『私立薔薇学園高等学校 二年A組解散』
~職員室~
ネ(ニコニコ)
梅「お ネギ先生うれしそうですね いいことでもあったんですか?」
ネ「ええ 今回の期末テストのクラス平均点うちがトップなんですよ うれしいなぁ~」
梅「ほー それはすごい 」
ス「梅岡先生 ほーそれはすごい じゃないですよ A組またビリじゃないですか」
呂「一年の時は、A組がずっとトップだったのに なさけないですよね」
ホ「回転回転回転回転」
梅「ん~まぁ 彼らには、高校生活を楽しんでもらえればいいかなって思ってまして」
草「いや だからと言って学生の本業は勉強ですよ それを厳かにすると言うのは
どうかとおもいますね」
ア「ん どうしたんですか? 」
草(う! アーカード)
ア「ほーテストの成績ですか、これはひどい ブビーのI組より10点離れてるじゃないですか」
梅「いや そうとは言っても、今回の学年トップもベジータですし 教科別でも蒼星石雛苺 JUN
は、それぞれ英語 国語 数学で学年トップですよ」
諸「教科別でトップだろうが他がこれじゃ意味ないでしょ 入試は総合点なんですよ」
ホ「回転回転回転回転」
梅「いや 私は、人生は受験だけとは思いません」
諸「甘いですね 高校と言うのはビジネスです いかに子供たちをいい大学に行かせ 高校の
名前を売り込めるかが重要でしょう 生徒も生徒なら教師も三流ですか」
梅「わ・私も、彼らもやればできます」
諸「ほ~じゃあ 三週間後英数国でA組だけ 再テストしましょう そこで一人でも平均75点以下
だったらA組は、解散して2学期からは、以前校長が行ってた特別進学クラスを編成するという
のはどうですか?」
梅「い、いいでしょう 楽勝ですよ」
ホ「回転回転回転回転」
~教室~
梅「っというわけだからよろしく」
一同「え~~~~~」
翠「梅岡は、馬鹿ですか? 翠星石は、この前のテストで平均34点だったんですよ」
真「あら 重症ね 私は、76だったは」
水「お馬鹿さんね 私は数学国語は90点だったわ(英語は40点だけど)」
べ「ふん」
笹「僕は、平均80だから いいかな」
薔「・・・・・・13点」
金「解散かしら」
~帰りのHR~
J「蒼星石 雛苺と話し合ったんだけど、今日から放課後みんなで勉強会をしないか?
幸いにも テスト科目が僕らの、得意教科だしなんとかなるかもしれない」
翠「それは、名案です。 いっしょにがんばるです。」
薔「・・・・・メイアン」
ベ「フン お前たち、仲良しでいいな どうせ一年後には、卒業してばらばらじゃないか
俺たちは一時的な集団なんだよ。 くだらね」
笹「そうだよ 僕は一人でやらせてもらうよ」
J「確かに僕たちは、一時的に集まった集団かもしれないけど、何も残せないまま解散するなんて
つらいことじゃないか いっしょにやろうよ」
ベ「フン 勝手にしろ おれはひとりでやるぜ」
J「ベジータ・・・・」
~放課後の教室~
ホ「回転回転回転回転」
J「僕たち、3人合わせてもたった6人か」
蒼「ジュンくん」
雛「ジュン 真紅も水銀燈も図書室でやるっていっちゃたの」
翠「も~チビ人間もそんなに落ち込まないで、はやくはじめるです。 きっとみんな来るです」
薔「・・・・・・・・・ベンキョウ・・タノシミ」
金「さー始めるかしら」
J「そうだな はじめよう」
その日から、彼らの放課後の勉強は、毎日続いた
蒼「考える 認識する 伝える系の動詞の後のthatは、名詞節だよ」
雛「古文は、文法かためたあとは、文脈押さえれて読めばだれでもできるの」
J「ライプニッツとメルカトールの級数は、こうすれば簡単に証明できる」
金「英語は、かんたんかしら」
翠「意味はわからないけど、古文の大意はとれるです」
薔「・・・・・ライプニッツ・・・テンサイ・・・」
そして、こんな生活が5日続いたある日
J「ここを正射影して この長さを求めると・・・・・あれ? 答えが合わないな」
?「二つ上の式の答えが間違ってるわよ おばかさん」
?「私たちが、いないと四則計算もまともにできないのね ジュン」
雛「わぁー真紅と水銀燈なの」
蒼「やっと二人とも来たね」
真「ジュン ここがわからないのおしえなさい」
J「いきなりそれかよ っで何で来る気になったんだ?」
水「いや その 二人で図書室にこもるのも飽きてきちゃって」
真「私は、図書室でもよかったんだけど水銀燈が、一人じゃかわいそうだからついて来ただけよ」
蒼「はいはい じゃぁ席について」
この日を境に放課後の勉強会に来る人たちも増えていった
ベ「フン よくやるやつらだ・・・・・・・何かを残すか」
梅「おぉ やってるな」
ア「何をやってるのですか?」
梅「アーカード・・・先生 いやこれは」
ア「ふ~ん ジュースの差し入れですか、教師から生徒へのこういう行為は禁止されてるのを
知っていますか?」
梅「でも こんなに遅くまで残ってやっているのに・・・すいま」
謝ろうとしたとき、目の前に一万円札が二枚差し出された
ア「これで、やつらに腹にたまるものでも買ってきてやってください」
梅「ありがとうございます」
ア「いえ 戸締り頼みましたよ」
そしてテストの日が、やって来た
チッチッチッチッ
草「はい 試験終了 結果は明日だ」
水「完璧ね」
真「ええ マクローリン展開が、出るとは思わなかったわ」
翠「英語は、描出話法にやられるところだったです」
金「古文雛苺の予想が的中したときは、びっくりしたかしら」
蒼「まぁ 結果は、明日だね」
J「ああ 明日だ」
雛「おつかれなの」
薔「・・・・メヌクヌスハ、テンサイ・・・・・」
~次の日~
梅「え~真紅 ほれよくやったな これで全員だな」
J「っで先生結果は?」
梅「最低平均点ギリギリ75.0で全員合格だ 笹塚は、廊下に立ってろ」
一同「やった!!」
翠「これで解散は無いんですね」
蒼「うん やったね」
水「これもジュン達のおかげだわ」
J「へへへ」
真「まぁあなた達はよくやったわ」
ベ「ケッ・・・・・俺も参加してればよかったな」
こうして、私立薔薇学園高等学校 二年A組解散の危機は過ぎ去っていった
しかしひそかに合計点299点を取った薔薇水晶が2年後東大理3主席合格することは
また別のお話
薔薇「・・・・・・パップスギュルダン・・・・・」
Fin
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