ブリギッテ

初出:第177話

声(ドラマCD第8弾):田村睦心

家族構成


父:先代ギーベ・イルクナー(故人)
母:先代ギーベ・イルクナー夫人
 兄:ヘルフリート*1(ギーベ・イルクナー)
  甥:イルクナー子爵の息子

容姿

髪の色:暗い赤
000000000
瞳の色:アメジストのような瞳
000000000
貴族女性の平均に比べると大柄で引き締まった体をしている。
見るからに女騎士。
パッと見た感じは姉御で、頼りがいがあるように見えるカッコいい女性。

地位

階級:中級貴族
職種:騎士・ローゼマインの側近→イルクナーの騎士

年齢と属性関連

  • ローゼマインとの学年差:+10*2
  • 誕生季:冬*3
  • 洗礼時の属性(適性):火・土*4

ブリギッテ視点の回

書籍第三部II エピローグ
書籍第三部IV 書下ろしSS ダームエルの申し出
書籍第五部VIII エーレンフェスト防衛戦(前半) ブリギッテ視点 イルクナーの戦い

作中での活躍

中級貴族。ギーべ・イルクナーの妹。
フルネームは「ブリギッテ・トータ・アンブロス」(アンブロス家の娘、ブリギッテ)*5。結婚後、名前が変化したと思われるが不明。

過去に婚約者とその家族が家の乗っ取りを企んで、兄の命を狙ったため婚約を解消している。自分が婚約を解消したために兄が色々な面で苦境に立たされ、イルクナーに迷惑をかけていると負い目を感じていた。
06年冬、貴族院を卒業してからは女騎士として騎士寮に入り、側仕えのナディーネと共に故郷であるイルクナーを離れている。女性だが腕は確かで、中級貴族のためダームエルよりも魔力量が多い。家族と領民の生活を守るためならば皆が嫌がる下町にも行くという気概の持ち主で、ローゼマインの護衛騎士に一番に志願した。ローゼマインが自分の護衛騎士には出世のためならば神殿や下町に向かうこともできる中級貴族や下級貴族の方が向いているのではないかと考えるようになったきっかけとなる。

08年夏、ローゼマインの洗礼式に参列。ローゼマインの護衛騎士として仕え始める。
成人した護衛騎士では最も身分が高いため、護衛騎士見習いであるアンゲリカコルネリウスの指導も行っている。ただ、上級貴族でローゼマインの実兄であるコルネリウスに意見する事が身分的に難しいため、騎士団長であるカルステッドからの呼び出し時、コルネリウスが理由も言わずにローゼマインの護衛騎士に志願する女性騎士を却下している件でアンゲリカに妬みが行く可能性や、女性の騎士見習いで成人後すぐに退職する事で神殿での護衛任務をしないで済ませようと狙っている者がいる事を報告していた。騎士団長一家と懇意になって茶会に招かれるようになってからは、護衛騎士となり神殿に出入りする事で疎遠になっていた友人から声をかけられるようになり立場を持ち直す。

08年夏の星結びの儀式の時は、婚約相手を探しているにも関わらず、似合わないという自覚のある流行の衣装を纏っていた*6。その事がきっかけとなり、ブリギッテに似合う新しい衣装をローゼマインが後に考案する事となる。
実は可愛いもの好き。自分には似合わないので、こっそり愛でている。美的センスはローゼマインに似通ってる部分があり、彫刻のような神官長より表情豊かなローゼマインの側仕えの方を良く思い、グリュンに似ているレッサーバスを可愛く思っている*7。貴族院に通っていた頃はお転婆で、イルクナー子爵領ではナイフを手に野山を駆け回ったりしていた。

08年冬、貴族院でアンゲリカが補講となった事で“アンゲリカの成績を上げ隊”の活動に参加。ローゼマインと護衛騎士全員でアンゲリカの座学の指導にあたる。その成功報酬でローゼマインが考案したブリギッテに似合うデザインの新しい衣装が贈られる。
09年夏、星結びの時にはローゼマインの考案した新しい衣装を纏い注目を浴びる。ローゼマインの後援を得たことで元婚約者が婚約を迫り衆人の視線に晒されたが、ダームエルに庇われ求婚されることで名誉が守られた。
09年冬、襲撃に遭いローゼマインを守りきれずユレーヴェで長い眠りにつかせる失態を犯し後悔する。眠りに就く前に主が残した指示があるならばそれは任務だと、覚え書きを頼りに子供部屋の統率に奮闘するヴィルフリートシャルロッテの手伝いをしていた。

10年夏の星結び、ダームエルに求婚されるも結婚後の身の振り方で合意に至らず断られる。
一年後、自分と結婚するために魔力を高めていたダームエルに惹かれていたが、ローゼマインに取り立てられた護衛騎士であり、その出自についての秘密を知り過ぎているダームエルはそのままでは口封じされる可能性がある為イルクナーへの婿入りを断り、破談になる。破談となった以上、同じ職場にいるのは気まずい事や婚期の関係で次の縁談に備えるためにも護衛騎士を辞し、製紙業の優位性のある内に一刻も早くイルクナーに婿を迎えるべきだというエルヴィーラの勧めに従う。
11年夏の星結び、エルヴィーラに紹介されたヴィクトアと結婚してイルクナーに戻る。ヴィクトアとの間に生まれた娘に、主であったローゼマインに因んでリラローゼと名付けた。

娘の命名からもわかるように、護衛騎士を辞してイルクナーに戻った後もローゼマインを主として慕い続けており、できるだけ多くの魔紙をできるだけ早く城へ持ってきてほしいという依頼を受けて数日で準備を整えたり*8、15年春のアーレンスバッハの侵攻時も中々送れないオルドナンツに焦りながらも、ライゼガングから船に乗った貴族らしき不審な集団に関する情報を、騎士団ではなくローゼマインやローゼマインの側近に伝えようとしたりするなど、主に功績を積ませたい側近としての行動を取っている*9

15年春イルクナー防衛時はギーベの館の守りに徹するのではなく、騎士として戦闘に参加。イルクナーの騎士団長の代わりにボニファティウス相手に戦況の説明や現地の案内役を担った。ローゼマインの作った工房や紙作りに必要になる山林は何としても守らなければと旧ベルケシュトック勢を相手に奮闘した*10

経歴

前09年 誕生
前02年 洗礼式
01年冬 貴族院に入学
06年頃 ハスハイトとの婚約を解消する。*11
06年冬 貴族院を卒業*12
08年夏 ローゼマインの護衛騎士に就任する。*13
08年冬 アンゲリカの成績を上げ隊活動を開始する。*14
09年春 エルヴィーラの派閥の貴婦人を集めたローゼマイン主催のお茶会で、ローゼマインがデザインした衣装のお披露目をする。*15
09年夏 星結びの儀式で、新しい衣装と髪飾りでローゼマインの庇護があることをエーレンフェスト貴族に示す。*16
     星結びの儀式でダームエルから求婚予告を受ける。*17
     ローゼマインにイルクナーを案内する。*18
09年秋 ローゼマイン式魔力圧縮法を知る為の契約魔術にサインをする。*19
10年夏 星結びの儀式でダームエルに求婚されたものの、結婚後の身の振りで合意に至らず破談となる。*20
     エルヴィーラの勧めにより、エルヴィーラの紹介者*21と結婚適齢期内に婚姻すべく、ローゼマインの護衛騎士を辞任する。*22
11年夏 ヴィクトアと結婚し、イルクナーに戻る。*23
11年冬 イルクナー子爵夫妻、ヴィクトア、フォルクと共に、ローゼマインと面会する。*24
13年秋頃 娘を出産(第一子*25)*26
13年冬 ローゼマインの要求に応じ、多くの魔紙をローゼマインへ直接販売する。*27
15年春 ローゼマインよりアーレンスバッハ戦の詳細情報他を受けとり、横展開する*28
     イルクナーに侵攻してきた旧ベルケシュトック騎士達に応戦。
     戦闘中にイルクナー騎士から聞いた、イルクナーの材木商による不審者目撃情報を、オルドナンツでダームエルに伝えた。*29

コメント

このコメント欄はwikiの情報充実のために設けた物です。
編集が苦手な方は以下のコメントフォームへ書き込んで頂ければ有志でページに取り込みます。
表示される親コメントには限りがあるので、返信の際は返信したいコメント横のチェックを付けて返信するようご協力お願いします。
  • 結婚して何年も経つけど子供はまだかな?騎士を引退したはずなのにイルクナー防衛戦でボニ爺と一緒に戦ってたくらいだからまだか。 (2020-01-11 09:47:56)
    • 「それぞれの武勇伝」でボニ爺が「騎士としての腕は少し鈍っていたな。女性騎士は結婚と出産でどうしても訓練から遠ざかるから仕方がない」って言ってたから出産したんだと思ってた。5-8の書き下ろしで答え合わせ来るだろうけど。 (2021-12-28 23:41:59)
    • 書籍版第五部Ⅷの書下ろしで娘が登場。 (2024-02-15 19:23:12)
  • ”一年後、自分と結婚するために魔力を高めていたダームエルに惹かれていたが、ローゼマインがいないと解任できないダームエルはイルクナーに行けないと断り、破談になる。”これって作者の解説あったの? (ロゼマが眠っていて)解任できるできないという問題よりダームエルはロゼマに対する忠誠心の方を優先したんじゃない?  (2020-09-29 04:27:25)
    • 仮にロゼマがユレーヴェ漬けになってなかったとして、どっちかから相談を受けたら「ダームエルはブリギッテと幸せになりなさい」って解任する。でも下町時代のマインを知ってるダームエルを首脳陣が見逃すわけがなく、はるか高み行き確定。ダームエルがイルクナー行きを断ったのはロゼマへの忠誠と口封じされる可能性を感じていたから。「ローゼマインがいないと解任できない」ではなく、「ローゼマインに取り立てられた護衛騎士であり、その出自についての秘密を知りすぎており、そのままでは口封じされる可能性のあるダームエルは婿入りしてのイルクナー行きを断り」の方が正しい (2020-09-29 04:49:10)
  • とりあえず他と合わせて修正しておいたけど……更新完了する前に、プレビュー機能を活用することをお勧めする<14日 11時40分頃の更新者の方 (2020-11-14 13:14:23)
  • 子供の名前が誰かに似ている気がする (2022-04-10 02:02:49)
    • お察しの通り、「娘の名前の由来は、主にちなんだもの」(2022/04/09 活動報告) ハルトムートもニッコリの敬愛っぷりでは……? (2022-04-10 02:28:07)
  • ブリギッテは圧縮法教えられてないでok? 時期的に考えると教えられてそうだけど、ダームエルとの魔力差が (2022-04-20 16:46:12)
    • 09秋に習っているはず(274話)、ダームエルが必死に頑張ってるのでそれを突き放すほどには圧縮しなかった…ということでは。ダームエルの場合は某青色巫女見習いから貰った祝福の分魔力が伸びやすかったという特殊な事情もあるし (2022-04-20 18:29:20)
    • 作中だと1回目の講座からすぐにシャルの洗礼式に時間が飛ぶけどその間にも講座やってる。ヴィルを除く領主一族の護衛騎士と騎士団の一部とユストクスに教えてるからその時にロゼマの護衛騎士枠で教わってるはず。 (2022-04-20 19:16:36)
    • ダームエルのような祝福例外を除き、ブリギッテら器の成長が終わっている世代の場合、ジル達のように元々の圧縮が非効率的だった and/or フェルのように気分が悪くなるほど無理して圧縮した and/or 圧縮に集中できるような職務が多かった のケースでないと、ロゼマ式圧縮を習ってもそれほど魔力量は増えないと思うよ? (2022-04-20 21:44:26)
    • ブリギッテの場合、元々平民達との交流が深いから、第二段階に近い圧縮を最初からしていた可能性もそれなりにあるし、そもそも、ダームエルと釣り合ったと言っても、ブリギッテ>ダームエル かつ、あくまでも「ある程度」釣り合う(第274話)だから、それなりに差はあると思うよ? (2022-04-20 21:52:18)
      • 元々ギーベの一族で中級の中でも上級に近い魔力量だったろうしね。下級貴族は魔力的に問題外と呼べる以上、下級の上より上級の下の方が近いレベルかと。 (2022-04-21 08:41:19)
  • コミカライズ2-7読むとトロンベ討伐に参加してそう (2023-09-02 21:48:18)
    • 2-7は巻数なんだから、コミック持ってるんだよね?書き下ろし短編にブリギッテ出てますよ。 (2023-09-03 06:03:29)
    • 一緒に訓練に参加、訓練後に回復だけしてそのまま出撃(→本編126話に繋がる)なので、モブとして参加してるだろうね。あの時のマインは気付いてなかったけど、良く見れば女性騎士がいるのも分かったはず とかあったようななかったような。 (2023-09-03 06:32:25)
+ タグ編集
  • タグ:
  • 人物
  • 中級貴族
  • エーレンフェスト

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年10月31日 00:23

*1 ふぁんぶっく2で名前が判明

*2 「ダームエルと同期」第177話

*3 ふぁんぶっく6 Q&A指輪の色一覧で赤/「生まれ季節の適性は基本的に持っている」466話 適性より夏か冬生まれと確定 公式の人物設定まとめ第三部よりローゼマインとの年齢差が+9の期間があり、夏生まれと仮定すると年齢差が一年中+10になってしまう

*4 第242話

*5 ふぁんぶっく2のギーべ・イルクナーのフルネームより推測

*6 第229話

*7 第198話/ローゼマインの騎獣はグリュンに似ていると言われているが、実際には、レッサーパンダを知らず、グリュンは知っている者達が、「子供の粘土細工を見て、強いて言うならば猫?っという感覚」で断じる程度(第357話後書き)の相似なので、グリュンを可愛いと感じる感性というよりも、レッサーパンダを可愛いと感じる感性

*8 第561話、第565話

*9 第621話、第623話

*10 第623話

*11 第274話より、9年秋から10年夏の間に3年前と言える、先代の死去後かつブリギッテの卒業式前の事件

*12 第177話より、ダームエルの同期

*13 第177話

*14 第228話

*15 第241話

*16 第246話

*17 第246話

*18 第248話、第249話

*19 第267話、第271話

*20 第274話

*21 ヴィクトア

*22 書籍第三部Ⅴ 書下ろしSS 下級貴族の護衛騎士

*23 第278話、第280話、第323話

*24 第323話

*25 作中に子供の名がリラローゼしかでてこないことと、11年夏の結婚であることから、第一子と考えられる

*26 書籍版第五部VIII「ブリギッテ イルクナーの戦い」より15年春のエーレンフェスト攻防戦時に1歳半

*27 第561話、第565話

*28 第598話

*29 第621話 それぞれの武勇伝 その2