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神棚」(2006/01/22 (日) 18:38:32) の最新版変更点

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<h1 class="title">神棚</h1> 神様まつり<br>  古来より日本の家庭では、ご先祖様を祖霊舎(仏教徒なら仏壇)におまつりして身近にお守りいただき、また、全国の総鎮守である伊勢の天照皇大神宮、地域の守り神である氏神様、その家に係わる神様方を神棚におまつりしてきました。家族の安泰や幸せを願い、大自然の生み出す四季や家族の絆を感じ、日頃の生活に感謝し、折々に神様まつりがおこなわれてきたのです。神棚をお参りすることで、毎日の生活への感謝の気持ちや願いごとを、御神札(おふだ)を通して神様にお伝えし、日々そのご加護をいただいているわけです<br> <br> 神棚には何をおまつりするのか<br>  神棚には、神社から頂いた御神札(おふだ)をおまつりします。御神札は、伊勢の天照皇大神宮の御神札が祭祀の中心となります。神棚の中央に伊勢の天照皇大神宮の御神札、向かって右に氏神様の御神札、左にその他の信仰している崇敬神社の御神札をおまつりします。<br> 重ねる場合は、一番手前に天照皇大神宮の御神札、その後に氏神様の御神札、その他の信仰している崇敬神社の御神札という順番にします。<br> 台所に、荒神様の御神札をおまつりすることも行われています。御神札(おふだ)は、年末に毎年新しく氏神様の神社でお受けして、一年間おまつりした古い御神札は、神棚をお掃除した後、いただいた神社に納めます。<br> <br> 神様の種類<br> 天照大御神(あまてらすおおみかみ)<br>  天照大御神(あまてらすおおみかみ)は、孫に当たる邇邇藝能命(ににぎのみこと)に言いました。「豊葦原(とよあしはら)の瑞穂(みずほ)の国は、私の子孫が治める国です。私の孫であるあなたが行きなさい。そして、天の神の子孫を中心とする国は、天地の道理にかない、いつまでも栄えることでしょう。」という神話があります。<br> <blockquote>  天照大御神は、日本の国を初めて治める事を命じられた神様で、現在においては三重県伊勢にまつられ、全国の総鎮守と仰がれる神様です。</blockquote> 伊勢の神宮は、皇大神宮(こうたいじんぐう)(内宮(ないくう))と豊受大神宮(とようけだいじんぐう)(外宮(げくう))を中心とする日本で最も貴いお宮です。<br>  天照大御神をおまつりする「内宮」は、皇室の御先祖神として尊ばれ、豊受大御神をおまつりする「外宮」は、五穀豊穣、衣食住の守り神として崇(あが)められています。天照皇大神宮の御神札は、大麻(たいま)とも呼ばれています。<br> <br> [氏神様(うじがみさま)]<br>  その人の住む土地の鎮守の神様で、その地域の土地、建物、家々、各々に至るまで、毎日の生活をお守りいただく神様です。その地域で生まれた方や、居住されている方、その土地に会社や商店を構える方々を氏子と称しています。<br> [崇敬(すうけい)神社]<br>  お伊勢様、氏神様の他に個人や会社に特に御縁のある神様です。<br> 神棚とは<br>  日本の神様をおまつりするための、小型のお宮を神棚と呼びます。神棚とはお宮と棚の両方を含んだ名称で、棚そのものを神棚ということはほとんどなく、棚をさす言葉としては「棚板」という名称が使われます。<br>  家庭での神棚祭祀が始まったのは江戸時代の初期であり、伊勢神宮への信仰を勧めた御師(おし)達が神宮の御神札を配る中で、その御神札の安置場所としての家庭用神棚の祭祀が始まったと考えられます。神棚は、粗末にならない清浄な場所で、東向きか南向きにおまつりするのが良いとされています。神棚を新しくおまつりする時期は、一般的には年末におまつりする人が多いようですが、家を新築した時や商店の開店、事務所開きの時に、新しい神棚を整えて、一家の繁栄、家内安全、商売繁盛、諸願成就を願います。<br> <blockquote>神棚を祀る場所</blockquote> <ul> <li class="deco"> その場所が最も清浄である事が一番大切で、明るく静かな部屋の高い所が良いとされます。本棚や家具の上に置いてもかまいません。</li> <li class="deco"> 神棚の上が、便所や廊下になる所はさけますが、マンションの場合は、一戸が独立した家屋と見ます。上の階が気になるときは、神棚の上の天井に「雲」「天」「空」などと墨書きして貼ります。</li> <li class="deco"> 方角は神棚から見て南向きか、東向き、或いは東南向きが良いとされてます。</li> </ul> <br> お供えするもの<br> <ul> <li class="deco"> 毎日お供えするもの・・・お米・お塩・お水</li> <li class="deco"> 毎月1日・15日、又はお祭りのときは、お酒や海の幸・山の幸などの初物をお供えします。</li> <li class="deco">榊は枯れないうちに取り替えます。</li> </ul> <br> 神札(おふだ)の納め方<br>  神棚は正面中央が最上位、次いで向かって右、次に左となっています。中央に伊勢神宮大麻、右に氏神さま、左にその他信仰する神社の神札を納めます。重ねて納める場合は、伊勢神宮大麻から順に奥に納めます。神札は毎年正月に新しくお受けします。元の神札は氏神さまに納めます。先祖の祖霊は神棚より少し下げて、別に祀ります。<br> <br> おまいりの作法<br>  まず手や口を清めます。衣服・姿勢を正し、神前に進みます。<br>  軽くお辞儀し、次に二拝(深くお辞儀)します。続いて神拝詞を奏上(思うことを心で祈念しても良い)します。<br>  二拝、二拍手、一拝した後、軽くお辞儀して神前を退きます。・神拝詞を奏上しない時は、二拝、二拍手、一拝をします。<br> (にはい、にはくしゅ、いっぱい と覚えると良いでしょう。)<br> <br> お正月を迎えるための準備<br>  神棚をお祀りする際に一番大切なことは、常に清浄でなければならないことですが、同時に生命力にも溢れていなければなりません。その為、毎年正月に神札や注連縄(しめなわ)を新しくする必要があります。清浄を第一とすると共に、正月に若返られた神霊のご加護を願う伝統といえます。<br> <br> <br> <a href= "http://www.geocities.jp/sizen_junnosuke/index.html">http://www.geocities.jp/sizen_junnosuke/index.html</a><br> 神霊との結び<br> <br> 第一章 神霊界の実相<br> <br> 実相とは仏教用語で、真実の本性、不変の理法、真如、法性(ほっしょう)<br> <br> 「神霊界」と申しますと、私たちの住む世界とはその形相が全く異であり、私たちからはとても手の届かない、どこか遠いところにある、悠久の世界などと思い描く方は、大変多いのではないでしょうか。<br>  神霊界に関しましては、世界中のあらゆる宗教でも明らかにされ、また、霊能者や神職の間におきましても広く認められ、それぞれが多彩に説き語られております。<br>  古神道におきましては神霊界の最奥にある高級神界を「隠身(かくりみ)界」と呼び、宇宙神の神霊界であり、森羅万象創造の神そのものでもある、とされています。<br>  次に二部神界で宇宙創造の業を成された神霊界である「仮凝身(かごりみ)界」、<br>  次の三部神界は大宇宙大自然界を統治担当される神界「燿身(かがりみ)界」、<br>  次の四部神界は自然の生成化育を促し司る「駛身(かけりみ)界」、<br>  次に動物、植物、私たちが存在するこの世界を「現身(かぎりみ)界」と呼びます。<br>  その層は、真に壮大であって、真に奥が深く、「実相である」と説いています。<br> <br> <br>  神霊界の実相は、様々な先人が説いておられ、事細かにその神界の有様を高い神感により教えてくださっています。<br>  特筆すべきは、幕末の超神学家とされた「本田親徳師」が説いたもので、<br> “さらに神界は「喜神」と「邪神」の2層に別れ、それぞれが瓜二つの神霊界を有しており、ともすれば、どちらが正で、どちらが邪であるか、有覚者であっても見分けのつかないものである”という事であります。<br>  思いを研ぎ澄ませ、さらに神霊界の実相を感じようとしますと、それはそれは、途方もない奥の深い世界をのぞき見るような気がしまして、恐れ多いことでもございます。<br>  仏教におきましては、極楽、中幽界、地獄、といった三階層が大枠で、さらにそれぞれの階層には上、中、下、といった階層に分けられます。<br>  一般的には、それらは下から上へ行くと高級な段階へと昇華するもので、それらは私たちの心霊のレベル段階で、魂が昇華(レベルアップ)を果たすと、段階を経て低い世界から高い世界へ上がれるといわれます。<br>  細かいお話は、他にも数多く挙げようと思いますならば、幾種類のお話が出来るものですが、いずれにしましても神霊界や心霊世界は、歴然とした事実で存在しており、またこの世界は、たくさんの神様の仕組みによって創られているもので、なおかつ、次元の高い神様の統治を受けながら存在しているもので間違いありません。<br>  私たち人間の目からは、一般的に異次元の世界をのぞき見ることはできませんが、先人の説いた神想感に耳を傾け、それらを真摯に受け止めることと、神霊界、中幽界、現在界を治め、あらゆる恵みを施しながら、私たちの行く先をご指導いただく神様の神意に従う心を持つことは、私たちにとって、非常に大切なことなのです。<br> <br> <blockquote>「神霊界の働き」</blockquote> では、神霊界が一体どこにあって、私たちとどのように関わるかを考えてまいります。<br>  このテーマを、ある程度理解することで、神霊界と私たちの距離が、とてつもなく遠い雲の上にでもあるようなものでなく、いつでも、どんな所でも、絶えず私たちと一緒にあり、なおかつ、私たちが生きるために必要な恵みを施していただけるものであり、私たちにとって絶対必要不可欠な世界が「神霊界」だという事を認識することができます。<br>  別章でも述べておりますが、元々私たちの先人は、現代のように社閣を拝するような風習はなく、自然の中に相まみれ、自然と一体となることを求めておりましたので、自然界に在る物質を神様の拠り代と定め、儀式やまつりを行うことで神霊にご光臨いただく術を、厳かに執り行ってまいりました。<br>  古来の先人達は、神霊界から賜りました生活の知恵を頂きながら、上手く自然と共生することを常としておりました。<br>  そして報恩の心を忘れることなく、賜った自然の恵みへ感謝をあらわしておりました。<br>  ですから古代の方たちは常に神霊と交流を図り、神霊界と常に共にあったということです。<br>  しかし、そういった古来の先人の心や行いは次第に忘れ去られ、各自がまずは「己ありき」で、他には目もくれない自己中心の世の中になりましたことは、多くの方が認める事柄でありましょう。<br>  いつしか神霊界は人々によって遠くに追いやられ、果ては、神話の世界は、紙の上だけの物語として取り扱われるようになりました。<br>  元々人々は神霊界の様相をキャッチできる、「神霊アンテナ」を身につけておりましたが、今やそのほとんどが錆びてしまっており、全く使い物にならなくなったお飾りものになってしまったばかりか、使途不明のまま、ほどなく頭上にかかえているありさまです。<br>  錆びたのであれば、一生懸命こすり落とせば良い訳でありますが、ところが己の頭上にあるにもかかわらず、その存在さえも気づかないのです。<br>  神霊を感じ取る「神霊アンテナ」は、どなたも例外なく、必ず自分の頭上にあることを理解しなければなりません。<br> <br> 「神社の神域」<br>  私たちが一番身近で神様を感じることが出来る代表的な場所はどこかとお尋ねすると、「神社」だとお答えくださる方は比較的多いのではいでしょうか。。<br>  またはお寺で仏様の大慈の御心に触れる方も少なくないでしょう。<br>  ここでは神社に限ってお話をいたしますが現代の神社神道はそういった古来先人のまつり事を引き継ぐ唯一の宗教でありますが、神社とは神霊が鎮座するところとして「ご神域」と称し、敷地に囲いを設けたことが、後々の私たち現代人の「錆びた神様アンテナ」現象を引き起こす要因にもなったわけです。(同感です。)<br>  神社を特別な場所と捉え、特別な場所として囲ってしまうことで、人々の神様へ対する畏れの心を、「神社」といった特定の場所だけに限ってしまうこととなりました。<br>  神域を特別な場所だけとして限ってしまいますと、私たちのまわりにある、自然界に息づく神霊(みたま)の存在を見逃してしまうこととなります。<br>  「こんなところに神様などいない、この世には人間しかいない。」などと考え、私利私欲の為に自然を破壊する事が、自然界に住まう神霊も共に傷つけている事など全く理解できていません。<br>  私の神感では、山、川、丘、海、池、風、自然の中に息づき溶け込んで自然の生成や仕組みの維持のために活躍する神霊や精霊を見る事ができます。<br>  昔は台所の火のまわりや玄関、便所にいたるまで神霊が宿るものと考え、それぞれに奉りごとを行ってきました。<br> <br>  神霊は神社だけに鎮まるものではありません。<br>  私が人様のご神事を行う際に、これまであまり活発に神社へ参拝されない方が、神霊の加護を厚く賜っておられる様を見ますと、神霊界とのむすびは神域といった場所へ出向くことだけではなく、<br>  私たち自身や、私たちの先祖が、どれだけ自然の中の息吹に関わって生きてきたかが何よりも大切なことであると、実感として得ることができます。<br>  私たちが持つ「神様を感じる為のアンテナ」を磨く方法は、古来の先人のまつり事に習い、いかに自然に対し報恩の心を持ち、いかに自然と共生できるかを想い、そういった視点や観点の先に、まつりごとを心正しく行うことが、最善の方法というべきものであります。<br>  その為には、神霊界は決して神社の囲いの中だけにあるものではなく、私たちの身の回りにある森羅万象が、すべて神霊界のありがたい統治のもとに、恵みのメカニズムのなかで必ず存在しうるものとして認識しながら、何事にも感謝と畏れの心を持つことが、古来から引き継がれた私たち人間の持つ本来の「神感」であるということです。<br>  そういった正しい神感を持つことで、神霊界は決して遠いところにあって、神話昔話という紙の上のことだけではなく、間違いなくふつふつと息をされながら生きておられる、私たちの身の周りに歴然と、しっかりと、確かに存在する「生き神様」であると、確信できるようになります。<br> <br> 「神棚と神霊界」<br>  私がお奉りしております神棚には、龍神界・稲荷神界、山神界や産土神のご加護があり、それぞれの神霊界のご眷属が現れ、あらゆることに対してお導きをくださいます。<br>  神棚にはそれぞれ崇敬する神社からいただいたお札を、納めておりますが、お参りをする事柄によりまして、時には龍神界へ繋がる窓口になり、稲荷神界へ繋がる窓になります。<br>  また、精霊界や、山神界など、まことに自在に、多彩な様相をもって、必要に応じて、相先の神霊界へ繋がる窓口として変化いたします。<br>  一見は神社のお札が入っただけのお社でありますが、霊的には神霊界へ通じる入り口であるわけです。<br>  私の神棚は、近頃は、神霊界のみならず、古の時代に隆盛を誇った神官の奉り場へ開く場合もあります。<br>  祈祷祈願に必要な知恵も、私の神棚から通じた窓口から、降りてくるようになりました。<br>  神棚は単なる飾り物ではなく、神霊界と私たちの世界を繋ぐ窓口としての役目があり、とても便利なものでもあります。<br>  神棚は並ならぬ祓い浄化の力を持ちます。昔から、人様からの頂き物やその年初めて収穫した作物などは、食卓に並ぶ前に神棚にあげておりました。<br>  それは、神棚の祓い浄化の力にすがったものであり、真理にかなった行いであります。頂き物などは、頂いた方への霊的な報恩を捧げるのに大変な効果をもたらしますし、副として、それらにくっついた邪念や穢れなどを祓う力が働きます。家人の口に入るときにはすでに霊的に浄化されているわけです。<br> <br>  初物を捧げることは、食物の実りへ感謝を捧げるとともに、副の作用としてこれから先の豊かな暮らしをご加護いただく力となるわけです。<br>  神棚にあげるのは例え数分間でありましても、その絶大な効果は数倍、数十倍になって反映してまいります。<br>  神棚もまた、私たちの身近にある神霊界でもあるわけです。ご家庭で神棚を安置して日頃から崇拝しますことは、一家の反映のためにまずは欠かせないことです。 <br> 最近神霊界へのお尋ねの中で、「神棚奉りの霊的な意義」という事を教えていただきました。<br>  神棚は私たちの心の光であって、求める者には等しく与えられるもので、現界における神様からの「お許し事」であるということです。<br>  ずは崇敬する神社のお札を納めると、親神様から命を受けたご眷属が、家の視察に参られます。<br> <blockquote> ご視察のご眷族が、もし視察の段階で家人の考え方や素行が嫌で、護り断るという事になりますと、視察に参られたご眷属はたちまち親神様にお叱りを受けてしまいます。</blockquote>  人は全て神様のご分霊でありますので家人を守る勤めは、神霊界の決まりごとであるわけです。<br>  眷属神は少しずつ家の護りを行い、家人の様子を親神様へご報告なさいます。<br>  家人がしっかりと神仏を崇敬し、先祖を大事に想い、慈しみの心を持った、いわゆる神様の神意に添った行いをする家の人たちであれば、さっそく親神様と眷属様が太いパイプを持ち、連携を頂きながら家人を導く采配を大いに奮うこととなります。<br>  しかし、せっかく神棚を奉っても最初だけ、意欲は3日で薄れ、次第には神棚はゴミ箱へ直行、というような愚かな家人になりますと、たちまち眷属は親神様とのパイプが絶たれ、ご眷属の使命と人様の身勝手な悪行の間に挟まれて身動きが出来ず、どうして良いものか、眷族は悩まれ、そしてたちまち自分の行き先がわからなくなってしまいます。<br>  何かの理由で神棚を手放す際には、きちんとした行いを踏みまして、親神様へご眷属をお返しする神業を行わなければなりません。<br>  その節は御神札を頂いた神社様へご相談ください。自分で処分してはいけません。<br>  なんの霊的処理もしないまま、御神札を捨てたり燃やしたりするといった愚かな行為を行う方は、神霊界の事もまったく念頭にありませんので仕方の無いことかもしれませんが、しかしそういった行為は「神霊界を捨てた罪」という因縁が関わりますから、もうそれは、たとえ後で間違いに気づきましてお奉りし直しましても、簡単には解消できない、深刻な因縁がご本人に刻まれることとなります。<br>  また、家人が代替わりしましたときに、子孫がお奉りを放棄してしまう場合がありますが、このときも同様に「神霊を捨てる」といった罪になります。<br>  罪穢を犯したことで子孫代々にその因縁が引き継がれ、時間の経過とともにますます深刻で不幸な現象を引き起こしてしまうこととなります。<br>  親は子に対し、日頃から信心の心とその姿勢を示しておくことが大切なのです。<br>  それで神霊界から伺いますところによりますと、人類はある時代の境目における過去世において、お札や祠やご神体を疎かにしてきた経緯がありました。そういったいきさつから「神霊界を捨てた罪」という罪穢れの因縁を覆ったものが原因で霊的な守りの力が希薄になり、そのせいで、通常神仏に守られていれば難なくカバーできる事柄や病気などが、大変多くなったという事をおっしゃいます。<br>  しかしながら、そういった神霊界へも及ぼす罪穢れは、非常に重大な出来事といえども、人間が正しく改心をし、神霊界へ及ぼした罪穢れへのお詫びのお参りを一心に行えば(神様は「詫びの神法」と言われます)因縁の解消はできる、とおっしゃいます。<br>  そして、そのために行う神棚奉りのお招きは、きっと神霊界の導きの元行われる、ということであります。<br>  私のような素人が申し上げるのはいけないことと思いながら、神社にお勤めされる方にご提案申し上げますならば、私が理想と思いますところで、神棚のすばらしく善い効果を一般に広く説明され、神様をお奉り申し上げる心得や、現代人の生活様式に沿った行いを専門職の分野からアレンジいただき、かつ神霊界の神意に添ったやり方を示すことが大事でありましょう。<br>  そして、奉りの後の心得と注意点も必ず説き示すことが、ご関係者のおつとめではないかと考える次第です。<a href="http://image01.wiki.livedoor.jp/n/8/niwaka368/8b06f75fb3c9e68a.jpg"><img src="http://image01.wiki.livedoor.jp/n/8/niwaka368/8b06f75fb3c9e68a.jpg" alt="http://image01.wiki.livedoor.jp/n/8/niwaka368/8b06f75fb3c9e68a.jpg" border="0"></a><a href= "http://image02.wiki.livedoor.jp/n/8/niwaka368/72461a321829e549.jpg"><img src= "http://image02.wiki.livedoor.jp/n/8/niwaka368/72461a321829e549.jpg" alt= "http://image02.wiki.livedoor.jp/n/8/niwaka368/72461a321829e549.jpg" border= "0"></a><a href= "http://image02.wiki.livedoor.jp/n/8/niwaka368/59351ae10e6a9dde.jpg"><img src= "http://image02.wiki.livedoor.jp/n/8/niwaka368/59351ae10e6a9dde.jpg" alt= "http://image02.wiki.livedoor.jp/n/8/niwaka368/59351ae10e6a9dde.jpg" border= "0"></a><br> <h1 class="title">368からす一家の神棚</h1> <a href="http://www.yoshihira.co.jp/">http://www.yoshihira.co.jp/</a><br> よしひらさんで作ってもらいました。<br> <br> 祀り方<br>  三社型御宮では神座は正面中央を最上位とし、神宮大麻(お伊勢様)を納めます。次いで向かって右に氏神様を、左に崇敬する神社の御神札をお祀りします。一社型御宮では一番手前より神宮大麻、氏神様、崇敬する神社の御神札の順に重ねて祀ります。<br> <blockquote> 御宮が東又は南の方角を向くように棚板と幕板、注連縄を取付けます。マンションのように上階に人が住む場合は御宮の上が空であることを示す雲形を張りま す。御宮の前には三方や折敷を置き左よりお水・お米・塩を供え、毎朝少なくともお水と榊の水を替えます。その左右外には瓶子を、更に外には篝火を置き、そ して榊を供えます。毎月1日と15日にはお水、米、塩、榊を取り換え、御神酒も御供えします。また、狛犬や三種の神器を持つ真榊、神の依代となる金幣等を 祀るのも良いでしょう。 年末には神棚を掃除し、御神札も新しくお受けし、注連縄も新しくします。</blockquote> 標準的神棚の例<br> <ul> <li class="deco"> 屋根違い三社御宮 幅54×高40×奥20(cm) 木曽檜材 14,000円</li> <li class="deco">棚板(新寸) 幅80×高さ45×奥36(cm) (幕板・ビス・棒付)18,000円</li> <li class="deco"> 注連縄 本稲・90cm・牛蒡〆(注連縄のみのご注文は3,900円です) 3,900円</li> <li class="deco">御神鏡 直径6cm・雲台・特製クローム厚鏡 7,900円</li> <li class="deco">瓶子一対・水玉1コ・平瓦2枚・榊立一対 2,700円</li> <li class="deco">かがり火 高さ9cm・黒作り 1,900円</li> <li class="deco">八脚案(小) 幅25×高さ5×奥7cm 1,700円</li> <li class="deco">人工榊一対 1,000円 セット合計(税・送料別) 49,700円</li> </ul> <br> (有)よしひらでは神棚をお祀りする為の全ての御相談をお受けいたします。御家庭内での祀り場所、方位を始めとし、御宮、棚板、神具等の選択の御相談から、祀り方や棚板の取付けまで全てお任せ下さい。<br> (取付けなど出張を伴う場合6,000円+交通費の実費を申し受けます。出張可能地域:東京、神奈川、千葉、埼玉、山梨、茨城)<br> <a href= "http://image01.wiki.livedoor.jp/n/8/niwaka368/1f83df8a5f04e7ad.jpg"><img src= "http://image01.wiki.livedoor.jp/n/8/niwaka368/1f83df8a5f04e7ad.jpg" alt= "http://image01.wiki.livedoor.jp/n/8/niwaka368/1f83df8a5f04e7ad.jpg" border= "0"></a><br>
<h1 class="title">神棚</h1> 神様まつり<br>  古来より日本の家庭では、ご先祖様を祖霊舎(仏教徒なら仏壇)におまつりして身近にお守りいただき、また、全国の総鎮守である伊勢の天照皇大神宮、地域の守り神である氏神様、その家に係わる神様方を神棚におまつりしてきました。家族の安泰や幸せを願い、大自然の生み出す四季や家族の絆を感じ、日頃の生活に感謝し、折々に神様まつりがおこなわれてきたのです。神棚をお参りすることで、毎日の生活への感謝の気持ちや願いごとを、御神札(おふだ)を通して神様にお伝えし、日々そのご加護をいただいているわけです<br> <br> 神棚には何をおまつりするのか<br>  神棚には、神社から頂いた御神札(おふだ)をおまつりします。御神札は、伊勢の天照皇大神宮の御神札が祭祀の中心となります。神棚の中央に伊勢の天照皇大神宮の御神札、向かって右に氏神様の御神札、左にその他の信仰している崇敬神社の御神札をおまつりします。<br> 重ねる場合は、一番手前に天照皇大神宮の御神札、その後に氏神様の御神札、その他の信仰している崇敬神社の御神札という順番にします。<br> 台所に、荒神様の御神札をおまつりすることも行われています。御神札(おふだ)は、年末に毎年新しく氏神様の神社でお受けして、一年間おまつりした古い御神札は、神棚をお掃除した後、いただいた神社に納めます。<br> <br> 神様の種類<br> 天照大御神(あまてらすおおみかみ)<br>  天照大御神(あまてらすおおみかみ)は、孫に当たる邇邇藝能命(ににぎのみこと)に言いました。「豊葦原(とよあしはら)の瑞穂(みずほ)の国は、私の子孫が治める国です。私の孫であるあなたが行きなさい。そして、天の神の子孫を中心とする国は、天地の道理にかない、いつまでも栄えることでしょう。」という神話があります。<br> <blockquote>  天照大御神は、日本の国を初めて治める事を命じられた神様で、現在においては三重県伊勢にまつられ、全国の総鎮守と仰がれる神様です。</blockquote> 伊勢の神宮は、皇大神宮(こうたいじんぐう)(内宮(ないくう))と豊受大神宮(とようけだいじんぐう)(外宮(げくう))を中心とする日本で最も貴いお宮です。<br>  天照大御神をおまつりする「内宮」は、皇室の御先祖神として尊ばれ、豊受大御神をおまつりする「外宮」は、五穀豊穣、衣食住の守り神として崇(あが)められています。天照皇大神宮の御神札は、大麻(たいま)とも呼ばれています。<br> <br> [氏神様(うじがみさま)]<br>  その人の住む土地の鎮守の神様で、その地域の土地、建物、家々、各々に至るまで、毎日の生活をお守りいただく神様です。その地域で生まれた方や、居住されている方、その土地に会社や商店を構える方々を氏子と称しています。<br> [崇敬(すうけい)神社]<br>  お伊勢様、氏神様の他に個人や会社に特に御縁のある神様です。<br> 神棚とは<br>  日本の神様をおまつりするための、小型のお宮を神棚と呼びます。神棚とはお宮と棚の両方を含んだ名称で、棚そのものを神棚ということはほとんどなく、棚をさす言葉としては「棚板」という名称が使われます。<br>  家庭での神棚祭祀が始まったのは江戸時代の初期であり、伊勢神宮への信仰を勧めた御師(おし)達が神宮の御神札を配る中で、その御神札の安置場所としての家庭用神棚の祭祀が始まったと考えられます。神棚は、粗末にならない清浄な場所で、東向きか南向きにおまつりするのが良いとされています。神棚を新しくおまつりする時期は、一般的には年末におまつりする人が多いようですが、家を新築した時や商店の開店、事務所開きの時に、新しい神棚を整えて、一家の繁栄、家内安全、商売繁盛、諸願成就を願います。<br> <blockquote>神棚を祀る場所</blockquote> <ul> <li class="deco"> その場所が最も清浄である事が一番大切で、明るく静かな部屋の高い所が良いとされます。本棚や家具の上に置いてもかまいません。</li> <li class="deco"> 神棚の上が、便所や廊下になる所はさけますが、マンションの場合は、一戸が独立した家屋と見ます。上の階が気になるときは、神棚の上の天井に「雲」「天」「空」などと墨書きして貼ります。</li> <li class="deco"> 方角は神棚から見て南向きか、東向き、或いは東南向きが良いとされてます。</li> </ul> <br> お供えするもの<br> <ul> <li class="deco"> 毎日お供えするもの・・・お米・お塩・お水</li> <li class="deco"> 毎月1日・15日、又はお祭りのときは、お酒や海の幸・山の幸などの初物をお供えします。</li> <li class="deco">榊は枯れないうちに取り替えます。</li> </ul> <br> 神札(おふだ)の納め方<br>  神棚は正面中央が最上位、次いで向かって右、次に左となっています。中央に伊勢神宮大麻、右に氏神さま、左にその他信仰する神社の神札を納めます。重ねて納める場合は、伊勢神宮大麻から順に奥に納めます。神札は毎年正月に新しくお受けします。元の神札は氏神さまに納めます。先祖の祖霊は神棚より少し下げて、別に祀ります。<br> <br> おまいりの作法<br>  まず手や口を清めます。衣服・姿勢を正し、神前に進みます。<br>  軽くお辞儀し、次に二拝(深くお辞儀)します。続いて神拝詞を奏上(思うことを心で祈念しても良い)します。<br>  二拝、二拍手、一拝した後、軽くお辞儀して神前を退きます。・神拝詞を奏上しない時は、二拝、二拍手、一拝をします。<br> (にはい、にはくしゅ、いっぱい と覚えると良いでしょう。)<br> <br> お正月を迎えるための準備<br>  神棚をお祀りする際に一番大切なことは、常に清浄でなければならないことですが、同時に生命力にも溢れていなければなりません。その為、毎年正月に神札や注連縄(しめなわ)を新しくする必要があります。清浄を第一とすると共に、正月に若返られた神霊のご加護を願う伝統といえます。<br> <br> <br> <a href= "http://www.geocities.jp/sizen_junnosuke/index.html">http://www.geocities.jp/sizen_junnosuke/index.html</a><br> 神霊との結び<br> <br> 第一章 神霊界の実相<br> <br> 実相とは仏教用語で、真実の本性、不変の理法、真如、法性(ほっしょう)<br> <br> 「神霊界」と申しますと、私たちの住む世界とはその形相が全く異であり、私たちからはとても手の届かない、どこか遠いところにある、悠久の世界などと思い描く方は、大変多いのではないでしょうか。<br>  神霊界に関しましては、世界中のあらゆる宗教でも明らかにされ、また、霊能者や神職の間におきましても広く認められ、それぞれが多彩に説き語られております。<br>  古神道におきましては神霊界の最奥にある高級神界を「隠身(かくりみ)界」と呼び、宇宙神の神霊界であり、森羅万象創造の神そのものでもある、とされています。<br>  次に二部神界で宇宙創造の業を成された神霊界である「仮凝身(かごりみ)界」、<br>  次の三部神界は大宇宙大自然界を統治担当される神界「燿身(かがりみ)界」、<br>  次の四部神界は自然の生成化育を促し司る「駛身(かけりみ)界」、<br>  次に動物、植物、私たちが存在するこの世界を「現身(かぎりみ)界」と呼びます。<br>  その層は、真に壮大であって、真に奥が深く、「実相である」と説いています。<br> <br> <br>  神霊界の実相は、様々な先人が説いておられ、事細かにその神界の有様を高い神感により教えてくださっています。<br>  特筆すべきは、幕末の超神学家とされた「本田親徳師」が説いたもので、<br> “さらに神界は「喜神」と「邪神」の2層に別れ、それぞれが瓜二つの神霊界を有しており、ともすれば、どちらが正で、どちらが邪であるか、有覚者であっても見分けのつかないものである”という事であります。<br>  思いを研ぎ澄ませ、さらに神霊界の実相を感じようとしますと、それはそれは、途方もない奥の深い世界をのぞき見るような気がしまして、恐れ多いことでもございます。<br>  仏教におきましては、極楽、中幽界、地獄、といった三階層が大枠で、さらにそれぞれの階層には上、中、下、といった階層に分けられます。<br>  一般的には、それらは下から上へ行くと高級な段階へと昇華するもので、それらは私たちの心霊のレベル段階で、魂が昇華(レベルアップ)を果たすと、段階を経て低い世界から高い世界へ上がれるといわれます。<br>  細かいお話は、他にも数多く挙げようと思いますならば、幾種類のお話が出来るものですが、いずれにしましても神霊界や心霊世界は、歴然とした事実で存在しており、またこの世界は、たくさんの神様の仕組みによって創られているもので、なおかつ、次元の高い神様の統治を受けながら存在しているもので間違いありません。<br>  私たち人間の目からは、一般的に異次元の世界をのぞき見ることはできませんが、先人の説いた神想感に耳を傾け、それらを真摯に受け止めることと、神霊界、中幽界、現在界を治め、あらゆる恵みを施しながら、私たちの行く先をご指導いただく神様の神意に従う心を持つことは、私たちにとって、非常に大切なことなのです。<br> <br> <blockquote>「神霊界の働き」</blockquote> では、神霊界が一体どこにあって、私たちとどのように関わるかを考えてまいります。<br>  このテーマを、ある程度理解することで、神霊界と私たちの距離が、とてつもなく遠い雲の上にでもあるようなものでなく、いつでも、どんな所でも、絶えず私たちと一緒にあり、なおかつ、私たちが生きるために必要な恵みを施していただけるものであり、私たちにとって絶対必要不可欠な世界が「神霊界」だという事を認識することができます。<br>  別章でも述べておりますが、元々私たちの先人は、現代のように社閣を拝するような風習はなく、自然の中に相まみれ、自然と一体となることを求めておりましたので、自然界に在る物質を神様の拠り代と定め、儀式やまつりを行うことで神霊にご光臨いただく術を、厳かに執り行ってまいりました。<br>  古来の先人達は、神霊界から賜りました生活の知恵を頂きながら、上手く自然と共生することを常としておりました。<br>  そして報恩の心を忘れることなく、賜った自然の恵みへ感謝をあらわしておりました。<br>  ですから古代の方たちは常に神霊と交流を図り、神霊界と常に共にあったということです。<br>  しかし、そういった古来の先人の心や行いは次第に忘れ去られ、各自がまずは「己ありき」で、他には目もくれない自己中心の世の中になりましたことは、多くの方が認める事柄でありましょう。<br>  いつしか神霊界は人々によって遠くに追いやられ、果ては、神話の世界は、紙の上だけの物語として取り扱われるようになりました。<br>  元々人々は神霊界の様相をキャッチできる、「神霊アンテナ」を身につけておりましたが、今やそのほとんどが錆びてしまっており、全く使い物にならなくなったお飾りものになってしまったばかりか、使途不明のまま、ほどなく頭上にかかえているありさまです。<br>  錆びたのであれば、一生懸命こすり落とせば良い訳でありますが、ところが己の頭上にあるにもかかわらず、その存在さえも気づかないのです。<br>  神霊を感じ取る「神霊アンテナ」は、どなたも例外なく、必ず自分の頭上にあることを理解しなければなりません。<br> <br> 「神社の神域」<br>  私たちが一番身近で神様を感じることが出来る代表的な場所はどこかとお尋ねすると、「神社」だとお答えくださる方は比較的多いのではいでしょうか。。<br>  またはお寺で仏様の大慈の御心に触れる方も少なくないでしょう。<br>  ここでは神社に限ってお話をいたしますが現代の神社神道はそういった古来先人のまつり事を引き継ぐ唯一の宗教でありますが、神社とは神霊が鎮座するところとして「ご神域」と称し、敷地に囲いを設けたことが、後々の私たち現代人の「錆びた神様アンテナ」現象を引き起こす要因にもなったわけです。(同感です。)<br>  神社を特別な場所と捉え、特別な場所として囲ってしまうことで、人々の神様へ対する畏れの心を、「神社」といった特定の場所だけに限ってしまうこととなりました。<br>  神域を特別な場所だけとして限ってしまいますと、私たちのまわりにある、自然界に息づく神霊(みたま)の存在を見逃してしまうこととなります。<br>  「こんなところに神様などいない、この世には人間しかいない。」などと考え、私利私欲の為に自然を破壊する事が、自然界に住まう神霊も共に傷つけている事など全く理解できていません。<br>  私の神感では、山、川、丘、海、池、風、自然の中に息づき溶け込んで自然の生成や仕組みの維持のために活躍する神霊や精霊を見る事ができます。<br>  昔は台所の火のまわりや玄関、便所にいたるまで神霊が宿るものと考え、それぞれに奉りごとを行ってきました。<br> <br>  神霊は神社だけに鎮まるものではありません。<br>  私が人様のご神事を行う際に、これまであまり活発に神社へ参拝されない方が、神霊の加護を厚く賜っておられる様を見ますと、神霊界とのむすびは神域といった場所へ出向くことだけではなく、<br>  私たち自身や、私たちの先祖が、どれだけ自然の中の息吹に関わって生きてきたかが何よりも大切なことであると、実感として得ることができます。<br>  私たちが持つ「神様を感じる為のアンテナ」を磨く方法は、古来の先人のまつり事に習い、いかに自然に対し報恩の心を持ち、いかに自然と共生できるかを想い、そういった視点や観点の先に、まつりごとを心正しく行うことが、最善の方法というべきものであります。<br>  その為には、神霊界は決して神社の囲いの中だけにあるものではなく、私たちの身の回りにある森羅万象が、すべて神霊界のありがたい統治のもとに、恵みのメカニズムのなかで必ず存在しうるものとして認識しながら、何事にも感謝と畏れの心を持つことが、古来から引き継がれた私たち人間の持つ本来の「神感」であるということです。<br>  そういった正しい神感を持つことで、神霊界は決して遠いところにあって、神話昔話という紙の上のことだけではなく、間違いなくふつふつと息をされながら生きておられる、私たちの身の周りに歴然と、しっかりと、確かに存在する「生き神様」であると、確信できるようになります。<br> <br> 「神棚と神霊界」<br>  私がお奉りしております神棚には、龍神界・稲荷神界、山神界や産土神のご加護があり、それぞれの神霊界のご眷属が現れ、あらゆることに対してお導きをくださいます。<br>  神棚にはそれぞれ崇敬する神社からいただいたお札を、納めておりますが、お参りをする事柄によりまして、時には龍神界へ繋がる窓口になり、稲荷神界へ繋がる窓になります。<br>  また、精霊界や、山神界など、まことに自在に、多彩な様相をもって、必要に応じて、相先の神霊界へ繋がる窓口として変化いたします。<br>  一見は神社のお札が入っただけのお社でありますが、霊的には神霊界へ通じる入り口であるわけです。<br>  私の神棚は、近頃は、神霊界のみならず、古の時代に隆盛を誇った神官の奉り場へ開く場合もあります。<br>  祈祷祈願に必要な知恵も、私の神棚から通じた窓口から、降りてくるようになりました。<br>  神棚は単なる飾り物ではなく、神霊界と私たちの世界を繋ぐ窓口としての役目があり、とても便利なものでもあります。<br>  神棚は並ならぬ祓い浄化の力を持ちます。昔から、人様からの頂き物やその年初めて収穫した作物などは、食卓に並ぶ前に神棚にあげておりました。<br>  それは、神棚の祓い浄化の力にすがったものであり、真理にかなった行いであります。頂き物などは、頂いた方への霊的な報恩を捧げるのに大変な効果をもたらしますし、副として、それらにくっついた邪念や穢れなどを祓う力が働きます。家人の口に入るときにはすでに霊的に浄化されているわけです。<br> <br>  初物を捧げることは、食物の実りへ感謝を捧げるとともに、副の作用としてこれから先の豊かな暮らしをご加護いただく力となるわけです。<br>  神棚にあげるのは例え数分間でありましても、その絶大な効果は数倍、数十倍になって反映してまいります。<br>  神棚もまた、私たちの身近にある神霊界でもあるわけです。ご家庭で神棚を安置して日頃から崇拝しますことは、一家の反映のためにまずは欠かせないことです。 <br> 最近神霊界へのお尋ねの中で、「神棚奉りの霊的な意義」という事を教えていただきました。<br>  神棚は私たちの心の光であって、求める者には等しく与えられるもので、現界における神様からの「お許し事」であるということです。<br>  ずは崇敬する神社のお札を納めると、親神様から命を受けたご眷属が、家の視察に参られます。<br> <blockquote> ご視察のご眷族が、もし視察の段階で家人の考え方や素行が嫌で、護り断るという事になりますと、視察に参られたご眷属はたちまち親神様にお叱りを受けてしまいます。</blockquote>  人は全て神様のご分霊でありますので家人を守る勤めは、神霊界の決まりごとであるわけです。<br>  眷属神は少しずつ家の護りを行い、家人の様子を親神様へご報告なさいます。<br>  家人がしっかりと神仏を崇敬し、先祖を大事に想い、慈しみの心を持った、いわゆる神様の神意に添った行いをする家の人たちであれば、さっそく親神様と眷属様が太いパイプを持ち、連携を頂きながら家人を導く采配を大いに奮うこととなります。<br>  しかし、せっかく神棚を奉っても最初だけ、意欲は3日で薄れ、次第には神棚はゴミ箱へ直行、というような愚かな家人になりますと、たちまち眷属は親神様とのパイプが絶たれ、ご眷属の使命と人様の身勝手な悪行の間に挟まれて身動きが出来ず、どうして良いものか、眷族は悩まれ、そしてたちまち自分の行き先がわからなくなってしまいます。<br>  何かの理由で神棚を手放す際には、きちんとした行いを踏みまして、親神様へご眷属をお返しする神業を行わなければなりません。<br>  その節は御神札を頂いた神社様へご相談ください。自分で処分してはいけません。<br>  なんの霊的処理もしないまま、御神札を捨てたり燃やしたりするといった愚かな行為を行う方は、神霊界の事もまったく念頭にありませんので仕方の無いことかもしれませんが、しかしそういった行為は「神霊界を捨てた罪」という因縁が関わりますから、もうそれは、たとえ後で間違いに気づきましてお奉りし直しましても、簡単には解消できない、深刻な因縁がご本人に刻まれることとなります。<br>  また、家人が代替わりしましたときに、子孫がお奉りを放棄してしまう場合がありますが、このときも同様に「神霊を捨てる」といった罪になります。<br>  罪穢を犯したことで子孫代々にその因縁が引き継がれ、時間の経過とともにますます深刻で不幸な現象を引き起こしてしまうこととなります。<br>  親は子に対し、日頃から信心の心とその姿勢を示しておくことが大切なのです。<br>  それで神霊界から伺いますところによりますと、人類はある時代の境目における過去世において、お札や祠やご神体を疎かにしてきた経緯がありました。そういったいきさつから「神霊界を捨てた罪」という罪穢れの因縁を覆ったものが原因で霊的な守りの力が希薄になり、そのせいで、通常神仏に守られていれば難なくカバーできる事柄や病気などが、大変多くなったという事をおっしゃいます。<br>  しかしながら、そういった神霊界へも及ぼす罪穢れは、非常に重大な出来事といえども、人間が正しく改心をし、神霊界へ及ぼした罪穢れへのお詫びのお参りを一心に行えば(神様は「詫びの神法」と言われます)因縁の解消はできる、とおっしゃいます。<br>  そして、そのために行う神棚奉りのお招きは、きっと神霊界の導きの元行われる、ということであります。<br>  私のような素人が申し上げるのはいけないことと思いながら、神社にお勤めされる方にご提案申し上げますならば、私が理想と思いますところで、神棚のすばらしく善い効果を一般に広く説明され、神様をお奉り申し上げる心得や、現代人の生活様式に沿った行いを専門職の分野からアレンジいただき、かつ神霊界の神意に添ったやり方を示すことが大事でありましょう。<br>  そして、奉りの後の心得と注意点も必ず説き示すことが、ご関係者のおつとめではないかと考える次第です。<a href="http://image01.wiki.livedoor.jp/n/8/niwaka368/8b06f75fb3c9e68a.jpg"><img src="http://image01.wiki.livedoor.jp/n/8/niwaka368/8b06f75fb3c9e68a.jpg" alt="http://image01.wiki.livedoor.jp/n/8/niwaka368/8b06f75fb3c9e68a.jpg" border="0"></a><a href= "http://image02.wiki.livedoor.jp/n/8/niwaka368/72461a321829e549.jpg"><img src= "http://image02.wiki.livedoor.jp/n/8/niwaka368/72461a321829e549.jpg" alt= "http://image02.wiki.livedoor.jp/n/8/niwaka368/72461a321829e549.jpg" border= "0"></a><a href= "http://image02.wiki.livedoor.jp/n/8/niwaka368/59351ae10e6a9dde.jpg"><img src= "http://image02.wiki.livedoor.jp/n/8/niwaka368/59351ae10e6a9dde.jpg" alt= "http://image02.wiki.livedoor.jp/n/8/niwaka368/59351ae10e6a9dde.jpg" border= "0"></a><br> <h1 class="title">368からす一家の神棚</h1> <a href="http://www.yoshihira.co.jp/">http://www.yoshihira.co.jp/</a><br> よしひらさんで作ってもらいました。<br> <br> 祀り方<br>  三社型御宮では神座は正面中央を最上位とし、神宮大麻(お伊勢様)を納めます。次いで向かって右に氏神様を、左に崇敬する神社の御神札をお祀りします。一社型御宮では一番手前より神宮大麻、氏神様、崇敬する神社の御神札の順に重ねて祀ります。<br> <blockquote> 御宮が東又は南の方角を向くように棚板と幕板、注連縄を取付けます。マンションのように上階に人が住む場合は御宮の上が空であることを示す雲形を張ります。御宮の前には三方や折敷を置き左よりお水・お米・塩を供え、毎朝少なくともお水と榊の水を替えます。その左右外には瓶子を、更に外には篝火を置き、そして榊を供えます。毎月1日と15日にはお水、米、塩、榊を取り換え、御神酒も御供えします。また、狛犬や三種の神器を持つ真榊、神の依代となる金幣等を祀るのも良いでしょう。年末には神棚を掃除し、御神札も新しくお受けし、注連縄も新しくします。</blockquote> 標準的神棚の例<br> <ul> <li class="deco"> 屋根違い三社御宮 幅54×高40×奥20(cm) 木曽檜材14,000円</li> <li class="deco"> 棚板(新寸) 幅80×高さ45×奥36(cm)(幕板・ビス・棒付)18,000円</li> <li class="deco"> 注連縄 本稲・90cm・牛蒡〆(注連縄のみのご注文は3,900円です)3,900円</li> <li class="deco"> 御神鏡 直径6cm・雲台・特製クローム厚鏡7,900円</li> <li class="deco"> 瓶子一対・水玉1コ・平瓦2枚・榊立一対2,700円</li> <li class="deco">かがり火 高さ9cm・黒作り 1,900円</li> <li class="deco">八脚案(小) 幅25×高さ5×奥7cm 1,700円</li> <li class="deco">人工榊一対1,000円 セット合計(税・送料別) 49,700円</li> </ul> <br> (有)よしひらでは神棚をお祀りする為の全ての御相談をお受けいたします。御家庭内での祀り場所、方位を始めとし、御宮、棚板、神具等の選択の御相談から、祀り方や棚板の取付けまで全てお任せ下さい。<br> (取付けなど出張を伴う場合6,000円+交通費の実費を申し受けます。出張可能地域:東京、神奈川、千葉、埼玉、山梨、茨城)<br> <a href= "http://image01.wiki.livedoor.jp/n/8/niwaka368/1f83df8a5f04e7ad.jpg"><img src= "http://image01.wiki.livedoor.jp/n/8/niwaka368/1f83df8a5f04e7ad.jpg" alt= "http://image01.wiki.livedoor.jp/n/8/niwaka368/1f83df8a5f04e7ad.jpg" border= "0"></a><br> <h1 class="title">神棚拝詞</h1> 神棚拝詞<br> 此(こ)の神床(かむどこ)に坐(ましま)す。掛(か)けまくも畏(かしこ)き、天照(あまてらす)大御神(おほみかみ)、産土大神等(うぶすなのおおかみたち)の大前(おおまえ)を拝(おろが)み奉(まつ)りて、恐(かしこ)み、恐(かしこ)み、も白(まお)さく。<br>  大神(おおかみ)等(たち)の、広(ひろ)き厚(あつ)き御恵(みめぐみ)を、辱(かたじけな)み奉(まつ)り、高(たか)き尊(とうと)き、神教(み おしえ)のまにまに、直(なお)き正(ただ)しき、真心(まごころ)をもちて、誠(まこと)の道(みち)に違(たが)うことなく、負い(おひ)持(も)つ 業(わざ)に、励(はげ)ましめ給(たま)ひ、家門(いえかど)高(たか)く、身健(みすこやか)に、世のため人のために、尽(つく)さしめ給(たま)へ と、恐(かしこ)み、恐(かしこ)み、も白(まお)す。 <h1 class="title">家庭での神様の祀(まつ)り方</h1> 家庭での神様の祀(まつ)り方<br> <a href= "http://www.h3.dion.ne.jp/%7Etsutaya/sub9.htm">http://www.h3.dion.ne.jp/~tsutaya/sub9.htm</a><br> 神様をお祀りするには、まず神社で神札をお受けします。これは神様の御分霊をお迎えする事に当ります。<br> <br> 神棚をお祀りする向き<br>  原則として南向き(人から見れば北方に神棚がある) 東向き(人から見れば西方に神棚がある)しかし、現今の住宅事情では、不可能に近いので、方角にとらわれずに清潔で静かで落ち着いた場所が確保できれば、どこにお祭してもよい。例えば箪笥や戸棚や本棚の上などでも一向に構わない。<br> 神棚の例<br> 解説<br>  充分にお祀りするスペースのある場合<br>  この場合、仏壇のなどが祀られている、床の間のある座敷をメインに、独自の場所を確保する。<br> <br> 三社造りの神棚<br> 神札のお祀りの仕方<br>  中央には伊勢の神宮の神札(神宮大麻じんぐうたいま)をお祀りする。向かって右には産土神社の神札をお祀りする。向かって左には、神宮大麻、産土神社以外で、特に崇敬する神社の神札をお祀りする。(何社でも複数お祀りしてもよろしい)<br> <br> 用具の説明<br>  神棚の中央御扉前 御神鏡(みかがみ)少し離れて左右に 灯明 ロウソクで代用可(お参りが済んだら、ロウソクの灯は消しておく 火災予防のため) 少し離れて左右に 真榊(まさかき) 五色の旗に左は剣 右は勾玉と鏡が取り付けてある。 一番外側の左右に榊壷(さかきつぼ) 中に水をいれ、榊の小枝を立てる。なるべくならホンコンフラワーを使わないで、生木を立てたい。(榊は大抵花屋さんに行けばある)有ったほうが良い。<br> <br> 真ん中の三方 <br>  遠山三方(普通神社で使う三方より胴の背が低い) または、胴の無い折敷(おしき)などでも良い。 一番奥の左右一対 神酒壷(おみきつぼ) お酒(日本酒)を入れる。特に規定は無いがほんの少しで構わない。(特に何らかの記念日以外は省略してもよろしい。何日も交換しないでカビを生やす事の方が良くない) お供えしたらその日のうちにお下げする。手前の丸い器 水器(すいき)みずたまとも言う。 水をお供えする。毎日代えると良い。左の小皿 塩をお供えする。 毎日代えると良い。 右の小皿 お米(なるべくなら洗米 無洗米ならそのままでも良い。 または、炊き立てのご飯)<br> <br> 向かって右の三方<br>  スルメ、混布などの海のもの 又は魚でも良い。(何か特別の日で良い) サイズがそんなに大きくない(12〜15cm程度)ので、お供えは、余り大きなもので無くてよい。<br> <br> 向かって左の三方<br>  野菜や果物のような植物性の物を御供えする。(何か特別の日でよい)毎日の日供(にっく)は、お水、お塩、出来れば御洗米などをお供えすると良い。その他は、適宜ご判断ください。何か特別の日とかには、以上の物を全部お供 えしても良いし、あるいは、毎月1日とか15日とか日を決めて、いつものお供えにお酒を追加するとか、適宜ご判断ください。<br> <br> 神棚拝詞<br> <br> これのかむどこにます かけまくもかしこきあまてらすおおかみ<br> <br> 此れの神床に坐す 掛けまくも畏き天照大神 <br> <br> うぶすなのおおかみたち もろもろのおおかみたちのおおまえに<br> <br> 産土大神等 諸々の大神等の大前に<br> <br> かしこみかしこみももうさく<br> <br> 恐み恐みも白さく<br> <br> おおかみたちのひろきあつきみめぐみを かたじけなみまつり<br> <br> 大神達の広き厚き御恵みを辱み奉り <br> <br> たかきとおとき みおしえのまにまに<br> <br> 高き尊き神教のまにまに<br> <br> なおきただしき まごころもちて まことのみちに たがふことなく<br> <br> 直き正しき真心持ちて 誠の道に違ふことなく <br> <br> おひもつわざに はげましめたまひ いえかどたかく みすこやかに<br> <br> 負ひ持つ業に励ましめ給ひ 家門高く 身健に <br> <br> よのため ひとのために つくさしめたまへと<br> <br> 世の為人の為に尽くさしめ給へと<br> <br> かしこみかしこみももうす<br> <br> 恐み恐みも白す<a href= "http://image02.wiki.livedoor.jp/n/8/niwaka368/3e934559defe3cb7.jpg"><img src= "http://image02.wiki.livedoor.jp/n/8/niwaka368/3e934559defe3cb7.jpg" alt= "http://image02.wiki.livedoor.jp/n/8/niwaka368/3e934559defe3cb7.jpg" border= "0"></a><a href= "http://image02.wiki.livedoor.jp/n/8/niwaka368/5a4e1067c4f0d44a.jpg"><img src= "http://image02.wiki.livedoor.jp/n/8/niwaka368/5a4e1067c4f0d44a.jpg" alt= "http://image02.wiki.livedoor.jp/n/8/niwaka368/5a4e1067c4f0d44a.jpg" border= "0"></a><a href= "http://image02.wiki.livedoor.jp/n/8/niwaka368/8e7de268570afe42.jpg"><img src= "http://image02.wiki.livedoor.jp/n/8/niwaka368/8e7de268570afe42.jpg" alt= "http://image02.wiki.livedoor.jp/n/8/niwaka368/8e7de268570afe42.jpg" border= "0"></a>

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