ビデオテープの規格名。
普通にビデオテープを思い浮かべると出てくる単行本サイズのアレ。
上映にはこれを使う。

DVDが普及しBDの時代に入ろうかという現在でも、現役で使われている事がままある。

余談

当初は「Vertical Helical Scan」の略称だったらしいが、最終的には「Video Home System」の略として定着した。
映像の先生は「Victor(筆頭メーカーの『ビクター』) Homevideo System」の略だと言っていたけど、どれが真実やら・・・

その昔、80年代~90年代頃にソニー率いる「ベータ(ベータマックス)」と二つのビデオ規格があり、激しい商戦(いわゆる規格戦争)を展開していた。
が、結局はVHSの勝利に終わり、ベータはプロ向けのみに落ち着いたらしい。
一説には、VHSが勝ったのはエロビデオのメーカーがVHSを支持していたからだとか。
その他の理由としては、画質が低い代わりに廉価で録画可能時間が長かった事など。

その後、LD(レーザーディスク)などマイナーな規格や細かい技術向上を経てDVDへ、そして最新のBD(ブルーレイディスク)対HDDVD(高解像度DVD)の次世代DVD戦争へと続くのだが、結果は映画会社のBD支持をきっかけにHDDVDが撤退し、現在はBDの普及を待っている状況。
でもBDの名前自体知らない人とか居て絶望した!(2008年現在)

さらに次世代の「HVD(Holographic Versatile Disc)」という規格も開発中だが、記憶容量1TB・転送速度1Gbpsという化け物みたいな仕様となっている。
恐ろしい時代になったもんだ。(開発は難航してるっぽいけど)
最終更新:2008年10月31日 19:01