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関連項目


仕上とは、要するに色塗りの事。
セル時代、紙に描いた動画セルに転写し、色を塗る作業を「仕上」と言っていた。
現在はパソコンで仕上る事で時間的余裕ができたので、単なる色塗りだけでなく、あらゆるカットで特殊効果合成が行われるのが普通になっている。

パソコンを使う作業でありながら、色を塗るという「絵を描く作業」の一端であるため、作画撮影の両方と共通している用語・工程が多い。
なので、仕上を極めるならそれらの用語なども知っておく必要がある。

色塗りがコンピュータ上で行われるようになってからは、「デジタルペイント」と呼ばれる事も多くなった。

背景の色塗り

アニメ業界では、背景は背景スタッフが別ラインで塗るため、セル画の仕上スタッフと区別するために「仕上」とは言わない。

2007年度作品までは特に統一されていなかったが、2006年度作品「もち」で
アナログ線画デジタル彩色(一部シンプルな背景はフルデジタル)という方式へ移行し、2009年度作品はフルアナログでやるらしい。

色指定と仕上検査

プロの場合は色指定と仕上検査の担当者により、各場面ごとに色の指示とチェック・リテイク出しが行われる。
色指定と仕上検査はキャラデザ・総作監のごとく兼任する事も多い。

が、アニメ部ではカットごとの指定とチェック要員が徹底されていないため、全編通して同じ色だったり、色パカが起きまくったりする。
管理人がいる時はヒマな人にとりあえずチェックをさせていたが、できれば仕上の責任者を決めて欲しい。

仕上という仕事

仕上作業の基本はマウスだけでも可能であり(アニメーションDoではマウスで仕上作業をやっていたっぽい)、ソフトの基本的な使い方も小中学校で習うのとほぼ同じである。
プロの場合でもごく小規模な会社ではまず仕上のみを受け付ける事が多い。そこからノウハウを学んで大きく成長した会社も存在する。(京都アニメーション等)

なので、「パソコンが苦手」などと言い訳せずに頑張って欲しい。

余談

大学の某教授が「アニメ業界がデジタルに移行した際に仕上スタッフは全員クビになった」と言っていたのだが、そんな事は無い。
昔はアルバイトとしてオバちゃんやなんかが仕上の下っ端の仕事をやっており、そのような人達はクビにされたかもしれないが、パソコンが使える人や色彩センスのある人はそのままデジタルペイントや色指定に転職したと、アニメ部にあった昔の番組のテープで言っていた。

「げ」について

「しあげ」で変換すると、普通は「仕上げ」となるが、アニメ業界では「仕上」と表記される事が多い。
理由は、単に「げ」まで書くのが面倒だからだと思われる。
この傾向は日本人の略語好きと関係あるかは知らないが、他のアニメ用語にも見られ、最近は「動検」と略せるからという理由で「動画チェック」を「動画検査」と呼ぶケースが増えたりしている。