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《呪われし放浪者》神崎蘭子&アサキム・ドーウィン ◆B7YMyBDZCU



天高く輝く星に憧れるように、夢を見て眠る深海の双魚。
夢に対する好奇心は偽りの黒き心でも止めることは出来なくて。
在りもしない話に興味を抱き、その憧れは尽きること無し。

聖杯戦争。

彼女は調べた、神秘を秘めた禁忌なる混沌の宴を。
歴史に名を残した所謂英霊を召喚し願いを求める闇の闘技を知ってしまった。
好奇心が膨れ上がる。調べる手が止らず日夜情報を集めている。
記憶されていく単語を一つ一つ忘れないようにノートへ書き留めていく。
聖杯、サーヴァント、令呪……どれも心躍る響だ。冥府へ誘われるように興味心を惹いていく。

彼女は調べた。レッスンが終わりその日の汗を流して復習を終える。
やるべきことを済ました後、シンデレラプロジェクトのメンバーも知らない夜の彼女が活発になるのだ。
自分が参加するその日を夢見て。

「ふっ……今宵も邪神の宴を始める時が訪れた。
 さぁ始めよう、天の獄に堕ちた放浪者達よ……」

禁忌の扉を今宵も開くために扉へ続く異界の門を叩く呪われし放浪者。
(クトゥルフ神話TRPGをやるためにパソコンの電源を点ける彼女)

神話の果てに誕生した現代、過去の遺産が形を変えて人の娯楽となっている。
TRPG。彼女は休日の夜に時間の余裕が在ると高確率でプレイしていた。
偽りの時間ではあるが同じ志を持っている……と思われる仲間と触れ合える貴重な時間だ。

「待たせたな同胞達よ……尽きぬ探究心を満たす時が来た!」

《まだ始まってないのに◯◯さんはもう世界に入り込んでるなぁw》

《今日はよろしくお願いしま―す》

《よろー》

「焦るでないぞ、だが我も焦がれる思いは止められぬようだ……あ、GMって今回誰でしたっけ?」

普段と変わらないように会話を行う。
面子もいつも通りの言ってしまえば信頼関係が築かれている仲間。
画面越しでそっちには行けないが彼らは二次元の存在ではなく三次元空間に居る。
仲間、何と甘美なる響きだろうか。

今日も始まるTRPG。

だけど、何かいつもと違った。

《それでは此処で銀の鍵が出現します》

「シルバー……え?」


聞き慣れない単語である銀の鍵。
戸惑いを覚えるが自分勝手な展開だと考えればいいのだろうか。
相手の出方を伺う禁忌の探求者。

《◯◯さん、貴方は聖杯戦争に参加する資格を得ました》

心臓が止まる、そして一瞬だけ跳ね上がった。
聖杯戦争。この単語を此処で耳にするとは思いもしなかった。
画面の向こう側の彼はどんな思惑で発言しているかは不明だが彼女は揺らいだ。
誰にも話していない聖杯戦争。何故話題に出すのか、それとも偶然か。

《願いを叶える奇跡の一夜……神の座に挑戦する権利を貴方は得た》

願いを叶える。この一言で彼女が調べていた聖杯戦争と同じ意味を指していると想像出来る。
神の座とは何なのか。
神。その通りである神様を指しているのだろう。願いを叶える存在としての象徴。
座。文字通りなら座る、座っている場所を指す。
組み合わせるならば《神様が存在する場所》といったところか。
これから神様が存在する場所に挑戦し勝てば願いが叶う……聖杯戦争だ。

「一つ問おう。主は何故銀の鍵なる禁忌をその手に治めた?」

《貴方はそんな事を気にする必要がない。これから願いが叶うんだ、詮索は必要ないだろう?》

問いただそうと思い質問を投げるが返ってきた言葉は瞬速で的から外れてしまった。
知る必要はない。ゲームを進めるに当たっては大切だろう。
一人で創らずみんなで描く神話、協調性を大切にしてもらいたい。

「我にとってそれは魅力的である。しかし、説明を施されないと未知は永遠に闇の底に眠ってしまう」

《何を言うかと思えば何時もの飾られた言葉か……気にする必要はない。
 それに貴方には拒否権がない。言葉を借りれば禁忌の扉とやらは既に開かれている》

「な、何をさっきから――」

《夢が叶うんだ、聖杯戦争に参加出来るんだ、貴方は神に選ばれたんだ! 迷う必要なんてないだろうに。
 貴方はどうする? どうする? どうする――参加に決っている筈さ! これから始まる神話に貴方はどんな血を流す!?》

「え――」

荒ぶる文字と感応する精神。
言葉には表せないが吐き気や寒気が彼女を襲う。
この感覚は端的に言うと気持ち悪い、それを極限にまで密度を詰め込んだ。
頭が割れそうだ、聖杯戦争とは何だ、そんなの知らない。

《貴方はどんな声で泣く!? 獄炎のアイドル、その姿は――》

《僕のマスターを虐めないでくれるかな?》

意識が薄れていく中で見つめた一文は他の参加者ではないようだった。
いつの間にか自分以外の参加者はログアウトしている。
この書き込みが誰の物かは不明だが何故か心が落ち着いた。
それはきっと自分を心配してくれる内容だからだろう。

そして彼女は夢を見るように眠る。


《めざめの扉は今開かれる、か。神とやらはどんな世界でも不親切らしい》


目覚めると其処は見知らぬ天井で窓から見えるのは大きな川だった。
頭を抑えながら上半身を起す。

来てしまった。

理解は出来ないが脳が訴える、此処は聖杯戦争だ。
自分が夢見た禁忌の扉の先にある混沌の宴。
実感は薄いが辿り着いてしまった。

「誰も……友もおらぬ……孤独」

知り合いは居ないだろう。
誰にも聖杯戦争のことは話さなかった。
親にも寮の住人にもプロデューサーにも……仲間にも。

彼女達が聖杯戦争を知っているとは限らない。寧ろ可能性は零に近い。
禁忌の扉は彼女達には無関係過ぎる、知らなくていい世界の一種だ。
居たら困る、どうして教えてくれなかったのか、と。
そして尋ねる、何で知っているんだ、心に闇を抱えていたなら相談に乗ったのに、と。

「目が覚めたようだね我が主――マスター」

「……!?」

「警戒する必要はないよ。僕は君のサーヴァントだ、そうサーヴァント。
 クク……アハハハハハ! ……おっと急にごめんね。でも面白いんだよ。
 この僕がサーヴァント、英霊として扱われているんだ……マスターに言っても何のことか解らないと思うけどね」

黒い青年は突然声を掛けて一人呟き、笑い、空を見上げた。
身体が震える彼女だったが彼はサーヴァントらしい。
自分で言っているから間違いないのだろう。

少し安心して考える。
自己紹介がまだだ。サーヴァントなのだからこれから行動を共にするだろう。
故に大切なコミュニケーションの第一歩を踏み出す。

「そうか……よしっ!
 我がサーヴァントよ! 主の魂に我が誇り高き名を刻もうぞ!!」

「それは問題ない。僕は君の事を知っているからね」


【マスター】
 神崎蘭子@アイドルマスター シンデレラガールズ(アニメ版)

【マスターとしての願い】
 願いは決まっていないが、何か叶えたい。

【weapon】
 彼女が持っているノートには聖杯戦争に関する言葉がメモされている。

【能力・技能】
 アイドルらしくダンスと歌。
 また独特な言葉を話し、偽りの黒羊と上手く噛み合えば話しているだけで他参加者を発狂させることが出来るかもしれない。

【人物背景】
 シンデレラプロジェクトに選ばれた一人。
 その独特な言葉と立ち振舞から孤立……仲間に恵まれ、そんなことはなかった。
 仲間と一緒に成長していった彼女はやがて一人で憧れのステージに立った。


「よろしく――神崎蘭子」

「……!? そ、そうか……既に知っているとは……強い。
 我が下僕よ、その行いは主に対する我の忠誠心として受け取った」

「ふふ……君は本当に面白いね」


何故サーヴァントが自分の事を知っているかは不明だ。
けれど事前にマスターの事を把握しているのは好感度が持てる。
彼となら上手くやっていけそうだ、少しテンションが上がる。

心配だった。
急に招かれた聖杯戦争。
知り合いが誰一人としていないのだ。
孤独の寂しさ……だけどサーヴァントがいる。

彼と協力して、帰ろう。
序に願いも叶えよう。
まだ決まってはいないがこんな機会は二度と来ないだろうから。

「改めて我が下僕よ。
 今宵の聖杯戦争、我は闇なる力を開放し頂点を目指す」

「実験室のフラスコで頂点、それは茨の道だよ?」

「我の力と主の力が在れば神と同等にまで辿り着ける。
 聖なる杯を手にしようではないか、鍵は既に使った、今更退けぬ」

「もし力尽きたとしても、今更戻ることは出来ない……戦ってでも散るのかい?」

「散らぬ、我には還る場所が、友がいる」

「そうか……解ったよ。
 僕もサーヴァントとして扱われているんだ、聖杯とやらを拝んでみたい」

「じゃ、じゃあ!」

神崎蘭子の顔が明るくなる。
言葉を紡いでいるが伝わっているかどうかは怪しかった。
もしサーヴァントに受け入れてもらえなければショックで立ち直れない。

「僕の名前はアサキム……アサキム・ドーウィンと名乗らせてもらう。
 無限獄に堕ちた呪われし放浪者だよ。この身は太極の因果に縛られているけどよろしく」


「パーフェクトッ!!」


大声で叫んでしまった。
顔を赤らめて後ろを向いてしまう神崎蘭子。
サーヴァントのアサキムは自分に波長を合せてくれた。

自分の言葉が伝わるのは大変嬉しいことである。
仲間だ、心で思う。
彼女はアサキムに対し好感を抱いていた。

通過儀礼……でもないがアサキムに言葉を掛ける。
それは彼女が毎日仲間と別れる時に告げる彼女なりの優しさ。
アサキムの方へ振り向き腕を広げ彼女は叫ぶ。

「闇に飲まれよ!」










「物好きだね、いいよ。
 君に一瞬だけ見せてあげよう――聖杯に纏わる一人の英雄の姿を!」

「な、なにをいって――!?」


黒い魔法陣と暗黒の笑顔が重なって。
神崎蘭子の世界は隔絶された闇の楽園に招かれた。


焔に燃え盛る一つの街、崩壊する建物。
溢れ出る泥、嘆く人々。

その光景は地獄絵図。

「い、いや……」

生きる気力を無くしたように彷徨う男。
この世に絶望した表情は生きる屍に近い。

「だ、だめ……」

崩れた民家を掘り起こし何かを探している。
その表情は必死で、何かを求めているようだ。

「……」

そして一人の人間を見つける。

「だめ……」

自分は救われた。

「え」

これで僕は救われる。

「そんな」

君は僕が助ける。

「この人は……でも」

一緒に帰ろう。

「それは駄目……」




時は流れ一つの民家。


そこで少年は告げる。

「だめ……」


じゃあ、俺が爺さんの代わりに――。


「やめて……やめて!!」





「解った、此処でやめよう。だからマスターは眠っていてね」


言葉と同時にベッドへ倒れこむ神崎蘭子。
彼女が知ることはないが今の光景は聖杯戦争に纏わる一つの過去/未来である。

一人の英霊が生まれた始まりの瞬間。
外から見るには重すぎる使命を垣間見た。
その影響か精神は大きく消耗され倒れてしまう。残るのはサーヴァントのみ。


「神から開放された僕に待っていたのは別の神が司る座……聖杯戦争。
 僕はいつになったら死ねるのか……死んでいるから英霊なのかな?
 この世界での僕はどんな結末を迎えるのか……風の導きに従おうじゃないか」


多元の世界で破界が行われ再世が行われた時空の獄を突破し天に辿り着いた呪われし放浪者。
彼が求めるのは真の死である。
其処にマスターや他参加者はいなく、彼は彼が求める真理のために禁忌の扉を此処で開く。




「破界と再世を超え、時獄を突破し天に辿り着いた僕に待っていたのは聖杯戦争だ。
 神話の果てに眠るこの世界の神は僕にどんな罰を与えるのかな?
 けれど僕は揺れない、悲しみにも因われない、マスターといがみ合わない、獅子のように耐え抜く。
 さぁ、聖杯戦争を始めようじゃないか、僕達で神話を創るんだ、次元の奥に眠る禁忌を《人間》の力で開けるんだ! クク……ハハハハ……アハハハハハハ!!


【与えられし役目】
 リアクター

【罪名】
 呪われし放浪者

【■名】
 アサキム・ドーウィン@スーパーロボット大戦Zシリーズ

【属性】
 混沌・中庸

【パラメーター】
 筋力:B 耐久:C 敏捷:A+ 魔力:A+ 幸運:E- 宝具:EX

【スフィア】
 スフィア:EX
 リアクターが所有しているスフィアの能力を指しており、次元力を司る。
 それは■■神ソ■の欠片とも言われており、アサキムと呼ばれる存在は四つのスフィアを所有している。
 ■使いの神坐から離れている聖杯戦争では弱体化しており別の真理を司っている。
 アサキムがその気になれば一日程度は己で魔力を賄える事が可能である。

 偽りの黒羊:太極の座は『嘘』
 真なる覚醒を遂げれば目の前に広がる現実を嘘に塗り替える力を持つ禁忌の意思。
 聖杯戦争では己及びマスターの能力や名前を隠蔽する事だけに留まっている……外部因子の干渉或いは覚醒が無い限り。
 第三者から見ればアサキムはライダーとして認識されておりステータス及び真名の看破は困難を極めるだろう。
 また、彼の発言する言葉は禁忌と神秘を兼ね備えており、一度謎の鎖に繋がれると大きく精神を消耗する。

 尽きぬ水瓶:太極の座は『愛』
 己を犠牲にするまでに至った破界を超えた先に存在する慈愛の象徴。その能力は不明。
 彼が他人を愛すればその力は太極へ近づくだろう。

 夢見る双魚:太極の座は『夢』
 暗き深海から光り輝く蒼天を夢見た小さな願い。その能力は不明。
 アサキムは以前の世界で『夢』を望んだことにより無■■からの■放に繋がる覇道を拓いた。

 知りたがる山羊:太極の座は『好奇心』
 好奇心から生まれる真理への探求はアカシックレコードをも超える。
 その能力は全ての偽りを暴き、打ち消す事が可能。また、些細なきっかけがあれば相手の真理へ近づくことが出来る。
 彼に嘘は通じない。対魔力を持たない参加者やNPCの心理を読み取れるため正直に言って多用はそんなにするべきじゃないと思います。
 対魔力C以上か同等の能力を持つサーヴァントの正体や能力を暴くことは不可能である。


【叡智】
 直感(罪):A
 戦闘に置いて天性の極を発揮する運命の総称。戦闘に対する敵からの干渉を半減させる。
 微小なる確率で彼という存在に害を成す総ての現象を回避する事が可能。

 神性(罪):A
 神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされているが彼は違う。
 神の加護を結果として受けているため神性を帯びている。

 呪われし放浪者(罪):EX
 数多の平行世界を渡り歩く無限獄に堕ちた輪廻に囚われた者。
 死ねない身体であったが聖杯戦争の場に置いては制限され事実上死ぬことが可能となった。
 その名残なのかスキルで言うところの戦闘続行の意味合いも含んでいる。
 彼の精神は総ての干渉を受け付けず、記憶に対する操作も彼の前では無意味となる。

 役者(罪):EX
 物語において、まるで神に導かれいるかの如く運命の分岐点に携わる力。
 アサキムの存在は白紙である預言書に新たな章を紡ぐ力がある。

 神殺し(罪):EX
 己も神の力を帯びているが神を殺した体験から発揮されるスキル。
 神々の戦いに置いて彼は揺れることなく己の役目を貫き通す。

【宝具】
『魂現せよ、罪なる魔王の剣』(ディスキャリバー)
 ランク:C 種別:太極宝具 レンジ:―― 最大捕捉:――
 彼の愛機とされているシュロウガの剣を己の刃となりて振るう。
 次元をも斬り裂く力を持っており、如何なる状況でも弱体化することが無い。
 この宝具を発動している時、アサキムは次元力に覆われシュロウガと同じく行動する事が出来る。
 故に彼はオリジン・ローの力を操る。

『罪・機■■■の■■神』(■■■■■・■■)
 ランク:EX 種別:太極宝具 レンジ:―― 最大捕捉:――
 終篇が訪れし崩壊の時、汝は己の罪を受け入れるだろうか?
 この宝具に関する記述は太極の意思によって拒まれている。

【weapon】
 ――

【渇望】
 無限獄から開放された僕を待っていたのは聖杯戦争だった。
 僕はいつになったら死ねるのかな?
 それにサーヴァント……もしかして僕は既に死んでいたのかな?

【過去】
 大罪を犯し無限獄へ堕ちた呪われし放浪者。

【■ルの■憶の欠片】
 アカシックレコード、聖鍵戦争、無限獄、スティグマ、特異点、ザ・ビッグ、虚憶、メモリー
 黒歴史、太極への旅■、次元力、御■い、ヘ■■ース、■ンカ、黒の叡智、月の蝶、ZONE
 至■神■■、因果■■番■、■の魔■■神、不老不死、神、Zの終局、終篇の銀河

【方針】
 サーヴァントとして扱われている彼が目指すべき終局は唯一つ、この空間の神を殺し己を真なる開放へ導いた上で死ぬ。

【備考】
 Zシリーズのネタバレを多いに含みますがスパロボwikiを見るのが一番です。
 ttp://wiki.cre.jp/SRW/%E3%82%A2%E3%82%B5%E3%82%AD%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%BC%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%B3