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『初めてのデート?』

巴と、雛苺はとても仲が良い。でも、二人は学校以外で遊ぶ
ことがなかった。巴の部活が忙しかったからだ。でもやっと
部活が休みの日が来た。二人は、初めて外で遊ぶことにした。
巴「ごめん、ちょっと遅れちゃった」
雛「遅いのぉ~。ぷぅ~」
巴「ごめんね。そうだ、デパートで何か食べましょうか?」
雛「雛、甘いものが食べたいのぉー!デパートにレッツゴーなのぉ!」
巴「クスクス。本当に食べ物に弱いわねぇ」
デパートに着くやいなや、さっそくレストランに入る二人。
雛「雛ねぇ、ハンバーグとぉ、ステーキとぉ、パフェとぉ…」
巴「全メニュー制覇する気?そんなに食べると太るよ?」
雛「うにゅ~、じゃあ、じゃあパフェだけで良いのぉ!」
巴「はいはい。嬉しそうね、雛苺」
ウエイターが、注文されたものを持ってくる。巴はコーヒーだけ。

雛苺は、おいしそうにパフェを食べる。巴はそれを見て、にこにこ
笑う。時折、クールにコーヒーをすする。
雛「パフェおいしいのぉ~。巴はコーヒーだけで良いの?」
巴「うん。あまりお腹空いてないから。コーヒーだけで十分」
雛「ほぇ~。コーヒー黒いままなのぉ~。大人なのぉ~」
巴「うふふ。雛苺も、飲んでみる?ブラックコーヒー」
雛「うにゅ~、雛は大人だけど、飲めないのぉ…」

決して、自分のことは子供とは言わない。子供なのに、大人ぶる。
そんな二人は、少し似ているのかもしれない。
レストランを出た後、二人はゲームセンターに行った。巴は
初めて来るみたいだった。大きな音と、人の多さに戸惑っている。
巴「にぎやかな場所だね。初めて来たわ」
雛「雛はみんなとよく来るのぉ~。そうだ、巴」
巴「うん?どうしたの?」
雛「一緒にプリクラ撮ろうなのぉ~。記念なのぉ~」
巴は戸惑いながら、プリクラの機械の中に入る。これも、長い間
部活だけやっていた巴は、初体験だった。
雛「もうすぐ、パシャってなるから、笑顔するのぉ~」
巴「え、笑顔?わかったわ。これって普通の写真と、どう…」
パシャッ!
雛「きゃはは、巴、変な顔になってるのぉ~。笑顔作らないとぉ~」
巴「あれ?もう撮られたの?タイミングが難しいわね」
プリクラを撮り終え、出来たシールを鋏できれいに分割した。
雛「はい、巴の分。綺麗に撮れてるのぉ~」
巴「う、うん。私変な顔ばっかり…。今度はちゃんとしなきゃ…」

その後も、色々な店に入った。めがね屋、雑貨屋、色々だ。
楽しい時間は、あっという間に過ぎていくもので、外はもう
暗くなっていた。
雛「今日はとっても楽しかったのぉ~」
巴「私もよ、雛苺。こんな風に遊ぶの、久しぶりだわ」
最後に二人は、東京タワーに上った。

東京タワーから見える景色は壮大で、普段見慣れてるはずの街並みが
まるで、お星様のように輝いていた。雛苺は、そんな景色を見て呟く。
雛「雛と巴は、お星様の上を歩いていたんだね~」
巴「お星様かぁ…。確かに、ネオンの明かりでそう見えるね」
雛「ネオンじゃなくて、お星様なの!巴にはロマンがないのぉ」
巴は、クスッと微笑んでいた。
巴「雛苺といると、とても癒されるわ」
雛「いやされる?雛、難しい言葉はよくわかんないのぉ…」

東京タワーは、東京から逃げない。崩れることもない。それはまるで
私と雛苺の絆のようだ。そんな風に考えると、なんだか楽しくなった。
巴「今日は、初めてのデートだったね」
雛「デート?それは、男の子と女の子がするんだよ?」
巴「ううん、性別なんて、関係ないわ。デートはデートだもん」
そう言って、雛苺の柔らかいほっぺたに、キスをする。
雛「うにゃ~、い、いきなりキスは反則なのぉ~」
巴「うふふ。雛苺、一本取ったり♪」
雛「キスと剣道は、全然違うのぉ~!」

ずっとこんな風に、一緒にいられたなら、どんなに素敵だろうか…。
…完。