「金糸雀救済基金」(2006/01/18 (水) 19:39:45) の最新版変更点
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<p><font size="2">金糸雀救済基金<br>
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カナ「今日こそ、焼きそばコロッケパンを一番乗りでいただきかしらー」<br>
雛苺「金糸雀~、そんなところに落とし穴作ったら危ないのー」<br>
カナ「策士たるもの事前万全にして入念な準備をもって戦いに望むものかしら」<br>
雛苺「でも~、もう4時間目始まっちゃうよ?金糸雀」<br>
カナ「わかったかしら、雛苺ロープ引っ張って」<br>
雛苺「うぃー。うんしょ・・うんしょ・・」<br>
カナ「ぷふぅ、随分深く掘ったかしら。これで焼きそばパンはいただきかしら」<br>
雛苺「金糸雀~、いそごうよー」<br>
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ジュン「だから、なんでいっつも俺がパンを買わなくちゃいけないんだよ」<br>
水銀燈「わたしは、いつでもジュンとパンを買いにいってもいいのよぉ?」<br>
(またジュンと2人きりでご飯食べたいわぁ)<br>
翠星石「そういって屋上に行ったきり帰ってこなかったのは誰ですぅ?」<br>
(これ以上、先を越されるのだけは嫌ですぅ)<br>
蒼星石「僕らの分のパンまで食べてしまうし」<br>
(僕だってたまにはジュン君と2人きりでお昼食べたいな)<br>
真紅「・・・というわけなのだわ。ジュン、悪く思わないで」<br>
(この膠着戦線なんとかしなければだわ、大体ジュンが優しすぎるのがいけないのだわ)<br>
ジュン「悪夢だ・・・」<br>
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---4時限目終了---<br>
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「ウラー!」「ウラー!」<br>
さわやかな昼の喧騒が、校舎中に響き渡る。<br>
購買に詰めかける生徒たちが、今日も難民のような形相で大して広くもない売店に群がる。<br>
カナ「ああ!また追い抜かれてしまったのかしら!なんで簡単に追い抜かれるのかしらっ!!」<br>
生徒「簡単さ、動きが鈍いからなっ!本当。昼の購買は地獄だぜ!フゥーハッハー!」<br>
カナ「く・・・悔しくなんかないのかしら!ここはカナおとっときの近道に行くかしら!」<br>
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--購買前--<br>
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ジュン「まったく、どいつもこいつもブツブツ・・・」<br>
生徒「待たせたな。配給品の要請を受け付けるぞ。」<br>
ジュン「はぁ・・・この紙に書いてあるものをください。」<br>
生徒「すごい量だな。お前のクラスでテロリストの集会でもあるのか?」<br>
ジュン「(何言ってるんだこの人は・・・)」<br>
生徒「ふむ、まあいい。要請した物品だ、現金および軍票、手持ちがなければ武器弾薬と交換だ。」<br>
ジュン「・・・人形と交換できますか?」<br>
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--近道の落とし穴--<br>
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カナ「・・・この策士金糸雀を落とし穴に落とすなんてひど過ぎるかしら。ちょうどカナが出られない深さに掘るなんて<br>
敵はカナだけを狙っていると思って間違いないかしら。」<br>
カナ「あ~ぁ・・パン・・・売り切れちゃったかしら・・・」<br>
ジュン「おい、お前何してるんだ?」<br>
カナ「あ!ジュン!助けてかしら。敵の巧妙な罠にはめられたかしら」<br>
ジュン「こんな穴掘ってるなんてお前くらいしか居ないと思うけど。ほら手かして」<br>
カナ「うん~~しょ・・・ふう、助かったかしらー」<br>
ジュン「パン買に行くんじゃないのか?」<br>
カナ「あ・・・焼きそばコロッケパン・・・売り切れちゃったかも」<br>
ジュン「焼きそばコロッケパンならあるけど」<br>
カナ「べ、べつに催促したわけじゃないかしら。」<br>
ジュン「別にいいよ。購買の奴が間違って入れた奴だし。ほら、昼まだなんだろ?」<br>
カナ「ありがとう・・・かしら」<br>
ジュン「僕にいえばついでに買ってきてやるのに」<br>
カナ「ジュンに迷惑だし、そんなことをしたら薔薇乙女番長の名折れかしら」<br>
ジュン「ふーん。ま、気が向いたらいつでも言えよ」<br>
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---自宅で----(みっちゃんは金糸雀のママなのかしら^^)<br>
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カナ「それでね、それでね。金糸雀が落とし穴に落っこちたあとにジュンが助けてくれたのかしら。おまけにパンまでくれて<br>
きっときっと金糸雀の事気になるのかしら!」<br>
みっちゃん「でも複雑だわ。金糸雀にボーイフレンドが出来て「お嫁さんにください」なんて言われたら私どうしよう」<br>
カナ「キャー!ジュンと結婚かしら~」<br>
みっちゃん「ッッッ!!! 恋に燃えるカナ可愛いッッ~~~~~~」<br>
カナ「キャー摩擦ねつーーー」<br>
カナ「でも、結局金糸雀を陥れた敵はわからず終い。いつか見つめてトッチメチンかしら」<br>
みっちゃん「カナの学校ってサバイバルでデンジャラスなのね」<br>
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---4時限目前----<br>
雛苺「金糸雀~。普通にジュンにお願いしたほうがいいと思うの」<br>
カナ「何言ってるのかしら、勝利と栄光は自ら勝ち取ることに意味があるかしら」<br>
雛苺「うぃ、雛もう行くね。」<br>
カナ「もうちょっと待って・・・・・できたーかしらー!」<br>
雛苺「うゅ?」<br>
カナ「今日の金糸雀は昨日の金糸雀とは違うのかしらー!」<br>
雛苺「いつもどおりだと思うのよー」<br>
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---4時限目終了----<br>
「ウラー」「ウラー」<br>
澄み切った(ry<br>
カナ「今日も今日とて焼きそばコロッケパン一直線かしらー!!」<br>
カナ「そして、すかさずショートカットかしらー!!」<br>
カナ「誰か引っかかってるのかしらー!」<br>
ジュン「いてぇ・・・なんなんだよ。このつっかえ棒」<br>
カナ「勝負は非情かしらー」<br>
ジュン「ちょっ・・・マジかよ・・・」<br>
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真紅「で、つっかえ棒に引っかかって転んでパンを買い損ねたと」<br>
蒼星石「ジュン君大丈夫?怪我してない?」<br>
翠星石「ジュンも肝心なところでボケかますですぅ。そんなのヤサイ人くらいしか引っかからないですよ」<br>
薔薇「・・・サイヤ人・・・」<br>
翠星石「う、、そうとも言うですぅ」<br>
水銀燈「ともかく、ジュンには罰が必要よねぇ。肉体的な罰が・・・うふふ」<br>
真紅「水銀燈、貴女って本当にそういうこと好きね。常識を疑うわ」<br>
カナ「買っちゃったぁ♪ 買っちゃったぁ♪ 焼きそばコロッケパンをいただきかしら」<br>
水銀燈「それ、私の台詞なんだけどぉ。使用料として一口もらうわぁ」<br>
カナ「やぁ!これは金糸雀のものかしらー!」<br>
水銀燈「そぉかしら?ジュンに罠まで仕掛けてた癖によく言えるわねぇ。窓から見てたわよ?」<br>
真紅「本当なの?金糸雀」<br>
薔薇「・・・意外かも・・・」<br>
蒼星石「そういう悪ふざけ、見逃す訳にはいかないね」<br>
翠星石「どーいうつもりなんですか、ちょっと見損なったです。」<br>
カナ「あ・・・い・・うう・・そんな・・・」<br>
雛苺「ちがう、ちがうのよー」<br>
真紅「雛苺は少し黙っていなさい。で?どうなの?」<br>
水銀燈「事にジュンを陥れるなんてどうかしてるわ、イカレてるわ」<br>
カナ「うう・・・うわぁぁん・・・」<br>
ドタドタドタ・・・<br>
ジュン「お前ら、そんなに詰め寄らなくたって・・・まったく」<br>
翠星石「ジュン、どこへ行くですぅ?」<br>
ジュン「・・・トイレだよ。」<br>
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真紅「ジュン・・・嘘が下手ね・・・」<br>
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カナ「ぐす・・・くすん・・・そんなつもり・・・なかったかしら・・・」<br>
「おーい、金糸雀~でてこーい」<br>
カナ「あ・・・ジュンの声かしら・・・」<br>
「金糸雀~ どこだー」<br>
カナ「どうしてここって解るかしら」<br>
「金糸雀~、おまえパンツ見えてるぞー」<br>
カナ「え!どどどどどうしましょう!慌てず騒がずここは移動かしら~」<br>
ガサガサ・・・<br>
ジュン「みーっけ」<br>
カナ「え?・・・見つかってたんじゃないのかしら?」<br>
ジュン「見つからないからカマかけてみた」<br>
カナ「・・・・と、あ・・・うう・・・と、えと・・・」<br>
ジュン「僕は、怒ってないからな」<br>
カナ「え?」<br>
ジュン「僕は怒ってないって言っただけ、つーかそんだけ」<br>
カナ「カナのこと怒ってない・・・かしら?」<br>
ジュン「怒ってないけど、危ないからもう2度とやらないでくれよな。」<br>
カナ「あう、、、う、うん・・う・・・うう・・・うわぁ~~ん。ごめんなさぁい~~」<br>
ジュン「しょうがない奴だな」<br>
ぎゅ・・・なでなで<br>
カナ「あ・・・ん・・・」<br>
ジュン「いい子だからもう教室にもどろう、な?みんなに弁明しないと」<br>
カナ「や・・・もう少しだけ・・・こうしていたいかしら・・・」<br>
ジュン「金糸雀はいけない子だな。もう授業始まるのに」<br>
カナ「ジュンが優しいからいけないのかしら、ジュンのせいでカナがカナじゃなくなったみたいかしら。」<br>
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---放課後---<br>
ジュン「結局、サボっちゃったな」<br>
カナ「もう帰らないとダメかしら?」<br>
ジュン「もう夕方だし、教室に誰も居ないだろうから」<br>
カナ「そうじゃなくって・・・ううん、家に帰らないとダメかしら」<br>
ジュン「?」<br>
カナ「一緒に帰っていいかしら?」<br>
ジュン「途中までだけどな」<br>
カナ「ジュンはおとめこころがわかってないかしら~」<br>
ジュン「よく言われる。なんでなんだ?」<br>
カナ「あは♪ジュンはお子様かしら~」<br>
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---自宅---<br>
カナ「みっちゃん・・・」<br>
みっちゃん「どうしたのカナ?元気ないわね。」<br>
カナ「もしもみっちゃんが好きな人に悪いことしたら、その人が怒ってないっていっても何かしなきゃって思う?」<br>
みっちゃん「??・・・そうねぇ、特別何かする前にちゃんと謝るわね」<br>
カナ「お・・・男の子でも?」<br>
みッちゃん「男の子なら尚更ね。・・・カナ、学校で何かあったの?」<br>
カナ「う、ううん。学校の宿題なのかしら~」<br>
みっちゃん「そっか。そうよね♪~」<br>
みっちゃん(ずっと小さい子供みたいに思ってたけど、やっぱり女の子するようになってきたわね♪)<br>
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カナ「やっぱり、謝らなきゃだめかしら」</font></p>
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未完
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