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金「きゃあっ…!」
?1「や~い…や~い!」
?2「のろま~!」
翠「こらぁ!お前たち金糸雀を虐めるなですぅ!!」
?1「やべっ!翠星石だ!!」
?2「逃げろ~!!」
翠「大丈夫ですか?」
金「うん…。」
翠「まったく、ちったぁしっかりしやがれです。」
金「そ…そんな言い方ないのかしら!」
翠星石は地面に落ちているヴァイオリンケースを拾う
翠「今日は何を習ったですか…?」
金「えっと…Air…。」
翠「帰ったら翠星石に聴かせるです…。」
金「え…?」
翠「か…勘違いするなですぅ!下手なヴァイオリンがちゃんと上手になってるかチェックするだけですぅ…。」
金「ふふふ…素直じゃないのかしら~。」
翠「う…うるさいです…。」

金「とびっきりの演奏を聴かせてあげるのかしら~♪




『人気者のなり方』
みんな、私のこと嫌いなのかなぁ…。そんな風に思う時がよくある。
私は、寂しさに耐えられない、困った女の子…。なんでも良いから
みんなに構ってもらいたい。そんな風に思うのだ。
金「そこで、この天才的な頭脳の出番かしらぁ~。いろんな手段で、クラス
で一番の人気者になるかしらぁ!」
金「手始めに、一番けんかの強ぉい水銀燈と仲良くなって、守ってもらうかしらぁ」
カナリアという名前の女の子は、薔薇学園1の策士である。自称だけど……。

金「水銀燈ぉ、ちょっと良いかしらぁ?」
水「なぁにぃ?今、数学の予習をしてるんだけどぉ」
金「ふっ、ふっ、ふっ。なら、これを飲むかしらぁ!」
水「あぁ、それは期間限定の乳酸菌1000倍のヤクルトじゃなぁい!」
金「水銀燈にあげるかしらぁ。これで、血糖値を上げれば、成績も上がるかしらぁ」
水「ありがとぉ。……でも、どうして私に?」
金「ストップ!かしら。善意はありがたく受け取るものかしらぁ!」
水「……??よくわからないけど、ありがとうねぇ、カナリア」

金「(うっしっしっ。これで、水銀燈は私のモノかしらぁ~)」

次に彼女は、蒼星石のところに行くことにした。

蒼星石は、真紅と翠星石と一緒にいた。金糸雀はジュースを3本持って
みんながいる場所に行く。
蒼「どうしたの?ジュースそんなに飲むと、お腹壊すよ?」
金「これは、みんなの分かしらぁ!ありがたく飲んで欲しいかしらぁ」
翠「……怪しいですねぇ。何を企んでるですか?」
金「なっ…何も企んでないかしらぁ~。私の日頃の感謝の気持ちかしらぁ」
真「なんだかよくわからないけど……ありがたく頂いとくわ」
金「飲め飲めかしらぁ~」

そこに、雛苺がやって来た。
雛「雛もジュース飲みたいのぉ~カナリアぁ」
金「雛苺には、これをあげるかしらぁ!」
雛「うにゅ~なのぉ~!!ありがとぉなの、カナリアぁ!」
金「(これで、残りは薔薇水晶だけかしらぁ)」

金糸雀は、この時気付いてはいなかった。モノで釣ったって、本当の
友情なんて手に入らないことを……。

薔薇水晶の好物っていうか、好きなことって一体なんなの?金糸雀は
悩んでいた。お菓子?飲み物?違う。なんなの?
薔薇「……何してるの?」
金「ふぇ!?べっ、別に何もしてないかしらぁ!」
薔薇「……カナリア…」
金「なにかしらぁ?(いきなりの対応も、俊敏にしないとかしらぁ)」
薔薇「……ばちこーん…」
金「……????どういうことかしらぁ?(わけわかんないかしらぁ)」
薔薇「……カナリアは宇宙の神秘をもっと理解して……」
金「はぁ!?いやっ、理解するかしらぁ!」
薔薇「……今日の空って円周率みたいじゃない?……」
金「う、うん!そうかしらぁ?(会話が成り立たないかしらぁ!)」

金糸雀は思う。水銀燈はよく、こんな変人と会話が出来るな……と。
くじけない、めげない。それが彼女のモットーだ。家に帰り、みっちゃん
の玉子焼きを食べながら、次の作戦を練っていた。

みっちゃんの作る玉子焼きは、世界で一番だと彼女は思う。でも、今日は
それ以外のことで頭がいっぱいだった。
金「みっちゃん……催眠術教えて」
み「何のために?催眠術なんて誰に使うのぉ?」
金「カナね、みんなと仲良しになりたいの…。人気者になって、もっと
いっぱいみんなに愛されたいの…かしら」
み「それで催眠術を使うの?」
金「……そうかしら…」

みっちゃんは、ふふっと軽く笑い、金糸雀を抱き寄せる。
み「あのねぇ、カナ……。催眠術なんてただのまやかしなのよぉ?」
金「それでも…命令すれば、みんなが優しくしてくれ…」
み「それで、優しくされてうれしいの?ただのまやかしの優しさは、優しさとは言わないのよ?」
金「でも…でも…」

みっちゃんは、金糸雀の瞳を真剣に見て、優しい声で囁いた。
み「今のままでも、十分カナは人気者だと思うよ?カナが気付いてないだけで…」
金「そう……かしらぁ?」
み「カナ、『かしら』じゃなくて、そうなのよ。もっと自分に自信を持ちなさい」
金「みっちゃぁん……」

金糸雀は思う。自分のことを愛していなかったのは、自分自身だったと。
翌日、天気は日本晴れ。昨日までの金糸雀はそこにはいなかった。
クラスの中では、今日も『かしらぁ』という声が、元気に響いていた。
…完。


金「カナのこのバイオリンで皆の心を鷲掴みにしてやるかしら?」
蒼「(鷲掴みて・・・)や、バイオリンはいいけど1つだけだと
  たぶん他の楽器の音に埋もれちゃうんじゃないかな?」
金「( ゚д゚ )」


金糸雀の日記より

○月×日
バイオリンは小さな時からやっていた事もありかなり上手なのかしら、だから
弦奏楽部に誘われる事は多いの、でもカナはバイオリニストを目指しているわ
けでないのでお断りしたいのだけど、断りきれない自分がいるかしら。
ちょっと情けない自分を反省かしら。

その日の放課後も後輩に是非演奏をと言われ音楽室へ。バイオリンを奏でる。
カナが演奏中、音楽室はバイオリンの旋律だけが響き渡る。
演奏が終わり会釈をすると後輩達は拍手や賛辞をくれた。
その中に紛れるように彼はいた。音楽室の前を通った時バイオリン音色が聞こ
えてきっと金糸雀の演奏だと思って参加させてもらったと。
カナが照れていると、彼は金糸雀の奏でるバイオリンは優しい旋律だから好き
だよきっと優しい心を持っているからだねと言って頭を撫ででくれた。
カナは嬉しいやら恥ずかしいやらで顔が真っ赤になっていたと思う。

今度はあの人の為だけにカナは旋律を奏でたいかしら。

金糸雀の日記より

○月×日
今日は親友の雛苺とショッピング行ってきました。すごく久しぶりかしら。
最初はヒナの希望でお洋服を見に行く事になったんだけど、可愛い服はバスト
サイズが合わなくて結局買わなかったかしら。ヒナったら顔に似合わずスタイ
ルいいから羨ましい。あっでも服のサイズが合わないのは困りものかしら。
その後、幾つかショップを見たんだけど結局、サイズが・・・
落ち込んでるかと思ったらヒナったら「いつものこのなの」って笑ってるかし
ら、きっとこの笑顔が人気の秘密のなのね。
食事をした後、アクセサリーを見て回ってた時、ペアウォッチに目が止まった
の。じっと見ていたらヒナったら笑顔で「彼と一緒になの!」ですって。もう
まだ、そんなんじゃないかしら~♪

でも、いつか一緒に出来るといいかしら~♪。


バイオリンの音色~♪

金「やっと起きたかしら!学校に行く時間よ!」

金「えっ、朝からうるさいって?ひどいかしら~!」

金「でも、諦めないかしら!朝食用意したの(/////)」

金「もちろん甘~い卵焼きかしら~!」


またバイオリンの弦が切れてしまった。
何度張りなおしても同じ。すぐ切れてしまう。
放課後の音楽室でため息をついた私は指で弦を軽く撫でる。
バイオリンに身が入らないのはきっとあの人に片思いをしているせい。
臆病な私は彼に話かけることができない。
いつも遠くで指をくわえているだけ。
なんで勇気が出ないの。
委員長だから?
眼鏡をかけているからかしら?
きっと私の社交性が無いだけ。
自己嫌悪しちゃう。
窓の外の夕日を眺めて、もう一章だけ演奏しようと思ったら、硝子にあなたが映ってた。
あなたは掃除当番なのだと言ったが、よかったら一曲聞かせてもらえないかと私にいった。
その言葉を聞いた私はなにかから解放されたようで、今までで一番うまく演奏できたわ。
もっとあなたに聴かせてあげたい。
もっとあなたと奏でたい。
あなたとのシンフォニーを・・・。


携帯が鳴る。見ると金糸雀からだった。電話に出る。
金「あっ、えっと、かっ金糸雀です かっ、かしら!」

金「とっ、特にこれって用事じゃないかしら~」

金「あっ、切らないで、   欲しいかしら!」

金「少しお話したいだけかしら」

金「有難う。うん、とってもうれしい」

金「うん、うん、そうだ明日お弁当作ってきてあげるかしら♪」

金「そうと決まれば明日は早起きかしら~!うん、おやすみかしら!」


携帯が鳴る。見ると金糸雀からだった。電話に出る。
金「あっ、えっと、かっ金糸雀です かっ、かしら!」

金「とっ、特にこれって用事じゃないかしら~」

金「あっ、切らないで、   欲しいかしら!」

金「少しお話したいだけかしら」

金「有難う。うん、とってもうれしい」

金「うん、うん、そうだ明日お弁当作ってきてあげるかしら♪」

金「そうと決まれば明日は早起きかしら~!うん、おやすみかしら!」


金糸雀の日記より

○月×日
放課後にカフェレストラン・ラビットに行って来ました。実は此処で水銀燈が
アルバイトしてるかしら。紹介者は何故か雛苺かしら。
行ってみると水銀燈と雛苺はもとより薔薇水晶も働いているかしら?
ウェイトレスの制服も凄く可愛らしくてカナも一度着てみたいかしら。
ちなみに制服デザインは薔薇水晶との事。
忙しいのに水銀燈と雛苺は合間を見て相手してくれたの邪魔しちゃったかしら
しばらくすると店長さんが来ました。店長さんは白崎さんて言うらしいのその
名前を聞いてカナはピンときたかしら。でもその件はまた今度書くことにする。
白崎店長さんが言うには水銀燈が来てからお店は大忙しだと、見回すと確かに
水銀党員だらけ・・・雛苺愛護団体だったかしら?もちろん薔薇水晶のファン
もって、おいおいかしら~
そうそう、余談だけど白崎店長さんったら「雛苺君のお友達だね可愛いから直
ぐにわかった」ですって~~~恥ずかしいかしら~~~

その後みんな直ぐに仕事に戻ったけど誰かの為に働いている水銀燈がとても輝
いて見えたかしら。
私もいつか輝けるかしら。


~社会~
「P82を開いてくれ」

今回のテストもいつものようにクラス一を狙う
いつものように狙うだけだ……
「柏葉」
ピクッ
「何?桜田君」
「教科書忘れたから見せてくれない?」
「いいわよ」
「ありがと」
そんなことより授業に集中かしら
周りを見るとみんな私のようにジュンを……
ライバルが多いかし…らじゃないわ、差をつける今のうちかしら
「柏葉の教科書って綺麗だな」
「そうかな」
ぜっ全然気にはならないかしら

「次はP108の写真を見てくれ」

全く気にならない
そうは言ってもその姿はどこから見てもソワソワしている
「あっ」
「えっ」
なっな~んも聞こえないかしら
手が触れたなんて見ていないかしら
「ごめん」
「いいよ、全然(///)」
抜け駆けなんてズルイかしら
ちっ違うかしら私は授業に

「夏目漱石は昔の千円札に描かれていた…」
「あれ?柏葉顔が赤いぞ風邪か?」
「風邪じゃないけど…ちょっと変かな」
「どれどれ、ちょっと熱っぽいな」
えっえと~ジュンは昔の千円札に……
いつもの通り頭の中には授業のじの字すらない
「授業終ってからでも保健室に行った方がいいぞ」
「大丈夫だよ」
「今年は風邪が流行っているから念のため行っこい連れてってやるから」
「うん、ありがとう(///)」
そうはいかせないかしら
保健室ねこれは先回りしかないかしら
結局彼女も他の乙女と同じ顔をしている

金「ハァー、今日はみっちゃんがお仕事で早くお家を出ちゃったから
  お昼は購買部のパンなんて、ちょっと悲しいかしらー。
  でも、タマゴサンドが買えたのはちょっとラッキーかしら。早速頂くかしら。」

ガサッ

金「え?・・・何かしら、コレ?・・・手?き、きゃああああああああ!!」

ガサッ!ザッ!

金「だ、誰かしら?!」
薔薇「ようやく・・・見つけた。あなた・・・だったのね。それを持ってたの。」
金「ば、薔薇水晶?あ、あなた、何言ってるのかしら?」
薔薇「あまり見られたくなかった。余計なトラブルは出さない主義だから。」
金「そ、それじゃあ、ここ、この手はあ、あなたがやったのか、かしら?」

コクリ

金「な、何で?どうして?この人に何をしたのかしら?」
薔薇「わたしはね?常に『心の平穏』を願って生きてるの。『勝ち負け』にこだわったり
   頭をかかえるような『トラブル』とか 夜も眠れないといった『敵』を作らない…というのが
    わたしの社会に対する姿勢でありそれが自分の幸福なのよ。」
金「し、質問に答えるかしら?!」
薔薇「そんなことはどうでもいいの。だって金糸雀、今の貴方は私の睡眠を妨げる
    『トラブル』であり『敵』。貴方が誰かにこの事を喋る前に・・・始末するから。」
金「そ、そんな・・・」


短編(登校時)

時間は?うん、少し早いけどベストかしら。
もう直ぐあの角からあの人はやってくる。計算通りかしら。
前髪も整えているし完璧かしら。
待っている時間はとても嬉しい。だってあの人のことを長く思ってられるから。
なんて挨拶をしようかしら?おはようございます?いや、それだけでは・・・
あっ来た。ドキドキするかしら。がんばるのよ!
平常心。平常心。
「おっ、おはようございますかしら」

今日もあの人のハートをカナが頂かしら!