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『冬のきもだめし』


翠星石と、蒼星石の二人は、家でレンタルビデオ店で借りてきた『呪いのビデオシリーズ』
を見ていた。怖いくせに見たがり。それが彼女。翠星石。
翠「きゃああ!なんですかこいつは!」
蒼「幽霊なんじゃないかな。怖いの?」
翠「怖くなんかないです!こんなのはやらせに決まってるです!」
蒼「じゃあ静かに見ようよ」
翠「……そうですね。(なんでこんなに落ち着いてるですかこの子は)」


約一時間程度の、『呪いのビデオ』を見終わり、翠星石は半泣きだった。
蒼星石はやけに落ち着いている。
蒼「ちょっとトイレに行ってくるね」
翠「わかったです……。(一人にしないで欲しいです)」
蒼星石がトイレに行ったことに、そわそわし始める翠星石。たまらず、トイレ
の方に行くと、トイレのドアが開いていた。
翠「ちょっと、なんでドアを開けっぱなしにしてるですか?」
蒼「あっ!止めて、閉めないでよ……」
翠「もしかして……怖くて閉められないのですか?」
蒼「……そうだよ。だって、トイレのドアを閉めた瞬間にお化けが出たらどうするのさ!?」
翠「なんですかぁ?さっきまで冷静だと思ったら、やっぱりびびってたんですねぇ」


場所は、とある山奥にある神社。その神社にお賽銭を入れたらそこで終了。
どちらが怖がっているかは、レフェリーとして呼ばれた水銀燈が決めることに。
水「こんな寒いのにきもだめしなんて…。頭おかしいんじゃないのぉ?」
翠「きもだめしに、季節は関係ないです。水銀燈はどっちがチキンか決めれば良いのです」
蒼「公平に頼むよ、水銀燈」
水「めんどくさぁい…。へくちゅ!」
翠「(ビクッ!)水銀燈、くしゃみしないでくださいです」
蒼「あれぇ?もう足が震えてるよ?翠星石」
翠「これは、寒いからに決まってるです!ほら、早く行くです!」


二人のどうでも良い争いに巻き込まれた水銀燈だが、実はオカルト好きなので
自分も楽しむことにしていた。
水「この辺ってさぁ、出るらしいわよぉ?ブルマを履いたおっさんが…」
翠「それは、ただの変態です!」
水「…蒼星石ぃ、足の裏に変なものがついてるわよぉ?」
蒼「あっ、犬のうんち踏んじゃってた。水銀燈、怖がらすなら真面目にしてよ?」
水「えぇ~つまんなぁい。どうせ何も出やしないわよぉ」


ガサガサ!
翠「きゃあああああああ!!出やがったですぅ!」
蒼「本当にお化け……?だ、だ、大丈夫だよ、し、心配ないよ」
水「あれは……」
三人の前に現れたのはお化けか!?それとも、変態か?


三人の前に現れた謎の黒い影の正体は…。
薔薇「……おっす、みんな」
水「薔薇水晶じゃなぁい。何してるのぉ?こんなところでぇ…」
翠「そうです!心の臓がぶっ壊れるかと思ったです!」
蒼「薔薇水晶か…。驚かさないでよ」
薔薇「……いや、ちょっとね」


薔薇水晶の手を見ると、何かをつかんでいる。暗くてはっきりとは見えないが
人間の首に見えなくもない。嫌な予感がする。
水「ちょっとそれ、何を持ってるのぉ?」
蒼「もしかして……それって…」
薔薇「……なんか、よくわからないんだけど見つけたの…。いる?」
差し出されたそれは、人間の……。
ぎゃああああああああああああああああああ!!というみんなの悲鳴。
どうやら、この不思議娘は、人間の死体をたまたま見つけたらしい。
水銀燈は薔薇水晶を抱き、蒼星石は気絶した翠星石を抱いて、山から下りていった。


死体は無事に、警察の方で引き取られた。
水「はぁ…まったく、いつもいつも…。トラブルメイカーね、あんたは」
薔薇「……とらぶりゅめいくぅあ?」
蒼「ふうぅ…。ねえそういえば、結局一番のチキンは誰なのさ?」
水「……もう良いでしょぉ?引き分けで…」
蒼「……ごめん、それもそうだね」
腰を抜かした蒼星石と、気絶したままの翠星石。どっちも怖がりだよ。
だからこそ、助け合って生きなきゃね…。
…完。


金「唐突だけど私今度の文化でバンドをやってみたいかしらー」
一同「・・・ハァ?」

今現在、12時を少し過ぎた辺り。いつものメンバーで弁当を突付きあいながら
談笑に花を咲かしている。そう、いつも通りの楽しい光景。
その中で自称薔薇乙女一の頭脳派の唐突の一言に全員は呆然とした。

翠「ちょいと神奈川、あんたイキナリ何を言いやがるですか?」
金「か、カ・ナ・リ・アよ!・・お、おほん、昨日テレビでス○ング・ガールズを見たの。
 私も一度ああいうのをやってみたいのかしらー。だから」
蒼「でも、あれって確かジャズなんじゃ・・・」
紅「それにああいうのはモット人数が必要なのだわ。」
銀「しかも、私達楽器なんてやったことないわぁ」
薔「・・・」
金「ちょ、ちょっとー、だから小規模のバンドにしたのかしら。それに高校の青春なんてあっという間なのかしら。
 だからこそやる意味があるのかしら。若いうちは何でもやってみるものかしらー」
蒼「ま、まあ言ってることの一部には賛成するけど・・・」
雛「うにゅー、楽しそうなのー」
翠「お馬鹿苺はこれだから困るんですぅ。第一、私達は経験の前に楽器も持ってないんですよ。
  お金もないのにどうやって調達するですか?」
薔「・・・同情するなら金をくれ」


ある日の学校の放課後な裁縫部の部室にて
紅「聞いた?蒼星石」
蒼「うん、聞いたよドロボー出たんだってね」
紅「帰宅部の部室が荒らされて、いろいろ盗られたらしいのだわ」
蒼「犯人は捕まったらしいね 部外者って聞いたよ」
ジュ「おまえらも気を付けろよ、貴重品とか部室に置いとくなよ~」
紅「ジュンも、お金に困ったらまずは私たちに相談しないね」
ジュ「ああ…あ?あ…あア!?」
薔「……人生ぱくりパクられ……」
ジュ「よくわかんねぇから帰ってくれw」

紅「そこで 私は防犯対策を立ててみたのだわ!!」
ジュ「また余計な事をしたんじゃないよなぁ?」
紅「部費で金庫を買ったのだわ!!」
真紅が部室の片隅に虚しく置いてある金庫に指をさす
ジュ「余計な事したーーー!!」
蒼「でも、まずはこれで一安心だね」
紅「皆 貴重品はここに入れて頂戴」
ジュ「でも…サイフは普通に使うし、携帯は常に持ってないといけないし」
そのジュンの一言に皆は黙る
一同「……………」
そしてジュン以外の皆が部室の扉を開け走り出す
真「私たちに」
蒼「若い僕達に」
薔「……失うものなんて何も無いんだ……!!」
ジュン「だったら買うなーーーー!!!」

昼食後のやりとり

水「ねぇジュ~ン♪買ってきて欲しいよぉ♪」
蒼「頼むよジュン君、僕らマラソン凄く走らされたんだよ」

ジュ「しるかよ!!自分で行けよ!」
水「昼御飯が足りないのよぉ」
蒼「パンくれー」

ジュ「なんで僕が、おまえらのパシリにならなきゃいけないんだよ」
そう行って何処かに行こうとするジュン
蒼「僕はコロッケパンが良いなぁ」
水「私はヤキソバパンが欲しいわぁ♪」
二人を無視して行こうとするジュン

蒼「頼むよージュン君、疲れて本当に歩けないんだよー」
水「おつりでアイス買って良いからお願ぁい♪」
ピクリと反応するジュン
ジュ「ふざけるな!」
ジュ「この俺が!!」
ジュ「こんな事で!」
ジュ「動くと!!」
ジュ「アイス超うめぇぇ」

蒼「使いやすいなぁwwwwww」


紅「あら、今日は遅い目覚めなのね・・・おはよう。」
蒼「おはよう、ねぼすけ君♪早く起きないと駄目だよ?」
雛「おっはよ~~~~なの~~~~!!」
金「おはようかしら~。みっちゃんの卵焼き食べるかしら~?」
翠「起きるの遅すぎですぅ!私を待たせるなんて酷ぇですぅ・・クスン」
水「おはよぉ~。今日も乳酸菌取ったかしらぁ?」
薔薇「・・・・・ボン・・・ジョルノ♪」


紅「あら、皆おはようを言って欲しいの?」
蒼「ふふ・・・君達って甘えん坊さんだね?」
翠「仕方ねぇ奴らですぅ~・・・・こ、今回だけだからなですぅ!」
雛「ヒナにまっかせてなの~~!!」
金「ふっふっふっ~~!こうもあろうかと卵焼きいっぱい用意してたかしら~~!!」
銀「うふふ・・・・お馬鹿さぁん♪いくらでも言ってあげるのにぃ~。」
薔薇「・・・・・・良いよ♪」

紅「おはよう、起きたなら私のために紅茶を入れて頂戴?」
翠「お前らおはようですぅ!!えと・・・・起きないと寂しいですぅ・・」
蒼「起きないと・・・・噛んじゃうよ?」
銀「おはよぉ♪あたしのヤクルトあげましょぉか?うふふ・・・」
雛「みんな起きるなの~~!!」
金「目覚めにはみっちゃんの卵焼きかしら~~!」
薔薇「・・・・・・ぐ~~~っど、もーにんべっなむ♪」



『仲良しで行こう』

呂布先生のつらぁ~い体育の授業が終わり、みんなはへとへとだった。
喉が渇く。うるおいが足りない。真紅も同じように喉が渇いていた。
真「はぁ~疲れたわ。喉がカラカラで死にそうだわ」
薔薇「……何か買って来ようか?」
真「あら、薔薇水晶。良いの?炭酸以外なら、なんでもいいわ」
薔薇「……うん。ダッシュで買ってくるね」
真「(なんて優しい子なのかしら。自分も疲れ果てているのに……)」
ダッシュで帰ってくる薔薇水晶。真紅は買ってきてもらった飲み物を
口に入れる。疲れていたせいか、それが何かわからないまま。

真「ブゥゥ!ごほっ……ごほっ。これ、炭酸じゃないの?!炭酸以外って言ったでしょ?」
薔薇「……真紅…。人はそうやって強くなるもんなんだよ?」
真「また何を訳わかんないことを…。こら!どこに行くの?」
さわやかに汗を拭う水銀燈の方へと走っていく、薔薇水晶。
薔薇「水銀燈ぅ……。あのね、あのね、真紅がいじめるの……」
水「真紅ぅ、あんまりこの子をいじめないであげてよぉ」
真「でっ…でも水銀燈、この子はさっき……」
水「どうでも良いから、仲良くしなさぁい。弱い者いじめなんてあなたらしくなぁい」
真「……ごめんなさい」

水銀燈の横で、ニヤリと微笑む薔薇水晶。真紅はどうにもならない
気持ちのまま、教室に帰っていった。

昼休み、真紅は翠星石たちと一緒にお弁当を食べていた。そして愚痴をこぼし始める。
真「最近の薔薇水晶の行動(いたずら?)には我慢できないわ!」
翠「私もそれを言おうと思ってたです!この前だって……むきいい!思い出したくもないです」
蒼「薔薇水晶は、いたずらが大好きだから気にしてもしょうがないと思うよ?」
真「でも、あの子ったらピンチになると、すぐに水銀燈のとこに逃げて…」
翠「そうです!大体、水銀燈はあの子に甘すぎるです!たまにはお仕置きしないといけないです」
ちらりと、水銀燈と薔薇水晶を見る。仲良さそうにお弁当を食べている。
翠「この際だから、水銀燈にあの子の悪事の数々を密告するです」
真「それで上手くいくかしら……」
翠「大丈夫です!上手くいくです!」
蒼「……はあ」

放課後、翠星石と真紅は、水銀燈を呼び出した。てくてくと、薔薇水晶もついてくる。
水「何よぉ~?話ってぇ」
薔薇「……(まずい)」
真「薔薇水晶は、ちょっと向こうにいてちょうだい」
薔薇水晶は仕方なく、廊下の隅の方で待っている事にした。
真「実は……薔薇水晶のことなんだけど、最近いたずらがひどいのよ」
翠「そうです!手に負えないです。水銀燈からもなんか言って欲しいのですが…」
水銀燈は、次々と出てくる薔薇水晶のいたずらの話を聞いていた。
全てを聞き終わった時、水銀燈は二人の頭をぽかっと小突いた。

水「もう、仲良くしろっていつも言ってるでしょぉ?」
翠「なっ……何で私たちが怒られなきゃならんのですか!?」
真紅「そうよ、悪いのはあの子じゃないの」
水銀燈は、薔薇水晶の方をちらりと見ながら、二人に話し始めた。

水銀燈は、二人に薔薇水晶との出会いについて話し始めた。
二人の過去のことを…。
ダッ、ダッ、ダッと誰かが走ってくる。
薔薇「……とう!」
バキィ!
水「いたぁ!?誰よ!私にドロップキックかますのは!」
薔薇「……友達になって」
水「はあ!?いきなりこんな事するような奴と、どうして私が」
薔薇「……じゃあ、他人からで良いから…。お願い…。寂しいの」
水「……(悪い子ではなさそうねぇ)」

水「あの頃のあの子は、本当に寂しそうな顔をしていたわぁ…。で、私の
母性本能が働いちゃったのぉ」
真「なんて……良い話なの…」
翠「いやいやいやいや、真紅?これは罠ですよ?」
水「あのね、あの子は普通の愛情表現が苦手なの。だから…許してあげてね。私が
代わりに謝るから許してあげて。ごめんなさい」
二人は、なんとなく納得出来なかったけど、許すことにした。
真「……私たちも広い心で、あの子を受け止めてあげないとだわ」
翠「…まあ、別に許してあげるです。これからは仲良くするです」
水「良かったぁ……。さ、薔薇水晶、帰りましょぉ」
薔薇「……うん。二人とも、ばいばい」
翠×真「また明日ね」
帰る時、薔薇水晶の目が怪しく光っていたことを、二人は知らない。
薔薇「……(今度はなにしようかなぁ♪)」
腹黒でも、シュールでも、それは彼女の最大の魅力です。
みなさん、仲良くしましょうね。
…完。


どうも皆さんこんにちわ。桜田ジュンです。
ちょっと聞いてください。僕は今まで姉と二人暮らしをしていました。
なのになぜか今月になって家族が四人増えてしまいました。なんででしょう?
両親に国際電話をすると、真紅という女の子は父の友達の娘で、日本に行きたいからだと勝手に居候先を決めました。
彼女は高慢な上に紅茶を入れろいれろとうるさいです。そのくせ紅茶の入れ方がなってないと説教してきます。
雛苺という子は母方の親戚の子らしく、両親と死別したそうです。天然で頭が悪いのですが、体だけ人一倍で、目のやりどころに
困ります。風呂上りなぞ、裸で出歩くのは日常茶飯事でもう見慣れました。
翠星石と蒼星石という子は双子で、母の友達の子らしいです。都会に出たいということなので家を貸してあげてるそうです。
翠星石はワガママなのですが、たまに優しくしてあげるととても照れてしまいます。
蒼星石はとてもしっかりした子ですが、外見にコンプレックスを持っているらしく、僕が女の子として扱うとなにもしゃべらなくなって
しまいます。
そんな二人ですが、とても酒グセが悪いです。酒造が盛んな地域出身なのかはしれませんが、よく暴れます。
いつも、二人で喧嘩→裸になって大暴れ→ボクに絡んでくる→寝オチのコンボです。もう慣れました。
後片付けをするのは僕の仕事です。
お姉さんはというと、いつもニコニコ笑っています。そんなにラクロスが大事ですか?
家のことはボクに任せきりなのに罪悪感がないなんて信じられません。
そんな新しい家族四人は皆同い年で一緒の教室で机を並べています。
クラスメートには羨ましいと言われますが、もう慣れました。
僕は家で自家発電することもできません。
こんな僕ですがよろしくお願いします。
嫌な夢を見た
暗く冷たい世界で闘う夢
愛する人の為に、愛すべき人たちを手にかける夢
全てを成し遂げた時、罪と穢に耐え切れなくなった私の躯が粉々に砕ける夢

「………っ」
喧しい目覚まし時計で悪夢から醒める。七時半。いつも通りの目覚めの時間
ただ、大量の寝汗と軽い頭痛。そして知らぬ間に流した涙の痕が決して爽やかでない朝を物語っている

「………ん」
重い身体をベットから持ち上げ、私は制服へと着替え始める
「さむ…」
寝汗の為か、それとも朧げに覚えている悪夢の為か
今朝の冷え込みはいつもより厳しく感じられた

着替えと朝食を済ませ、登校の準備し、家を出る

学校へ歩を進めながら、私は昨夜の夢を反芻していた
絶望に凍り付く少女
勇気に奮い立ち、こちらを見据える少女
倒れ臥す、天使のような少女
怒りと哀しみにうち震える少女
「……ほんと…嫌な夢…」白い吐息と共に一人言が漏れた

「薔薇水晶、おはよぉ」
「…おはよ」
銀髪の美しい少女と教室で挨拶を交わす。いちばんの友達、水銀燈
「どしたのぉ?なーんかしょぼくれてるわぁ」
「なんでもない……変な夢見ただけ…」
「ふーん」
会話はそこで途切れた

教室には数人の生徒、まだ真紅達の姿は見えない

悪夢が頭の中をくるぐると廻る
右腕がちぎれとぶ痛み
剣を突き刺す感触
自分に向けられる憎悪
死の恐怖

「薔薇水晶ぉ?」
「…ん?」
心配そうに覗き込む水銀燈の声で我に帰る
が、私は彼女の顔を見る事が出来なかった。夢に出た少女達に水銀燈に似た者がいたような気がしたから
だが水銀燈の目には傷悴した私が珍しいおもちゃに映ったようだった

「てい」
「んゅ!?」
いきなり両のほっぺを引っ張られる
「…………にゃにひゅんの」
「ん~?なぁんかずっと黙って下向いてるだもん。暇でしょぉ?」
私を元気づけようとしているのか、それとも本当にただの暇潰しなのか
水銀燈は私の顔で遊び始めるのだった
「うーりうりうり」
みょーん。みょーん
「………」
小悪魔の意のまま歪む私の顔と天使のように笑う水銀燈の顔が向かい合う
私を真っ直ぐに見つめる赤い瞳


「ほら。いい顔になったわよぉ」
「………え?」


-おしまい-


真「紅茶、おいしゅうございました」
雛「うにゅ~、おいしゅうございました」
金「卵焼き、おいしゅうございました」
翠「お菓子、おいしゅうございました」
蒼「はなまるハンバーグ、おいしゅうございました」
水・薔薇「JUM君、おいしゅうございました」
真・雛・金・翠・蒼「!!!!????」
マホ「カニ、おいしゅうございました」


「工場見学」

A組は工場見学に行くことになったが、ベジータのカプセルコーポレーション行きと、
梅岡のオナホ○ル工場行きなどで揉めに揉めた。
しかし、薔薇水晶の[・・・アッガイ]の一言により静観していた水銀燈が強権発動。
他の薔薇乙女達も普段自己主張をしない末っ子の発言を支持したため、バン○イ工場行きが決定した。

銀「どう薔薇水晶?楽しんでるぅ?」
銀(ヤクルト工場でもよかったけど・・・珍しく薔薇水晶が自分の意見?を出したんだものね。)
薔「アッガイいっぱい・・・うれしぃ~。」

翠「すげぇーです!パーツがどんどんプレスされていくです!」
雛「すごいのぉ~!タイヤキみたなのぉ~!」
従業員「大変だー!!生徒さんがプレス機に落ちたぞー!!」
べ「くぁwせdrfttgyふじこlp;!?」
翠「げぇ、ベジータがプレスされてるですぅ・・・」
雛「気持ち悪いの……」
ベ1「ブルマの奴」
ベ2「いつの間に」
ベ3「こんな物を」
ベ4「。」
?「4人に分かれたのは失敗だったみてぇだな!」
ベ「「「「なにっ?しまった!」」」」


短編

日曜日は幸せである。学校が休みなので普段より寝ていられるからである。
ジュンもその一人であった。
ただ、この日に限っては幸せな時間は長く続かなかった。
紅「・・・ジュ・・・ジュン・・・ジュン起きなさい!」
ジ「うぅーん、なんだ真紅かよ。勝手に部屋に入るなよ!今日は休み!だから、おやすみ」
紅「寝ないの!起きなさい!」
ジ「もう、何だよ?寝かせろよ」
僕は少しムッとした表情を真紅に向ける。真紅はお構いなしに話をする。
紅「ジュン!寝ているという事は暇な証拠!出かけるわよ支度なさい!」
ジ「何で?ちょぉ、急だなぁー。何処に行くんだ?」
紅「買い物に行きたいのだわ。下で待ってるから早くなさい!」
ジ「わかったよ・・・」
渋々起きて出かける支度をする。
確かに普段より寝ていられる幸せもあるが、真紅と一緒に居られる幸せもあるのだと実感
する日曜日だった。


『自転車泥棒』

最近、水銀燈は三万円もする自転車をネットオークションで手に入れた。
朝の登校時、彼女はとてもウキウキ気分。不良だった彼女も落ち着いたものだ。
水「おはよぉ~真紅ぅ。今日も元気に行きましょうねぇ」
真「おはよう。朝からうれしそうね、水銀燈」
水「そりゃそうよぉ~。見てよ、この自転車ぁ。おしゃれでしょぉ?」
真「そうね。あなたにしては、良い趣味だわ」
水「もう、真紅ったら素直に褒めてくれれば良いのにぃ」
真「あなたの機嫌が良いと、調子が狂うのだわ。早く行ってちょうだい」
水「うふふふ~。じゃあねぇ、お先にぃ~」

そう言うと、爽やかに坂道の多い通学路を走っていった。自転車ぐらいで
ここまで機嫌が良くなるとは、彼女もおかしな女の子だ。
学校では一日中、自転車の自慢をする水銀燈。そんなにうれしかったのだろうか。
水「私ねぇ、超おしゃれな自転車買ったのよぉ。登校が楽でいいわぁ」
翠「それは、良かったですね…。(自転車ごときで、よくこんなに喜べますね)」
蒼「真紅から聞いたよ。うれしそうだね、水銀燈」
水「当たり前でしょぉ~。朝からルンルン気分が止まらなくて困っちゃう~」
雛「水銀燈がごきげんさんなのぉ~。珍しいのぉ~」
金「……逆に怖いかしらぁ…」

が、しかし放課後、事態は一変する。水銀燈は、真紅に乗せてあげようと
思い、自転車置き場に行く。だが、そこには今朝あったはずのそれが、なかった。

ちょっとした間に、停めていたはずの自転車が姿を消す。そんな
経験、きっとあなたにもあるはず。そんな時、あなたはどうする?
水「…ない!ない!私の超ウルトラスーパークールな自転車がないわぁ!」
真「落ち着いて、水銀燈。ただの神隠しよ」
水「何をバカなこと言ってんのよぉ!あぁ、どこに行っちゃったのぉ?」
真「くんくん探偵が、なんとかしてくれるわ。それまで待ちましょう」
水「はぁ!?こんな一大事に人形劇の話なんかしないでよぉ」
真「よく探してご覧なさい?もしかしたら移動したのかもしれないわ」
水「言われなくても探してるわよ!クソ!どこよぉ!?」

怒りが頂点に達しそうな水銀燈は、イライラしながら他の生徒の自転車を蹴り飛ばす。
もちろん、怖くて誰も文句は言えない状態。
男1「やべぇ、水銀燈が怒ってる…。今日は歩いて帰らないと…」
水銀党員「銀様がお怒りになっておられる!蹴られるなら今のうちだ!」
いくら、人のものに八つ当たりしても、出てこないものは出てこない。
真「水銀燈、もうあきらめましょう?また買えば良いでしょ?」
水「はぁ…はぁ…。三万円もしたのよぉ?素直にあきらめられないわぁ」
真「だからって、人様の自転車を破壊するのは、いただけないわ」
水「うるっさいわねぇ!黙っててぇ!」
真「……手がつけられないのだわ…」

自転車を盗んだ犯人は見つかるのだろうか?くんくん探偵に出番はあるのか?

自転車置き場は、まさに地獄絵図と化していた。投げ、蹴り飛ばし、破壊。
普通ならここで自転車を使用する生徒たちは、怒るのだけど、やはり
水銀燈の威圧感で何も言えない。まあ、中には喜んでいる人もいるみたいだけど。
真「もう気は済んだの?かなり疲れてるみたいだけど」
水「はぁ…。やっぱりないわねぇ…」
真「さっきから、何度も言っているのだわ」
その時、二人の前に自転車に乗りながら、颯爽と現れた黒い影。
薔薇「……よっ、私の後ろに乗らないか?」
水「ああああああ!それ私の自転車じゃなぁい!」
薔薇「……お呼びでない?じゃあ、ばいばい」
水「ちょっと待ちなさい!盗んだ理由を吐くまで帰さないわよ?」

薔薇水晶は、ぶっ壊した鍵をポケットから取り出し、水銀燈に渡す。
そして、急にもじもじしながら、上目遣いで呟いた。
薔薇「……私も乗りたかったの…。ごめんなさい…」
水「……もう!いくら私の自転車が魅力的だからって、盗まないでよぉ」
薔薇「……ごめんなさい…もうしないから許して」
水「はぁ…。後ろに乗せてあげるから、もう二度としないでねぇ?」
薔薇「……うん!水銀燈のこと大好き!」
こうして、二人は二人乗りで帰っていきました。

真「……私も乗りたかったのに…」
…完。