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J「雛姉さん」
雛「めー!『雛姉さん』はいつも止めてっていってるのぉ!」
J「ゴメン…その…雛…苺」
雛「んっ、それで良し!」
J「父さん達はいつになったら日本に帰ってくるんだ?」
雛「それは…」
J「仕送だけしてきて、ここ数年一度も帰ってきてないじゃないか!…あんな親いらn」

バチーン

雛「それ以上言ったらもう一回叩くよ、JUM」
J「ゴメン雛姉さん…」
雛「うぃ…よろしい…確に酷い親なの…でもね、JUM、ヒナはJUM二人だけの
今の暮らしも好きなの…JUM、ヒナたちは姉弟だけどヒナはJUMの事…ううんなんでもないのよ…」
J「雛苺……///…姉さんずっと一緒に暮らそうね!」
雛「うん!ずっと一緒なのーJUM大好きー」


朝、ベッドの中で右腕に何かやわらかい感触。
J「うん・・・? 何だこれ・・・って雛姉!? 何で俺のベッドに居るんだよ・・・」
雛「うゆー・・・、まだ眠いのよー・・・」
これが僕の姉ちゃん、背丈や精神年齢を見るとどう見ても妹だが、戸籍上は姉。
ちなみに当たってたのは言うまでもなく雛姉の胸、背が低い分まるでそこに栄養が行っているようだ。
学校でも、そんな事はお構いなしで抱きついてきたりするから油断が出来ない。
J「雛姉・・・、いい加減僕のベッドに潜り込むのやめてって・・・」
雛「えー・・・、嫌なのー、ここが一番良く眠れるのー」
J「僕の身が持たないんだけどな・・・」

雛「JUMは雛と一緒に寝るのは嫌なの?」
J「いや、別に嫌って事じゃないけどさぁ・・・」
嫌ではない、けれど健全な青少年に朝からアレはキツイ。
雛「なら問題ないの、今日も一緒に寝るのよー」
トーストにイチゴジャムを塗りたくりつつ、とんでも無い事を言い出す。
J「いや、だからさぁ・・・」
雛「反論はだめなの、これはお姉ちゃん命令なのよー」
J「お姉ちゃん命令って・・・、大よそ姉らしくないくせに・・・」
口に出してから気が付いた、禁句を言ってしまった事に・・・

雛「むー・・・・・・!」
うわぁ、超膨れてるよ・・・
J「ひ・・・雛ね・・・」
雛「雛はJUMのお姉ちゃんなのー! お姉ちゃんは敬わないとだめなのー!!」
そう、背が低くても、子供っぽくても、雛姉は姉である事をバカにされたりすると暴れだすのだ。
J「雛姉、僕が悪かったから落ち着いてって・・・!」
雛「JUMのバカーーー!!」
ゴスッ
怒り狂った雛姉に、スネを思いっきり蹴られた。

J「雛姉・・・、悪かったって。 機嫌直してよ」
雛「ふーんだ、今更取り繕っても手遅れなの!」
J「だから悪かったって・・・、どうしたら許してくれるのさ」
雛「んー・・・、じゃあ登校中腕組んでくれたら許してあげるの」
J「えぇ!?」
雛「してくれないと今日のJUMの晩御飯は苺スパなのよ」
J「う・・・、分かったよ・・・」
渋々と腕を組む、やわらかい感触が右腕に来る。
雛「暖かいのー、じゃあこのまま学校行くのよ」
学校まで僕と煩悩との戦いが始まるが、雛姉はそんな事お構いなしだった。

Fin


J「よっ、雛苺。ピアノの練習?」
雛「そうなの~。でも弾きたい曲がないの~」
J「じゃあさ、トトロの『風の通り道』弾いてくれる?」
雛「いいの~。ひなもジブリ大好きなの~」
♪~♪♪~~♪~
J「・・・僕は・・・雛苺が・・好きだ」
雛「???JUM何か言ったの~?」
J「・・雛苺が好きだって言ったんだ!!」
雛「ひなもJUMが大好きなの~」
J「違うっ!僕は雛苺を恋人にしたいんだ・・・」
雛「飛べないヒナは世界一幸せなヒナなの~♪」

前略
?「このステッキであなたも立派な魔法使いです。皆のために頑張ってください。
それと、この事は皆には内緒です。ばれたりすると、皆がその力を欲しがりますからね。」
雛「うゆ・・・(寝惚け眼をこすりながら)わかったの・・・すぅすぅ」
普通の高校生だった雛苺が魔法少女になった瞬間だった。

翌朝の通学路
雛「みんなーおはようなのー」
真「あら、その・・・それは何?」
全員の視線が雛苺の持っていたステッキに集まる。
雛「これ?これはぁ、まほうのステッキなのよー」
いきなりばらす雛苺
翠「この年になって魔法少女ごっこですか、ちびちび苺はお子様ですね」
雛「ヒナ、おこさまじゃないもん!ほんとにまほうがつかえるんだもん」
真「はいはい、わかったから。急がないと遅刻するのだわ。」
雛「うゆ・・・しんくもしんじてないの・・・」
(中略)
信じてもらえないまま日がたって、ある日JUMの家が火事になった。
J「ぼ・・・僕の家が・・・」
皆の脳裏に雛苺の魔法がちらと浮かんだが、すぐにそれは掻き消え、誰がJUMを居候にするかで喧嘩になっていた。

雛苺はお昼寝の時間だったので、火事を防ぐどころか、何にも知らずに寝てましたとさ。


朝。
兄「雛!おい、起きろよ!」
時刻は8時、妹の部屋の前で叫ぶ兄。
雛「ふにゅぅ~…おなか…いっぱぁい……」
兄「雛ってば!!苺大福食べちゃうぞ!!」
がばっ!!布団を蹴飛ばし跳ね起きる。
雛「だめ~!!…って…アレ?うにゅ~は?」
兄「おはよう。」
雛「でっかいうにゅ~は…?」
まだ寝ぼけてる雛苺。跳ねた髪が愛らしい。
兄「早く着替えて、顔洗ってこい。行くぞ?」
背を向けてリビングへ向かう。雛苺はのそのそと着替え始める。
雛「おはよ…」
兄「ああ。おはよう。」
まだ半分寝ぼけている雛苺に、もう一度朝の挨拶をする。
時刻は8時20分、朝食を食べる時間は無い。
雛「うぃ~…朝ごはん…。」
兄「食べただろ?夢の中で。」
雛「うゅ~…だから食べてないの~。」
兄「仕方ないなぁ。朝マックでいいだろ?」
靴をはき玄関を出て、駐車場のバイクにまたがりエンジンをかける。
雛「ぅゆ?送ってくれるの?」
ヘルメットを雛苺に向かって軽く放る。
兄「早く、置いてくぞ?」
雛「お兄ちゃん!ありがとなの~♪」
後ろに乗りぎゅっと抱きつく。
背中に雛苺の成長を感じた。
兄「ちゃ…ちゃんと掴まってろよ!(////)」
雛「お兄ちゃん、だぁい好きなの~♪(ぎゅっ)」
~おしまい~
チュンチュン……

雛「…ん…うゆ?…朝なの?…おはようなのー…」

まだ眠い体を無理矢理動かしてベットから起きる…
ピンク色のパジャマはだらしなくはだけ、ブロンド色の髪はボサボサ。
そう彼女は雛苺だ…

「ともえー!!おはよーなのー!!」
「おはよう雛苺。ふふ、今日はとっても元気だね」
「うん元気!今日はヒナ頑張るから!」
「ふふ…巧く行くと良いね、私も応援してるよ!ご飯、出来たから食べよう」
「うん!顔洗ってくるのー」
「急いでねー遅れちゃうよー」
「…ぅぃー…」

(今日はなんとしてもジュンに告白してチョコを受け取って貰うのよ…雛苺…ファイト!)

学校に着くと早速女の子同士のチョコレート交換が始まっていた……

「蒼星石ぃー私のチョコおいしぃ?」
「うん…ヤクルト…入れた?」
「当然じゃなぁいー」
「翠星石にも食わせるですぅ………げ…確かにヤクルト味ですぅ…」
「“げ”とは失礼ねぇ」

ガラガラ……

「おはようなのー!」

「あらぁ、おはよう雛苺」
「おはようです、チビチビ」
「おはよう雛苺、翠星石、チビチビは酷いよ」
「おはようかしらー」
「…苺ちゃん…オハロー…」
「おはよう雛苺…JUM、紅茶が飲みたいわ」
「雛苺おはよう、真紅たまには自分で入・れ・ろ」

「雛苺はチョコ作ってきたのかい?」
「うん……だけどね二つしか作ってきて無いの…ゴメンね」
「……お…告白用かい?…嬢ちゃん」
「う~ん…一つは真紅、もう一つは…秘密!」
「あら、雛苺、私にくれるのかしら?」
「うん!はい真紅!いつもお世話になってるお礼なの」
「ありがとう、けど私は雛苺になにも…」
「ううん……真紅には大分お世話になったの、ヒナがここまで
精神的に大人になれたのは真紅のお陰なの!これからもよろしくね真紅!」
「貴方にそう言って貰えると嬉しいわ、有り難く頂くわね」
「もうひとつは誰にあげるですかあ~?」
「翠星石には教えないもん!」
「なんですとぉ~!」
「翠星石やめなよ…雛苺、誰にあげるか解らないけど頑張ってね」
「蒼星石ありがとなの~」

(今からドキドキしてきたの~(////))

そして昼休み…
「……ジュン…義理だけど…美味しいよ?」
「ジュン~愛のこもった私からのチョコレートよぉ、味わって食べなさぁい」
「あ、ありがとう(ヤクルトチョコか…薔薇水晶のは謎だ…)」
「翠星石からもくれてやるです」
「僕からも、はいジュン君」
「二人ともありがとな」
「ジュン!カナのチョコも食べるかしらー」
「ありがとうカナリア」
「私からはこれよ、紅茶の香りがするチョコレート、
味も上品だから貴方ににはもったいないくらいだわ」
「……どうも」

「(雛苺はくれないのかな?ちょっと残念だな)」

「ジュ、ジュン?(←小声で)」
「なんだい雛苺」
「放課後屋上でまってるの」
「あ、ああ…解った」

そして放課後…
(…うゆ…ジュン…来てくれるかな…巴と一生懸命作ったチョコ貰ってくれるかな…)

ガチャ…

(あ、ジュンきたの!)

「雛苺どうしたんだ?」
「え…えとね…ジュン…これヒナの本命チョコレート…ジュン…受け取って?」「…ぇ…ぁ…ええ!?」
「冗談じゃないの、ヒナジュンの事大好きだから……ヒナと付き合って欲しいの…」
「大好きって、雛苺の“すき”は“すき”であって“好き”じゃないだろ?」
「………ジュンのバカ…冗談だったらヒナ昼休みに皆と一緒に渡してるのよ…
信じて貰えないと思ってわざわざ屋上に呼んだのに…」
「ヒナ…もう子供じゃないよ……ジュンを愛する事ができるの……」
「雛…苺…ゴメン…本当にゴメン…気付いてあげられなくて…
 雛苺より僕の方がよっぽど子供だよな」
「ジュン…もう一度ちゃんと言うね…私雛苺は桜田ジュン君が大好きです、チョコ受け取って下さい」
「ありがとう…雛苺の気持ち確かに受け取ったよ…僕で良ければ恋人になってくれないか」
「…ジュン…ありがとうなのー!!」
「わわ…涙拭いて一緒に帰ろう?」
「うん、でもその前にジュン…キスして?恋人の証」

ジュンは何も言わずに雛苺の潤った可愛らしい唇に自分の唇を重ねた。
ファーストキスはほんのり酸味の効いた苺味。
聖バレンタインデー…まだ寒さの残る2月14日、ここに一組の恋人達が生まれた。

おしまい


「ジュン~チョコレートあげるの~」
そういえば今日だったか
「ありがとう雛苺」
不恰好な包みに入ったチョコレートを雛苺から受け取った
「食べて食べて~」
「分かったよ」
それにしても、ちょっとでかくないか?
「お前の手作りか?」
「ジュン凄いの、どうして分かったの?」
こんな不恰好な……
一目で分かるよ
「なんとなくだよ、なんとなく」
そう言いながら逸物の不安を胸にチョコレートを口にした
「 !? 」
「どう?」
「このチョコうにゅー入り!!」
「うにゅ?」
「何で苺大福が入ってるんだ?」
理由を聞いたところで雛苺のセンスは理解出来ないだろう
「うんとね、雛ね、一番大好きなジュンの為に雛が二番目に大好きなうにゅうを入れたの」
雛苺も雛苺なりに考えてるんだな
「おいしかった?」
「……うまかったよ」
雛苺が一生懸命に作ってくれたんだ不味いはずはない……たぶん……