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《星詠み》ラニ=Ⅷ&セイバー ◆yy7mpGr1KA




眼鏡と褐色の肌が特徴の少女がガラス器具の散乱した部屋に座していた。
高級そうな機材もある、近代的などこかのラボラトリー。
そして机にしまってあった銀色の鍵を握って扉へと向かう。
その鍵は頭が八角形で、その中央に宝石のようなものが嵌っている。キー溝はなく先端にいくつか鍵山がある、古めかしいもの。
ハートマークを中心線で左右に割ったような、奇妙な形のキーホルダーがついている。
そして明らかに合わないだろうに、扉の鍵穴へそれを宛がうと……するりと嵌まり、右へ捻る。
かちゃり、と音を立て何かの……その扉であって、その扉でない鍵が開く。
そしてその扉をくぐると、少女は大きな図書館にいた。
背後の扉を開いても、先ほどまでいたラボは見えない。

「どうやら無事に辿りつけたようですね」

ここはアーカム、ミスカトニック大学の図書館。
少女の名はラニ=Ⅷ。
師の命により架空都市アーカムを観測するため、そして外世界に人類存続の可能性があるのか見極めるため、この地に赴いた錬金術師だ。
アトラスの錬金術師は滅びの未来を回避するためならば、月にでも平行世界にでもその可能性を求める。
そしてそれが滅びの要因となるなら打ち倒す。

アトラス院に月面とは異なる『聖杯戦争』の情報が舞い込んだのは数ヶ月前。
平行世界への扉を開く『銀の鍵』でもって幻想の都市における闘争に勝利したものに『聖杯』がもたらされる。
西欧財閥の管理によって停滞し、緩やかに滅びへの道を歩む文明とは別の可能性、平行世界。
そして滅びの未来を打破しえる聖杯。
その可能性/危険性を調査し、場合によっては破壊する。

本来ラニは月の聖杯戦争に参加するはずだった。
だが聖杯の可能性を観測した以上、それを放置はできない。
アトラスを警戒する西欧財閥との政治的駆け引きや、因縁ある聖堂教会とのやり取りの結果予定を変えこちらに向かうこととなった。
現在西欧財閥に信頼の置ける腕利きのメイガスは存在せず、虎の子のウィザードは月に向かうという。
ムーンセルへのアクセスの方が多くの人物に可能で誰かに先を越されかねない可能性があり、またこちらの聖杯の情報が未だ定かでないためだろう。
無論だからと言ってこちらに駒を送り込んでいないとは限らないが、月の聖杯戦争にアトラスの錬金術師が参戦するのを避けたかったか、『銀の鍵』は西欧財閥のお膝元から入手できた。
アトラスとも独自のコネクションを持つとはいえ、聖堂教会は西欧財閥と一応協力体制にある。
にもかかわらず教会の総本山、ローマにおいてかつて超能力者の集団が所有していたという『鍵』を教会を通じて入手できたのはそうした思惑もあるのだろう。
そしてその鍵と使命を託されてこの地へと降り立ったのだ。

「そろそろ、でしょうか」

鍵はあくまで戦争に参加する術でしかない。
ついで重要なのは戦場における矛、サーヴァントの降臨。
一応召喚の術式は頭に入っているし、触媒にもいくつかあたりはつけているが基本的には聖杯に宛がわれるはず。
……しばし経ってもそれらしき気配は感じられず、陣を組もうと『鍵』を改めて手にするが

「ボンジュール、美しいお嬢さん。サーヴァント、セイバー召喚に応じ参上した。君が俺を呼び寄せたマスターかな?」

外に魔力が流れる感覚と、ナニカの扉を開けるような感覚。
そしてそこから何か――サーヴァント――を引き出す感覚。
現れたのは逆立った銀色の髪をした大柄な青年。ステータスはセイバーにしてはあまり高くない。

「おっ、懐かしいもの持ってるな。その鍵、俺が持ってるのはもっとピカピカだが……
 そんなくすんだ銀色になっちまって。マイホームが古ぼけてんのはクルもんがあるなァ~。
 って、そのキーホルダーみてえなの!どこで手に入れたんだ!?」

振る舞いはとてもフランク。
問いを投げておきながら次々と話題を転じていくのはよく言えば明朗で、悪く言えば軽い。
まだ話したりなそうなサーヴァントを制し、話し始める。

「まずはごきげんよう、と。私はラニ、あなたのマスター、そしてあなたと同様、聖杯を手に入れる使命を負った者。
 これはこの地での聖杯戦争に挑むための『銀の鍵』といわれる聖遺物。
 この…キーホルダーは私が師からお守り、かつ召喚のための触媒として譲り受けた物です」

次々と言葉を投げる男に対し、論理的に答えていく。
それを受け男も落ち着きある振る舞いを馴染ませ始める。

「召喚の触媒、だと?それの来歴が分かるなら教えてもらえないだろうか」
「師からの伝聞になりますし、師もまた貰い物と言っていましたが。
 ルクソールに住む師匠の遠縁の方をかつて救った、銀色の髪をした小さな騎士が唯一残した痕跡だそうです。
 さほど歴史あるものというわけでもないので、ちょっとしたお守りとして師匠も頂いたそうで、それを私も託されました。
 これといった神秘を宿しているというわけでもないのですが……」

詳しいところは師匠も自身も知らない。そもそも元々の持ち主だった女性にも語れるほどの情報はなかったらしい。
それでも惹かれるものがあったから持ちこんだ、という旨を告げる。

「神秘なんざない、か。そりゃそうだろうよ。そんなモン使ったとこで呼び出せるのはフランスのハンサムなシュバリエだけさ。
 なんでまたそいつを持ってきた?選ぶにしてももう少しいいものはあるだろう?」

銀色の髪を光らせながら、特徴的な――ハートマークを中心線で左右に割ったような、奇妙な形の――耳飾りを揺らし問いかける。
シャルルマーニュの騎士…?などと見当違いの正体を一瞬浮かべつつ、問いに答えるラニ。

「……不思議な星回りをしていたのです。白金のように強壮な星、茨のように変幻自在な星、黄金の風のように堂々たる星、それらは皆英雄の星。
 通常英雄譚には主人公は一人、そして魔王も一人。けれどこれの周りには三人の英雄、うち一人からは魔王の才気。そして魔王たる星に悪魔たる星も巡っていました。
 星が、とても奇妙な物語を語るのです。とても奇妙で、私の胸の中のなにかが震える物語を」
「…………ああ、君は占星術を嗜むのか。コーヒー色の肌にインド風の服装、星を占うマスターか。鍵と飾りはあるからあとはチェリーでもあれば完璧だな……
 おっと失礼。俺だけの世界に入り込んじまったな」
「いえ、構いません」

キーホルダーについて語った時は僅かながら表情に人間らしさが差していたが、すぐに失せてしまった。
無表情、というより無感動になった少女の様には様々な人物のポーカーフェイスを見慣れている彼でもとっつき難いものだった。

「……重ね重ね失礼。この魔力量、もしかしてと思っていたが君は人間じゃあないのか?」
「ええ。私はアトラスの技術の粋を結集して練成されたホムンクルスです」

それが何か?とでも言いたげ…ならまだよかった。
ただ事実を述べるだけの、簡素な回答。

「オズの魔法使いを知ってるかい?君の願いはもしやブリキの木こりと同じではないかな?」
「確かに私はこの空虚な器を満たせと、師にも言われました。私もそれは望むものですが……空洞を満たしてくれる人に出会え、と。
 ですからそれは聖杯に託す願いではありません。人形に過ぎないこの身に願いなど…むしろ、その」

僅かに言いよどむ。
それは羞恥や戸惑いによるものとは違うと、読み取れる。
彼女にそうした機微は未だ見られないようだから。

「ちなみに俺に願いはない。まあ妹や仲間との二度目の生を望まないと言えば嘘になるが……
 不老不死だの絶頂だの望んだやつが悍ましいことになるのはよ~く分かってんのよ。
 Hell 2 you!なんざ二度とゴメンだ。君が聖杯をどうしようと構わない……世界を滅ぼそうとでもしてない限りな」
「……そうですか」

僅かに力を入れていた令呪を宿す手から力みを抜く。
聖杯の破壊を視野に入れて動く以上、サーヴァントの反対にあう可能性はあった。
心のないバーサーカーのクラスを引けなかった以上、最悪令呪による狂化の付与も視野に入れたが……
世界滅亡の回避、その理念が共有できるなら、このサーヴァントとならば。

「師の言う者を探すのは聖杯とはまた別。
 私は聖杯を手にし、それが世界に破滅をもたらすような代物であれば破壊するよう命じられています」
「ほ、なるほど。それでちょい黙っちまったか。そうだな、手に負えないものだったら破壊するってのはアリだろう。俺も矢を一本最悪ブチ砕こうとしてたしな。
 ただ取得は最低条件か?悪党切るのに迷いはないし、鍵での入場だ、全員相応の覚悟の上だとは思うがよ、人を探すんだろ?小指と小指が赤い糸で繋がったような人をよ」

闘争の果てによるもの以外にも選択肢はあるのではないか、という提案。
死徒による洗脳は悍ましいもので、しかしかけがえのない友と出会うきっかけだった。
戦いのなかでも育まれる絆はある。
ここは願いを奪い合う戦場だが、引かれ合う何かがあれば、運命を読めるならばきっと友と出会える。

「星詠みは得意なんだろう?『星』ってのは、いい。一緒にいるとなんだか誇らしい気持ちになるんだ。
 魔術師もここには腐るほどいるはずだ。『魔術師』ってのは切れ者で頼りになるし、意外と楽しい奴だった。
 まずは探そうぜ、きみの言う器を満たしてくれる者を。
 人生ってのは一つの物語だ。中でも英雄譚ってのはとびっきりの逸品だ。
 シェヘラザードが千と一夜物語を語って聞かせた王に寛大な心が芽生えたように、人と触れ合うことで君にも変化があるだろう」

先々戦うかもしれない人と友誼を結べという。
それは殺戮以外の道を歩んでほしいという気遣いか、スペアプランを確保しておく周到さか。
……きっと前者に近いもので、彼の信条に準ずるものだろう。
このキーホルダーに所縁ある、奇妙な小さな騎士のような。

「…あなたの言葉は無駄のない論理的なものではありません。聖杯を手にする、その方針を改めるつもりはありません。
 ありませんが…不思議と惹かれるものはあります」
「それもまた心の妙さ。おれたちスタンド使いに心の在り方ってのは重要だからな。
 さっきも言ったが敵を倒すのに否はない。俺は君のサーヴァントだからな」

背を向けて、ほんの数歩歩む。
見えるのは歴史に刻まれた英雄の背中。
そして妹を導こうとする兄の背中。
そして障害を切り払わんとする騎士の背中。
振り向きざまセイバーたる証、銀色の刃を披露し、高らかに名乗る。

「我が剣の銘はシルバーチャリオッツ。タロットにおいては侵略と勝利を暗示する。
 そして我が名はジャン・ピエール・ポルナレフ。
 我が主ラニの秘めたる心のために、騎士たる道を歩むことを誓おう!
 ……よろしく頼むぜ、マスター」


【クラス】

セイバー

【真名】

ジャン・ピエール・ポルナレフ@ジョジョの奇妙な冒険

【パラメーター】

筋力E 耐久C+ 敏捷D 魔力D 幸運E 宝具EX

【属性】

秩序・中庸

【クラススキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

騎乗:D
騎乗の能力。大抵の乗り物を人並みに乗りこなせる。応用して路駐されたバイクに蹴りを入れて起動するなども可能。
また本来なら人間などを運ぶことは不得意な自身のスタンドも「引っ張らせる」ことではなく「乗りこなす」ことで乗機のように移動が可能となる。

【保有スキル】
騎士道精神:A-
仲間や弱者、女性を守ろうとする高潔な精神。黄金の精神や勇猛に近似するスキル。
他者の身や誇り、尊厳を守る戦闘に有利な補正がかかり、威圧・混乱・幻惑などの精神干渉を無効化する。
また剣によるダメージが向上する効果もある。
なお吸血鬼と妖刀に操られた逸話から洗脳に対する抵抗力は、恐怖や威圧に対するそれよりも劣る。

心眼(真):B
十年に及ぶ鍛練と実戦経験によって培った洞察力。窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”
逆転の可能性が数%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。

戦闘続行:C
不屈の闘志と頑健な肉体。
瀕死の傷であっても戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り勝利を諦めることはない。

常在日常:A
復讐の旅であっても戦場であっても平常心を失わない。
ある種の落ち着きであり、日常が戦場へと変化しても慌てることのない振る舞いは自身と仲間の精神をリラックスさせて正気度へのダメージを大きく減らす。
逆を言えば戦場においても自分のペースを重視してしまうということでもあり、自己の目的のために仲間の足並みを乱したり、敵にペースを掴まれやすいという欠点にも通じる。
生前も『女帝』『正義』『審判』『皇帝』『ディアボロ』など多くの敵の接近を許したり後手に回ってしまうことは多々あり、妹の復讐や宿敵の討伐のために単独行動をとることがあった。


【宝具】
『侵略と勝利の凱歌を歌うは刃金の如き銀の戦車(シルバーチャリオッツ)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0~4 最大捕捉:2人
中世騎士のような甲冑を身にまとい、切れ味鋭いレイピアを武器として携えた人型の「生命エネルギーが作り出すパワーある像」、スタンド。
ステータスは筋力C- 耐久B 敏捷B+ に相当し、Cランクの対魔力を保持する。敏捷の+補正は刺突の連打時に発生する。
スタンドの甲冑を脱ぎ捨てることで耐久と対魔力を1ランク低下させる代わりに筋力と敏捷を1ランクアップさせることができる。
この際に発火や毒の付着などのバッドステータスを甲冑と一緒に吹き飛ばし回復することが可能。
レイピアの刀身も甲冑と同様に飛ばすことができる。
ただし一度飛ばした場合すぐには再生できず、いったんスタンドを解除するか数呼吸インターバルを必要とする。
なおこの宝具はポルナレフと一心同体であるためダメージはフィードバックされ、この宝具が消失した場合ポルナレフも消失する。

『悲しき友情のしらべは彼の望まぬ葬送曲(イギー・ポップ)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:0~20 最大捕捉:5人
彼を助けようとした仲間や人の犠牲、ひいては彼の人徳と悪運、そしてそれによる義憤が宝具となったもの。
モハメド・アブドゥルは彼を敵の攻撃から庇い一度は重傷で済んだが、二度目は命を落とした。またイギーも彼のために命を落としている。
花京院典明は彼に代わって目を切り裂かれ、ジョセフ・ジョースターと空条承太郎は彼の救出のために自らの魂を賭け、空条承太郎に至ってはポルナレフを救うために自ら窮地に身を投げ、一時は心停止にまでなっている。
他にも仲間ではないが、傷薬を届けに来たホテルのボーイ、それに耳飾りを残したエジプトの女性などが彼のために危機に巻き込まれている。
そして彼が致命的な敗北をしたのはギャングの手により社会的に「孤立」させられたことが最大の原因であった。

ポルナレフに対する攻撃は彼自身よりも周囲に向かいやすくなる。
優先順位はNPCや無関係の人物≧味方>ポルナレフのマスター>ポルナレフ である。
攻撃を逸らすようなものではなく、敵はポルナレフよりも先に周りを片付けようし、味方はポルナレフを守ろうとし、とターゲットとしての優先順位が落ちる程度。
そして彼の周囲に被害が出た場合
①自身およびスタンド「シルバーチャリオッツ」のステータスの上昇
②クラススキルと常在日常を除く保持スキルの一時的なランクアップ
③スタンド「シルバーチャリオッツ」のレンジ(射程距離)拡大
④Bランクの単独行動スキルを獲得する
のいずれか、または全てが起こる。
上昇するステータスやスキルも全てかもしれないし、一部かもしれない。上昇値は1ランクかもしれないし、3ランクくらい上がるかもしれない。
その被害に対する激情が大きいほどに効果は大きくなり、後ろの方の効果が発動する確率が上昇する。

この宝具の存在はポルナレフも認識しておらず、マスターも通常は気付くことはない。
しかしその激情を露わにする様は、敵味方共に恐怖か敬意か、何らかの感情を想起させるだろう。


『その身を委ねるは安息の眠りをもたらす子守唄(ココ・ジャンボ)』
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:10人
スタンド使いの亀であり、背中に鍵をはめ込むことで能力を発動する。
一時この亀の体に魂を宿したことと、死後にこの中で過ごしたことからポルナレフの宝具となった。

自身の中に居住用の異空間を作り出す能力で、ホテルの一室程度の広さの部屋が用意できる。
入るときは『鍵』の宝飾部分、出るときは天井に触ると一瞬で吸い込まれて移動できる。
また、鍵を外すと能力が解除され、生き物だけが強制的に排出されてしまう。
驚くべきことに電気・電波が届いており、ネット環境まで整っている。
一方で水道は通っていないらしく、トイレも無い。
安住をもたらす宝具であり、また神秘の少ない存在で、見た目がただの亀であることも相まって正気度への影響はほぼない。

またポルナレフが消滅する際に一度だけ魂をこの宝具の中に留めることができる。
そうなった場合、体は享年時の右目と両足を失った状態となり、耐久がEランク、敏捷がE-ランクに変化する。
さらにシルバーチャリオッツは後述の宝具へと進化する。

『御霊を新たな領域に導くは生まれ変わりの鎮魂歌(シルバー・チャリオッツ・レクイエム)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:0~99 最大捕捉:上限なし
『銀の戦車が歌うは侵略と勝利の凱歌(シルバー・チャリオッツ)』が進化したスタンド。
生前(?)は矢を用いたものだったが、発動が致命傷を負った後のものだったため宝具としては『死後に発動する』という逸話の下再現された。
レンジ内に存在する全ての者(NPC含む)を20ターン眠りにつかせ、近くにいるものと魂を入れ替える。動物と入れ替わる可能性もある。
通常肉体を持たないサーヴァントには眠りの効果のみを発揮するが、もし受肉したサーヴァントが存在すればそれも魂を入れ替える対象となる。
入れ替わった者の魂は人間以上の存在へと進化していき、パラメータの向上が起こる。
そしていずれは幻想種にまで至る……はずだったのだが邪神の魔力により汚染・変貌。
幻想種ではない名伏し難き何か……深きものやショゴス、ひょっとすると邪神そのものなどへと変化していくだろう。

レクイエムに対して攻撃を加えることは自らの精神を攻撃するのと同じことであり、その攻撃は全て自分に向かうこととなる。
そのためこの宝具の解除には生物の背後に宿る魂の光源を破壊する必要があり、令呪を以てしても停止および破壊は不可能。
そしてその解除方法も、変質しているという事実もポルナレフは知らない。
それは解除方法を知った3人の男のうち二人が死に、残った一人から聞いていなかったのか。
レクイエムというスタンドのさらなる進化を彼が使いこなせなかったからなのか。あるいは邪神による召喚の影響で記憶から抜け落ちたかは不明。
仮に解除したところで自分と他者の魂が入れ替わっている、肉体が悍ましき何かに変異していく恐怖やそれを実際に目の当たりにする、などの現象が正気度に与える影響は計り知れないものがあるだろう。
またこの宝具が解除された時ポルナレフは消失するが、ポルナレフが消失してもこの宝具は解除されない。

魂を上位存在へと進化させる第三魔法の片鱗という本質は変化していないため、邪神の魔力により変質してなお規格外のランクを誇る。

【weapon】
宝具に依存。

【人物背景】
フランス出身の、生まれついてのスタンド使い。剣の達人のスタンド「シルバーチャリオッツ(銀の戦車)」を有する。
少年時代に妹を惨殺され、その仇を探すうち吸血鬼DIOに出会い洗脳される。
それにより初めはジョースターたちの敵であったが、洗脳されてなお垣間見せた騎士道精神は一行に認められ、洗脳を解かれて仲間入りする。
その後仲間と協力して妹の仇をとり、それ以降も同道してDIOとその一味撃退に尽力、ジョースター家の者以外で唯一最後まで生き延びた。
その後「弓と矢」の存在が明らかになると空条承太郎と共にその後を追う。
それに関連し、生まれ故郷における少年の麻薬事件が増加している原因にイタリアのギャング組織「パッショーネ」が関与していることを突き止めて単独で調査を行っていたが、その組織力の前に孤立無援へ追い込まれて承太郎たちへの協力も頼めなくなったうえ、組織のボス・ディアボロとの戦いで右目と両足を失う。
九死に一生を得て、矢に秘められた力、ディアボロの容姿や能力の秘密を伝えて満足に戦えない自分に代わってディアボロを倒せるものを探し続ける。
そしてパソコンを通じてジョルノ・ジョバーナたちとローマのコロッセオで落ち合うことに。
しかしそこでディアボロと再戦、キング・クリムゾンの能力の対処法を編み出すも惜敗、シルバーチャリオッツをレクイエム化させることで、矢を奪われることだけは辛うじて防いだ。
その後、ジョルノたちの元にいるカメと魂を入れ替えることでようやく合流を果たすと、ジョルノたちへ助言を与えながら的確にサポートしてみせた。
ジョルノによってディアボロが倒された後は、「肉体は死亡したが精神(魂)は生きている」という幽霊となり、カメのスタンド内に居着くこととなる。
その後はジョルノを助け、組織のNo2となる。承太郎たちとも改めて連絡を取り合えたようだ。

年を経て獲得した慎重・博識な面もうかがえるが、基本的な性格は若年の単純・直情的・女好きで、自信に溢れた明るい人間性をしている。
トラブル被害担当のコメディリリーフ的な役回りを担っており、特にトイレ関係の災難によく遭っている。
しかし、仲間の危機に直面すると、打って変わって誇り高き騎士の一面を覗かせる。
10年ほど能力を鍛えていたためにスタンド使いとしての実力は高いが、自信過剰で単独行動を取りたがる場面が目立ち、敵を侮りがちな面もある。
それでも実力は確かであり、敵味方問わず高い評価をされている。
空条承太郎曰く「手加減して戦える相手ではない。
ホル・ホース曰く「接近するのも容易くはないスゴ腕」
DIO曰く「殺すには惜しい優れたスタンド使い」
ディアボロ曰く「戦闘経験豊富なヤツ。迎撃のタイミングも天才的」


【サーヴァントの願い】

特にないがどうやら鍵とピアスが触媒になって呼ばれたようだ。
己が騎士道に従い、マスターたるラニを守る。


【マスター】

ラニ=Ⅷ@Fate/Extra

【参加方法】
師匠から銀の鍵を入手。なおココ・ジャンボの鍵であるので亀を借りればこの鍵でスタンド能力を発動させることができる(ちゃんとポルナレフも自前の鍵を持っている)。
ちなみにポルナレフが生前身に付け、とある女性の下に落としてきたピアスをキーホルダーとしてつけている。

【マスターとしての願い】
願いはない。強いて言うなら聖杯の制御、もしくは破壊。

【weapon】
扱うコードキャストは、耐久を上昇させるgain_con(128)と魔力を上昇させるgain_mgi(128)

【能力・技能】
錬金術によって練成されたホムンクルス。
様々な調整が施されており、その最たるものがオパールの心臓(炉心)である。賢者の石と考察できる第六世代型量子コンピューター。
第五真説要素(エーテライト)によって作られた最後の平行変革機(パラダイマイザー)であり、魔術回路の臨界収束による炉心融解を起こすことで衛星の一つくらいなら吹き飛ばすことも可能。
非常に優秀な霊子ハッカーであり、錬金術(高速思考、並列思考を含む)の心得もあるほか、占星術も扱う。
霊子ハッカーは魔術回路を用いるため、保持する魔力量は膨大である。
生命としての生存能力はホムンクルスの例に漏れず低い。
その代わり演算・情報処理能力はムーンセルの管理AIに匹敵し、仮に彼女に心が無ければ、月の聖杯戦争において最強のマスターになれたとも語られている。

条件が整えば概念武装「ヴォ―パルの剣」や礼装「オシリスの砂塵」などの作成も可能。

【人物背景】
蔵書の穴倉・アトラス院に所属する、錬金術師。師であるシアリム・エルトナム・レイアトラシアの指示によって聖杯戦争に参加。
眼鏡と褐色の肌が特徴の少女。無表情で感情表現に乏しく、自らを「人形」「道具」と称する。また、占星術を嗜むことから、それに基づいた難しい言い回しで話すことも特徴。
その無表情さと言い回しの双方によって、非常にとっつき難い人間になってしまっている。
他人や自身の感情というものを理解していない。師によって、その欠けた心を与えてくれる誰かを探すことも求められている。
人間性の欠落によって、使命のために自身が死ぬことをいとわない。また、羞恥心が欠落しているためか、下着全般を着けていない。
本編においては主人公との接触によって人間味を獲得していくが、このラニは月の聖杯戦争に参加する前の時間軸からの参戦であるため未だ心を探す旅の途上である。
ちなみにリアルの姿は月の聖杯戦争におけるアバターと殆ど同一。

【方針】
師の命令に従い聖杯を手にする。
それが叶わない場合、または手に入れても手に負えない場合は破壊する。
……それと、器を満たす中身を注いでくれる誰かを、心を、探す。
ただしサーヴァント共々敵には一切の容赦はない。