白雪姫と・・・。
JUM独り言
毎日が暇だ
一体何をして過ごせばいいんだ?
毎日学校に行って、同じ友達に会って嫌いな先生の相手して
つかれた。。。そろそろ何かないかな?こんな大阪の田舎じゃ何もないぞ・・・・
もう2年になってから3ヶ月もたつぞ、、、。
周りはカップルでき初めてなんだが教室の温度が違う・・・
クラスでいちゃつくな!ここを何だと思ってるんだ?!
蒼「眉間にしわがよりすぎだよ。城嶋茂もびっくりだよ」
J「別に何も食べてねーよ」
蒼「周りのカップルが羨ましいかい?」
J「別に。ただいちゃつくのがムカつく」
蒼「ただの妬みじゃないか」
J「じゃあ、そういうことにでもしといてくれよー」
蒼「何が不満なんだい?」
J「別に、、ただ暇なだけ。なんかマンネリ」
蒼「ははーん、刺激がほしいのか」
J「まぁ、そんなとこ。女子が言うとエロイな」
蒼「エロとかいうなwふむ。。。もうそろそろ文化祭だよ?」
J「うーん。俺文化祭って言われてもなんだかなー」
J「出店?」
蒼「いや劇」
J「はぁぁぁ?」
蒼「うん、劇」
J「何が悲しくて今年に17になる俺が劇なんてやらねばならんねん」
蒼「だってうちの学校貧乏だから、、、。出店は3年生だけなんだもん」
蒼「今日からやる演目決めるよ?これは強制参加だから。逃げちゃ駄目だよ?」
J「ベジータ、ふけるべ?」
べ「馬鹿か。俺は蒼嬢の犬だ。そんなことできぬ」
J「笹塚はー・・・・・?」
笹「どうせ廊下に立たされるから・・・」
J「のこるか・・・・」
ホームルームが始まった(以後HR)
蒼「では、9月の中旬に始まる文化祭の演目を決めます」
教卓の前でいつものように蒼星石が会を進める
水「ねぇ?本当に劇以外はだめなの?」
蒼「うん、駄目」
水「どうして?」
蒼「予算の問題で・・・」
カナ「なさけない学校かしら・・・」
薔薇「・・・・・・・・カエリタイ」
蒼「ごめん」
J(俺には謝らなかったのに('A`))
翠「うるさいですっ。蒼星石に文句を言うのは筋違いです!」
水「しょうがないわねー」
蒼「進めてもいいかい?」
蒼「では、今から紙を配るのでそこに自分で選んだ物語を書いてください」
J「えー。。。何にしようかなー?」
J(んーそもそも裏方除いて演技するやつは大体10~人だろー?それぐらいの人数でちょうどいいのはー?)
J「ありきたりでいっか、「七人の小人」っと」
ベ「二人えっち」
笹「レオナルド熊」
水「なにも思いつかないわねー「白雪姫」っと」
カナ「セブラーマンかしらー」
雛「禁太郎なのー!」
翠「美女と野獣・・・JUMが野獣で私が・・・」
真「ニューストーリー」
蒼「七人の侍っと」
薔薇「ローゼンメイデン」
蒼「開票しまーす」
結果
七人の小人2人
金太郎1人
美女と野獣5人
白雪姫11人
蒼「適正でないものは抜きましたー、ていうか抜かれましたー」
真「この結果だと白雪姫なのね?」
蒼「うーんそうなるかなー」
真「ありきたりね。どこのカスが考えるのかしら?」
水「・・・・・・」
真「では、私が白雪を姫を作り直したらどうかしら」
雛「うにゅー?」
蒼「どういうことだい?」
真「そのままよ。改造するの」
蒼「なるほど」
J「いいんじゃないのー?」
カナ「なんでもいいかしらー」
蒼「じゃあ、決定だね。真紅頼んだよ?」
真「任されたのだわ」
みんなめんどくさがって結構適当だ
真紅が珍しくヤル気なのがなんだか新鮮だな
彼氏がいないから暇なんだろうな。
翌日
真「できたのだわ」
蒼「どれどれ・・・・・?・・・・・・!」
真「会心の出来なのだわ」
蒼「王子様沢山いるね?白雪姫と黒雪姫???」
雛「雛がおひめさまやりたいのー!」
水「姫が二人・・・・」
翠「二人・・・・」
薔薇「二人前」
蒼「みんな、この話でいいかい?」
真「拒否はゆるされないのだわ」
J笹べ「・・・・・いいんじゃね?」
カナ「適当かしらー」
蒼「もう、みんなめんどくさいからってー」
蒼「多数決とるよー?これでいいかーい?」
全員「はーい」
蒼「ま、いっか」
J「お前も適当だな」
蒼「では、役をきめまーす」
J「裏方にいこうぜ、ベジータ、笹塚」
べ「それもそうだな。演技はちょっとな」
笹「ぼくも」
蒼「まずは姫からー」
カナ「私がやるかしら」
蒼「どっちやりたいの?」
かな「どっちがいい役なのかしら?」
蒼「うーん、差はないよ」
薔薇「カナリアは黒雪姫がいい」
カナ「あらそう?じゃあ、黒いほうでいいかしらー」
蒼「異論ある人ー?」
J「まぁ、いっか」
蒼「白雪姫はー?誰もいないのー?」
翠(やりてーですけど、恥ずかしくて手があげられねーです・・・)
雛「雛がやるのー!」
翠「あ・・・・」
蒼「なんだい?翠星石?君もやりたいのかい?」
翠「いえ。。。その。。。はい。。です・・・・」
蒼「うーんどうしようかなー多数決じゃいやな思いすることもあるしー。」
蒼「じゃんけんでw」
J「お前が一番適当だ」
じゃーんけーん
翠:チョキ
雛:パー
雛「まけたのー・・・」
蒼「じゃあ、翠星石で決定」
翠「やったですーw(あとはJUMが王子に・・・)」
王子やりたい人ー?
蒼「いないと思ってたので適当にきめまーす」
蒼「みんな下を向くなwwww僕の目を見ろwwww」
王子は見事にJUMとベジータ、笹塚に決定することはなかった
翠「・・・・・あうぅぅぅ・・・」
残りは裏方に志望したため会は以外にすぐ終わった
真・・総合演出
水・・・・裏方作業
カナ・・・黒雪姫
雛・・・犬役
翠・・・・白雪姫
薔薇・・裏方
JUN・・・裏方
ベ・・・裏方とか
笹・・・照明とか
夏休み開始
セミが五月蝿い。。。今日も今日とて暑い日がつづく。教室に入るともっと暑い
蒼「明日から夏休みですがー演技の練習があるんので10時にはあつまってくださーい」
J「げろげろー」
真「JUM起こして頂戴ね」
J「げろげろー」
真「レディに向かって!ばしっ」
J「はい・・・」
水「めんどくさーい」
カナ「今回は楽はできないけど頑張るのかしらー」
翠「はぁ、王子があんなんじゃヤル気でないですぅ・・・」
薔薇「裏方もいかなきゃダメ?」
蒼「なるべくきてくれないかな?今のうちに作れるもは作っておきたいだ」
水「しょうがないわねぇ」
J「はぁ・・・」
水「デートの時間が・・・」
真「脳内はみっともないのだわ」
水「うるさいわね!」
夏休み初日
J「みんなちゃんと来るんだろうな?」
真「私が知ってると思って?」
J「はいはい」
真「「はい」は一回よ?JUM]
J「はいはいはい」
ばっしっ
J「ぎゃぁあぁぁあ何するんだっぁぁぁ」
蒼「ちゃんと来たじゃない?」
翠「朝からうるせーです」
薔薇「ネムイ」
雛「ワンワーン」
真「雛苺もっと心を込めて犬になりなさい。あなたは犬よ。犬なのよ」
雛「雛は犬ー???ワンワンわんあwなんwなwなんwなわん」
J「催眠術なんていつ覚えたんだ?」
真「乙女のタシナミだわ」
J「・・・・・」
真「王子が足りないんじゃなくて?」
蒼「それが一人が嫌だと行って逃げちゃって少しやばいんだ」
真「どうするつもり?」
蒼「代役だね。」
真「JUM?」
J「・・・・・・・・・」
蒼「お願いできないかな・・・・?」
ベ「俺ならいつでも!」
蒼「お願いだよ。劇が成り立たなくなっちゃうよ・・・」
J「いやだ・・・よー;」
真「JUM、、あなたは王子よ。王子なのよ王子王子王子王子玉子王子王子」
J「さぁ、いこう!無限の彼方へ!」
蒼「ちょっと違うけど、いっか。洗脳って楽だね」
真「あなたもタシナミとして身に着けなさい」
蒼「そうだねー」
べ「無視か。。。。ここからが本当のじご(ry」
水「それでー私たちは何をつくればいいのぉー?」
蒼「ドレスとか作れる?」
水「無理いわないでよぉ」
蒼「これもJUM君に頼むか。」
薔薇「ソレデ ワタシ タチ ハ?」
蒼「小道具作ってほしんだ」
水「ふんふん、例えば?」
蒼「んとね、王子様の剣とか王冠とか、兵士の槍、木の置物。ここにリストあるからお願いだよ」
薔薇「ワカタ」
水「綺麗な手が台無しねぇー」
薔薇「ワタシの手なら大丈夫ダヨ?心配してくれてありがとう」
水「いや、私の」
薔薇「(;、;)」
J「さぁ、ワタシは一体なにをすればいいのだい!」
蒼「なんかキモイな・・」
J「なんだい?そこのキュートな少女!」
蒼「僕は・・・・」
翠「洗脳されたやつになに赤くなってるですか!」
蒼「は!?」
カナ「しっかりするのかしらー」
蒼「・・・・まずは、普通にセリフあわせかな?」
真「ワタシはまだ特にやることないから、セリフ覚えながら感じつかみなさい?」
J「まかせてくれたまえ!」
カナ「わかったのかしらー」
翠「はーい」
王子達「へいへい」
真「犬苺、紅茶を買ってきなさい」
雛「わん!」
真「犬にしたほうが使えるじゃない」
話の内容は
あるところに二人のお姫様ががいました。
二人は父親が一緒でしたが母親は違いました。
前妻の「巴 御前」は黒雪姫を姫生んで他界
後妻の「ノリ 楽天」は白雪姫を身ごもると1歳とまだ幼い黒雪姫を
森に捨てました。妬みと恨みと憎しみの純愛作品だそうです。
水「ねえ?これ文化祭でやるには重くない?」
薔薇「ナンデモイイジャナイ」
水「それもそうね。私たちには台本さえ配られてないものねぇ」
薔薇「できた槍w」
水「ちょっとー、それ、マセラッティみたいじゃな~い」
薔薇「意識した作った」
水「いや、意味わからない」
薔薇「(;、;)」
一週間が過ぎ
蒼「なんかさ味気ないね」
真「私も思っていたのだわ」
蒼「なにか付け足す?」
カナ「なにつけたそうかしらー?」
翠「あんま荷の重くないやつがいいのです・・」
雛「はいはーい!」
蒼「はい雛苺!」
雛「舞踏会もやるのー!」
蒼「なるほどー」
真「お城で舞踏会。。。なかなかね」
翠「たまにはちび苺も役にたつです」
蒼「じゃあ、どんなの入れる?」
翠「王子が膝間付いて姫の靴にキスするの入れるです」
蒼「・・・・・・だからモテナいんだよ翠星石は・・・」
真「あんまり高度なものを求めるとしっぱするわ」
雛「でも、あまりに低いと目も当てられないのー」
蒼「まぁ、なんとかなるでしょ」
翠「そんな適当な性格だからモテナイのです」
蒼「僕はいいの!」
J「女ってさ、こういうとき張り切るよな」
べ「だな・・・」
笹「暇なんでしょ?」
べ「みんな彼氏いないらしいしな」
笹「学校の7大美女なのにね」
J「性格が個性的すぎるんだろうよ」
べ「まぁ、そこがいいってやつも大勢いるけどな」
J「しょせん顔か・・・」
笹「ていうか、いつ洗脳治ったの?」
J「はっ!さぁ、いこう!無限の彼方へ!」
笹「君も大変なんだね・・・」
J「・・・・・・・ああ・・・・」
ベ「ダンスなんてお前も悲惨だな」
J「ダンスねー。俺らのレベルじゃたいしたことできないだろうに」
笹「まぁ、頑張ってね^^王子様?」
J「やりますよー・・・」
ダンスはシンクロすることを重視させて作ったようだ。
ダサい・・・・・・
J「これダサくない?」
蒼「そんなことないよ」
真「女子の考えが気に食わないのかしら?」
J「いや、俺は率直な意見を」
翠「可愛いです、これでいいです」
雛「可愛いのー!」
カナ「なんでもいいのかしらー」
J「女子の考えることはわかんね。」
真「だからモテナイのよあなたは」
J「うっせー、オマエモナー」
ずんっ
J「ごふっ」
真「早くダンス覚えんさい」
J「な・・ぁ・・・、お前らも変だと思うべ?」
王子ども「ぜんぜん?」
蒼「ほらー君のセンスを疑うね」
J「この犬どもが・・・」
8月の中旬文化祭までのこり一ヶ月を切った
今日は凄い雨が降っている、なにもなければいいのだが
雨を嫌いな生徒は沢山いるだろう。なぜなら
長期休暇になるまで洗えない制服は雨に濡れるとちょっと変わった匂いがするからだ。
女子の制服がにおわないのはなんでだか知らないけど
蒼「カナリア遅いねー」
蒼星石が壁を背に床に座っている
J「ぱんつ見えるぞ?」
蒼星石がすぐにスカートを押さえた
バッ
蒼「変態」
J「男は少しぐらいエロイほうがいいんだよ」
真「キモイのだわ」
蒼「スケベ」
雛「カナリアの携帯通じないのー・・・」
水「なにやってるのかしらねー?」
薔薇「事故?」
水「彼氏じゃない?」
真「あの子と付き合う物好きはいるのかしら?」
翠「・・・・・さぁ・・」
蒼「僕ならいやかな・・・・」
薔薇「私は別に・・・・・
水「あなたには聞いてないわ」
薔薇「(;△;)」
かわって
蒼「カナリアが・・・疎開したそうだ」
水「えーどうすんのよー?役ー?」
蒼「先に心配しようよ;」
翠「実際問題どうするです?」
蒼「代役かな・・・」
薔薇「水銀燈がいいとおもう」
水「あらそーおぉ?w」
真「いやらしくて、黒くて、性格悪くて、お似合いね」
水「あら、あなたほどじゃなくてよ?」
真「あなたの相手する時間はなくてよ。さっさと覚えなさい」
水「なにをぉ?」
蒼「セリフ」
水「っげ」
雛「げ?」
水「私が一番働いてない?」
蒼「ごめんね、でも、お願い」
水「わかったわよぉ」
真「あなたのためにセリフを増やしてあげたのだわ。馬鹿みたいに一人喋るシーンもいれておいたから」
水「あなた!」
翠「おもしろいからやるです」
水「蒼星石!なんとかしなさい!」
蒼「僕には、、、、」
薔薇「水銀燈ならできるよー」
水「あなたに言われなくてもわかってるわっ」
薔薇「(;。;)」
ところかわって
水「真紅、台本変えて頂戴」
真「無理」
水「じゃあ、私は絶対にでないわ」
蒼「真紅、お願い!・・・・」
真「っく、、、、仕方ないわねどこが気に喰わなくて?」
水「長いのは我慢するわ。でもキスシーンだけはお願い無理・・・」
真「キスって言っても本当にはしないわよ?うまく隠すだけ」
水「それでもいやなの!」
真「しょうがないわね。うまくカットしておくわ」
水「ありがとー・・・・w」
真紅(JUMの台本には直しは入れないでおくのだわ。きっと本番でおもしろくなるのだわ。むしろマジでキスさちゃえw)
J「俺って結構毛嫌いされてるの?」
翠「ちび人間気にしてるですか?ちびにはなんの魅力もないですから、仕方ないのです」
J「結構傷つく・・・」
翠「あ、いや、その、やっぱり、男の子として好きじゃないと水銀燈はだめなんですよ、きっと。うん」
J「はぁ・・」
翠「ごめんです・・・」
J「ん?なにが?」
翠「!!!!」
ガスっ
J「いだぁぁあぁぁあい!」
ベ「あいつってこんなキャラだっけ?」
笹「イメージチェンジしたんだよ。きっと」
ベ「失敗してるがな」
笹「それが面白いんじゃないか」
蒼「君たち照明なのに毎日きてるね?」
べ「マスターのためなら・・・」
笹「君と一緒で暇なんだよ」
蒼「まぁ、なんにせよありがとうね」
べ「マスター・・・」
セミの音が日に日に少なくなってきた
もう9月だ。夏休みは練習に奪われ水銀燈の悪気のない執拗な悪口と
真紅にこき使われ、雛にはおもちゃにされ、心も体もぼろぼろだ
J「ここまで本気にする必要あるの?」
JUMが意味のわからない皆の頑張りに疑問をなげかけた
蒼「君は知らないのかい?2年生のクラスは全部で6クラス、各クラスごとに演目があるんだ」
J「はぁ、他クラスも劇やらされてるのね。。。」
蒼「問題はそこじゃないんだ。この劇をみたあとの観客が劇の良し悪しを評価するポイントカードを出すんだ」
J「それで?」
蒼「一位のクラスには商品がでるんだ」
J「去年はでなかったじゃないか?」
蒼「一年は競うものじゃないじゃないか」
J「確かに」
蒼「3年生にも商品がでるよ。出店での売り上げ一位が商品だ」
J「だからみんな必死なのか。そんないいものなのか?」
蒼「商品は毎年一位になったクラスがダーツで射るんだ。そう、関口フレンドパークだ」
J「なるほど、はずせば商品もないと」
蒼「そう、だから客集めも重要なのさ。」
J「ふーん。」
蒼「なにジロジロ見てるの?」
J「お前さ。劇でないべ?」
蒼「え、うん・・・だって委員あるから出たり戻ったりで・・・」
J「脱げよ。客寄せパンd・・・」
ぱーんっ
J「冗談なのに・・・」
蒼「あ、ごめん;目が本気だったから・・・」
J「でも、どっちみち客寄せに人肌ぬげよ?」
蒼「だから脱がないよ」
J「勘違いするなwまぁ、あれだ、コスプレぐらいはやろうぜ。」
蒼星石の手がパーからグーに変わった
J「違う違う、こんかいの演目のやつだよw」
蒼「ああwそっかw」
J「お姫様の格好してよw」
蒼「えー、でも、僕ちょっとそういうのは」
J「みんな、忙しいのに蒼星石は楽をするのか。。。。」
蒼「だって、委員会もその格好ででなきゃならないじゃんか・・・」
J「余計宣伝できるじゃん他クラスのポイントカードも加点されるんだろう?」
蒼「わかったよ。学食奢ってよね」
J「なんで俺が」
蒼「僕がコスプレするなんて滅多にみれないんだから」
J「へいへい」
ベ(カメラカメラwww)
当日
うちの学校は文化祭が二日連続で行われる。
結構大変なのだ。
まずは朝が早い。早くいき、セリフとダンスのチェック
小道具の設置準備。整備確認
J「あー、俺って裏方なはずだったんだけどな。。。」
蒼「ごめんね」
J「いいよ、よくあることだよ・・・・って」
蒼「いつもよりお腹がスースーするよ・・この服・・・」
J「なんかお姫様ってより美人若奥様って感じ」
蒼「僕はまだ17だよ・・・;」
J「ちゃんと「美人」と「若」って入れただろ?」
蒼「あんまフォローになってなかったよ」
J「まぁ、可愛いってことだよ」
蒼「・・・・・」
翠「口説き安すぎです!蒼星石!」
J「っち」
翠「蒼星石で遊ぶナです!」
J「へいへーい」
翠「それより、ちゃんと王子やるですよ?洗脳されたくなければ・・・イッヒッヒッヒッヒ」
J「・・・・・・・・・・」
他の王子は実はあまりたいした事はやらないんだ
ほぼ一緒に集団で行動するがメインは僕の王子
家庭の事情で欠席したやつが恨めしい
そして1時30分開場
あるところに白雪姫と黒雪姫がいました。
二人は父親が一緒でしたが母親は違いました。
前妻の「巴 御前」は黒雪姫を姫生んで他界
後妻の「ノリ 楽天」は白雪姫を身ごもると1歳とまだ幼い黒雪姫を
森に捨てました。
白雪姫は何も知りません。普通にノウノウとお城での生活をエンジョイしてました
翠「犬!私の靴を舐めるですぅ!」
犬の彼の名前はピエール、白雪姫に拾われて2年になる。
雛「くうん・・・」
翠「このクソ犬が!役立たずのクソがぁ!」
何不自由なく暮らしていた白雪姫は優しい心を失ってしまいました
一方
小人1「黒雪姫や、今日もおいしい料理をありがとう」
黒雪姫は3人の小人と食用豚と共に暮らしていました
水「いーえー。いつも美味しい材料をとってきてくれるからですわ^^」
横で出番をまつ翠星石がつぶやく
翠「キモイですぅ・・・」
水「今日は何かとれましたか?」
小人2「みてくれ、エメラルドだ。今日偶然塊をみつけてね、、、。あとでアクセサリーを作ってあげるよ」
水「わぁ、ありがとー^^でも、あんまり無理はしないでね?」
小人3「黒雪姫は優しいのー」
貧しくてものんびり暮らす黒雪姫は容姿どうよう、心も美しく育ちました。
あるひ白雪姫は思いつきで城を脱走します。
お城の生活に飽きたかのように
翠「やってらんねーんだよ、爺しかいねえし、男くれ男」
水「あの人だれかしら?」
木の陰から覗く黒雪姫
水「綺麗な子・・・・」
翠「そこにいるのは誰!」
白雪姫のナイフが黒雪姫の髪にかすめた。会場から「おー」という声とともに水銀燈の髪が数本切れた
水(これ本物じゃない!!!!!)
翠「あなた誰?みなれないわね」
水(あとで覚えてなさい)
水「私は。。。アンナ」
翠「しょぼい名前ね」
水「あなたの名前は?」
翠「あんたみたいなミズボラシイ女に名乗る名はなくてよ?
爺「コッポラー!コッポラー!」
翠「じい!」
水「こっぽら・・・」
翠「っく、おぼえてなさい!}
腹違いの姉妹は出会いは最悪でした
翠「あの女ぁぁぁぁぁ、可愛い顔していい子ちゃんぶってるじゃないわよ!」
そこで「翠は兵士を使い黒雪姫を襲わせました」
しかしながら毎回送る兵士が帰ってきません、ふしんに思い様子を見に行くことにした白雪姫
そこでは兵士が畑仕事をし、料理を作っているではありませんか。兵士は美しく心優しい黒雪姫についたのです
それをみた白雪姫は怒りに振るえながらある作戦を考えます
殺・黒雪姫
白雪姫は自分の庭(城)で殺したほうが色々便利だと思い黒雪姫を城へ招待しました
白雪姫を裏切った兵士たちが黒雪姫をとめましたが心優しい黒雪姫は折角なのでと
いくことにしました
水「ここがお城。。。大きいのねー」
雛「わん!」
水「あら、可愛いお犬さんね」
雛「くぅぅん」
水「肉付きも良くて美味しそうね」
雛「!!!!」
森暮らしが長い黒雪姫ほぼ雑食なのである
翠「私の飼い犬を食べるなんて万死に値するわ!」
水「ごめんなさい・・・」
翠「顔だけじゃなくて、ドレスもみすぼらしいのね」
水「これしかなくて・・・」
翠「あわれね」
水「・・・・」
翠「まぁ、いいわ。せいぜい楽しみなさい」
水(帰ろうかな・・・・くるんじゃなかった・・・)
そこに4人の王子様が登場
J「帰っちゃうのかい?」
王1「どうして?まだ始まってもいないよ?」
水「いや、私は・・・・・」
王3「・・・・・」
J「じゃあ、僕たちと一緒にいこうか?」
水「え?あ。はい・・」
城の中に王子4人を従えて入る黒雪姫
翠「あ、JU・・・・王子さま!」
J「やぁ」
水「・・・・・」
翠「あは^^お久しぶりです。こちらの方は?」
J「外で会ったんだよ」
翠「そうなんですかー、楽しんでくださいね?^^」
水「へ?あ、はい・・・」
水「キャラが違う・・・」
翠「何か?^^」
水「いえっ!・・・」
お城でのパーティが始まった。
J「君が一番可愛いね」
水「へ?あ、はぁ・・・」
J「踊ってくれませんか?」
水「あんまりダンス踊れないの・・・」
J「じゃあ、今から覚えましょう?」
水「え・・・はい・・・」
翠「あの、女ぁあぁ、、、、」
白雪姫は「殺・黒雪姫」の準備にとりかかりました
翠「王子さま♡これをどうぞ♡あなたにも^^」
白雪姫はワインを二人に持ってきました
そこに毒をもる白雪姫、効果が出始めるのはまだまだ後
J「ありがとう姫」
水「あ、ありがとう」
水(!!!!!!!!!!!!!!)
翠(ッヒッヒッヒッヒ。演技とはいえJUMと手を繋いだ罰です)
水(こ、、、これは。。。。。。うぐ。。)
翠星石はワイン(グレープジュース)にニガリと納豆をミキサーでかけたものを入れておいたのです
小道具を片づけ易くするためにジュースは前もって全部のむ決まりになっていました
翆「お疲れ様でした^^」
J「ありがとう」
水「ぅ。。。。。。ありがとう・・・・」
水(このヤロー。。。。)
夜も更けて12時を回ろうとしています。
黒雪姫に異変が現れました
水「ちょっときもち悪い・・・・」
水(真面目に気持ち悪い・・・・うっぷ・・・)
翠「大丈夫???」
翠(ヒヒヒヒヒヒ)
水「うん・・・・」
J「あっちで休もうか」
王子2「俺が連れてくよ」
水・王子2が右の舞台そでへ
J・翆が左に
J「お前水銀燈になにかしただろ?」
翠「何もしてねーです!」
J「あいつまじで気持ち悪そうだぞ」
翠「演技ですよ演技!」
J「演技で顔色まで変えれるわけねえだろ」
翠「・・・・・・・」
J「なに入れた?あのジュースおかしかったぞ?」
翠「にがりと納豆・・・・」
J「この馬鹿!」
翠「だって・・・」
J「あとで謝れよ」
翠「いやですぅ・・・・最近水銀燈とばっかり遊んで・・・・」
J「それとこれとは関係ないだろー・・・。それに遊んでたんじゃなくて練習してたの」
翠「もういいですっ」
J「やれやれ」
ここでシーンはクライマックス
王子2「おい!黒姫が倒れたぞ!」
水「あれ?体が・・・・」
J「姫!」
姫は椅子から転げ落ちるように倒れてしまった
JUMは黒雪姫を抱きかかえました
水(???????台本と違くない!?)
J「姫・・・・」
ぎゅーと抱きしめるJUM
J(そういえば結局台本に直しなかったなぁ)
水「!!!!!!!!!!」
水(聞いてない!)
真(ニヤリ)
水銀灯が驚きのあまり手が不規則に動いてる
J「そんな、姫が死んでしまうなんて。。。。好きだったのに・・・・」
JUM王子は涙流しながら黒雪姫にキスをしました
J「うまく背中で隠してと」
客席に背を向けてうまく隠すJUMしかし。。。。
真「ふふふふ」
何かを蹴る真紅
ガっ
雛苺がJUMに転がっていった
ドンッ
J「へ?」
水「へ?」
翠「!!!!!!!!!!」
発狂する会場
唇重なり合う王子と黒雪姫
水「酷い・・・・・」
泣きながら舞台袖に消える水銀燈
ゲラゲラと笑う真紅
放心状態の翠星石
オロオロする蒼星石
現状を理解できない雛苺
どよめく会場・・・・・・・・・・・・・
結果JUMのクラスは見事に2位に輝いた、もちろん商品はない
劇は滅茶苦茶だが、キスだけで上ったようだ。このあと全員職員室に呼ばれることになる
この劇の後水銀燈が許してくれるまで3ヶ月かかり
翠星石が喋ってくれるまで2ヶ月かかり
カナリアが退院するまで1ヶ月かかった
そして、渦中の真紅はキスシーンの写真のネガで水銀燈を一ヶ月ゆすり続けた
蒼星石はショックで3日寝込む
劇直後
ベ「打ち上げ・・・いく?」
J「疲れた・・・・」
笹「男だけで飲まない?」
J「そうしてくれ」
J「結局さ、なにがしたかったんだろうな」
べ笹「お疲れ・・・」
J「ありがとう・・・・」
J「やっぱり男友達も大事だよな・・・」
べ「・・・グダグダだったな・・・」
笹「・・・これがうちらの青春?・・・」
雛苺だけがいつも通り楽しく毎日を過ごすのでした。
J「明日からが本当の地獄だ」
べ「ちょwwwおまwww」