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《勇気ある心》三好夏凜&ライダー◆MQZCGutBfo



―――友奈が、泣いていた。

無邪気で。真っ直ぐで。バカみたいにいっつも笑顔で。
どんな時でも心が折れることなんてなかった友奈が。泣いていた。
だから、決めた。
『大赦の勇者』として戦うのは、もう辞めた。
これからは勇者部の一員として、戦うって。
だって。
友奈の泣き顔なんて、見たくないから。


「さあさあ! ここからが大見せ場!!
 遠からんものは音に聞け!!
 近くば寄って、目にも見よ!!」


『壁』の外は、地獄だった。
地球は、神樹様が守っている場所以外。地表は既になく、マグマの塊と化していた。
その外に広がるのは、深遠。
そう、宇宙だ。
宇宙から迫る敵影、雲霞の如く。
いたる所で無数の『星屑』が醜悪な姿で蠢き。
倒したはずのバーテックスへの形成を始めていた。

『真実』を知りたがっていた東郷が、この『現実』を見て。
仮におかしくなってしまったのだとしても、不思議はない。

私だって怖くない、なんて言ったら嘘になる。

戦うことは、別に怖くはない。
例え相手が宇宙だろうと神様だろうと。戦うことだけが、私の存在価値だったのだから。
怖いのは―――失うこと。
満開を使わなければ、切り抜けられない。そして、満開を使えば―――

だから、みんなの写真を、目に焼き付けた。
ずっと、ずっと。覚えていられるように。

友奈は変身できない。
風と樹は来る気配がない。
東郷は……。
戦えるのは、私ただ一人。

でも、弱音は吐けない。だって私は、勇者でなくてはならないんだから。


「―――これが讃州中学二年! 勇者部部員!
 三好夏凜の! 実力だああああああ!!!!!」





すべてが、暗闇だった。

すべてが、無音だった。


それが、ただただ、恐ろしかった。


誰かが、私を抱えあげてくれたのが分かった。
手は、左側だけ、動かすことができた。
相手の顔らしき場所に手を当てる。
ほっぺたの柔らかさから、きっと友奈だと思った。
ぽたぽたと、暖かい水が私の顔に落ちてくる。
―――ダメだな、私。
泣かせないように頑張ったのに、結局また泣かせてしまった。

どのくらい、時間が経ったのか、分からない。



―――そして気が付いたら。
目の前に、扉があった。


え……扉?
あれ? 私……それを見ることができている……?
動かなくなったはずの私の右手には。
山躑躅を模した、銀の鍵。

動けるのなら、迷うことはない。
早く友奈を助けに行かないと。

真っ白な空間にぽつんと存在する扉。
私は躊躇することなく、その鍵穴に鍵を右手で差し込み。
がちゃり、と鍵を開けた。





ジュニア・ハイスクールでの今日のカリキュラムが終わって、明日は休日。
商業地帯まで足を伸ばし、薬局でサプリメントと、日本雑貨の店でにぼしパックを購入。
誰も待つ者のいないマンションへと帰っている。

ミスカトニック河を左手に見ながら、郷里を思う。
瀬戸内海を臨む景色とは、当然ながら、全く違う。

―――もっとも。その景色自体が幻影で。
瀬戸内海の先は、深淵の地獄だったわけだけれど。

大赦から渡されたスマートフォンを見る。
電波状態を示す棒は、辛うじて一本だけ経っていて。
それでも、勇者部のみんなに、連絡は届かないみたいだった。

戦いはどうなっただろうか。
友奈は、みんなは、無事だろうか。
いくら焦っても、すぐにどうこうできる状況ではなかった。
一時的に戻ったところで、あの白い空間に戻るだけかもしれない。

聖杯戦争。

願いがなんでも叶うという。
バーテックス達を全て退治して、なんて願いを祈ったとしたら、叶うのだろうか。
神様の集合体である神樹様が、ああやって一握りの人間達を守るだけで精一杯なのに。
その守ってくれる神樹様でさえ、私達に代償を求めたというのに。

頭を振った。
何度考えても、答えなんて出ない。
だから、サーヴァントとやらも、まだ私の前に来ないのだろうか。

「……そこのお嬢さん」

思考に耽っていたせいか。
相手が近くまで来ていたことに、気がつかなかった。

「あ、えと……こんにちは。はい、なんでしょう?」

話しかけた人見ると、フードを深く被った女性が一人。

「こういうもの、お持ちじゃないですか?」

その女性の手には、銀色の鍵。
ハッ、と気がついた時には遅かった。
人通りがあるはずのこの道には、誰一人通っていなかった。

「ふふふふふふふふふ、そう。持っているわよねえええええええ!!!」
「くっ……結界!?」

辺りは暗さを増し。
人の気配は完全に消えてしまっていた。

「結界魔術師の私が!! この結界に特化した刻印を使っても!! この街の結界から出られないなんて!!!
 だからあなたのカギを渡しなさい!!! それをたくさん集めて私はこの街から出るの!!冗談じゃないわ!!そう冗談じゃない!!!
 そう鍵よ鍵鍵鍵カギカギカギカギカギカギカギカギカギカギカギカギカギカギカギカギカギカギカギカギカギカギ!!!!」
「な、なに……」

相手の鬼気迫る表情に気押され、私は数歩後ずさる。

「ランサー!!何してるの早く出なさい!!」

女性が叫ぶと。
その傍らに、槍を携えた漆黒の騎士が現れ始めた。

「え……」

その瞬間に、悟った。
この騎士には、決して勝てない。
バーテックスなんかの比じゃない。そこにある存在の重みが違う。

死。

そう、戦ったら、死ぬ。
それだけ何故かはっきりと理解できた。
いつも守ってくれた、義輝はいない。



「へ、変身、しなくちゃ……」

でも変身したら。満開ゲージがまた溜まってしまったら。
あの暗闇が。無音が。また待っているのではないか。
だいたい変身したとしても。
あの死の存在に、かなうはずがない。

ゆっくりと、黒き騎士が近づいてきた。
その騎士は、私に一礼して。
槍を、軽く突き出してきた。


―――そして私は、《跳躍》していた。


日々の鍛錬が。
ずっとずっと毎日欠かさず続けてきた鍛錬が。
私を裏切らなかった。

「勇者部五箇条ーーーー!!」

そう。そして、私には。
風、樹、東郷、そして……友奈。
勇者部で培った《勇気ある心》が、ある。
震える手でスマートフォンを押し。

「なせばたいてい!! なんとかなる!!!」

赤い装身具を、身に纏った。

「はあああああああああああ!!!」

装備した二振りの日本刀で、渾身の力を込めて、黒き騎士に振るった。
黒い騎士は避けようとも槍で受け止めようともせず。
私の振るった刀は、相手に傷一つ付けることができなかった。

威力が、弱まっている……?

騎士は槍を軽く横に振るい。
その威力だけで、私は河原まで吹き飛ばされていた。

「くっ……!」

今まで衝突の衝撃を軽減してくれていた精霊・義輝はやはり出て来ず。
なんとか自分で受け身を取って、ごろごろと転がった。

「何を遊んでいるのランサー!! 早く殺して鍵を奪いなさい!!! 鍵を鍵を鍵を鍵を!!!」

黒い騎士は女性に一礼すると。
槍をこちらに向け、突進してきた。
金縛りにあったように、私は動けない。
さっき刀で触れた時。自分の心が相手に畏れて震えたのが分かったのだ。

「勇者部五箇条ーーーー!!」

その弱い自分の心と身体を叱咤する。

「なるべく!! あきらめないーー!!!」

何とか刀を二本交差し、受け止める姿勢に無理やり動かす。
突進してくる黒い影。
その時。

『―――君の勇気!! 確かに受け取った!!!』

私の目の前に。緑の光の奔流が、立ち昇った。




―――三好夏凛の前に現れた光。
その光は、黒き騎士の突進を弾き飛ばした。

光の中から現れたのは、鋼の身体に金の左腕。
獅子の如きたてがみを揺らした人型の男。

その名は、サイボーグ・ガイ。

「イーーーークイーーーーップ!!!」

彼はそう叫ぶと、光の結晶が頭に集まり、その光は兜と化した。

――イークイップ。
これは、彼の頭にホーンクラウンを装着する掛け声であるが、それだけではない。
サイボーグ・ガイの意識を戦闘へと切り替えるスイッチにもなっているのだ。

「ウィル・ナイフ!!」

再び突進する黒の騎士の槍を、手にしたナイフで受け止めた。
光と闇とが拮抗し、辺りに衝撃派が生まれた。

「ちょ、すご……これが、私のサーヴァントってやつなの!?」

サイボーグ・ガイが現れたことにより、自由を取り戻した夏凛が立ち上がって戦いを見守る。
光の戦士と黒の騎士は跳躍し、空中で数度打ち合っていた。
戦闘は拮抗し、戦士と騎士は互いに一度離れた位置へと立つ。

「何を手こずっているのランサー!!!!!!!! 早く!!!!早くソイツを殺して鍵を奪いなさい!!!!!
 早く早く早く早く!!!!!」

騎士は魔術師に頷き、槍に魔力を込め始めた。

「まずい! 宝具か!
 マスター! こちらにも使用許可の承認を!!」
「は……?」

二人の戦いに見とれていた夏凛が、意識を取り戻す。

「承認を!!」
「な、なんだかよく分かんないけどっ……。
 いいわ。承認するっ!!」
「いよっしゃああ!!
 ギャレオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!」

サイボーグ・ガイがひとたび咆哮し。
左腕に装着されている<ガオーブレス>から、<Gストーン>の翠の光が発せられ、閃光となって虚空を走る。
その虚空から、一体の巨大な獅子が姿を現した。

――『天を駆ける鋼鉄の獅子』、ギャレオン。
獅子王凱と共に地球を守った宇宙メカライオン。
サイボーグ・ガイは<ガオーブレス>からプロジェクションビームを放つこで、ギャレオンを召喚することができるのだ!

「な、なに。あのライオン……」
「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」
「なっ、なに?」

夏凛は虚空に現れたメカに見惚れ。
敵対する女魔術師は、その獅子を見て、大声を上げて畏れはじめた。

「はっ、はっはっ、破壊壊壊壊、破壊される、壊される壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊壊」
「ちょ、ちょっと一体なんなの!?」

黒騎士はその様子を見て魔力の集中を解き、魔術師の方へ駆けだそうとする。

「逃がすな!! ギャレオン!!!」

凱に応えるように鋼鉄の獅子は大きく咆哮し。
口から発せられた特殊振動<メルティングウェーブ>によって黒騎士の魔力の衣を剥ぎ取り、その場に釘づけにしている。

「今だっ!! マスター! 合体許可を!!」
「へっ? 合体……?」

一瞬ぽかんとした後。顔を赤くする夏凛。

「な、なななななな。こんな時に何言ってんのこの変態!!」
「変体…? いや、そうだな。合体ではなく合身と言うべきだな。
 ギャレオンとの合身許可を、マスター!!」
「へっ……」

再びぽかんとした後。顔を赤くしたまま応える。

「わ、わかってたわよ。ええ。承認よね承認。ほらさっさとやんなさい」
「サンキューマスター!!」

サイボーグ・ガイは夏凛にサムズアップをした後、高々と宙を跳びギャレオンの元へと向かう。
メルティングウェーブを解除したギャレオンもそれを迎えるように跳ぶ。


「フューーーーーーーーージョーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!」

機械仕掛けの獅子が大きく口をあけ、サイボーグ凱がその中へと入る。

「ガイッッッッ!!!ガァァァァァ!!!!」

獅子が変形を始め、人型へと姿を変えていく。
――サイボーグ・ガイは、ギャレオンとフュージョンすることにより、メカノイド・ガイガーへと変形するのだ。

鋼鉄の巨人を目にした女魔術師は更に何事かを叫び始め。
騎士は跳躍して魔術師の元へ向かうところを。

「ガイガー! クロウ!!」

鋼鉄の牙によって、両断された。

「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!!!!!!」

途端。
断末魔の叫びを上げたのは騎士ではなく。魔術師の方。
魔術師は気が触れたように何事かを叫びながら、全速力で走って行く。

「結界は……解かれたみたいね」

逃げる魔術師に油断なく構えていた夏凛が、息を吐く。
と。

「あ……れ……」

夏凛の膝から力が抜け、ふらふらと倒れそうになっていた。

「おっと」

合体を解除した凱が夏凛を受け止める。

「すまない、いつもの調子で戦ってしまった。
 ここでは魔力を使うんだったな……」




マンションの近くまでライダーに抱えて運んでもらい。
人気の無い場所に降ろしてもらって、そこからよろよろとなんとか自宅に辿り着き。
辛うじてベッドに倒れ伏して。意識が途絶えた。

―――そして翌日。

目を覚ますと。
昨日のようなスタミナを極度に喪失したような感覚はない。
しっかりと回復できたようだ。

「―――大丈夫か、マスター。すまなかった」
「ええ。平気よ。
 ……助けてもらっちゃったわね、ありがと」

空間から若い男――ライダーが出現して謝り始めた。
この人が自分のサーヴァントなのだと、理屈でなく感覚で理解できた。
繋がりを感じるのだ。

「聖杯戦争……ね。あれがサーヴァントってやつなのね。
 とても、私では敵わない」
敵に刀で触れた時の本能的な畏れを思い出し、拳を握りしめる。
だが少なくとも、ここにいるライダーには、そんな感情は抱かない。

「紹介が遅れたな。俺はライダーのサーヴァント、獅子王凱だ。よろしくな」
「私は三好夏凛よ、こちらこそよろしく」

爽快に笑っていうライダーに、こちらも挨拶を返す。
正直、兄以外の男性と親しく会話したことはないから、どう接していいのか分からないけれど。
挨拶は大事よね。

「夏凛だな。俺のことは凱と呼んでくれ」
「ってちょっと! 何勝手に名前で呼んでるのよ!」

何を言うのかこの男は。

「何って……ここはアメリカだぞ、夏凛。スクールじゃそう呼ばれてるんじゃないのか」
「そ、それはそうだけど……。
 アメリカ、って。
 歴史では当然習ったし、避難民の子孫で米系や欧州系の人もいるから英語は残ってはいるけど。
 四国以外はウィルスでやられていたって習っていたから外の状況も分からなかったし、あまり実感湧かないのよ」

アーカム市民、としての記憶は不思議にあるけれど。
元々滅んだ場所としての認識も同居しているため、どうにも収まりが悪い。

「四国以外がウィルスで……?」
「ええ。本当のところは地球は四国以外全滅していて、それもギリギリの状態、ってところだったんだけどね」
「……馬鹿な……守護者は呼ばれなかったのか……?」
凱は小さく何かを呟いた。

「どうかした?」
「いや。……夏凛はその解決を、聖杯に願うのか?」
「ってナチュラルに夏凛って呼ぶことを流すな!
 でもまあ。それなんだけどね。これでも神樹様……神様の力で私達が守ってるのよ。
 代償……を払って、なんとかね。
 聖杯っていうのも、きっと神様の力なんでしょ?
 『バーテックスの全滅』を願って、それが本当に叶うのかどうか。具体的なイメージもないし」
「……なるほど」


それからいくつかバーテックスについて凱に聞かれ、私は一つ一つ答えていった。
それを聞いてしばらく考え込んでいた凱。

「それなら、俺と仲間達を援軍で呼ぶことを願えばいい」
「はあ!?」
「宇宙での戦いなら、慣れているし、そういった未知の生命体と戦った経験もある。
 きっと力になれると思う」

自信に満ちた表情でこちらを見る凱。
これが……本当の勇者、なのかな。

「でも……。
 だいたい、アンタはともかく、呼ばれる仲間はいい迷惑じゃない」
「そんなことはないさ。仲間達も英霊になっているし。
 むしろ俺一人で行ったら、そのことの方を怒られる。
 仲間だからな。
 GGG憲章第五条一二項。GGG隊員は、いかなる危機的状況においても、常に人類の未来を考えねばならない。
 同一四項。GGG隊員は、困難な状況に陥った時、仲間同士協力し合って対処せよ。ってね」
「仲間……」

目を瞑って、みんなを思い出す。
仲間。
確かに、怒るだろう。

「そう。―――ええ、そうね。
 分かった。改めてよろしく………が、凱」
「よろしく、夏凛」

凱が差し出した手を、しっかりと握った。

―――これは邪が裏で蠢く中、人類の存亡を賭けて戦う、熱き勇者達の物語である。





君達に、最新情報を公開しよう。


【マスター】
三好夏凜@結城友奈は勇者である

【マスターとしての願い】
友奈を助けたい。バーテックスをなんとかする。
獅子王凱とその仲間を援軍に呼ぶ。

【weapon】
勇者システム付きスマートフォン
木刀*2(通常時)
日本刀*2、脇差(変身中)

【能力・技能】
『勇者システム』
対バーテックスのために、神託を授かった神官の末裔が組織した『大赦』によって開発された討伐システム。
発動することによって変身し、神樹の力を得ることができる。
勇者への変身はバーテックスの接近に関わらず、任意に発動することができる。
三好夏凜は赤色を基調とした勇者服姿へと変身する。

聖杯戦争の場においては神樹から距離、時間、概念が離れているため、
その能力は本来の物より減衰しており、防御を司る『精霊』は出現しない。

『満開/散華』
満開とは神の力を具現化する勇者の切り札。
三好夏凜の満開時は、刀を持った4本の巨大な鋼の腕を追加装備した姿となる。

神の力を使用する対価として、肉体の一部を神樹に捧げる。このことを散華と呼ぶ。
夏凜は四回の満開/散華によって、右腕の自由、右足の自由、両耳の聴覚、両目の視覚を失ったことがある。
捧げる部位の法則性は解明されていない。

聖杯戦争の場においては、満開を行うことで神樹との繋がりを一時的に強固にすることが出来る。
その為、通常の満開と同様の力及び魔力を神樹から引き出すことが可能。無論、散華の代償も通常のものと同等である。

大国主大神を始めとする神樹が、重要な局面で自身の尖兵である夏凛に、供物を返した上でアーカム入りを何故認めたのかは判明していない。

『勇者部五箇条』
  • 挨拶はきちんと
  • なるべく諦めない
  • よく寝て、よく食べる
  • 悩んだら相談!
  • なせば大抵なんとかなる

【人物背景】
「大赦」から「讃州中学校」に派遣されてきた勇者の少女。灰色の髪をツインテールにしている。
幼少時から長年戦闘訓練を積んできた正式な勇者であり、初戦では単独で「バーテックス」を撃破する戦闘力をみせた。

優秀な兄を持ち、そのコンプレックスから勇者の訓練にストイックなまでに打ち込むようになった。
成績優秀、文武両道ではあるが、自身や身の周りのことには無頓着で、人付き合いが下手。
だが勇者部のメンバーと接するうちに態度も徐々に軟化していき、やがて勇者部の一員として仲間と共にバーテックスと戦う意思を持つに至る。

【方針】
聖杯戦争に勝利して、凱を呼んで友奈達を助ける。




【クラス】
ライダー

【真名】
獅子王凱@勇者王ガオガイガー

【パラメーター】
筋力C+ 耐久D 敏捷B 魔力C 幸運B 宝具A+

【属性】
秩序・善

【クラススキル】
対魔力:D
 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

騎乗:B+
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
 ただし、後述のギャレオンについては騎乗可能。フュージョンが主だった為、あまり騎乗のイメージはないが、
 元スペースシャトルのパイロットであり、本編でバイクや新幹線等を乗りこなしてもいる。

【保有スキル】
フュージョン:A
機械との一体化能力。凱はギャレオンとフュージョンすることで、メカノイド・ガイガーとなる。
また、ガイガー時、3機のガオーマシンとファイナル・フュージョンすることもできる。

道具活用:B
手持ちや周辺の道具、構造物を利用する能力。
常識に捉われない自由な発想で活用できる。

ハイパーモード:C
全身が光輝き、サイボーグとしての全ての能力・出力を15%増加させる。
3分間限定。一度使用すると数時間使用することが出来ない。

勇気ある心:A++
獅子王凱を英霊たらしめるもの。
いかなる絶望的な状況においても、決して折れること無き勇者の証。
また、マスター及び自身が仲間と認めた者の『勇気』を魔力に変換して力を得ることができる。

【宝具】

『勇気を育む命の宝石(Gストーン)』
ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人

緑に輝く六角形の結晶体。命の宝石。
「無限情報サーキット」とも呼ばれ、それ自体が超高度な情報集積回路・情報処理システムである。
生きようとする意思、『勇気』の高まりに応じて、Gパワーと呼ばれる緑色の輝きのエネルギーを無尽蔵に放出する。


『天を駆ける鋼鉄の獅子(ギャレオン)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:- 最大捕捉:-

獅子王凱と共に地球を守った宇宙メカライオン。
凱が左腕の<ガオーブレス>からプロジェクションビームを放つこで、ギャレオンを召喚することができる。

前足の爪によるギャレオンクロー、牙で噛み砕くギャレオンファング、
特殊震動発生装置による咆哮・メルティングウェーブを使用可能。
Gインパルスドライブによる飛行も可能となっている。
また、凱がフュージョンすることで、小型ロボット・ガイガーに変形することができる。

 ・ガイガー
 凱がGストーンを共鳴させギャレオンとフュージョンすることにより完成するメカノイド。
 武装は腕部のガイガークローのみ。決定力不足は否めないが、敏捷性に優れ格闘戦を主体に戦う。


『勇気ある者たちの王(ガオガイガー)』
ランク:A 種別:対城宝具 レンジ:- 最大捕捉:-

ドでかい守護神。くろがねの巨神。すんごい鉄人。星々の宝。ぼくらの勇者王。
そして、破壊神とも呼ばれる。
その破壊の神がひとたび現出すれば、その姿を見た者は正気を失うであろう。
ただし、同格存在が相向かえば、その影響は相殺されるかもしれない。
―――そう、例えば。獅子の心臓を持つ機神などと向かい合うのであれば。

ガイガー状態の時、ドリルガオー、ライナーガオー、ステルスガオーIIの三機のガオーマシンを召喚し、
ファイナル・フュージョンを行うことで、重機動スーパーメカノイド『ガオガイガー』へと合体することができる。
正式名称は『スターガオガイガー』であるが、その名で呼ばれたことはなく、ガオガイガーという呼び名で問題はない。

右腕部を高速回転させて射出するブロウクンファントム、左腕部で空間を湾曲させて防御空間を形成するプロテクトウォール、
膝に装備されたドリルで攻撃を行うドリルニー、防御フィールドを反転させ目標を捕獲・拘束するプラズマホールドなどが使用可能。
尚、ステルスガオーIIに乗り込むことで、二人乗りが可能である。

召喚に際し、当然膨大な魔力を必要とするが、それ以上にマスターの『勇気』の証明が召喚の条件となる。
つまりマスター三好夏凛においては、魔力・勇気どちらも満たす『満開』の発動が召喚必須条件となる。

 ・聖なる左腕(ディバイディング・ドライバー)
 ガオガイガーの左腕に装着する超ハイテクツールを召喚する。
 要はドライバーで開けた穴を一時的に物凄く広げる超技術。
 これにより巨体であるガオガイガーの戦闘において、街や住人に被害を出さずに戦うことが出来る。
 召喚には令呪一画に相当する魔力が必要となる。

 ・滅ぶべき右腕(ゴルディオン・ハンマー)
 ゴルディーマーグを召喚し、マーグハンドとゴルディオンハンマーに変形させる。
 ガオガイガーの右腕にマーグハンドを装着し、ゴルディオンハンマーを持つ形となる。
 ハンマーを叩きつけられた対象は光子のレベルまで分解、完全に破壊される。
 召喚には令呪一画に相当する魔力が必要となる。

 ・天と地と(ヘル・アンド・ヘヴン)
 右腕に攻撃的エネルギー、左腕に防御的エネルギーを集中させ、両掌を組み合せることで爆発的な破壊力を生み出す。
 ガオガイガー単体において最大最強の特殊攻撃である。
 本作の凱は存命時の記憶を持つ英霊であるため、「ゲム・ギル・ガン・ゴー・グフォ」という呪文に、
 「ウィータ」という単語を追加で唱え、真のヘル・アンド・ヘヴンを行使可能である。
 なお、使用には令呪一画に相当する魔力が必要となる。

【weapon】
  • ガオーブレス
左腕に装着されているギャレオンを模したガントレット。
プロジェクションビームを放つことでギャレオンを召喚することができる。

  • ウィルナイフ
ガオーブレスに収納されているナイフ。凱の勇気によってその硬度や切れ味が増す。
発信器にもなっていて、遠く離れていても凱はその位置を把握できる。

【人物背景】
GGG機動部隊隊長。スペースシャトルで宇宙に出た際、パスダーと邂逅、瀕死の重傷を負う。
ギャレオンに救われた後、父親の手でサイボーグとして復活。
礼儀正しい熱血漢で、自身の危険を顧みず、正義と勇気を最後まで貫く勇者と呼ぶに相応しい人物。
だが「(周囲の人間の気持ちに答えるために)弱音は吐けない。自分は勇者でなくてはならない」と吐露しており、
その性格が多少意識的なものである節が示唆されている。

尚、サイボーグとなった後、生身の身体にGストーンを宿した超進化人類エヴォリュダーに進化を果たしたが、
本作においてはサイボーグ時代における現界となっている。

【サーヴァントとしての願い】
マスターの願いを叶える。



―――これが、勝利の鍵だ。

【基本戦術、方針、運用法】

戦闘においては、基本、凱単体のみでの戦いが主体となってくるだろう。
凱は平均並の能力を持つサーヴァントであり、牽制や瀬踏み戦においては十分他サーヴァントにも通用する。
ただし精神攻撃が主体となるであろう邪神聖杯での戦いにおいては、身体能力を上げるハイパーモードをもってしても決定打には成り得ない。
やはり、ギャレオンの召喚が肝となってくるだろう。

注意したいのは召喚した後、原作同様に勢いで「フューーージョーーーン!!」と叫ばせないようにしたい。
ガイガーになってしまうとロボットとしてパワーや頑丈さは大きく強化されはするが、
サーヴァント戦ではその巨大さは返って弱点にもなりえてしまうし、ガイガー自体も決定力不足である。
(実際ギャレオン時に使えるメルティングウェーブ(特殊震動発生機構)はサイボーグ・ガイにも影響してしまうため、合体後は使用できないのである)
彼のクラスであるライダーらしく、ギャレオンとは分離したまま騎乗して戦うことを心掛けよう。
ギャレオンは機械ではあるが神秘性は高いので、彼を現出させることで、敵マスターへの精神圧迫はそれなりに効果がある。

勇気で全て解決するイメージのある凱だが、戦ってきた敵のタイプは多種多様に渡っており、
力、精神攻撃、本部強襲などあらゆる局面において打破してきた、その比類なき戦闘経験こそが彼の強みである。

マスターである夏凜は幼少時から戦闘訓練漬けだったため、変身前でも常人の範囲内では十分実力者ではある。
また、変身することで戦闘能力も上がり多少神秘の力も手に入るが、本来の神秘力は出せない状況にあるため、サーヴァントには届き得ない。
跳躍力、敏捷性はあまり落ちていないので、変な欲は出さず対マスター戦に専念すべきだろう。

なお、ガオガイガーの出現必須条件が満開であり、散華による影響により、
実質ガオガイガーを出した後は聖杯戦争脱落もほぼ必須となる。よく考えて使おう。

如何に夏凜に勇気を出させ、魔力を充填するかが勝利の鍵だろう。


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