※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。



普通のアニメ制作会社の演出スタッフは、監督・演出・脚本・絵コンテに別れて仕事をする。(「演出スタッフ」と「演出」は別の言葉、また一人で複数の役職を兼ねたり、チームで仕事にあたる事もある。)
アニメ部では今の所、周りの人にアドバイスされながら監督が全部やっている。

演出スタッフは全工程の技術を把握し、そこから可能な演出を決定しなければならないので、演出志望者は他の項目も読んでおいてほしい。

各役職の役割

監督

制作の総責任者。
責任も大きいけど最終決定権は全て監督が持っている。
アニメ部では大抵通った企画(脚本)を持ってきた人がするが、忙しい人は誰かにやって貰った方がいいかも。

演出(処理演出)

「演出スタッフ」を略した「演出」との混同を避けるため、現場では「処理演出」「演出処理」と呼ばれる。

作打ちをはじめとするミーティングや現場において、絵コンテや監督から演出意図を汲み取り、後の工程の担当者にチェック・指示を出したり、アドバイスする役職。時にはアイディアを出したり監督や他のスタッフと生産的喧嘩をする事もある。

編集アフレコ作業をしたり、原画・動画・仕上・撮影をチェックしリテイクを出す権限も持つ。
二度手間にならないよう、各工程の監督(撮影監督や動画チェック等)より先にチェックし、主に演出上の粗探しと調整が行われる。
また、アニメ部では今の所していないが、原画チェック時には予算と演出を考慮した動画枚数の調整も行われる。

プロの監督は諸々の事情で現場にいなかったり、複数の話数を同時進行で制作する事があるため、このように処理演出が現場監督を務める。
監督が処理演出をしない場合は、監督はミーティングと編集時のチェック以外、演出にはあまり口出ししないっぽい。もちろん演出から監督に相談しにいく事はあるかも知れないが。

また同じくプロの場合、撮影前に「撮出し」という作業を行う。
必要な背景・セル画をセットにして撮影スタジオに渡す作業なのだが、この際にもセルバレ等の軽いチェックをする。

アニメ部では演出処理を、監督を中心として主だった部員がやる。
なのでスタッフロールにも書かなくていいと思う。

また、余談ではあるが、東映アニメーションでは、音響監督の役職を置かず、演出がその仕事を兼ねるらしい。

脚本

シナリオを文章で書く。
本来は細かいセリフや動作も文章化するが、アニメ部では演出技術やスケジュールの問題で、そこまでやっていないことが多い。
­・・・が、企画段階で完全に脚本が出来てるのが理想。
絵コンテを描く上で行き詰ったときは、部分的に脚本化するといいかも。

余談だが、プロの場合、特にアニメオリジナルの企画では原作者的な立場をとることもあるため、脚本専門の場合は「文芸スタッフ」等として演出スタッフとは別格の扱いとなる事が多い。
また、脚本の専門職を「ライター」と呼ぶ事も多い。
脚本家は制作進行を出発点として脚本家になることが多いが、最近は制作進行でも多少なり絵が描かける人を雇う事が多く、アニメ脚本の専門職は少ない。
予想もつかないような真新しいストーリーを求められるため、アニメ脚本家は博学な人物が求められる。そのため実写や演劇畑のみならず、全く関係のない業界からアニメ脚本業界に入る事も多いらしい。

絵コンテ

セリフと場面に合わせてカメラワークを決め、それをまとめる。
本来は各カットのコマ数までここで決めるが(特にテレビでは放送時間がフレーム単位で決まってるため)、アニメ部では上映時間とかいい加減なので、どのぐらいの長さになるかは先生に見てもらっている。
できればおおよその秒数ぐらいコンテに書きたいけど・・・

カメラワークカットの繋ぎ方については、「絵コンテ用語」ともいうべき様々な用語がある。

演出技法について

映像の人(特に2年、3年)に意見を貰ったほうがいいかも。
教えられる人が居ないなら教科書だけでも見たほうがいい。
実写好きな人がアニメを作ると面白くなるって意見も良く聞く。

演出が凄いアニメはマイナーな劇場作品が多いが、オタク臭の薄いアートアニメ系の審査員は演出が良い作品を好む傾向にあり、アニメ甲子園のようなコンテストで入選するには、作画などの技術よりも演出を重視した方がいいように思う。

余談

プロの制作では、演出スタッフは上記のうちどれか一つをする事もあれば、複数を同時にこなす者もいる。(脚本から演出までできて一人前と言う話もある)
また、プロの監督は予算交渉などの雑務やインタビューなどで現場に居ない事が多いため、絵コンテや脚本を細かく書き込み、打ち合わせを綿密にし、意見を明確に伝えておく必要がある。

演出家は通常、下積みを終えた制作進行がなる事が多いが、ある程度の地位を持った創作意欲の強い作画スタッフがなったり、実写畑から転向してくる場合もある。
その場合は、絵コンテの清書の手伝いや監督との意見交換で勉強をするものと思われる。