J「あ!やば!数学の宿題忘れちゃったよ。真紅、見せてくれないか?」
紅「愚かね…宿題は自分でするものよ。諦めなさい」
J「ちぇっ。じゃあ金糸雀、悪いけど見せてくれないか?」
金「この才女金糸雀の手にかかれば数学なんてちょちょいのちょいかしら。どうぞかしら!」
J「サンキュ!・・・ってここ今日の宿題の範囲じゃないんだけど」
金「( ゚д゚ )」
蒼「翠星石、あの資料とってくれる?」
翠「はーいですぅ」
イクラ「ハーイ」
タラ「ですぅ」
翠「ちょwwwww」
紅「JUM!4日も学校休んで何してたの?」
J「・・・・」
銀「ちょっとあなた!JUMの腕になにこすりつけてんのよ なれなれしいのよ 離れなさいッ!」
紅「なによブス」
銀「うるさいわねペチャパイ」
紅「ブス」
銀「ペチャパイ」
紅「ブスブスブスブスブスブスブス」
銀「ペチャパイペチャパイペチャパイペチャパイペチャパイペチャパイ」
J「やかましいッうっとおしいぞォッ!」
紅「キャーあたしに言ったのよ」
銀「あたしよぉー!」
蒼「ねえ、翠星石。『2ちゃんねる』って知ってる?」
翠「な、何ですかそれは?」
蒼「僕はパソコンなんて触らないから知らないんだけど、有名みたいだし……」
翠「あ、あー!し、知ってるですぅ!ニュースとかで見たですぅ」
蒼「やっぱり僕もパソコン使ってみようかなぁ……」
翠「大丈夫ですぅ!無理に使うことなんてないですぅ!」
蒼「そ、そう……?」
翠「そうなのですぅ!!」
翠(私が生粋のねらーだなんて知られたら首吊らねば、ですぅ……)
真「薔薇水晶。その携帯はしまった方が良いわ。見付かったら没収よ」
薔「……これ送ったら」
真「解ったなら良いわ。後悔してからでは遅いわよ」
銀「……私のはタイミングが悪かっただけよぉ」
真「自業自得よ」
銀「くぅっ……」
薔(『はいはいわろすわろす』、送信っと……)
~社会~
はぁ~
授業が始まるにも関わらず
ジュンを眺めていた
「P82を開いてくれ」
あれはなんです!!
ジュンが巴の席とくっつけているようだ
ジュンが教科書を忘れたみたいだ
ひっ!!
驚いたです水銀燈がいきなり振り向いてきたです
水銀燈は真紅を見ている
あっ二人に気付いたみたいです
そのとたん水銀燈の顔が変わった
真紅の方も後ろからでも分かる
いつもと違うオーラを感じる
気になってジュンの方を見た
何があったです!!
後ろからでも分かる
ジュンと巴の間に何かあった
「…だが今の肖像画は野口……」
教師の話がうるさく二人会話が聞こえない
野口吾朗がなんですか教師は授業するなです
その途端ジュンの左手が巴の方へ消えていった
それと同時に微かに巴がビクついた
ちょっと待つですここは教室です
何をしたですか?
後ろからでは何をしたか分からない
でも、水銀燈の顔を見れば良いことでないのが分かる
あ~イライラするです
水銀燈は何かを思い付いたらしい
不適な笑みが溢れている
ここはひとまず授業が終わったら水銀燈にまかせてみるです
~翠星石編ひとまず終り
~社会~
「P82を開いてくれ」
ゆっくりと教科書を開く
誰かの視線が感じる
後ろを振り返ると凄い顔をした真紅がいた
どうやらこちらには気付いてないようだ
何を見ているのだろう
落ち着いて真紅が見ているものを確かめた
ちょっとぉどうゆうことよぉ
そこにはジュンと巴が
しかも楽しそうに
「……綺麗だな」
「そうかな」
何があったのよぉ
いつの間にぃ巴ぇ~イライラ
~真紅編ひとまず終り
「夏目漱石は昔千円札の……」
教師の声は聴こえない
巴が教科書に手を伸ばす
ページを変えるのぉ?
どうやらジュンは巴が教科書のページを変えることに気付いてない
ちょっとぉ早くしなさいよぉ
予想通り二人の手が重なり合う
いま巴ジュンの手を見てたわよねぇ
確信犯だわぁ
巴も照れちゃってるしぃ羨ましいわぁ
「あれ?柏葉顔が赤いぞ風邪か?」
待ってぇそれは余計の気遣いよぉ
「うん、ありがとう(///)」
あぁ~
保健室ね、そうわさせないわよぉ
~水銀燈編ひとまず終り
爺「かずき~最近あの娘は遊びにこんのかいなあ」
蒼「僕、かずきじゃありません。蒼星石です。あの娘って水銀橙のこと?」
爺「そうだよ。すいちゃんだよ」
蒼「翠星石のこともそう呼んでるじゃないか・・・」
爺「ごめんねかずき、爺ちゃんボケちゃって」
蒼「かずきはお父さん。僕は蒼星石です!」
爺「おお、そうじゃった。ところでかずき」
蒼「蒼星石です。水銀橙がどうかしたの?」
爺「すいちゃんと遊ばないのかい。たまにはさあ」
蒼「確かに、最近は水銀橙の家に行くばっかりだったかもね」
爺「たまには、呼んであげなさい」
蒼「は~い」
銀「こんにちはぁお爺さん」
爺「おお、こんにちは銀ちゃん」
蒼(すいちゃんじゃなかったのかよジジイ・・・)
銀「血圧だいじょうぶ?ちゃんと乳酸菌とってねぇ」
爺「おお、おお、飲んどるよヤクルト」
翠「血圧より頭がやばいですぅ」
蒼「何いってるんだよ翠星石!」
爺「翠星石、爺ちゃんなあ、これでも満州で戦争してきたんだぞお」
銀「へえカッコいいわねぇ。もっと聞かせてぇ」
爺「おお、そうじゃなあ。あ、かずき、お茶をいれてきなさい」
蒼「僕は蒼星石です!」
翠「水銀燈、昼飯できたから食ってけですぅ」
銀「あら、ありがとぅ、いただくわねぇ」
爺「だいたいおかしいんじゃよ、最近の子供の名前は」
蒼「はあ……」
爺「お前の名前はかずきのほうが似合っとる!」
蒼「せめて和子で」
爺「まあなんだ、これからも翠ちゃんと兄妹仲良くな」
翠「違うです!翠星石は姉ですよ」
蒼(そっちかよ……)
爺「おかしいなあ。かずきは長男だったはずじゃが」
翠「耄碌するなジジイ!ですぅ」
銀「ボケはボケでも天然でしょぅ?10年前からこうじゃない」
蒼・翠「そうだっけ?」
銀「あんたたちもボケてきてるわよ……」
爺「ところでかずき、飯はまだかのう?」
蒼「今まさに食べてる最中でしょ!おじいちゃん!」
俺の名前はトランクス。訳あって過去の薔薇学にやってきた。
べ「蒼嬢、銀嬢それに真紅とジュンじゃねえか?」
母さん、どうやら蒼生石さんと水銀燈さんは呼びかたが違うみたいです。
あ、真紅さんを呼び捨てにしたから殴られてます。
べ「いいパンチじゃないか…もっとこい!!!」
…母さん、父さんはやっぱり髪型どおりMだったんだね…
『後輩たちの憂鬱』
レ「蒼星石先輩、頼まれてたプリントのコピー持って来ました」
蒼「…レンピカ、ごめん。もうそれ使わないや」
レ「えぇ~そんなぁ~」
蒼「本当に、ごめんね」
メ「水銀燈さん、ヤクルト買って来ましたよ」
水「それヤクルトじゃなくて、ピルクルでしょぉ?」
メ「あわわ、間違えちゃいました!すいません」
水「メイメイ、本当にあなたは役立たずな後輩ねぇ…」
真「…ホーリエ、私の靴を勝手に磨いたでしょ?」
ホ「はい。先輩が喜ぶと思いまして」
真「余計なことをしないでちょうだい」
ホ「喜ぶと思ったのにぃ…」
メ「最近、先輩が冷たいような気がする…」
ホ「でも、がんばって喜んでもらえるよう努力しないと」
レ「…無駄な努力って…知ってる?」
ピ「みんな元気ないね、どうしたのかしら?」
メ「ピチカートにはわからない事よ!」
ス「翠星石先輩は、いつも優しいですよ?」
べ「雛苺先輩も……優しいよ?(おどおど)」
後輩達に、苦労は絶えない。
…完。