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「水銀燈さっきの問題分かったか?」
「あらぁジュンは分からないのぉ」
「ムッ、悪かったな」
「ちゃんと乳酸菌取ってるぅ?」
「乳酸菌? 関係ないだろ」
「仕方ないわねぇ」
そう言いながら水銀燈は鞄から何かを取り出した
「はぁい」
「これは?」
「乳酸菌が足りないジュンに分けてあげるわぁ」
「何だろ」
ジュンは綺麗な包装紙を外した
「ホワイトチョコレート?」
「違うわよぉ乳酸菌チョコレートよぉ」
「乳酸菌チョコレート?」
ジュンは恐る恐る乳酸菌チョコレートを口にした
「……ヤクルトとチョコレートを混ぜただけだろ」
「よく分かったわねぇ」
「甘すぎないか?」
「でも、私の手作りよぉ」
「まっ、たまにはこんな甘いのも悪くないな」
「そうでしょ? 来年も楽しみにしててねぇ」
「来年? 何で?」
「……あきれたぁ」
「えっ?」
「ふふっ、おばかさぁん」


水「そろそろヤクルトにも飽きてきたわぁ…これからの時代は何かしら?」
薔薇「……カルピスはどう?」
水「カルピス?ちょっと試してみるわぁ」

次の日、学校の昼休みにて。
翠「水銀燈が飲んでる液体って…何なんですか?」
蒼「僕にはわからないな。なんだか、やけにドロドロしてるね」

水「これドロドロしてるし、飲みにくいわぁ。死ぬほど甘いしぃ」
薔薇「……それは、水で薄めて飲むんだよ?」
水「……し、知ってるわよぉ!冗談も通じないのぉ?」
薔薇「……知らなかったくせに…」
水「カルピスなんてもうやだぁ!やっぱりヤクルトが一番よぉ」
薔薇「私、水銀燈の将来が心配だよ……」
そう言いながら、カップラーメンを固形のまま食べる薔薇水晶なのでした。


『変装大作戦』

教室で、何やら怪しい会議が行われていた。メンバーは全員
水銀党員。一体何を企んでいるのだろうか?
男1「俺さ、思ったんだよ。めぐ先輩に変装したら、銀様と仲良くなれんじゃないか?」
男2「変装?でも、俺たち男だし、女に化けるのは無理だろ?」
男3「それに、万が一ばれたりしたら、腕の一本二本じゃ済まされないぞ?」
男4「お前ら、びびってんじゃねぇーよ。ここは、女顔の俺がやってやるよ」
こうして、男4は、みんなの期待を受けつつ、女装した。見事なまでの
女装ぶりに、みんなはいけるのでは?と思っていた。そして、作戦は決行された。

男4「水銀燈、ちょっと来てくれる?(ばれてないかな?)」
水「…めぐ?うん、わかったけど…その声どうしたのぉ?」
男4「こ、これは風邪をひいちゃって」
水「大変だわぁ。今すぐ保健室に行きましょぉ?」
男4「え!?(ばれてないじゃん!こりゃもしかしたら…)」
保健室にて…。
水「めぐは、体が弱いんだから気をつけないとねぇ」
男4「こほっ……そうね」
その時、男4のおでこに、自分のおでこをくっつける水銀燈。
男4「あわわわ、す、水銀燈?」
水「熱はないみたいねぇ…」
この時、男4の妄想は、スパークした。
男4「水銀燈!!」
保健室のベッドに、水銀燈を押し倒す男4。
どうなるんだ?

男4は、今はめぐの姿である。水銀燈はそれに気付いていない。
水「めぐ!?どうしたのよぉ、いつもと様子がおかしいわぁ」
男4「い、いつもと同じでしょ?水銀燈、キスしてよ」
水「えぇ~?……めぐだけ特別だよぉ?」
男4が、水銀燈の唇を奪おうとした次の瞬間、保健室のドアが開く。
めぐ「……水銀燈、それにあなたは誰?」
男4「(うぎゃあああ!本物キターーーー!!)」
水「え?どうなってるのよぉ?めぐが二人もいるなんてぇ」
ここで、男4は何を血迷ったのか、本物を目の前にして、自分が本物だと主張した。

男4「水銀燈、私が本物よ!」
めぐ「…水銀燈、本物は私だよ?この人は誰か知らないけど」
互いに、本物だと言い張る二人。困惑する水銀燈。
ついには、二人で水銀燈の取り合いに発展した。腕を引っ張り合う二人。
めぐ「離しなさいよ、偽者のくせに」
男4「う、う、うるさいわね!あんたが偽者でしょ!」
水「離してぇ!腕が痛いわぁ!」
その声を聞いた瞬間、男4の脳裏に党員のメンバーの言葉が思い出された。
「水銀燈を傷つける者は、例え党員でも抹殺する」それに、水銀燈が痛がっている。
次の瞬間、男4は手を離した。
男4「ご、ごめんなさい。いたかっ…」バキイイイイイイ!!
何が起こったかと思えば、水銀燈に殴られただけだった。
水「本物のめぐは、私の腕がちぎれるまで、離さないわぁ…」
めぐ「うふふ、偽者さん、残念だったわね?」

男4は思う。これで、良かったんだと。自分は遠くから見守るだけで十分
幸せなんだと、改めて気付いたのであった。
…完。


僕には姉がいる、容姿端麗、頭脳明晰、運動神経抜群で友人も多いおまけに生徒会長、学園のアイドルな姉。
だが、それは学校での姉なわけで・・・
J「銀姉、そろそろ起きないと学校遅れるよ?」
銀「んー・・・、あと10分・・・」
J「いや、だから10分も寝たら遅刻なんだって・・・」
家ではこんな状態だ、学校での才女はどこへ行ったのか。
銀「JUMがちゅーしてくれないと、お姉ちゃん起きれないー・・・」
J「寝ぼけてないで早く起きてって・・・」
銀「んー・・・、分かったわぁ・・・」
ようやく起きる、銀姉曰く朝は低血圧らしい。
J「朝飯の用意できてるから、二度寝なんてしないでよ・・・?」
銀「JUMぅー」
J「ん?」
銀「着替えさせてぇー・・・」
J「寝ぼけてないで早くしてね・・・」
学園のアイドルは、家ではしょっちゅうセクハラまがいの行為をしてくる。

家を出る頃には銀姉の目も覚める、銀姉は家から一歩でも出ると性格が引き締まる。
J「銀姉ってさあ・・・」
銀「なあに?」
J「家と学校で全然雰囲気違うよね」
銀「別に意識してるわけじゃ無いのよ」
J「ふーん・・・、まあ学校での銀姉も嫌いじゃないよ」
銀「フフ、言ってくれるじゃないの」
笑顔の銀姉に頭を撫でられる。

銀姉は学園のアイドルだ、故に男子生徒からもの凄く人気がある。
男子にチヤホヤされる銀姉を見る、周りの知らない銀姉を知っているという事で、多少優越感が湧く。
銀姉の人気は今に始まったことではないので、僕は学校では銀姉がそんな男子共の注目を集めていても気にしない事にしている。
薔「JUM君、機嫌悪そうだね・・・?」
J「別に・・・、そんな事無いけど?」
薔「嘘、銀ちゃんの人気に嫉妬してるんでしょ・・・?」
J「してない、って言うと嘘になるんだろうけどな・・・、もう慣れたよ」
薔「ふぅん・・・」
だけど、薔薇水晶の言うとおり何だか面白くは無かった。

帰宅して、僕は常日頃思っていた事を切り出す。
J「銀姉って好きな人とか居ないの?」
銀「どうしたのよぉ、急に」
J「いやさ、銀姉って学校で凄い人気有るじゃん、だからさ・・・」
銀「んー、彼氏なら残念だけどいないわぁ・・・、でも好きな人なら居るわよぉ」
J「え・・・、だ、誰!?」
銀「フフッ、JUMに決まってるじゃなぁい♪」
J「そういう意味じゃなくて・・・」
銀「あらぁ? 私はJUMの思っている事で答えたつもりよぉ?」
J「え・・・?」

銀姉の突然の告白に思考が付いていけなくなる。
銀「だからぁ、私はJUMの事が好きなの、一度で察しなさいよぉ」
J「なっ・・・、じゃあ何で学校ではあんななのさ・・・」
銀「あぁ・・・成る程、私が他の男子たちに言い寄られてる事への嫉妬ねぇ?」
J「べ、別にそんなんじゃ・・・」
認めたくは無いが、反論はしきれない。
銀「お馬鹿さぁん、私が貴方以外を好きになるわけないじゃなぁい」
J「ならさ・・・、明日からああいうの止めてくれよ・・・」
銀「んー・・・、あれは向こうが勝手にやってる事だし・・・、あっ! いい事思いついたわぁ♪」
J「・・・・・・?」

翌日、僕は銀姉に放送部まで引っ張られた。
J「銀姉、一体何するつもり?」
銀「いいからいいから、JUMはそこに座ってなさい」
そう言って銀姉は校内放送の全てのスイッチをONにする。
銀「全校生徒の皆さんお早うございます、生徒会長の水銀燈です。」
なんだか校舎で異様な熱気を感じるが気のせいだろう・・・
銀「突然ですが、今日は皆さんに発表があります」
その一言で察した、このまま放送を続けたらヤバイ事になると。
慌てて放送機器のスイッチを切ろうとしたが、銀姉に足払いを食らってコケた。
銀「私、水銀燈に彼氏ができましたぁ♪ 相手は2-Aの・・・」
今日一日は大嵐になりそうだ・・・

Fin


『Rain&Rainbow』
『ザアァァー……』
雨の音で目が覚めた…時計に目をやる。時間は5時。外は薄暗い。
「……寝るか。」
誰に言う訳でなく呟き布団にもぐる。が、30秒と経たずに目が醒めてしまった。
『シュ…シュボッ!』
タバコをくわえ、火を点ける。
「フゥ……雨…か。そういえば、あの時も雨だったなぁ…。」
~回想~
『ザアァァー…』
水銀燈「もう…戻れないわねぇ。」
ジュン「…………ああ。」
銀「わたし…ジュンの事好きだったわ。」
ジ「…俺も……好きだった。」
銀「価値観って…大事よねぇ…。」
ジ「まぁ……な。」
銀「………さよなら。」
ジ「…………さよなら。」
~ジュンの部屋~
思えば下らない言い争いだった。タバコの煙が部屋を行き場無く漂う。
『寝起きでタバコはやめてよぉ。』
ジ「そういえば…あいつ…口癖だったなぁ。」
最近独り言が増えた気がする。
両親は仕事で、姉は留学で海外。一家離散状態だ。
タバコを吸って咎める人間は…もう誰もいない。
椅子に座ってテレビを点ける。テレビでは朝から無駄に元気な天気予報。
ジ「フゥ…………。」
ため息と煙を吐く。そして、飲みかけの缶コーヒーにタバコを落とす。

雨音を聞きながら、ぼーっとした時間を過ごす。
『ジリリリリリリ……』
いつも起きる時間に目覚ましが鳴る。
ジ「うるさいな。起きてるよ。」
面倒くさそうに目覚ましを止める。また、彼女を思い出した。
ジ「あと10分…か。」
毎朝彼女が『おはよぉ!!』なんて言いながら玄関を開ける…事はもう無い。
その10分が毎朝の楽しみだった。
毎朝、彼女の笑顔を見るのが楽しみだった。
ジ「………なんだよ…。まだ…好きみたいじゃないか…。」
涙を堪えて目を閉じてみる。
瞼の中には、彼女の笑顔や拗ねた顔や怒った顔が浮かんで…泣き顔……最後の彼女の表情だった。
ジ「戻りたい…戻りたいよ……」
届かない彼女への言葉を吐き出す。堪えていた涙と一緒に。
『ぴんぽ~ん』
突然呼び鈴が鳴った。涙を寝間着の袖で拭き、玄関へ向かう。
ジ「まさか…水銀燈!?」
期待を胸に玄関を開けた。

ベジ「よぉ…元気か?」
期待は裏切られた。が、2週間ぶりに会う親友は気を使っているみたいだ。
ジ「あ…ああ。それなりに。」
多少のショックを受けながら返答した。
ベ「学校…まだ来ないつもりか?みんな待ってるぜ?」
ジ「ああ。行く意味ねーし。勉強なら家でも出来るさ。」
本当は行きたい。水銀燈に会いたい。やりなおしたい。
でも、会わせる顔がない。
ベ「逃げるのか?俺の親友は…こんな腰抜けだったなんてな。」
図星を突かれた。俺は逃げるのか?
自分の気持ちから…自分の環境から…
ジ「ベジータ…まだ親友と思ってくれるなら教えてくれ。俺は…どうすればいい?」
ベジータは笑みを浮かべ、言った。
ベ「とりあえず、学校行くぞ?1分で着替えてこい。」
答えにはなってないが、ベジータなりの答えだった。
ジ「1分は無理だ。暫く待ってろ!」
部屋に駆け上がり手早く着替え、2週間ぶりに学校への通学路を歩いた。
向かう途中にいろいろ聞いた。水銀燈も元気が無い事、真紅達も心配している事、薔薇水晶が相当怒っている事など。
ベ「ここからが本当の地獄だぜ?」
ジ「ああ、もう逃げない。大丈夫だ。」
意志を確認するようにベジータに言って、校門をくぐると同時に授業開始のチャイムが鳴った。

ジ「おはよ~う!!」
授業中の教室に元気よく挨拶をする。全員の視線が注がれた。
当然、水銀燈の視線も。
目が合ったがすぐに向き直る水銀燈。
何かイタい視線が残っている。やっぱり薔薇水晶だった。
薔「…………」
ジュンが席についても感情の無い目で見ている。
ジ「先生すいません!!」
そう言って席を立ち、水銀燈の席の前に立つ。
ジ「俺が悪かった。ごめん。俺、おまえが居ないとダメだ!愛してる。そんだけ。じゃ…」
教室にどよめきと冷やかしの声が響く。もう授業どころじゃなかった。
水銀燈は耳まで赤くして俯いていた。
鞄を手に教室を出ようとする。
教師に止められたが、聞こえない振りをした。
銀「待ってよ!!!」
水銀燈が立ち上がって見つめている。
教室に静寂が訪れた。
銀「言い逃げなんてズルいわぁ…わたしだって…ジュンが居ないとダメよぉ…」
駆け寄って抱き合うと、教室に再び歓声が上がる。
真紅「まったく…授業中はやめて欲しいのだわ。」
ベジ「まぁまぁ、雨降って地固まるってヤツだ。」
紅「国語は嫌いなのだわ。」
雛苺「あっ!外見て~!虹なの~!!」
まるで二人を祝福するかのような虹に全員が見とれていた。その隙に、
『ちゅっ』
二人は仲直りのキスをした。
~おしまい~


『ずーいずーい♪ずっころばーし♪』

喧騒が絶えない昼休みの廊下。
薔薇学には移動教室がある場合は、二つの校舎を結ぶ大きな廊下を通らなければならない。
よって必然的に人口密度が多くなる。
だから二人が出会う確立はかなり高いわけで。
「ジュン」
「あ、銀姉」
ジュンを見つけた水銀燈が近づいてくる。
「お母さんが今日はカレー作るっていうから、食べにきてね。あ、ネクタイ曲がってるわよ。しょうがない子ねぇ」
水銀燈はテキパキとジュンのネクタイを結び直す。
「はい、できた。あんまり遅くならないでねぇ」
ジュンが口を挟む間もなく水銀燈は去っていった。

「おい桜田」
「なんだよべジータ」
「なんでお前は水銀燈先輩の隣の家に住んでるってーだけで、あんなにかまってもらえるんだ?おかしいだろ
学園一の美女だぞ!?・・・うげほッげほ」
唾も飛ばさんばかりの勢いにべジータはまくし立てる。
「やめろよべジータ・・・。風邪がうつる。インフルエンザだったらどうする気だ?マスクしろ」
ジュンは煙たそうな顔をする。
「いいやしないね!知ってるか!?むしろお前は学園一殺したい男ランキング一位だぞ!?」
「そんなことわかってるよ。でも僕が酷い目にあったときの話知ってるだろ?加害者は五体満足で帰ってこなかった
んだぜ?逆に気の毒に思うよ」
「うう・・・ま、そうだが」
「わかったらマスクしろ」

風邪を引いた。
38度7分。まだまだ上昇中だ。
「べジータに・・・うつされ・・・うぇ・・・」
「辛い?」
「ごめん、銀姉。せっかくの・・・土曜だってのに」
「いいのよぉ。今日はお母さんもおばさまもいないんだから、私が看病してあげるわぁ」
「ありがとう」
冷水で絞ったタオルをジュンの額に乗せる。手で軽く当てて、裏返すとすぐに温くなってしまう。
「困ったわぁ。すぐ温くなっちゃう・・・。かといってまだ解熱剤は早いし・・・」
「うーん・・・そんなに無理しなくて・・・いいよぉ・・・」
「もう、お ば か さん。日曜に買い物付き合ってくれるっていったでしょ」
水銀燈はジュンの額を指で、ツンと突っついた。
「荷物もち・・・だけどね」
「ふふ。わかればいいのよ。あ、そうそう、アレがあったわ」
手をポン、と叩いた水銀燈は台所へパタパタと走っていった。

(なんかあったっけ?)
「ねえねえジュン。これなら風邪もばっちり治るわぁ」
緑と白の細長いものが水銀燈の手の中で、バトンのようにくるくる回されている。
「こ れ」
ジュンの顔の前に差し出される。
ネギだった。
「・・・どうするの?これ」
「ふふ。これを・・・お尻の穴の中に・・・入れるのぉ」
水銀燈はネギの根っこの部分を口に近づけて、ペロリと舐めるしぐさをする。
「えぇ!や、やめてよぉ・・・」
「うそよ。ネギ刻んできたからガーゼで首に巻くのよ。こうすればいいってお母さんいってた」
水銀燈はジュンを起こして、首にネギ入りのガーゼを巻いた。ふわり、水銀燈から、いい匂いが
したが、すぐ、白ネギに消された。
「どう?今、お粥も作ってるからね」
「ありがと」

「ふー、ふー・・・・。はい、あーん。・・・どうあっつくない?」
土鍋からすくった粥を水銀燈は、息で冷ましながら、ジュンの口へ運ぶ。
「うん・・・おいしいよ」
「じゃあ、ご飯食べ終わったら、薬飲もうね」
30分後。
「あ・・・水切らしちゃってるわぁ。さっきので最後だったのね」
水銀燈は冷蔵庫のドアを閉める。
「仕方ないわぁ・・・」
水銀燈は薬袋を持って、ジュンの部屋へいった。
「ジュン」
「・・・なに?」
ジュンは首を向けた。しんどいのであまり体は動かしたくない。
「お水なかったのよ・・・。ジュースやお茶だと、薬の効果、半減するから、だめだし」
「ならいいよ・・・」
ジュンは首を元の位置に戻す。

「でも、薬は飲まなきゃ。ダ メ」
水銀燈はジュンの顔を覗き込み、そのまま、キスをした。
「!!」
顔を両手で捕まれ、水銀燈の舌でジュンの口がこじ開けられていく。
ジュンの舌に、丸いものがいくつかコロンと渡された。水銀燈の舌が名残おしそうに少し絡み付いてきた。
「ぎ、銀姉!うつったら・・・」
ジュンの口に水銀燈の人差し指が当てられた。
「かまわないわぁ・・・。だって私はジュンのこと大好きだもの」
「もう」
「さ、薬飲んだなら、寝なさい」
ジュンの目が水銀燈の手で隠された。
あったかくて、やわらかい手。

「・・・寝れない」
「仕方ない子ね・・・子守唄歌ってあげるから」
水銀燈は一つ、呼吸をした。

「ずーいずーいずっころばーし♪ごーまみーそずい♪」
「それ、違うよw」
「クス・・・お休み」

もう熱は下がったみたいだ。
頭の中の重りも取れたみたいだ。

「銀姉。やっぱ昨日のあれじゃない?」
「こほ・・・こほ。そうかもね」
ジュンの風邪はすっかり水銀燈にうつってしまった。
自分は快復したのに、少し複雑な気分で水銀燈の額のタオルを取り替える。
「なんかないかな・・・」
ジュンは水銀燈の家を漁る。
なにか風邪薬があればよいけれど。
「お、これなんかいいんじゃないか?」

「ねえ、銀姉!座薬あったよー」
「お、おばかねえ・・・それは、お母さんの、タン・・・うげほッげほ」


『ずーいずーい♪ずっころばーし♪』 ~完~


『逆らえません』

水銀燈と翠星石に、宿題をやらされている。自分でやれば良いのに
と思うが、逆らえない。
水「さっさとやりなさいよぉ。のろまは嫌いよぉ?」
翠「本当に、遅いです!日が暮れちまうです!」
ジュン「今やってるって!ていうか、自分でしたら良いのに」
翠「ジュンのくせに、私に逆らう気ですか!?」
そう言って、股間を蹴り上げる翠星石。
ジュン「いてぇ!な、何をするんだよ…」
水「ジュン、体育で足が疲れたから、マッサージしなさぁい」
ジュン「宿題やってるんだから、マッサージ出来ないよ!」
水「宿題は、口にペンを咥えてやりなさぁい」
ジュン「無理に決まってるだろ!」

その発言が生意気だと、いきなり顔面に乗られた。
ジュン「い、息ができません」
水「私に生意気なことを、言うからよぉ?」
翠「ジュン、何を遊んでるですか!やる気あるんですか!」
そう言って、電気あんまをしてくる翠星石。
顔面騎乗してくる水銀燈。電気あんまをしてくる翠星石。
ジュン「ふ、二人とも落ち着いてください!」

二人は、落ち着いたのか、元いた場所に戻った。

二時間ぐらいかけて、自分の分と、二人の分の宿題を終わらせる。
ジュン「やっと出来ましたよ…。疲れた…」
翠「ジュンにしては、良い仕事をしたです。ほうびをやるです」
そう言って、頬にキスをしてくれた。
ジュン「…ありがとうございます」
翠「これからも、宿題はジュンがやるですよ?良いですね?」
ジュン「……はい」
翠星石が帰ったその時、水銀燈は僕の頭をノートで叩いた。
水「字が汚いわぁ…。翠星石のは綺麗で、私のは汚く書いたのぉ?」
ジュン「いいえ、平等にやったはずですけど…」
水「これじゃあ、提出できないわぁ。十分以内でやり直しなさい」
ジュン「そ、そんな、無茶ですよ!」

僕がそう言うと、いきなりビンタされた。
水「私の命令には、絶対服従よぉ?忘れたのぉ?」
ジュン「忘れてません」
水「じゃあ、口より手を動かしなさぁい」
というわけで、さらに一時間かけて、宿題をやり直した。
水「やっと終わったみたいねぇ。今度はちゃんと出来てるわぁ」
ジュン「ありがとうございます」
水「翠星石みたいに、私からもごほうびあげるわねぇ」
キスされるかと、目をつむっていたら、股間を蹴られた。
水「何を期待してたのぉ?うふふ、おばかさぁん……」
そして、水銀燈は帰って行った。
…完。


「ねぇ薔薇ちゃぁん?」
「・・・何?」
「明日バレンタインねぇ、もちろん私にくれるのよねぇ?v」
そう、明日は(リアルでも バレンタイン、銀と薔薇は一応カップルと言うことになっている
「・・・定規では計り知れないほどの愛を詰め込んで・・・あの・・・チョコつくります」
良く熟れたりんごのように、顔を赤くする薔薇
「うひょー!!真紅!!!!俺にチョコくれぇぇぇぇ!!!!」
「JUM、バレンタインは明日なのだわ!!!キャー!たす、たすけてなのだわああああ・・・・・・」
・・・ま  た  J  U  M  か  !
と銀と薔薇は思った、だがJUMはその二人のほうを向く
「ラブラブだね、真紅はツンツンしてるからさ・・・」
独り言!?それとも語りかけてるのか!?
そして二人が思ったのは・・・
『それはひょっとしてギャグで言ってるのか!?』だった
たしかにJUMは、二人のキスの邪魔をした挙句
バレンタインの話をしているとき、急に叫びだしたり
だが、一応真紅とは付き合っているようで、JUMは真紅に甘えたいらしい
「あの人こわいわぁ・・・」「・・・明日JUM君に・・・チョコあげようかな・・・」
な、なんだってー!!!!

その日の夕刻

「・・・これ・・・食べて」
今度は薔薇だ
「あ、ありがとう・・・」
薔薇は包みの開いていない板チョコをJUMに渡した
(ひ、昼間みたいなことはないよな)
包みをはがし、一口食べる
ヤクルトの味がした、と思ったらヨーグルトの味に
「・・・少しだけ超神水を入れてみたの・・・食べ物に入れると味覚が麻痺するらしいから」
え、今なんて・・・
「・・・超神水は、中に毒物になる成分が入っていて、毒に打ち勝つことで真の力を手に入れられるの・・・」
「ふ、ふざけるなー!!」やばい、眠くなってきた
「大丈夫・・・死んでも苦しまずに逝けるから・・・」
これは正直やばい、どうする!コマンド
と思っていたそのとき、声が聞こえた
「・・・起きて、起きてJUM・・・」

紛れも無く銀の声だ、と意識がきれた

「殺しちゃ駄目なのよぉ!?そんなふしぎなもの入れたら死ぬわよぉ!!」
「・・・だって毒に打ち勝つと」「そんな問題じゃないのよぉ」
銀も人のことを言えた口じゃないが、それは常にスネークのまねをしているから砒素を入れた訳で
「まぁいいわぁ、真紅にはないしょよぉ?」
ピクッ・・・
「水銀燈!!!すきだあああああ!!!!!」
は?意識を失ったはずのJUMが、ものごっつい勢いで銀に飛びついた
「JUM、だめよぉ・・・あふ・・・」
JUMは足をなめている、ニーソ標準装備なのにいつの間にか片足が脱がされていた
「ぶひひひひひ!水銀燈のペットでぇぇぇすwwwwww」

「JUM・・・私は負けないのだわ・・・」

そして、銀はJUMにいじめられつつ家の前についた
途中胸を揉まれたり、ケツをかがれたりしたが何とか到着した
「JUM、いい加減にしてぇ・・・許してよぉ・・・」
「じゃあ今日だけ、今日だけだから!!」
「真紅はどうするのよぉ!!」
JUMが止まった、と言うよりOSが緊急停止を試みたように静まり返った
「真紅は・・・僕が嫌いなんだ・・・」

「こ、ここでちょっと待っててぇ、親に交渉してみるわぁ」
と言うのは真っ赤な嘘、今日明日は親は帰ってこない
その嘘を利用し、真紅に電話をかけることにした

「もしもしぃ、真紅ぅ?乳酸菌とってるぅ?」
『何?いま勉強で忙しいのだわ』
「JUMをどうにかしてぇ?薔薇ちゃんが変なものを義理チョコにいれたみたいなのよぉ」おまえもだろ
『いま家なのね?今から行くからJUMを待たしておいて、すぐ連れてかえるのだわ』
ここで電話は切られた、声から安堵が伺えた
JUMを心配していたのだろう、放課後JUMを探していてぶっ倒れて壊れたところを見ていたのだから
「と、とりあえずあがってぇ、お茶でも出すわぁ」
「ありがとう・・・そしてごめん」

銀の部屋

(と、とりあえず真紅を待つことしかできないわぁ、それまでどうにか間を保たないとぉ
「ねえ水銀燈、薔薇水晶のことをどうして好きになったの?」
JUMが唐突に話しを持ちかける、それに少し戸惑う銀
「どうしてって・・・わからないわぁ、なぜか好きになってたのよぉ」
言い終わると、JUMは苦笑した
「僕もなんだ、真紅が好きなのに・・・付き合ってるのに・・・」
それ以上言う必要はなかった、友達として接することができたのに恋人ではどう接していいかわからないのだろう
「じゃぁ、JUMの恋人らしいはなんなわけぇ?」

JUMは言葉に詰まった、そういえば自分は真紅に
ストーカーまがいのことしかしてない・・・
明るく振舞おうとがんばっているのだろう、それがあだになっていると言うのに気づいたJUM
「ふ、二人でデートしたり、ご飯たべたり・・・」
ドラマとエロゲでしか恋愛をしたことがないのだろう、ありきたりだが
「それでいいんじゃないのぉ?恋人なんて友達とあまり変わらないのよぉ」
「でもねぇ、肉体的に、精神的にその人と居れるとぉ・・・こうキスとか、セックスとかしたくなるのよぉ」
銀は性的なことも含めて、JUMに話した
ほんの10分が、30分や1時間に思えた
銀にしても、そうだった
ビーンボーンと、不意に家のチャイムが鳴る
「JUM、JUM!!!居るのはわかっているのだわ!包囲されているから逃げ場はないのだわぁ!!」
まるでカナの言うようなことを口にしている真紅、だが真紅はこれで恋人らしいと思っているのだろう
「いきましょう、JUM・・・あなたの居るべきはここではないわぁ?」
「ああ、ごめんね・・・水銀燈・・・」
本当に申し訳なさそうに、礼儀正しく正座して土下座する
「いいのよぉ、それ恋人らしいと言うのは、その人の価値観によるものだからぁ」
「迷惑かけたね、お返しはきっとするよ」

玄関を開ける銀、真紅は立っていた
なぜか、なぜか笑っていた
銀の後ろからJUMが顔をだす、その瞬真紅の瞳から涙があふれた

JUMは真紅の前に歩み寄る、目線をあわせることができない
「JUM!!心配したんだから!!!」
「ごめん・・・本当にごめん・・・」
「ジャンクになったかとおもったじゃないの!!!」
JUMは見られていたのに今気づいた
幻滅されたかと思った、だがその瞬間
JUMの腰に腕が回され、やわらかい真紅の体が、小さくもしがみついていた
「・・・今度心配させたら無理心中するのだわ・・・」
「いいよ、真紅・・・愛してる、愛してる・・・」

「良かったわねぇ・・・ふたりともぉ・・・」

FIN

「真紅ぅ、フォークダンスをおどりましょぉv」
「いいわよ、ただし条件があるのだわ」
「何ぃ?言ってみてぇ?」
「目指せモスクワで、ロシア語でないと踊らないのだわ」


「ねぇジュン…聴きたいんだけどぉ…」
「ん?なんだよ?」
「あの…チョコ…なんだけどねぇ」
「!?」
「あの…」
「う、うん!?」
「真紅は好きかしらぁ?」
「…(゚Д゚)シランガナ」
ジ「水銀燈ぉ~。」
銀「きゃっ!いきなり抱き着かないでよぉ!えぃっ!」
ジ「あ痛っ!っ~・・・平手とか・・・そう言う事するんだ・・・」
銀「当たり前よぉ、付き合ってれからった勘違いしないで、お馬鹿さ・・・ひぁぁ!?」
ジ「クスクス・・・そういう事する悪い子の銀ちゃんにはお仕置きしちゃわないとなぁ♪」



銀「あっ・・・やんっ・・・はぅぅ・・・だめ・・・指は・・・いれちゃだめぇぇ・・・」
ジ「ふぅん・・・あっそ。」
銀「あっ・・・・」
ジ「ん?どうかした?」
銀「あっ・・・・うぅぅ・・・いじわるぅ・・・途中まででなんて・・・いやぁ・・・」
ジ「へぇ?ネットで見つけたタカさんのテク試したかっただけだしもう良いよ?」
銀「あぁん・・・・・焦らさないでぇ・・・」
ジ「しかたないなぁ・・・それじゃいっぱい悦ばせてあげるよ♪(さすが加藤鷹だぜ!)」

銀「あぁん!やっ!ひっ!だ、だめぇぇ!あっ・・・ひぁぁぁっ!」