五色百花・プロローグ


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special thanks: 佐久間いずみ様(@Gd39_


"夢(ゆめ)"と"現(うつつ)"

……二つの世界は表裏一体、世界はそうして廻って参りました。

しかして起こるは大災害、数多幾多の人命が散りてもたらされるは阿鼻叫喚。
地獄の蓋を開けたようなその有り様に、錯綜する的外れな噂話。

……之は異形の者の仕業ぞ。

……之は人とは相容れぬ、異界の者の仕業ぞ。


事態は混迷。"現"の理では、もはや事態の収拾は不可能。
……との判断がくだされた時。
奇異なる"夢"と"現"の世界の、狭間に生きる者たちが、扇を振るうたのです。


──「"五色百花"、鎮魂の舞踊として、戦と参りましょうぞ」──


……異形の者を鎮め、異界へと還し、死者の魂に安寧をと、
立ち上がるは五行を司りし、「五家」とその「従家」たちでございました。


「五色百花」(ごしきひゃっか)と呼ばれしその戦舞踊、
当主を人柱、要としてその儀は「彼岸」と「現世」の間にもうひとつの世界を造りあげ……


――その名を、「煙国」と申します。
 



世界は二つに分かれます。


"ゆめ"・・・異界のものたちが住む世界。

"うつつ"・・・私たちが知る現実の世界。


うつつの世界で、幾多の人間の命が奪われる大災害が起きました。

・・・それは異形の者の仕業だ。

・・・それは人とは相容れぬ、異界の者の仕業だ。

さまざまな噂が流れました。
異形の者の力と、死者の魂を静めるため、儀式として、大きな戦が行われます・・・


その戦の名前こそ、「五色百花」。
それを司ったのが、この「五家」でございました。


五色百花により、五家は、当主を人柱とし、"ゆめ"と"うつつ"のあいだに、もうひとつの世界を作り上げます。

──そうしてできたのが、「煙国」です。