ。  また、盟を重んじるタイプのサーヴァントであり、マスターであるクリムも政・戦において柔軟に対応できるため、同盟相手を探すのが常道か。  同盟相手のマスターにすら精神ダメージを与える『邪神聖杯戦争』で組める相手がいるのならば、だが。  その邪神戦争において精神ダメージを少量ながらも回復できるのは貴重。  実力的に勝ち抜くのは中々困難だが、クリムの天才的なムーブに期待してこの聖杯戦争に覇を唱えよう。 |BACK||NEXT| |Archer02:[[《イグジスト》真壁一騎&アーチャー]]|投下順|Lancer02:[[《心理分析》プレシア・テスタロッサ&ランサー]]| |Archer02:[[《イグジスト》真壁一騎&アーチャー]]|時系列順|Lancer02:[[《心理分析》プレシア・テスタロッサ&ランサー]]| |BACK|登場キャラ|NEXT| ||[[クリム・ニック]]&ランサー([[リュドミラ=ルリエ]])|OP:[[運命の呼び声~Call of Fate~]]|

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