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J「………ごほっ…ん…?そーせーせきー…おーぎーでー…」
蒼「んんっ…おはよぉジュン君…どうしたの…風邪?」(首筋に抱きつく)
J「んー…ぞうみたい…」

蒼「うわ~これ絶対熱あるよ。今日はお休み。決定。僕のりさんに言ってくるよ。のりさ~ん…」
J「あっ…ちょっと待って一人にしないで…」

蒼「という訳で今日は寝ときなさい。病院には今電話入れたから。学校行くついでに送っていくよ。」
J「えっ……?家で看病してくれないの?」
蒼「………僕まで休んだら、ジュン君他にノートを頼れる人、いる?」
J「……いません。少なくとも僕の周りには…」

蒼「ごめんね…良い子だから僕が帰るまで我慢してて…今晩は付きっ切りでご奉仕してあげるから、ね?」
J「………ふぁい…」
蒼「じゃあ自転車で病院まで送っていくからさっさと着替えて!!」
J「…ふぁい…」

蒼「良かったね。ただの風邪みたいで…でも今日はゆっくりしときなよ」
J「…うん。それより学校はもう完全に遅刻だけど…」
蒼「一限二限って美術だしね…まぁいいよ」
J「蒼星石苦手だしな~…ニヤニヤ」
蒼「うるさいなぁ…折角送ってあげようと思ったのに…どうしようかなぁ…」
J「ごめんごめん…後ろに乗せて」
蒼「はいはい。飛ばすからちゃんと掴んでてね」
J「は~い」(はぁ…何の遠慮も無く後ろから抱きつけるって幸せだなぁ…)
蒼「ちょっとジュン君、入ってる入ってる。ぐぇぇえっ!!」

蒼「それじゃ、ちゃんと養生しとくんだよ。いい?」
J「ふぁい…それじゃあ学校頑張って…」
蒼「はーい…」(今晩何作ってあげようかなぁ…卵粥とかでいっか…りんごも食べるかなぁ…?)
J「………」(こんな時の為に役立つものがあったな…)


蒼「ただいまー。ジュン君良い子にしてた?」
J「うん…でも熱はあんまり下がらない…」
蒼「まぁ一日目だしねーゆっくり頑張ろう。じゃあ僕晩御飯作ってくるよ。卵粥で良い?」
J「えっ?作ってくれるの?ラッキー」
蒼「…いつも僕晩御飯作ってるじゃないか…なんでそんなに…まぁいいや。行ってくるよ」
J「うん」(さぁっ…てと、そろそろアレの準備を…)

蒼「お待ちどぉさまぁー」
J「あー…良い匂い…」
蒼「それはどうも。味の保障はできないけどね」
J「蒼の料理はいつも美味しいぞー…ところでお願いがあるんだけど…」
蒼「何?アーンして欲しいの?全くジュン君はお子ちゃ…」
蒼星石は、僕が手にしているものを見た瞬間に、表情が固まった。
それは……ナース服だった。それもとびっきり短い、どう考えても本来の使用目的からが逸脱している物。

蒼「それで…僕に何をして欲しいの?」
J「着て看病してよ」
蒼「…っ!!変態!!…やだよ……」
J「今夜はつきっきりで僕の看護婦さんになってくれるって言ったのに…」
蒼「…………大体そんなの何処で買ってるの…?」
J「…細かいところは気にしちゃいけない。うっ…はぁはぁ…」
蒼「どうしたの…?」
J「何か…急に頭痛くなってきた…こりゃもうナース姿の蒼に看病して貰うしか…はぁはぁ……」
蒼「…………分かったよ…その代わり似合わなくても笑っちゃ駄目だよ!!」
僕の手からそれをひったくる。
蒼「あのー…ジロジロ見ないで…お願い…」
J「うん……」
制服の落ちる音、衣擦れの音、それと
時々蒼が発する「うわぁ…」とか「すごい…」とかの声だけで、軽く昇天しそうになる自分が情けない。
本当は今すぐにでも蒼の方を見たいが、それをグっとこらえる。
蒼「…できたよ……」
J「…………!!」

薄いピンク色の膝上20センチくらいのナース服に身を包んだ蒼星石。もちろんナースキャップも完備だ。
全体的に服が余っているのが彼女の身体の華奢さを引き立たせる。
そしてその余ったナース服から晒された彼女の細く長い足は無防備ではなく、ニーソックスも装着して、
絶対領域も確保してある。これだけでも完璧に近い。

だが更に俺の心をくすぐるものは表情である。何ともいえない、困ったような、照れているような表情。
もちろん顔は耳まで赤い。僕の反応を待っているのだろう。じぃっとこちらを上目遣いで見てくる。

たまらん。
自然と息が荒くなる。

蒼「……何か言ってよ…そんなに似合わない?」
J「(*´д`*)ハァハァ…いや…そんな事無い、最高。熱とか吹っ飛びそう」
蒼「そりゃどうも…はい。じゃあご飯食べられるよね」
J「うん!もちろんさぁさぁ僕のお膝の上へ!!(*´д`*)ハァハァ…」
蒼「はぁー?!分かってるの?ジュン君病人なんだよ!!……もぅ、仕方ないなぁ…」
よじよじ ぽふっ
J「それでふーふーとあーんしてよ」(あぁ、蒼の柔らかさだけで癒される…)
蒼「…ふーふーって本当はしちゃいけないって聞いたけど…雑菌入るから…」
J「蒼の雑菌なら本望だからwwwさぁさぁ!!」
蒼「…じゃあ行くよ…ふぅふぅ……はい、あーん…」
J「……何か色気でないなぁ…折角なんだからもっと看護婦さん調にやってよ」
蒼「…調子に乗らないで……まぁ、いいよ。」

蒼「桜田さん…はい、アーンしてくださいねぇ……ってこんな感じなの?」
また先ほどの何ともいえない表情。これは、クる。
J「そうそう、そんな感じ。もっと続けてよ!!」
僕の膝に乗りながら延々と特製の卵粥を食べさせてくれる蒼星石。きっと今僕の体調が悪いからしてくれてる。
本来なら耳をかじかじされている所だ。
蒼「ふふ、桜田さんは食欲旺盛で助かります。じゃあご飯も食べ終わったんで、まずお熱計りましょうか?」
何処からとも無く体温計を取り出し、
蒼「はい、お口開けてください」と言って僕の口に体温計をねじ込む。
J「ふがっ……」いきなりの事で思わず変な声が出てしまうが、
蒼「ふふっ…ちょっと痛くても我慢してくださいねぇ…」中々蒼星石は楽しそうだ。タガが外れたのだろうか?

蒼「7度8分…まだ高いですねぇ…ネギでも尻にぶっこんでみますか?」という恐ろしい笑顔の提案に、
J「いやっ…いい、いいです看護婦さん!!それより、身体拭いて着替えさせて!!」何とか形勢逆転を狙う。
蒼「……えぇっ…うん…いい…けど…用意してくるからちょっと待ってて…」

J「折角なんだから…蒼がやってよ…」
蒼「えぇぇっ?!それはちょっと……」
J「ごほっ、ごほっ…」
蒼「…拭かないよ!!は、履き替えさせるだけだからね!!」

ナース姿の蒼星石にパンツ降ろされて気持ちいい俺は多分変態。……感じるものは感じるんだ!!自分に正直で何が悪い!!
だけど…立たせちゃ、流石にぶたれるから我慢我慢…って、

蒼「ジュン君……元気なんじゃない?」
出来るわけがありませんね、はい。本当にありがとうございました。
J「…そこはね……」
蒼「で、僕はどうすれば良いの?どうして欲しいの?」
J「……出来れば手か口で…」


蒼「…あれ、雷かな?よく聞こえないけど…僕のジュン君は僕にそんな卑猥な事やらせたりしないよね?ね?」
J「はい……」
蒼「じゃあ僕りんごむいてくるから待っててね…頑張ってね…」
J「はい……」

仕方なくそこに置いてある蒼星石の制服の残り香をおかずにして抜きましたとさ。

時を読んだかのごとくナース姿の蒼星石が再び登場する。
蒼「はい、お待ちどうさま。りんごだよ」
J「ありがとう…」どうやらさっきの事は無かった事になってるらしい…
蒼「僕も食べよっと…はい、ジュン君あーんして…」そう言って何の躊躇も無く僕の膝の上に乗ってくる。
J「看護婦設定は…?」
蒼「忘れてたよ…はい、桜田さん。早く元気になるためにもいっぱい食べてくださいね…」
J「はーい♪」
蒼「……(疲れる)」

蒼「あ、そうだ。病院から貰ってたお薬飲まなきゃね」
J「えぇー…あれ昼飲んだんだけどすっげぇ苦いんだよ…やだなぁ…」
蒼「何言ってんの、飲まなきゃ駄目だよ!!治らないよ!!」
J「…ぷいっ……」
蒼「仕方ないなぁ…じゃあ僕が注射してあげるよ……ふふふ…」
J「えっ……ちょwww蒼wwww目がマジ…止めて止めて僕廃人になっちゃう…」
蒼「僕の手で廃人になれるなら本望でしょ…?ふふふ…」

本当に目がマジだ。

蒼星石が僕の薬を口に含み、何度か中でかき回し、ペロリと舌を出す。
蒼「ん…苦いね……」
J「ちょ…何するんだよ…ぷ……」

にゅちゅ…ちゅるるる……

蒼星石が僕の口にへばりつき、舌を挿れ、薬をそのまま流し込む。
僕は別に重くもなんとも無いのだが、蒼星石の背中に手を回して……そのまま引き寄せ、
ベッドに倒れこむ形を作る。蒼も特に抵抗しない。

蒼「ぷふぁっ!!どう?僕のお注射?お薬飲めたし、よく効いたでしょ?」酸素不足の所為か蒼星石の顔も赤いが、
J「うん……」熱で浮かされてる僕の顔はもっと赤いだろう…
蒼「それは良かった…じゃあもう治るね」

はむはむかじかじ  すりすりすりすり
J「蒼星石さん…さっきの今でなんですが…」蒼星石を抱きしめる腕に力を込める。

J「僕にも注射させてくれませんか?」
蒼「ちょっ…止めて止めて止めて…はぁぅっ!!耳、みみかんじゃらめぇっ…」
J「大丈夫大丈夫。これは注射前の消毒みたいなものなんだからぁ…はいはい力抜いて…」

の「ジュンくーん!!風邪もうだいじょう…………ぶみたいね…」
姉の目に写ったのはナース姿の蒼星石を組み敷いて鳴かせている僕の姿。そりゃ元気。元気ですとも。

の「お姉ちゃんお邪魔しちゃった~」(それにしてもジュン君ってコスチュームプレイの気があったのね…お姉ちゃんドキドキしちゃう☆)

蒼「…………最悪…明日の朝どんな顔すればいいの…?」
J「あははははは。で、でも蒼の看護婦さんのお陰でこんなに元気元気☆また風邪になったら頼むな」


昼休み。
どーでもいい雑談に花を咲かせる二人。
J「だからさ、やっぱその時のジョンソンはだね(ry」
蒼「そう?僕はそうは思わないなーでもさ、」

男1「ってかやっぱり蒼星石は男だよな」
女1「でも王子様っぽくて良いじゃないw」
男2「確かに可愛いとは思うけど・・ちょと、彼女にはしたくないかなー」
女2「えー、ちょういいじゃん。ああ言う人が私の彼氏だったらなー」
男1・2「ねーよwwwww」

蒼「・・・・」
教室の後ろで馬鹿共が喋る話が聞こえて黙り込む蒼星石。
J「気にするなよ、な?」
蒼「・・・あ、そろそろ休み時間終わるよ。じゃあ、又ね」
J「あ、ああ・・又後でな(元気、ないな」

帰り道
J「なあ、蒼星石。今日の昼休みの会話覚えてるか?」
蒼「・・・うん、それがどうしたの?」
元気がない。
J「俺さ、お前が男でも愛してるぜ」
蒼「どう言う、意味・・?」

J「だから。お前が男でチンコついてても咥えると思うし、アナルだって差し出すと思うよ」
蒼「・・・・馬鹿に、してるの?」
顔から表情が消えていく蒼星石。
J「いや、真面目な話さ、俺は蒼星石の入れ物が代わっても、俺は蒼星石を愛し続けるぜ」
蒼「その・・どういう意味?」
訳が分からないと言った顔をする。
J「あーもう、鈍いな・・つまり、こう言う事だよ」
蒼「わっ、ンッ!」
強引に頭を引き寄せてキスをするジュン。
蒼「んっ・・くっ、チュパ・・ちゅ・・」
J「チュチュ・・・ちゆう  ぷはっ!」
蒼「はぁはぁ・・行き成り、何するのさ。回りに人が居なかったのが幸いだよ・・」
J「だからな。俺は『蒼星石の事をとっても愛してる』って伝えたかったんだ」
蒼「えっ・・それは・・その、僕のこと・・」
やっと気づいたのか顔が見る間に赤くなる。
J「ほん、蒼星石は可愛いな」
抱締めてもう一度口付けをしようとする。
蒼「もう、続きはジュン君のお家で、ね?」
J「あーうん、えーと。うん、そうだね・・(これは、やられた」
ジュンの顔が真っ赤になる。
蒼「あれーどうしたの?顔が真っ赤だよ?」
J「い、いや。なんでもない。さ、帰ろうか(なんと、言う破壊力・・」
ジュンの腕に蒼星石が抱きつく。
J「わわわ、誰かに見られるって!続きは家に帰ってからだろ?!」
蒼「やーだよ。僕をからかった罪は重いんだからね♪」

おわり


J「園芸部だから浜名湖花博知ってるよな?」
蒼「うん、知ってるよ」
J「浜名湖って言ったらウナギだよな」
蒼「そうだねえ。これ連想ゲーム?」
J「ウナギって精力つくよな」
蒼「そういえば今晩はウナギ食べたね」
J「うん。そういうこと」
蒼「はは、じゃおやすみ」
J「寝かせないぞ」
「そういえばさぁ。彼氏と別れちゃったんだけど」
「アハハ。ばーか。(笑)ま、別にいいんじゃね?嫌いだったんでしょ?」
「まーねぇ・・。」
クラスの女子の声。―勝手に耳に入ってくる。何気ないことだけれど。
気づかぬうちに何かを失っている。
「新しい彼氏作る予定は?」
「当分ないよぉ。誰もいねーし(笑」

ぼんやりと考えていると―蒼星石が席の前まで来る。
二月の午後。あまり聞きたくなかったこと。
「ねぇ。…いいかな。」
少し表情が暗い。

―Disparition de l'ange―

少しの間があって、しぶしぶと話し出す。
「僕、・・転校することになったんだ。今週末。」
…というと明日か明後日ということになる。
あまり信じたくなかった。
「な、突然…なんだよ。」
内心は動揺しきり。
「ごめん…。」
そういうと蒼星石は教室からでていってしまった。
それっきり。

――そして2年の月日がたっただろうか。

ふと部屋の掃除をしていると1枚の写真が落ちてくる。
…蒼星石と二人で遊んだ写真。
二つの笑顔。―思い出。

…気がつけば連絡が取れなくなっていた。
思い出だけを残して。

声にならない嗚咽。
苦しいだけだから、忘れようとした思い出。
改めて思い出してしまった。

…最後に何もいえなかったことが悔まれた。


喧嘩したりしたけれど。ずっと愛していた。
時間が立てばそれも蟠りも無くなっていた。
脳裏を過ぎる思い出は慰め。
目の前にいなくても、一緒の時間を共有するための。

時に離れても、最後はいつも思い出になった。
苦しい時も助け合って。

けれど、何も言えなかった。

せめて、もう一度だけでいい。

会えるなら。

たった一言伝えたい。

「ありがとう。」

伝えられなかった最後の言葉。

心の中にしまいこむ。

もし会えたなら。

そう思いながら。
写真とともにアルバムにしまいこんだ。

―Disparition de l'ange― fin


や、やあっ!ジュン君、ダメッ!、
よ、ようこそ……バーボ……バーボンハウ…っ! ハウスひゃっ! くっ!
このテキーラはサービスだ……から……いや、いやっ! だめぇん!
んっ! んんっ!
ふぁふほんへほひふひてほひひ……んんんっ!
んんんんんーーーーっ!
けほっ! けほっ! ごほっ!
や、やっ! そこは…そこはおま……おまたなのっ! 
仏の顔もって……言うし……謝って許してもらおうとも……
や、や、やぁあっ! 許して、それは許してぇっ!
ひぎぃっ!!!
で、でもぉっ!……このっ……んあああっ! 
スレ……すれてるっ! こすれてるぅっ! 君は…ああああっ!
きっと言葉……んんああっ! はぁあっ! いやぁっ! やぁっ!
と、ときめっ……き……みたいな…感じるぅっ! 感じちゃうっ!
 
そういう……そう……気持ち……気持ちいいのっ! ジュン君!
気持ちいいのっ! もっと! もっと欲しいっ!ジュン君の欲しい!
立てて! もっと立ててぇっ!。
あああああー!! なんでもするから注文を聞かせてぇっ!!!
帰り道。

夕べの鐘が響く。並木の路は歩きなれた路。
いつも一緒に歩いていた。
ゆっくり、ゆっくりと暗くなっていく。
手を繋いで小走りに。

「道草、していこう。暗くなる前に。」
蒼星石が手を引っ張った。そこには花畑。
「ほら、咲いている。」
嬉しそうな表情。思わずジュンも微笑んでいた。

暗くなっていく空。それでも暖かい二人。

雲ってもかまわない。雲の上には青い空があるから。
二人を見守る、青い空が。


―PASTEL COLOR SKY―Fin


放課後日が落ちかけ辺りが暗くなり始めたころの教室
その教室でその話は始まっていた。
蒼「旧校舎の2階の男子トイレの噂なんだけどね」
怖くて雛苺と金糸雀は互い抱きつく。
強がりを言っていた翠星石は真紅の手を握る。
蒼星石はお構い無しに話を続ける。
蒼「その日ある生徒が生徒会で遅くなってね。たまたまそのトイレに行ったんだ。
  その子に一人の子が立っていたんだ。そしてその生徒にこう言うんだ。
  ・・・紅が良い・・・蒼が良い・・・ってね」
聞いてる4人は息を飲み込む。
蒼「男の子とも女の子とわからない子はそう尋ねる。不気味に感じたその生徒は逃げよう
  と思った。だけど逃げられなかった。正確には逃げる気がなかった。そして答えてし
  まったんだ”紅が良い”と」
翠「そ、そ、そう答えるとどうなるです」
蒼「その答えを聞いたその子は大鋏でその生徒を...
  次の日、その生徒は真っ赤に染まっていたんだよ」
一同「ひっ」

蒼「でもね!"蒼が良い"と選んでも...うふふふ(ニヤリ)」

-fin-


○月×日
3kgも増えていた
翠星石がジュン君の為にお弁当を作ったのに渡さないから僕が後処理させられる
素直に渡せばいいのに
でも、翠星石が素直に渡せない間に僕の料理の腕を上げようかな
正直このことに関しては翠星石には負けたくない

その前に痩せないと……


それはごく普通の幸せな土曜日…のハズだったが

ピンポーン

このチャイムの音が一瞬にして僕を真っ暗にする事など、一体誰が予想できただろか?
「ふぁ~あ…呼び鈴…姉ちゃんは……部活か…」
僕の姿は今パジャマの下一枚。何故かというとそれは僕の隣にいる人物が剥ぎ取っているから。
「すぅ…すぅ…zzzzzz」
蒼星石は呼び鈴に全く気付かず、気持ち良さそうに寝息を立てている。
その口からは少しだらしなく涎が垂れていたが、それだけ安心しているという事だろう。


僕はその猫っ毛をくしゅっと撫でてから、

「仕方ない…何かトレーナーでも着て出るか…」
僕は簡単に上着だけ羽織って急いで玄関口に出る。

「こんにちは、桜田……ジュン君ですか…?」
一度見たら忘れないその顔は…柴崎元治……蒼星石の…祖父だ……

「あ…はい…蒼星石さんの…おじい様…ですよね…?」別に疚しいことがある訳でもないのに目をそらしてしまう。
「いつも孫がお世話になっております」

恐れていたがついに来るべきときが来てしまった……!!いつかは殴りこみに来ると思っていたがこのじじぃ…!!
「いえこちらこそ毎晩勉強を教わってお世話になって……」
「……本当に勉強だけかのう……」

その的確に僕の不安点を刺激する言葉に背筋が凍るのを感じずにはいられない。
「ほ、他に何があるって言うんですか」声が上ずる。
「蒼星石は何処にいるのかのう…」
「あ、僕の部屋に…」
「わしも付いていこう…」
来るな来るな来るな来るな…頼むから来るな…今僕の部屋で、僕のベッドの上で蒼星石は、俺のシャツ一枚でグースカ寝てるんだ…っ!!

だけどそんな事を言う訳にもいかず、しぶしぶ同行を許可してしまう。というか断れない。

「…蒼星石……起きて…」ぺちぺちと頬を叩く。
すると蒼星石は寝ぼけ混じりにう~んと唸って……いつも通り僕の首に……そして耳に噛り付く。
もちろん目などまだ開いているわけも無い。

はむはむはむはむかじかじかじかじ
毎朝の儀式
「うぅ~ん…おはよぉ…ジュンくぅん………」

いつもは嬉しくてたまらないはずの儀式も、今では後ろの存在が恐ろしすぎて背中が震える。
怖くてじじぃの姿など見れるはずも無い。

頼むからそれ以上くっつかないでくれ!!

「蒼星石……お客様だ……」
その相手を理解したらしい。僕の首に回していた手を恐る恐る離す。
「お…おじいさん……」

僕も恐る恐るじじぃを見返す。やはり…わなわなと震えていて声も出ないらしい
「そそそそそそそそそそそそそ蒼星石ぃ――――っ!!!」
じじぃは絶叫をあげて倒れた。
「おじいさん!!」
蒼星石が慌ててじじぃに駆け寄った。

事の発端は昨日の夜。

「蒼はま~たジュンさんの所でお勉強かい?翠や…」
「まったくおじじはな~に言ってやがるですか?あんな奴はJUMで充分ですぅ」
「そんな事を言ってはいけないよ。女の子のなのだから…」
「あ~はっはっはっは…じじぃったら…JUMはおとこ…………あっ……」
「………………」

会話が止まった。芋の煮っ転がしが床へと転げ落ちる。
じじぃは何となく推し量ったようだ。

僕たちはとりあえずじじぃをリビングのソファに寝かせつけ、回復を待つ。蒼星石が救急車救急車と盛んに叫ぶが、
まずは様子を見ることにする。

じじいが目を覚ます。
「あ…おじいさん……気が付いた?」
「あぁ…ところでジュン君…少し二人で話があるのだが…良いかね?」
「あ…はぁ……じゃあ悪いけど蒼星石…僕の部屋で待っててくれる?それとちゃんと着替えてきて……」
「うん……」とぼとぼと叱られた子犬のように何度かちらちらとこちらを見ながら蒼星石は二階へと上がっていった。

もうジュン君と一緒にいられないのかな…?
「はぁ……」もう今朝みたいにじゃれ合えないのかな……
そう思うと少し涙が出てくるが、とりあえず着替える事にする。
もう寝転がれないかもしれないベッドにごろんと転がる。
ジュン君の匂いがする……はぁ…

おじいさん…僕たちの関係をどう思ってるのかな…多分おじいさんが思っているような関係では…無い…と思うんだけど…

そりゃ回りから見たら変態的な事はやったけど…

どうなっちゃうんだろう…元々は半分騙した形だから…家に帰らされるのも仕方ないけれど…
「一緒に居たかった…な…」

一方居間

「……随分蒼はあなたに懐いているみたいですなぁ」
「…いえそんな…僕何か信頼して貰っているかどうか……でもどうして…?」
「あの子は…家ではしっかり者でしてな…わしら夫婦が育ての親という引け目もあったのか、あんまり我侭を言ったり、甘えたりはしてくれなかったのじゃ」
「そう…ですね……学校でもしっかり者で通ってますね…」
「それだけあなたの前では安心できるのでしょう…ははは…悲しいですね…」
「いえ…そんな……」

「ところで…二人の関係は何処まで進んでいるのじゃろうか…?」
「えっと……」来た……と心の中で呟く。だけど僕はこれは断言できる。やましいことなど一つも無い…
というかさせてもらえなかった!!

「……その…おじいさんの思うような事は…していないです…」
「わしも昔は若かったから…分かるが…そんな事は信じられないのだが…」
「……本当です…と言いますか恥ずかしながら何度も何度も…抑えきれなくなりそうにはなりましたけど…
 蒼星石にその気が無かったといいますか…蒼星石は僕にもっと違うようなものを求めていると思いまして…
 グっっっ……とこらえて…我慢しました…」

「…そうだじゃな……あの子はしっかり者ぶるが、実は本当は甘えん坊で寂しがりなんじゃよ…かずき…あの子の父親がよく言ってたよ…
 ちょっと親がその場を離れると、翠星石は大人しいのに蒼星石は直ぐに気が付いて大声で泣き出すって……」

その様子を想像して、思わず笑いが吹き出る。
「あ…すみません……何か蒼らしいな…と思って……」
「それを蒼らしいと言ってくれるなら、あなたに蒼を預けられるのぅ……わしらには甘えてくれんからのぅ…
 だがあの子はカズキの…息子の忘れ形見じゃ…傷つけるようなことはしないでやってくれ…」
「はい……約束します……傷つけるような事はしません……」
「……そうか…おーい、蒼星石や~降りてきなさーい…」

「……………」服を着替えた蒼星石が恐る恐る階段を降りる。その目は憂いに満ちていた…
「…あの……僕…ごめんなさい!!今まで嘘を付いてて……その…ジュン君の傍にいたかったから…本当に…ごめんなさい…」
そう平謝りすると、じじぃはぽんぽんと蒼星石の頭を撫でる。
「そうだな……じゃあ今度からはもっとわしらに甘えてくれないか?それなら許してあげよう……それと…ジュン君…」
「はい!!」
「今度また改めて挨拶に来るつもりだからそのときによろしくな。じゃあわしはこれで…」
「えっ?!おじいさんそれって……」
じじぃが白い歯を光らせる。
「そういう事じゃ。ジュン君は蒼星石を預けるに足る、とわしは判断した。これからも蒼星石をよろしく頼む」
そう言って桜田家の玄関を後にする元治。その後姿は渋くて良い男。
「おじいさん……」
「はぁ…良かったなぁ…ぁふ…何か緊張したら眠くなってきたな…もう一眠りするか…一緒に寝るか?」
「うん!!」

蒼星石が先にベッドに入ったが、寝転がろうとはせず、くるりとこちらに向き直り正座をする。
「あ、改めまして…不束者ですがどうかよろしくお願いします…」
そう言って深く頭を下げ、そしてもう一度頭を元の位置に直す。
「変かな…?」小首を傾げて問いただす。

「……べ、別に変じゃないけど……さぁさぁさっさと寝るぞ!!」
さっきじじぃとした約束をもう反故にしてしまいそうな自分がいた。

これはただ甘えてるだけ。じゃれてるだけ!!
「どうしたの?」すりすり
「…何でもない…!!」
「………僕も安心したら眠くなっちゃった…ジュン君腕貸してね…」
そう言うとすぐにくーくーと寝息が聞こえる。
「………」一緒にいられる幸せをかみ締めながら僕も眠りに付いた…

俺的にオマケ書いてみた。
おじじとおばばの会話より抜粋

「蒼は元気でしたか?」
「あぁ・・・とても幸せそうじゃったよ・・・。」
「それは良かったですねぇ。」
「ただ・・・」
「ただ?」

「蒼の髪に白いベタベタした液体がついておった・・・。」
「・・・・・。」
「・・・・・。」
「「完璧な精子ですありがとうございました。」」


蒼星石に案内されたのは、少女趣味な家具、アイテムに囲まれた彼女の自室だった。
「お茶、入れてくるから、待っててね」
彼女を待つ間、ぐるりと部屋の様子を観察する。
部屋の色彩は、桃色。ベッドの布団の色、机の上の文房具、本棚、本の背表紙……いたるところでそんな色が使われている。
ベッドや棚の上に鎮座しているのは愛嬌豊かなくまやいぬのぬいぐるみ。なかでもちょっと間抜けっぽいいぬを模した大きなぬいぐるみは、ベッドの上で寝るときの添い寝相手になっているようだ。
「えっと、紅茶で良かった?」
「   」
「よかった」
蒼星石はふにゃっと笑ってぼくの隣に座る。
ぴょこんという擬音がとても似合う彼女を形容するとまさにいぬ。
「ん? ボクの顔見て面白い?」
ぴったりとぼくの身体に密着して、体温を二人で共有しあっている。
すりすりと、彼女の体重をこちらに預けにきてくれる。
『ボクの体重知りたいだなんて、好奇心旺盛すぎるよお……』
なんて顔を赤らめながら、こしょこしょ耳元に囁いてくれたのは、平均からちょっと軽い値。
『その、誰にも言わないでね……』
神聖なるその数字は、ある意味ぼくの一生の宝物だ。
ただ最近の食欲具合から、その数字が悪いほうに変動しているようだが……。
「   」
「……ばかあ」
そんな彼女を見ていると、とたんにいじったり、からかったりしたくなる。
それを他人がやると、まるでイジメているようにみえて不快になることがあるが、自分がしてみると、はあ、快いのはなぜだろうか。

「   」
「ひどいよお……ぼくはそんなんじゃないよ……」
「   」
「ううっ、ばかばか」
ちょっとしたことでも、彼女が飼っている腹の居場所を悪くするのはカンタンなことだ。
「   」
「そんなこといっても、許してあげないんだから」
「   」
「どうせボクはマジメちゃんだよ。ふんだ」
ついに、彼女は親友のぬいぐるみが鎮座するベッドへと逃げ込んだ。
「   」
ぼくはいろいろな言い訳を口にしてみたが、あの犬ちっくな顔をこちらに向けるようなことはしてくれない。
彼女はいったん黙ったら、いつまでたっても貝のようなカタブツになることができる。
そうなると今度は彼氏のほうが焦る番だ。
一度機嫌を悪くした子犬を懐かせるには、多大な努力と犠牲が必要なのだ。
「   」
「   」
「   」
いろいろな好条件を提案してみても、彼女が食いついてくる気配はまったくない。
前からそうだったけれども、最近はとみにその要求されるハードルが高くなっている。
少なくとも、昼飯の高いパスタと食後のデラックスパフェを一回おごるぐらいでは許してくれない。
食べ物じゃボクは釣られないよ! だなんて余計機嫌を損ねるだけだ。
言葉で説得するのをあきらめたぼくは、がばっと実力行使にでる。

「わわっ」
これには蒼星石も驚いたようだ。ぼくの身体で影になった彼女の顔では、口がぽっかりと開いている。
「   」
「な、なにするんだよぉ、もう!」
「   」
「えっ、えっ、えっ?」
「   」
「やだよお、はなしてよお」
「   」
堪えられなくなったぼくは、その小うるさい唇を唇で塞いでしまう。
「んんっ……はむっ……」
だったらいっそと、舌まで入れてみる。
「ふぁん、んんっ……んーっ……ぺちゃっ……んむぅ……」
蒼星石のまぶたがとろんと半開きまで落ちる。あれほど抵抗していたキスも、いまではぼくの舌に舌をなまめかしく絡めてくる。
「むぅ……んんっ……んむっ……まぁん……んふぅ、ふぅ……」
蒼星石の両手が、ぼくの背を頼ってがっしりとつかむ。その両足はぱっかりと開いたから、ちょうど彼女の股間、足と足の間にぼくの下半身が割り込むことができた。
「ぷはあっ」
彼女のお口は、ぼくと彼女のよだれでびしょびしょだ。

「…………」うつろな目は、じっとぼくの顔をとらえて離さない。
しかし、突然はっと目が見開くと、彼女はぼくから顔を逸らす。
「ずるいよ……」と、いかにもベソをかきそうなかお。
「ボクが女の子だからって、無理矢理だなんて……」
「   」
「そ、そんなことないよお! 先にキスしてきたのは  くんだもん!!」
「   」
「そ、それは……」
「   」
「あぅ……」
蒼星石の顔はころころとかわるけれども、今じゃ目を潤ませてぼくの顔を見上げている。
「すんっ、すんっ……すんっ」
女の子の最終兵器、泣き落とし。たちが悪いことに、これは演技なんかじゃない。蒼星石はそんな器用な真似ができる女の子じゃない。
鼻をすする音だってフェイクじゃない。リアルでもない。真実だ。
これじゃあぼくが世紀末的モヒカンじゃないか。

「   」
結局、最大限の譲歩。このまえ買った一か月分の小遣いを使い果たしたいぬのぬいぐるみよりひどい内容。
「……うん。すんっ、すんっ……。許してあげる……すんっ」
「   」
「でも、このぬいぐるみ、ボクのたからもの、だよ」
「   」
「うん。だって、寝るときはいつもこの子といっしょに寝てるんだから」
「   」
「さびしいんだもん……  くんがいない夜は」
「   」
「……えっち」
彼女の目元は赤いし、鼻も紅ければ、頬も明い。
「また今日もするんでしょ。紅茶、せっかくいれてあげたのにさめちゃうよ……」
「   」
「……ばかっ」
ぼくが仕掛けたキスは拒絶されることなく、ふたたび蒼星石の唇をじっくりと味わう。
そうしてぼくが自身の身体を支えるためだけに使っていた両手は、いま、彼女の身体をむさぼりうねる触手に変わった。


かちり、かちり。
時計が音を立て時を刻む。

月光の射す夜。鳴らないケータイ。
孤独の時間が、蒼星石の胸を揺さぶった。

寂しいよ。

-maze-

…傷つけても失うものはないのに。

夢だった、御伽噺のような恋。
所詮、空想は空想。…実現するわけがない。
わかっていたのに。
月に手を重ねながら寝た。闇が部屋を覆い尽くす。

…翌朝は青空が広がっていた。
コバルトブルーの空。
白の割合があるとは思えないほど蒼く。雲もあまりなく。

心の隙間がその青さを映してるようだった。
考えると、何も手につかない。

―子供染みた恋―

「おはよう。」
通学路。見慣れた後姿を追いかけた。
「おはよう。」
いつものように返される挨拶。
一目ぼれで始まった恋はまだ思いを告げていない。

…関係が崩れるのが怖かったから。

鎖に縛られたように、思いを告げる事ができなかった。
その愛が、幻であってほしくないから。

それでも明るくふるまうのは、裏を見せたくないから。
いつでも笑顔の自分を見せたいから。
…心配をさせたくないから。

「そうだ。―――」
何気ない会話。それは友達としての認識。
思いを伝えてないんだから、当たり前だ。
たとえ愛しているのが僕だけでも。
君が僕の事をどうとも思っていなくても。

思いは空間に広がり、いつかは実を結ぶのだろう。
それは笑顔となって。

…伝えられるのはいつか。
それは誰もわからない。

未来などわからないから。
迷いこんだのは、恋の迷宮。
出口は、まだ先。

―maze―fin


「よっ・・・とこんなもんでいいかな?」
蒼星石はサラシを思いっきり、胸に巻きつける。
「あーあ、翠星石はいいよなあ。胸が大きいなんて悩みの種なんだよ」
平均より上のバストを持つ蒼星石は人目を気にして、サラシで自分の胸を隠していた。
髪もワザと短くし、男女を演じる。
「ふう。相変わらず苦しいな」
でもこれは平日の間だけ。
週末にはJUMとのデートが待っている
考えるだけで頭がクラクラする。
激しく抱きしめてくれる
やさしく耳をハムハムしてくれる。
「・・・JUMくん」
机の上の写真に軽くキスをした。

「蒼星石ー。はやくするですー」

つまらない一週間だけど、学校でもJUMくんに会えるからいいか!


蒼「ねぇ、ジュン君」
J「ん?」
蒼「僕のどこが好き?」
J「全部」
蒼「全部じゃわかんないよ、もっと具体的に!」
J「そうだな~、ショートカットが似合うとことか、綺麗なオッドアイとか、
  自分のことを僕って言うとことか、『ジュン君』って呼んでくれるその声とか、
  しっかり者に見えて結構甘えたなとことか、一緒に寝てる時無意識に抱きついてくるとことか――――――」
蒼「も、もういいから///////////」
J「・・・」ギュッ
蒼「わっ///////」
J「抱きしめたときの反応も可愛いし、蒼星石は本当に最高に可愛いなぁ♪」スリスリ
蒼「もう・・・//////////」