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「風邪引きの平日」後編

皿を洗って片付けた蒼星石は、戻ってきて部屋の扉をそっと開ける。
覗いてみると、翠星石はどうやら薬を飲んで眠ってしまったらしい。
そのかわいらしい寝顔に思わず顔がほころんだ。
このままずっと眺めて居たい気分に駆られたが、なにぶん蒼星石自身も風邪を引いており、
それに先ほど少し食べて薬を飲んだために眠くなってきてもいる。
眠っている翠星石の額にタライの水でぬらしたタオルを載せながら考えた結果…
蒼星石は、自分の分の布団を押入れから引っ張り出した。
そして、翠星石の布団の隣にくっつけて、その寝顔を見ながら布団へもぐりこむ。

蒼「おやすみ、翠星石…」

そっとつぶやくと、目を閉じる。程なくして、蒼星石の布団からも寝息が聞こえ始めた…

夢の中。翠星石は、日の差す森を歩き回っていた。
森の木々や草花はとても綺麗で、色とりどりの蝶が飛び回っている。
その様子はこの森がとても良い環境なのであろう事を思わせた。
暫く歩き回って、こんなに綺麗な景色なのだから、蒼星石にも見せてあげたい、そんなことを考える。
そういえば、覚えていないけれど、さっきまで蒼星石が一緒にいたような気がする。
でも蒼星石の姿は見えない。一体何処に行ってしまったんだろう。唐突に不安に駆られる。
歩き回る翠星石。不安はどんどん増していって、その歩調が速くなる。
そのうち、森の姿が不安と同調するかのように暗く、恐ろしくなってゆき…
翠星石は、とうとう走り出した。がむしゃらに走り回って、叫ぶ。

翠「蒼星石!どこにいるんです!蒼星石!!」

翠「そうせいせ…き…蒼星石ぃ…」
蒼「すいせいせき…?」

ふと、呼ばれて目を覚ますと横で翠星石がうなされていた。

蒼「大丈夫、ここに、いるよ…」

寝ぼけながら蒼星石が手を伸ばす。翠星石の布団の中で、その手を見つけてぎゅっと握る。
そのまま、蒼星石も再び眠り込んでしまった。

暗い森を駆け回っていた翠星石の前に光がさす。
誰かが手を握ってくれているような気がした。ううん、コレは多分蒼星石だ。そんな気がする。
そのまま、導かれるように翠星石はそのあたたかい光の方へ……

息苦しさに蒼星石が目を覚ます。すると、ごく至近距離になんと翠星石の顔。

蒼「!!?」

状況が理解できずにパニックになる蒼星石。

蒼(落ち着け、落ち着くんだ蒼星石!どうして今僕はこういう状態に…!
  今僕が寝ているのは確かに僕の布団、だから僕が移動したんじゃなくて翠星石が…)
翠「ううん…」
蒼(ってまって、この状況はちょっと反則、反則だって!汗かいた胸元がパジャマの襟から…
  翠星石の匂いが…それに唇が…!近すぎるって…!
  でも…だからって寝てるときにそういうことするわけにも…!)

そういうことってなんだ!数秒後、自分で自分の思ったことにツッコミを入れて、
さらに精神的にのっぴきならない事態になってきた。

翠「あつい…寒い…」

そんな時、小さな声で翠星石の声が聞こえる。気が付くと、少し眉がしかめられていた。

蒼(…あ、もしかして…)

そっと背中に手を回すと、ずいぶんと汗をかいている。パジャマの背中がぐっしょりとぬれていた。
しかも、一人用の布団に無理やり割り込んだ性で布団に隙間が開いていて。

蒼(これは寒いよ…)

蒼星石は、翠星石を起こさないように気をつけながら、そっと布団から抜け出る。
布団をきちんと翠星石の体にかけなおすと、静かに部屋を出て行った。
階段を下りて、台所で洗い物をしていたおばあさんに聞いて、必要なものを準備する。
そして再び部屋に戻って…

蒼「翠星石!起きて、翠星石!」
翠「うぅん…なん、ですぅ…?」

軽くゆすると、ほどなく目を覚ます翠星石。

蒼「ずいぶん汗かいてたみたいだから…パジャマ着替えたほうがいいかなって。
  着替えと、あと体拭くタオル持って来たよ!」
翠「…面倒くさいです…」
蒼「でもそのままじゃ寒いし、風邪ひどくなっちゃうよ?」

翠「うぅー…なら、蒼星石が着替えさせて、ですぅ…」

そのまま、前のめりに突っ伏する。よっぽど眠いらしい。

蒼「そんな、子供じゃないんだから…はぁ。仕方が無いなあ」

動く気のなさそうな翠星石を引っ張り起こして、パジャマのボタンに手をかける。

蒼(そういえば、翠星石の裸見るのってこの前の温泉旅行ぶりかなあ…)

ふっとそんなことを考える。ぐたぐたと力を抜いている人間の服を脱がすのは重労働だ。

蒼「せめてしゃきっとしてよ…これじゃ脱がせられないよ…っと!」

やっと上半分を引っぺがし、薄暗い部屋の中に翠星石の肌が白く浮かび上がる。
なんだか唐突に気恥ずかしくなってきた。ここからさらに体を拭かなくてはいけないわけだけれど、
どうしても想像がなにやらいけない方向に行ってしまう。
2日前まで、そんなこと考えたことも無かったのに。どうして今はこんなに恥ずかしかったり…
変なことを考えたりするんだろう。
真面目な蒼星石は、そんな考えを打ち消そうと内心わたわたと焦りながら、濡らしたタオルを絞った。
そして、タオルで翠星石の体を吹き始め…

翠「ひゃんっ!!」
蒼「わあっ!」

とたんに変な声を上げる翠星石。びっくりして、思わずタオルを取り落とす。

翠「つ、冷たかったですぅ…」
蒼「え、あ、ごめ!これ額に乗せるタオルの水だ」

慌てるあまり、近くにおいてあった別のタライと間違えたらしい。
今度こそ間違えないように、お湯を張ったタライにタオルをつけて、絞る。

翠「ひどいです…」
蒼「ごめんってば…ふ、拭くよ?」

顔が熱くなっているのが自分でもわかる。
でも、部屋は薄暗いし、翠星石にはきっと見えてない。

翠「今度こそ、ちゃんと拭いて欲しいです…」
蒼「わかってるって…あ、でも目も覚めたみたいだし、自分で拭く?」
翠「…ダメです。蒼星石が拭くです」

断られてしまった。出来れば自分で拭いて欲しかった…
こう、今の精神状態で拭いたりなんてしたら、自分でも一体何をするか…
そう思う反面、どこかで翠星石に触りたいな、と思う自分も居たりする。

翠「寒いです。早く拭くです…」
蒼「わ、わかったって!」

触りたいな~と思う気持ちや、飛躍する想像力を無理やり押さえ込み、
蒼星石は手早く翠星石の体を拭いていく。

翠「気持ち良いです…♪」
蒼「そっか。ずいぶん汗かいてたから。次は前だね」

服を脱がしていた時みたいに、ぐったりしていないから、拭きやすい。

翠「…もっとちゃんと拭いてほしいですぅ」
蒼「え、そ、そう?」

動揺が走る。確かに、背中や腕にくらべて前はあまり丁寧にはやってない。

蒼「で、でも、さすがに前はちょっと…色々と…」
翠「別に気にする事は無いのです。…っていうか、寒いからとっとと拭きやがれ、ですぅ」

怒られた。仕方が無い。できる限り見ないようにして、丁寧に拭く。
翠星石、双子なのに僕より胸あるよね…いや、そうじゃなくて!

翠「余所見してたら拭けないですよ?」

葛藤していると、その間横に向けていた顔が戻された。これって…

蒼「…ねえ。さっきからずっと思ってたんだけど、さ。もしかして…わざと?」

じと目で翠星石を見上げる。翠星石の顔がぎくぅ、となるのが見えた。

翠「…と、途中から?…ですぅ」

気圧されたのか、翠星石は、視線をそらしながらも思ったより素直に答えてくれた。
しかし、それと共に頭の中のなんかが切れるような音が。

そう、そうだよね。考えてみれば恋人同士なんだから。遠慮とか要らないよね。
風邪引いててもさ。本人OKって言ってるんだし別にやってもいいんだよね。 色 々 。

蒼「あ、そう。わざとなんだ…そっか…あはは」
翠「蒼星石、顔が怖いですよ…?」
蒼「そうかな? ああ、下も拭くんだよね。任せといて。丁 寧 に 綺 麗 にするから。」
翠「え、ちょ、ま…!下着まで一緒にぬがすなですっ!」
蒼「大丈夫、下着の替えももちろんあるから!」
翠「で、でも上は着ないと寒いですよ!?」
蒼「平気平気。すぐあったかくなるしね!?」
翠「ふぁ!ひゃあああん!そ、そこちがっ拭くとこちが…っ!」
蒼「あははははははは…」

1Fにて。

爺「二人とも元気になったみたいだなあ」
婆「よかったですねえ」

翌日。

蒼「…大丈夫?」
翠「熱は…大丈夫、ですぅ…」

あれだけ汗もかけば熱も下がるだろう。
あの後、翠星石は、全身隅々までくまなくたっぷり綺麗にしてもらったわけで。
ついでに色々と弱点が発見されたりしたのは余談である。

蒼「学校行けそう?」
翠「いけるわけ、ないじゃないですかあああ!」

翠星石大爆発。理由は、以下略。

蒼「あはは、今日は体育もあるしね」
翠「楽しそうにいうなですっ!!」
蒼「まあまあ。僕も今日も休むし」
翠「いらんですっ!とっとと学校行けですっ!」
蒼「まだ風邪が治りきってないのに…」

けほけほと咳をする。しかし

翠「絶対今のわざとです!」
蒼「そんなことないって。学校にも連絡したし、さ、一緒に寝よっか」
翠「今日はもう遠慮するですーーーーーーーー!!!」

叫び声が響き渡る。そんな病人達の平日。

―終劇―


「ヤクルトとポンカン、おいしいのはどっちぃ?」
「そんなのわたしが知るかですう!蒼星石はどうおもうですか?」
「ぼ、僕に聞かれても・・・ねぇ真紅?」
「黙ってなさい、今くんくんがいいところなの!」
「雛はうにゅうのほうがすきなのー!」
「カナはそんなのに興味がないのかしらー」
「・・・ヨーグルト」
蒼の子に酒飲ませると・・・


蒼「ヒック ほら、翠星石もヒック もっと飲みなよ」
翠「うぅ~蒼星石飲みすぎですぅ、もう飲んじゃダメですぅ・・・」
蒼「・・・ふーん、ぼくのお酒が ヒック 飲めないっていうんだ?」
翠「え!ち、ちがうですぅ!そうじゃなくて蒼星石はまだ未成年なのにそんなに飲んじゃダメダメなのですよ!」
蒼「ヒック じゃあ未成年じゃなければいいんだね?」
翠「だからそうゆう事言ってる訳ヒャッ!」
蒼「ヒック 未成年がこんな事できるかな?(・∀・)ニヤニヤ」
翠「や!ちょ、何するですか蒼星石!そんなとこにお酒ぬっちゃ!ヤ・・・ファッ!(あぅぅ、もう蒼星石のエロ親父なのですぅ!)」


蒼「入るよ翠星石~。」
翠「どうぞですぅ。」

ガチャ

蒼「やあ翠星石。」
翠「どうしたですか蒼星石?こんな夜中に。」
蒼「いや、翠星石ってさジュン君が好きなんだよね?」
翠「はぃぃぃぃいいいぃぃぃ!!!???い、いきなり何を言うですかーーーーーーー!!???
  わわわわわ私はあんなチビ人間なんてこここここれっぽっちも何とも!!」
蒼「暇だったから僕、冗談で言っただけなんだけど・・・やっぱり好きなんだね、ジュン君の事♪」
翠「~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!」
蒼「あははは♪翠星石、顔真っ赤だぁ~~~!!!あはははは♪」
翠「そ・・・・蒼星石ぃぃ~~~~!!!」
蒼「うわっ!!翠星石が怒った!!あははは♪」


 ある朝。蒼星石が目を覚ますと、隣の部屋から翠星石の声が聞こえてきた。
翠「ちび人間、鋏ってどこに売ってるのか教えろですぅ」
翠「う~、通販は嫌なのです。直接見て決めたいのですぅ」
翠「ええい、もうお前には頼らんです!とにかくこのことは蒼星石にだけは言うなよです!」
蒼(なんだか分からないがすごい剣幕だ・・・。それにしても鋏?しかも僕に話すなって・・・何をするつもりだろう?)
 性格のせいか、翠星石を嫌っている人は男女を問わず少なからずいる。蒼星石はなんだか不安になってきた。
 蒼星石が考え込みかけたその時、翠星石が部屋に入ってきた。
翠「そ、蒼星石?もう起きてたですか」
蒼「うん。ところで今誰かと電話してたみたいだけど――」
 最後まで言い切るより早く、翠星石の態度が一変した。
翠「き、聞いてたですか!?」
蒼「いや、何を話してたかは・・・どうかしたの?」
 蒼星石はとっさに嘘をついた。
翠「な、ならいいのです。蒼星石には関係ないことですから!」
 そう言って翠星石は出て行った。怪しい、怪しすぎる。何が怪しいって、翠星石が蒼星石より早く起きたことなんて初めてだ。
蒼(さっきの様子からすると電話の相手はジュン君かな?学校で聞いてみるか)

 しかし、蒼星石はジュンに話しかける機会が無かった。翠星石がずっとジュンにくっついて、何事か話していたからだった。
 昼休みになって、蒼星石は先手を打つことにした。
 キーンコーンカーンコーン
梅「よし、これで授業は終わりだ。解散~」
蒼「ジュン君、ちょっと来て」
J「うわ、蒼星石?どこ行くんだよ?」
 翠星石が来る前に、ジュンを教室から連れ出す。その様子はなかなかに目立ったようで、クラスメイト達からの視線が痛かったがそんなことは気にしていられない。
翠(蒼星石?)
蒼「ジュン君、今朝翠星石と電話してたよね?」
J「え?いや、そんなことは」
 ジュンは蒼星石からあからさまに目をそらした。
蒼「とぼけないで。何を話したの?」
J「いや、それは口止めされて・・・」
蒼「口止めされるようなことなんだね?」
J「それは・・・」
 ジュンはたじたじだった。何で俺がこんな目に・・・そう思ったその時。
翠「やめるです、蒼星石!」
蒼「翠星石・・・?」
 つけてきたのか、翠星石が2人の間に割り込んできた。
翠「・・・蒼星石には関係ないといったはずです!行くですよ、ちび人間!」
 翠星石はジュンを連れて行ってしまった。
蒼「・・・危ない事じゃなければいいんだけど」

 鋏、蒼星石には言えない。この2つから蒼星石が思いつくのは。
蒼「ひょっとして、誰かを襲うとかじゃないだろうな・・・」
 放課後は園芸部に寄ってみたが、珍しく翠星石は来ていなかった。
蒼「最近何か考え込んでたみたいだし・・・そんなこと考えてるなら止めなきゃ・・・!」
 蒼星石がその考えに至るのにそう時間は掛からなかった。慌てて家に帰ってみたが、翠星石はいなかった。
蒼「翠星石・・・!早まっちゃ駄目だ・・・」
 翠星石の行きそうなところを探し回る。駄目だ、見つからない!
 そうこうしているうちに日が暮れてきた。蒼星石が悲嘆にくれていると、携帯が鳴った。翠星石からだった。
翠『どこで油売ってるですか、蒼星石!早く家に帰ってくるです』
 明るい声だった。体にたまった疲れが一気に吹き出した。
 何も言わずに電話を切って、家に向かう。心配は杞憂だったようだが、文句のひとつも言ってやりたい気分だった。
 まず聞くのはいったい翠星石は何をしていたのか、それから・・・
 そんなことを考えているうちに家に着いた。重い腕を上げてドアを開け、蒼星石は驚いて腰を抜かした。
翠「誕生日おめでとうです、蒼星石~!」
蒼「・・・え?」
 蒼星石は言われて初めて気づいた。そういえば今日は・・・
翠「ほら、蒼星石。プレゼントです!」
 そう言って、翠星石は大き目の箱を渡してきた。綺麗にラッピングされている。
蒼「・・・開けるね?」
 聞きたいことが山ほどあったのも忘れて、蒼星石は箱を開けた。
蒼「!これってひょっとして・・・」

 そこには、庭師用の鋏が入っていた。
翠「蒼星石の鋏は使いすぎでもう刃が無くなってたですから、ちび人間に付き合ってもらって買ってきたです。・・・どうかしたですか、蒼星石?」
 蒼星石は床に倒れこんだ。
蒼「はは、なんだそんなことか・・・ははは」
 全てを知って、蒼星石は何も考えられずに笑うしかなかった。
翠「おかしな蒼星石です」
 しかし、翠星石の声を聞いて蒼星石の思考が復活した。
蒼(今日は誕生日・・・しまったな)
蒼「ごめん、翠星石!僕何もプレゼント用意してないや・・・」
 翠星石のことを考えたせいで、プレゼントを用意してないなんて皮肉にも程がある。
翠「もう十分もらってるですよ」
蒼「え?だって何も――」
 どういうことだろう?蒼星石がそう思ったとき、翠星石が抱きついてきた。
蒼「え、ちょっと翠星石・・・?」
翠「じゃあ、ずっとこうしてるです。それが蒼星石からのプレゼント。駄目です?」
 蒼星石はもう何も言わずに、翠星石を抱きしめた。


兄18歳、妹10歳で妄想して下さい。

兄「ふぁ~…ぁ。暇だ。」
コンコン
蒼「おにぃちゃん…?」
兄「あぁ。どした?」
蒼「ぐすっ……翠ちゃんがね…」
またケンカだな…ったく。
兄「どした?とりあえず涙拭きな。(抱っこ」
蒼「ん…翠ちゃんがね、蒼のコト嫌いって…」
はぁ…何度目だよ…。今度はちょっとキツく叱るかな。
兄「翠?こっちにおいで。何があった?」
翠「べ…別に何もねーです。兄ちゃんには関係ねーです!!」
兄「兄ちゃんは蒼が泣いてるのは放っとけないな。」
翠「蒼ちゃんはズルいです。すぐに泣いて兄ちゃんに甘えるです。」
蒼「うぐぅ……」
翠「いつもいつも兄ちゃんは蒼ちゃんばかり優しくして!兄ちゃんは翠が嫌いなんですね!」
兄「それは違うぞ…。」
翠「じゃぁ、翠と蒼ちゃんが溺れていて浮き輪が一つしか無かったらどうするですか?」
またベタな難題を……
兄「ん?そりゃ…」
翠「両方助けるなんてコトはできないですよ?片方はDEATHですよ?」

兄「翠は蒼が死んでも助けてほしい?」
翠「とうぜんです!!」
蒼「やだ…」
兄「そうか。じゃぁ、翠を助けよう。すると蒼は死んでしまうな?」
蒼「ぇぐ…うぁぁ~ん!!」
兄「それは悲しいコトだ。だから兄ちゃんは死ぬまで蒼のコトを考えて生きていくんだ。」
蒼「…ふぇ?」
翠「翠は?翠のコトは?」
兄「翠のコトは考えない。生きてるからな。もし二人の立場が反対でも一緒だ。」
翠「イヤですぅ!!蒼ちゃんが死んじゃイヤですぅ!!!うぁぁ~…!!」
兄「そうだろ?じゃぁ蒼のコト、嫌いじゃないな?」
翠「はい…蒼ちゃん、ごめんですぅ…」
蒼「うん!(なでなで…)」
やれやれ…反省したか。
これでしばらくはケンカしないだろう。我ながら名演技♪
兄「で?原因は何だったんだ?」
翠・蒼「テレビのチャンネル争い。」
はぁ…こいつらって本当手が掛かるなぁ。
何はともあれ、一件落着。
~おしまい~


とりあえず自分の名前を代入して解でも求めてみてくれ

翠「ちょっとこっち来いです!」
「うわっ、どうしたんだよ」
蒼「・・・はいチョコ」
翠「受け取りやがれです!」
「え?これってひょっとして」
蒼「僕たち2人で作ったんだよ」
「マジで?・・・サンキュ」
翠「か、感謝の気持ちが足りないのですぅ」
「じゃあどうすればいい?」
翠「・・・今からデートしろです」
「え?だってお前たち・・・」
蒼「もちろん3人で、だよ」


翠「そうせいせき、いっしょにおつかいに行くですぅ」
蒼「お姉ちゃんがたのまれたんでしょう?ぼくいかな~い」
翠「すいせいせきが行くんだから、そうせいせきもいくのです~!」
蒼「今お絵かきしてるのに・・・ひとりで行けないの?」
翠「うぅ・・・だってお店がしょうてんがいにあるんだもん・・・」
蒼「ぼくはきのう一人で行ってきたのに・・・ぼくだってお姉ちゃんといっしょに行きたかったのに!うええ~ん」
翠「な、泣くなですそうせいせき~!いっしょに行ってくれたらお菓子買ってやるですから」
蒼「ほんと?じゃあ行く~。お姉ちゃんはやくはやく~」
翠「まつです、すいせいせきより先に行くとあぶないですよ。手をつないで行くです」
蒼「お姉ちゃんの手、あったかいからすき~!」

 翌日。
蒼「お姉ちゃん、ぼくのお菓子は?」
翠「えと・・・つい食べてしまったです」
蒼「ええ~!?ひどいよ~!」
翠「ならまたいっしょに買いに行けばいいです。そうせいせきはおばかさんですぅ」


『かくれんぼ』(設定は小学生時代な)

キーンコーンカーンコーン・・・・・・
真「終わったのだわ。早く帰るのだわ。」
銀「ちょっとぉ!真紅!あなた掃除当番でしょぉ!」
金「そうかしらー!ずるいかしらー!」
雛「真紅は心が汚いから掃除が嫌いなのー」
真「うっ・・・わかったわ!したらいいんでしょ!」
翠「真紅は雑巾がけをするです。重労働ですぅ」
真「なんで私がぁぁぁ・・・」
蒼「お前ら掃除がんばれよ!それ終わったら公園集合な!」
と言って蒼星石は帰っていった。
蒼星石はクラスの女ガキ大将。格好も男の子っぽい。
クラスのみんなは蒼星石に逆らえなかった。
薔「蒼星石も掃除当番なのに・・・」

6人は掃除を終わらせて公園にやってきた。

蒼「遅いぞ!何やってたんだよ?」
金「あなたのぶんの掃除をやってたかしらー!」
蒼「あぁ悪い悪い。さて今日は何して遊ぼうかなぁ」
真「おままごとがいいのだわ」
雛「ヒナもおままごとがいいの~」
蒼「そんな女の遊びできるかよ!」
真「私たちは女の子なのだわ」
薔「あの・・・・・・私・・・・・・」
蒼「そうだ!かくれんぼするぞ!」
銀「勝手に決められちゃったわぁ」
薔「(オニごっこがよかった・・・・・・)」

じゃんけん!ぽん!
雛「うー!ヒナがオニなのー!」
翠「チビ苺がオニですぅ!みんな逃げるですぅ!」
銀「どこに隠れようかしらぁ・・・」
薔「私・・・銀ちゃんについて行く・・・」
金「薔薇小一の策士の私が華麗に隠れきってみせるかしらー!」
真「ちゃんと100数えるのよ!」
みんなそれぞれの場所に隠れに行った。
蒼「さぁてどこに隠れようかなぁ・・・ん!?あそこがいい!」
蒼星石は鍵の開いていた公園の倉庫に隠れた。
蒼「よし!これでみつからないな」

雛「100まで数えたのー!探しに行くのー!」

雛「みつけたのー」
金「みつかったかしらー」
銀「薔薇すぃーのせいですぐにみつかちゃったわぁ」
薔「だって・・・銀ちゃんのそばにいたかったから・・・」
真「これで全員そろったのだわ」
翠「蒼星石がまだですぅ」
銀「帰ったんじゃないのぉ?」
金「前もそうだったかしらー」
真「くんくんの時間なのだわ!早く帰るのだわ!」
薔「おなかすいた・・・」
雛「今日ははなまるハンバーグなのー!」
みんな帰っていってしまった。
翠「蒼星石・・・」

蒼「くしゅん!寒い・・・寝ちゃってたよ・・・
もう真っ暗じゃないか!あいつら先に帰ったな!」
倉庫の中は真っ暗で蒼星石は手探りで出口を探した。
蒼「あれ?開かない!鍵がかかってる!そんなぁ・・・うわぁぁん」

翠「蒼星石まだ帰ってないですか!探しに行ってくるです!」
翠星石はもう一度公園を探した。だが蒼星石は見つからない。
翠「蒼星石のひねくれた性格からすると・・・あの倉庫が怪しいです!」
蒼「うぇ・・うぇ・・翠星石ぃ・・・」
蒼星石は倉庫のなかで泣いていた。
ガチャ
翠「蒼星石いるですかぁ?」
蒼「翠星石!うっ・・・うわぁぁぁぁぁぁん!」
蒼星石は翠星石に抱きついた。
公園の管理者「もうこんな所で遊んじゃだめだぞ。」
翠「はいです。世話かけたです。」
公園の管理者「じゃあ、気をつけてかえるんだよ。」
翠「おなかがすいたです。早く帰るですよ。」
蒼「翠星石・・・ありがとう」
翠「そんな礼にはおよばねぇです。姉としてとうぜんですぅ!」
二人は手をつないで家に帰った。


 水銀燈、翠星石、蒼星石、真紅の4人は連休を利用してバスでハイキングへ行った。その帰りの車内のこと――
「どうだった?あなたたち。山は楽しめたかしらぁ?」
「そうね、水銀燈が言い出した割には、いいところだったのだわ」
「すごく楽しかったよ。また来たいね、翠星石!」
「う~、まあここは蒼星石が正しいのです」
 感想はそれぞれだが、みんな楽しんだようだ。
「素直じゃないのが約2名いるわねえ・・・まあいいわ、私はこれから寝るから着いたら起こしてぇ」
「私もそうするわ・・・いつもはもう寝てる時間だもの」
 時計を見れば、時間は9時を3分ほど回ったところだった。水銀燈と真紅は素晴らしく寝つきがいい。2人とも言うが早いか寝てしまった。
「旅行は帰るまでが旅行ですのに、なんて奴らですか」
「まあ日帰りできてるから、朝早かったもんね・・・僕もちょっと眠いや」
 翠星石と蒼星石は、2人以外の誰かと旅行に来たのは初めてだった。そのせいか前日から興奮して寝付けなかったので、今になって眠気がわいてきた。
「んっ・・・耳が痛いですぅ」
「トンネルに入ったんだね」
 バスはまだ山道を走っている。家に帰り着くのは深夜になってしまうだろう。
「このトンネルが一番長いね。あと10分は・・・翠星石?」
 蒼星石が横を見ると、翠星石は蒼星石の肩にもたれかかって寝息を立てていた。
「ふふ・・・無理しちゃってたんだな」
 いつもの翠星石は真紅に負けず劣らずよく寝る。くわえてハイキングで体力を消耗したので、ここまで起きていた事が意外に思えるほどだった。
「僕は・・・眠くなくなっちゃったなあ」
 蒼星石と同じであるはずの翠星石の寝顔、数倍綺麗に見えた。その顔をずっと見ていたいと蒼星石は思った。

 その時。蒼星石の耳に異音が飛び込んできた。
「ん?何だろこれ・・・」
 遠くで土が崩れるような音。それが段々近くなっているように感じられた。そして、トンネルの出口はすぐそこに迫っている。
「まさか・・・!翠星石、みんな起きて!」
「ん~、もう着いたですか?蒼せ――
「翠星石、伏せて――
 2人の声を遮って轟音が響き、何も分からなくなった。

 そんな状況が3分も続いただろうか?翠星石はおそるおそる閉じていた目を開けた。
「うん・・・蒼星石?」
 翠星石の目の前に蒼星石の姿があった。どうやら翠星石の上に覆いかぶさる形になっているようだ。
「怪我、してない、翠星石・・・?」
「ええ、私は大丈夫です・・・何があったですか?」
 蒼星石の声が途切れ途切れなのが気に掛かったが、なぜかそれは聞いてはいけない気がした。
「うん、落石、事故だと思う・・・トンネルの、出口・・・で」
 そこまで言って蒼星石の四肢から力が抜け、翠星石の胸の上に落ちた。
「そ、蒼星石!?どうしたですか!」
 そう言って翠星石は蒼星石の体を抱いた。背中の辺りに細長くとがった岩のようなものが何本も刺さっている。
「蒼星石・・・!し、しっかりするです!」
「僕は、もう、駄目だ・・・」
「何を言ってるですか、蒼星石!」
 翠星石の手の中からぬくもりが消えていく。
「君が無事で・・・良かっ――」
「蒼星石ーー!」

「蒼星石、しっかりしなさい!」
「えぐっ・・・蒼星石ぃ~!」
 蒼星石はすぐにやってきた救助隊に病院に搬送された。今は手術室に運ばれているところだが、医者たちは絶望的な眼をしていた。
 ストレッチャーが手術室に運び込まれ、翠星石たちは外で待たされる。
「翠星石、泣かないで・・・」
「きっと大丈夫よ」
 幸いにも真紅と水銀燈は軽傷で済んだ。翠星石は無傷だったが・・・
「蒼星石は・・・私を・・・」
 翠星石はそれ以上言葉を発する事ができない。
 そこへ、ついさっき点いたばかりのはずの手術室のライトが消え、医者が出てきた。
「ちょっと、どういうことよ!あんた医者でしょ、蒼星石を助けなさいよ!」
 動けない翠星石に代わって、水銀燈が医者に掴みかかった。
「10時54分。死亡を確認した」
 医者はそれだけ言った。
「蒼星石・・・!」
 その時、翠星石が突然立ち上がった。立ちすくむ医者を押しのけ、手術室へ駆け込む。
 そこで水銀燈と真紅、そして翠星石は蒼星石の胸から光の塊が浮かんでくるのを見た。
「これは・・・!?」
「何だね、君たち・・・!」
 医者は何が起きているのか分からない様子だった。いや、手術室の中にいる看護師たちもそうだ。
「これは・・・蒼星石です!」
「どういうこと、翠星石?」
 翠星石は、なぜだか分からないが、目の前の光が蒼星石であると確信していた。
「蒼星石!」
「あ、待ちなさい、翠星石!」

 真紅たちが止めるのを振り切って、翠星石は光へ向けて走る。突然、その光が翠星石へ向けて疾った。
 そして光が翠星石の胸に吸い込まれ、翠星石は気を失って倒れた。
 真紅と水銀燈がおそるおそる翠星石に声をかける。
「僕は・・・」
「「!!」」
 返って来た声は、蒼星石のものだった。いや、声は変わっていないが雰囲気と口調が明らかに翠星石のものではない。
「・・・蒼星石なの?」
「蒼星石が私の中に入って来たのです・・・!」
 今度は翠星石が答えたようだった。
 真紅たちは何がなんだかさっぱりという顔をしている。
「えっと、どういうこと?」
「言葉通りの意味さ」
「全然分からないわぁ」
 翠星石は得意げな顔をして言った。

「翠星石はこれからずっと蒼星石といっしょにいる、それだけのことですぅ!」


 その性格のせいかは定かではないが、翠星石には敵が多い。
 敵と言っても露骨に何かしてくる人がいるわけではないし、友達も多いのだが、今の状況は少しばかり・・・いや、かなりやばい状況といえた。
「ちょっとどういうことよ、この子泣かしたのあんたでしょ?」
「う・・・そっちから先に仕掛けてきたんですぅ」
 翠星石は同じ学校の女子数人に囲まれていた。
 翠星石の方からすれば知らない人ばかりだったが、向こうはそうでもないようだ。
「大体あんた、前からむかついてたんだよね!出来のいい妹に守られていい気になってんじゃないの?」
 最近はずいぶん軽くなってきたが、翠星石は人見知りの気がある。加えて自分に非があることも分かっていたのでここまでは抑えていたが、蒼星石のことを馬鹿にするのは許せなかった。
「ふざけるなです、蒼星石は関係ないです!悪いのはお前たちです!」
 が、最後の一言は余計だった。明らかに周りの目が変わる。
「それはこっちの台詞だわ!あんたがこの子を突き飛ばしたの、皆見てたよね!?」
 取り巻きから同意の声が上がる。しかし、周りで声を上げているものは決して積極的に翠星石に何か言ってくることは無い。
 こんなのは卑怯だ、翠星石がそう思ったとき、後ろから声が掛かる。
「で、悪いのはどっち?」
 蒼星石だ。
「こいつだよ、翠星石さ!こいつがこの子を突き飛ばして泣かせたんだ」
 中心となって翠星石を攻撃していた1人が声を荒げる。
「そう。じゃあ・・・すまなかった、この通りだ」
 そう言って蒼星石は翠星石の頭を押さえつけ、自分も頭を下げる。

「蒼星石・・・!」
「黙って」
 その行為を見て周りの空気が変わり、1人2人とその場を立ち去り始める。
「くっ・・・あんた、これで終わったんじゃないからね!」
 最後まで粘っていた1人も捨て言葉を残して去った。
「そ、蒼星石!何するですか!」
「何があったのか知らないけど、いちいち突っかかっちゃ駄目だよ」
「よ・・・余計なお世話です!」
 翠星石は肩に置かれた蒼星石の手を振り払い、ずかずかと歩いていった。
「やれやれ・・・」
 蒼星石はため息をついて、翠星石とは逆方向に歩き出す。今の彼女に何を言っても無駄だろうと思ったからだ。
 廊下の角を曲がると、そこでさっきの取り巻きの1人が誰かと電話をしていた。
 蒼星石は反射的に影に隠れて、耳を済ませる。
「でさ、その双子がむかつくのよ。そう。だから~、一発やっちゃってよってこと」
 不穏な会話だ。だが、蒼星石を刺激したのは次の一言だった。
「え?別になんかされたわけじゃないけどさ。今むしゃくしゃしててさ」
 大方さっきのことを含めた翠星石の振る舞いに対して怒っているのだろうと思っていた。
 だが、彼女はただ自分の感情のはけ口として翠星石を・・・そこまで思い至った時には既に蒼星石は動いていた。
「じゃ、頼んだから。じゃーね」
 電話が切れた直後に肩を叩く。彼女はずいぶん驚いたようだった。
「そ、蒼星石!?どうかした?」
 蒼星石は問答無用で彼女の首元を掴み上げ、凄んだ。
「今の話、詳しく聞かせてくれる?」

 翠星石は1人でとぼとぼと家路についていた。
「蒼星石にまであんなこと言われて・・・私はどうすればいいですか・・・」
 その時、突然前から声が掛かる。
「よう。ちょっと顔貸してくれよ」
 見るからに不良と分かる男が数人、にやついた顔で腕を掴んできた。
「何するですか!話すです!」
「ん?妹の方はいないのか。なあ、呼んでくれない?」
 そこへ、後ろから誰かが走ってきた。
「その手を離せ!」
 走りこんできた蒼星石が、愛用の庭師のはさみを男たちに向けて振り回す。
「おっと、危ない。へへ、呼ぶ手間が省けたな」
 その光景に既視感を感じて、翠星石はつい口走ってしまった。
「何しに来たですか、蒼星石。また謝りに来たですか?」
 ところが、蒼星石はその言葉を跳ね除ける。
「まさか。今回は・・・」
 そこで言葉を切り、
「君を守りに来たのさ」
「何だ?やるってのか!」
 男たちはそれぞれ鉄パイプなどの凶器を取り出す。
「蒼星石、危ないです!わ、私もやるですぅ」
 そう言って翠星石が鞄から如雨露を取り出そうとするのを、蒼星石が止めた。
「いいよ、そこで見てて」
「そんな!蒼星石一人じゃ・・・」
「もし打ちもらしたら、そいつは任せるよ」
 その言葉を合図に、蒼星石と男たちの喧嘩が始まった。
 翠星石が蒼星石に肩を貸して歩き、2人はようやく家に帰り着いた。
「まったく・・・、蒼星石は無茶しすぎなのです!」
「泣かないでよ、翠星石。君が襲われると思ったら無我夢中だったんだ」
「もうこんなことは駄目ですよ!」
 その言葉を聞いて、蒼星石は苦笑した。
「じゃあ翠星石もあんなやつらに目を付けられるようなことしちゃ駄目。それでいい?」
「うぅ・・・あいつらはむかつくですが、仕方ないです・・・」
 蒼星石は満足した顔になって、小指を差し出した。
「指きりげんまん。約束だよ」


『鋏』豪蒼星石
JUM「ああ・・・・・気持ちいい・・・・・。」 蒼「そうかい?」
JUM「ああ・・・・・本当だよ。もっとやってくれ。」 蒼「うん。僕、頑張るよ。」
JUM「なんだか眠くなってきたな。余りに気持ち良いからさ。」
蒼「そう言って貰えると・・・・・・頑張った甲斐があるよ。」
蒼「はぁはぁ・・・・・ちょっと疲れちゃった。」
JUM「もう終わるのか。・・・・・・残念だな。」
蒼「もっとやった方が良い?」
JUM「できれば・・・・・頼む。」 蒼「JUM君がそう言うなら・・・・・・頑張るよ。」
JUM「極楽極楽・・・・・・。」
蒼「JUM君。もっとやった方が良い?」 JUM「よきにはからえ。」
蒼「本当にいいんだね・・・・・・?」 JUM「任せるぞよ。」
蒼「JUM君がそう言うなら。」 JUM「・・・・・・・・・痛っ。」
蒼「ごめんよ。JUM君。はが当たったんだね。」 JUM「大丈夫だよ。」
翠「おめーら何してやがる!ですぅ!!」 蒼「翠星石!?脅かさないでよ。」
翠「チビ人間。テルテル坊主の真似ですか?」
JUM「蒼星石に髪切って貰っているんだよ。」
蒼「庭をいじる要領でだけどね。」翠「でも、全然切れてねーですぅ。」
JUM「そうなんだよ。蒼星石、全然切ってくれないんだ。」
翠「元のJUMと同じですぅ。」
蒼「ちゃんと切ってるよ。翠星石。JUM君を軽く叩いてごらん。」
翠「こうですか・・・・・・って何ですか!!!?」
蒼「居合い切りならぬ、必殺『居合い刈り』だよ。
  元のままの様に見えても、実はちゃんと切れてるでしょ。」
翠「だからって、全部切る奴がどこにいるですか!」
蒼「だって、JUM君に何度も確認したんだよ。」
JUM「居合い刈りで見た目が元のままだったら、どこまで切ってるか分かる訳無いだろ!」
蒼「・・・・・・・・そうだったね。・・・・・・・それじゃ僕はこれで。」
翠「蒼星石!待ちやがれですぅ!」 JUM「待て!蒼星石!」
蒼「ごめんよ~。」 今日も世界は平和だった。 おしまい
今日は2月14日、バレンタインデーである。
チョコレートを上げる週間が菓子業界の陰謀だとか言う声もあるが、一大イベントである事には変わりなかった。
無論この二人にとっても。

蒼「なんで靴入れる場所に食べ物なんて入れるかなぁ・・・」
下駄箱を開けると溢れるほどのチョコレート、毎年の事だが複雑な心境だった。
翠「相変わらず蒼星石はモテモテですぅ」
蒼「あんまり嬉しく無いんだけどな・・・」

教室の机の中にも大量のチョコ、思わずため息が出てしまう。
蒼「はーぁ・・・、僕一応女の子なんだけどなぁ・・・」
翠「男子よりモテてる辺り、さすが蒼星石です」
蒼「そういうのあんまり好きじゃないんだけど・・・」
翠「何でですか?」
蒼「だって僕には翠星石がいるしさ」

翠「何だ、そんな事ですか」
蒼「そんな事って・・・、翠星石は僕が他の子に気を取られたりしてもいいのかい?」
翠「・・・蒼星石はそんな事しないって信じてるです。 でも・・・、もしそうなったら全力で阻止してやるです!」
蒼「・・・そうだね、僕も翠星石がそうなったら同じ事してあげるよ」
翠「ふふん、翠星石に限ってそんな事は絶対にありえねーですぅ」
蒼「フフッ、それもそうだね」
翠「じゃあ、翠星石からもチョコをあげるです」
蒼「なら交換って事で僕からもね」
翠「あ、どうせだから食べさせてあげるですぅ」
蒼「え・・・、今ここで? 皆見てるんだけど・・・」
翠「周りの事なんざ気にするなですぅ」
蒼「フフ・・・、じゃあ僕も同じ事してあげようかな・・・♪」

どうやらこの二人の間に他者が付け入る隙は無いようです。

end


「んっ、ん…ぁ、すい…せい…せきぃ…」
「う、ん、…なんですか?」
「もう、ちょっと…やさ…しく、して…」
「わかったです……こうですか?」
「ん……いい、よ…きもち、いい……」
「蒼星石の…体のことは…良く知ってるですから…」

ドバアン!←扉のあいた音

「──貴様等、俺も混ぜr」

「……いいですけど、そんなに肩が凝ってるですか?」
「三人で肩の揉みあいって聞いた事ないよ?」
「……もしかして、勘違いしたですかこのエロ猿」
「勘違い……って、えええ!?僕たちはそんな関係じゃ!」
「これからが本当の地獄だ……」


「あー!僕の昨日もらったチョコレートが・・・」
蒼の子、なぜかがっかり
姉の存在はチョコレートより、はるかに重かった
(中略)
「ねえ、どうして僕のチョコレートを買ってに食べたりしたの?『お姉ちゃん』?」
怒り爆発寸前、おやつにもったいないので食べようとしていたチョコレートを
翠星石が一人で『すべて』、その腹の中に詰め込んだようだ
「わ、わたしじゃないです!な、なにか勘違いしてるんじゃないですか!?」
一目瞭然、口元にチョコレートが
蒼の子は指で口元のチョコレートをふき取り、ぺろっと舐めた
「口元についてた茶色い物体はなんなんだい?いい加減にしないと・・・」
メラメラと炎のようなものが蒼の子の背後から、ゴウゴウと現れた気がする
「こうだ!!」と姉に飛びかかる蒼の子、そしてマウントポジションをとった
「だ、だめです!ごめんなさいです!ああ許してちょおおおおおですうううううう!!!!」
『ちょ』の部分から腹、腋、膝裏などをこしょこしょとこしょばす蒼の子
「許さないんだからなぁ!笑い死ねええええ!!!!」
「あひゃはああああははははは、やめやmmmああああああああははははははは!!」
「まいったか!どうだ!」
「やめてですうううごめんなさいですうううああふいひひひひひ・・・」
これが1時間ほど続くだけ

「ねえ翠星石・・・」
蒼の子がとろんとした目つきで、翠星石をみている
「どうしたですかぁ?今からモンハンGやるです」
ゲームの棚を漁る翠星石、どこからか手が伸びる
蒼の子のほうからだ、その手にはモンハンGが!
「あ、それですぅ、ありがとさんです」
とモンハンGに手をのばす翠星石
ひょいと手をゲームを持ったほうの手を上げる蒼の子、そしてこう言う
「ねえ・・・ゲームはいいからさ、ちょっとあそぼうよぉ」
そしてゲームをその場に置き、のそのそと翠星石に近寄る蒼の子
その瞬間、ぎゅっとした、暖かくてやわらかい感触に包まれる翠星石
「もう・・・しょうがない妹ですぅ」と、その蒼の子の手をどけて、蒼の子と向き合うような形にする翠星石
「いつも夜になると・・・甘えんぼさんになるんですから・・・可愛い妹ですぅ」と抱きつく翠聖跡
体をあちこちをお互いに触りまくる、胸も、でもアソコだけはだめ
今日はその日じゃないからだ
「んふう・・・翠星石・・・」「はふ・・・蒼星石・・・」
ともう一度しっかりと、そしてやわらかく、やさしく抱き合う二人だった
,
翠「蒼星石、もう寝ようですぅ」
蒼「うん、そうしよっか」
 2人はベッドに入った。
翠「うぅ、布団が冷たいです・・・」
蒼「・・・そう?じゃあ――こうすればいいんだよ」
翠「ひゃっ?蒼星石、急に抱きつくなですぅ」
蒼「だって、翠星石の体暖かいんだもん」
翠「仕方が無いですねぇ・・・蒼星石も暖かいですよ」
蒼「ねえ・・・おやすみのキスしていい?」
翠「ど、どうしたんですか今日は?」
蒼「だめぇ~?」
翠「そんな上目遣いで見られては断れないのですぅ・・・ほら、どうぞです」
蒼「ほっぺじゃや~だよっ♪」
翠「んっ!?んぅ~」
蒼「う~ん、おやすみ翠星石・・・」
翠「わ、私をこんなドキドキさせておいてあっさり寝付くなですぅ!」
蒼「すー・・・すー・・・」
翠「うぅ、そんな寝顔を見せられたら私も――すぅ・・・」
 今日も二人は仲良く花のお世話
をするはずだった……
「蒼星石こっちの花壇使っていいですか?」翠星石が聞いてきたのは僕たちの役割にある
翠星石は主に花の手入れ
そして僕は主に雑草を抜いたり……
と言うのも学校裏を花畑にしようとしたんだけど
あまりにも手入れがされていなかったから
「いいよ、何を植えるの?」
「ひっ秘密です」
そう言うと翠星石は何か書かれた紙を見ながら種を植え始めた

「ふぅ~疲れたです、ちょっと休憩するです」
「僕はいいよ、翠星石は休んでなよ」
「分かったです」
翠星石はよっぽど疲れていたのか
校舎の中へジュースでも買いに行った
「翠星石は何を植えてたんだろう」
気になって先程翠星石が種を植えていた場所を見た
「あれ?」
ふと見ると先程翠星石が持っていた紙が落ちていた
「ちょっとくらい大丈夫だよね」
蒼星石は紙を拾い中身を見た
ハートの中に゙好ぎの文字が書かれていた
「これは見ちゃ悪かったかな」
そう思い拾った紙を先程落ちていた所に戻そうとした時裏側にも文字が書かれているのが見えた

 卒業までにジュンに見せれますように
「これは不味かったかな……」
蒼星石は何事も無かったかのように紙を元の位置に戻した
「蒼星石」
ドキッ!!
「すっ翠星石?」
「ジュースを買ってきたから一緒に飲むです」
「う、うん」
ばっばれてないかな
「蒼星石何をしてたです?」
聞かれた
「翠星石の花壇を見ていただけだよ」
「そうですか」
ジュースを口にしながら翠星石は花壇を眺めていた
「早く咲くと良いね」
「そうです……ね」

卒業までに見せるんじゃなかったの?
あっそうか!!
見せるってことは告白だもんね
気持ちの整理がまだなんだ
「翠星石頑張ってね」
「 ? 分かってるです」
この花が咲いたらちゃんと伝えるんだよ
この願い彼に届け☆ってね
「何か言ったですか?」
「ううん、何も」