スタッフと仕事について

アニメの制作スタッフは通常、演出・作画・仕上・撮影・音響・編集の六つ(+背景美術)に分けられ、それぞれで作業します。
アニメ部では全員が全ての役割を兼ねつつ、作業の進行具合に合わせておおむね上の順に作業を進めます。
現在の所パソコン関係・声優関係は比較的優遇されているので、専門部員として入部させてもいいかもしれません。

専門部員について

でもやることはやらないと、という反論をよくされますが、描けないけど声優できるパソコンできるって人は結構居ると思う。
描けない人に強要してもしょうがない。そりゃ人手が足りない時や入部当初はやらせればいいけど、必ずしもそうではないとも思う。部員が多い時とか。
適材適所は貧乏軍隊の鉄則。by小説「図書館戦争」の柴崎麻子

作業の進行順について

各々進行状況に合わせて作業を開始するため、明確な開始時期というものは無い。
以下は目安。

作業開始の目安

  • 脚本・絵コンテ:早ければ早いほど良い。
  • 作画:確実に使うカットの絵コンテが出来次第。文化祭作品の場合、新入生にやらせる動画を後回しにしてもいい。なるべく簡単なカット・勉強になるカットを残す。
  • 仕上:動画が出来次第。結構時間がかかるので、手の空いてる人が取り込んである動画を塗っていく。
  • 撮影:仕上が出来次第。動画の書き出しは特に時間がかかるので注意。
  • 音響:吹奏楽部が静かな時に。なるべく早め。時間に余裕があれば編集が終わってから録り直しても良い。
  • 編集:締め切り2週間前くらいから。エンディングは書き出しに時間がかかるので、早いうちにクレジットをまとめて書き出しておいた方がいい。

「勉強になるカット」について

毎年文化祭作品では、進入部員に「勉強になりそうなカット」を残しておきますが、時折「一年生にこのカットは難しすぎる」という声を聞きます。
しかし管理人は「難しくてやりたがらない」というのが理解できません。アニ研に入った以上、嘘でも作りたがらないと。(専門部員の話と若干矛盾してるな・・・)
全く描けないなら、下手なままでも上映するか、先輩が全部直してあげる勢いが欲しい。
修正されるのは恥じゃないし、修正するのは義務。プロの作画監督は全カットに目を通さない方が珍しいし、07年度作品で管理人は全カットの仕上を管理してその場で作画修正したりした。

その他

クミ線抜けわくわくさんや作画注意事項に従う事、スキャン時の注意事項、その他制作上の仕様に従う事は、コミュニケーション能力や制作技術や人としてのマナー以前の、最低の最低の最低のルールであると、管理人は思う。
が、これをしっかり守れる人は(プロではどうだか知らないが)自主制作においては非常~~~~~~~~~~~~~~~~~~に少ない。特に作画のことしか考えてない人、アニメを絵の勉強の一環程度に考えてる人、仕上げ・撮影の事も考えて作業してください。マジでお願いします。
最終更新:2011年08月30日 18:48