1. 本来動いているべき部分、又は制作者が動いているべきだと考えた部分が動いている動画の事。例として、口パクでアゴを動かす、ただ立っているキャラでも呼吸等で体が揺れている、等。本来はこちらの意味。

  1. 転じて、1フレームにつき1枚ずつ絵を描いた動画を指す事。一般的にフルアニメと言えば24fpsだが、最近は12fpsや8fpsでもフルアニメと呼ぶ事があるらしい(詳細不明)。普通はこちらの意味で使われる。正確には間違いなので、この意味で言いたい時は「フル作画」という語を推奨する。

元々は上の意味だったらしいが、アニメの仕組みを理解していないマスコミや一般人によって様々な解釈がなされ、現在ではあやふやな言葉になっている気がする。
「滑らかな動き」「止メ絵を使用しない動画」等と言われる事も多いが、これは一般にも通じにくい。混同に注意。

リミテッドアニメーション

反対語として、「リミテッドアニメーション」がある。
本来は動きをデフォルメし、少ない作画枚数で複雑な動きを描く技法の事を言う。一種のデフォルメであって表現手法として始まったのだが、専ら作業量を減らすために使われ、24fps以下のフレームレートでの作画という意味でも使われる。正確には間違いなので、この意味で言いたい時は○コマ作画という語を推奨する。

フルとリミテッドのどちらが凄いか

一秒24枚全て描くというとフルアニメの方が大変かのように思えるが、実際は少ない枚数でカッコいい動きを描く方が難しい事も多い。
「ディズニーはフルアニメ」とかいう話をテレビなどで聞く事があるが、だからといってそれが凄いとは限らない。
必要な時に必要な技法で巧く描けるアニメータが一番凄い。

関連項目

最終更新:2008年12月04日 22:07