ヴィルフリート

「ヴィルフリート」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

ヴィルフリート」(2023/04/25 (火) 15:24:05) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

名前の初出(書籍版):第三部I 妹の護衛騎士&footnote(SSのため同一巻内で話数的には前後するが時系列的には初出) 名前の初出:第175話 初出:第176話 声(ドラマCD第1弾/第2弾):藤原夏海 声(ドラマCD第3弾~第8弾):寺崎裕香 **家族構成 父:[[ジルヴェスター]] 母:[[フロレンツィア]]  妹:[[シャルロッテ]]  弟:[[メルヒオール]]  妹:[[ヘンリエッテ]]  義妹:[[ローゼマイン]](両親の養女) 父方の親戚 曾祖父:先々代[[アウブ・エーレンフェスト]](祖父方)  祖父:[[アーデルベルト]]   叔父:[[フェルディナンド]]  大伯父:[[ボニファティウス]]  大伯母:ボニファティウスの妹  大伯母または大叔母:ボニファティウスの妹  大叔母:[[イルムヒルデ]](先々代アウブ・エーレンフェストの第二夫人の娘) 曾祖父:[[初代ギーベ・グレッシェル]](祖母方) 曾祖母:[[ガブリエーレ]](祖母方)  祖母:[[ヴェローニカ]]   伯母:[[ゲオルギーネ]]    従姉:[[アルステーデ]]     従姪:[[ベネディクタ]]    従兄:[[ヴォルフラム]](故人)    従姉:[[ディートリンデ]]   伯母:[[コンスタンツェ]]    従兄:[[リュディガー]](二重従兄)    従姉妹:&footnote(ふぁんぶっく2 家系図)(二重従姉妹) 母方の親戚  祖父:先代アウブ・フレーベルターク  祖母:先代アウブ・フレーベルタークの第三夫人   伯父:[[アウブ・フレーベルターク]]    従兄:リュディガー(二重従兄)    従姉妹:&footnote(ふぁんぶっく2 家系図)(二重従姉妹) **容姿 髪の色:淡い金髪 &color(#f2d58a,#f2d58a){000000000} 瞳の色:深緑 &color(#00552e,#00552e){000000000} 母譲りの淡い金髪に、ジルヴェスターによく似た深緑の目。 髪の色以外母親に似た要素がなく、顔立ちが完全に、小さいジルヴェスター。 **地位 階級:領主一族 職種:[[領主候補生]] **年齢と属性関連 -ローゼマインとの学年差:同学年&footnote(第177話) -誕生季:春&footnote(第177話) -洗礼時の属性(適性):6属性(水の属性が最も強い)&footnote(第290話) -三年生時に得られた加護:眷属を含め12の神々&footnote(第467話) **ヴィルフリート視点の回 第205話 閑話 一日神殿長 前編 第206話 閑話 一日神殿長 後編 書籍第三部II ヴィルフリートの一日神殿長 書籍第三部III 特典SS 弟妹との時間(書籍短編1 ヴィルフリート視点 弟妹との時間) SS4話 ヴィルフリートの優雅でいられない貴族院生活 コミック第四部V SS ローゼマインの講義終了 書籍外伝一「ヴィルフリート視点 女のお茶会」 書籍外伝一「ヴィルフリート視点 男の社交」 SS6話 叔父上の側近 書籍第四部IV プロローグ 書籍第五部III 不信感とゲヴィンネン **作中での活躍 嫁姑戦争により、生後半年ほどで祖母[[ヴェローニカ]]に取り上げられ&footnote(コミック版第三部VI あとがき)、[[ジルヴェスター]]も「母に任せておけば少なくとも自分と同じ程度の領主には育つ」とヴェローニカに任せる決定をした為、母ではなく祖母の元で養育され&footnote(第208話)&footnote(第264話)、祖母が家族、両親が親戚という距離感の環境で育つ&footnote(ふぁんぶっく2 Q&A)。洗礼式を終えるまではヴェローニカの許可が下りず、シャルロッテ達に会える機会も多くなかった&footnote(短編集 ヴィルフリート視点 弟妹との時間)。 [[洗礼式>暦#洗礼式]]もヴェローニカの仕切りで執り行われた&footnote(書籍版第五部IV エピローグ)。 春に洗礼式が終わったため、ローゼマインと同い年だが、兄になる。 年齢的にも完全に小学生男子だが、根は優しい。 教育が甘かったせいか、普通の貴族の子よりも子供で、空気を読めないことがある。 初めから次期領主が内定している状態でヴェローニカに甘やかされた結果、洗礼式を終えても字が書けず[[フェシュピール>用語一覧#フェシュピール]]も演奏できない状態だった。 勉強するのが嫌いで、護衛騎士を撒いて逃亡することが多かったこともあり、普段は褒められることがなかった。 城を自由に出入りしているローゼマインには教師が付けられていないように見え、夕食の時間に父と母から褒められているのに嫉妬していた。 ローゼマインの更生計画を経て、[[孤児>用語一覧#孤児]]達との格差を見せつけられ、廃嫡をちらつかせるなど、フェルディナンドを畏怖するようになった。 ゲオルギーネ一派の策略で、ヴェローニカ幽閉中の[[白の塔>エーレンフェスト#白の塔]]への無断立ち入りを犯して罪人扱いとなり、次期領主の内定を取り消される。 その事件以降は、素直に勉強に取り組み、フェルディナンドを叔父として慕い、ローゼマインに追いつくために頑張った。 [[貴族院]]に通うようになってからは、エーレンフェストの貴族の支持が多いローゼマインと婚約することで次期領主に戻った。但し、祖母の元で育てられたため夫婦がどうような関係なのか実感として分かっておらず&footnote(書籍版第四部IV プロローグ)、周囲の「兄弟も夫婦も家族だから似たようなものだ」というアドバイスを受け入れたことによる婚約であった&footnote(書籍版第四部IV 春を寿ぐ宴)。 次期領主に戻ったことで、[[オズヴァルト]]ら[[側近たち>側近#ヴィルフリートの側近]]のヴェローニカが権勢を握っていたころのような他の領主一族や側近を蔑ろにするような言動が再燃した。 段取りもなく主人でもないのに上から命令するかのような自身の態度もあって、他の領主一族の側近達に反感を抱かれるようになり、シャルロッテにいたってはフロレンツィアにヴィルフリート(一派)への協力はしたくないとまで吐露されている。 アーレンスバッハには警戒するよう自ら促しながらも、祖母を思わせるディートリンデには父親同様身内として対応が甘くなっており、ローゼマインに対する悪意も察知できておらず、(ヴェローニカのように)素敵な人という感想を抱いている。ちなみに、シャルロッテも意味は逆だがヴェローニカのような人とディートリンデを評している。 貴族院では一~四年生の表彰式で優秀者に選ばれた。 その一方で、講義中にローゼマインから何度も助言を受けていることから、貴族院の教師からは、成績は優秀だが普通の領主候補生という評価をされている。&footnote(書籍版第四部II書下ろし「直接の求愛」) 騎士の講義をとっているかは不明だが、騎士と共に訓練はしており[[ディッター]]や[[ターニスベファレン>魔獣と魔木#ターニスベファレン]]との戦闘にも参加している。 社交関係は授業では問題なく合格しているが、前述のように空気がよめず他者からの嫌味や悪意を読み取れなかったり、相手の感情を意図せず逆なでしたりする言動もあることから、社交が苦手と自認するローゼマインにすら不安だと評されている。 外部から見たローゼマインの能力や功績、事業への関わり方といったものにも理解が薄く、在学3年目に[[レスティラウト]]から自身とエーレンフェストにローゼマインが釣り合わないことを指摘されて気付く。 13年冬の旧ヴェローニカ派の粛清後、ライゼガング系貴族の勢いが強まり、その世論によって白の塔に幽閉されてもおかしくない状態となった。&footnote(第559話 領主会議の報告会(三年) 後編) また、側近の[[バルトルト]]に暗躍され、ライゼガングから課題と偽られて罠を張られたり、過激な貴族から命を狙われていると噂された。 婚約者らしい贈り物をするように言われたこともあったが、フェルディナンドが送ったものと比較されるのが目に見えていたため、プライドを刺激されてできなかった。 祈念式では支持を取り付けようと、[[ランプレヒト]]らが制止する中&footnote(第562話)、ライゼガング系の領地へと訪問する。 返り咲いた事で興奮していたライゼガングの古老達を更に焚き付けてしまい、厳しい言動に晒された。 本人も婚約を解消してローゼマインをアウブにするよう望んだが、裏事情(本当の出自など)によってローゼマインをアウブにはできず上位領地からの干渉を防いでエーレンフェストへ繋ぎ留めたいジルヴェスターや、側近達に総出で止められていた。 こうしたこともあってローゼマインの婚約者という立場は重荷になり、側近に当たるなど荒れた行動をとっていた。 14年春にローゼマインとの婚約解消が内定し、怒りの矛先をジルヴェスターへ向けるが、重責になっていた次期アウブ以外の選択肢を与えられた。 ヴェローニカの所業は聞かされたことはあっても周囲の心情については殆ど理解していないようで、ギーベ・ライゼガングに指摘されたり&footnote(第571話 ライゼガングの古老)、自身とシャルロッテとの扱いの差を聞いて驚いたりしていた。&footnote(第572話 養父様の帰還) 婚約解消するまでの1年間を兄妹として接し、自分がどのように生きたいのかを考えて過ごすことで、荒んだ言動は鳴りをひそめるようになった。 ローゼマインとは婚約者ではなく兄妹という関係に戻ってよかったと感じている。 中央行きが決まっているローゼマインとの兄妹の繋がりの印として、カッコよさにこだわってデザインしたペンダントトップを注文した。 15年春に勃発した[[アーレンスバッハとの礎争奪戦>エーレンフェストとアーレンスバッハの礎争奪戦]]では、貴族街の防衛に就く。&footnote(第594話 防衛についての話し合い) 西門へ騎士が何人も移動していて手薄になっていたこともあって、[[ユーディット]]の報告を受けた[[カルステッド]]に命じられ、北門の制圧に向かう。 半数ほどの攻撃は[[銀色のマント>銀製品#銀色のマント]]で防がれて時間がかかったが、北門付近の陽動部隊を捕えてゆき、影武者のグラオザムの捕縛にも成功する。&footnote(第622話 それぞれの武勇伝 その3) エーレンフェストの街での戦闘が終わった後、騎士団の詰め所でカルステッドの手伝いをしていた。 ローゼマインがフェルディナンドへ懸想していると認識しており、反論を受け流していた。 ローゼマインとフェルディナンドの婚約式では、エーレンフェストの留守を預り、落ち込んでいたボニファティウスを式へ向かわせた。 15年春の終わりに、婚約解消に伴う1年間の猶予期間が終わったが、どのように生きるか自身で答えを出すことはできなかった。 その為、アウブ・エーレンフェストから、成人後はゲルラッハとその周囲をまとめた土地の[[ギーベ]]となり、領地内、他領を問わず、上級貴族のギーベの娘から妻を娶るよう命じられた。&footnote(ハンネローレの貴族院五年生 第12話) ⇒ [[ヴィルフリートの将来に関する考察と議論]] **経歴 (年代はマインの誕生を0年とする) 01年春 誕生 01年秋 ヴェローニカがヴィルフリートをフロレンツィアから取り上げ、東の離れに囲う&footnote(コミック版第三部VI あとがき) 07年冬 ヴェローニカの取り仕切りで洗礼式を行う&footnote(領主候補生の春の洗礼式は[[春を寿ぐ宴>暦#春を寿ぐ宴]]で実施) 08年春 ヴェローニカが領主印の無断使用の罪で白の塔に幽閉される&footnote(第165話)     &nbsp()ヴィルフリートには真実は伏せられ、病気で少し離れた土地で療養していると説明される&footnote(短編集 ヴィルフリート視点 弟妹との時間) 08年秋 教育不足で廃嫡の危機に瀕する&footnote(第205~209話) 08年冬 お披露目と音楽の奉納をし、廃嫡を免れる&footnote(第220話) 09年秋 [[ゲオルギーネ]]にエーレンフェスト再訪を促した結果、旧ヴェローニカ派に旗頭として据えられかける&footnote(第253,254,259話)     &nbsp()白の塔事件を起こし、次期領主の内定を取り消される&footnote(第263~264話) 10年春 [[祈念式>暦#祈念式]]に従事し、青の衣を着て神事を行う。以降、例年行事として実施する 10年秋 [[収穫祭>暦#収穫祭]]に従事し、青の衣を着て神事を行う。以降、例年行事として実施する 11年冬 [[貴族院]]に入学する&footnote(第284話)     &nbsp()一年生の優秀者として表彰される&footnote(第333話)     &nbsp()自身の側近と共に[[ローゼマイン式魔力圧縮法]]を伝授される&footnote(第337話)     &nbsp()[[ローゼマイン]]との婚約と、それに伴う次期領主再内定がエーレンフェストで告知される&footnote(第342話) 12年春 ローゼマインとの婚約が成立する&footnote(第342,358話) 12年冬 二年生の優秀者として表彰される&footnote(第421話) 13年冬 [[魔力感知>魔力#魔力感知]]が発現する&footnote(書籍版第五部III 不信感とゲヴィンネン)     &nbsp()[[ドレヴァンヒェル>地理#ドレヴァンヒェル]]との[[共同研究>貴族院#成績]]を実施する&footnote(第474,476,477,482,492,504,506,511,513話)     &nbsp()[[バルトルト]]の名を受ける&footnote(第472,571話,書籍版第五部IV「プロローグ」)     &nbsp()[[ダンケルフェルガー>地理#ダンケルフェルガー]]と[[嫁取りディッター>ディッター#13年冬の嫁取りディッター]]を実施する&footnote(第500~501話)     &nbsp()ディッター乱入者に関する王族の事情聴取では、オズヴァルトの言葉を優先する&footnote(書籍版第五部III「プロローグ」)     &nbsp()三年生の優秀者として表彰される&footnote(第514話)     &nbsp()筆頭側仕えの[[オズヴァルト]]が辞任&footnote(第529話 周囲の変化と春を寿ぐ宴) 14年春 祈念式でライゼガング系の領地を訪問。根回しができていなかった為散々な結果に終わる&footnote(第532話、第540話、第559話、第562話)     &nbsp()内密に、ローゼマインとの婚約を破棄する&footnote(第558話) 14年冬 [[フレーベルターク>地理#フレーベルターク]]との共同研究を実施する&footnote(第511話)     &nbsp()[[クラッセンブルク>地理#クラッセンブルク]]との共同研究に協力参加し、青の衣で中級の奉納式を執り行う&footnote(第578,580,583,586話)     &nbsp()フレーベルタークとの共同研究を表彰される&footnote(SS35話)     &nbsp()四年生の優秀者として表彰される&footnote(SS35話) 15年春 エーレンフェスト防衛で貴族街を担当する&footnote(第594話 防衛についての話し合い)     &nbsp()成人後、ゲルラッハとその周囲のギーベになることを、アウブ・エーレンフェストより命じられる&footnote(ハンネローレの貴族院五年生 第12話) **&aname(作者コメント,option=nolink){作者コメント} 【[[2017年 06月08日 活動報告 2017/06/21感想返し 特典SSヴィルフリート視点話関連>http://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/372556/blogkey/1742993/]]】  ゲオルギーネの罠に引っかかっても被害が少なく見えるヴィルフリート、斜め上思考で罠をすり抜けてるのに、他からのとばっちりで全被害を被るローゼマイン……というコメントが秀逸でした。  まさにその通りなんですよね。 &b(){(ヴィルフリートに対する教育)}  ヴィルフリートの教育に関しては、北の離れで側近に囲まれて生活している領主候補生なのでフロレンツィアもできることが少ないのですよ。  側近達が報告しなければ知ることはできませんからね。  この時期は並みの領主候補生に近づけるために学ぶことがたくさんあって、色々なことが後回しになっているというか、急いで詰め込むことが大量にある感じですね。  入れ替わり生活のような経験をたくさんすれば、確かに違う方向に行ったでしょう。けれど、貴族として生活する中では難しいでしょう。 &b(){(特典SSヴィルフリート視点話時点の教育進行度)}  洗礼式に向けて何年も真面目にずっと勉強してきたシャルロッテと、一年で詰め込み中のヴィルフリートは同じレベルではありません。  読み書き計算、音楽などの他者から成績が見えやすい範囲は何とか平均以上まで持って行けましたが、他はまだまだです。 &b(){(領主夫妻&ヴィルフリート側近の再教育がダメダメレベル)}  まぁ、そうですね。  周囲の環境が以前よりマシになったけれど、良好とは言えませんから。 &b(){(洗礼式前のローゼマインの行為に対するローゼマインへの感謝有無)}  全く感謝していないわけではありませんが、「自分の努力があってこそ」という意識も大きいです。  洗礼式のお披露目を無事に終えても口出しが続くので「やらされている感」が強くなってきたというのもあります。 &b(){(特典SSヴィルフリート視点話におけるヴィルフリート下げ意図の有無)}  別に下げるつもりなんてありませんけれど。あの当時のヴィルフリートはあんな感じです。  ゲオルギーネの恨みや怒りが理解できたのであれば嬉しいですね。そういう意味でもヴィルフリートはミニジル様なので。 &b(){(妹(シャルロッテ)より挨拶できないことに対し自省できていないことに関して)}  お披露目を無事に済ませたことで、「自分はやればできるし、これだけ努力しているので大丈夫だ」と思ってます。  そこを自分で省みることができる子だったら、ローゼマインと婚約なんてしませんからね。 【[[2017年 10月11日 Twitter>https://mobile.twitter.com/miyakazuki01/status/918104586757402625]]】 &b(){>ウィンク考察} ヴィルフリート:一応できるが、鏡の前でカッコいいウィンクを研究中 【[[2017年 10月17日 本好きの下剋上 設定等まとめ ふぁんぶっく2 はみ出たQ&Aコピーシテペッタン>http://ncode.syosetu.com/n4099cd/16/]]】 &b(){(シャルロッテやメルヒオールの側近からどう思われているのか)}  まぁ、めちゃくちゃ嫌われていますよ。たまにやってきては、おばあ様自慢をして、自分中心に事を進めなければ癇癪を起こす子供でしたから。「あのまま廃嫡になっていればよかったのに」と救済されたことに対して憤慨している者もいます。 【[[2018年04月10日 ハンネローレの貴族院五年生 第16話後書き>http://ncode.syosetu.com/n4750dy/16/]]】  自分の感情を爆発させて自由を得たことが成功体験となって不満を見せていたヴィルフリート。 【[[2018年 10月06日活動報告 10月11日返答>http://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/372556/blogkey/2141450/]]】 &b(){(幼い時からフロレンツィアが育ててれば……)}  フロレンツィアが育てていれば、全く変わったでしょう。もしくは、白の塔の一件がなければ、ですね。  あの一件でヴィルフリートが次期領主から汚点持ちの領主候補生になったため、様々な状況が一気に変わりましたから。  でも、いくつか可能性のあった中で、私は今のヴィルフリートが一番可愛くて伸び伸びしていて良いと思っています。  死んでないし、廃嫡になって家族に見捨てられていないし、祖母と一緒に投獄されていないし、  再教育過程で心を折られて廃人にもなっていないし、それまでの人生を全否定されて詰め込み教育を受けたフェルディナンド二号にもなっていませんから。 &b(){(お茶会前に、リンシャン、髪飾り、お菓子の事前情報を仕入れていなかった事案)}  ヴィルフリートはエーレンフェストで流行発信者としての社交を経験していないので、その辺りの認識も不足しているのでしょうね。  女性のお茶会でフロレンツィアやエルヴィーラに揉まれているシャルロッテやブリュンヒルデとは経験値が違います。 &b(){(白の塔にいるおばあ様の話を他領の領主候補生にすることは問題か否か)}  いいえ、別に。ヴェローニカが白の塔にいることは他領の者は知りませんから。  他領の者に対して「私のおばあ様は罪を犯して白の塔に閉じ込められていて……」なんて話をするのはマズイですが、思い出話の一環ならば別に問題ありません。  ヴェローニカが自領出身者でもない限り、すでに引退した他領の元第一夫人の現状を深く気にする貴族はまずいないですから。  むしろ、エーレンフェストでおばあ様の思い出話を慕わしそうにする方が炎上します。 &b(){(オズヴァルトを信じて、オズヴァルトのやり方で進めている状況)}  ローゼマインがリヒャルダを信じるように、自分の側近を信用するのは当たり前ですからね。  それに、今まではそのやり方が最良だったのです。大半が見習いばかりのローゼマインの側近と違って、  成人側近が何人もいるヴィルフリートの側近達の方が時代の流れには取り残されやすいと思います。  ヴェローニカ全盛期当時の優秀な側近が時代遅れになっているわけですが、そう簡単に意識や常識を変えることはできませんから。 【[[2018年 10月06日活動報告 10月14日返答>http://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/372556/blogkey/2141450/]]】 &b(){(ヴィルフリートの幸せ)}  幸せかどうかは、見る時、見る人によって違います。  ローゼマインも家族と別れて下町の皆と隠し部屋でも会えなくなって不幸とみるか、貴族になって命が助かり、本が読める環境で幸せとみるか、大きく違うでしょう。  ヴィルフリートは領主一族の誰も廃嫡になることを望まず、兄妹仲も他領と比べれば良好で、貴族院では優秀者になり、他領に友人もできて、側近とも仲良し。深刻な悩みもない。  周囲の悪感情に気付いていない今は幸せですよ。  悪感情に気付いた後、ヴィルフリートがどのように考え、行動するのか。何を自分の幸せとするのか。それが大事だと思っています。 &b(){(側近に恵まれないヴィルフリート)}  2年間眠っていたため、子供部屋で自分と気の合う側近を選ぶことができず、一族の指示で一覧表の中から顔と名前が一致しないまま選ぶことになったし、神殿通いを疎まれて成人側近が簡単には見つからないローゼマインの方が、普通に考えると恵まれていません。  ローゼマインは自分のやり方に合わせてもらえるように側近や周囲を整えていきました。成人文官がいないのでハルトムートに指示を出したり、ダームエルのやり方に馴染めない者は入れないと言い張ったり…。  ヴィルフリートやシャルロッテは、親が選んだ成人側近に見習いを育ててもらっています。教えられるのは、当然昔ながらのやり方です。その違いが大きいと思います。 &b(){(カトルカールの種類を把握していなかった訳と、女のお茶会でルムトプフを出した経緯)}  ローゼマインの側近に準備を一任した弊害ですね。お茶会に同行するのだから詳しい説明や手助けがあると思い込んでいた。なのに、当日は「でしゃばるつもりはございません」と全く手助けなし。  すでにいくつかお茶会を経験しているブリュンヒルデが、せっかくの機会なので実験的に入れてみようと考えたのでルムトプフになりました。「特に希望がないならば、こちらで決めます」に「うむ。任せた」でお任せしたから…。 【[[2020年 03月10日 書籍感想受付 4月10日コメント返し>https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/372556/blogkey/2519476/]]】 &b(){(オズヴァルトは結局最後までヴェローニカの側近なんですね)}  そうですね。オズヴァルトはヴェローニカの腹心です。ヴィルフリートはずっと一緒にいた側仕えを疑うなんて考えたこともありません。その点がヴィルフリートとローゼマインの一番大きな違いでしょうね。 【[[2020年 09月18日活動報告 Twitter>https://mobile.twitter.com/miyakazuki01/status/1306931298292752387]]】 &b(){(フェルディナンドの目が感情で色が変わる設定のままだったらヴィルフリートもわかるようになる?)} いや、ヴィルフリートには無理だと思いますよ。 見える範囲しか見ないところがあるというか、踏み込んで他人を理解したり共感したりする姿勢がないので。 「それほど違うか?そもそも叔父上の目などマジマジと見るものではなかろう」 フェルディナンドの体調に興味もないし、生活に影響もないですから 【[[2022年11月2日Twitter>https://twitter.com/miyakazuki01/status/1587808618493067266]]】 【[[2022年11月06日活動報告>https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/372556/blogkey/3070341/]]】 &b(){(漫画 第三部 第32話(小説 第三部Ⅱ入れ替わり生活の辺り)が更新された後、「どうしてあそこで側近を全員入れ替えなかったんですか?」)} 回答するならば、あの時点で廃嫡寸前のヴィルフリートと真剣に向き合ってくれる貴族がオズヴァルト達以外にいなかったからです。 当時のエーレンフェストはヴェローニカ失脚から半年弱。 それまでヴェローニカに辛く当たられることが多かったフロレンツィアが信用して手配できる側近や貴族って、基本的に反ヴェローニカ派ばかりで、シャルロッテを推していてヴィルフリートの廃嫡を狙っていた人達なんですよ。 そんな中にヴィルフリートを一人置いたら、どうなると思います? 彼等にとっては最も穏便にヴィルフリートを排除できる絶好のチャンス。レーベレヒトはさぞ張り切ったでしょう。 「そんなこともできないのですか?」と寄ってたかって教育の遅れを指摘され、ヴィルフリートが自信を失って終了でした。 実際、派閥云々を抜きにしても、あの貴族社会でヴィルフリートの教育を引き受けたがる貴族がいると思えないんですよね。 今まで何年もまともに教育を受けずに逃げ出して、立場を笠に着て威張るばかりの子供です。 その子供にたった二カ月で教育を詰め込んでお披露目を成功させなければ、自分の仕事にも汚点がつくわけで……。 失敗して汚点になると、自分の家族や一族の就職にも関わる危険がある。 ヴィルフリートが本当に言うことをきくか、お披露目まで真面目に教育を受けるかどうかわからないのに教育を引き受けて自分の人生を賭けられる貴族がどれくらいいるかと言うと、難しいでしょう。 **コメント #blockquote{&b(){このコメント欄はwikiの情報充実のために設けた物です。} 編集が苦手な方は以下のコメントフォームへ書き込んで頂ければ有志でページに取り込みます。 &color(red,){表示される親コメントには限りがあるので、返信の際は返信したいコメント横のチェックを付けて返信するようご協力お願いします。} #lsd(ヴィルフリート/コメント)} #pcomment(noname,reply,size=100,new,ヴィルフリート/コメント) **&color(#ff0000){ヴィルフリートに関する議論について} 議論が予想されるコメントや質問はなるべく&b(){下記ページのコメント欄に書き込んでください}。 -能力・教育・性格評価や、主に上記の[[作者コメント>#作者コメント]]に含まれる事柄について: &b(){[[ヴィルフリートについてのGIRON]]} へ -15年春のギーベ就任命令や周辺事情、15年冬以降の将来について: &b(){[[ヴィルフリートの将来に関する考察と議論]]} へ 上記2ページは、議論に対応すべく、親コメント表示数が最大に設定されています。 「ヴィルフリート」ページへの、誤字修正依頼や、書籍やWebでの新出情報の追記依頼等が、議論のコメントに埋もれるのを避ける為にも、上記対応にご協力願います。
名前の初出(書籍版):第三部I 妹の護衛騎士&footnote(SSのため同一巻内で話数的には前後するが時系列的には初出) 名前の初出:第175話 初出:第176話 声(ドラマCD第1弾/第2弾):藤原夏海 声(ドラマCD第3弾~第8弾/第10弾):寺崎裕香 **家族構成 父:[[ジルヴェスター]] 母:[[フロレンツィア]]  妹:[[シャルロッテ]]  弟:[[メルヒオール]]  妹:[[ヘンリエッテ]]  義妹:[[ローゼマイン]](両親の養女) 父方の親戚 曾祖父:先々代[[アウブ・エーレンフェスト]](祖父方)  祖父:[[アーデルベルト]]   叔父:[[フェルディナンド]]  大伯父:[[ボニファティウス]]  大伯母:ボニファティウスの妹  大伯母または大叔母:ボニファティウスの妹  大叔母:[[イルムヒルデ]](先々代アウブ・エーレンフェストの第二夫人の娘) 曾祖父:[[初代ギーベ・グレッシェル]](祖母方) 曾祖母:[[ガブリエーレ]](祖母方)  祖母:[[ヴェローニカ]]   伯母:[[ゲオルギーネ]]    従姉:[[アルステーデ]]     従姪:[[ベネディクタ]]    従兄:[[ヴォルフラム]](故人)    従姉:[[ディートリンデ]]   伯母:[[コンスタンツェ]]    従兄:[[リュディガー]](二重従兄)    従姉妹:&footnote(ふぁんぶっく2 家系図)(二重従姉妹) 母方の親戚  祖父:先代アウブ・フレーベルターク  祖母:先代アウブ・フレーベルタークの第三夫人   伯父:[[アウブ・フレーベルターク]]    従兄:リュディガー(二重従兄)    従姉妹:&footnote(ふぁんぶっく2 家系図)(二重従姉妹) **容姿 髪の色:淡い金髪 &color(#f2d58a,#f2d58a){000000000} 瞳の色:深緑 &color(#00552e,#00552e){000000000} 母譲りの淡い金髪に、ジルヴェスターによく似た深緑の目。 髪の色以外母親に似た要素がなく、顔立ちが完全に、小さいジルヴェスター。 **地位 階級:領主一族 職種:[[領主候補生]] **年齢と属性関連 -ローゼマインとの学年差:同学年&footnote(第177話) -誕生季:春&footnote(第177話) -洗礼時の属性(適性):6属性(水の属性が最も強い)&footnote(第290話) -三年生時に得られた加護:眷属を含め12の神々&footnote(第467話) **ヴィルフリート視点の回 第205話 閑話 一日神殿長 前編 第206話 閑話 一日神殿長 後編 書籍第三部II ヴィルフリートの一日神殿長 書籍第三部III 特典SS 弟妹との時間(書籍短編1 ヴィルフリート視点 弟妹との時間) SS4話 ヴィルフリートの優雅でいられない貴族院生活 コミック第四部V SS ローゼマインの講義終了 書籍外伝一「ヴィルフリート視点 女のお茶会」 書籍外伝一「ヴィルフリート視点 男の社交」 SS6話 叔父上の側近 書籍第四部IV プロローグ 書籍第五部III 不信感とゲヴィンネン **作中での活躍 嫁姑戦争により、生後半年ほどで祖母[[ヴェローニカ]]に取り上げられ&footnote(コミック版第三部VI あとがき)、[[ジルヴェスター]]も「母に任せておけば少なくとも自分と同じ程度の領主には育つ」とヴェローニカに任せる決定をした為、母ではなく祖母の元で養育され&footnote(第208話)&footnote(第264話)、祖母が家族、両親が親戚という距離感の環境で育つ&footnote(ふぁんぶっく2 Q&A)。洗礼式を終えるまではヴェローニカの許可が下りず、シャルロッテ達に会える機会も多くなかった&footnote(短編集 ヴィルフリート視点 弟妹との時間)。 [[洗礼式>暦#洗礼式]]もヴェローニカの仕切りで執り行われた&footnote(書籍版第五部IV エピローグ)。 春に洗礼式が終わったため、ローゼマインと同い年だが、兄になる。 年齢的にも完全に小学生男子だが、根は優しい。 教育が甘かったせいか、普通の貴族の子よりも子供で、空気を読めないことがある。 初めから次期領主が内定している状態でヴェローニカに甘やかされた結果、洗礼式を終えても字が書けず[[フェシュピール>用語一覧#フェシュピール]]も演奏できない状態だった。 勉強するのが嫌いで、護衛騎士を撒いて逃亡することが多かったこともあり、普段は褒められることがなかった。 城を自由に出入りしているローゼマインには教師が付けられていないように見え、夕食の時間に父と母から褒められているのに嫉妬していた。 ローゼマインの更生計画を経て、[[孤児>用語一覧#孤児]]達との格差を見せつけられ、廃嫡をちらつかせるなど、フェルディナンドを畏怖するようになった。 ゲオルギーネ一派の策略で、ヴェローニカ幽閉中の[[白の塔>エーレンフェスト#白の塔]]への無断立ち入りを犯して罪人扱いとなり、次期領主の内定を取り消される。 その事件以降は、素直に勉強に取り組み、フェルディナンドを叔父として慕い、ローゼマインに追いつくために頑張った。 [[貴族院]]に通うようになってからは、エーレンフェストの貴族の支持が多いローゼマインと婚約することで次期領主に戻った。但し、祖母の元で育てられたため夫婦がどうような関係なのか実感として分かっておらず&footnote(書籍版第四部IV プロローグ)、周囲の「兄弟も夫婦も家族だから似たようなものだ」というアドバイスを受け入れたことによる婚約であった&footnote(書籍版第四部IV 春を寿ぐ宴)。 次期領主に戻ったことで、[[オズヴァルト]]ら[[側近たち>側近#ヴィルフリートの側近]]のヴェローニカが権勢を握っていたころのような他の領主一族や側近を蔑ろにするような言動が再燃した。 段取りもなく主人でもないのに上から命令するかのような自身の態度もあって、他の領主一族の側近達に反感を抱かれるようになり、シャルロッテにいたってはフロレンツィアにヴィルフリート(一派)への協力はしたくないとまで吐露されている。 アーレンスバッハには警戒するよう自ら促しながらも、祖母を思わせるディートリンデには父親同様身内として対応が甘くなっており、ローゼマインに対する悪意も察知できておらず、(ヴェローニカのように)素敵な人という感想を抱いている。ちなみに、シャルロッテも意味は逆だがヴェローニカのような人とディートリンデを評している。 貴族院では一~四年生の表彰式で優秀者に選ばれた。 その一方で、講義中にローゼマインから何度も助言を受けていることから、貴族院の教師からは、成績は優秀だが普通の領主候補生という評価をされている。&footnote(書籍版第四部II書下ろし「直接の求愛」) 騎士の講義をとっているかは不明だが、騎士と共に訓練はしており[[ディッター]]や[[ターニスベファレン>魔獣と魔木#ターニスベファレン]]との戦闘にも参加している。 社交関係は授業では問題なく合格しているが、前述のように空気がよめず他者からの嫌味や悪意を読み取れなかったり、相手の感情を意図せず逆なでしたりする言動もあることから、社交が苦手と自認するローゼマインにすら不安だと評されている。 外部から見たローゼマインの能力や功績、事業への関わり方といったものにも理解が薄く、在学3年目に[[レスティラウト]]から自身とエーレンフェストにローゼマインが釣り合わないことを指摘されて気付く。 13年冬の旧ヴェローニカ派の粛清後、ライゼガング系貴族の勢いが強まり、その世論によって白の塔に幽閉されてもおかしくない状態となった。&footnote(第559話 領主会議の報告会(三年) 後編) また、側近の[[バルトルト]]に暗躍され、ライゼガングから課題と偽られて罠を張られたり、過激な貴族から命を狙われていると噂された。 婚約者らしい贈り物をするように言われたこともあったが、フェルディナンドが送ったものと比較されるのが目に見えていたため、プライドを刺激されてできなかった。 祈念式では支持を取り付けようと、[[ランプレヒト]]らが制止する中&footnote(第562話)、ライゼガング系の領地へと訪問する。 返り咲いた事で興奮していたライゼガングの古老達を更に焚き付けてしまい、厳しい言動に晒された。 本人も婚約を解消してローゼマインをアウブにするよう望んだが、裏事情(本当の出自など)によってローゼマインをアウブにはできず上位領地からの干渉を防いでエーレンフェストへ繋ぎ留めたいジルヴェスターや、側近達に総出で止められていた。 こうしたこともあってローゼマインの婚約者という立場は重荷になり、側近に当たるなど荒れた行動をとっていた。 14年春にローゼマインとの婚約解消が内定し、怒りの矛先をジルヴェスターへ向けるが、重責になっていた次期アウブ以外の選択肢を与えられた。 ヴェローニカの所業は聞かされたことはあっても周囲の心情については殆ど理解していないようで、ギーベ・ライゼガングに指摘されたり&footnote(第571話 ライゼガングの古老)、自身とシャルロッテとの扱いの差を聞いて驚いたりしていた。&footnote(第572話 養父様の帰還) 婚約解消するまでの1年間を兄妹として接し、自分がどのように生きたいのかを考えて過ごすことで、荒んだ言動は鳴りをひそめるようになった。 ローゼマインとは婚約者ではなく兄妹という関係に戻ってよかったと感じている。 中央行きが決まっているローゼマインとの兄妹の繋がりの印として、カッコよさにこだわってデザインしたペンダントトップを注文した。 15年春に勃発した[[アーレンスバッハとの礎争奪戦>エーレンフェストとアーレンスバッハの礎争奪戦]]では、貴族街の防衛に就く。&footnote(第594話 防衛についての話し合い) 西門へ騎士が何人も移動していて手薄になっていたこともあって、[[ユーディット]]の報告を受けた[[カルステッド]]に命じられ、北門の制圧に向かう。 半数ほどの攻撃は[[銀色のマント>銀製品#銀色のマント]]で防がれて時間がかかったが、北門付近の陽動部隊を捕えてゆき、影武者のグラオザムの捕縛にも成功する。&footnote(第622話 それぞれの武勇伝 その3) エーレンフェストの街での戦闘が終わった後、騎士団の詰め所でカルステッドの手伝いをしていた。 ローゼマインがフェルディナンドへ懸想していると認識しており、反論を受け流していた。 ローゼマインとフェルディナンドの婚約式では、エーレンフェストの留守を預り、落ち込んでいたボニファティウスを式へ向かわせた。 15年春の終わりに、婚約解消に伴う1年間の猶予期間が終わったが、どのように生きるか自身で答えを出すことはできなかった。 その為、アウブ・エーレンフェストから、成人後はゲルラッハとその周囲をまとめた土地の[[ギーベ]]となり、領地内、他領を問わず、上級貴族のギーベの娘から妻を娶るよう命じられた。&footnote(ハンネローレの貴族院五年生 第12話) ⇒ [[ヴィルフリートの将来に関する考察と議論]] **経歴 (年代はマインの誕生を0年とする) 01年春 誕生 01年秋 ヴェローニカがヴィルフリートをフロレンツィアから取り上げ、東の離れに囲う&footnote(コミック版第三部VI あとがき) 07年冬 ヴェローニカの取り仕切りで洗礼式を行う&footnote(領主候補生の春の洗礼式は[[春を寿ぐ宴>暦#春を寿ぐ宴]]で実施) 08年春 ヴェローニカが領主印の無断使用の罪で白の塔に幽閉される&footnote(第165話)     &nbsp()ヴィルフリートには真実は伏せられ、病気で少し離れた土地で療養していると説明される&footnote(短編集 ヴィルフリート視点 弟妹との時間) 08年秋 教育不足で廃嫡の危機に瀕する&footnote(第205~209話) 08年冬 お披露目と音楽の奉納をし、廃嫡を免れる&footnote(第220話) 09年秋 [[ゲオルギーネ]]にエーレンフェスト再訪を促した結果、旧ヴェローニカ派に旗頭として据えられかける&footnote(第253,254,259話)     &nbsp()白の塔事件を起こし、次期領主の内定を取り消される&footnote(第263~264話) 10年春 [[祈念式>暦#祈念式]]に従事し、青の衣を着て神事を行う。以降、例年行事として実施する 10年秋 [[収穫祭>暦#収穫祭]]に従事し、青の衣を着て神事を行う。以降、例年行事として実施する 11年冬 [[貴族院]]に入学する&footnote(第284話)     &nbsp()一年生の優秀者として表彰される&footnote(第333話)     &nbsp()自身の側近と共に[[ローゼマイン式魔力圧縮法]]を伝授される&footnote(第337話)     &nbsp()[[ローゼマイン]]との婚約と、それに伴う次期領主再内定がエーレンフェストで告知される&footnote(第342話) 12年春 ローゼマインとの婚約が成立する&footnote(第342,358話) 12年冬 二年生の優秀者として表彰される&footnote(第421話) 13年冬 [[魔力感知>魔力#魔力感知]]が発現する&footnote(書籍版第五部III 不信感とゲヴィンネン)     &nbsp()[[ドレヴァンヒェル>地理#ドレヴァンヒェル]]との[[共同研究>貴族院#成績]]を実施する&footnote(第474,476,477,482,492,504,506,511,513話)     &nbsp()[[バルトルト]]の名を受ける&footnote(第472,571話,書籍版第五部IV「プロローグ」)     &nbsp()[[ダンケルフェルガー>地理#ダンケルフェルガー]]と[[嫁取りディッター>ディッター#13年冬の嫁取りディッター]]を実施する&footnote(第500~501話)     &nbsp()ディッター乱入者に関する王族の事情聴取では、オズヴァルトの言葉を優先する&footnote(書籍版第五部III「プロローグ」)     &nbsp()三年生の優秀者として表彰される&footnote(第514話)     &nbsp()筆頭側仕えの[[オズヴァルト]]が辞任&footnote(第529話 周囲の変化と春を寿ぐ宴) 14年春 祈念式でライゼガング系の領地を訪問。根回しができていなかった為散々な結果に終わる&footnote(第532話、第540話、第559話、第562話)     &nbsp()内密に、ローゼマインとの婚約を破棄する&footnote(第558話) 14年冬 [[フレーベルターク>地理#フレーベルターク]]との共同研究を実施する&footnote(第511話)     &nbsp()[[クラッセンブルク>地理#クラッセンブルク]]との共同研究に協力参加し、青の衣で中級の奉納式を執り行う&footnote(第578,580,583,586話)     &nbsp()フレーベルタークとの共同研究を表彰される&footnote(SS35話)     &nbsp()四年生の優秀者として表彰される&footnote(SS35話) 15年春 エーレンフェスト防衛で貴族街を担当する&footnote(第594話 防衛についての話し合い)     &nbsp()成人後、ゲルラッハとその周囲のギーベになることを、アウブ・エーレンフェストより命じられる&footnote(ハンネローレの貴族院五年生 第12話) **&aname(作者コメント,option=nolink){作者コメント} 【[[2017年 06月08日 活動報告 2017/06/21感想返し 特典SSヴィルフリート視点話関連>http://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/372556/blogkey/1742993/]]】  ゲオルギーネの罠に引っかかっても被害が少なく見えるヴィルフリート、斜め上思考で罠をすり抜けてるのに、他からのとばっちりで全被害を被るローゼマイン……というコメントが秀逸でした。  まさにその通りなんですよね。 &b(){(ヴィルフリートに対する教育)}  ヴィルフリートの教育に関しては、北の離れで側近に囲まれて生活している領主候補生なのでフロレンツィアもできることが少ないのですよ。  側近達が報告しなければ知ることはできませんからね。  この時期は並みの領主候補生に近づけるために学ぶことがたくさんあって、色々なことが後回しになっているというか、急いで詰め込むことが大量にある感じですね。  入れ替わり生活のような経験をたくさんすれば、確かに違う方向に行ったでしょう。けれど、貴族として生活する中では難しいでしょう。 &b(){(特典SSヴィルフリート視点話時点の教育進行度)}  洗礼式に向けて何年も真面目にずっと勉強してきたシャルロッテと、一年で詰め込み中のヴィルフリートは同じレベルではありません。  読み書き計算、音楽などの他者から成績が見えやすい範囲は何とか平均以上まで持って行けましたが、他はまだまだです。 &b(){(領主夫妻&ヴィルフリート側近の再教育がダメダメレベル)}  まぁ、そうですね。  周囲の環境が以前よりマシになったけれど、良好とは言えませんから。 &b(){(洗礼式前のローゼマインの行為に対するローゼマインへの感謝有無)}  全く感謝していないわけではありませんが、「自分の努力があってこそ」という意識も大きいです。  洗礼式のお披露目を無事に終えても口出しが続くので「やらされている感」が強くなってきたというのもあります。 &b(){(特典SSヴィルフリート視点話におけるヴィルフリート下げ意図の有無)}  別に下げるつもりなんてありませんけれど。あの当時のヴィルフリートはあんな感じです。  ゲオルギーネの恨みや怒りが理解できたのであれば嬉しいですね。そういう意味でもヴィルフリートはミニジル様なので。 &b(){(妹(シャルロッテ)より挨拶できないことに対し自省できていないことに関して)}  お披露目を無事に済ませたことで、「自分はやればできるし、これだけ努力しているので大丈夫だ」と思ってます。  そこを自分で省みることができる子だったら、ローゼマインと婚約なんてしませんからね。 【[[2017年 10月11日 Twitter>https://mobile.twitter.com/miyakazuki01/status/918104586757402625]]】 &b(){>ウィンク考察} ヴィルフリート:一応できるが、鏡の前でカッコいいウィンクを研究中 【[[2017年 10月17日 本好きの下剋上 設定等まとめ ふぁんぶっく2 はみ出たQ&Aコピーシテペッタン>http://ncode.syosetu.com/n4099cd/16/]]】 &b(){(シャルロッテやメルヒオールの側近からどう思われているのか)}  まぁ、めちゃくちゃ嫌われていますよ。たまにやってきては、おばあ様自慢をして、自分中心に事を進めなければ癇癪を起こす子供でしたから。「あのまま廃嫡になっていればよかったのに」と救済されたことに対して憤慨している者もいます。 【[[2018年04月10日 ハンネローレの貴族院五年生 第16話後書き>http://ncode.syosetu.com/n4750dy/16/]]】  自分の感情を爆発させて自由を得たことが成功体験となって不満を見せていたヴィルフリート。 【[[2018年 10月06日活動報告 10月11日返答>http://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/372556/blogkey/2141450/]]】 &b(){(幼い時からフロレンツィアが育ててれば……)}  フロレンツィアが育てていれば、全く変わったでしょう。もしくは、白の塔の一件がなければ、ですね。  あの一件でヴィルフリートが次期領主から汚点持ちの領主候補生になったため、様々な状況が一気に変わりましたから。  でも、いくつか可能性のあった中で、私は今のヴィルフリートが一番可愛くて伸び伸びしていて良いと思っています。  死んでないし、廃嫡になって家族に見捨てられていないし、祖母と一緒に投獄されていないし、  再教育過程で心を折られて廃人にもなっていないし、それまでの人生を全否定されて詰め込み教育を受けたフェルディナンド二号にもなっていませんから。 &b(){(お茶会前に、リンシャン、髪飾り、お菓子の事前情報を仕入れていなかった事案)}  ヴィルフリートはエーレンフェストで流行発信者としての社交を経験していないので、その辺りの認識も不足しているのでしょうね。  女性のお茶会でフロレンツィアやエルヴィーラに揉まれているシャルロッテやブリュンヒルデとは経験値が違います。 &b(){(白の塔にいるおばあ様の話を他領の領主候補生にすることは問題か否か)}  いいえ、別に。ヴェローニカが白の塔にいることは他領の者は知りませんから。  他領の者に対して「私のおばあ様は罪を犯して白の塔に閉じ込められていて……」なんて話をするのはマズイですが、思い出話の一環ならば別に問題ありません。  ヴェローニカが自領出身者でもない限り、すでに引退した他領の元第一夫人の現状を深く気にする貴族はまずいないですから。  むしろ、エーレンフェストでおばあ様の思い出話を慕わしそうにする方が炎上します。 &b(){(オズヴァルトを信じて、オズヴァルトのやり方で進めている状況)}  ローゼマインがリヒャルダを信じるように、自分の側近を信用するのは当たり前ですからね。  それに、今まではそのやり方が最良だったのです。大半が見習いばかりのローゼマインの側近と違って、  成人側近が何人もいるヴィルフリートの側近達の方が時代の流れには取り残されやすいと思います。  ヴェローニカ全盛期当時の優秀な側近が時代遅れになっているわけですが、そう簡単に意識や常識を変えることはできませんから。 【[[2018年 10月06日活動報告 10月14日返答>http://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/372556/blogkey/2141450/]]】 &b(){(ヴィルフリートの幸せ)}  幸せかどうかは、見る時、見る人によって違います。  ローゼマインも家族と別れて下町の皆と隠し部屋でも会えなくなって不幸とみるか、貴族になって命が助かり、本が読める環境で幸せとみるか、大きく違うでしょう。  ヴィルフリートは領主一族の誰も廃嫡になることを望まず、兄妹仲も他領と比べれば良好で、貴族院では優秀者になり、他領に友人もできて、側近とも仲良し。深刻な悩みもない。  周囲の悪感情に気付いていない今は幸せですよ。  悪感情に気付いた後、ヴィルフリートがどのように考え、行動するのか。何を自分の幸せとするのか。それが大事だと思っています。 &b(){(側近に恵まれないヴィルフリート)}  2年間眠っていたため、子供部屋で自分と気の合う側近を選ぶことができず、一族の指示で一覧表の中から顔と名前が一致しないまま選ぶことになったし、神殿通いを疎まれて成人側近が簡単には見つからないローゼマインの方が、普通に考えると恵まれていません。  ローゼマインは自分のやり方に合わせてもらえるように側近や周囲を整えていきました。成人文官がいないのでハルトムートに指示を出したり、ダームエルのやり方に馴染めない者は入れないと言い張ったり…。  ヴィルフリートやシャルロッテは、親が選んだ成人側近に見習いを育ててもらっています。教えられるのは、当然昔ながらのやり方です。その違いが大きいと思います。 &b(){(カトルカールの種類を把握していなかった訳と、女のお茶会でルムトプフを出した経緯)}  ローゼマインの側近に準備を一任した弊害ですね。お茶会に同行するのだから詳しい説明や手助けがあると思い込んでいた。なのに、当日は「でしゃばるつもりはございません」と全く手助けなし。  すでにいくつかお茶会を経験しているブリュンヒルデが、せっかくの機会なので実験的に入れてみようと考えたのでルムトプフになりました。「特に希望がないならば、こちらで決めます」に「うむ。任せた」でお任せしたから…。 【[[2020年 03月10日 書籍感想受付 4月10日コメント返し>https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/372556/blogkey/2519476/]]】 &b(){(オズヴァルトは結局最後までヴェローニカの側近なんですね)}  そうですね。オズヴァルトはヴェローニカの腹心です。ヴィルフリートはずっと一緒にいた側仕えを疑うなんて考えたこともありません。その点がヴィルフリートとローゼマインの一番大きな違いでしょうね。 【[[2020年 09月18日活動報告 Twitter>https://mobile.twitter.com/miyakazuki01/status/1306931298292752387]]】 &b(){(フェルディナンドの目が感情で色が変わる設定のままだったらヴィルフリートもわかるようになる?)} いや、ヴィルフリートには無理だと思いますよ。 見える範囲しか見ないところがあるというか、踏み込んで他人を理解したり共感したりする姿勢がないので。 「それほど違うか?そもそも叔父上の目などマジマジと見るものではなかろう」 フェルディナンドの体調に興味もないし、生活に影響もないですから 【[[2022年11月2日Twitter>https://twitter.com/miyakazuki01/status/1587808618493067266]]】 【[[2022年11月06日活動報告>https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/372556/blogkey/3070341/]]】 &b(){(漫画 第三部 第32話(小説 第三部Ⅱ入れ替わり生活の辺り)が更新された後、「どうしてあそこで側近を全員入れ替えなかったんですか?」)} 回答するならば、あの時点で廃嫡寸前のヴィルフリートと真剣に向き合ってくれる貴族がオズヴァルト達以外にいなかったからです。 当時のエーレンフェストはヴェローニカ失脚から半年弱。 それまでヴェローニカに辛く当たられることが多かったフロレンツィアが信用して手配できる側近や貴族って、基本的に反ヴェローニカ派ばかりで、シャルロッテを推していてヴィルフリートの廃嫡を狙っていた人達なんですよ。 そんな中にヴィルフリートを一人置いたら、どうなると思います? 彼等にとっては最も穏便にヴィルフリートを排除できる絶好のチャンス。レーベレヒトはさぞ張り切ったでしょう。 「そんなこともできないのですか?」と寄ってたかって教育の遅れを指摘され、ヴィルフリートが自信を失って終了でした。 実際、派閥云々を抜きにしても、あの貴族社会でヴィルフリートの教育を引き受けたがる貴族がいると思えないんですよね。 今まで何年もまともに教育を受けずに逃げ出して、立場を笠に着て威張るばかりの子供です。 その子供にたった二カ月で教育を詰め込んでお披露目を成功させなければ、自分の仕事にも汚点がつくわけで……。 失敗して汚点になると、自分の家族や一族の就職にも関わる危険がある。 ヴィルフリートが本当に言うことをきくか、お披露目まで真面目に教育を受けるかどうかわからないのに教育を引き受けて自分の人生を賭けられる貴族がどれくらいいるかと言うと、難しいでしょう。 **コメント #blockquote{&b(){このコメント欄はwikiの情報充実のために設けた物です。} 編集が苦手な方は以下のコメントフォームへ書き込んで頂ければ有志でページに取り込みます。 &color(red,){表示される親コメントには限りがあるので、返信の際は返信したいコメント横のチェックを付けて返信するようご協力お願いします。} #lsd(ヴィルフリート/コメント)} #pcomment(noname,reply,size=100,new,ヴィルフリート/コメント) **&color(#ff0000){ヴィルフリートに関する議論について} 議論が予想されるコメントや質問はなるべく&b(){下記ページのコメント欄に書き込んでください}。 -能力・教育・性格評価や、主に上記の[[作者コメント>#作者コメント]]に含まれる事柄について: &b(){[[ヴィルフリートについてのGIRON]]} へ -15年春のギーベ就任命令や周辺事情、15年冬以降の将来について: &b(){[[ヴィルフリートの将来に関する考察と議論]]} へ 上記2ページは、議論に対応すべく、親コメント表示数が最大に設定されています。 「ヴィルフリート」ページへの、誤字修正依頼や、書籍やWebでの新出情報の追記依頼等が、議論のコメントに埋もれるのを避ける為にも、上記対応にご協力願います。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: