エフェクト。特効。
仕上撮影におけるグラデーションブラシ透過光ぼかしフィルタ2DCG3DCGや、音響におけるエコーなど、比較的最後の段階に加える加工を言う。

仕上・撮影の特殊効果はどちらも絵に対して行うものだが、前者は「素材に直接描き込むもの」、後者は「画面全体や動画に対して行う加工」として、厳密に区別され、分業化されている。

また、アニメ業界で単に特殊効果という場合は仕上時のそれを指す事が多く、撮影時の特殊効果を指す場合は「撮影効果」「撮処理(撮影処理)」などと呼ぶこともある。

技法については決まった形は無く、色々な手法・技法があるので、自分で工夫して作ったり、テレビアニメや参考書を見て研究すると良い。

撮影ではAfterEffectsを使う事が多いが、管理人も使い方がよく分からないので、自分で調べて欲しい。

余談

映画などでよく言われるspecial effectsの略として、「SFX」が知られているが、F,Xは頭文字ではない。
これは外人が「FX」を読んだ時、「effects」の発音に似るからである。
また、「B」「U」「2」「4」などもそれぞれ「be」「you」「to」「for」の発音に似るらしく、アングラな英語サイトではよく使われるらしい。
また、ハウス・クラブ系の音楽の歌詞やタイトルにもよく使われる。

特殊効果のスタッフ

特殊効果のスキルは仕上・撮影に関らずプロの同じ会社内でも相当ムラがあるらしい。
パソコンが得意なアニメータや監督が撮影スタッフを差し置いて手を加えたり(鋼の錬金術師劇場版や電脳コイル)、デジタル映像開発部という専門の部署を備えて技術の共有を図っている(京都アニメーション)例もある。
作品全体のクォリティを統一させるために一人で1話全部仕上げる事も珍しくないらしく、アニメ部でも2006年度作品「もち」は管理人がほぼ全てのカットをチェック・修正していた。

アニメ部でも将来的には、パソコンが得意な人を集めてCG班とか作ったらいいかも。

関連項目

最終更新:2009年12月29日 01:58