重ねた動画用紙をずれないようにする道具。
動画用紙に開いている穴(タップ穴という)に差し込んで使う。
タップ割り」のように、中割りの補助のような使い方もできる。
正式名をPeg-barというらしい。

coreRETASでのタップ

複数のセルを連動して動かす際に使う。
タップの数字(#01とか)を合わせて、T位置X、TスケールY、T回転などの数値を弄くったりする。

余談

  • 昔、セルをカメラで一枚一枚撮影していた時代に、タップを使ってセルを固定して撮影していたため、デジタルでの撮影でもこのような用語が使われている。
  • ディズニーなどでは、タップ穴を動画用紙の下に開けて使う事が多いらしい。とあるディズニーのアニメーターの話では、日本よりも作画枚数が多いため、紙を扱う際の手の動きを少しでも減らすために下にしているのではないかとのこと。
  • 大昔、1960年代頃以前はタップは存在せず、紙の左下を基準に紙を揃える「角合わせ」という方法が主流だった。
当時を知るアニメーターに描いて頂いた角合わせの図。
左下と右下にこのような形の厚紙(?)をあて、角を合わせていた。
(この時タップ穴の説明も同時にされていたためタップ穴が描かれているが、角合わせが使われていた時代の動画用紙にタップ穴は無い。)

関連項目

最終更新:2009年05月26日 01:19
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