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帝王君臨 ◆a/jktCkNQY



「何故、当たらない!?」

提督は軍人だ。
射撃の訓練も一通り受けている。
例え、動く的であろうとそう簡単に外すことはない。
だが提督の放った銃弾は、全て目の前の老人に当たることはなかった。
既に十発以上撃っただろうか、あの老人は未だ笑みを浮かべ弾に掠りすらしない。
提督は弾切れになった銃の弾倉を入れ替えリロードする。
老人はその隙をついて来るかと思いきや、ただ淡々と歩いてこちらに向かってくるのみ。
再び銃を構え発砲。老人の眉間、胸、足、腕。何処にでも良い。当たって欲しいと祈りながら、射撃を続けるもやはり当たらない。

「カカカ・・・! やはりわしこそが王なのだ・・・!! 銃弾など・・・通用しませーんっ・・・!」

提督の手が吹き飛んだ。

暴発。
銃の中で弾が詰まったのか、何か火薬に問題があったのか。
銃身が破裂し、提督の手ごと弾けとんだ。
老人はまるで確信していたかのように懐に手を伸ばし、黒光りする銃を取り出した。
その構えは、提督に比べればあまりにも雑。これで撃ったところで当たりなどするはずがない。
しかし、老人の放つ銃弾はまるで吸い寄せられるかのように、提督の胸を貫きその心臓を貫通した。
まさに神業、奇跡としかいえない。
提督は力なく倒れる。

「―――吹雪……愛してる……」

死の瞬間、思い浮かべた愛する女の名を呼び。
誇り高き軍人は天寿を全うした。

「ここに主催本部を作り上げる」

老人、いや昭和の怪物鷲巣巌は提督を殺すと、死体を蹴飛ばしながら目もくれず主催本部を作り始めた。
もちろん老人一人で主催本部を作り上げるなど不可能だ。
だが、今ここには複数の黒服が居た。
それはただの人間ではなく、人の形をした使い魔(サーヴァント)のような存在。
まともな生物でない為、放射線の影響をまるで受けない。
更に異能も使えるので、一時間足らずで主催本部が完成した。

「カカカ・・・。これが・・・これが今のわしの城か・・・!!」

鷲巣は会場に飛ばされてから運良く会場に隠された超常技術を発見した。
魔術をベースとした超技術。魔術をベースとしている為、放射線の影響は皆無であった。
如何に放射能といえども異能の存在にまでは干渉できない。
サーヴァント、魔法少女、魔女のように制限され、放射線に汚染される参加者とは違うのだ。
使い方が分からなかった鷲巣は適当にそれらを弄繰り回すと自身の体が透けていくことに気づく。
そして意識は反転し、提督の元へと飛ばされていた。

「最初は何が何だか分からなかったが理解したぞ・・・。これは殺し合い・・・!
 カカカ・・・! そしてわしは、その愚かな参加者共を支配する主催者(おう)だということが・・・!」

歴史の修正力により鷲巣は導かれたのだ。
この場に殺し合いを巻き起こす主催者として。
否、鷲巣の剛運が、王たる鷲巣が歴史の修正力そのものを従わせたのだ。
本来ならば見つけ得ないだろう、その超技術もその豪運があってこそだ。
何より、これはバトル・ロワイアルである。主催となるものが存在しなければ成り立たないのだ。

「そうとなれば、早速放送を開始せねば。
 ここに居るボンクラ共は誰一人として、ここが闘争の場だとは理解しておらん。
 放送機器はこれか・・・よし」

その放送機器も魔術がベースになっているので放射線の影響を受けない。

『カカカ・・・! 聞こえるか諸君? わしは鷲巣巌・・・。
 今から・・・貴様達には殺し合い・・・バトルロワイアルをして貰う・・・!
 ルールは簡単じゃ・・・何でもいいから殺せば良い・・・!
 殺して殺して・・・最後の一人まで生き延びろ・・・!
 殺しあうのに必要な道具はそのディバックに入っているはず・・・!
 そうそう・・・放送・・・死亡者はわしが六時間置きに放送で呼んでやろう。感謝するが良い』

この場に呼ばれた参加者からすれば、あまりにも唐突過ぎる殺し合いの開始宣言。
反発するものは当然のごとく現れる。
何より、ここに参加者を縛る為の首輪の爆弾は存在せず、むしろ首輪が放射線から守護っているほどだ。

『それと忘れるところだったが、逆らったものには・・・そうじゃな、制裁・・・制裁を加えることにする・・・!
 空から・・・打ち込む・・・ミサイルを・・・どんな者でも絶対に死ぬミサイル・・・。
 手始めに、手頃なエリアを消し飛ばす・・・!!』

鷲巣がスイッチを押す。
その瞬間、H-6にミサイルが降り注ぎ消し飛んだ。
このミサイルもまた特殊性であり、例え不死の存在であろうと殺す超技術のミサイルである。
そして放射線の影響は受けない。

『カカカ・・・! わしは・・・いつでもお前らを殺せるという事だ・・・。わしは・・・君らとは違うんです!
 掌・・・いわば貴様らはわしの掌の上・・・!
 わしの気分しだいでいつでも殺せるのだ・・・。逆らおうとは考えんことだ・・・! 精々、殺し合え・・・。
 最後にアカギ・・・。赤木しげるを殺した者には褒美を・・・いや、やはりわしが殺す・・・!!!』

そう言うとミサイルを発射しまくる。
何処にいるとも知れない、赤木しげるへと向けて。


『死ねっ・・・死ねっ・・・アカギ・・・!!!』



【提督@艦隊これくしょん -艦これ- 死亡】

【新主催】
【鷲巣巌@闘牌伝説アカギ~闇に舞い降りた天才~】

※鷲巣の放送が全会場に流れました。
※H-6がミサイルで消し飛びました。
※逆らったものはミサイルをぶちこまれます。当たれば何であろうと絶対に死にます
※主催本部およびその機器、設備、そこで働く黒服(使い魔)、鷲巣の手にした超技術には一切の放射線の影響を受けません。
※黒服は超技術で作られました。
※主催本部は一から作りました。
※主催本部内は放射線が浄化されています。
※ランダムにミサイルが発射されました。


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