アダルジーザの離宮

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&b(){アダルジーザの離宮}は400年程前に[[ランツェナーヴェ>地理#ランツェナーヴェ]]から献上された最初の姫が賜った離宮のこと。[[アダルジーザ]]は姫の名である。&footnote(第436話) #contents() *概要 [[アダルジーザ]]を受け入れた当時の[[ツェント>ハイルアインド]]が、自分達の住居がある[[中央>地理#中央]]の土地に住まいを準備したがらなかった為、[[貴族院]]に用意した&footnote(第632話 健康診断と聖典作り)。 貴族院の敷地内では、[[アーレンスバッハ寮>貴族院の施設#アーレンスバッハ寮]]の近くの[[フェアベルッケン>神々#フェアベルッケン]]の祠の近くに位置している。 フェアベルッケンの祝福で建物全体が隠蔽されており、外側からは見つけることができない。&footnote(第635話 中央騎士団を率いる者) [[入口の扉>>貴族院の施設#講堂前の廊下]]もフェアベルッケンの印で隠されている。 内部で[[アーレンスバッハ城>アーレンスバッハの領地#領主の城]]の[[ランツェナーヴェの館>アーレンスバッハの領地#ランツェナーヴェの館]]と[[転移陣>魔術具と神具#人を転移させるための転移陣]]で繋がれており、 ランツェナーヴェ王基準で&footnote(ふぁんぶっく5 Q&A)数代に一度の頻度で、ランツェナーヴェから献上される姫達はこの転移陣で離宮に入り、ランツェナーヴェの次期王となる子供はここからランツェナーヴェに返されていた。&footnote(第632話 健康診断と聖典作り) ランツェナーヴェから姫が献上されると、それまでいた花は姫が慣れるまで、妊娠中の花は出産後半年ほど残されるが、最終的には魔石にされる。&footnote(ふぁんぶっく7 Q&A) [[政変]]以前は傍系王族の夫婦によって管理されていたが、政変後にランツェナーヴェの姫達は処刑され[[トラオクヴァール]]によって閉鎖された。 15年春に[[ローゼマイン]]を王族に受け入れるための離宮として準備されていたが、ランツェナーヴェ侵攻の足場として利用されてしまう。 その侵攻を阻止するべく動いたローゼマイン達によって入口と建物のフェアベルッケンの隠蔽は解かれた。 侵攻の終息直後は、捕らえた[[アーレンスバッハ>アーレンスバッハの領地]]やランツェナーヴェの犯罪者の留置に利用される。 [[エグランティーヌ]]が即位し、貴族院以外の中央の直轄地を整理した後は[[ツェント>ユルゲンシュミット国王]]の一時住処として活用される予定になっている。 *建物 優美な白い離宮で、周囲は白い石畳が取り巻き、前庭、噴水、池、花壇などがあり冬以外も長期間過ごす事と考えた設計になっている。 二つの建物が渡り廊下で繋がっており、片方は傍系王族が住み、もう片方はランツェナーヴェの者が住んでいた。 また、窓などは金属製の柵で封じられている。 &footnote(637話 アダルジーザの離宮、638話 ランツェナーヴェの者達) 傍系王族が住んでいる建物を「離れ」、もう一方を「本館」と呼んでいた模様。&footnote(書籍第五部IXエピローグ) 警備には、中央騎士団の騎士が配置されていた。&footnote(第557話) |BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):建 物|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):特 徴|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):侵攻時の使用状況|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):2 F|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):3 F|h |&aname(傍系王族棟,option=nolink){}離れ(傍系王族棟)|アーレンスバッハの[[ランツェナーヴェの館>アーレンスバッハの領地#ランツェナーヴェの館]]と通じる、&br()寮にあるものと同じ3人制限の転移陣がある|[[レオンツィオ]]&br()ランツェナーヴェ貴族達|[[ハイスヒッツェ]]と半数の騎士達が&br()窓を破壊して侵入|[[アウブ・ダンケルフェルガー]]が&br()掃き出し窓を破壊し&br()半数の騎士達と侵入| |&aname(ランツェナーヴェ棟,option=nolink){}本館(ランツェナーヴェ棟)|[[中央棟の隠された扉>>貴族院の施設#講堂前の廊下]]に通じる転移陣がある&br()女性の使う三階はバルコニーが無く&br()全ての窓に植物や動物を模した&br()頑丈そうな格子が嵌っている&br()[[コラレーリエ>用語一覧#コラレーリエ]]、[[シェンティス>用語一覧#シェンティス]]、[[レーヴェライア>用語一覧#レーヴェライア]]&br()と呼ばれる三つの部屋がある&br()三つの部屋には常に三人の姫が暮らしている&footnote(書籍版第五部VII「各々の望み」)|[[ディートリンデ]]&br()[[マルティナ]]&br()[[アルステーデ]]&br()[[ブラージウス]]&br()アーレンスバッハ貴族達|バルコニーから侵入して3Fへ|ディートリンデが[[フェルディナンド]]に&br()暴言を吐き&br()[[エックハルト]]が気絶させ&br()[[ユストクス]]が[[シュタープ>魔力#シュタープ]]で捕縛して&br()引きずり出す| **&aname(温室,option=nolink){温室} 離宮の一角にあり、ランツェナーヴェの姫が何代にも渡って[[シュラートラウムの花]]を大事に育てていた。 この事から、姫たちが[[トルーク>薬と毒#トルーク]]を使用、または常用していた可能性がある。 *政変までの住人 政変による粛清・離宮の閉鎖は02~04年頃&footnote(第400話 ジギスヴァルトの貴族院入学(04年冬)までには粛清完了済み) アダルジーザの離宮に派遣される護衛騎士は、個人ではなく花の名前にあわせた三組に分かれて仕事をしていた。&footnote(書籍版第五部IX エピローグ) 傍系王族、管理が異なるものの傍系王族の女性&footnote(ふぁんぶっく5Q&A フェルディナンドの母方、アダルジーザの離宮にいる女性は傍系王族として登録される)、傍系王族の血縁としての子供たちがいる&footnote(ふぁんぶっく7Q&A アダルジーザ出身の傍系王族の血縁として、男児も女児も同じように登録されている)。 |BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):建 物|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):人  物|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):年代|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):役  割|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):備  考|h |離れ(傍系王族棟)|傍系王族の夫婦|~04年|離宮の管理人|ランツェナーヴェの王となる者とユルゲンシュミットの姫&br()として育てられる女子を自分達の子として登録&footnote(第637話)&br()傍系王族として教育した| |~|洗礼後の女児達(花)|~04年|ランツェナーヴェの姫|離宮で生まれた女児達の内、「花」とされた者達(多くは長女)&br()子供達は同母の三組に分かれて過ごす&br()成人後は本館へ戻る&footnote(書籍版第五部IX エピローグ)| |~|[[セラディーナ]]|前28or27年~前20or19年より前|ランツェナーヴェの姫|洗礼~成人まで| |~|洗礼後の女児達(蕾)|~04年|[[ユルゲンシュミット>地理#ユルゲンシュミット]]の&br()傍系王女|離宮で生まれた女児達の内、「蕾」とされた者達&footnote(書籍版第五部IX エピローグ)&br()ユルゲンシュミットの傍系王女として登録され教育される&br()ランツェナーヴェの姫君達と同様に政変で粛清された&footnote(SS19話「処刑された王族の姫君はアダルジーザの住人」)&br()それとは別に「少しでも魔力の高い子が欲しいと&br()色々な男と浮名を流して処刑された王女」も&br()ここ出身の女児の可能性がある&footnote(第281話 一緒に処刑された女孫を産んでおり、粛清時は(政変の負け側のどこかに)嫁いだ後だと思われる)| |~|[[ヴァラマリーヌ]]|前15年頃~前07年頃|ユルゲンシュミットの&br()傍系王女|洗礼時に傍系王族として登録され&br()前12年頃~前07頃は貴族院にも通う&footnote(書籍版第五部IX エピローグ)| |~|[[ジェルヴァージオ]]|前21年秋以降~前13年より前|ランツェナーヴェの次期王|[[テルツァ>ジェルヴァージオ]]から改名&footnote(第648話)&br()ユルゲンシュミットの傍系王族として登録され&br()成人まで教育を受けてシュタープを得た後に&br()ランツェナーヴェへ返された&footnote(第640話、第641話、第646話、第649話)| |本館(ランツェナーヴェ棟)|[[アダルジーザ]]|400年程前|ランツェナーヴェの姫|離宮の名前の由来となった初代のランツェナーヴェの姫&footnote(第436話)| |~|当時いた三人の女達|前35年頃~前22年頃の世代|ランツェナーヴェの姫|この内の1人がジェルヴァージオたちの生母| |~|洗礼前の女児達|~04年|アダルジーザの実|離宮で生まれた女児達&br()この内「実」とされた者達は洗礼前に魔石にされた&footnote(書籍版第五部IX エピローグ)| |~|[[セラディーナ]]|前35or34年~前28or27年より前&br()前20or19年より前~前07年頃|ランツェナーヴェの姫|フェルディナンドの生母&br()フェルディナンドが引き取られた前07~06年春以降に&br()魔石となってランツェナーヴェへ送られた&footnote(第646話/ジェルヴァージオ曰くクインタ=フェルディナンドの身代わり。真実か嘘(別の理由)かは不明)| |~|[[ヴァラマリーヌ]]|前22年頃~前15年頃&br()前07頃~04年|ランツェナーヴェの姫|ジェルヴァージオの言う「王女として生きるはずだった娘」&footnote(第646話 祭壇の最上部 /セラディーナの身代わりとなった『王女として生きるはずだった娘』は、『ユルゲンシュミットの傍系王女となり傍系王族棟に移る予定だったのに、ランツェナーヴェの姫としてランツェナーヴェ棟に残留することになった娘』の可能性が高い)| |~|[[シュラートラウムの花]]を&br()好んでいた離宮の主|前15年冬~前10年頃には存在|ランツェナーヴェの姫|温室にある花を代々育てていた&br()警備のラオブルートと交流があった&footnote(第557話、書籍第五部II 特典SS 小さな疑惑)| |~|洗礼前の男児達|~04年|アダルジーザの実|離宮で生まれた男児&br()選ばれる1名と稀な例外以外は魔石にされた&footnote(第436話、2017/04/14 作者Twitter)&br()6歳半まで衣食は保障されていた&footnote(2017/04/14 作者Twitter)&br()魔石にされないよう必死に努力していた&footnote(第646話)| |~|[[テルツァ>ジェルヴァージオ]]|前28年秋~前21年秋以降|アダルジーザの実|当時三人いた女達の息子の中で最も魔力が高く&br()洗礼式前にランツェナーヴェの次期王に選ばれ&br()傍系王族棟に居を移した&footnote(第633話)| |~|[[クインタ>フェルディナンド]]|前13年頃~前6年春より前|アダルジーザの実|アダルジーザの実の中で最も魔力が低かったが&br()属性値が平均している全属性で最も魔石に適していた&footnote(第633話)&br()[[フェルディナンド]]としてエーレンフェストに迎えられる&footnote(第436話)| |その他|[[ラオブルート]]|前15年冬~前10年頃の5年弱|警備|前15年冬に成人してすぐの5年弱、警備にあたっていた&br()当時のランツェナーヴェの姫と好きな花の話を&br()するなどの交流を持っていた&footnote(第557話、書籍第五部II 特典SS 小さな疑惑)| //|~|出戻りの成人女児達|~04年|ランツェナーヴェの姫|傍系王女となった女児達が貴族院卒業までに&br()結婚を決められなかった場合、離宮に戻される&footnote(ふぁんぶっく6 Q&A)&br()⇒書籍5-9追加情報によれば、戻された後は花ではなく魔石になるようなのでコメントアウト| *&aname(アダルジーザの離宮で生まれた子,option=nolink){アダルジーザの離宮で生まれた子} アダルジーザの離宮の[[ランツェナーヴェ棟>#ランツェナーヴェ棟]]で生まれた子供は、性別や生まれた順番、魔力量で大別される。 女児は「花」と「蕾」と「庭師」と「実」で、男子は全て「実」である。 「実」は男児の一部を除いて、洗礼式直前に魔石にされ、ランツェナーヴェに送られる。 「花」「蕾」とランツェナーヴェの次期王と見なされた「実」は、洗礼式後に傍系王族棟へ移され、同母の三組に分かれて過ごす。 「庭師」は、離宮の筆頭側仕えの子として洗礼式を行い、離宮の上級側仕えになる為の教育を受ける。&footnote(書籍版第五部IX エピローグ) [[トルキューンハイト]]が取り付けた約束に従い、男児の「実」の内、生まれた時期が良く、かつ、魔力量が多い者は、ランツェナーヴェ王一代につき一人のみ、ランツェナーヴェの次期王に選ばれ、教育を受けて、ランツェナーヴェに戻される。&footnote(第569話) ランツェナーヴェの次期王にユルゲンシュミットの貴族としての教育は不要とされ、アダルジーザの離宮の存在は公にされていない、成人後にランツェナーヴェに行くことからユルゲンシュミットに思い入れや柵があってはならないという理由で、ジェルヴァージオは冬の貴族院へ行くことを禁じられたが&footnote(書籍版第五部IX エピローグ)、それが慣例なのか、当時の王がそう判断しただけなのかは不明。 アダルジーザの離宮で生まれた子は、アダルジーザの離宮で養育されることになるが、父親は誰かはっきりしないとされる。 誰が父親かはっきりしない上、領地にいる正妻との不和の元となる為、めったに引き取られないが&footnote(第436話 選択)、 他領の影響を憂慮し、跡継ぎ娘と結婚させる領主候補生として父親に引き取られる男子は極稀にいる&footnote(2017/04/14 作者Twitter)。 次期王が決定した後の男子は初めから魔石とされる為に生まれる。 体格の大きい方が魔力容量が大きくなりやすいので、6才半までは衣食は保証されるが、 窓には鉄格子がはめられていて、外に出ることは出来ず、傍系王族の子が遊ぶのを見ているというような生活をする。&footnote(2017/04/14 作者Twitter) **アダルジーザの離宮で生まれた子の将来 |BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):子の性別|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):呼び名|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):洗礼式|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):成人後|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):備 考|h |男児|&aname(アダルジーザの実,option=nolink){アダルジーザの実}|傍系王族の教育を受ける&footnote(書籍版第五部IX エピローグ)|ランツェナーヴェの次期王|一代に一人の男子がランツェナーヴェへと戻される&footnote(第569話)&br()ランツェナーヴェでの王族の暮らしは決して良いものとは言えない&footnote(第646話、第649話)| |~|~|父親が引取る|各領地による|フェルディナンドのように&br()父親が引き取った場合は離宮を出ることができる| |~|~|洗礼式直前に魔石になる|CENTER:―|一部の例外を除いて、秘密裏に処分され、&br()魔石になってランツェナーヴェへと送られる&footnote(第436話)| |女児|&aname(花,option=nolink){花}&footnote(書籍版第五部IX エピローグ)&br()(&aname(コラレーリエの花,option=nolink){コラレーリエの花}&br()&aname(シェンティスの花,option=nolink){シェンティスの花}&br()&aname(レーヴェライアの花,option=nolink){レーヴェライアの花})|傍系王族棟で教育を受ける|ランツェナーヴェの姫|成人後にランツェナーヴェ棟に戻る女児で、&br()基本的に花の長女が花になる&footnote(書籍版第五部IX エピローグ)&br()「花」「蕾」「庭師」「実」となる子供を作る&footnote(書籍版第五部VII「各々の望み」、書籍版第五部IX エピローグ)| |~|&aname(蕾,option=nolink){蕾}&footnote(書籍版第五部IX エピローグ)&br()(&aname(コラレーリエの蕾,option=nolink){コラレーリエの蕾}&br()&aname(シェンティスの蕾,option=nolink){シェンティスの蕾}&br()&aname(レーヴェライアの蕾,option=nolink){レーヴェライアの蕾})|傍系王族棟で&br()傍系王族の姫として育てられる&br()冬の貴族院にも通う|ランツェナーヴェの姫&br()or 魔石にされる&br()or 結婚して離宮から解放|花に何かがあった場合は、&br()ランツェナーヴェ棟に戻され、ランツェナーヴェの姫となる&br()結婚相手が見つからない場合は、&br()魔石にされてランツェナーヴェへと送られる&footnote(書籍版第五部IX エピローグ)| |~|&aname(庭師,option=nolink){庭師}&footnote(書籍版第五部IX エピローグ)|離宮の筆頭側仕えの子として&br()洗礼式を受ける&footnote(書籍版第五部IX エピローグ)|離宮に仕える上級側仕えになる&footnote(書籍版第五部IX エピローグ)|&footnote(ふぁんぶっく6 Q&A p3.4/書籍版第五部IX エピローグ)| |~|アダルジーザの実|洗礼式直前に魔石になる|CENTER:―|魔石になってランツェナーヴェへと送られる&footnote(書籍版第五部IX エピローグ)| *コメント #blockquote{&b(){このコメント欄はwikiの情報充実のために設けた物です。} 編集が苦手な方は以下のコメントフォームへ書き込んで頂ければ有志でページに取り込みます。 &color(red,){表示される親コメントには限りがあるので、返信の際は返信したいコメント横のチェックを付けて返信するようご協力お願いします。}} #pcomment(noname,reply,size=100,new,アダルジーザの離宮/コメント)
&b(){アダルジーザの離宮}は400年程前に[[ランツェナーヴェ>地理#ランツェナーヴェ]]から献上された最初の姫が賜った離宮のこと。[[アダルジーザ]]は姫の名である。&footnote(第436話) #contents() *概要 [[アダルジーザ]]を受け入れた当時の[[ツェント>ハイルアインド]]が、自分達の住居がある[[中央>地理#中央]]の土地に住まいを準備したがらなかった為、[[貴族院]]に用意した&footnote(第632話 健康診断と聖典作り)。 貴族院の敷地内では、[[アーレンスバッハ寮>貴族院の施設#アーレンスバッハ寮]]の近くの[[フェアベルッケン>神々#フェアベルッケン]]の祠の近くに位置している。 フェアベルッケンの祝福で建物全体が隠蔽されており、外側からは見つけることができない。&footnote(第635話 中央騎士団を率いる者) [[入口の扉>>貴族院の施設#講堂前の廊下]]もフェアベルッケンの印で隠されている。 内部で[[アーレンスバッハ城>アーレンスバッハの領地#領主の城]]の[[ランツェナーヴェの館>アーレンスバッハの領地#ランツェナーヴェの館]]と[[転移陣>魔術具と神具#人を転移させるための転移陣]]で繋がれており、 ランツェナーヴェ王基準で&footnote(ふぁんぶっく5 Q&A)数代に一度の頻度で、ランツェナーヴェから献上される姫達はこの転移陣で離宮に入り、ランツェナーヴェの次期王となる子供はここからランツェナーヴェに返されていた。&footnote(第632話 健康診断と聖典作り) ランツェナーヴェから姫が献上されると、それまでいた花は姫が慣れるまで、妊娠中の花は出産後半年ほど残されるが、最終的には魔石にされる。&footnote(ふぁんぶっく7 Q&A) [[政変]]以前は傍系王族の夫婦によって管理されていたが、政変後にランツェナーヴェの姫達は処刑され[[トラオクヴァール]]によって閉鎖された。 15年春に[[ローゼマイン]]を王族に受け入れるための離宮として準備されていたが、ランツェナーヴェ侵攻の足場として利用されてしまう。 その侵攻を阻止するべく動いたローゼマイン達によって入口と建物のフェアベルッケンの隠蔽は解かれた。 侵攻の終息直後は、捕らえた[[アーレンスバッハ>アーレンスバッハの領地]]やランツェナーヴェの犯罪者の留置に利用される。 [[エグランティーヌ]]が即位し、貴族院以外の中央の直轄地を整理した後は[[ツェント>ユルゲンシュミット国王]]の一時住処として活用される予定になっている。 *建物 優美な白い離宮で、周囲は白い石畳が取り巻き、前庭、噴水、池、花壇などがあり冬以外も長期間過ごす事と考えた設計になっている。 二つの建物が渡り廊下で繋がっており、片方は傍系王族が住み、もう片方はランツェナーヴェの者が住んでいた。 また、窓などは金属製の柵で封じられている。 &footnote(637話 アダルジーザの離宮、638話 ランツェナーヴェの者達) 傍系王族が住んでいる建物を「離れ」、もう一方を「本館」と呼んでいた模様。&footnote(書籍第五部IXエピローグ) 警備には、中央騎士団の騎士が配置されていた。&footnote(第557話) |BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):建 物|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):特 徴|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):侵攻時の使用状況|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):2 F|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):3 F|h |&aname(傍系王族棟,option=nolink){}離れ(傍系王族棟)|アーレンスバッハの[[ランツェナーヴェの館>アーレンスバッハの領地#ランツェナーヴェの館]]と通じる、&br()寮にあるものと同じ3人制限の転移陣がある|[[レオンツィオ]]&br()ランツェナーヴェ貴族達|[[ハイスヒッツェ]]と半数の騎士達が&br()窓を破壊して侵入|[[アウブ・ダンケルフェルガー]]が&br()掃き出し窓を破壊し&br()半数の騎士達と侵入| |&aname(ランツェナーヴェ棟,option=nolink){}本館(ランツェナーヴェ棟)|[[中央棟の隠された扉>>貴族院の施設#講堂前の廊下]]に通じる転移陣がある&br()女性の使う三階はバルコニーが無く&br()全ての窓に植物や動物を模した&br()頑丈そうな格子が嵌っている&br()[[コラレーリエ>用語一覧#コラレーリエ]]、[[シェンティス>用語一覧#シェンティス]]、[[レーヴェライア>用語一覧#レーヴェライア]]&br()と呼ばれる三つの部屋がある&br()三つの部屋には常に三人の姫が暮らしている&footnote(書籍版第五部VII「各々の望み」)|[[ディートリンデ]]&br()[[マルティナ]]&br()[[アルステーデ]]&br()[[ブラージウス]]&br()アーレンスバッハ貴族達|バルコニーから侵入して3Fへ|ディートリンデが[[フェルディナンド]]に&br()暴言を吐き&br()[[エックハルト]]が気絶させ&br()[[ユストクス]]が[[シュタープ>魔力#シュタープ]]で捕縛して&br()引きずり出す| **&aname(温室,option=nolink){温室} 離宮の一角にあり、ランツェナーヴェの姫が何代にも渡って[[シュラートラウムの花]]を大事に育てていた。 この事から、姫たちが[[トルーク>薬と毒#トルーク]]を使用、または常用していた可能性がある。 *政変までの住人 政変による粛清・離宮の閉鎖は02~04年頃&footnote(第400話 ジギスヴァルトの貴族院入学(04年冬)までには粛清完了済み) アダルジーザの離宮に派遣される護衛騎士は、個人ではなく花の名前にあわせた三組に分かれて仕事をしていた。&footnote(書籍版第五部IX エピローグ) 傍系王族、管理が異なるものの傍系王族の女性&footnote(ふぁんぶっく5Q&A フェルディナンドの母方、アダルジーザの離宮にいる女性は傍系王族として登録される)、傍系王族の血縁としての子供たちがいる&footnote(ふぁんぶっく7Q&A アダルジーザ出身の傍系王族の血縁として、男児も女児も同じように登録されている)。 |BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):建 物|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):人  物|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):年代|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):役  割|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):備  考|h |離れ(傍系王族棟)|傍系王族の夫婦|~04年|離宮の管理人|ランツェナーヴェの王となる者とユルゲンシュミットの姫&br()として育てられる女子を自分達の子として登録&footnote(第637話)&br()傍系王族として教育した| |~|洗礼後の女児達(花)|~04年|ランツェナーヴェの姫|離宮で生まれた女児達の内、「花」とされた者達(多くは長女)&br()子供達は同母の三組に分かれて過ごす&br()成人後は本館へ戻る&footnote(書籍版第五部IX エピローグ)| |~|[[セラディーナ]]|前28or27年~前20or19年より前|ランツェナーヴェの姫|洗礼~成人まで| |~|洗礼後の女児達(蕾)|~04年|[[ユルゲンシュミット>地理#ユルゲンシュミット]]の&br()傍系王女|離宮で生まれた女児達の内、「蕾」とされた者達&footnote(書籍版第五部IX エピローグ)&br()ユルゲンシュミットの傍系王女として登録され教育される&br()ランツェナーヴェの姫君達と同様に政変で粛清された&footnote(SS19話「処刑された王族の姫君はアダルジーザの住人」)&br()それとは別に「少しでも魔力の高い子が欲しいと&br()色々な男と浮名を流して処刑された王女」も&br()ここ出身の女児の可能性がある&footnote(第281話 一緒に処刑された女孫を産んでおり、粛清時は(政変の負け側のどこかに)嫁いだ後だと思われる)| |~|[[ヴァラマリーヌ]]|前15年頃~前07年頃|ユルゲンシュミットの&br()傍系王女|洗礼時に傍系王族として登録され&br()前12年頃~前07頃は貴族院にも通う&footnote(書籍版第五部IX エピローグ)| |~|[[ジェルヴァージオ]]|前21年秋以降~前13年より前|ランツェナーヴェの次期王|[[テルツァ>ジェルヴァージオ]]から改名&footnote(第648話)&br()ユルゲンシュミットの傍系王族として登録され&br()成人まで教育を受けてシュタープを得た後に&br()ランツェナーヴェへ返された&footnote(第640話、第641話、第646話、第649話)| |本館(ランツェナーヴェ棟)|[[アダルジーザ]]|400年程前|ランツェナーヴェの姫|離宮の名前の由来となった初代のランツェナーヴェの姫&footnote(第436話)| |~|当時いた三人の女達|前35年頃~前22年頃の世代|ランツェナーヴェの姫|この内の1人がジェルヴァージオたちの生母| |~|洗礼前の女児達|~04年|アダルジーザの実|離宮で生まれた女児達&br()この内「実」とされた者達は洗礼前に魔石にされた&footnote(書籍版第五部IX エピローグ)| |~|[[セラディーナ]]|前35or34年~前28or27年より前&br()前20or19年より前~前07年頃|ランツェナーヴェの姫|フェルディナンドの生母&br()フェルディナンドが引き取られた前07~06年春以降に&br()魔石となってランツェナーヴェへ送られた&footnote(第646話/ジェルヴァージオ曰くクインタ=フェルディナンドの身代わり。真実か嘘(別の理由)かは不明)| |~|[[ヴァラマリーヌ]]|前22年頃~前15年頃&br()前07頃~04年|ランツェナーヴェの姫|ジェルヴァージオの言う「王女として生きるはずだった娘」&footnote(第646話 祭壇の最上部 /セラディーナの身代わりとなった『王女として生きるはずだった娘』は、『ユルゲンシュミットの傍系王女となり傍系王族棟に移る予定だったのに、ランツェナーヴェの姫としてランツェナーヴェ棟に残留することになった娘』の可能性が高い)| |~|[[シュラートラウムの花]]を&br()好んでいた離宮の主|前15年冬~前10年頃には存在|ランツェナーヴェの姫|温室にある花を代々育てていた&br()警備のラオブルートと交流があった&footnote(第557話、書籍第五部II 特典SS 小さな疑惑)| |~|洗礼前の男児達|~04年|アダルジーザの実|離宮で生まれた男児&br()選ばれる1名と稀な例外以外は魔石にされた&footnote(第436話、2017/04/14 作者Twitter)&br()6歳半まで衣食は保障されていた&footnote(2017/04/14 作者Twitter)&br()魔石にされないよう必死に努力していた&footnote(第646話)| |~|[[テルツァ>ジェルヴァージオ]]|前28年秋~前21年秋以降|アダルジーザの実|当時三人いた女達の息子の中で最も魔力が高く&br()洗礼式前にランツェナーヴェの次期王に選ばれ&br()傍系王族棟に居を移した&footnote(第633話)| |~|[[クインタ>フェルディナンド]]|前13年頃~前6年春より前|アダルジーザの実|アダルジーザの実の中で最も魔力が低かったが&br()属性値が平均している全属性で最も魔石に適していた&footnote(第633話)&br()[[フェルディナンド]]としてエーレンフェストに迎えられる&footnote(第436話)| |その他|[[ラオブルート]]|前15年冬~前10年頃の5年弱|警備|前15年冬に成人してすぐの5年弱、警備にあたっていた&br()当時のランツェナーヴェの姫と好きな花の話を&br()するなどの交流を持っていた&footnote(第557話、書籍第五部II 特典SS 小さな疑惑)| //|~|出戻りの成人女児達|~04年|ランツェナーヴェの姫|傍系王女となった女児達が貴族院卒業までに&br()結婚を決められなかった場合、離宮に戻される&footnote(ふぁんぶっく6 Q&A)&br()⇒書籍5-9追加情報によれば、戻された後は花ではなく魔石になるようなのでコメントアウト| *&aname(アダルジーザの離宮で生まれた子,option=nolink){アダルジーザの離宮で生まれた子} アダルジーザの離宮の[[ランツェナーヴェ棟>#ランツェナーヴェ棟]]で生まれた子供は、性別や生まれた順番、魔力量で大別される。 女児は「花」と「蕾」と「庭師」と「実」で、男子は全て「実」である。 「実」は男児の一部を除いて、洗礼式直前に魔石にされ、ランツェナーヴェに送られる。 「花」「蕾」とランツェナーヴェの次期王と見なされた「実」は、洗礼式後に傍系王族棟へ移され、同母の三組に分かれて過ごす。 「庭師」は、離宮の筆頭側仕えの子として洗礼式を行い、離宮の上級側仕えになる為の教育を受ける。&footnote(書籍版第五部IX エピローグ) [[トルキューンハイト]]が取り付けた約束に従い、男児の「実」の内、生まれた時期が良く、かつ、魔力量が多い者は、ランツェナーヴェ王一代につき一人のみ、ランツェナーヴェの次期王に選ばれ、教育を受けて、ランツェナーヴェに戻される。&footnote(第569話) 全属性に生まれなかった子供は、洗礼式まで生き延びることも出来なかった。&footnote(ふぁんぶっく8 Q&A) ランツェナーヴェの次期王にユルゲンシュミットの貴族としての教育は不要とされ、アダルジーザの離宮の存在は公にされていない、成人後にランツェナーヴェに行くことからユルゲンシュミットに思い入れや柵があってはならないという理由で、ジェルヴァージオは冬の貴族院へ行くことを禁じられたが&footnote(書籍版第五部IX エピローグ)、それが慣例なのか、当時の王がそう判断しただけなのかは不明。 アダルジーザの離宮で生まれた子は、アダルジーザの離宮で養育されることになるが、父親は誰かはっきりしないとされる。 誰が父親かはっきりしない上、領地にいる正妻との不和の元となる為、めったに引き取られないが&footnote(第436話 選択)、 他領の影響を憂慮し、跡継ぎ娘と結婚させる領主候補生として父親に引き取られる男子は極稀にいる&footnote(2017/04/14 作者Twitter)。 離宮で生まれた子供の管理や、(繁殖に必要な)王族やアウブに召喚状を出すのはツェントが行っていた&footnote(ふぁんぶっく8 Q&A)。 次期王が決定した後の男子は初めから魔石とされる為に生まれる。 体格の大きい方が魔力容量が大きくなりやすいので、6才半までは衣食は保証されるが、 窓には鉄格子がはめられていて、外に出ることは出来ず、傍系王族の子が遊ぶのを見ているというような生活をする。&footnote(2017/04/14 作者Twitter) **アダルジーザの離宮で生まれた子の将来 |BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):子の性別|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):呼び名|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):洗礼式|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):成人後|BGCOLOR(lightblue):CENTER:COLOR(black):備 考|h |男児|&aname(アダルジーザの実,option=nolink){アダルジーザの実}|傍系王族の教育を受ける&footnote(書籍版第五部IX エピローグ)|ランツェナーヴェの次期王|一代に一人の男子がランツェナーヴェへと戻される&footnote(第569話)&br()ランツェナーヴェでの王族の暮らしは決して良いものとは言えない&footnote(第646話、第649話)| |~|~|父親が引取る|各領地による|フェルディナンドのように&br()父親が引き取った場合は離宮を出ることができる| |~|~|洗礼式直前に魔石になる|CENTER:―|一部の例外を除いて、秘密裏に処分され、&br()魔石になってランツェナーヴェへと送られる&footnote(第436話)| |女児|&aname(花,option=nolink){花}&footnote(書籍版第五部IX エピローグ)&br()(&aname(コラレーリエの花,option=nolink){コラレーリエの花}&br()&aname(シェンティスの花,option=nolink){シェンティスの花}&br()&aname(レーヴェライアの花,option=nolink){レーヴェライアの花})|傍系王族棟で教育を受ける|ランツェナーヴェの姫|成人後にランツェナーヴェ棟に戻る女児で、&br()基本的に花の長女が花になる&footnote(書籍版第五部IX エピローグ)&br()「花」「蕾」「庭師」「実」となる子供を作る&footnote(書籍版第五部VII「各々の望み」、書籍版第五部IX エピローグ)| |~|&aname(蕾,option=nolink){蕾}&footnote(書籍版第五部IX エピローグ)&br()(&aname(コラレーリエの蕾,option=nolink){コラレーリエの蕾}&br()&aname(シェンティスの蕾,option=nolink){シェンティスの蕾}&br()&aname(レーヴェライアの蕾,option=nolink){レーヴェライアの蕾})|傍系王族棟で&br()傍系王族の姫として育てられる&br()冬の貴族院にも通う|ランツェナーヴェの姫&br()or 魔石にされる&br()or 結婚して離宮から解放|花に何かがあった場合は、&br()ランツェナーヴェ棟に戻され、ランツェナーヴェの姫となる&br()結婚相手が見つからない場合は、&br()魔石にされてランツェナーヴェへと送られる&footnote(書籍版第五部IX エピローグ)| |~|&aname(庭師,option=nolink){庭師}&footnote(書籍版第五部IX エピローグ)|離宮の筆頭側仕えの子として&br()洗礼式を受ける&footnote(書籍版第五部IX エピローグ)|離宮に仕える上級側仕えになる&footnote(書籍版第五部IX エピローグ)|&footnote(ふぁんぶっく6 Q&A p3.4/書籍版第五部IX エピローグ)| |~|アダルジーザの実|洗礼式直前に魔石になる|CENTER:―|魔石になってランツェナーヴェへと送られる&footnote(書籍版第五部IX エピローグ)| *コメント #blockquote{&b(){このコメント欄はwikiの情報充実のために設けた物です。} 編集が苦手な方は以下のコメントフォームへ書き込んで頂ければ有志でページに取り込みます。 &color(red,){表示される親コメントには限りがあるので、返信の際は返信したいコメント横のチェックを付けて返信するようご協力お願いします。}} #pcomment(noname,reply,size=100,new,アダルジーザの離宮/コメント)

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