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「MY FAIR FRAGMENT」第1話「始まりの3人!」


紅「ふぅ。今日も平和なのだわ…」

昼休み、教室で一人静かに食後のお茶を嗜む真紅。
一緒に昼食を食べていた面子はそれぞれの用事で既に席を立っていた。
今日も一日良い天気で平和な一日になりそうだ…そんなことを思いつつ
真紅が一口お茶をすすったそのとき。
ずばぁん!と大きな音を立てて開かれた教室の扉。

??「真紅~大変なの(かしら)~~~!」

そして、他のクラスメイトと比べるといくらか幼めな二人の声がステレオで響き渡った直後。
真紅の背中に走る衝撃。

紅「ぶふぅっ!」

口に茶を含んだ直後にこれはひどい。思わず霧のように吹きだされる午後の○茶ストレート。
購買前の自販機でペットボトルが150円。紅いラベルが真紅のお気に入りだ。

紅「けふっかはっ…ちょ…あなたたち!人に体当たりする時は相手の状況を確認してから、と何度言ったら…!」
雛「ちゃんと確認したの~。真紅がお茶を飲んだ時がベストタイミングなの~」
金「見事に決まったダブルラリアットかしら!」

誇らしげに腕を組む金糸雀の広い凸をとりあえずパーで引っ叩いてやろうかと思った真紅であったが、
しかし雛苺の表情がひどいセリフを口走りつつも真剣で…

雛「それよりも、真紅、大変なの~~」

と詰め寄られてしまったので。真紅はとりあえず矛を収めて二人に聞いてみることにした。
これでも真紅はこのクラスの変人達に比べれば、大分と常識人なのだ。
たまに暴走することはあるけれど。…たまにね?

紅「はぁ……それで。何があったの二人とも」

真紅の漏らしたため息は、諦めの念の篭った重い重い物であったと言う…。


紅「…は?翠星石と蒼星石が喧嘩した?」

人騒がせな凸凹コンビ(もちろん金糸雀が凸だ。)が休み時間の教室に飛び込んできた理由はそれだった。

紅「そんなこと…確かにあのバカップルというかバカ双子が珍しくとは思うけれど。
  あくまで二人の個人的な問題なのだわ。私達が興味本位でむやみに首を突っ込んでいいことではないと思うわ」
雛「そんなことないの~。大変なの~!」
金「そうなのかしら!」

あくまで冷たく切って捨てようとした、むしろそうしたかった真紅であったが、
事態はそう簡単なことではなかったようだ。

雛「さっき、校庭の花壇の前で大乱闘なの~」
金「そうそう。翠星石が、蒼星石に十字に組んだ園芸用の柵(木製)をぶん投げたのかしら!」
雛「秘技!ロザリオ返し!なの~」
金「そのネタはこのスレ的には問題かもしれないかしら~?」

事態は暴力沙汰にまで!?
ここに至って初めて深刻な状況である可能性に気づかされた真紅は、少し顔を引き締めた。

紅「それで、二人は大丈夫だったの?」
雛「今蒼星石は保健室なの~」
金「その場にいた他の園芸部員に運び込まれたのかしら~」

事態はやっぱり良くない方向に転がっていたようだった。
二人は姉妹であるから家同士の問題には発展しないとはいえ、
校内での大きな暴力沙汰は場合によっては停学処分など大変なことになってしまう可能性もある。
ともあれ、保健室に運び込まれた蒼星石が心配だ。真紅は、ペットボトルに蓋をすると立ち上がった。

紅「いくわよ!」
雛「わかったなの~」
金「了解かしら!」

教室から駆け出して言った三人。残ったのは…

笹塚「…机が…」

真紅の吹きだした茶でびしょ濡れになった机を前に呆然とする笹塚だけであった。



<次回予告>
保健室にたどり着いた3人を待ち構えていたのは驚愕の真実!
最悪の事態だけは何としても阻止せねばならない!
事件の真相を見つけるために、3人の奮闘が始まる…!
紅「まったく。私としたことが、紅茶を吹きだすなんて…」
雛「わーい!水芸なのー!」
金「雛苺と金糸雀のタッグは最強かしら!」
蒼「次回、「MYFAIRFRAGMENT」第2話「ところがどっこい蒼かった!」よろしく!」

注:あくまで予定は未定です。

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2話