※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

《探偵》大十字九郎&アーチャー ◆HOMU.DM5Ns





合衆国はマサチューセッツ州に立つ地方都市『アーカム』。
貧富とインフラの格差は地区によってまちまちだが、
ここ『イーストタウン』においてははっきりと「貧」の雰囲気で保たれ固定している。
塗装は何十年も前から手つかずで久しく地面の罅割れは蜘蛛の巣のように網目を張っている。
時間は止まったわけでもなく、ただ風化するばかりの寂れた区画。


「うおおおおおおおおおおおおおおお―――!」


そんな取り残された世界の路地裏で大声を散らす男。
大十字九郎はただ今、路地裏の一本道を全力疾走していた。


走る。駆ける。疾走する。
肺に酸素が行き渡らず裂けるような胸の苦しみを押し殺して。
休みなく上下させられて、いい加減脳に反逆しようとする脚を黙らせて。
勢いよく踏みつけた水溜まりがズボンに汚い模様を着けようとも構わず走り続ける。

速度も、距離も、走っている時間も。
どれも、とても常人とは思えない新記録のオンパレードだ。
精神が肉体を凌駕する。人間の底力とはここまで果てしないものなのか。
その先に何があるというのか。
それほどまでに魂を猛らせる源泉とは何なのか。

男の少し前を進んでいる黒い影。
それは、



生の魚を口に咥える、黒色の毛並をした猫だった。



「待てええええええ!逃げるでない俺の晩飯いいいいいい!」

その形相は鬼か悪魔か。
顔面を憤怒に支配された九郎は、天の恵みを奪う狼藉者に鉄槌を下すべく追跡する。
たかが魚一匹に悪鬼と化す様は情けない事この上ないが、男とて譲れぬ事情がある。
何せこの大十字九郎、金が無い。
つまり食事も碌に買えない。この残飯(めし)を逃せば後は塩と酒のみでしか生きていけぬ身。
知り合いの漁師からおこぼれに預かった一匹の魚はまさに明日を生きる最後の希望。
美しい未来を思えばこの程度の無様など何するものぞ。今日よりも明日なのだ。


そして九郎の獲物(ターゲット)は黒猫も含まれる。
誤解無きよう説明するが、あれこそは九郎が勤める探偵事務所唯一の依頼対象。
さる夫人―――の十歳以下のいたいけな娘の屋敷より抜け出し捜索願いが出されていた飼い猫だ。
忌々しき泥棒猫は九郎に金をもたらす招き猫でもある。
奪われた魚も取り戻せれば、イーブンどころかお釣りが出る。借りた七輪で焼いて食おうとしたのは間違っちゃいなかった。
故に。空腹の身に鞭打ち残りの生命力の全てをこの走りに捧げる。
これで終わってもいい。だから、ありったけをッ!!!



だが、黒猫とて明日への糧を手にする権利はある。
黙って捕まり九郎の腹の肥やしになる気は毛頭なかった。
人語を解せぬ畜生でも、危険の信号を理解する知能は持ち合わせている。
本能と呼ばれるそれは、迫りくる対象を「捕食者」と認識して生存本能に火を付けた。

両脇を塞ぐ住宅の壁の一部に生じた空白。
猫は意を決し、空白に飛び込んだ。

落ちる矮躯の先には水の絨毯。
街中を流れる下水道に繋がっている。
これこそ野生が生んだ逃走経路だ。


「ぬうううおおおりゃああああああああああ――――――――!!」


その陥落に、九郎は足を止める動作を一切しないまま躊躇なく飛び込んだ。

例えうだつのあがらなくても、彼は探偵。
一帯の地図の見取り図など頭脳に叩き込んである。
更に、散々逃げられた苦渋は対象の行動パターンを予測する材料と変わっている。
ここに追い込んだ時点で、勝利の方程式は出来上がっている!


虚空に浮かぶ一人と一匹。

猫はもがき、男は足掻く。

そこに差は歴然となり。


降下(ダイブ)、&確保(キャッチ)。





「レパードちゃん、とったどおおおおおおおおおおおおッッッ!!」





アーカム在住私立探偵、大十字九郎。

本日の依頼(ミッション)―――無事に完了(コンプリート)。





 ◆ ◆ ◆




「ここで会ったが百年目え!今からお前は俺の朝餉のジャム(いちご味)になるのだあ――――っ!」


……再度訂正するが、男の発言の意味は

『迷い猫を確保→依頼達成→報酬ウマー→パンに塗るジャムを買える』

という正しい論理的帰結からくるものであり、決して生きた猫を鍋に入れて喰う、などといった
『いくら赤貧だからって社会に生きる人としてそれはどうなのよ?』という真似に及ぼうとしているわけではないことを、
ここに表明しておく。                       
飯の種ではあるが猫を飯にするわけがない。そんな真似は『二度と』御免なのだ。


だが、黒猫とて明日への糧を手にする権利はある。
黙って捕まり九郎の腹の肥やしになる気は毛頭なかった。
人語を解せぬ畜生でも、危険の信号を理解する知能は持ち合わせている。
本能と呼ばれるそれは、迫りくる対象を「捕食者」と認識して生存本能に火を付けた。

両脇を塞ぐ住宅の壁の一部に生じた空白。
猫は意を決し、空白に飛び込んだ。

落ちる矮躯の先には水の絨毯。
街中を流れる下水道に繋がっている。
これこそ野生が生んだ逃走経路だ。


「ぬうううおおおりゃああああああああああ――――――――!!」


その陥落に、九郎は足を止める動作を一切しないまま躊躇なく飛び込んだ。

例えうだつのあがらなくても、彼は探偵。
一帯の地図の見取り図など頭脳に叩き込んである。
更に、散々逃げられた苦渋は対象の行動パターンを予測する材料と変わっている。
ここに追い込んだ時点で、勝利の方程式は出来上がっている!


虚空に浮かぶ一人と一匹。

猫はもがき、男は足掻く。

そこに差は歴然となり。


降下(ダイブ)、&確保(キャッチ)。





「レパードちゃん、とったどおおおおおおおおおおおおッッッ!!」





アーカム在住私立探偵、大十字九郎。

本日の依頼(ミッション)―――無事に完了(コンプリート)。





 ◆ ◆ ◆




その依頼は唐突にやってきた。
探偵への依頼など大抵は突然なものだが、今回のそれは一際脈絡のない内容だった。



魔術理論の最先端。人類の繁栄の再頂点。
一部の特権者が握るのみだった魔術実社会に普遍化するまで進んだ科学の時代。
巨大財閥の投資によって田舎町から合衆国にある世界の中心と呼ぶべき大都市、アーカムシティ。
そこに在住する一般(?)市民、事務所は電気もガスも水道も止められている瀬戸際の私立探偵、
大十字九郎に一か月ぶりの仕事の依頼が舞い来んできた。



"報酬は問いません。我が祖に伝わるこの鍵に合う"孔"を捜してもらいたいのです"


名前は伏せさせて欲しいと言った、紫の長髪をまとめた年若い女性は鈍く光る銀色の鍵、
札束の詰まったアタッシュケースを差し出した。

何でもこの鍵は彼女の祖先が遺していった形見の一つで、長年死蔵されていたものを発見、
だが肝心の"鍵を刺すべきもの"が家で見つからず、鍵屋から玩具屋まで回っても何に使う鍵なのか分からない。
分かったのはただ一つ、これが"魔術に関わるもの"というだけ。
知己を頼ってるうちに自分の来歴―――魔術を学んでいたという情報を掴み、ここに頼りに来たという。


魔術。
それは九郎の人生を狂わせたもの。
おぞましき知識で、ろくでもない内容で、関わるもの全てをどうにかしてしまう禁断の箱。
今でこそ科学と並び流通しているが、そこには手を伸ばしてはいけない"深み"の領域がある。

この鍵がそこに通じていないとは限らない。
しかし外道の知識の集大成―――魔導書のような品でない限りはまだ安全な可能性もある。
だったら先祖の思い出が何なのか調べるくらいはいいかもしれない、とも思った。
というか札束を見せられてから0.2秒で快諾してしまったので、後の祭りというやつだった。


ともあれ引き受けてしまった以上はきっちりとこなすしかない。
手がかりは鍵という現物。古い骨董屋等を当たっていけば見つかるかもしれない。
そしてもう一つ。鍵をかけた物の名称らしき単語だ。
それだけあって見つけられないものかと怪訝に思いながらも、黙って少女の声を耳に入れた。










"――――――――――――■■メ■。"








 ◆ ◆ ◆






結果として、やっぱりろくでもないものだった。
それも最低、最鬱、さらに最悪の部類でだ。


まずアーカムシティから一時代程逆行した都市に突如として飛ばされた事が最低。
歴史で名を挙げた英雄の魂―――それこそ魔導書そのものを呼び寄せるという事が最鬱。
そして数十人規模で一人になるまで殺し合えという事が最悪だった。


どうしてこうなったのか。
古書店を回ってる中で『偶々』女店主が持っていた書物を勧めてきて、
その本に『偶々』鍵がかかっていて中身が読めない仕組みになっていて、
物は試しと例の鍵を冗談で刺したら信じられない事にピッタリと孔に吸い込まれて、
まるで鍵がひとりでに動いたみたいに孔を回して、気付いたらここだ。

帰れたら真っ先に依頼主に文句を言ってやりたいところだ。
……いや、逆にあの娘がこんな事に巻き込まれなかったのに安堵するべきなのか。
魔術を齧っただけの半端者ですら吐き気がこみ上げている。常人なんかがいたら一瞬で廃人コースまっしぐらだ。



「いて、いてててっあんま暴れんなよそんなに。
 家でミルク……じゃなくて水……もないな。
 …………布で拭くぐらいはしてやるからさ」

ずぶぬれの全身で、腕の中で暴れる押さえつける。
何もわざわざこっちでも貧乏にすることはなといのに。
おかげで戦争そっちのけでその日の生活費を稼ぐ事から始めなくてはならないのだ。


この舞台を設定した主催者サマよ。
自分、拳いいっすか?。




「くそう、せめて財布にもう少し現金詰めておけばよかった……」

現地の我が家である事務所(ご丁寧にボロっぷりまで再現してある)に到着する。
気が重いのは始まる戦争に滅入っているから。というわけでもない。
むしろその段階にすらいってない事が殊更頭を悩ませている。

事務所に住む同居人。即ちサーヴァントと呼ばれる英霊の存在。
聖杯がどうとかよりも、まず目先の問題の方がずっと厄介だった。


「帰ったぞーアーチャー、電話番ぐらいきちっとしてたろうなー。
 まあそもそもうちの電話が一か月以内に二度鳴った試しなんかな―――」





「『Devil May Cry』―――あぁ、仕事の依頼?
 悪いが今日は休業だ。他をあたりな。
 ならいつやってるか?うちの主義は週休六日だ。なんであと五日は看板だぜ。そん時よろしくドーゾ」

「アンタ何やってるンですのゥ―――――――っ!?」




今まさに奇跡の月二の依頼がかかった受話器を、投げて電源を落とした男に盛大に突っ込んだ。


「ようクロウ。相変わらず喧しい声だな」

HAHAHA!と陽気なアメリカンスマイル(アメリカ人かは知らん)をかましつつ、
部屋で唯一まともな調度品の机に両脚をのっけて踏ん反りがえってる、銀髪の半裸男。
鍛え上げられた身体は鋼の如く硬く、鋭い。
人間の体では到達実現出来ない密度の筋肉が詰まっている。

その内側からは、燃え盛る炎のように込み上げてくる膨大な魔力の熱気。
気を張っていなければ、飛び火して一瞬で魂ごと焦熱してしまう程、圧倒的に濃い。

目にするだけで理解する。
こいつと俺の格差。いや、魔術師と英霊の格差。
魔導書を読み解き外法の知識を紐解いたけの人間など、正真の怪物には紙を裂く軽さで消し飛ばせる砂粒でしかない。

人の形をしていながら、人の領域を超えたもの。
それこそがサーヴァント。クラス・アーチャー。
大十字九郎の聖杯戦争の剣となる、射撃手の英霊だった。



「よう、じゃねえよ!何爽やかスマイルで決めてんだ!
 ていうか何でピザとか食ってんの!?お前金持ってたっけ!?
 まさか英霊サマともあろうものが食い逃げとかしたんじゃないだろうな……!」
「HA!ナメてくれるじゃねえか。そこまで落ちた覚えはねえぜ。
 出前で頼んで、時計の裏に置いてあった金でしっかり払ったに決まってんだろ」
「それは隠したっていうんですよオオオン!?」

信じられない。
非常時―――本当に食うものが無くなった場合―――に厳重に封じていたヘソクリをかっぱらったというのだ。
英雄っていうなら普通、鎧着た品行方正な騎士で『あなたが私のマスターか?』、なのじゃないのか?
尊大で傲岸極まった態度は、英霊というよりどっちかというとチンピラの類じみている。

仮にも英霊。実力の差など試すまでもなく分かってる。
だが、かといってここまでされて黙ったままでいられようか―――いやない!
戦力差など先刻承知。
正しき怒りを胸に激しく食って掛かる。


「ええいいいから言え!さっきのは誰からの電話だ!どんな依頼だった!
 俺のジャムトースト何枚分だああだだだだだだだだあああああーーーッッ!!?」」


無数のガラスの破片が刺さったような激痛が両手に起きる。
原因は無事確保した筈のレパード(猫)。
ちょっと爪で引っ掻いて痛いで済んでいた今までとは違う。
これはもう刺突、爪で直接ブッ刺している!
余りにも埒外の激痛で思わず掴んでいた手を離してしまう。

「おっと」

空中に放られたところを、アーチャーは指でつまみ上げられるレパード。
途端、壊れた目覚まし同然の悲鳴。
口角に泡をつけながらも絶叫する。

明らかに狂乱していた。
知性が薄い動物ですら、英霊の気に怯えている。
強大な魔力に直接当てられたことで本能が過剰に刺激されているのだ。

「恐がるなよ。取って食ったりなんかしねえよ。コイツじゃあるまいし」
「お前に怯えてんだよ!あともう食うつもりもねえ!」

食ったのは否定しないのかよと、軽く引いたアーチャーから猫をひったくり、脱いだ上着を覆い被せる。
これなら引っ掻かれる事もないし、アーチャーも見えなくなる。

しかし、ヤバイ。
ヤバすぎる。
このまま狂死させたら報酬どころか逆に賠償請求だ。ブタ箱行き待ったなしだ。
ともかくここにはいられない。
アーチャー(こいつ)の気配が感じられなくなるまで遠くに移動しなければ……!




「待ちな、マスター。
 出る前に聞いておきたい事がある」
「後だ!この仔を落ち着けて依頼主に届けてからゆっくり聞いて―――」
「サーヴァントが揃ってきてるのが感じる。
 そろそろ始まるぜ。聖杯戦争が」


その言葉を聞いて。
先を急き立てる心臓の早鐘が、ピタリと治まった。


「最初に聞いた時は、『願いなんざねえ、とにかく帰りたい』とか言ってたっけな。
 今になってからもう一度聞くぜ。クロウ、お前はここで、何をする?」

アーチャーの声は何でもない、いつもの口調だ。
だがそこにほんの僅かばかりの気が入るだけで、こんなにも重みが増している。


何をするのか。
それはずっと心の中で定まる事なくゆらゆらとしていたものだった。

叶えたい願いなんて、今でもない。
欲しいものはそりゃあるが、人を殺してまでかと問われれば、やっぱり首を横に振るだろう。
金とか食い物とか住居とか、そういうのは生きるのに必要なものだ。

……まあ要するに、情けなさでしかない。
他人を理不尽に踏みにじって得たもので飯を食えるような人生を、自分は許容出来ないだけだ。


「―――望みなんざ、今でもねえよ。
 早く帰りたいってのも変わっちゃいねえ。いい加減ライカさんのメシも恋しいんだ」


けれど。
ああ、けれど――――――。


「けど――――――この場所で誰かが泣いていて。何もかも奪われようとする人がいて。
 そいつらを嗤いながら殺そうとする奴がいるなら。誰も彼もを殺し合わせようとする奴がいるなら」


きっと、命(それ)を見捨てる事が出来ない。
邪悪(それ)を許す事が出来ない。


それは、あまりにも現状を知らな過ぎる、恥知らずな言葉だ。
だってこの身は強くなんかない。魔術を知っているだけの、ただの人間でしかない。
正義の味方でもヒーローでも、勿論英雄なんかでもない。神様に抗う力なんて有るわけもない。
戦う力など皆無。あったとしても雨の一滴よりも小さな微力。

ああ、分かってる。分かっているんだ。
逃げればいい。捨て去ればいい。責任なんかまったくない。
もっと強くて相応しい、本物のヒーローみたいな奴はきっといる。
そいつに何もかも任せてしまえば万事解決だ。


ああ、何て愚かなんだろう。
……そんな当たり前を、自分自身が許せないなんて。





「俺は、正義の味方になりたい」





……扉を思いっきり蹴って開けて外に出る。
かっこつけた台詞をかました羞恥心とか馬鹿らしさとかその辺を投げ捨ててひた走る。
見上げたアーカムの空は、陽も見えない厚い雲で覆われていた。




 ◆ ◆ ◆






「―――それだけ啖呵を切れれば上等だな」


無人になった事務所で、一人納得する。
アーチャーの顔は満足げに緩んでいた。


アーチャーにも、聖杯に託す望みなどない。
やり残した無念も叶えたい願も、とうに品切れだ。
それでも召喚に応じたのは、聖杯戦争には用があったからだ。

英霊の座からすらも届いた悪臭。
人の悲鳴と怪物の嘲笑しか聞こえない街。
そんなものが世に表れた事に、どうしようもなく怒りが沸いたのだ。

だからアーチャーはここにいる。
誇りある魔剣士と同じように、邪悪渦巻く聖杯戦争という存在そのものを封じる為に。


「いいぜマスター、その線に乗ってやるよ。
 悪魔でも天使でもカミサマでも、まとめてかかって来な」


ハンガーにかかった赤いジャケットを素肌の上から羽織り、立ち上がる。
腰には白黒の双銃。
背には銀色の刃金をした大剣。
魂には―――父の誇り。

これがアーチャーのサーヴァント――――伝説のデビルハンター、ダンテの装束。


剣の柄を握り、やたらめったらに振り回す。
乱雑でありながら閃は全て過たず、木製のテーブルに文字を刻み付ける。

「臨時の看板にはこんなもんでいいだろう」




『Devil May Cry』




さあ悪魔よ。糞尿と血の詰まった怪物(けもの)共よ。
後悔と絶望の協奏曲を奏でよ。
涙無き貴様らに、次の夜は亡い。



 イカれたパーティの始まりだ!
「This party's getting crazy!」



【出展】
Devil may cry3

【CLASS】
アーチャー

【真名】
ダンテ

【ステータス】
筋力B 耐久A+ 敏捷B 魔力A 幸運E 宝具A

【属性】
混沌・善

【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

単独行動:B
 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
 ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。

【保有スキル】
半人半魔:B
 神ではなく、悪魔との混血度を表す。
 伝説と謳われる魔剣士と人間の女性との間に生まれた双子の兄。
 体のつくりが人間と異なるため、人間では致命傷となるような傷でも死に至ることがなく、治癒力も高い。

戦闘続行:A
 往生際が悪い。
 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。

スタイルチェンジ:A+
 数多の武器を使い、数多の戦い方で敵を倒した技巧の冴え。
 戦闘中に自由に戦法(スタイル)を変更し、それに対応したスキルを獲得できる。
 該当するスキルは勇猛、千里眼、仕切り直し、見切り等。

【宝具】
『奴原よ泣き叫べ、空に夜に響き渡れ(Devil May Cry)』
ランク:A++ 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
 クール&スタイリッシュ、悪魔も泣き出す男の伝説の具現。
 敵を斬る度、魔を掃う度に魔力が蓄積され、ダンテの能力を底上げする。
 蓄積量には独自のランクが設定され、ランクが上がる度に能力も増していく。
 一回一体では微々たるものだが、連続して無数の敵を倒していけばその力は果てしないものとなる。
 最大限溜め込めれば、やがて肉体を悪魔の姿に変える「魔人化」が解禁される。
 肉体ブースト以外に一撃に全魔力を注いだり、他の宝具の出力(ランクアップ)に転用も可能。

『魂よ誇れ白銀の魔刃(Rebelion Of Spada)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
 父から受け継いだ銀の大剣。
 悪魔の手に握られながら無数の悪魔を屠ってきた対魔に特化した宝具。 
 ダンテの魔力の受け皿でありその力を存分に行使させる、魔を断つ剣。

『泪無き世界よ、終幕の鐘だ(Devils Never Cry)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1人
 魔帝を始めとする仇敵の止めに下された銃撃(ラストショット)。
 解放された『Ebony & Ivory』の銃弾を受けてHPがゼロになった相手は
 あらゆる再生も蘇生も機能せずそのまま死に至る。
 因果改変による回避すら許さない、物語を締め括る終わりの一撃(デウスエクスマキナ)。
 悪魔、それに類する種族であればダメージは倍増(クリティカル)となる。
 撃つ際の決め台詞は、『Jack Pot!』」。

【weapon】
『Ebony & Ivory』
ダンテのためだけに制作された二丁拳銃。リベリオンに並ぶダンテのトレードマーク。
速射性重視のアイボリー(白)と精密性重視のエボニー(黒)。宝具としてのランクはC-に収まる。
コルトガバメントをベースに、ダンテの超人的連射速度に耐えられるべく魔改造されている。

『アミュレット』
母エヴァの形見でもあるアミュレット。
これ自体に特殊な力はないが、兄の持つ片割れのアミュレットとを合わせると
父スパーダの名を冠する最強の魔剣を手にするための鍵となる。

【人物背景】
悪魔も泣き出す男。涙を流せる悪魔。
父の力と誇り、母の血と優しさを受け継いだ銀髪の青年。
表では非合法の便利屋、裏では悪魔退治を請け負うデビルハンター。
魔界の神を封じ、絶望の覇王を滅し、血を分けた実の兄弟と殺し合い、偽りの神の野望を阻み、
それでも永遠に尽きぬ戦いに身を投じ続ける。無二の相棒と共に、魔を討つ剣として。

【サーヴァントとしての願い】
聖杯戦争を開いた奴を止め、聖杯を封じる。

【基本戦術、方針、運用法】
スキルとステータスのバランスの良さから、あらゆる状況に対応できる万能型。
宝具はどれも対人だが殲滅力自体は極めて高い。
特に相性がいいのは人海戦術を頼みとする相手や、再生力や耐久力が並はずれた相手。
素の実力が高い相手とはガチンコにならざるを得ないが、戦闘経験も豊富なため数値以上の活躍も見込めるだろう。
ちなみにサーヴァントとしての全盛期はフォルトゥナの魔剣教団事変の頃(『4』)だが、
マスターの精神性に合わせて、最も若いテメニングルでの兄との相争った時期(『3』)の姿で現界した。

【出展】
機神咆哮デモンベイン

【マスター】
大十字九郎

【参戦方法】
依頼にあった銀の鍵を調べる内に『偶然にも』招かれてしまった。
依頼主は「紫の長髪であった」事以外不明である。

【マスターとしての願い】
聖杯戦争を止めたい。
理不尽な争いで失われる命を見捨てるのは、少しだけ後味が悪い。
それだけしかなく、それだけで十分だった。

【能力・技能】
『魔術師』
ミスカトニック大学でかつて魔術を学んでいたが、あるおぞましい体験により半ばで中退している。
それなりに素質はあるようだが、今の腕では未熟極まりない。

『探偵』
貧乏。タカり。猫を食った事のある男。つまりはそういう職事情である。
ただ探偵としての腕前は悪いわけではない。

【人物背景】
アーカムシティ在住の私立探偵。
魔道の知識はあれど魔術師ではなく、正義の味方でもヒーローでもない。
宇宙を覆す力など持ち合わせてるわけがない、弱い人間だ。
大十字九郎は少しだけ他人より優しい、ただの人間だ。

【方針】
大十字九郎は神などではないので、直接戦うのは望むべくもない。
マスターらしくサーヴァントのサポートに回りつつ、事態を解決すべく奔走していくしかないだろう。
探偵のスキルも上手く使えば有用な情報を得るか情報源にもなる。
気合と根性で神話生物を乗り越えられるなら苦労はない。
だが気合と根性なくしては大十字九郎足り得ないのだ。