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~体育

今日は男女合同で卓球、台に限りがあるのでグループに分かれて台を使うことなった。
そのグループの一つに薔薇乙女+JUMといういつも通りのメンバーがいるのはもはや必然だった。

J「卓球か~、ちょっと久しぶりだな」
真「あらジュン、卓球なんてした事あったの?」
J「ああ、昔ちょっとな」
翠「どーせちび人間のことだからへぼへぼのよわよわに決まってるです」
J「(ムカッ)だったら賭けでもするか? もし僕に勝てたらなんでも言うこと聞いてやるよ」
銀「面白いわねぇ」
蒼「ジュン君そんなこといって大丈夫?」
J「男に二言はない! その代わり僕が全員に勝ったらみんな僕の言うこと聞いてもらうからな」

薔薇乙女一同(これはジュンを好きにできる良いチャンス!)

「その勝負受けてたつ」「のだわ」「ですぅ」「なのー」「かしら」

J「よし、じゃあまず誰が来る?」
雛「雛がやるのー」
金「待つかしら、ここはカナに任せるかしら」
翠「何言ってるです、まずは翠星石が行くです」
真「いえ、ここは私が行くのが筋というものだわ」

堂々巡りでなかなか決まらない。

蒼「ここは公平にじゃんけんで決めようよ」

結局12回のあいこを繰り返した後トップバッターは真紅に決まった。


なんだかんだで始まったJUMvs薔薇乙女の卓球対決、トップバッター真紅。

J「11点マッチ、サーブは2本交代、それでいいな」
真「なんでもいいわ、始めましょ」
J「サーブはやるよ」シュッ
真「余裕ね、見てなさい」パシッ

ゲームスタート!

真(まずはバックを狙って・・・)カンッカン
J(甘いな・・・)ッツ、バンッ!!
鋭いバックドライブが真紅のバックコーナーに突き刺さって消える
真「なっ!!」
翠「つ、強いですぅ!」

その後もドライブレシーブと高速サーブだけで試合を圧倒するJUM。
得点はすでに10対0のマッチポイント、そしてJUMサーブ。

真「ジュン! ちょっとは手加減しなさい!」
J「しょーがねーな、ほい」シュッ
ゆっくりなサーブ。
真「貰ったわ! (スカッ) ってぇ?」カンカン、コロコロ

ゲームセット!

銀「あっはっはっはっは! 真紅おっかしいぃぃ!」(ゲラゲラ)
真「////、黙りなさい!」
翠「まずいです、ちび人間がこんなに強かったなんて・・・」
J「次は翠星石か、なんなら二人がかりでもいいぞ?」
蒼「それなら僕が翠星石と組むよ、最後のサーブ何か裏がありそうだしね」

JUMvs薔薇乙女の卓球対決第二戦、翠星石&蒼星石。

J「サーブはどうする?」
蒼「そちらからどうぞ」
翠「ちょっと蒼星石!」
蒼「ごめん、ちょっと確かめたいことがあるんだ」

ゲームスタート!

J(蒼星石の期待にお答えしますかね)シュッ
真紅に放ったのと同じゆっくりなサーブ。
蒼「っ! (スカッ) やっぱり」カンカン、コロコロ
翠「どうしたです? あんな球、蒼星石なら一発で決められるはずです」
蒼「そうだね、一見そう見えるから食わせ者なんだ」
真「どういうこと?」
蒼「ジュン君のサーブは一見ただのゆっくりしたサーブに見えて、その実トップスピンをかけたドライブサーブだったんだ
  それに気付かずゆるい球だと思って叩きつけようとするとドライブ回転によって変化した軌道とタイミングのせいで
  空振りしてしまうってワケさ」
J「さすがだな蒼星石、まったく持ってその通りだ」
真「ちょっとジュン、そんな球卑怯よ!」
J「引っかかった方が悪いんだよ」
真「くっ!」
J「さて続けようか」

翠「正体がわかったからにはもう引っかからないです!」
J「そうかい」シュッ
左腕をブラインドにして、先ほどと同じようなゆっくりのサーブ。
翠「ちゃんと見極めるです!」
蒼「(? おかしいこの軌道は・・ !)ダメだ、翠星石!」
翠「へっ?」カンッ、ビッ!
翠星石のラケットに触れた球は明後日の方向へ飛んでいく。
翠「っ、なんでですぅ!?」
蒼「横回転・・か」
J「本当に鋭いな蒼星石は。そ、横回転サーブ、僕の得意技さ」
蒼「(ブラインドから左右回転の打ち分けができるとしたら、翠星石じゃ対応しきれないかも・・・)
  翠星石、僕のフォローをして」
翠「合点です!」

その後、蒼星石がJUMの回転球を処理して翠星石が決めるという完璧なチームワークで
6対6の互角の勝負になりJUMサーブ。

J「(さすがに普通のラリーになると2対1な分不利だな、・・・あっ、そうだ☆)蒼星石」
蒼「何?」
J「可愛いよ」
蒼「へっ? //////」

キュピーン! JUMの高速ドライブサーブが突き刺さる。

蒼「あっ! ず、ずるいよ、騙すなんて!」
J「僕は騙してなんていないぞ、ほんとの事を言っただけだ」(にやにや)
蒼「っ、///////」
翠(ムカッ)

この後すっかりペースを乱された蒼星石はJUMの回転球にミスを連発、結局11対7でゲームセット。

翠「うぅーちくしょーです!」
蒼「ごめん翠星石」
J「さて次は、雛苺だっけ」
雛「雛の番なのー」
金「カナが助太刀するかしらー!」

JUMvs薔薇乙女卓球対決第三戦、雛苺&金糸雀。

金「サーブは貰うかしら」
J「どーぞ」

ゲームスタート!

金「カナの必殺サーブ!」
J(必殺サーブ?)
金「端っこ打ち!」コンッ
ガッ 金糸雀の打ったサーブがJUMの台の角にあったって横へと変化する。
J「うぇっ!」

一同(せ、せこい・・・)

金「楽して1ポイントゲットかしら♪」
J「にゃろ」

さすがに狙ってできるものではないので次のサーブは普通にJUMにリターンエースにを決められ
サーブ権移行。

J(さて、こいつらに僕の横回転が見切れるとは思えないけど、あんまりワンパターンでもな・・・
  ミ☆ そうだ面白いこと考えた!)
JUMはサーブを思いっきり下に叩きつけた。球は弧を描きながら高く舞う。
薔「天井サーブ・・・」
カッ!
金「絶好球かしら!」
金糸雀はスマッシュを決めるべくラケットを振り上げた次の瞬間! (スカッ) 空を切った。
金「と、届かないかしら~」
J「うっくっくっくっく」(けらけら)
銀「・・・完全に遊んでるわね」
J「ほらもういっちょ!」
雛「今度は雛が! (スカッ) 届かないの~」
J(あ~おっかしー♪)

そんなこんなで試合は進み結局10対1のマッチポイントでJUMサーブ。

J「これで最後だよっと」
再度繰り出される天井サーブ。
金「(ミ☆ 思いついたかしら!)雛苺、ジュンが打ったあの球は苺大福かしら!」
雛「うにゅう!?」
金「その通りかしら」
雛「うにゅ~~う!!」バンッ!

一同「と、飛んだ!」

雛苺はJUMの天井サーブの高さに追いつき! (パクッ) 食べた。

一同「食ってどうする!!」

ゲームセット!

雛「うぅー、このうにゅう硬くて甘くないの~」
金「カナとしたことが、計算違いかしら~」
J「さって、次は水銀燈だったっけな、やっぱ二人で来るか?」
銀「そうさせて貰うわ」
薔「・・・」コクッ

JUMvs薔薇乙女卓球対決最終戦、水銀燈&薔薇水晶。

J「サーブは?」
銀「もらっておくわぁ」

ゲームスタート!

J(これが最終戦、多分あいつらは強い、調子付かせないようにまず1本とらないとな)
銀「行くわよ!」カッ
水銀燈のサーブ、スピードはあるが高さのある絶好球。
J(貰った!)シュッ!
JUMのドライブ、だがそれを後ろに下がっていた薔薇水晶が下回転で滑るように返す。
J(! こいつ、カットマンか!!)
狙い球を返されたことに動揺し、球が上ずってしまう。
J「ヤバイ!」ッダン
JUMは後ろに下がってスマッシュを待ち受ける。
薔「・・・(ニヤッ)」スッ
薔薇水晶はJUMの予想を裏切り軽い下回転の球を返す。
J(くそっ! フェイクか!)ダッ!
JUMが台に詰め寄るが、球はネットに当たりJUMの方にコロリと転がる。
J「なっ!」
薔「・・・俺様の美技に酔いな(ニヤリ)」
J(狙ったって言うのか・・・!?)

次のポイントを何とかもぎ取り、JUMのサーブ。

J(サーブできっちりとらないとヤバイなこりゃ)シュッ
JUMお得意の横回転サーブ。
銀「ふふ、あまいあまぁい!」カンッ、シュッ
J「嘘!?」カンッ
自分の十八番をあっさり返されたことに驚きを隠せないJUM。
J「(どう言う事だ? っ!)粒高か・・・」
銀「当ったりぃ♪」

カットマン&粒高ラバー、JUMにとっては悪夢としかいえない組み合わせである。
ドライブは薔薇水晶にいなされ、横回転は水銀燈にはほぼ通じない。
それでも10対9のマッチポイントまで行けたのは根性のなせるわざであろう。

J(俺のサーブ、ここで決めなきゃ。でも高速サーブも横回転も通用しない。かといって長々ラリーを続ける体力もない
  くそっ! どうすれば・・・ こうなりゃ賭けだな)
カッ! 
薔「天井・・・サーブ?」
遊びで打ったわけではない、JUMには考えがあった。
J(天井サーブで俺が下がらなければ、スマッシュを打つしかない
  そのスマッシュをライジングで返して決める!)
一か八かの賭けだった。

ダンッ!

J「えっ!」
中空に黒い影。
銀「その球の対処法なら、雛苺に教えてもらったわぁ!」
水銀燈は跳躍して下に打ち下ろすように打った!

ヒュッ! グガッ!!

J(黒い・・・ドラゴン・・・?)
JUMには水銀燈の打った球の軌道がそのように見えた。そのまま立ち尽くしてしまうJUM。
デュースを戦い抜くだけの体力はJUMにはもうなかった。
JUMがあきらめかけたその時。

ピピィィィィィィイ!

終了の笛である、片付けの時間が必要な競技は前もって教師が笛で終了を告げるのだ。

銀「えー、もう終わりぃ」
薔「残念・・・」
J(た、助かった・・・)

結局そのまま勝負は無効となり、JUMはフラフラの状態で残りの授業を受けることになった。

終わり。